JPH09301048A - 車両用荷台の荷押え装置 - Google Patents

車両用荷台の荷押え装置

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JPH09301048A
JPH09301048A JP12313496A JP12313496A JPH09301048A JP H09301048 A JPH09301048 A JP H09301048A JP 12313496 A JP12313496 A JP 12313496A JP 12313496 A JP12313496 A JP 12313496A JP H09301048 A JPH09301048 A JP H09301048A
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Kenji Chiba
賢志 千葉
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IWAFUJI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック部材移動機構の異常によるロック部材
のロック解除の確率をより一層低くし、安全の確実性の
向上を図る。 【解決手段】 車両1の荷台2上に設置されたベース1
0と、荷Wを押えるポール11と、ポール11を荷降ろ
し方向に離脱可能に保持する保持部12と、ポール11
をロック解除可能にロックするロック部材18と、操作
レバー21の操作によりロック部材18をロック位置及
びロック解除位置へ移動させるロック部材移動機構20
とを備え、ロック部材移動機構20を、ベース10の長
手方向に沿って進退動可能に配設される第一ロッド25
及び第二ロッド26を備えて構成し、第一ロッド25と
第二ロッド26とを連結するとともに第一ロッド25及
び第二ロッド26が操作レバー21の操作により移動さ
せられてロック部材18がロック位置に位置させられた
とき、第一ロッド25を拘束する連結機構30を備えて
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷を積載する荷台
を有した車両において、荷台上に載置された荷をポール
で押えるとともにポールのロックを解除して荷の荷重に
よりポールを倒して荷降ろしさせるようにした車両用荷
台の荷押え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】荷を積載する車両としては、例えば、山
間部などで使用される木材積載用の車両が知られてい
る。図9に示すように、この車両1は、荷Wを積載する
上面が平面状の荷台2を備えている。荷台2には、荷台
2上に載置された荷Wを押える荷押え装置Sが荷台2の
前後に一対設けられている。従来、この荷押え装置S
は、例えば、図9に示すように、荷台2上に車幅方向に
沿って設置された棒状のベース3と、ベース3の両端部
に設けられベース3を介して荷台2上に載置された荷W
を押えるポール4と、ベース3の少なくとも一端部に設
けられポール4を荷降ろし方向に離脱可能に保持する保
持部5と、保持部5に設けられポール4の離脱を不能に
するロック解除可能なロック部材6と、ベース3の他端
部側に操作レバー7aを有するとともにベース3の側部
に設けられ該操作レバー7aの操作によりロック部材6
をロック位置及びロック解除位置へ移動させるロック部
材移動機構7とを備えて構成されている。
【0003】ロック部材6は、ベース3に回動可能に軸
支され回動させられてロック位置でポール3に設けた係
合凹部6aに係合し、この係合が解除されてロック解除
位置に位置させられる。ロック部材移動機構7は、ロッ
ク部材6の軸に設けられロック部材6を回動させるため
のクランク板7bと、ベース3の長手方向に沿って進退
動可能に配設されるとともに先端部がクランク板7bに
連結され基端部が操作レバー7aに連係されるロッド7
cとを備え、操作レバー7aの回動操作によりロッド7
cを引っ張ってロック部材6を係合凹部6aに係合させ
てロックし、操作レバー7aの回動操作によりロッド7
cを押してロック部材6を係合凹部6aから外してロッ
ク解除するようにしている。そして、荷Wを降ろすとき
は、例えば、荷Wとして丸太を積載している場合で説明
すると、まず安全ピン8を取り外し、操作レバー7aの
ロック解除により、荷Wの荷重によってポール3の基端
部を外に飛び出させ、ポール3間に張られたチェーン9
で流下を押え、これにより、荷Wを転落させて、荷降ろ
しを行なわせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の車両用荷台の荷押え装置Sにあっては、ロック部
材移動機構7の操作レバー7aやロッド7cが、万一荷
積み後に損傷する等故障したような場合には、ロック部
材6の係合が容易には解除されないようにしても、少な
からず、荷降ろし時に安全ピン8を外した途端に、ロッ
ク部材6が回動してロック解除される虞があり、安全ピ
ン8の取外し操作は荷台2の近傍で行わなければならな
いので、万一、ロック部材6のロックが解除されると、
瞬時にポール3及び荷Wが落下して、作業者が荷Wにぶ
つかったり、荷Wの下敷きになることがあり、そのた
め、異常によるロック部材6のロック解除の確率をより
一層低くし、より安全を確実にしたいという要請があっ
た。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、ロック部材移動機構の異常によるロック部材のロ
ック解除の確率をより一層低くし、安全の確実性の向上
を図った車両用荷台の荷押え装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の車両用荷台の荷押え装置は、荷を積載
する荷台を有した車両の当該荷台上に車幅方向に沿って
設置された棒状のベースと、該ベースの両端部に設けら
れ該ベースを介して上記荷台上に載置された荷を押える
ポールと、上記ベースの少なくとも一端部に設けられ上
記ポールを荷降ろし方向に離脱可能に保持する保持部
と、該保持部に設けられ該ポールの離脱を不能にするた
めのロック位置及び離脱を可能にするためのロック解除
位置の2位置に移動可能なロック部材と、上記ベースの
他端部側に操作レバーを有するとともに該ベースの側部
に設けられ上記操作レバーの開閉操作により上記ロック
部材をロック位置及びロック解除位置へ移動させるロッ
ク部材移動機構とを備えた車両用荷台の荷押え装置にお
いて、
【0007】上記ロック部材移動機構を、先端部が上記
ロック部材に連結され基端部が上記ベースの長手方向途
中位置に位置するように上記ベースの長手方向に沿って
進退動可能に配設される第一ロッドと、基端部が上記操
作レバーに連係され先端部が上記ベースの長手方向途中
位置に位置するように上記ベースの長手方向に沿って進
退動可能に配設される第二ロッドと、上記途中位置に設
けられ上記第一ロッドの基端部と上記第二ロッドの先端
部とを連結するとともに上記第一ロッド及び第二ロッド
が上記操作レバーの開閉操作により移動させられて上記
ロック部材がロック位置に位置させられたとき上記第一
ロッドを拘束する連結機構とを備えて構成したものであ
る。
【0008】また、本発明の車両用荷台の荷押え装置
は、上記ロック部材移動機構を、先端部が上記ロック部
材に連結され基端部が上記ベースの長手方向途中位置に
位置するように上記ベースの長手方向に沿って進退動可
能に配設されるとともに進出時に該ロック部材をロック
位置に位置させ後退時に該ロック部材をロック解除位置
に位置させる第一ロッドと、基端部が上記操作レバーに
連係され先端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置
するように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に
配設されるとともに上記レバー操作の閉時に進出し開時
に後退する第二ロッドと、上記途中位置に設けられ上記
第一ロッドの基端部と上記第二ロッドの先端部とを連結
する連結機構とを備えて構成し、上記連結機構を、上記
ベースの途中位置で該ベースに回転可能に軸支されるリ
ンクを設け、該リンクの左右回転の思案点が形成される
ように上記第一ロッドの基端部を該リンクに軸支し、上
記リンクの思案点を越えた一方向回転時に該リンクの回
転を停止させ上記第一ロッドを進出状態で拘束するスト
ッパ部材設け、上記第二ロッドの後退時に上記リンクが
その思案点を越えた他方向回転を行ない上記第一ロッド
を後退させるように上記第二ロッドの先端部を上記リン
クに軸支して構成している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え装置について
詳細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号
を付して説明する。図1乃至図8に示すように、実施の
形態に係る車両用荷台の荷押え装置Sは、上記と同様
に、荷Wとして木材を積載する車両1に適用されるもの
である。この車両1は、荷Wを積載する上面が平面状の
荷台2を備えている。実施の形態に係る荷押え装置S
は、図1に示すように、荷台2上で車両の前後に一対設
けられている。
【0010】実施の形態に係る荷押え装置Sにおいて、
10は荷台2上に車幅方向に沿って設置され矩形筒状に
形成された棒状のベース、11はベース10の両端部に
設けられベース10を介して荷台2上に載置された荷W
を押えるポールであって矩形筒状に形成されている。1
2はベース10の一端部10aに設けられポール11を
荷降ろし方向に離脱可能に保持する一方の保持部、13
はベース10の他端部10bに設けられポール11をそ
の基端部を差し込んで保持する他方の保持部である。詳
しくは、上記一方の保持部12は、図2,図3,図6及
び図7に示すように、ポール11の荷台2側を押える固
定板12a,ポール11の下端を支持する板状の支持板
12bを備えている。15は固定板12aに設けられポ
ール11の一方側を押える側部部材、16は固定板12
aに設けられポール11の他方側を押える側部部材であ
る。
【0011】17は、図2,図3,図6及び図7に示す
ように、保持部12に設けられポール11の離脱を阻止
する離脱阻止位置A及びポール11に押圧されてポール
11の離脱を許容する離脱許容位置Bの2位置に移動可
能なストッパである。このストッパ17は、両側部部材
15,16の前面間に亘るロッドで形成され、離脱する
ポール11に押圧されて離脱阻止位置A(図6(a)及
び図7(a))から離脱許容位置B(図6(b)及び図
7(b))に移動可能になるよう保持部12の一方の側
部部材15に連結体17aを介して回動可能に設けられ
ている。
【0012】18は一方の保持部12に設けられポール
11の離脱を解除可能にロックするロック部材である。
ロック部材18は、図2,図3,図6及び図7に示すよ
うに、ストッパ17の離脱阻止位置Aでストッパ17の
他端に係合してストッパ17をロックするロック位置L
(図6(a)及び図7(a))及び係合が解除されるロ
ック解除位置F(図6(b)及び図7(b))の2位置
に移動可能に設けられている。ロック部材18は、ロッ
ク位置Lで係合する係合凹部18aを有し、他方の側部
部材16の一対の板状体間に介装されて左右方向の軸1
9に軸支されている。また、係合凹部18aの形状は、
ストッパ17が係合した状態では、ポール11にかかる
荷重によってロック部材18を係合方向に回転させるよ
うな分力が作用するよう形成されている。
【0013】20はロック部材移動機構であって、図2
乃至図5に示すように、ベース10の他端部10b側に
操作レバー21を有するとともにベース10の側部に設
けられ操作レバー21の開閉操作によりロック部材18
をロック位置L及びロック解除位置Fへ移動させる。操
作レバー21は、支持ブラケット22を介して荷台2面
に沿って回動可能にベース10に支持されており、図2
に示すように、回動させられてベース10に沿う開位置
K及び回動させられてベース10から離間する閉位置H
に位置させられる。23は操作レバー21の閉位置H
で、ベース10から突設した突出部24aの孔(図示せ
ず)と該操作レバー21の孔(図示せず)とに挿通させ
られて操作レバー21を閉位置Hに拘束する拘束ピンで
ある。図2に示すように、24は前後の操作レバー21
間に架設される索体であって、一方の操作レバー21の
開動作を他方の操作レバー21に伝達し、同期して作動
を行なわせるためのものである。
【0014】また、ロック部材移動機構20において、
25はネジに機構により長さ調整可能な第一ロッドであ
って、先端部25aがロック部材18に軸27により連
結され基端部25bがベース10の長手方向途中位置T
に位置するようにベース10の長手方向に沿って進退動
可能に配設されるとともに進出時にロック部材18をロ
ック位置Lに位置させ後退時にロック部材18をロック
解除位置Fに位置させる。26はネジに機構により長さ
調整可能な第二ロッドであって、基端部26bが操作レ
バー21に連係され先端部26aがベース10の長手方
向途中位置Tに位置するようにベース10の長手方向に
沿って進退動可能に配設されている。第二ロッド26
は、その基端部26bが操作レバー21の回動に追従し
て回動するアーム27に軸支されており、操作レバー2
1の閉時に進出し開時に後退する。
【0015】30は途中位置Tに設けられ第一ロッド2
5の基端部25bと第二ロッド26の先端部26aとを
連結する連結機構である。この連結機構30は、図4及
び図5に示すように、ベース10の途中位置Tにおい
て、ベース10に断面L字状の取付ブラケット31を介
して回転可能に回転軸32に軸支されるリンク33を備
えている。このリンク33に左右回転の思案点Pが形成
されるように、第一ロッド25の基端部25bがリンク
33に軸34で軸支されている。そして、リンク33の
思案点Pを越えた一方向(図5中R1方向)回転時にリ
ンク33の回転を停止させ、第一ロッド25を進出状態
で拘束するストッパ部材35が設けられている。このス
トッパ部材35は、上記取付ブラケット31のベース1
0から突出する突出壁で構成されている。また、第二ロ
ッド26の後退時に上記リンク33がその思案点Pを越
えた他方向(図5中R2方向)回転を行ない第一ロッド
25を後退させるように、第二ロッド26の先端部26
aがリンク33に軸36で軸支されている。
【0016】尚、図2,図6及び図7に示すように、3
7は他方の側部部材16に着脱可能に設けられた安全ピ
ンであり、他方の側部部材16に開設した孔と、ロック
部材18に開設した孔とに挿通され、この挿通された装
着時にロック位置Lにあるロック部材18の移動を規制
するものである。38はワイヤやチェーン等からなる索
体であって、図3及び図8に示すように、左右に対峙す
るポール11の先端間を連結している。
【0017】従って、この車両1によって、例えば、荷
Wとして丸太の積み降ろしを行うときは、以下のように
する。荷Wを積むときは、先ず、一方の保持部12にお
いて、ロック部材移動機構20の操作レバー21を閉位
置Hにする。これにより、第二ロッド26が進出し、連
結機構30のリンク33が図5中R1方向に回動すると
ともに、このリンク33の回動によって、第一ロッド2
5が進出し、ロック部材18をロック位置Lに位置させ
る。この場合、リンク33は、その思案点Pを越えて一
方向(R1方向)に回転し、ストッパ部材35に当接し
て停止させられる。そして、図6(a)及び図7(a)
に示すように、ポール11を保持部12に立てて保持
し、ストッパ17を回動させて離脱阻止位置Aに位置さ
せて、ロック位置Lにあるロック部材18の係合凹部1
8aに係合させる。また、拘束ピン23を装着して操作
レバー21を拘束するとともに、安全ピン37を装着し
てロック部材18を拘束する。これにより、ポール11
は、離脱不能に保持部12に保持される。また、他方の
保持部13において、ポール11を立ててこれに保持す
る。
【0018】この状態において、図8(a)に示すよう
に、荷Wを積む。荷Wが積まれた状態では、荷Wはベー
ス10を介して荷台2に載置されるとともに、ポール1
1によって押さえられる。そして、索体38を、ポール
11間に掛け渡し、結着する。このような状態で、荷W
を車両1により搬送する。この場合、ロック部材18
は、ロック部材移動機構20に連結されて押さえられて
いるので、ストッパ17及びポール11のロックが確実
に行われる。この状態において、万一、操作レバー21
あるいは第二ロッド26が損傷していて車両1の振動等
で破損したような場合、ポール11に係る荷重によって
ロック部材18を介して第一ロッド25が引っ張られ、
リンク33が回転しようとしても、その回転方向がリン
ク33の思案点Pを越えた一方向(R1方向)側であっ
てストッパ部材35で停止させられる方向であることか
ら、第一ロッド25が移動してロック部材18の係合を
解除することはなく、そのため、安全が確実に確保され
る。尚、仮に、第一ロッド25自身に異常があっても、
ロック部材18にはポール11に係る荷重によって係合
方向に回転させるような分力が作用するので、容易にロ
ック解除は行なわれない。
【0019】次に、所要の場所で荷Wを下ろすときは、
先ず安全ピン37を外す。この状態で、万一、操作レバ
ー21あるいは第二ロッド26が損傷していて車両1の
振動等で破損してたような場合でも、上記のように第一
ロッド25が移動してロック部材18の係合を解除する
ことはなく、そのため、ポール11及び荷Wが落下し
て、作業者が荷Wにぶつかったり、荷Wの下敷きになる
事態が防止される。尚、同様に、第一ロッド25自身に
異常があっても、ロック部材18にはポール11に係る
荷重によって係合方向に回転させるような分力が作用す
るので、容易にロック解除は行なわれない。
【0020】次に、操作レバー21の拘束ピン23を外
し、操作レバー21を回動させて開位置Kに位置させ
る。これにより、第二ロッド26が後退し、連結機構3
0のリンク33が図5中R2方向に回動するとともに、
このリンク33の回動によって、第一ロッド25が後退
し、ロック部材18をロック解除位置Fに位置させる。
この場合、図2に示すように、一方の操作レバー21の
開動作を行なえば良い。これにより、索体24を介して
他方の操作レバー21も同期して開動作させられる。こ
の状態では、図6(b)及び図7(b)に示すように、
ポール11が荷Wの荷重により外側に押され、これによ
り、ストッパ17が回動して離脱許容位置Bに位置させ
られるとともに、ポール11の離脱を阻止するものがな
くなるので、図8(b)に示すように、ポール11が保
持部12から離脱するとともに、荷Wが落下していき、
荷降ろしが行われる。この場合、ポール11は索体38
に連結されているので、荷Wの上側に相対的に位置させ
られ、そのため、荷Wの下敷きになる事態が防止され
る。
【0021】この荷降ろしに際しては、安全ピン37を
外して、操作レバー21を操作するだけで良いので、操
作が極めて簡単に行われる。荷降ろしの際には、荷台2
から離れた遠隔に作業者が位置することができ、荷Wが
落下してきても、作業者が荷Wにぶつかったり、荷Wの
下敷きになる事態が防止され、安全が確実に確保され
る。そして、再び、荷Wを積むときには、上記と同様に
ポール11を保持部12に保持させて行なえば良い。
【0022】尚、上記実施の形態において、第一ロッド
25と第二ロッド26との長さの比は適宜に定めて良
い。この場合、できるだけ、第一ロッド25の長さを短
くすることが、損傷に対するロック部材18への直接的
影響を低減できるので、望ましい。また、上記実施の形
態においては、一方のポール11のみを離脱可能にした
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、ベース1
0の両側のポール11を離脱可能にして、左右いずれに
も荷降ろしができるようにして良い。この場合には、ベ
ース10にロック部材移動機構20を左右対称に設けれ
ば良い。また、上記実施の形態では、本発明を木材積載
用の車両1に適用したが、必ずしもこれに限らず、トラ
ック等の種々の車両1に適用して良いことは勿論であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用荷
台の荷押え装置によれば、ロック部材移動機構を、第一
ロッド及び第二ロッドの二つのロッドで操作レバーの操
作力をロック部材に伝達するようにし、第一ロッド及び
第二ロッドをロック部材がロック位置に位置させられた
とき第二ロッドを拘束する連結機構で連結したので、万
一、ロック部材移動機構の操作レバーやロッドが損傷し
ても、連結機構の前後でその影響を分断でき、従来のよ
うに移動機構全般に影響が及ぶことがないので、それだ
け、異常時のロック部材のロック解除の確率をより一層
低くし、安全の確実性の向上を図ることができる。
【0024】また、連結機構を、リンクの左右回転の思
案点が形成されるようにして、第一ロッドを軸支した場
合には、簡易な機構で確実にロック部材をロック位置に
拘束できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え
装置をこれが用いられる車両とともに示す図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え
装置を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え
装置を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え
装置の連結機構を示す要部斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え
装置の連結機構を示す要部図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え
装置の作用を示す要部図であり、(a)はロック時の状
態を示す図、(b)はロック解除時の状態を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え
装置の作用を示す要部図であり、(a)はロック時の状
態を示す平面図、(b)はロック解除時の状態を示す平
面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る車両用荷台の荷押え
装置の作用を車両の状態とともに示す図であり、(a)
は荷積み時の状態を示す図、(b)は荷降ろし時の状態
を示す図である。
【図9】従来の車両用荷台の荷押え装置の一例を示す正
面図である。
【符号の説明】
S 荷押え装置 W 荷 1 車両 2 荷台 10 ベース 11 ポール 12 保持部 13 保持部 17 ストッパ A 離脱阻止位置 B 離脱許容位置 18 ロック部材 L ロック位置 F ロック解除位置 18a 係合凹部 20 ロック部材移動機構 21 操作レバー K 開位置 H 閉位置 25 第一ロッド 25a 先端部 25b 基端部 T 途中位置 26 第二ロッド 26a 先端部 26b 基端部 30 連結機構 31 取付ブラケット 33 リンク P 思案点 35 ストッパ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を積載する荷台を有した車両の当該荷
    台上に車幅方向に沿って設置された棒状のベースと、該
    ベースの両端部に設けられ該ベースを介して上記荷台上
    に載置された荷を押えるポールと、上記ベースの少なく
    とも一端部に設けられ上記ポールを荷降ろし方向に離脱
    可能に保持する保持部と、該保持部に設けられ該ポール
    の離脱を不能にするためのロック位置及び離脱を可能に
    するためのロック解除位置の2位置に移動可能なロック
    部材と、上記ベースの他端部側に操作レバーを有すると
    ともに該ベースの側部に設けられ上記操作レバーの開閉
    操作により上記ロック部材をロック位置及びロック解除
    位置へ移動させるロック部材移動機構とを備えた車両用
    荷台の荷押え装置において、 上記ロック部材移動機構を、先端部が上記ロック部材に
    連結され基端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置
    するように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に
    配設される第一ロッドと、基端部が上記操作レバーに連
    係され先端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置す
    るように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に配
    設される第二ロッドと、上記途中位置に設けられ上記第
    一ロッドの基端部と上記第二ロッドの先端部とを連結す
    るとともに上記第一ロッド及び第二ロッドが上記操作レ
    バーの操作により移動させられて上記ロック部材がロッ
    ク位置に位置させられたとき上記第一ロッドを拘束する
    連結機構とを備えて構成したことを特徴とする車両用荷
    台の荷押え装置。
  2. 【請求項2】 荷を積載する荷台を有した車両の当該荷
    台上に車幅方向に沿って設置された棒状のベースと、該
    ベースの両端部に設けられ該ベースを介して上記荷台上
    に載置された荷を押えるポールと、上記ベースの少なく
    とも一端部に設けられ上記ポールを荷降ろし方向に離脱
    可能に保持する保持部と、該保持部に設けられ該ポール
    の離脱を不能にするためのロック位置及び離脱を可能に
    するためのロック解除位置の2位置に移動可能なロック
    部材と、上記ベースの他端部側に操作レバーを有すると
    ともに該ベースの側部に設けられ上記操作レバーの開閉
    操作により上記ロック部材をロック位置及びロック解除
    位置へ移動させるロック部材移動機構とを備えた車両用
    荷台の荷押え装置において、 上記ロック部材移動機構を、先端部が上記ロック部材に
    連結され基端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置
    するように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に
    配設されるとともに進出時に該ロック部材をロック位置
    に位置させ後退時に該ロック部材をロック解除位置に位
    置させる第一ロッドと、基端部が上記操作レバーに連係
    され先端部が上記ベースの長手方向途中位置に位置する
    ように上記ベースの長手方向に沿って進退動可能に配設
    されるとともに上記レバー操作の閉時に進出し開時に後
    退する第二ロッドと、上記途中位置に設けられ上記第一
    ロッドの基端部と上記第二ロッドの先端部とを連結する
    連結機構とを備えて構成し、 上記連結機構を、上記ベースの途中位置で該ベースに回
    転可能に軸支されるリンクを設け、該リンクの左右回転
    の思案点が形成されるように上記第一ロッドの基端部を
    該リンクに軸支し、上記リンクの思案点を越えた一方向
    回転時に該リンクの回転を停止させ上記第一ロッドを進
    出状態で拘束するストッパ部材設け、上記第二ロッドの
    後退時に上記リンクがその思案点を越えた他方向回転を
    行ない上記第一ロッドを後退させるように上記第二ロッ
    ドの先端部を上記リンクに軸支して構成したことを特徴
    とする車両用荷台の荷押え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078644A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Iwafuji Industrial Co Ltd 木材運搬装置及び木材運搬システム
CN114179709A (zh) * 2021-12-23 2022-03-15 北京航天新立科技有限公司 一种车载自适应筒型重载的锁紧与解锁装置

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