JP3819009B2 - エンジンマウント構造 - Google Patents

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本発明はエンジンマウント構造に関する。
エンジンマウントとして液封型弾性体を用いたものがある。この液封型弾性体は、内部に細い通路によって連通した2つの液室を有し、液体がこの細い通路を通って両液室間で移動することによって防振機能を発揮するものであり、ブラケットによって車体に取り付けられている(特許文献1,2参照)。すなわち、このブラケットは、上記液封型弾性体を支持する本体と該本体に溶接され車体に結合される支持脚とを備えてなり、該ブラケットの本体には上記液封型弾性体が弾性変位をするときに該液封型弾性体に当接しその一定以上の弾性変位を規制するストッパが溶接されているのが通常である。
実開平4−39446号公報 特開平5−296284号公報
しかし、上述の如きエンジンマウント構造では、ブラケットの本体と支持脚とを溶接するために重ね合わせ部分が多くなって形状ないしは構造が複雑なものになるとともに、重量も大きくなり、また、製造工程数が多くなり、製造コストも高くなる。その上、上記ブラケットの本体にストッパを溶接するとなると、上記の問題がさらに顕著なものになってくる。
本発明は、上記課題に対して、上記ブラケットの本体と支持脚とを1枚の板材からプレス加工によって一体に成形するようにして、これを解決したものである。以下、特許請求の範囲の各請求項に係る発明について具体的に説明する。
(請求項1に係る発明)
この発明は、振動減衰用の液室を有しエンジン及び車体のうちの一方に結合される液封型弾性体と、該液封型弾性体が筒状ホルダを介して支持され上記エンジン及び車体のうちの他方に結合されるブラケットとを備えているエンジンマウント構造において、
上記ブラケットは、
相対向する一対の本体プレートと、
上記両本体プレートの上端にU字状に連なり上記液封型弾性体の一定以上の弾性変位を規制するストッパと、
各本体プレートの下端に設けられ互いに離反するように外側へ突出し上記エンジン及び車体のうちの他方に結合される一対の外フランジ状の支持脚とを備え、
上記両本体プレートとストッパと両支持脚とは一枚の板材のプレス加工によって一体に形成されており、
上記両本体プレートは、各々の中間に傾斜部を備えて互いの上部の間隔が互いの下部の間隔より広くなっており、
上記筒状ホルダの上部には上記本体プレートの傾斜部に対応するように上方へ向かって拡開した拡開部が形成されており、
上記両本体プレートの各々と上記筒状ホルダとの隙間に上記液封型弾性体のゴム部が介在し、該ゴム部が上記本体プレートと筒状ホルダとに加硫接着することによって上記ブラケットと筒状ホルダとが結合されていることを特徴とする。
この発明では、液封型弾性体を支持する本体プレート、支持脚及びストッパを互いに溶接することなく組み立てることができ、ブラケットの構造が簡単なものになるとともに、軽量且つ安価なものになる。
また、液封型弾性体が筒状ホルダを介して本体プレートに支持されているから、本体プレート、支持脚及びストッパの全体形状がU字形状の簡単なものであっても、該液封型弾性体の本体プレートに対する支持が比較的強固なものになる。しかも、ブラケットと筒状ホルダとの溶接が不要になるから、エンジンマウントの製作が容易になるとともに、そのコストダウンを図ることができる。
(請求項2に係る発明)
この発明は、請求項1において、
上記液封型弾性体のゴム部は、その周面が上記ブラケットの両本体プレート及びストッパの内面に加硫接着されているとともに、上記両本体プレートの各々と上記筒状ホルダとの隙間に介在し、
上記ゴム部に埋設され上記ストッパと相俟って上記液封型弾性体の一定以上の弾性変位を規制するストッパプレートと、上記ゴム部の中央部下面との間に第1液室を形成したオリフィス部材と、該オリフィス部材の下面との間に第2液室を形成したダイアフラムと、該ダイアフラムを上記筒状ホルダに保持すべく該筒状ホルダに下から圧入された保持リングと、上記ゴム部に形成された空洞部とを備えていることを特徴とする。
この発明では、ダイヤフラムを保持リングの圧入によってホルダに固定するから、該ダイヤフラムの組付けが容易である。しかも、この保持リングの圧入によってホルダとダイヤフラムとの間のシールを行なうことができる。
請求項1に係る発明によれば、液封型弾性体を支持する本体プレート、支持脚及びストッパを互いに溶接することなく組み立てることができ、ブラケットの構造が簡単なものになるとともに、軽量且つ安価なものになり、また、液封型弾性体が筒状ホルダを介して本体プレートに支持されているから、ブラケットの全体形状がU字形状の簡単なものであっても、該液封型弾性体の本体プレートに対する支持が比較的強固なものになり、しかもブラケットと筒状ホルダとの溶接が不要になるから、エンジンマウントの製作が容易になるとともに、そのコストダウンを図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、ダイヤフラムを保持リングの圧入によってホルダに固定するから、該ダイヤフラムの組付けが容易であり、しかも、この保持リングの圧入によってホルダとダイヤフラムとの間のシールを行なうことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、説明には上下左右及び縦横の概念を用いるが、それは説明の便宜上用いるものであり、本発明の内容を限定するものと解釈してはならない。
図1に示すエンジンマウント21の全体構造において、22は一体型ブラケットであり、これに筒体(筒状ホルダ)23を介して液封型弾性体24が支持されている。ブラケット22と筒体23とは液封型弾性体24のゴム部31によって結合されている。
ブラケット22は、図2に示すように相対向する一対の本体プレート25,25と、該両本体プレート25,25の上端にU字状に連なるストッパ26と、各本体プレート25,25の下端に設けられ互いに離反するように外側へ突出した一対の外フランジ状の支持脚27,27とを備えてなる。支持脚27には車体に結合するためのボルト孔28が形成されている。
すなわち、ブラケット22は1枚の長方形鋼板からプレス曲げ加工によって形成されたものである。但し、相対する本体プレート25,25は中間に傾斜部25a,25aを備えていて、上部の間隔が下部の間隔よりも広くなっている。
筒体23は、円筒状に形成されているが、上部には上記本体プレート25の傾斜部25aに対応するように上方へ向かって拡開した拡開部23aが形成されている。この筒体23と上記本体プレート25,25との間には隙間が形成されている。
そうして、上記液封型弾性体24のゴム部31は、周面がブラケット22の本体プレート25,25及びストッパ26の内面に加硫接着されているとともに、上記筒体23と本体プレート25,25との隙間に介在している。
液封型弾性体24において、32はゴム部31の頂部にアンカー33を介して取り付けられ且つ該ゴム部31に埋設されているストッパプレート、34はゴム部31の中央部下面との間に第1液室35を形成したオリフィス部材、36はオリフィス部材34の下面との間に第2液室37を形成したダイアフラム、38はダイアフラム36を上記筒体23に保持すべく該筒体23に下から圧入された保持リング、39はゴム部31に形成された空洞部である。保持リング38とホルダ23の内周面との間にダイヤフラム36の周縁部が挟持されている。
また、ブラケット22のストッパ26とストッパプレート32との間には上記ゴム部31が介在している。ストッパプレート32の上面にはエンジンに結合するための取付ボルト40が上方へ突設されている。また、ブラケット22のストッパ26には上記取付ボルト40へのエンジンの結合を許容するための切欠き26aが形成されている。
また、上記オリフィス部材34は、2枚の金属板材を併せて環状通路34aを形成したものであり、上側金属板材には第1液室35と環状通路34aとを結ぶ小径の連絡孔が形成され、下側金属板材にも第2液室37と環状通路34aとを結ぶ小径の連絡孔が形成されている。この両連絡孔は互いに環状通路34aの直径方向に相対する位置に設けられている(図示省略)。
上記エンジンマウント21の製作にあたっては、上記ブラケット22、筒体23及びストッパプレート32を上記ゴム部31を形成するための未加硫ゴムで互いに接着し、該ゴムの加硫を行なう。そして、上記オリフィス部材34及びダイヤフラム36の組付け、保持リング38の圧入を行なう。
従って、液封型弾性体24を支持する本体プレート25,25、支持脚27,27及びストッパ26を互いに溶接することなく組み立てることができ、ブラケット22は構造が簡単なものになるとともに、軽量且つ安価なものになる。また、ブラケット22と筒体23との溶接が不要になるから、マウントブラケット21の製作が容易になるとともに、そのコストダウンを図ることができる。
さらに、ダイヤフラム36を保持リング38の圧入によって筒体23に固定するから、該ダイヤフラム36の組付けが容易である。しかも、この保持リング38の圧入によって筒体23とダイヤフラム36との間のシールを行なうことができる。
上記エンジンマウント構造においては、エンジンと車体との間の変位が大きくなると、上記第1液室35に大きな容積変化が要求されるが、上記環状通路34a及びその上下の小径連絡孔が液体の移動に抵抗となるため、この抵抗がダンパ機能として働き、エンジンと車体との間の振動が抑えられる。液封型弾性体24の過大変位は、ストッパ26とストッパプレート32と両者間に介在するゴム部31とによって防止される。
なお、ブラケットの本体や支持脚、あるいはこの両者の境界部、さらにはストッパや該ストッパと本体との境界部には、必要に応じてビード、リブ等の補強を施すことができる。
実施例のエンジンマウントを一部断面にして示す正面図 同例のエンジンマウントブラケットと筒体とを示す分解斜視図
符号の説明
21 エンジンマウント
22 ブラケット
23 筒体(ホルダ)
24 液封型弾性体
25 本体プレート
26 ストッパ
27 支持脚
31 ゴム部
32 ストッパプレート
34 オリフィス部材
35 第1液室
36 ダイアフラム、
37 第2液室
38 保持リング
40 取付ボルト

Claims (2)

  1. 振動減衰用の液室を有しエンジン及び車体のうちの一方に結合される液封型弾性体と、該液封型弾性体が筒状ホルダを介して支持され上記エンジン及び車体のうちの他方に結合されるブラケットとを備えているエンジンマウント構造において、
    上記ブラケットは、
    相対向する一対の本体プレートと、
    上記両本体プレートの上端にU字状に連なり上記液封型弾性体の一定以上の弾性変位を規制するストッパと、
    各本体プレートの下端に設けられ互いに離反するように外側へ突出し上記エンジン及び車体のうちの他方に結合される一対の外フランジ状の支持脚とを備え、
    上記両本体プレートとストッパと両支持脚とは一枚の板材のプレス加工によって一体に形成されており、
    上記両本体プレートは、各々の中間に傾斜部を備えて互いの上部の間隔が互いの下部の間隔より広くなっており、
    上記筒状ホルダの上部には上記本体プレートの傾斜部に対応するように上方へ向かって拡開した拡開部が形成されており、
    上記両本体プレートの各々と上記筒状ホルダとの隙間に上記液封型弾性体のゴム部が介在し、該ゴム部が上記本体プレートと筒状ホルダとに加硫接着することによって上記ブラケットと筒状ホルダとが結合されていることを特徴とするエンジンマウント構造。
  2. 請求項1において、
    上記液封型弾性体のゴム部は、その周面が上記ブラケットの両本体プレート及びストッパの内面に加硫接着されているとともに、上記両本体プレートの各々と上記筒状ホルダとの隙間に介在し、
    上記ゴム部に埋設され上記ストッパと相俟って上記液封型弾性体の一定以上の弾性変位を規制するストッパプレートと、上記ゴム部の中央部下面との間に第1液室を形成したオリフィス部材と、該オリフィス部材の下面との間に第2液室を形成したダイアフラムと、該ダイアフラムを上記筒状ホルダに保持すべく該筒状ホルダに下から圧入された保持リングと、上記ゴム部に形成された空洞部とを備えていることを特徴とするエンジンマウント構造。
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