JP3818860B2 - 給湯管の接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばダイカストマシンのマシンスリーブに溶湯を給湯するための給湯管とマシンスリーブの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ダイカストマシンに溶湯を加圧注入するためのマシンスリーブに溶湯を注湯する際、空気や酸化物等の巻き込みを防止する等のため、給湯炉から延出する給湯管の先端部をマシンスリーブの基端側下面に接続するような鋳造機が知られており、このような給湯管とマシンスリーブの接続構造として、例えば特開平10−244354号や、特開平4−258357号のような技術が知られている。そして前者の場合は接続部からの溶湯の漏洩を防止し、また溶湯の熱影響による配管の伸びを吸収するため、マシンスリーブ側の受入れ口を凹状円錐台形状にし、給湯管の接続口を凸状球面形状にする技術を開示しており、また後者の場合は、マシンスリーブの長さを短くし、給湯充填率を高め、射出時の空気の巻き込み減少を図るため、クサビブロックによって進退する給湯口ブロックを設け、パッキンを介して給湯口に座着させるような技術を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような構造の場合、特に、例えば1600トンクラスの大型マシンになると、型開き時等に発生する振動によりマシンスリーブと給湯管の接続部が破損したり、接続部周辺のコイルヒータや温度センサ等が損傷したり、溶湯洩れが生じたりしやすく、稼動率低下を招くとともに、復元作業が必要になる等の問題があった。
また、後者の特開平4−258357号の場合は、接合面にパッキンが介装されているため損耗が生じ易く、交換頻度等が高くなる等の問題もあった。
【0004】
そこで本発明は、型開き時等に振動が発生しても、それによって生じる悪影響を抑制出来るようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、給湯炉から延出する給湯管を鋳造機のマシンスリーブに接続する構造において、マシンスリーブの基端側壁面部にセラミックリングを組み込むとともに、給湯管の先端部にセラミック接続口を設け、セラミックリングの接続面とセラミック接続口の接続面を面接触させ且つ各接触面を圧接手段により圧接せしめると共に、前記セラミックリングの接続面とセラミック接続口の接続面を型開閉方向に一致せしめ、前記接続面同士を摺接可能にした。
【0006】
このようにマシンスリーブ側のセラミックリングと、給湯管側のセラミック接続口の各接続面同士を圧接せしめると共に、前記セラミックリングの接続面とセラミック接続口の接続面を型開閉方向に一致せしめ、接続面同士を摺接可能に接続すれば、マシン側のマシンスリーブが振動しても横振動を吸収することが出来、給湯管まわりの損傷発生を抑制することが出来る。またこの際、摺接面がセラミックス製のため、耐磨耗性の向上も図られる。
【0007】
ここでセラミックリングの接続面とセラミック接続口の接続面を圧接せしめるための圧接手段は任意であり、例えばスプリング圧を利用したり、シリンダ圧を利用したり、その他の手段等を使用することが可能である。
【0009】
また、セラミックリングの接続面とセラミック接続口の接続面を型開閉方向に一致させているので、型開き時等に発生する横振動を有効に吸収することが出来、好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は鋳造機の全般概要図、図2はマシンスリーブと給湯管の接続構造の説明図、図3は図2のA−A線断面図である。
【0014】
本発明に係る給湯管の接続構造は、例えばアルミニウムダイカストマシン等のマシンスリーブに接続される給湯管の接続構造に特徴を有しており、型開き時等に生じるマシン側の振動による悪影響を吸収して、給湯管等の耐久性向上が図れるようにされている。
【0015】
すなわち、この鋳造機は、図1に示すように、ダイカストマシン1の金型2のキャビティ3内に溶湯を射出するためのマシンスリーブ4と、溶湯を保持する給湯炉5との間に給湯管6が接続され、給湯炉5の溶湯を加圧フロート7で加圧することにより、給湯管6を通してマシンスリーブ4に一定量の溶湯を送り込み、この溶湯を射出プランジャ8によりキャビティ3内に射出するようにしている。
因みに、給湯炉5には、湯面を一定に保持するための湯面保持フロート9や、加圧フロート7側の溶湯と湯面保持フロート9側の溶湯を遮断したり開放したりする仕切りバルブ10や湯面センサ等が設けられている。
【0016】
このような鋳造機において、例えば1650トン程度の大型マシンになると、給湯管6とマシンスリーブ4の接続部を直接固定していると、金型2の型開き時等に発生する振動により接続部が損傷したり、周辺のヒータやセンサ等に損傷を受けて復元費用がかかるという問題があることは前述の通りであり、本発明では、かかる金型2の型開き時等の振動を吸収出来るようにされている。
【0017】
給湯管6とマシンスリーブ4の接続構造は、図2及び図3に示すように、マシンスリーブ4の基端側下面周壁部に組み込まれるセラミックリング11と、このセラミックリング11の下方に設けられ且つ給湯管6の端部に設けられるセラミック接続口12の接続面同士が面接触し、また、スプリング13(図3)の付勢力によって、給湯管6がマシンスリーブ4に押し付けられた状態で接続されている。
【0018】
この際、セラミックリング11の接続面とセラミック接続口12の接続面は、ともに鏡面仕上げされており、接続部から溶湯洩れが生じないようにされるとともに、マシンスリーブ4と給湯管6が相対的に横ズレしても、接続面が摺動することで横ズレを吸収出来るようにされている。また、摺動の際、両者がセラミックス製であるため耐磨耗性は良好である。
因みに、給湯管6は、セラミック管14の周囲に断熱材15が配設され、また、セラミック管14の上部にはシーズ線ヒータ16が配設されるとともに、セラミック管14の下方には溶湯洩れを検知する不図示の洩れ検知センサが配設されている。
【0019】
ところで、セラミックリング11の接続面とセラミック接続口12の接続面は、金型2の型締め、型開き方向と一致している。
このため、金型2の型開き時等に発生する横振動は、接続面同士が摺動することにより有効に吸収され、また、縦振動に対しては、スプリング13によって吸収され、いずれの場合も給湯時には復元位置に戻って安定している。
【0020】
以上のような鋳造機において、加圧フロート7により一定量の溶湯をマシンスリーブ4に送り込む。この際、密閉状態のもとでマシンスリーブ4の下方から静かに溶湯が送り込まれるので、空気や酸化物等の巻き込みを抑制することが出来る。
そして、金型2を型締めして、射出プランジャ8によりキャビティ3内に溶湯を射出した後、溶湯が凝固すると金型2を型開きして鋳造品を払出すが、このような金型2の型締め、或いは型開きによって振動が発生しても、マシンスリーブ4の振動が給湯管6に伝達されるのが遮断され、接続部の損傷やその周辺のヒータ16や不図示のセンサ等の損傷を防止することが出来る。
【0021】
尚、本発明は以上の実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えば給湯管6をマシンスリーブ4に圧接させるための手段はスプリング13以外の手段でも良く、また、スプリング13を配設する場合、その位置等は任意である。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る給湯管の接続構造は、給湯管を鋳造機のマシンスリーブに接続する際、マシンスリーブの基端側壁面部にセラミックリングを組み込むとともに、給湯管の先端部にセラミック接続口を設け、セラミックリングの接続面とセラミック接続口の接続面を面接触させ、また各接触面を圧接手段により圧接せしめると共に、前記セラミックリングの接続面とセラミック接続口の接続面を型開閉方向に一致せしめ、接続面同士を摺接可能に接続したため、マシン側のマシンスリーブが振動しても横振動を吸収することが出来、給湯管まわりの損傷発生を抑制することが出来る。またこの際、摺接面がセラミックス製のため、耐久性の向上も図られる。
また、セラミックリングの接続面とセラミック接続口の接続面を型開閉方向に一致させているので、型開き時等に発生する横振動を有効に吸収することが出来、好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳造機の全般概要図
【図2】マシンスリーブと給湯管の接続構造の説明図
【図3】図2のA−A線断面図
【符号の説明】
1…ダイカストマシン、2…金型、4…マシンスリーブ、5…給湯炉、6…給湯管、11…セラミックリング、12…セラミック接続口、13…スプリング。

Claims (1)

  1. 給湯炉から延出する給湯管を鋳造機のマシンスリーブに接続する構造であって、前記マシンスリーブの基端側壁面部にセラミックリングを組み込むとともに、前記給湯管の先端部にセラミック接続口を設け、前記セラミックリングの接続面とセラミック接続口の接続面を面接触させ且つ各接触面を圧接手段により圧接せしめると共に、前記セラミックリングの接続面とセラミック接続口の接続面を型開閉方向に一致せしめ、前記接続面同士が摺接可能であることを特徴とする給湯管の接続構造。
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