JP2009078644A - 木材運搬装置及び木材運搬システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車輌とコンテナとを分離し、コンテナへの木材の積み込みに拘束されることなく、車輌の運搬を行えるようにして、運搬作業による生産性の向上を図ること。
【解決手段】車輌10の車台12に積み卸し可能に搭載されるコンテナ30と、コンテナを車輌の車台に対して積み卸しするコンテナ積卸手段20と、を具備する木材運搬装置において、コンテナを、車台の幅より小さな幅の床基部32と、床基部の走行方向前端部に立設され、コンテナ積卸手段のフック26に着脱可能に係合する係合部34を有する前壁部33と、床基部の走行方向における少なくとも前、後の2箇所に変位可能に装着され、その両端に木材の荷崩れ防止用のポール36を立設する木材保持体35とで主に構成する。これにより、木材保持体は、木材を積荷しない不使用状態では床基部の内方側に収容されるように変位し、木材を積荷する使用状態では、床基部の外方側に張り出すように変位する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、木材運搬装置及び木材運搬システムに関するもので、例えば、伐採された樹木等の木材を集材位置で枝払いして造材した後、集積地点の土場に搬送する木材運搬装置及び木材運搬システムに関するものである。
一般に木材生産作業において、チェーンソーによって伐採された樹木等の木材を、スイングヤーダ等の集材機によって伐採位置から集材位置に搬送し、プロセッセサ等の造材作業機によって木材の枝払いを行って丸太を造材した後、造材された木材(荷)をフォワーダ等の運搬機の車台に積み込んで集積地点の土場まで運搬している。
上記フォワーダには、車台上に載置された木材(荷)を車幅方向の両側に立設されたポールによって保持する構造のものが広く使用されている(例えば、特許文献1参照)。また、コンテナを車輌の車台に脱着式にした構造のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
上記フォワーダを用いた木材の運搬作業においては、フォワーダを集積地点まで移動して造材された木材を車台に積み込んだ後、土場まで木材(荷)を運搬し、土場で車台から木材を積み卸しした後、車台が空になったフォワーダを次の集積地点まで移動して、上記と同様の作業を行っていた。したがって、木材(荷)の積み込みや積み卸しの間、フォワーダは移動できず、その間作業効率が低下するという問題があった。
この問題を解決する手段として、コンテナを車輌の車台に脱着式にした構造のものを用いることにより、コンテナに対する荷の積み込み、積み卸しの間、車輌を別の集材地点まで移動して積荷されたコンテナを車輌の車台に荷積みして運搬することができる。
特許第3820283号公報(図1) 特許第2525461号公報(第4図)
しかしながら、木材(荷)を積み込む集材地点は道幅の広い幹線作業道とは限らず、車幅の狭い支線作業道を集材地点とする場合がある。このような道幅が狭い集材地点においては、車輌から荷卸しされたコンテナを集材地点の支線作業道に放置すると、道幅が狭いためコンテナが支線作業道を遮ってしまい、他の作業に支障をきたす懸念がある。したがって、コンテナを荷卸しした車輌はコンテナを搭載しない状態で別の集材地点や集積地点へ移動することができず、コンテナに木材が積み込まれるまで待機し、木材が積み込まれたコンテナを積荷して集積地点へ木材を運搬せざるを得ない。
したがって、従来のこの種の木材運搬作業においては、運搬と木材の積み込み、荷卸しの作業時間によって運搬回数に限界があり、特に、現状の路網の発達による運搬作業道の延長の下では運搬作業による生産性の向上が図れないという問題があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、車輌とコンテナとを分離し、コンテナへの木材の積み込みに拘束されることなく、車輌の運搬を行えるようにして、運搬作業による生産性の向上を図れるようにした木材運搬装置及び木材運搬システムを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、この発明の木材運搬装置は、車輌の車台に積み卸し可能に搭載されるコンテナと、上記車輌に対して起倒可能に設置され、上記コンテナを上記車輌の車台に対して積み卸しするコンテナ積卸手段と、を具備する木材運搬装置であって、 上記コンテナは、このコンテナの底部を構成する上記車台の幅より小さな幅の床基部と、この床基部の走行方向前端部に立設され、上記コンテナ積卸手段のフック部に着脱可能に係合する係合部を有する前壁部と、上記床基部の走行方向における少なくとも前、後の2箇所に変位可能に装着され、その両端に木材の荷崩れ防止用のポールを立設する木材保持体と、を具備し、 上記木材保持体は、木材を積荷しない不使用状態では上記床基部の内方側に収容されるように変位し、木材を積荷する使用状態では、上記床基部の外方側に張り出すように変位する、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、木材保持体が床基部の内方側に収容された状態(不使用状態)のコンテナを車輌から荷卸しした後、木材保持体を床基部の外方側に張り出して使用状態にし、この状態で木材を積み込むことができる。したがって、車輌から荷卸しされたコンテナは木材保持体が床基部の内方側に収容された状態であり、車輌の車台の幅より狭い幅例えば車台の幅の1/2とすることができるので、木材を積み込む集材地点の道幅を遮ることがなく、木材の積み込み作業までの間、他の作業に支障をきたすことがない。また、コンテナを荷卸しした車輌は、集材地点を離れて別の運搬作業に供することができる。
請求項1記載の木材運搬装置において、上記木材保持体は、上記床基部の水平面に回動自在に枢着される水平部材と、この水平部材の両端部にそれぞれ立設するポールと、を具備する構造とすることができる(請求項2)。この場合、上記水平部材の中心側上面と上記ポールの下端より上方の部位に連結されて、積み込まれる木材を中心側へ案内する傾斜受部材を更に具備する方が好ましい(請求項3)。
このように構成することにより、床基部に対して水平部材を回動することで、木材保持体を床基部の内方側に収容した状態(不使用状態)と木材保持体を床基部の外方側に張り出した状態(使用状態)とを選択して切り換えることができる。この場合、水平部材の中心側上面とポールの下端より上方の部位に連結されて、積み込まれる木材を中心側へ案内する傾斜受部材を設けることにより、最初にコンテナに積み込まれる木材を傾斜受部材に沿って中心側に案内し、コンテナと平行にすることができ、以後に積み込まれる木材を平行にすることができる。
また、請求項1ないし3のいずれかに記載の木材運搬装置において、上記木材保持体は、上記コンテナの床基部に対して水平方向に回動自在に装着され、この木材保持体の一端に立設されるポールは、このポールを荷卸し方向に離脱可能に上記木材保持体に保持され、上記ポールの離脱を不能にするためのロック位置及び離脱を可能にするためのロック解除位置の2位置に移動可能なロック部材と、このロック部材をロック位置及びロック解除位置へ移動させるロック機構を具備する構造としてもよい(請求項4)。
このように構成することにより、木材保持体を回動して荷卸し方向に離脱可能なポールを左右のいずれかに位置させることができ、コンテナに積荷された木材を左右いずれにも排出することができる。
また、請求項1ないし4のいずれかに記載の木材運搬装置において、上記木材保持体を床基部内方への収容位置と張り出し位置に維持するストッパ手段を具備する方が好ましい(請求項5)。
このように構成することにより、ストッパ手段により木材保持体を床基部内方への収容位置又は張り出し位置に維持することができ、不使用状態及び使用状態の木材保持体の位置を固定させることができる。
また、請求項1記載の木材運搬装置において、上記木材保持体は、上記床基部に装着され、車幅方向に開口するシリンダ部材と、このシリンダ部材にそれぞれ出没自在に嵌挿され、かつ、先端にポールを立設する延長部材と、を具備する構造とすることができる(請求項6)この場合、上記延長部材を上記シリンダ部材内に後退させた位置と、シリンダ部材から引き出した位置に固定する固定手段を更に具備する方が好ましい(請求項7)。
このように構成することにより、床基部に装着されたシリンダ部材に対して延長部材を後退すなわちシリンダ部材内に挿入することで、コンテナを不使用状態にすることができ、また、延長部材をシリンダ部材から引き出すことで、コンテナを使用状態にすることができる(請求項6)。この場合、延長部材をシリンダ部材内に後退させた位置と延長部材をシリンダ部材から引き出した位置に固定する固定手段を設けることにより、不使用状態及び使用状態の木材保持体の位置を固定させることができる(請求項7)。
この発明の木材運搬システムは、請求項1ないし7のいずれかに記載の木材運搬装置を用いて1又は複数の集材地点から集積地点へ木材を運搬する木材運搬システムであって、 上記集積地点において、複数の不使用状態のコンテナを準備する工程と、上記集積地点において、複数準備された不使用状態のコンテナの1つを、コンテナ積卸手段によって車台に積荷する工程と、上記集積地点で車輌の車台に積荷された不使用状態のコンテナを上記集材地点へ運搬する工程と、上記集材地点において、上記集積地点から運搬された不使用状態のコンテナを、コンテナ積卸手段によって車台から荷卸しする工程と、荷卸しされたコンテナの木材保持体を床基部から張り出して使用状態にした後、木材を積み込む工程と、木材が積み込まれたコンテナを、コンテナ積卸手段によって車台に積荷する工程と、上記集材地点で車輌の車台に積荷された木材が積み込まれたコンテナを上記集積地点へ運搬する工程と、上記集積地点において、木材が積み込まれたコンテナをコンテナ積卸手段によって車台から荷卸しする工程と、を有し、コンテナが搭載されていない車輌を、上記コンテナに木材を積み込む工程に拘束を受けずに、上記集積地点又は集材地点に移動可能な状態にする、ことを特徴とする(請求項8)。
このように構成することにより、集材地点に荷卸しされたコンテナは車輌の車台より狭い幅の状態におかれるので、木材を積み込む集材地点の道幅を遮ることがなく、木材の積み込み作業までの間、他の作業に支障をきたすことがない。また、集材地点におけるコンテナへの木材の積み込みや、集積地点におけるコンテナからの木材の荷卸しに拘束を受けることなく、車輌を運搬に供することができる。また、集積地点に準備される複数のコンテナは、木材保持体が車台幅より小さい幅の床基部側に収容された状態であるので、集積地点における配置スペースを小さくすることができ、コンテナの管理を容易にすることができると共に、スペースの有効利用を図ることができる。
この発明の木材運搬装置及び木材運搬システムによれば、上記のように構成されているので、以下のような顕著な効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、荷卸しされた不使用状態のコンテナは車輌の車台より狭い幅の状態におかれるので、木材を積み込む集材地点の道幅を遮ることがなく、木材の積み込み作業までの間、他の作業に支障をきたすことがなく、集材地点の作業を容易にすることができる。また、コンテナへの木材の積み込みや、コンテナからの木材の荷卸しに拘束を受けることなく、車輌を運搬に供することができるので、木材運搬作業の生産性の向上が図れる。
(2)請求項2記載の発明によれば、床基部に対して水平部材を回動することで、木材保持体を床基部の内方側に収容した状態(不使用状態)と木材保持体を床基部の外方側に張り出した状態(使用状態)とを選択して切り換えることができるので、上記(1)に加えて、更に簡単な機構によってコンテナを使用状態と不使用状態に切り換えることができる。この場合、水平部材の中心側上面とポールの下端より上方の部位に連結されて、積み込まれる木材を中心側へ案内する傾斜受部材を設けることにより、最初にコンテナに積み込まれる木材を傾斜受部材に沿って中心側に案内し、コンテナと平行にすることができ、以後に積み込まれる木材を平行にすることができるので、木材の積み込みを容易にすることができると共に、木材を安定した状態で運搬することができる(請求項3)。
(3)請求項4記載の発明によれば、木材保持体を回動して荷卸し方向に離脱可能なポールを左右のいずれかに位置させることができ、コンテナに積荷された木材を左右いずれにも排出することができるので、上記(1),(2)に加えて、更に木材の荷卸しを容易に行うことができる。
(4)請求項5記載の発明によれば、ストッパ手段により木材保持体を床基部内方への収容位置又は張り出し位置に維持することができ、不使用状態及び使用状態の木材保持体の位置を固定させることができるので、走行中に不使用状態にある木材保持体が不用意に変位して外方に突出するのを防止することができると共に、使用状態にある木材保持体が不用意に変位して積み込まれた木材が荷崩れするのを防止することができる。
(5)請求項6記載の発明によれば、床基部に装着されたシリンダ部材に対して延長部材を後退すなわちシリンダ部材内に挿入することで、コンテナを不使用状態にすることができ、また、延長部材をシリンダ部材から引き出すことで、コンテナを使用状態にすることができるので、上記(1)に加えて、簡単な機構によってコンテナを使用状態と不使用状態に切り換えることができる。この場合、延長部材をシリンダ部材内に後退させた位置と延長部材をシリンダ部材から引き出した位置に固定する固定手段を設けることにより、不使用状態及び使用状態の木材保持体の位置を固定させることができるので、走行中に不使用状態にある木材保持体が不用意に変位して外方に突出するのを防止することができると共に、使用状態にある木材保持体が不用意に変位して積み込まれた木材が荷崩れするのを防止することができる(請求項7)。
(6)請求項8記載の発明によれば、荷卸しされた不使用状態のコンテナは車輌の車台より狭い幅の状態におかれるので、木材を積み込む集材地点の道幅を遮ることがなく、木材の積み込み作業までの間、他の作業に支障をきたすことがなく、集材地点の作業を容易にすることができる。また、コンテナへの木材の積み込みや、コンテナからの木材の荷卸しに拘束を受けることなく、車輌を運搬に供することができるので、木材運搬作業の生産性の向上が図れる。また、集積地点に準備される複数のコンテナは、木材保持体が車台幅より小さい幅の床基部側に収容された状態であるので、集積地点における配置スペースを小さくすることができ、コンテナの管理を容易にすることができると共に、スペースの有効利用を図ることができる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、この発明に係る木材運搬装置の第1実施形態の全体を示す概略側面図、図2は、第1実施形態の要部を示す概略平面図、図3は、図1の要部概略背面図(a)及び(a)の概略正面図(b)、図4は、この発明におけるコンテナの積荷及び荷卸し状態を示す概略側面図、図5は、上記コンテナの使用状態を示す概略平面図(a)及び(a)のI部拡大平面図、図6は、上記コンテナの不使用状態を示す概略平面図(a)及び(a)のII部拡大平面図である。
上記木材運搬装置は、例えばクローラを有する走行部11と、車台12を有する車輌10と、この車輌10の車台12の前方側に起倒可能に設置されるコンテナ積卸手段20と、このコンテナ積卸手段20によって車輌の車台12に積み卸し可能に搭載されるコンテナ30とで主に構成されている。
なお、上記車輌10の車台12の後端部には、コンテナ30の積み卸しの際にコンテナ30の移動を円滑にする案内コロ14が回動自在に枢着されている。また、車台12の両側の前、後の2箇所には、コンテナ30の側面の前、後の2箇所に突設された係止ピン31と係合可能な跳ね上がり防止金具15が装着されている。
上記コンテナ積卸手段20は、車台12の後端側に枢支ピン22を介して枢着される起倒可能なアーム21と、水平部23aと垂直部23bとからなる略L字状に形成され、水平部23aがアーム21の自由端部に回動可能に枢着されるチルトアーム23と、基端が車台12に枢着され、先端の伸縮ロッド24aがアーム21に枢着されて、アーム21を車台12に対して起倒するメインシリンダ24と、アーム21とチルトアーム23の間に介設されて、チルトアーム23の垂直部23bを起倒方向に回動するサブシリンダ25とで主に構成されている。
このように構成されるコンテナ積卸手段20のチルトアーム23の先端部には、後述するコンテナ30の前壁部33に設けられた係合部34に着脱可能に係合するフック26が設けられている。
また、コンテナ積卸手段20のメインシリンダ24及びサブシリンダ25の駆動源である油圧駆動手段(図示せず)は、運転室13に配設されたコントロールパネル(図示せず)のリモコンスイッチによって駆動されるように構成されている。
上記のように構成されるコンテナ積卸手段20によってコンテナ30を車台12上に搭載すなわち積荷するには、図4に示すように、サブシリンダ25を伸長しアーム21に対してチルトアーム23を後方側に回動させた後、メインシリンダ24を伸縮して、アーム21を後方に回動させフック26を後端側に位置させる。そして、フック26をコンテナ30に設けられた係合部34に係合させメインシリンダ24を収縮した後に、サブシリンダ25を収縮して、コンテナ積卸手段20を初期の姿勢に戻して、コンテナ30を車台12上に積荷(搭載)することができる。
また、車台に搭載されたコンテナ30を車台12から荷卸しする場合は、上記のように、サブシリンダ25を伸長しアーム21に対してチルトアーム23を後方側に回動させた後、メインシリンダ24を伸縮して、アーム21を後方に回動することで、フック26を後端側に位置させて、コンテナ30を地上に荷卸しする。そして、フック26と係合部34の係合を解いて、コンテナ30を車輌10から離脱する。
上記コンテナ30は、図2,図5及び図6に示すように、コンテナ30の底部を構成する車台12の幅より小さな幅例えば車台12の1/2の幅の床基部32と、この床基部32の走行方向前端部に立設され、コンテナ積卸手段20のフック26部に着脱可能に係合する係合部34を有する前壁部33と、床基部32の走行方向における少なくとも前、後の2箇所に変位可能に装着され、その両端に木材Wの荷崩れ防止用のポール36を立設する木材保持体35とで主に構成されている。そして、木材保持体35は、木材Wを積荷しない不使用状態では床基部32の内方側に収容されるように変位し、木材Wを積荷する使用状態では、床基部32の外方側に張り出すように変位するように構成されている。
この場合、床基部32は、図2,図5及び図6に示すように、互いに平行に対峙する一対のレール部材32aと、これらレール部材32aの中央より前方及び後方側の部位を連結する略H字状の前部補強部材32b及び後部補強部材32cと、レール部材32aの後端部同士を連結する後部連結部材32dとで構成されている。なお、レール部材32aの後端部には、後端側に向かって反り返った接地保護キャップ32eが装着されている。
上記前壁部33は、各レール部材32aの先端部に連結される一対の垂直部材33aと、両垂直部材33aの上端同士を連結する上部水平部材33bと、これら一対の垂直部材33aと上部水平部材33bの前部側に張設されるパネル33cと、このパネル33cの後部側面の中央垂直部を補強する補強部材33dとで構成されており、パネル33cの上部中央の先端側に係合部34が装着されている。この場合、係合部34は、例えば略U字状の係合金具にて形成されている(図3参照)。
上記木材保持体35は、図2,図5及び図6に示すように、床基部32の前部補強部材32b及び後部補強部材32cの水平面に、枢支軸35bを介してそれぞれ水平方向に回動自在に枢着される水平部材35aと、この水平部材35aの両端部にそれぞれ立設する一対のポール36と、水平部材35aの中心側上面とポール36の下端より上方の部位に連結されて、積み込まれる木材Wを中心側へ案内する傾斜受部材37と、を具備している。
また、木材保持体35は、この木材保持体35を床基部32の内方側に収容する位置と、床基部32の外方側に張り出す張り出し位置に維持するストッパ手段40を具備している。このストッパ手段40は、図3,図5及び図6に示すように、水平部材35aの先端部の側面に回動可能に枢着されるベルクランク状の操作レバー41と、水平部材35aの先端部より内方側の側面に揺動可能に枢着されるベルクランク状の揺動リンク42と、操作レバー41の先端腕部41aと、揺動リンク42の一方の腕部42aにそれぞれ枢着される連接リンク43と、揺動リンク42の他方の腕部42bに上端部が枢着される上下移動可能なストッパーピン44とで構成される係止部45と、床基部32のレール部材32aの外側面に突設され、ストッパーピン44を着脱可能に嵌挿する第1の係止受部46と、前部補強部材32b及び後部補強部材32cの後方側部に突設され、ストッパーピン44を着脱可能に嵌挿する第2の係止受部47とで構成されている。
上記のように構成されるストッパ手段40によれば、木材保持体35を張り出し位置に変位した状態で、操作レバー41を操作して、ストッパーピン44を第1の係止受部46に嵌挿することで、木材保持体35を張り出し位置すなわちコンテナ30を使用状態に維持することができる(図3(b),図5参照)。また、木材保持体35を床基部32の内方側に収容させた位置に変位した状態で、操作レバー41を操作して、ストッパーピン44を第2の係止受部47に嵌挿することで、木材保持体35を収容位置すなわち不使用状態に維持することができる(図6参照)。
したがって、不使用状態及び使用状態の木材保持体35の位置を固定させることができるので、走行中に不使用状態にある木材保持体35が不用意に変位して外方に突出するのを防止することができると共に、使用状態にある木材保持体35が不用意に変位して積み込まれた木材Wが荷崩れするのを防止することができる。
なお、前壁部33の垂直部材33aの内外側面の上下2箇所には、コンテナ30に積み込まれる木材Wの先端部が車輌10の運転室13側に突出するのを防止する突出防止部材50が着脱可能に装着されている。この突出防止部材50は、コンテナ30に木材Wを積み込む場合は、垂直部材33aの外側面に装着され、コンテナ30に木材Wを積み込まない不使用時には、垂直部材33aの内側面に装着される(図3参照)。
この場合、突出防止部材50は、パイプ部材を略コ字状に屈曲してなるコ字状基部51と、このコ字状基部51の開口端部側同士を連結する連結部52と、コ字状基部51の垂直部53と連結部52の中間部を連結する補強部54とからなる基部50aと、この基部50aの車台12側に当接接合される塞ぎ板50bとで構成されている。
このように構成される突出防止部材50のコ字状基部51の開口側の両端部55が、前壁部33の垂直部材33aの内外側面の上下2箇所に設けられた受け金具56に着脱可能に嵌合されている。なお、突出防止部材50が受け金具56に嵌合した状態を維持するために、例えば突出防止部材50の開口側の両端部55と受け金具56を貫通する抜け止めピン等の抜け防止手段(図示せず)を設ける方が好ましい。
<第2実施形態>
図7は、この発明におけるコンテナ30Aの第2実施形態の使用状態を示す概略平面図、図8は、コンテナ30Aの第2実施形態の不使用状態を示す概略平面図である。
第2実施形態は、上記両木材保持体35に積荷される木材Wのコンテナ30Aからの排出を容易に行えるようにした場合である。
すなわち、第2実施形態では、木材保持体35は、枢支軸35bを介してコンテナ30Aの床基部32すなわち前部補強部材32b及び後部補強部材32cにそれぞれ水平方向に回動自在に装着されており、木材保持体35の一端に立設されるポール36は、コンテナ30Aの保持部38によって荷卸し方向に離脱可能に保持されている。このポール36は、後述するロック手段80によって荷卸し方向に離脱可能に形成されている。
この場合、ロック手段80は、図9に示すように、保持部38に設けられ、ポール36の離脱を不能にするためのロック位置及び離脱を可能にするためのロック解除位置の2位置に移動可能なロック部材81と、コンテナ30Aの保持部38の床基部32の他端部側に操作レバー82を有すると共に、床基部32の側部に設けられ操作レバー82の開閉操作によりロック部材81をロック位置及びロック解除位置へ移動させるロック部材移動機構83とを具備する。なお、ポール36の離脱を防止する離脱防止位置及びポール36に押されてポール36の離脱を許容する離脱許容位置の2位置に移動可能なストッパ88をロック及びロック解除するように構成されている。
上記ロック部材移動機構83は、先端部がロック部材81に連結され基端部が床基部32の長手方向途中位置に位置するように床基部32の長手方向に沿って進退動可能に配設されると共に、進出時にロック部材81をロック位置に位置させ、後退時にロック部材81をロック解除位置に位置させる第1のロッド84と、基端部が操作レバー82に連係され先端部が床基部32の長手方向途中位置に位置するように床基部32の長手方向に沿って進退動可能に配設されると共に、レバー操作の閉時に進出し、開時に後退する第2のロッド85と、上記途中位置に設けられ第1のロッド84の基端部と第2のロッド85の先端部とを連結する連結機構例えば床基部32に枢着されるベルクランク86とを具備する。この場合、ベルクランク86を左右回転の思案点が形成されるように第1のロッド84の基端部をベルクランク86に軸支し、ベルクランク86の思案点を越えた一方向回転時にベルクランク86の回転を停止させ第1のロッド84を進出状態で拘束するストッパ部材87設け、第2のロッド85の後退時にベルクランク86がその思案点を越えた他方向回転を行ない第1のロッド84を後退させるように第2のロッド85の先端部をベルクランク86に軸支して構成する。
なお、両ロック手段80の操作レバー82は、チェーン60によって連結されている。チェーン60の中間部は、床基部32のレール部材32aの側面に突設された断面略コ字状のガイド部材61に着脱可能に保持されており、木材保持体35の回動時には、チェーン60はガイド部材61の内方側に外れるようになっている(図8参照)。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同様に構成されているので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記のように構成される第2実施形態のコンテナ30Aによれば、木材保持体35を回動して荷卸し方向に離脱可能なポール36を左右のいずれかに位置させることができ、コンテナ30Aに積荷された木材Wを左右いずれにも排出することができるので、木材保持体35の荷卸しを容易に行うことができる。
<第3実施形態>
図10は、この発明におけるコンテナ30Bの第3実施形態の使用状態を示す概略平面図(a)及び(a)のVI部拡大平面図(b)である。
第3実施形態は、木材保持体35Bを、床基部32に装着され、車幅方向に開口する左右一対の四角筒状のシリンダ部材70と、各シリンダ部材70にそれぞれ出没自在に嵌挿され、かつ、先端にポール36を立設する延長部材71とで構成した場合である。
この場合、延長部材71をシリンダ部材70内に後退させた位置と、シリンダ部材70から引き出した位置に固定する固定手段72が設けられている。この固定手段72は、例えばシリンダ部材70の開口端部に設けられる第1の貫通孔73aと、延長部材71の先端部に設けられる第2の貫通孔73b及び基端部に設けられる第3の貫通孔73cと、延長部材71がシリンダ部材70内に後退(収容)された状態で、互いに合致する第1の貫通孔73aと第2の貫通孔73bに嵌挿され、また、延長部材71がシリンダ部材70引き出された(張り出された)状態で、互いに合致する第1の貫通孔73aと第3の貫通孔73cに嵌挿される固定ピン74とで構成されている(図11参照)。なお、固定ピン74の紛失を防止するために、一端がコンテナ30Bに繋着され、他端が固定ピン74の頭部74aに繋着される紛失防止チェーン75を備える方がよい。
なお、第3実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同様に構成されているので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記のように構成される第3実施形態のコンテナ30Bによれば、床基部32に装着された左右一対の四角筒状のシリンダ部材70と、各シリンダ部材70にそれぞれ出没自在に嵌挿され、かつ、先端にポール36を立設する延長部材71とを具備するので、延長部材71をシリンダ部材70内に後退(収容)させた位置(不使用状態)と、延長部材71をシリンダ部材70から引き出した(張り出した)位置(使用状態)とを容易に切り換えることができる。また、固定手段72によって延長部材71をシリンダ部材70内に後退(収容)した不使用状態と、延長部材71をシリンダ部材70から引き出した使用状態を、固定維持することができる。すなわち、延長部材71がシリンダ部材70内に後退(収容)された状態で、互いに合致する第1の貫通孔73aと第2の貫通孔73bに固定ピン74を嵌挿して、コンテナ30Bの不使用状態を維持し、また、延長部材71がシリンダ部材70引き出された(張り出された)状態で、互いに合致する第1の貫通孔73aと第3の貫通孔73cに固定ピン74を嵌挿して、コンテナ30Bの使用状態を維持することができる。
次に、この発明に係る木材運搬システムについて、図12及び図13と図14に示す木材運搬のフローチャートを参照して説明する。ここでは、第1実施形態のコンテナ30を用いて木材を運搬する場合について説明する。
まず、集積地点において、複数の不使用状態のコンテナ30(以下に空コンテナ30という)を準備する(ステップS1)。この空コンテナ30の準備工程において、空コンテナ30は、木材保持体35が車台12の幅の1/2の幅の床基部32側に収容された状態であるので、占有面積を小さくすることができ、限られたスペース内に多くの空コンテナ30を準備することができる。
次に、集積地点において、複数準備された空コンテナ30の1つを、コンテナ積卸手段20によって車台12に積荷する(ステップS2)。この空コンテナ30を車輌10の車台12積荷するには、図12(a)に示すように、まず、コンテナ積卸手段20のチルトアーム23を回動した後、アーム21を起倒させ、フック26をコンテナ30の係合部34に係合し、その後、アーム21及びチルトアーム23の姿勢を元の状態に戻して、空コンテナ30を車輌10の車台12上に積荷(搭載)する(図12(b)〜(d)参照)。
上記のようにして、集積地点で車輌10の車台12に空コンテナ30を積荷した後、集材地点Aへ空コンテナ30を運搬する(ステップS3)。そして、集材地点Aにおいて、集積地点から運搬された空コンテナ30を、コンテナ積卸手段20によって車台12から荷卸しする(ステップS4)。この空コンテナ30の荷卸しの手順は、上記空コンテナ30の積荷手順の逆の手順で行うことができ、荷卸しされた空コンテナ30はフック26と係合部34の係合が解かれて車輌10から離脱される。この状態において、空コンテナ30は、木材保持体35が車台12の幅の1/2の幅の床基部32側に収容された状態であるので、集材地点Aにおける作業道を塞ぐ心配がなく、他の作業に支障をきたすことがない。
その後、荷卸しされた空コンテナ30は、木材保持体35を床基部32から張り出して使用状態となり、この状態で、コンテナ30に木材Wを積み込む(ステップS5)。
木材Wが積み込まれたコンテナ30(以下に、木材積荷コンテナ30という)を、コンテナ積卸手段20によって車台12に積荷する(ステップS6)。この木材積荷コンテナ30を車輌10の車台12積荷するには、図13(a)に示すように、まず、コンテナ積卸手段20のチルトアーム23を回動した後、アーム21を起倒させ、フック26をコンテナ30の係合部34に係合し、その後、アーム21及びチルトアーム23の姿勢を元の状態に戻して、木材積荷コンテナ30を車輌10の車台12上に積荷(搭載)する(図13(b)〜(d)参照)。
集材地点で車輌10の車台12に積荷された木材積荷コンテナ30は、集積地点へ運搬される(ステップS7)。そして、集積地点において、木材積荷コンテナ30をコンテナ積卸手段20によって車台12から荷卸しする(ステップS8)。
なお、ステップS4に戻って、集材地点Aに空コンテナ30を荷卸しした車輌10は、コンテナ30に木材Wを積み込む工程に拘束を受けずに、集材地点Aから移動可能な状態となり、例えば集積地点に移動して、車輌10の車台12に空コンテナ30を積荷するか(ステップS2)又は集材地点B,C…に移動して、集材地点B,C…において木材Wが積み込まれた木材積荷コンテナ30を車台12に積荷する(ステップS9)。その後、集積地点に移動して木材Wを集積地点に運搬する。
集積地点において、木材積荷コンテナ30を荷卸しした車輌10は、集積地点において別の空コンテナ30を積荷して(ステップS2)、集材地点A,B,C…のいずれかに空コンテナ30を運搬するか、又は、集材地点B,C…に移動して、木材が積み込まれた木材積荷コンテナ30を積荷する(ステップS9)。そして、集材地点B,C…で積荷された木材積荷コンテナ30は、集積地点に運搬され(ステップS7)、集積地点に荷卸しされる(ステップS8)。
したがって、空コンテナ30を集材地点A,B,C…に荷卸しした車輌10は、集材地点A,B,C…におけるコンテナ30への木材Wの積み込みに拘束されることがなく、集積地点又は集材地点A,B,C…のいずれかの地点に移動して、木材Wの運搬に供することができるので、1台の車輌10を効率よく利用することができ、木材運搬作業による生産性の向上を図ることができる。
上記説明では、第1実施形態のコンテナ30を用いて木材を運搬する場合について説明したが、第2実施形態及び第3実施形態におけるコンテナ30A,30Bを用いて、同様に木材を運搬することができる。
この発明に係る木材運搬装置の第1実施形態の全体を示す概略側面図である。 第1実施形態の要部を示す概略平面図である。 図1の要部概略背面図(a)及び(a)の概略正面図(b)である。 この発明におけるコンテナの積荷及び荷卸し状態を示す概略側面図である。 上記コンテナの使用状態を示す概略平面図(a)及び(a)のI部拡大平面図である。 上記コンテナの不使用状態を示す概略平面図(a)及び(a)のII部拡大平面図である。 図7は、この発明におけるコンテナの第2実施形態の使用状態を示す概略平面図(a)及び(a)のIII部拡大平面図である。 第2実施形態のコンテナの不使用状態を示す概略平面図(a)及び(a)のIV部拡大平面図である。 図7(b)のV−V矢視図である。 この発明におけるコンテナの第3実施形態の使用状態を示す概略平面図(a)及び(a)のVI部拡大平面図(b)である。 図9(b)のVII−VII線に沿う不使用状態を示す断面図(a)及び使用状態を示す断面図(b)である。 不使用状態のコンテナを車輌の車台に積荷する手順を示す概略側面図である。 使用状態のコンテナを車輌の車台に積荷する手順を示す概略側面図である。 この発明に係る木材運搬システムの一例であって、木材運搬の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
W 木材
10 車輌
12 車台
20 コンテナ積卸手段
26 フック
30,30A,30B コンテナ
32 床基部
33 前壁部
34 係合部
35 木材保持体
35a 水平部材
35b 枢支軸
36 ポール
37 傾斜受部材
40 ストッパ手段
70 シリンダ部材
71 延長部材
72 固定手段
80 ロック手段
81 ロック部材
83 ロック部材移動機構

Claims (8)

  1. 車輌の車台に積み卸し可能に搭載されるコンテナと、上記車輌に対して起倒可能に設置され、上記コンテナを上記車輌の車台に対して積み卸しするコンテナ積卸手段と、を具備する木材運搬装置であって、
    上記コンテナは、このコンテナの底部を構成する上記車台の幅より小さな幅の床基部と、この床基部の走行方向前端部に立設され、上記コンテナ積卸手段のフック部に着脱可能に係合する係合部を有する前壁部と、上記床基部の走行方向における少なくとも前、後の2箇所に変位可能に装着され、その両端に木材の荷崩れ防止用のポールを立設する木材保持体と、を具備し、
    上記木材保持体は、木材を積荷しない不使用状態では上記床基部の内方側に収容されるように変位し、木材を積荷する使用状態では、上記床基部の外方側に張り出すように変位する、ことを特徴とする木材運搬装置。
  2. 請求項1記載の木材運搬装置において、
    上記木材保持体は、上記床基部の水平面に回動自在に枢着される水平部材と、この水平部材の両端部にそれぞれ立設するポールと、を具備することを特徴とする木材運搬装置。
  3. 請求項2記載の木材運搬装置において、
    上記木材保持体は、上記水平部材の中心側上面と上記ポールの下端より上方の部位に連結されて、積み込まれる木材を中心側へ案内する傾斜受部材を更に具備する、ことを特徴とする木材運搬装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の木材運搬装置において、
    上記木材保持体は、上記コンテナの床基部に対して水平方向に回動自在に装着され、この木材保持体の一端に立設されるポールは、このポールを荷卸し方向に離脱可能に上記木材保持体に保持され、上記ポールの離脱を不能にするためのロック位置及び離脱を可能にするためのロック解除位置の2位置に移動可能なロック部材と、このロック部材をロック位置及びロック解除位置へ移動させるロック機構を具備してなる、ことを特徴とする木材運搬装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の木材運搬装置において、
    上記木材保持体を床基部内方への収容位置と張り出し位置に維持するストッパ手段を具備してなる、ことを特徴とする木材運搬装置。
  6. 請求項1記載の木材運搬装置において、
    上記木材保持体は、上記床基部に装着され、車幅方向に開口するシリンダ部材と、このシリンダ部材にそれぞれ出没自在に嵌挿され、かつ、先端にポールを立設する延長部材と、を具備してなる、ことを特徴とする木材運搬装置。
  7. 請求項6記載の木材運搬装置において、
    上記延長部材を上記シリンダ部材内に後退させた位置と、シリンダ部材から引き出した位置に固定する固定手段を更に具備してなる、ことを特徴とする木材運搬装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の木材運搬装置を用いて1又は複数の集材地点から集積地点へ木材を運搬する木材運搬システムであって、
    上記集積地点において、複数の不使用状態のコンテナを準備する工程と、上記集積地点において、複数準備された不使用状態のコンテナの1つを、コンテナ積卸手段によって車台に積荷する工程と、上記集積地点で車輌の車台に積荷された不使用状態のコンテナを上記集材地点へ運搬する工程と、上記集材地点において、上記集積地点から運搬された不使用状態のコンテナを、コンテナ積卸手段によって車台から荷卸しする工程と、荷卸しされたコンテナの木材保持体を床基部から張り出して使用状態にした後、木材を積み込む工程と、木材が積み込まれたコンテナを、コンテナ積卸手段によって車台に積荷する工程と、上記集材地点で車輌の車台に積荷された木材が積み込まれたコンテナを上記集積地点へ運搬する工程と、上記集積地点において、木材が積み込まれたコンテナをコンテナ積卸手段によって車台から荷卸しする工程と、を有し、
    コンテナが搭載されていない車輌を、上記コンテナに木材を積み込む工程に拘束を受けずに、上記集積地点又は集材地点に移動可能な状態にする、
    ことを特徴とする木材運搬システム。
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