JP3819585B2 - N−ビニルアセトアミドポリマーを含有するヘアケア組成物及び毛髪処理方法 - Google Patents
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Description
本発明は、N−ビニルアセトアミドモノマーから製造されたポリマーを含むヘアケア組成物に関する。
最も一般的な形では、ヘアケア組成物はフィルム形成性樹脂、典型的にはポリマーを含有する。該樹脂は、スプレー、ゲル、ムース、リンス、ローション、コンディショナーまたはシャンプーの形で毛髪につけることができる。
【0002】
エアゾールヘアスプレー系では、樹脂を通常は有機溶剤、たとえば、エタノールまたはイソプロピルアルコールに溶解して、通常は揮発性の炭化水素である、噴射剤により放出する。これらの系は、ヘアスプレー中のアルコールが毛髪を乾燥させ、そして傷めることがあるという消費者の認識により、そして揮発性有機化合物(VOC)の大気中への排出を制限する環境条例により、望ましくなくなってきている。本明細書では、揮発性有機溶剤なる語は1〜10の炭素原子を含有する有機化合物であって、20℃で少なくとも0.1mmHgの蒸気圧を有するものとして用いる。ヘアケア産業によるVOCを水と交換する努力が継続している。しかしながら、毛髪固定性組成物中にかなりの量の水を含有させることは、組成物における毛髪固定性樹脂の溶解性及び分散性、毛髪への毛髪固定剤の塗布及び毛髪に一旦適用された毛髪固定剤の性能に関する問題を創造した。
【0003】
この産業には、低VOCの水性基剤の毛髪固定性組成物及び水に分散性または溶解性である毛髪固定性ポリマーであって、毛髪にすぐにつけられ、許容できる毛髪固定性、たとえば強度、すなわち、保持力または剛性、耐湿性、フィルム透明性、審美性及び慣用のシャンプー及び/または水を用いての毛髪からの除去性を提供できるものについてのニーズがある。
【0004】
低VOC毛髪固定剤へのそのようなアプローチの1つは、マーチノ(Martino )らの名前の米国特許第5,021,238号明細書に開示されている。噴射剤としてジメチルエーテルを用いる、2相、水性基剤毛髪固定エアゾール系が開示されている。この系は振とうして、スプレーするのに十分な時間安定である、半安定エマルジョンまたは混合物を形成することができる。
【0005】
毛髪固定剤におけるVOCを顕著に減少させるか、またはすっかり取り除く他のアプローチは、水性基剤毛髪固定性ゲル中に水分散性または水溶性ポリマーを用いることである。最近入手できる、このようなゲルは、それらの中に含まれる毛髪固定性樹脂として、ポリ(ビニルピロリドン)(PVP)またはその誘導体、たとえば、ポリ(ビニルピロリドン/酢酸ビニル)コポリマー(PVP/VA)を用いている。PVPは水または湿気に非常に敏感であって、固定性を低下させる。そこで、PVPに変わる水溶性ポリマーを見つけることが望ましい。そのポリマーは水に対する感受性が少なく、乾燥により透明なフィルムを形成し、固定樹脂としてPVPを含有する毛髪固定性ゲルと同程度に良好であるか、それよりも優れた毛髪固定性を有する毛髪固定性ゲルをもたらすべきである。N−ビニルホルムアミドから製造されたポリマーを、ゲル、ムース、スプレー等を包含する毛髪固定性組成物を用いることができることが最近報告された。
【0006】
ヘアコンディショニング剤は、毛髪の触知できる、物理的性質を改良するために、ヘアケア製品、たとえば、ローション、シャンプー、クリームリンス、ムース及びセット用ゲルに用いられる機能性添加剤である。カチオン性第4級アンモニウム化合物である単官能性及び二官能性の両方の、低分子量第4級アンモニウム塩及び特定の高分子量ポリマーが、ヘアケア製品、たとえば、シャンプー、コンディショナー、クリームリンス、ムース、スプレー及びセット用ゲルに湿潤及び乾燥適合性を与え、手触りを改良し、カールの維持を高め、毛髪に帯電防止性を与えるために用いられる。化粧品・芳香剤協会(The Cosmetics, Toiletries and Fragrances Association)(INCI)が化粧品類製品に用いられる化合物について名称索引を確立した。それらが低価格であるためヘアケア製品中に一般的に用いられてる、2つの低分子量第4級アンモニウム化合物は、塩化ステアリルベンジルジメチルアンモニウム(INCI名称−塩化ステアラルコニウム)及び塩化セチルトリメチルアンモニウム(INCI名称−塩化セトリモニウム)である。
【0007】
高分子量のカチオン性第4級アンモニウムポリマー(ポリクォート、polyquat)は、湿潤適合性を高め、枝毛を修復し、外観を改良するのに単純な第4級アンモニウム塩に優る利点が報告されたために、ヘアケア製品にますます用いられている。一般的に用いられるポリクォートは、ナショナルスターチ アンド ケミカル カンパニーからの、4級化セルロースであるセルクォート(Celquat、登録商標)(INCI名称−ポリクォータリウム10)、インターナショナル スペシアルティ プロダクツからの、ビニルピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化コポリマーであるガフクォート(Gafquat、登録商標)(INCI名称−ポリクォータリウム11)及びカルゴンからの、塩化ジメチルジアリルアンモニウムのホモポリマーであるメルクォート(Merquat、登録商標)(ポリクォータリウム7)を包含する。
【0008】
これらの第4級アンモニウムコンディショニング添加剤は共通に第4アンモニウム官能基、
【0009】
【化1】
【0010】
(式中、R1 〜R4 は種々の置換もしくは非置換アルキルまたはアリール置換基であるか、ポリクォートの場合には、ポリマー鎖のアルキレンまたはアリーレンセグメントを表わすことができる)を有する。正に荷電した第4級アンモニウム窒素原子は負に荷電した対イオンと会合している。このアニオンであるX- はハロゲン化物、水酸化物、硫酸メチル塩または同様な負に荷電した基であることができる。
【0011】
ビニルピロリドンまたはN−ビニルホルムアミドから製造された特定のコポリマーがヘアコンディショニング組成物中のヘアコンディショニング添加剤として、及び毛髪固定剤中の毛髪固定性樹脂として用いられることが知られているが、このようなヘアケア組成物中に用いることができる新規なポリマーを開発することが望ましい。
【0012】
本発明はN−ビニルアセトアミドモノマー(NVAM)から製造される本質的に非架橋ポリマーを含むヘアケア組成物に関する。該ポリマーはNVAMから製造されるホモポリマーまたはNVAMとNVAM以外のビニルモノマーから製造されたインターポリマーであってもよい。ヘアケア組成物は、コンディショニング剤、乳化剤、界面活性剤、レオロジー変性剤、ゲル化剤、不透明化剤、安定剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、キレート化剤、真珠光沢剤、透明化剤、芳香剤、着色剤、噴射剤、水及び有機溶媒からなる群から選択される成分も包含する。上記ポリマーは、毛髪固定性及び/またはヘアコンディショニング性を有する本発明のヘアケア組成物を提供するのに有効な量で存在する。本発明は、毛髪に本発明のヘアケア組成物をつけ、そして、任意に毛髪から過剰のヘアケア組成物を取り除くことを含む毛髪処理方法にも関する。
【0013】
NVAMは重合して、乾燥により透明で、非粘着性のフィルムを形成する、非イオン性、水溶性ポリマーを形成する。本発明はNVAMから製造される水溶性ポリマーを用いるヘアケア組成物を指向している。NVAMは、日本国東京の昭和電工株式会社から入手できる。NVAMを製造する方法は当業者に公知であり、日本特許出願公開08−81428号公報及び日本特許出願公開08−134029号公報に報告されている。
【0014】
ポリマーはNVAMのホモポリマーであっても、NVAMとNVAM以外の少なくとも1つのビニルモノマーから製造されたインターポリマーであってもよい。好ましくはインターポリマーは少なくとも約10重量%のNVAMと残量のビニルモノマーから製造されるだろう。本明細書では「ビニルモノマー」なる語は、NVAMと共重合することができ、特にNVAMを除いたビニルモノマーに関する。
【0015】
適切なビニルモノマーは、(a)スチレン及びその誘導体、たとえば、アルキル置換スチレン、(b)アクリル酸のC1 〜C18アルキルエステル、(c)メタクリル酸のC1 〜C18アルキルエステル、(d)式 CH2 =CH−OCOR(式中、RはC1 〜C18)のビニルエステル、(e)式 CH2 =CR−CONR1 R2 (式中、RはHまたはCH3 、R1 はHまたはC1 〜C12でR2 はC1 〜C18)のアルキル置換アクリルアミド及びメタクリルアミド、(f)フマール酸、イタコン酸及びマレイン酸のモノエステル並びにジエステル、(g)ビニルエーテル、たとえば、メチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル等、(h)ヒドロキシ基置換アクリレート及びメタクリレート、たとえば、アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル等、(i)第2級アミン、第3級アミン及び第4級アミンからなる群から選択されるアミンを含有するビニルモノマー、たとえば、n−ビニルイミダゾール、メタクリル酸−t−ブチルアミノエチル(t−BAEM)、メタクリル酸−ジメチルアミノエチル(DMAEMA)、メタクリル酸−ジエチルアミノエチル(DEAEMA)、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド(DMAPMA)及びそれらの第4級化誘導体、たとえば、塩化メタクリラートエチルトリメチルアンモニウム(MAPTAC)、硫酸メタクリラートエチルトリメチルアンモニウム(MAETAS)及び塩化ジメチルジアリルアンモニウム(DMDAAC)、(j)アクリルアミド、(k)非−アルキル置換アクリルアミド、たとえば、ジアセトンアクリルアミド並びに(l)環状アミド、たとえば、ビニルピロリドン及びn−ビニルカプロラクタムである。
【0016】
好ましくは、ビニルモノマーは、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸 2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸 2−ヒドロキシエチル、アクリル酸 2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸 2−ヒドロキシプロピル、酢酸ビニル、モノメタクリル酸−オリゴエチレングリコール、N−ビニルピロリドン並びに第2級アミン、第3級アミン及び第4級アミンからなる群から選択されるアミンを含有するビニルモノマーからなる群から選択される。
【0017】
毛髪固定剤として機能するために、ヘアケア組成物及び毛髪固定性樹脂、すなわち、ポリ(ビニルアセトアミド)(PVAM)ポリマーは、特定の毛髪固定性を持たねばならない。たとえば、該組成物は、室温で、柔軟性で透明で、低粘着性または非粘着性フィルムを形成することができなければならない。一旦毛髪につけると、該フィルムは、その使用者が通常遭遇する条件下で毛髪を決まった場所に保持するのに十分な剛性及び耐湿性を有しなければならず、それにもかかわらず、慣用のシャンプー及び/または水で毛髪から容易に取り除くことができねばならない。したがって、本発明により製造されたポリマーは、ポリマーの架橋は水溶性を低下させ、したがって、水除去性を低下させる傾向があるので、本質的に架橋していない。したがってポリマーの水除去性の顕著な低下を生じるであろういかなる量でも、1分子中に少なくとも2個の不飽和基を有する重合性化合物を含む架橋剤を用いて、ポリマーを製造しない。
【0018】
好ましくは、該ポリマーをポリマーを製造するのに用いられるモノマーの総重量に基づいて、0.5重量%より少ない上記化合物、より好ましくは0.2重量%より少なく、さらにより好ましくは0.1重量%より少ない上記化合物を用いて製造する。最も好ましくは、上記架橋性化合物の不存在下でポリマーを製造する。上記架橋剤は、限定するものではないが、N,N′−低級アルキレンビスアクリルアミド、ジ(メト)アクリル酸アルキレングリコール、ジ(メト)アクリル酸−ポリアルキレングリコール、ジビニル化合物及び相沢らの米国特許第5,280,095号明細書(その内容を参照により、あたかもその全体が公表されたように本明細書に組み入れる。)に開示された化合物を包含する。該ポリマーは好ましくは、室温で透明で、低粘着性または非粘着性フィルムを形成するのに有効であるガラス転移点(Tg)を有するであろう。Tgが低すぎると生成したフィルムは粘着性すぎて、適当な剛性と耐湿性を有しないかもしれない。
【0019】
本発明によるゲル固定剤は毛髪固定性樹脂としてNVAMから製造されるホモポリマーまたはNVAMと少なくとも1つのビニルモノマーから製造されたインターポリマーを含む。周知の慣用の毛髪固定性樹脂である、ポリ(ビニルピロリドン)(PVP)を用いて製造されたゲル及び最近報告された毛髪固定性樹脂である、ポリ(ビニルホルムアミド)(PVF)を用いて製造されたゲルとは異なり、固定性樹脂としてPVAMを用いて製造されたゲルは、水及びエタノール基剤ゲル配合物の両方に対して並はずれた、卓越した透明性及び色を提供する。PVP及びPVFを用いて製造されたゲル固定剤に比較した時、PVAMを用いて製造されたゲルは、予想外に同等の耐湿性を示した。PVFを用いて製造されたゲルに比較すると、PVAMホモポリマーを基剤とするゲルの老化プロフィルは、PVFを基剤とするまたはPVPを基剤とするゲルよりも良かった。また、PVAMはその二元的な水及びエタノール溶解性のため、PVFよりも配合柔軟性をもたらす。
【0020】
本発明による毛髪固定ゲルを製造するのに、エタノールのような有機炭化水素溶媒を用い得るが、ゲル固定剤は好ましくは実質的に有機炭化水素溶媒及び天然または合成油、たとえば高級偶数脂肪酸のグリセロールエステル、パルミチン酸、ステアリン酸及びオレイン酸のグリセリド、液体脂肪酸エステル、液体脂肪アルコール、パラフィン油、多価アルコールのエステル及びポリエチレンアルコールを含まない。
【0021】
本発明の毛髪固定性ゲルは、ゲルに毛髪固定性を与えるのに有効な量の毛髪固定性ポリマーを含む。ポリマーの量が多すぎると、それらから形成されたゲル及びフィルムは許容できないくもり(haziness)を示す。ポリマーの量が少なすぎると、剛性及び耐湿性のような性質が不利な影響を受ける。典型的には、ゲルは、ゲルの総重量に基づいて、約0.05〜約15重量%のポリマー、好ましくは約0.1〜約10重量%及びより好ましくは約2〜7重量%のポリマーを含む。毛髪固定性ゲルは、レオロジー変性剤、たとえばゲルを形成するのに有効な量のゲル化剤も含む。好ましくは、毛髪固定性ゲルの総量に基づいて、約0.05〜約3重量%のゲル化剤、より好ましくは約0.1〜約1.0重量%のゲル化剤を含む。上記ゲル化剤の例は、合成ポリマー、たとえば、オハイオ州,クリーブランドのビー.エフ.グッドリッチから得られるアクリル基剤であるカーボポール(Carbopol、登録商標)シリーズの増粘剤及び会合増粘剤、たとえば、ペンシルベニア州,フィラデルフィアのローム アンド ハースから得られるアクリン(Aculyn)を包含する。他の代表的なゲル化剤は、セルロース増粘剤、たとえば、誘導体化ヒドロキシエチルセルロース及びメチルセルロース、デンプンを基剤とする増粘剤、たとえばアセチル化デンプン並びに天然のガム、たとえば、寒天、アルギン、アラビアガム、グアーガム及びキサンタンガムを包含する。
【0022】
特定の態様では、レオロジーは、ゲルがスプレーポンプにより適用されるようなものであろう。すなわち、ゲルは、スプレーポンプを介して適用され、一旦毛髪に適用されるとその毛髪固定性を維持する程度までの剪断希釈であろう。当業者は認識するように、スプレーポンプ適用のために必要な特定のレオロジー特性は、用いられるスプレーノズル、ゲル組成物、もしあるなら、用いられる有機溶媒等のような因子に依存し得る。本発明の教示の利点を有する当業者は特定のスプレーポンプ適用に必要な特定のレオロジー特性を確認することができるだろう。
【0023】
他の態様では、毛髪固定性組成物は、エアゾールもしくは非エアゾールスプレー、ムースまたは毛髪セットローションの形であってもよい。水性毛髪固定性組成物が好ましいけれども、該組成物は水性(すなわち、それらは実質的に有機溶剤を含まない)であるか、または非水性であってもよい。該組成物は40重量%までの、好ましくは35重量%までの噴射剤、たとえば、エーテル、圧縮ガス、ハロゲン化炭化水素及び炭化水素を含有し得る。代表的な噴射剤はジメチルエーテル、プロパン、ブタン及び1,1−ジフルオロエタンである。非水性毛髪固定組成物は、さらに溶媒、たとえば、エタノール、イソプロパノール、アセトン、ジメトキシメタン及びメチルエチルケトンを含み得る。該組成物はさらに他の材料または添加剤、たとえば、芳香剤、防腐剤、着色剤、可塑剤、乳化剤、コンディショナー、中和剤、光沢剤等を包含し得る。上記噴射剤、溶媒及び材料または添加剤は、一般的に今まで公知の毛髪固定性組成物に用いられている。
【0024】
本発明によるムースは、ゲル固定剤と同様に、ムースに毛髪固定性を与えるのに有効な量の前記ポリマーを含む。ムースはさらに約0.25〜6重量%、好ましくは0.25〜3重量%の乳化剤を含む。乳化剤は非イオン性、カチオン性、アニオン性または両性でよい。代表的な非イオン性乳化剤はタージトール(Tergitol、登録商標)(INCI名称−ノンオキシノール15)及びブリジ(Brij)97(INCI名称−オレス10)を包含する。ムースは、上記のように約2.5〜25重量%、好ましくは5〜15重量%の噴射剤も含む。ムースは、上記のような追加の成分と水を含むムースの残余を含むことができる。
【0025】
毛髪コンディショナーとして機能するために、ヘアケア組成物は一定のヘアコンディショニング性を持たねばならない。前記性質は、たとえば、過剰の堆積なしに毛髪へのコンディショニング剤の固着(substantivity )及び毛髪の処理しやすさ、たとえば湿潤適合性、乾燥適合性、くしでとかすことにより発生する静電荷の中和及びスタイリングの容易さ、の増大を包含する。他の性質は毛髪とくしとの間の摩擦を減少させるため及びもつれを最小にするための毛髪の潤滑性を包含する。添加剤は毛髪を軟かくし、つやのない毛髪に光沢を与え、切れ目を満たし、表皮の薄片を平らにすることにより毛髪の感触を滑らかにもすべきである。毛髪コンディショナーが毛髪のセット維持を改良することも有利である。
【0026】
毛髪コンディショニング特性を有するヘアケア組成物を提供するために、本発明のポリマーは、第2級アミン、第3級アミン及び第4級アミンから選択された少なくとも1つのアミン基を含有するビニルモノマーの重合した残基を、ヘアコンディショニング特性を有するヘアケア組成物に与えるのに有効な量で含む。アミン基を含有する特に好ましいビニルモノマーは第4級アミン含有モノマーである。第4級アミンを含有する適切なモノマーは、たとえば、硫酸メタクリラートエチルトリメチルアンモニウム(MAETAS)、塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム(MAPTAC)及び塩化ジメチルジアリルアンモニウム(DMDAAC)を包含する。好ましい第4級アミン含有成分はMAPTAC及びDMDAACである。
【0027】
カチオン性アミンが好ましいけれども、第2級アミン及び第3級アミンは非イオン性またはカチオン性でよい。特定の態様では、非イオン性第2級及び第3級アミン、たとえば、メタクリル酸−t−ブチルアミノエチル(t−BAEM)、メタクリル酸ジメチルアミノエチル(DMAEMA)及びジメチルアミノプロピルメタクリルアミド(DMAPMA)をカチオン性アミンに変換する。前記変換のための1つの方法は第2級または第3級アミンを適当な酸で中和してアンモニウム塩を形成することである。代りに第2級または第3級アミンを第4級化剤と反応させて第4級アミンを形成してもよい。前記第4級化剤は、たとえば、ハロゲン化アルキル、たとえば塩化メチルまたは硫酸ジアルキル、たとえば硫酸ジメチルでよい。当業者は、非イオン性第2級及び第3級アミンをカチオン性アミンに変換する他のルートがあることを認識するだろう。非イオン性第3アミンを含有する適切なモノマーは、たとえば、DMAEMA及びDMAPMAを包含する。非イオン性第2級アミンを含有する適切なモノマーは、たとえば、t−BAEMを包含する。
【0028】
毛髪コンディショニング性を示す態様では、ポリマーをNVAM及びアミン含有ビニルモノマーから製造することができる。好ましくは約50〜約99重量%のNVAMと約1〜約50重量%のアミン含有ビニルモノマーからコポリマーを製造する。より好ましくは、約60〜約90重量%のNVAMと約30〜約10重量%のアミン含有ビニルモノマーからコポリマーを製造する。より好ましくは、約75〜約90重量%のNVAMと約25〜約10重量%のビニル重合性成分とからコポリマーを製造する。
【0029】
本発明の毛髪コンディショニング組成物は、毛髪コンディショニング組成物に毛髪コンディショニング性を与えるのに有効な量の毛髪コンディショニングポリマーを含む。典型的には毛髪コンディショニング組成物は毛髪コンディショニング組成物の総量に基づいて約0.1〜約15重量%の該ポリマー、好ましくは約0.25〜約10重量%の該ポリマーを含む。
【0030】
1つの態様では毛髪コンディショニング組成物はコンディショニングローションである。本発明のコンディショニングポリマーに加えて、該ローションはさらに他のコンディショニング剤、たとえば、カチオン性界面活性剤、脂肪酸塩、加水分解タンパク質、たとえば、コラーゲン、ケラチン及びアミノ酸並びに油性物質、たとえば、ラノリン、脂肪アルコール、ワックス及び植物油を含むことができる。ローションはさらに他の成分、たとえば、乳化剤、レオロジー変性剤、不透明化剤、真珠光沢剤、安定剤、防腐剤、芳香剤及び着色剤も含むことができる。ある態様では、該ローションをスプレー配布系により適用してもよい。
【0031】
他の態様では、毛髪コンディショニング組成物はコンディショニングシャンプーである。シャンプーは、一般に洗浄と泡のための第1界面活性剤、洗浄、泡増加及びコンディショニングのための第2界面活性剤並びに特殊性能、安定性、芳香及び着色のための付加的添加剤を含む。より詳しくは、これらの水性基剤系は、他の添加剤、たとえば、金属イオン封鎖剤またはキレート化剤、粘度変性剤、不透明化剤、真珠光沢剤または透明化剤、安定剤、芳香剤、着色剤及び防腐剤に加えて、界面活性剤、コンディショニング剤、たとえばカチオン性または両性界面活性剤、油状物質、タンパク質、植物性薬品、合成樹脂及びシリコーンポリマーを含有することができる。
【0032】
ヘアコンディショニング組成物は、コンディショニングゲルを形成するのに有効な量のゲル化剤を含むことができる。好ましくは該コンディショニングゲルはコンディショニングゲルの総重量に基づいて、約0.05〜約3重量%のゲル化剤、より好ましくは約0.1〜約1.0重量%のゲル化剤を含む。上記ゲル化剤の例は、合成ポリマー、たとえば、オハイオ州,クリーブランドのビー.エフ.グッドリッチから入手できるアクリル基剤のカーボポール(登録商標)系の増粘剤及びペンシルベニア州,フィラデルフィアのローム アンド ハースから入手できる会合増粘剤、たとえば、アクリン(登録商標)を包含する。
【0033】
さらに、架橋N−ビニルカルボン酸アミドミクロゲル、たとえば米国特許第5,280,095号明細書に報告されたものを、ヘアケア用のためのゲルを製造するために本発明のポリマーと組み合せて用いることができる。
これらのミクロゲルは本発明のポリマーとは増粘剤としてチキソトロピー性を有するミクロゲルを製造するのに有効な量の1分子中に少なくとも2個の不飽和基を有する重合性化合物中でそれらを製造するという点でまったく別のものである。他の代表的なゲル化剤は、セルロース増粘剤、たとえば、誘導体化ヒドロキシエチルセルロース及びメチルセルロース、デンプン基剤増粘剤、たとえば、アセチル化デンプン並びに天然ガム、たとえば、寒天、アルギン、アラビアガム、グアーガム及びキサンタンガムを包含する。
【0034】
さらに他の態様では、ヘアコンディショニング組成物はムースまたはスプレーの形でもよい。ムースまたはスプレーは上記の成分に加えて、40重量%までの、好ましくは35重量%までの噴射剤、たとえば、エーテル、圧縮ガス、ハロゲン化炭化水素及び炭化水素を含有することができる。代表的な噴射剤は、ジメチルエーテル、プロパン、ブタン、1,1−ジフルオロエタン及びそれらの混合物である。ムースはさらに約0.25〜6重量%、好ましくは0.25〜3重量%の乳化剤を含むことができる。該乳化剤は非イオン性、カチオン性、アニオン性または両性でよい。代表的な非イオン性乳化剤はタージトール(登録商標)NP15(INCI名称−ノンオキシノール15)及びブリジ(登録商標)97(INCI名称−オレス10)を包含する。ムースは約2.5〜25重量%、好ましくは5〜15重量%の上記噴射剤も含む。ムースは水を含むムースの残余と共に上記の追加の成分を含むことができる。
【0035】
毛髪コンディショニング組成物は、毛髪コンディショニング組成物の一定の性質、たとえば粘度、溶解性または乾燥性を変えるために有機溶媒を包含することができる。典型的な溶媒は、たとえば、エタノール、イソプロパノール、アセトン、ジメトキシメタン及びメチルエチルケトンを包含する。用いる場合、有機溶媒の量は好ましくは約40重量%より少なく、より好ましくは約30重量%より少なく、そしてさらにより好ましくは最小限にすることである。最も好ましくは、該組成物は有機溶媒を含まないものであろう。
【0036】
ヘアケア組成物は、約0.1〜約20重量%の、コンディショニング剤、乳化剤、界面活性剤、粘度変性剤、ゲル化剤、不透明化剤、安定剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、キレート化剤、真珠光沢剤、透明化剤、芳香剤及び着色剤からなる群から選択される成分を含有するだろう。好ましくは、該組成物は約1〜10重量%の1または複数の成分を含むだろう。
【0037】
本発明は、本明細書に記載された性質である、毛髪固定性及びヘアコンディショニング性からなる群から選択された性質を有するヘアケア組成物をもたらすのに有効な量の本発明のポリマー並びにコンディショニング剤、乳化剤、界面活性剤、粘度変性剤、ゲル化剤、不透明化剤、安定剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、キレート化剤、真珠光沢剤、透明化剤、芳香剤、着色剤及び噴射剤からなる群から選択された成分を含むヘアケア組成物を毛髪に適用することを含む、毛髪を処理する方法をも指向している。過剰のヘアケア組成物は毛髪から、たとえば、コンディショニングシャンプーまたはリンスの場合には取り除くことができる。他の態様、たとえば、ゲル、ムース及びヘアスプレーにおいては、ヘアケア組成物は一般に、毛髪を後で水またはシャンプーで洗うまでは除去されない。
【0038】
次の例は好ましいヘアケア組成物及びそれに用いられたヘアケアポリマーを示す。それらは、添付の請求項の範囲を限定することを目的とするものでなく、また限定するものと解すべきでない。
ここに記載されたすべての%は、特に記載がなければ重量%である。
ポリマーの製造
沈殿重合によるPVAMホモポリマーの製造
冷却器を備えた2リットルフラスコに22.5gのNVAM、250gの酢酸エチルを、そして5分間かけて、0.5ミリモルのペルオキシピバリン酸−t−アミルを導入した。2つの遅い追加物(slow-add)を10分後に加える。最初のものは177.5gのNVAMと458.5gの酢酸エチルからなり、2番目のものは5.4ミリモルのペルオキシピバリン酸−t−アミルと63.5gの酢酸エチルからなる。前記遅い追加物を、それぞれ、3時間及び6時間かけて、反応系を還流しながら加える。さらに1時間反応を継続し、混合物をろ過する。溶媒の除去のために粉末ポリマーを加熱オーブン中で乾燥する。
【0039】
沈殿重合によるPVFホモポリマーの製造
機械的撹拌器による動力付きの撹拌シャフト、加熱浴、温度計及び還流冷却器を備えた2リットルフラスコに、最初の装填として、22.5gのNVF、250gの1−プロパノール及び0.2gの過カプリル酸−t−ブチルを加えた。混合物を窒素でパージし、還流まで加熱した。この時点で、次の2つの遅い追加物、すなわち、窒素でパージされた177.5gのNVFと458.5gの1−プロパノールの混合物を3.5時間かけて、1.0gの過カプリル酸−t−ブチル及び26.5gの1−プロパノールの混合物を4時間かけて加えた。すべての時間で還流を維持した。開始剤の遅い追加物の添加の終了から1時間後に0.2gの過カプリル酸−t−ブチル及び37gの1−プロパノールからなるスキャベンジャー開始剤の遅い追加物を2時間かけて添加した。次いで混合物をさらに5時間還流下に保持した。70℃に冷却後、ろ過し、次いで白色のポリマー沈殿物をオーブン中で60℃で2時間、130℃で1晩乾燥した。
【0040】
ヘアケア組成物の製造
すべての記載の数値は組成物の総重量に基づく重量部である。
ポリマー及びTEAを脱イオン水中で均質になるまで混合した。別の容器中で、ダウイキル(Dowicil)(登録商標)200防腐剤及びカーボポール(登録商標)940増粘剤を脱イオン水といっしょにし、カーボポール(登録商標)が溶液になるまで混合した。
【0041】
ダウイキル(登録商標)200は、ミシガン州ミッドランドのダウ ケミカルカンパニーから入手できる。
次にA部分とB部分をいっしょにして透明な粘稠ゲルが形成されるまで静かに混合した。
手順:適当に撹拌しながら、ポリマーを水に溶解する。界面活性剤及び防腐剤を加え、溶液を均質になるまで混合する。生成物をろ過し、容器に充填する。次に容器に噴射剤を装填する。タージトール(登録商標)NP15界面活性剤はコネチカット州,ダンブリーのユニオン カーバイド ケミカル アンド プラスチック カンパニーから入手できる。ブリジ(登録商標)97界面活性剤はデラウェア州,ウィルミングトンのICI スペシャルティー ケミカルズから入手できる。
【0042】
手順:カーボポール(登録商標)940増粘剤を十分に撹拌して水に分散させる。コンディショニングポリマーを水に加え、溶解するまで混合する。混合しながらトリエタノールアミンを加える。均質な混合物が生成するまで混合を継続する。
【0043】
手順:コンディショニングポリマーを20部の水に溶解する。別の容器中で残りの水を70℃に加熱する。次いで、TEA硫酸ラウリル及びコカミドDEAを加熱水に加える。工程1からのポリマー溶液を加熱水に加える。混合物を40℃に冷却して、防腐剤を加える。混合物を室温まで冷却する。ダウイキル(登録商標)200は、ミシガン州,ミッドランドのダウ ケミカル カンパニーから入手できる。
【0044】
ポリマー及びTEAを脱イオン水中で均質になるまで混合する。別の容器でダウイキル(登録商標)200防腐剤及びカーボポール(登録商標)940増粘剤を脱イオン水といっしょにして、増粘剤が溶液になるまで混合する。次いで、A部分とB部分をいっしょにして透明なゲルが形成されるまで静かに混合する。
【0045】
手順:コンディショニングポリマーを適当な撹拌を用いて水に溶解する。界面活性剤及び防腐剤を加え、均質になるまで溶液を混合する。生成物をろ過し、容器に充填する。次に容器に噴射剤を装填する。タージトール(登録商標)NP15界面活性剤はコネチカット州,ダンブリーのユニオン カーバイド ケミカルアンド プラスチック カンパニーから入手できる。ブリジ(登録商標)97界面活性剤はデラウェア州,ウィルミントンのICI スペシャルティー ケミカルズから入手できる。
【0046】
ヘアケア組成物の評価
例1
ビニルピロリドンに基づく市販のポリマーであって、具体的にいうと、インターナショナル スペシャルティ プロダクツから入手できる、PVP K−90及びPVP K−30に加えて、上記製造されたPVF及びPVAMを次の配合及び上記手順にしたがって毛髪固定性ゲル組成物に配合した。
【0047】
ゲルを色及び透明性に関して初期の外観を決定するために視覚で観察した。ゲルを50℃で恒温のオーブン中に4週間置き、その後再び色及び透明性に関する外観の視覚的な観察を行なった。結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
このデータは、毛髪固定性樹脂としてPVPまたはPVFを用いるゲルは、毛髪固定性樹脂としてPVAMを用いるゲルよりも老化しやすいことを示している。したがって、PVAMは老化に関してPVP及びPVFより優れている。
例2
アルコールを含まないゲルを、PVAM,PVF及びPVP K−90をそれぞれ用いて、ポリマー固体3%で製造した。該ゲルを生じたゲルの透明性を視覚で観察することによって増粘剤適合性(カーボポール940)について評価した。初期透明性等級づけを行ない、次いで、50℃で3ケ月ゲルを老化させた。次いで老化させた透明性の等級づけを行った。結果を表2に示す。
【0050】
表2
ポリマー 初期透明性等級 老化透明性等級
PVAM 1 1
PVF 1 4
PVP 1.5 2
1は透明、2はわずかにかすんだ、3はかすんだ、4は濁った、5は不透明という等級で、増粘剤適合性に関して、PVAMは初期にはPVFと同等で、PVPには優っている。PVAMは老化に関して、PVF及びPVPの両方に優っている。
【0051】
例3
それぞれ、PVAM及びPVPを用いて例2で製造したアルコールを含まないゲルの主観的性質を比較した。各々のゲルを湿らせた25.4cm(10インチ)の褐色のイタリア人の毛髪の見本(swatch)で試験した。各見本に0.5gのそれぞれのゲルを適用した。ゲルは見本中に入っていき、次に各見本を湿潤適合性について評価した。次に各見本を約43.3℃(110°F)のオーブンで2時間乾燥させた。評価した追加の主観的性質は光沢、剛性、乾燥適合性、はがれ易さ及び静電気で毛髪がなびくことを包含する。主観的な評価基準を下記に示す。結果を表3に示す。
1.湿潤適合性−見本を数回静かにくしでとかし、ときつけ(comb-out)の容易性を評価する。
2.光沢−見本を視覚により光沢及びつやについて評価する。
3.主観的剛性−見本をパネリストが触れて、毛髪見本を曲げようとするときの抵抗性感により剛性と軟らかさを対比して評価する。
4.乾燥適合性−見本を数回静かにくしでとかし、ときつけの容易性を評価する。
5.はがれ易さ(Flakiness )−見本をくしでとかした後のはがれ易さについて視覚により調べる。
6.静電気で髪がなびくこと−見本を激しくくしでとかし、次に示された静電気で髪がなびく量を評価する。
【0052】
これらの方法により得られたデータは質的であって、定量的でない。したがって主観的である。しかしながら、これらのブラインド研究に参加したパネリストは、これらの性質について毛髪見本の分析において訓練を受けてきていた。さらに、主観的評価は90%信頼度で差異を同定するように統計学的に分析されている。
【0053】
【表2】
【0054】
鍵:+ 実験物は対照よりも統計学的に優っている(7/8は優っていると評価される)。
= 実験物は対照と統計学的に等しい(2〜6/8は等しい)。
− 実験物は対照よりも統計学的に劣る。(1/8は劣ると評価される)。データが示すように、アルコールを含まないゲル組成物主観的性質に関して、PVAMはPVPと同等である。
【0055】
例4
ポリマーの10%固体水溶液を調製した。溶液の透過率を純水の透過光に対するポリマー溶液による透過光の比により決定された。測定は分光光度計を用いて400nmで行なった。
【0056】
【表3】
【0057】
透過率の2%の差は眼で認識できるので、この結果はPVAMが水溶液の透明性に関してPVP及びPVFの両方に対して優っていることを示している。
例5
上記で製造されたPVAMポリマーをPVP K−30,PVP K−90及び上記で製造されたPVFホモポリマーと性能差、特にエアゾールヘアスプレー用途における性能差について比較した。各ポリマーを、エアゾールスプレーの粒径の測定(表5b)に加えて、下記の無水系を製造し、次いでこの系を炭化水素溶媒中の外観及びスプレー性について観察することにより、炭化水素許容度(表5a)及びスプレー性(表5b)について試験した。
【0058】
表5a
炭化水素許容度(3%ポリマー固体、無水系、A−46噴射剤)
ポリマー A−46炭化水素
PVAM 60%−非常にわずかなかすみ
PVP K−30 60%−非常にわずかなかすみ
PVP K−90 60%−かすみ、わずかな沈殿
PVAMは、PVP K−30と同様に約60%炭化水素に許容性がある。分子量の高いPVP K−90は60%の炭化水素レベルで沈殿が現われた。すべてのポリマーは65%の炭化水素と不相容である。したがって、PVAMは炭化水素適合性に関し、PVPと同等である。
【0059】
PVP K−90の分子量及び粘度は非常に高く、したがってその特定のポリマーは無水エアゾールヘアスプレー用途に用いるには許容できない。しかしながら、より低分子量のPVP K−30は無水エアゾール組成物に用いることができ、最良のスプレー性を示す一方、PVAMは無水エアゾール中で良好なスプレー性を示す。
【0060】
例6
組成物の主観的評価のための手順
PVAMを次の性質に関してPVP対照に対して評価した。すなわち、乾燥適合性、光沢、静電気で毛髪がなびくこと及びはがれ易さ。試験の詳細を下記に示す。
【0061】
ポリマーを4%活性無水エアゾール系中で評価した。汚れのない暗褐色の毛髪をNY1001,ニューヨーク,28番ストリート129Wのデメオ ブラザーズから得た。長さ25.4cm(10インチ)で5.25gの別々の毛髪見本を各ポリマーまたは水処理について用いた。
見本に約15.2cm(6インチ)の距離から側面に対して2秒スプレーし、周囲条件で1時間乾燥させた。見本試料を対(PVAM処理 対 PVP処理)としてグループ分けした。全部で8対の試料を評価した。性能は訓練を受けた2人のメンバーのパネルにより評価され、彼らは、コード化された本発明のポリマーと対照のPVPを比較した。パネルの各メンバーは4対の試料(PVAM 対 PVP)を、互いに劣っている/優れている(−/+)または統計学的に差がないとして等級づけした。各ポリマーについて全部で8対を試験した。各見本を主観的性質について湿潤適合性評価を除いた他は、例3に記載したように評価した。評価の結果を表6に表わす。
【0062】
【表4】
【0063】
鍵:+ 実験物は統計学的に対照に優れている(7/8を優れていると評価する)。
= 実験物は統計学的に対照と同等(2〜6/8同等)。
− 実験物は統計学的に対照より劣っている(7/8を劣っていると評価する)。
【0064】
予想されたように、PVP K−90はPVAMポリマーより剛く、一方PVAMは乾燥適合性及びはがれ易さに関して優れている。2つの樹脂は光沢及び帯電防止に関して同等である。PVAMポリマーは方向的にPVP K−30に対して剛性で優れており、帯電防止性に関して優れており、はがれ易さに関して劣っており、光沢剛性及び乾燥適合性で同等である。このデータから引き出される1つの結論は、PVAFから製造されたポリマーは一般に無水エアゾールにおける主観的評価に関して同等である。
【0065】
例7
2%ポリマー固体でポリマー水溶液を調製し、次の実験要綱にしたがって剛性について評価した。結果を表7に示す。
剛性試験実施要綱
各ポリマー溶液を3つの湿らせた11.4cm(4.5インチ)の褐色の汚れのないイタリア人の毛髪見本について試験した。見本を2%活性水溶液に湿した。過剰の溶液を湿った見本を親指と人さし指の間で搾ることにより取り除いた。見本を約43.3℃(110°F)のオーブンで45分間乾燥させた。見本を相対湿度50%及び23℃の恒温恒湿室に入れ、1晩維持した。見本の剛性を剛性を測定するための適当な機器を用いて測定した。結果を統計学的に分析し、95%信頼度で報告した。
【0066】
表7
剛性の評価(2%ポリマー固体、水溶濃縮液)
ポリマー 剛性単位 I.V.
PVAM 341 0.5
PVP K−90 ほぼ500 2.5
PVF 315 0.4〜0.5
データが示すように剛性に関してPVAMはPVFに優れ、十中八九はPVAMポリマーの分子量に対するPVP K−90の高分子量のために、PVP K−90に劣る。PVP K−30に実施した同様の試験は、主観的剛性評価に基づいてPVAMはPVP K−30に優れていることを示すだろうと予測するだろう。したがって、PVAMポリマーはいくつかのPVP樹脂と同じ位良好な剛性を提供すると言える。
【0067】
例8
上記で製造された各ゲルを次の実施要綱にしたがって、高湿度カール保持について評価した。結果を表8に示す。
高湿度カール保持試験実施要綱
各ゲルを9つの湿らせた25.4cm(10インチ)のヨーロッパ人の褐色の毛髪の見本について試験した。各見本に0.5gのそれぞれのゲル組成物をつけた。ゲルを見本に浸み込ませ、次にそれを約1.3cm(0.5インチ)のテフロンのマンドレル上に同じ方向に360°回転させながらカールさせた。次にカールをマンドレルから注意深く取りはずし2本のヘアクリップで固定した。次にカールを約48.9℃(120°F)の温度のオーブンに1晩置いた。乾燥したカールの巻きを静かに解き、相対湿度90%で70°Fの湿室に入れられた、目盛つきの透明なカール保持板に垂らした。カール保持%を15,30,60,90及び120分に測定した。カール保持を下記のように測定した。各時間間隔で得られた平均保持%を比較し、統計学的に分析し、95%信頼度で報告した。
【0068】
【数1】
【0069】
L=見本が完全に伸びた長さ
L0 =暴露前のカールの長さ
Lt =暴露後のカールの長さ
【0070】
【表5】
【0071】
データはPVAMが高湿度カール保持に関して、PVP及びPVFの両方に匹敵することを示している。
追加のPVAM試料を次のように製造した。
NVAcの沈殿重合
冷却器を備えた2リットルフラスコ中に22.5gのNVAM、225gの希釈剤、及び5分間かけて0.9ミリモルの開始剤を導入した。2つの遅い追加物を10分後に加えた。最初のものは177.5gのNVAM及び458.5gの希釈剤からなり、第2番目のものは5.4ミリモルの開始剤及び63.5gの希釈剤からなるものであった。上記遅い追加物を、反応系を還流下に維持しながら、それぞれ、3時間及び6時間かけて加えた。さらに1時間反応を継続し、混合物をろ過した。希釈剤を取り除くために沈殿したポリマーを加熱したオーブン中で乾燥させた。
【0072】
1つの試料では、希釈剤として酢酸エチルを用い、開始剤として、ペルオキシピバリン酸−t−アミル(t−APP)を用いた。他の試料では、希釈剤としてアセトンを用い、開始剤としてt−APPを用いた。他の試料では希釈剤としてアセトンを用い、開始剤としてペルオキシネオデカン酸−α−クミルを用いた。冷却器を備えた2リットルフラスコに、22.5gのNVAMと225gの酢酸エチルと、5分間かけて25gの酢酸エチル中の0.22gのt−APPを導入した。177.5gのNVAM及び458.5gの酢酸エチルからなる遅い追加物を10分後に加えた。それを2.5時間かけて加えた。第2の遅い追加は最初の遅い追加の開始の1.5時間後に開始した。第2の遅い追加物は63.5gの酢酸エチル中の1.36gのt−APPからなった。この添加を4時間かけて行なった。遅い添加の間、還流を維持した。第2の遅い添加の終了後、さらに1時間混合物を還流下に維持した。生じた沈殿をろ過して、湿ったポリマーの塊を生じた。
Claims (13)
- ヘアケア組成物であって、
毛髪固定性及び毛髪コンディショニング性からなる群から選択する性質を有するヘアケア組成物をもたらす前記組成物の0.05〜15重量%の量の架橋されていないポリマー、ここで、前記ポリマーはN−ビニルアセトアミドモノマーから製造されたホモポリマー及びN−ビニルアセトアミドモノマーとビニルモノマーから製造されたインターポリマーからなる群から選択するものである、並びに
コンディショニング剤、レオロジー変性剤、不透明化剤、安定剤、乳化剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、真珠光沢剤、透明化剤、芳香剤、着色剤、噴射剤、有機溶媒及び水からなる群から選択する成分を含む組成物。 - 請求項1に記載のヘアケア組成物であって、前記ビニルモノマーは、(a)スチレン及びその誘導体、(b)アクリル酸のC1 〜C18アルキルエステル、(c)メタクリル酸のC1 〜C18アルキルエステル、(d)式 CH2 =CH−OCOR(式中、RはC1 〜C18)のビニルエステル、(e)式 CH2 =CR−CONR1 R2 (式中、RはHまたはCH3 、R1 はHまたはC1 〜C12、R2 はC1 〜C18)のアルキル置換アクリルアミド及びメタクリルアミド、(f)フマール酸、イタコン酸及びマレイン酸のモノエステル並びにジエステル、(g)ビニルエーテル、(h)ヒドロキシ官能性アクリレート及びメタクリレート、(i)第2級アミン、第3級アミン及び第4級アミンからなる群から選択するアミンを含有するビニルモノマー、(j)アクリルアミド、(k)非−アルキル置換アクリルアミド及び(l)環状アミドからなる群から選択するものである、前記ヘアケア組成物。
- 請求項1に記載の組成物であって、0.1〜10重量%の前記ポリマー及び0.05〜3重量%のゲル化剤を含み、それによってゲルを形成する前記ヘアケア組成物。
- 請求項3に記載のゲルであって、前記ポリマーは100〜10重量%のN−ビニルアセトアミドモノマー及び0〜90重量%の前記ビニルモノマーから製造され、そのビニルモノマーは、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸 2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸 2−ヒドロキシエチル、アクリル酸 2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸 2−ヒドロキシプロピル、酢酸ビニル、モノメタクリル酸オリゴエチレングリコール、塩化メタクリラートエチルトリメチルアンモニウム、硫酸メタクリラートエチルトリメチルアンモニウム及び塩化ジメチルジアリルアンモニウムからなる群から選択するものである前記ゲル。
- 請求項2に記載のヘアケア組成物であって、0.25〜6重量%の前記乳化剤及び2.5〜25重量%の前記噴射剤を含んでなり、ここで、前記ポリマーは100〜10重量%のN−ビニルアセトアミドモノマー及び0〜90重量%前記ビニルモノマーから製造され、そのビニルモノマーは、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸 2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸 2−ヒドロキシエチル、アクリル酸 2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸 2−ヒドロキシプロピル、酢酸ビニル、メタクリル酸オリゴエチレングリコール、塩化メタクリラートエチルトリメチルアンモニウム、硫酸メタクリラートエチルトリメチルアンモニウム及び塩化ジメチルジアリルアンモニウムからなる群から選択するものである前記ヘアケア組成物。
- 請求項2に記載のヘアケア組成物であって、前記ポリマーはN−ビニルアセトアミドモノマーと、第2級アミン、第3級アミン及び第4級アミンからなる群から選択するアミンを含有するビニルモノマーとのインターポリマーであって、少なくとも1つのヘアコンディショニング性を有するヘアケア組成物をもたらすのに有効な量で存在するものである前記ヘアケア組成物。
- 請求項6に記載のヘアケア組成物であって、第2級アミン、第3級アミン及び第4級アミンからなる群から選択するアミンを含有する前記ビニルモノマーが、塩化メタクリラートエチルトリメチルアンモニウム、硫酸メタクリラートエチルトリメチルアンモニウム及び塩化ジメチルジアリルアンモニウムから選択する第4級アミンである前記ヘアケア組成物。
- 請求項1に記載のヘアケア組成物であって、前記ポリマーが1分子中に少なくとも2個の不飽和基を有する重合性化合物の不存在で製造されるものである前記ヘアケア組成物。
- 毛髪を処理する方法であって、
毛髪にヘアケア組成物をつけ、該組成物は、毛髪固定性及びヘアコンディショニング性からなる群から選択する性質を有するヘアケア組成物をもたらす前記組成物の0.05〜15重量%の量の非架橋性のポリマー、ここで前記ポリマーはN−ビニルアセトアミドモノマーから製造されたホモポリマー並びにN−ビニルアセトアミドモノマー及びビニルモノマーから製造されたインターポリマーからなる群から選択するものである、並びに
コンディショニング剤、乳化剤、レオロジー変性剤、不透明化剤、安定剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、真珠光沢剤、透明化剤、芳香剤、着色剤、噴射剤、有機溶媒及び水からなる群から選択する成分を含み、そして、
任意に毛髪から過剰のヘアケア組成物を取り除くことを含む前記方法。 - 前記ヘアケア組成物が0.05〜3重量%の前記ゲル化剤を含む請求項9の方法。
- 前記ヘアケア組成物が0.25〜6重量%の前記乳化剤及び2.5〜25重量%の前記噴射剤を含む請求項9に記載の方法。
- 請求項9に記載の方法であって、前記ポリマーが、100〜10重量%のN−ビニルアセトアミドモノマー及び0〜90重量%の前記ビニルモノマーから製造され、そのビニルモノマーは、(a)スチレン及びその誘導体、(b)アクリル酸のC1 〜C18アルキルエステル、(c)メタクリル酸のC1 〜C18アルキルエステル、(d)式 CH2 =CH−OCOR(式中、RはC1 〜C18)のビニルエステル、(e)式 CH2 =CR−CONR1 R2 (式中、RはHまたはCH3 、R1 はHまたはC1 〜C12及びR2 はC1 〜C18)のアルキル置換アクリルアミド及びメタクリルアミド、(f)フマール酸、イタコン酸及びマレイン酸のモノエステル並びにジエステル、(g)ビニルエーテル、(h)ヒドロキシ官能性アクリレート及びメタクリレート、(i)第2級アミン、第3級アミン及び第4級アミンからなる群から選択する少なくとも1つのアミン基を含有するビニルモノマー、(j)アクリルアミド、(k)非−アルキル置換アクリルアミド並びに(l)環式アミドからなる群から選択するものである前記方法。
- 前記ポリマーが1分子中に少なくとも2つの不飽和基を有する重合性化合物の不存在で製造される請求項9に記載の方法。
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