JP3818597B2 - 苗植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、苗植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
従来、苗植機において、機体の外方から苗植装置へ向けて固定式の苗載レ−ルを設けたものがあり、圃場の畦から苗植装置への苗供給を前記苗載レ−ルにより容易に行えるようにしたものがある。
ところが、前記苗載レ−ルが機体の外方から苗植装置まで設けられているために該苗載レ−ルが長くなって、機体の重量が増大し、機体の走行性能が低下して苗植作業能率を低下させるおそれがある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、操縦席(7)を備える車体(1)の後部に苗植装置(2)を設け、操縦席(7)の後方で苗植装置(2)の苗載台(13)の前方に施肥ホッパ−(41)を設けると共に、平面視でステアリングハンドル(4)の左右両側部で且つ施肥ホッパ−(41)の前方に苗植装置(2)の苗載台(13)へ供給する補助苗を載置する苗載レール(35)並行する一対のレール部分で構成し、該レール(35)の長手方向の中央に対して偏位し且つ前記一対のレール部分の間となる該レール(35)の短手方向の中央の位置に設けた上下方向の旋回軸回りに回動自在に設け、苗載レール(35)の回動により、旋回軸に対して苗載レール(35)の長手側を前側に位置させて該長手側の先端部を車体(1)の前側へ突出させると共に操縦席(7)の側方を開放する状態と、旋回軸に対して苗載レール(35)の長手側を後側に位置させて操縦席(7)の側方を通過させ該長手側の先端部を苗載台(13)に接近させる状態とに切替可能に構成し、苗載レール(35)の長手側を後側に位置させた状態で該苗載レール(35)と施肥ホッパ−(41)とが平面視で重複しない構成としたことを特徴とする苗植機とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】
この発明は、上記のように構成したので、機体前側の畦から苗載レ−ル35へ苗を供給するときには旋回軸に対して苗載レール35の長手側の端部を畦へ位置させた状態にして容易に行え、苗載レ−ル35から苗植装置2へ苗を供給するときには苗載レール35の端部を苗載台13へ接近した状態に切り替えて容易に行える。更に、苗載レール35の端部を苗載台13へ接近した状態に切り替えたとき、操縦席7と苗植装置2との間に設けた施肥ホッパ−41と苗載レール35とが平面視で重複しないので、苗載レ−ル35から苗植装置2への苗供給作業と施肥ホッパ−41への肥料供給作業とを同時に行うことができる。そして、苗載レ−ル35を従来のものと比較して短く構成でき、機体の重量の低減を図ることができ、機体の走行性能を良好に維持して苗植作業能率を良好にすることができる。
【0005】
【実施例】
苗植機は、ステアリングハンドル4によって操向自在の前車輪5と後車輪6とを、操縦席7下に搭載のエンジンEで駆動する四輪駆動操向形態の車体1の後部に、リフトシリンダCによって昇降される平行リンク機構9を介して苗植装置2を連結する。
【0006】
苗植装置2は、苗植機体10の下側に後部の揺動軸11回りに上下揺動するフロート12を設け、上部に左右往復移動する苗載台13を後傾斜支持し、この後下端部に繰出するマット状の苗を分離挿植する苗植付装置14を設けており、ローリング軸15の回りにローリング自在にして前記平行リンク機構9の後端に装着している。
【0007】
苗植装置2は多条植形態としているが、苗植機体10の前端部と左右中央部に位置するセンターフロート12の前部との間には、このフロート12の上下揺動によって中立位置から上げ位置又は下げ位置へ切替えられる昇降制御弁16を設け、この昇降制御弁16を、油圧ポンプPを有する油圧回路3に設けて、リフトシリンダCを伸縮する構成としている。Tはタンクポートである。
【0008】
油圧ポンプPは、前記エンジンEによって割プーリ17とテンションプーリ18とを有して無段変速できる無段変速ベルト19を介して駆動され、このテンションプーリ18を操縦席7横側の操作レバー20の回動操作によって変速することができる。21はエンジンプーリ、23はテンションアームである。
この操作レバー20は、苗植装置2の苗植クラッチ22を入りにして苗植付作用を行わせる植付位置DP、苗植装置2をフロート12が接地して苗植作業を行いうる位置に下降させる下げ位置D、苗植装置2を非作業位置まで上昇させる上げ位置U、及び、この上げ位置乃至途中の位置で苗植装置2を維持固定する固定位置L等に操作して、同時にこれらの各位置に昇降制御弁16を切替えることができる。
【0009】
このような操作レバー20は、植付位置DP、下げ位置D、及び固定位置Lの操作回動領域では、テンションプーリ18は比較的低速伝動域にあるのに対して、上げ位置Uでは高速伝動域にあって油圧ポンプPの駆動回転を高速とすることができる。
なお、この操作レバー20の下げ位置D乃至固定位置Lから上げ位置Uまでの操作で、無段変速ベルト19を順次無段変速させるもよいが、単なる低速、高速の二段変速操作の形態とするもよい。
【0010】
苗植作用のときは、苗植装置2を下げて苗載台13や苗植付装置14等は伝動状態におくものであるから、操作レバー20は苗植位置DPに操作されている。このときエンジンEの回転は高速であるが、無段変速ベルト19は低速域で伝動しているから油圧ポンプPの駆動回転は低回転域にあり、油圧回路3における油量も少い。従って、フロート12の上下動によって昇降制御弁16が中立位置から上げ位置に切替えられても、リフトシリンダCの油圧作動は比較的緩速に行われる。
【0011】
このような低回転領域での油圧ポンプPの駆動は、操作レバー20を、下げ位置Dや、苗補給時の固定位置L等に操作したときも同様である。
しかしながら、苗植作用を終って旋回走行するとき等においては、エンジンEの回転を低下させるが、操作レバー20を上げ位置Uへ操作したときは、油圧回路3の昇降制御弁16が上げ位置へ切替えると共に、無段変速ベルト19は高速域に切替えられて油圧ポンプPの回転は高回転駆動されるため、油圧回路3の油量を増大し、リフトシリンダCを速やかに伸長させて苗植装置2を非作業位置へ上昇させる。
【0012】
図5、図6において、上例と異なる点は、前記油圧回路3に、定量分流弁24、切替弁25等を有した付加油圧回路26を連結し、油圧ポンプPから昇降制御弁16を経てリフトシリンダCを作動する油圧回路3に、通常作業時は一定の必要流量の油圧を流しておき、前記操作レバー20を上げ位置Uにして苗植装置2を速く上昇するときは、平行リンク機構9と連動する切替弁25の切替えによって、分流弁24から分流される油圧をこの付加油圧回路26から、該油圧回路3へ供給させて油量増加によって、リフトシリンダCの作動を速くする。
【0013】
図7において、上例と異なる点は、前記無段変速ベルト19のテンションプーリ28を、平行リンク機構9の基部にテンションアーム27で一体的に上下する構成で、平行リンク機構9と共に苗植装置2が一定以上の非作業位置に上昇すると、このテンションプーリ28で無段変速ベルト19を張圧して油圧ポンプPを高速回転に増速する。従って、苗植作業等通常作業時は緩速で苗植装置2が昇降制御されるが、一定以上に上昇すると上昇速が早くなる。
【0014】
図8において、上例と異なる点は、後車輪6の伝動を、操向旋回時に減速する後輪減速装置に関する。旋回時に、ステアリングハンドル4を切ることにより、又、操向ブレーキ29のブレーキペタル30を踏込むことにより、各々後車輪6の伝動装置31に設けられる減速装置32が減速される。
苗植条の端で旋回するとき、ステアリングハンドル4を操向したまゝ、戻さないで、断続的に操向ブレーキ29を効かせながら旋回することがあるが、このとき、後車輪6の該ステアリングハンドル4の切角の維持によって、後車輪6はこの操向ブレーキ29の断続に拘らず減速のまゝ維持される。又、条合操向の途中で、操向ブレーキペタル30を踏外したときや、ステアリングハンドル4の切戻操作等によって、後車輪6が急に増速回転されようとしても、操向ブレーキペタル30かステアリングハンドル4かのいずれか一方が操作維持されている限り、後車輪6は減速を維持できる。
【0015】
なお、図例では、エンジンEは、車体1の前端部に搭載され、このエンジンEから油圧無段変速装置HSTを介してミッションケース33内の副変速装置等を伝動して、更に後輪減速装置32及び後輪伝動装置31を経て、後車輪6を伝動する。この減速装置32は、前車輪5と後車輪6との伝動速を通常時はほゞ同じに設定しているが、減速状態へ切替えることによって前車輪5に対して後車輪6の回転が低くなるように伝動される。
【0016】
この減速装置32は、摩擦クラッチの入り切りによって行われ、前記ステアリングハンドル4の左、右操向操作によって一定角以上操向されたとき、減速装置32が減速状態に切替えられ、ステアリングハンドル4が直進位置に戻ると、減速装置32も連動して通常の伝動に戻る。
又、左右の操向ブレーキペタル30のうちいずれか片側を踏んで、操向ブレーキ29を制動すると、これに連動して減速装置32が、同様に減速状態に作動される。53は後輪変速ギヤ、54は後輪デフ、55はリヤアクスルハウジング、56は前輪伝動装置、57は前輪デフ、58はフロントアクスルハウジングである。動力取出軸PTOはミッションケ−ス33から後方へ取出して苗植装置2を連動する。
【0017】
そして、図9に示すように、車体1上のステアリングハンドル4から操縦席7に亘る左右両側部で、操縦フロア34上方において、補助苗を載置収容する補助苗載レール35を、車体1から突設される支枠36に対して水平面上を旋回自在に設け、畦際等においてマット状の補助苗の積込を行い易くする。
苗載レール35は、上面に苗取板37を並べて載せることができ、この苗取板37によって補助苗を支持することができ、支枠36との間の旋回軸に対して、前側が短かく後側が長く構成される。旋回した姿勢では、この長手側の先端部を苗植車体1の前側乃至横側へ突出させて、補助苗の搭載を容易とする。
【0018】
38はこの補助苗レール35の旋回、及び固定を行う係止レバーである。39は、補助苗レール35の後部を支持する支枠で、補助苗レール35を操縦席7の横側に沿わせた姿勢にして固定することができる。40は操縦フロア34の外側のステップである。41は操縦席7と苗載台13の上端部との間に設けられた施肥ホッパーである。
【0019】
図10、図11において、上例と異なる点は、前記昇降制御弁16の油圧回路3に絞り弁42を設け、この絞り弁42を、昇降制御の感度を調節する感度レバー43によって、鈍感にするときは絞り位置にするが、敏感にするときは絞りを開放する開位置とするようにワイヤー44,45等で連動して、ハンチングを防止し、空中植を防止する。
【0020】
昇降制御弁16には、下方にスプール端部46が突出されて、フロート12に上下回動自在に枢支47されて、ストッパー48で受け止められたアーム49と対向され、このフロート12の上下動によって昇降制御弁16が中立位置から上げ位置、又は下げ位置に切替えられて、リフトシリンダCを伸縮させるものである。50はワイヤー44と屈折リンク51先端との間に設けるばねで、感度レバー43によってこのばね50の引っ張り力を調節することによって、屈折リンク51を介してフロート12の土壌面による上下動を鈍くしたり敏感にすることができる。52はワイヤー45によって回動されるアームで、絞り弁42を作動するものである。
【0021】
この絞り弁42は、感度レバー43が通常鈍感な位置にあるときは、開位置にあり、敏感な位置に操作されると、絞り位置に切替えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ポンプ駆動の無段変速操作機構の側面図。
【図2】その一部の平面図。
【図3】苗植機の側面図。
【図4】油圧回路図。
【図5】一部別実施例を示す油圧回路図。
【図6】そのリフトシリンダ部の側面図。
【図7】一部別実施例を示すリフトシリンダ部の側面図で、一部平面図として展開する。
【図8】一部別実施例を示す側面図。
【図9】この発明の実施例を示す斜視図。
【図10】一部別実施例を示す昇降制御弁部の側面図。
【図11】その油圧回路図。
【図12】車体の伝動機構図。
【符号の説明】
1 車体
2 苗植装置
4 ステアリングハンドル
7 操縦席
13 苗載台
35 補助苗載レ−ル
41 施肥ホッパ−

Claims (1)

  1. 操縦席(7)を備える車体(1)の後部に苗植装置(2)を設け、操縦席(7)の後方で苗植装置(2)の苗載台(13)の前方に施肥ホッパ−(41)を設けると共に、平面視でステアリングハンドル(4)の左右両側部で且つ施肥ホッパ−(41)の前方に苗植装置(2)の苗載台(13)へ供給する補助苗を載置する苗載レール(35)並行する一対のレール部分で構成し、該レール(35)の長手方向の中央に対して偏位し且つ前記一対のレール部分の間となる該レール(35)の短手方向の中央の位置に設けた上下方向の旋回軸回りに回動自在に設け、苗載レール(35)の回動により、旋回軸に対して苗載レール(35)の長手側を前側に位置させて該長手側の先端部を車体(1)の前側へ突出させると共に操縦席(7)の側方を開放する状態と、旋回軸に対して苗載レール(35)の長手側を後側に位置させて操縦席(7)の側方を通過させ該長手側の先端部を苗載台(13)に接近させる状態とに切替可能に構成し、苗載レール(35)の長手側を後側に位置させた状態で該苗載レール(35)と施肥ホッパ−(41)とが平面視で重複しない構成としたことを特徴とする苗植機。
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