JP3818806B2 - 顕微鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、顕微鏡に係り、詳しくは、光学部品がそれぞれ取り付けられた複数の構成要素の結合によって本体を構成した顕微鏡に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、顕微鏡は、それぞれ製造された複数の構成部品を結合させることで構成されている。特に、顕微鏡の本体は、光学部品がそれぞれ取り付けられた複数の構成要素が結合されることで構成されている。これら本体の構成要素は、大きく分けると、導入した照明光を被測定物へ向けて反射するとともに被測定物からの反射光を透過するビームスプリッタを有する第1筐体と、この第1筐体の上部に配置されて前記ビームスプリッタを透過した光を接眼レンズ部へ導くプリズムを有する第2筐体と、前記第1筐体の下部に配置されて前記ビームスプリッタで反射された光を被測定物に照射する複数種の対物レンズを有するレボルバ部とに分けられており、これらの隣り合う構成要素は、それぞれ結合手段によって結合されている。
【0003】
第1筐体とレボルバ部との結合手段は、第1筐体下面に設けられた凹条部と、レボルバ部上面に設けられかつ前記凹条部に係合される凸条部と、前記凸条部を水平方向かつ前記凹条部の片側に押圧するクランプねじとから構成されている。第1筐体の凹条部に、レボルバ部の凸条部を係合させながら、クランプねじでレボルバ部の凸条部を水平方向かつ凹条部の片側に押圧することで、レボルバ部の凸条部は、第1筐体の凹条部の片側に押し当てられる。これにより、第1筐体とレボルバ部とが結合される。
【0004】
第1筐体と第2筐体との結合手段は、第2筐体下面に設けられた円環状の凸条部と、第1筐体上面に設けられかつ前記凸条部の外周の一部に係合される受け部材と、前記凸条部を水平方向かつ前記受け部材側に押圧するクランプねじとから構成されている。第1筐体の受け部材に、第2筐体の凸条部を係合させながら、クランプねじで第2筐体の凸条部を水平方向かつ受け部材側に押圧することで、第2筐体の凸条部は、第1筐体の受け部材に押し当てられる。これにより、第1筐体と第2筐体とが結合される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した顕微鏡において、第1筐体とレボルバ部との結合および第1筐体と第2筐体との結合は、いずれも構成要素に凸条部もしくは凹条部を形成してこれらを係合させることで行われている。
通常、凹条部はいわゆるあり溝に形成されるが、このようなあり溝加工を、構成要素に形成するのは難しく、コストアップにもつながっていた。また、第1筐体と第2筐体との結合手段のように、円環状の凸条部と受け部材とからなる構成では、構成要素を交換した際に、確実な位置の再現性がないという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、本体を構成する複数の構成要素を結合した際に位置の再現性が高く、しかも経済的に構成できる顕微鏡を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の顕微鏡は、上記目的を達成するために、次の構成を備える。
請求項1に記載の顕微鏡は、光学部品がそれぞれ取り付けられた複数の構成要素の結合によって本体が構成された顕微鏡であって、前記構成要素のうちの隣り合う少なくとも1組の構成要素を結合させる結合手段を有し、この結合手段は、前記隣り合う構成要素のうちのいずれか一方の構成要素の結合面に突設される少なくとも2本の位置決めピンと、前記隣り合う構成要素のうちのいずれか他方の構成要素の結合面に形成されて前記位置決めピンが係合される係合孔と、この係合孔が設けられた他方の構成要素に前記位置決めピンに対して直角に螺合された止めねじと、前記係合孔が設けられた構成要素と隣り合う前記一方の構成要素に設けられ、前記止めねじと同方向に螺入された固定ねじとを備え、前記位置決めピンは、それが突設された構成要素に形成された固定用孔に挿入され、前記固定ねじが前記位置決めピンに向かって螺入されることで、前記位置決めピンの外周が前記固定用孔の内周に押しつけられて前記構成要素に固定され、前記係合孔内に係合される位置決めピンの外周には、その位置決めピンの軸に対して傾斜した傾斜面をもつ溝が形成され、前記止めねじの先端部は、前記傾斜面に当接する略円錐状に形成され、前記止めねじが前記位置決めピンに向かって進んだときに止めねじの先端部が前記傾斜面に当接しながら位置決めピンを軸方向へ押圧するように傾斜面に対して止めねじの取り付け位置が設定されていることを特徴とするものである。
【0008】
この発明によれば、まず、一方の構成要素に設けられた位置決めピンを、他方の構成要素に形成された係合孔にはめ込む。次に、位置決めピンの溝の傾斜面に止めねじの先端部を当接させながら、止めねじを位置決めピンの軸方向に対して直交方向に進ませる。止めねじの先端部は、位置決めピンの溝の傾斜面を押圧しながら進むことになるから、止めねじの軸方向に加えられた力は、止めねじの先端部および位置決めピンの溝の傾斜面を介して、位置決めピンを軸方向かつ傾斜面側へ付勢する力に変換される。これにより、位置決めピンを係合孔側に引き込むことができ、構成要素の接合面同士をより密着した状態で結合できる。また、係合孔および少なくとも2本の位置決めピンを設けることで、位置決めピンは、その軸方向へのみ変位可能となっているから、構成部品の交換の際に、確実な位置の再現性を得ることができる。さらに、あり溝等の加工が不要になるから、経済的に構成できる。
さらにまた、結合手段の位置決めピンは、固定ねじが位置決めピンに向かって止めねじと同方向に螺入されることで、位置決めピンの外周が固定用孔の内周に押しつけられ、構成要素に固定されている。これにより、結合の際、位置決めピンに止めねじによる力が加わっても、位置決めピンは、それ以上止めねじの軸方向へは動くことができないから、確実に軸方向へのみ動く。従って、たとえば、一組の構成要素のうち一方を交換する際に、より確実な位置の再現性を得ることができる。
【0009】
請求項2に記載の顕微鏡は、請求項1に記載の顕微鏡において、前記隣り合う構成要素は、導入した照明光を被測定物へ向けて反射するとともに被測定物からの反射光を透過するビームスプリッタを有する第1筐体と、この第1筐体の上部に配置されて前記ビームスプリッタを透過した光を接眼レンズ部へ導く光学部品を有する第2筐体とであり、これらが、前記結合手段によって結合されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、ビームスプリッタを有する第1筐体と、光学部品を有する第2筐体とを、前記結合手段によって結合させるから、ビームスプリッタと光学部品との位置関係を正確に位置決めできる。従って、ビームスプリッタと光学部品との位置のずれによる像のぶれを確実に防止できる。
【0010】
請求項3に記載の顕微鏡は、請求項2に記載の顕微鏡において、前記隣り合う構成要素は、前記第1筐体と、この第1筐体の下部に配置されて前記ビームスプリッタで反射された光を被測定物に照射する複数種の対物レンズを有するレボルバ部であり、これらが、前記結合手段によって結合されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、ビームスプリッタを有する第1筐体と、対物レンズを有するレボルバ部を、前記結合手段によって結合させるから、ビームスプリッタと対物レンズとの位置関係を正確に位置決めできる。従って、ビームスプリッタと対物レンズとの位置のずれによる像のぶれを確実に防止できる。
【0011】
請求項4に記載の顕微鏡は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の顕微鏡において、前記位置決めピンの溝は、略円錐状に形成されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、位置決めピンの外周に円錐状の溝を形成するだけでよいから、ドリル等を用いた孔あけ加工機によって、傾斜面を有する溝を位置決めピンに容易に形成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、顕微鏡1は、水平面内の二軸方向へ移動可能な載物台2と、この載物台2の鉛直方向に延びる支柱3とを備えている。このうち、支柱3には本体4が支持されており、この本体4は、支柱3に上下方向へ摺動可能に設けられた昇降装置5の昇降つまみ6を回動させることで、上下方向へ移動可能となっている。
【0013】
本体4は、光学部品がそれぞれ取り付けられた複数の構成要素の結合によって構成されている。具体的には、本体4は、昇降装置5に固定された第1筐体41と、この第1筐体41の上部に配置される第2筐体42と、第1筐体41の下部に配置されかつ光学部品としての拡大倍率の異なる複数種の対物レンズ431を有するレボルバ部43とを備えている。レボルバ部43を回動させることで、対物レンズ431は選択的に光軸位置に配置可能とされている。
【0014】
第1筐体41の内部には、光学部品としてのチューブレンズ11、ビームスプリッタ12、レンズ13およびミラー14がそれぞれ配置されている。第1筐体41の上面には、照明用光源口45が設けられ、この照明用光源口45から導入された照明光は、レンズ13を透過して、ミラー14およびビームスプリッタ12で順に反射されて、対物レンズ431を介して被測定物に照射される。
【0015】
第2筐体42の前面部には、一対の接眼レンズ441を有する接眼レンズ部44が取り付けられ、第2筐体42の内部には、光学部品としての複数種のプリズム15がそれぞれ配置されている。被測定物から反射された反射光は、対物レンズ431およびビームスプリッタ12を透過して、プリズム15で折曲されて接眼レンズ部44へ導かれている。これにより、接眼レンズ441を介しての被測定物の目視での観察が可能となっている。
【0016】
図2において、隣り合う構成要素としての第1筐体41とレボルバ部43とは、結合手段7によって結合されている。
結合手段7は、レボルバ部43の上面(結合面)に突設された2本の位置決めピン71と、第1筐体41の下面(結合面)に形成されて位置決めピン71に係合される係合孔72と、この係合孔72が設けられた第1筐体41に位置決めピン71に対して直角に螺合された止めねじ73とを備えている。このうち、位置決めピン71の外周には、その位置決めピン71の軸に対して傾斜した傾斜面711Aをもつ円錐状の溝711が形成されている。一方、止めねじ73の先端部73Aは、傾斜面711Aに当接する略円錐状に形成されている。
【0017】
止めねじ73の取り付け位置は、止めねじ73が位置決めピン71に向かって進んだときに、止めねじ73の先端部73Aが傾斜面711Aに当接しながら位置決めピン71を軸方向へ押圧するように傾斜面711Aに対して設定されている。
具体的には、係合孔72の直交方向に、止めねじ73が螺入される止めねじ用孔74が形成されており、この止めねじ用孔74の中心の高さ位置は、位置決めピン71の溝711の中心の高さ位置よりも、傾斜面711A側に位置している。従って、止めねじ73を位置決めピン71の溝711に向かって進ませると、止めねじ73の先端部73Aは、溝711の傾斜面711A(上面)を押圧しながら進むことになる。このため、止めねじ73に加えられた水平方向の力は、止めねじ73の先端部73Aおよび位置決めピン71の溝711の傾斜面711Aを介して、位置決めピン71を軸方向かつ上方へ付勢する力に変換される。これにより、レボルバ部43に固定された位置決めピン71は、第1筐体41側に引き込まれるから、より密着した結合が行われる。
【0018】
図3および図4において、第1筐体41と第2筐体42とは、結合手段8によって結合されている。
結合手段8は、第2筐体42の下面(結合面)に突設された2本の位置決めピン81と、第1筐体41の上面(結合面)に形成されて位置決めピン81に係合される係合孔82と、この係合孔82が設けられた第1筐体41に位置決めピン81に対して直角に螺合された止めねじ83とを備えている。ここで、2つの係合孔82は、第1筐体41上面(略平面矩形)の対角線上に、互いに対向して位置している(図5参照)。一方、係合孔に係合される2本の位置決めピン81は、第2筐体42下面の係合孔に対応した位置に突設されている。また、位置決めピン81の外周には、その位置決めピン81の軸に対して傾斜した傾斜面811Aをもつ円錐状の溝811が形成されている。一方、止めねじ83の先端部83Aは、傾斜面811Aに当接する略円錐状に形成されている。
【0019】
位置決めピン81は、第2筐体42下面に形成された固定用孔84に挿入され、第2筐体42に固定ねじ85が位置決めピン81に向かって止めねじ83と同方向に螺入されることで、位置決めピン81の外周が固定用孔84の内周に押しつけられ、第2筐体42に固定されている。
【0020】
止めねじ83の取り付け位置は、止めねじ83が位置決めピン81に向かって進んだときに、止めねじ83の先端部83Aが傾斜面811Aに当接しながら位置決めピン81を軸方向へ押圧するように傾斜面811Aに対して設定されている。
具体的には、係合孔82の直交方向に、止めねじ83が螺入される止めねじ用孔86が形成されており、この止めねじ用孔86の中心の高さ位置は、位置決めピン81の溝811の中心の高さ位置よりも、傾斜面811A側に位置している。従って、止めねじ83を位置決めピン81の溝811に向かって進ませると、止めねじ83の先端部83Aは、溝811の傾斜面811A(下面)を押圧しながら進むことになる。このため、止めねじ83に加えられた水平方向の力は、止めねじ83の先端部83Aおよび位置決めピン81の溝811の傾斜面811Aを介して、位置決めピン81を軸方向かつ下方へ付勢する力に変換される。これにより、第2筐体42に固定された位置決めピン81は、第1筐体41側に引き込まれるから、より密着した結合が行われる。
【0021】
上述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、本実施形態では、まず、レボルバ部43または第2筐体42に設けられた位置決めピン71,81を、第1筐体41に形成された係合孔72,82にはめ込む。次に、位置決めピン71,81の溝711,811の傾斜面711A,811Aに止めねじ73,83の先端部73A,83Aを当接させながら、止めねじ73,83を位置決めピン71,81の軸方向に対して直交方向に進ませる。止めねじ73,83の先端部73A,83Aは、位置決めピン71,81の溝711,811の傾斜面711A,811Aを押圧しながら進むことになるから、止めねじ73,83の軸方向に加えられた力は、止めねじ73,83の先端部73A,83Aおよび位置決めピン71,81の溝711,811の傾斜面711A,811Aを介して、位置決めピン71,81を軸方向かつ傾斜面711A,811A側へ付勢する力に変換される。これにより、位置決めピン71,81を係合孔側72,82に引き込むことができ、第1筐体41とレボルバ部43との結合および第1筐体41と第2筐体42との結合をより密着した状態にすることができる。
また、係合孔72,82および2本の位置決めピン71,81を設けることで、位置決めピン71,81は、その軸方向へのみ変位可能となっているから、レボルバ部43や第2筐体42の交換の際に、確実な位置の再現性を得ることができる。さらに、あり溝等の加工が不要になるから、経済的に構成できる。
【0022】
ビームスプリッタ12を有する第1筐体41と、光学部品15を有する第2筐体42とを、結合手段8によって結合させるから、ビームスプリッタ12と光学部品15との位置関係を正確に位置決めできる。従って、ビームスプリッタ12と光学部品15との位置のずれによる像のぶれを確実に防止できる。
【0023】
ビームスプリッタ12を有する第1筐体41と、対物レンズ431を有するレボルバ部43を、結合手段7によって結合させるから、ビームスプリッタ12と対物レンズ431との位置関係を正確に位置決めできる。従って、ビームスプリッタ12と対物レンズ431との位置のずれによる像のぶれを確実に防止できる。
【0024】
結合手段7,8の位置決めピン71,81の溝711,811は略円錐状なので、ドリル等を用いた孔あけ加工機によって、溝711,811を位置決めピン71,81に容易に形成できる。
【0025】
結合手段8の位置決めピン81は、第2筐体42に固定ねじ85が位置決めピン81に向かって止めねじ83と同方向に螺入されることで、位置決めピン81の外周が固定用孔84の内周に押しつけられ、第2筐体42に固定されている。これにより、結合の際、位置決めピン81に止めねじ83による力が加わっても、位置決めピン81は、それ以上止めねじ83の軸方向へは動くことができないから、確実に軸方向へのみ動く。従って、たとえば、第1筐体41や第2筐体42の交換の際に、より確実な位置の再現性を得ることができる。
【0026】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれるものである。
たとえば、前記実施形態において、位置決めピン81は、固定ねじ85によって第2筐体42に固定されているが、たとえば、接着剤等を用いて固定されてもよい。
【0027】
前記実施形態において、位置決めピン71,81の溝711,811は、略円錐状に形成されているが、たとえば、略V字状の溝でもよく、要するに、位置決めピンの軸方向に対して傾斜した傾斜面を有する溝であればよい。
【0028】
前記実施形態では、各結合手段7,8を用いて、第1筐体41とレボルバ部43との間および第1筐体41と第2筐体42との間をそれぞれ結合させているが、たとえば、第2筐体42と接眼レンズ部44との間の結合も、各結合手段7,8と同様な構成をもつ結合手段を用いて行ってもよい。
【0029】
前記実施形態では、各結合手段7,8の位置決めピン71,81は、それぞれ2本設けられているが、たとえば、3本あるいは4本設けられてもよく、要するに、少なくとも2本の位置決めピンが設けられていればよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明の顕微鏡によれば、本体を構成する複数の構成要素を結合した際に位置の再現性が高く、しかも経済的に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る顕微鏡の一実施形態を示す全体図である。
【図2】前記実施形態の要部(第1筐体およびレボルバ部間)を示す断面図である。
【図3】前記実施形態の正面図である。
【図4】前記実施形態の他の要部(第1筐体および第2筐体間)を示す断面図である。
【図5】第1筐体の上面を示した平面図である。
【符号の説明】
1 顕微鏡
4 本体
7,8 結合手段
41 構成要素である第1筐体
42 構成要素である第2筐体
43 構成要素であるレボルバ部
71,81 位置決めピン
711,811 溝
711A,811A 傾斜面
72,82 係合孔
73,83 止めねじ
73A,83A 先端部
Claims (4)
- 光学部品がそれぞれ取り付けられた複数の構成要素の結合によって本体が構成された顕微鏡であって、
前記構成要素のうちの隣り合う少なくとも1組の構成要素を結合させる結合手段を有し、
この結合手段は、前記隣り合う構成要素のうちのいずれか一方の構成要素の結合面に突設される少なくとも2本の位置決めピンと、前記隣り合う構成要素のうちのいずれか他方の構成要素の結合面に形成されて前記位置決めピンが係合される係合孔と、この係合孔が設けられた他方の構成要素に前記位置決めピンに対して直角に螺合された止めねじと、
前記係合孔が設けられた構成要素と隣り合う前記一方の構成要素に設けられ、前記止めねじと同方向に螺入された固定ねじとを備え、
前記位置決めピンは、それが突設された構成要素に形成された固定用孔に挿入され、前記固定ねじが前記位置決めピンに向かって螺入されることで、前記位置決めピンの外周が前記固定用孔の内周に押しつけられて前記構成要素に固定され、
前記係合孔内に係合される位置決めピンの外周には、その位置決めピンの軸に対して傾斜した傾斜面をもつ溝が形成され、前記止めねじの先端部は、前記傾斜面に当接する略円錐状に形成され、
前記止めねじが前記位置決めピンに向かって進んだときに止めねじの先端部が前記傾斜面に当接しながら位置決めピンを軸方向へ押圧するように傾斜面に対して止めねじの取り付け位置が設定されていることを特徴とする顕微鏡。 - 請求項1に記載の顕微鏡において、前記隣り合う構成要素は、導入した照明光を被測定物へ向けて反射するとともに被測定物からの反射光を透過するビームスプリッタを有する第1筐体と、この第1筐体の上部に配置されて前記ビームスプリッタを透過した光を接眼レンズ部へ導く光学部品を有する第2筐体とであり、これらが、前記結合手段によって結合されていることを特徴とする顕微鏡。
- 請求項2に記載の顕微鏡において、前記隣り合う構成要素は、前記第1筐体と、この第1筐体の下部に配置されて前記ビームスプリッタで反射された光を被測定物に照射する複数種の対物レンズを有するレボルバ部であり、これらが、前記結合手段によって結合されていることを特徴とする顕微鏡。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の顕微鏡において、前記位置決めピンの溝は、略円錐状に形成されていることを特徴とする顕微鏡。
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