JP3816830B2 - 釣用糸巻 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣糸を捲回する釣用糸巻の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から釣り糸や仕掛けを収納する糸巻きは例えば特開平10−165068号公報のように、両側にフランジを形成した糸巻き胴部から成り、さらに、糸巻き胴部に巻回した釣り糸や仕掛けの糸を止める糸止めを有していた。
この糸止めは、主に、フランジに切開状の切り欠き溝を形成し、そこに上記糸の端部を差し込んで挾持させるものであった。
しかし、この様な糸止めでは、糸止め部分が外部と接触し易く、また、糸の端部もフランジ外周に突出しているため糸止めから外れ易かった。
又、例えば、実開昭60−7759号公報には、糸巻き胴部外側の中央に糸止めを設けた釣り用糸巻きが紹介されている。
この糸巻きの糸止めは糸巻き胴部外側の中央の凹部内に止着されて外側に突出されていないため糸止めの部分が外部と接触し難く、また、糸の端部もフランジ外周に突出しないが、糸止めを行うときには凹部内に糸を差し込んで円盤状の糸止めと糸巻き間に挾持するため、糸を差し込むことが難しく、糸止め操作がやりにくかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、前記前者では糸止め部分が外部と接触し易く、また、糸の端部もフランジ外周に突出いるため糸止めから外れ易く、前記後者では糸止めを行うときには凹部内に糸を差し込んで円盤状の糸止めと糸巻き間に挾持するため、糸を差し込むことが難しく、糸止め操作がやりにくいことである。
【0004】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、糸止め操作がやり易く確実に糸止め保持できる釣用糸巻を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係わる本発明は、外周に糸巻き部を有する糸巻き本体の側面に凹部を形成し、前記凹部内に貫通孔を設け、該貫通孔に釣り糸狭持片の筒部を挿入して前記凹部内に前記釣り糸狭持片を保持し、前記貫通孔から露出した前記筒部の底部を押し上げることで前記釣り糸狭持片を前記凹部の内側から外側方向に出没するようにしたことを要旨とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
請求項1の本発明により、釣り糸4が挾み込まれた釣り糸挾持片2cと釣り糸挾持片3bはフランジ部1c側で凹部1dの内側及びの外側に出没自在に設けられているから、釣り糸4が外れ難く、また、釣り糸挾持片2cと釣り糸挾持片3bを引き出した状態で釣り糸4が挾み込まれるので、糸止め操作が極めて容易になる。
釣り糸挾持片2cと釣り糸挾持片3bの挾持口βがフランジ部1c側の表面より下側の凹部1d内に押し込まれていると、釣り糸4の外部への引っかかりを防止している。
【0007】
【実施例】
以下、図示の一実施例によって本発明を説明すると、図1は釣用糸巻の平面図、図2は釣用糸巻の断面側面図、図3は糸止め部材が引き出された釣用糸巻の断面側面図、図4は釣用糸巻の要部拡大断面側面図、図5は釣用糸巻の分解要部拡大断面側面図、図6は糸巻き本体の拡大斜視図である。
【0008】
釣用糸巻はABS樹脂等の合成樹脂で形成された糸巻き本体1と内側糸止め部材2と内側糸止め部材2に一体的に組み合わされた外側糸止め部材3とで構成されている。
糸巻き本体1は中央に孔が開いた円形のフランジ部1aとその外周に沿って一周する糸巻き胴部1bと他側のフランジ部1cとが一体で外周側に糸巻き部αが形成され、糸巻き胴部1bより内側に凹部1dと筒部1eが孔開きフランジ部1aに一体に形成されている。
凹部1dは糸巻き部αの糸巻き胴部1bで外周を囲まれてその内側にあたる。
筒部1eの内周で貫通孔1fが形成されている。
筒部1eには対向する位置に複数2組の縦溝1gが形成されて縦溝1gの間に2組の鈎部からなる係止部1hが形成されている。
フランジ部1cには糸巻き部αに巻回された釣り糸4をフランジ部1cの外側に誘導する複数の切り欠き1iが形成されている。
【0009】
内側糸止め部材2は筒部2aと筒部2aの底部2bと円形で外周が底部2b側に下降した湾曲面を有する釣り糸挾持片2cとで形成されている。
底部2bの外周は筒部2aの外周より大径に形成されている。
筒部2aの外周には鈎状の凹部2dと角形の凹部2eが形成されている。
筒部2aの内周には半円状の突起2fが形成されている。
外側糸止め部材3は筒部3aと円形で下面は外周が上向きの湾曲面を有すると釣り糸挾持片3bとで形成されている。
筒部3aの外周には上下に断面半円状の周溝3c、3dが形成されている。
釣り糸挾持片3bの下面は外周が上向きの湾曲面に形成され、釣り糸挾持片3bの上面中心は凹面3eに形成されている。
【0010】
糸巻き本体1に内側糸止め部材2と外側糸止め部材3が組み合わされる時は、糸巻き本体1の貫通孔1f内に内側糸止め部材2の底部2bで鈎部1hを外側に押圧するようにして筒部2aが挿入される。
その後内側糸止め部材2の筒部2a内に外側糸止め部材3の筒部3aが挿入され、半円状の突起2fが半円状の周溝3cまたは3dに係止される。
釣り糸挾持片2cと釣り糸挾持片3bは湾曲面を合掌状に合わせた糸止めが構成されている。
内側糸止め部材2に外側糸止め部材3を一体的に組み合わせた後、糸巻き本体1に組み合わせてもよい。
【0011】
釣用糸巻に釣り糸4が巻回されて糸止めされる時は、糸巻き本体1の貫通孔1fに露出している内側糸止め部材2の底部2bが押上られて内側糸止め部材2と外側糸止め部材3が糸巻き本体1のフランジ部1cの上方の外側に突出される。
または釣り糸挾持片2cと釣り糸挾持片3bが引き上げられて内側糸止め部材2と外側糸止め部材3が糸巻き本体1のフランジ部1cの上方の外側に突出される。
次に糸巻き部αに釣り糸4が巻回されてフランジ部1cの切り欠き1iから外側に誘導されて釣り糸挾持片2cと釣り糸挾持片3bの間の挾持口βに釣り糸4が挾み込まれる。
その後内側糸止め部材2と外側糸止め部材3が凹部1d内に押し込まれる。
内側糸止め部材2と外側糸止め部材3が糸巻き本体1のフランジ部1cの上方の外側に引き出された時、糸巻き本体1の鈎部1hは角形の凹部2eに位置される。
【0012】
前記のように釣用糸巻が構成されると、釣り糸4が挾み込まれた釣り糸挾持片2cと釣り糸挾持片3bはフランジ部1c側で凹部1dの内側及び外側に出没自在に設けられているから、釣り糸4が外れ難く、また、釣り糸挾持片2cと釣り糸挾持片3bを引き出した状態で釣り糸4が挾み込まれるので、糸止め操作が極めて容易になる。
釣り糸挾持片2cと釣り糸挾持片3bの挾持口βがフランジ部1c側の表面より下側の凹部1d内に押し込まれていると、釣り糸4の外部への引っかかりを防止している。
【0013】
前記説明では、内側糸止め部材2と外側糸止め部材3が糸巻き本体1の凹部1d内に押し込まれるように述べたが、一部がフランジ部1c側の外側に突出していてもよい。
前記説明では、内側糸止め部材2と外側糸止め部材3を設け、夫々に釣り糸挾持片2cと釣り糸挾持片3bを設けたが、内側糸止め部材2を省略して外側糸止め部材3のみ凹部の内側から外側に出没するようにして、外側糸止め部材3と糸巻き本体1(例えば筒部1e)との間で釣り糸を挾持してもよく、また、外側糸止め部材3を省略して内側糸止め部材2に湾曲面が上向きと下向きの釣り糸挾持片を設けたり、糸巻き本体1の筒部1e上部に湾曲面が上向きの釣り糸挾持片を別体で固定し、下向きの釣り糸挾持片を出没自在に設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0015】
請求項1により、釣り糸が挾み込まれた釣り糸挾持片は凹部の内側から外側に出没自在に設けられているから、釣り糸挾持片が凹部ないにあると釣り糸が外れ難く、また、釣り糸挾持片を引き出した状態で釣り糸が挾み込まれるので、糸止め操作が極めて容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】釣用糸巻の平面図である。
【図2】釣用糸巻の断面側面図である。
【図3】糸止め部材が引き出された釣用糸巻の断面側面図である。
【図4】釣用糸巻の要部拡大断面側面図である。
【図5】釣用糸巻の分解要部拡大断面側面図である。
【図6】糸巻き本体の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 糸巻き本体
1d 凹部
2c、3b 釣り糸挾持片
4 釣り糸
α 糸巻き部
Claims (1)
- 外周に糸巻き部を有する糸巻き本体の側面に凹部を形成し、前記凹部内に貫通孔を設け、該貫通孔に釣り糸狭持片の筒部を挿入して前記凹部内に前記釣り糸狭持片を保持し、前記貫通孔から露出した前記筒部の底部を押し上げることで前記釣り糸狭持片を前記凹部の内側から外側方向に出没するようにしたことを特徴とする釣用糸巻。
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