JP3815493B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は空気調和機の室内機に関する。
近年、室内の空気調和を行う空気調和機がよく利用されている。この空気調和機の室内機は、室内に配置されるため、居住者等の視野に入ることが多い。このため、室内機が室内の美観を損なわないことが重要である。しかし、室内機のケーシングには、室内から取り込まれる空気が通る吸い込み口および室内へと吹き出す空気が通る吹き出し口が設けられることが通常である。室内機は、吸い込み口から室内の空気を取り込み、吹き出し口から調和空気を室内へ吹き出すことにより室内の空気調和を行う。この吸い込み口および吹き出し口は、室内機のケーシングの正面に設けられることが多く、室内の居住者等の目に触れ易い。
一方、上記のような従来の空気調和機の室内機では、吹き出し口を開閉する水平フラップが設けられることが多い(特許文献1参照)。この水平フラップは、室内機の運転時には吹き出し口を開いて、吹き出し口から吹き出される空気を案内する。そして、室内機の運転停止時には、水平フラップが吹き出し口を閉じる。これにより、室内機の運転停止時に吹き出し口が居住者等の視野に入ることが防止され、室内の美観を損なう恐れが低減する。
さらに、上記のような従来の空気調和機の室内機の中には、吸い込み口を開閉するパネルを設けて、空気調和機の運転停止時に吸い込み口を閉じるものも存在する。この室内機の場合、室内機の運転停止時に吸い込み口が居住者等の視野に入ることが防止され、室内の美観を損なう恐れが低減する。
特許第3334688号明細書
しかし、この空気調和機の室内機では、依然として室内の美観の損なわれる恐れがある。すなわち、図17に示す室内機200のように、水平フラップ201によって吹き出し口202が閉じる場合においても、正面視において水平フラップ201と吹き出し口202との間の継目が現れることが多い。また、吸い込み口を開閉するパネルを設けることによって空気調和機の吸い込み口を閉じる場合においても、正面視において吸い込み口とパネルとの継目が現れることが多い。
本発明の課題は、室内の美観を損なう恐れを従来より低減することができる空気調和機の室内機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和機の室内機は、ケーシングと開閉パネルとを備える。ケーシングは、室内へと吹き出される空気が通る吹き出し口と、室内から取り込まれる空気が通る吸い込み口とを有する。開閉パネルは、1枚のパネル部材から成り、吹き出し口および吸い込み口の少なくともいずれか1つを開閉する。開閉パネルは、開口部を有する。ケーシングは、開口部に対応する凸部を有する。開閉パネルの第1部分は、2以上の静止した状態に変化し、第1状態における断面視形状の湾曲度合いが第2状態の断面視形状の湾曲度合いと異なる。第1状態においては、開口部が空気を吸い込むための経路となる。第2状態においては、ケーシングの凸部が開口部に挿入される。第1部分は、可撓性を有する。
この空気調和機の室内機では、1枚のパネル部材から成る開閉パネルの第1部分が、2以上の静止した状態に変化し、第1状態における断面視形状の湾曲度合いが第2状態の断面視形状の湾曲度合いと異なる。すなわち、開閉パネルは、第1部分の断面視形状の湾曲度合いが異なる静止した状態間を変化することにより、吹き出し口および吸い込み口の少なくともいずれか1つを開閉する。従って、継目が室内機の表面に現れる恐れを低減することができる。さらに、この空気調和機の室内機では、開閉パネルが開口部を有し、ケーシングがその開口部に対応する凸部を有し、第2状態においては、ケーシングの凸部が開閉パネルの開口部に挿入される。すなわち、第1状態においては、開閉パネルの開口部により、室内から吸い込む空気の通る経路を十分に確保することができるとともに、第2状態においては、ケーシングの凸部が開口部に挿入され正面視において概ね連続的な面が形成されることにより、開口部が室内の美観を損なう恐れを最小化することができる。これにより、この空気調和機の室内機では、室内の美観を損なう恐れを従来より低減することができる。
なお、第1状態または第2状態において、第1部分の湾曲度合いがゼロ、すなわち、第1部分が全く湾曲していない場合も本発明に含まれる。
第2発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明に係る空気調和機の室内機であって、第1状態は、開閉パネルの開いた状態である。第1状態においては、開口部が正面視において隠れる。
この空気調和機の室内機では、開閉パネルの開いた状態において、開閉パネルの開口部が正面視において隠れる。すなわち、この空気調和機の室内機では、開閉パネルの開いた状態において、開口部が正面視において現れない。これにより、この空気調和機の室内機では、開閉パネルの開いた状態において室内の美観を損なう恐れをさらに低減することができる。
第3発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明または第2発明に係る空気調和機の室内機であって、第1状態は、開閉パネルの開いた状態である。開口部は、第1部分に形成されている。第1部分は、第1状態においてS字形に湾曲する。
この空気調和機の室内機では、開閉パネルの開口部が、開閉パネルの第1部分に形成され、その開閉パネルの第1部分が、開閉パネルの開いた状態においてS字形に湾曲する。これにより、室内の美観を向上させることができる。
第4発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明から第3発明のいずれか1つに係る空気調和機の室内機であって、第1部分は、開閉パネルのうちの第1部分以外の第2部分よりも可撓性が高い。
この空気調和機の室内機では、開閉パネルの第1部分は、開閉パネルのうちの第1部分以外の第2部分よりも可撓性が高い。このため、開閉パネルの第1部分と第2部分との可撓性の差異を利用することにより、シンプルな機構で開閉パネルの第1部分のみを所望の形状に湾曲させることができる。
第5発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明から第4発明のいずれか1つに係る空気調和機の室内機であって、第1部分は、エラストマーまたは布状部材により形成される。
この空気調和機の室内機では、開閉パネルの第1部分は、エラストマーまたは布状部材により形成される。このため、ぬくもり感、ソフト感等のエラストマーまたは布状部材の有する質感から生まれる意匠価値を提供することができる。
第1発明に係る空気調和機の室内機では、開閉パネルが吹き出し口および吸い込み口の少なくともいずれか1つを開閉するので、継目が室内機の表面に現れる恐れを低減することができる。さらに、この空気調和機の室内機では、第1状態においては、開閉パネルの開口部により、室内から吸い込む空気の通る経路を十分に確保することができるとともに、第2状態においては、ケーシングの凸部が開口部に挿入され正面視において概ね連続的な面が形成される。これにより、この空気調和機の室内機では、室内の美観を損なう恐れを従来より低減することができる。
第2発明に係る空気調和機の室内機では、第1状態において開閉パネルの開口部が正面視において隠れるため、開口部が正面視において現れない。これにより、この空気調和機の室内機では、第1状態において室内の美観を損なう恐れをさらに低減することができる。
第3発明に係る空気調和機の室内機では、開閉パネルの開口部が、開閉パネルの第1部分に形成され、その開閉パネルの第1部分が、開閉パネルの開いた状態においてS字形に湾曲する。これにより、室内の美観を向上させることができる。
第4発明に係る空気調和機の室内機では、開閉パネルの第1部分は、開閉パネルのうちの第1部分以外の第2部分よりも可撓性が高い。このため、開閉パネルの第1部分と第2部分との可撓性の差異を利用することにより、シンプルな機構で開閉パネルの第1部分のみを所望の形状に湾曲させることができる。
第5発明に係る空気調和機の室内機では、開閉パネルの第1部分は、エラストマーまたは布状部材により形成される。このため、ぬくもり感、ソフト感等のエラストマーまたは布状部材の有する質感から生まれる意匠価値を提供することができる。
<第1実施形態>
〔空気調和機の全体構成〕
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る空気調和機1の構成および冷媒回路の概略を説明する。
この空気調和機1は、室内の壁面等に取り付けられる室内機2aと、室外に設置される室外機3とを備えている。
この空気調和機1の冷媒回路は、主として室内熱交換器20、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30および電動膨張弁34を備える。
室内機2aに設けられている室内熱交換器20は、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内機2aには、室内空気を吸い込んで室内熱交換器20に通し熱交換が行われた後の空気を室内に排出するための室内ファン21が設けられている。室内ファン21は、室内機2a内に設けられる室内ファンモータ22によって回転駆動される。室内機2aの詳細な構成および動作については後述する。
室外機3には、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続される四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されるアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34とが設けられている。電動膨張弁34は、フィルタ35および液閉鎖弁36を介して配管41に接続されており、この配管41を介して室内熱交換器20の一端と接続される。また、四路切換弁33は、ガス閉鎖弁37を介して配管42に接続されており、この配管42を介して室内熱交換器20の他端と接続されている。また、室外機3には、室外熱交換器30での熱交換後の空気を外部に排出するための室外ファン38が設けられている。この室外ファン38は、室外ファンモータ39によって回転駆動される。
〔室内機の構成〕
図2〜図5を参照して、室内機2aの構成を説明する。
室内機2aは、室内の側壁に設けられる壁掛け型の室内機であり、ケーシング本体23と正面パネル50とを備える。
(ケーシング本体)
ケーシング本体23は、正面視において幅方向に長い長方形の形状を有し、側面視において高さ方向に長い長方形の形状を有する。ケーシング本体23は、幅W、高さH、奥行きDを有する。ケーシング本体23内には、上述した室内熱交換器20、室内ファン21、図示しない室内ファンモータ22等が備えられている。図3に示すように、側面視において、室内ファン21がケーシング本体23の中央に配置され、逆V字型の形状を有する室内熱交換器20が室内ファン21の上半分および前方を囲むように配置されている。また、ケーシング本体23には吸い込み口25と吹き出し口26とが設けられている。
吸い込み口25は、室内ファン21によって室内からケーシング本体23内へと取り込まれる空気が通る開口であり、第1吸い込み口27および第2吸い込み口28から成る。第1吸い込み口27は、正面視において幅方向に長い形状を有し、その長さはケーシング本体23の幅Wよりも若干小さい。第1吸い込み口27は、図3に示すように、ケーシング本体23の正面に設けられ、室内熱交換器20の正面側の面と対向している。第2吸い込み口28は、ケーシング本体23の幅方向に長い複数のスリットとして設けられており、ケーシング本体23の天面に設けられている。
吹き出し口26は、室内ファン21によって室内熱交換器20を通り室内へと吹き出される空気が通る開口である。吹き出し口26は、図4に示すように幅方向に長い形状を有し、その長さはケーシング本体23の幅Wよりも若干小さい。吹き出し口26は、ケーシング本体23の下部近傍であって、ケーシング本体23の正面に設けられている。
ケーシング本体23の正面には、第1吸い込み口27と吹き出し口26との間に、幅方向に長い形状の凸部501が設けられている。
また、吹き出し口26近傍には水平フラップ29が設けられている。水平フラップ29は、室内機2aの幅方向に長い形状を有する板状の部材であり、吹き出し口26から吹き出される空気を案内する。水平フラップ29は、室内機2aの幅方向に平行な回転軸R1を有しており、図3に示す状態から図5に示す状態へと回転軸R1を中心に回転することにより、空気の案内方向を変更する。
(正面パネル)
正面パネル50は、1枚のパネル部材から成り、正面視におけるケーシング本体23の幅Wと略同じ幅と、ケーシング本体23の高さHと略同じ高さとを有する。また、正面パネル50は、運転停止時において、略平坦な面を形成し、正面視において吹き出し口26および第1吸い込み口27を覆う。また、正面パネル50は、移動機構100により支持されており、運転時において吹き出し口26および第1吸い込み口27を開く。
正面パネル50は、上方から下方に順に並ぶ上部51、中部52および下部53を有する。上部51と中部52との境界を境界線(二点鎖線)54で、中部52と下部53との境界を境界線(二点鎖線)55で示す。中部52は、正面パネル50が開いた状態において湾曲する部分であり、上部51および下部53は、正面パネル50が開いた状態においても殆ど湾曲しない部分である。正面パネル50は、エラストマーにより形成され、ぬくもり感、ソフト感といった質感を演出することができる。また、上部51、下部53はそれぞれ、厚さt1、厚さt3を有し、中部52は、厚さt1および厚さt3のいずれよりも薄い厚さt2を有する。従って、中部52は、上部51および下部53のいずれよりも可撓性が高くなっている。なお、図2〜図5において、上部51、中部52および下部53が境界線54および55により区別されて図示されているが、上部51、中部52および下部53は、同じ材料により一体形成されており、正面視においてそれらの境界を区別することはできない。すなわち、上部51と中部52との間および中部52と下部53との間に継目は現れない。
また、中部52には、ケーシング本体23に設けられた凸部501よりも一回り大きな幅方向に長い形状の開口部500が設けられている。この開口部500は、正面パネル50の運転時に室内から吸い込まれる空気が通る経路の一部となる。正面パネル50が閉じた状態においては、この開口部500にケーシング本体23に設けられた凸部501がはまり込み、正面パネル50と凸部501とが連続的な面を形成する。また、正面パネル50が開いた状態においては、この開口部500は、室内機2aの正面視において隠れる。
移動機構100は、正面パネル50の上部51に固定されたロッド101、正面パネル50の下部53に固定された図示しない部材、図示しないモーターおよびギア等から構成される。移動機構100は、図2および図4において波線で示されるが、実際には、正面視において正面パネル50に隠れているため見えない。この移動機構100は、正面パネル50の上部51を前後に移動させるとともに、その移動にリンクさせて正面パネル50の下部53を上下に移動させる。また、この移動機構100は、正面パネル50全体を前後に移動させることも可能である。
〔室内機の動作〕
次に、空気調和機1の室内機2aが空調運転を行う場合の動作について説明する。
室内機2aが停止している場合、正面パネル50は、図2および図3のように、吹き出し口26および第1吸い込み口27を閉じた状態となっている。すなわち、中部52は、湾曲していない静止した状態にある。このとき、正面パネル50に設けられた開口部500には、ケーシング本体23に設けられた凸部501がはまり込み、正面パネル50と凸部501とが連続的な面を形成している。
室内機2aが運転を行う場合、正面パネル50が移動し、吹き出し口26および第1吸い込み口27が開く。これにより、室内機2aへ取り込まれる空気の風量が確保されると共に、空気の吹き出しが行われる。この場合、正面パネル50全体が前方へと少し移動し、開口部500からケーシング本体23の凸部501がはずれる。次に、正面パネル50のうち下部53が移動機構100によって上方へと移動する。これにより、吹き出し口26が開く。また、この下部53の移動にリンクして、正面パネル50のうち上部51が移動機構100によってさらに前方へ距離d1だけ平行に押し出される。これにより、第1吸い込み口27が開く。このとき、中部52の可撓性が上部51および下部53の可撓性よりも高いため、中部52が側面視においてS字形に湾曲する。すなわち、室内機2aが運転を行っているときに、中部52は、S字状に湾曲して静止した状態となる。さらに、中部52に設けられた開口部500は、正面視から隠れた位置に移動する。室内に吸い込まれる空気は、図5に矢印A1で示すように正面パネル50の上端とケーシング本体23の上端との間にできた隙間から第1吸い込み口27を通るか、矢印A2で示すようにケーシング本体23の天面の第2吸い込み口28を通るか、または、矢印A3で示すように正面パネル50の開口部500から第1吸い込み口27を通って室内機2a内に取り込まれる。
正面パネル50が移動して吹き出し口26および第1吸い込み口27が開いた後、水平フラップ29が、設定された運転モードに対応した吹き出し角度となるように回転移動する。
運転時には、以上のように室内機2aの正面パネル50が開く。
室内機2aが運転を停止する場合、正面パネル50が移動し、室内機2aは、吹き出し口26と第1吸い込み口27とが閉じた状態に戻る。この場合、正面パネル50のうち上部51が移動機構100によって後方へ距離d1だけ平行に押し戻される。この上部51の移動にリンクして、正面パネル50のうち下部53が移動機構100によって下方へと移動する。このとき、運転時にS字に湾曲していた中部52は、略平坦な面に戻る。次に、正面パネル50全体が後方へ押し戻され、これにより、第1吸い込み口27および吹き出し口26が閉じる。このとき、正面パネル50の開口部500にケーシング本体23の凸部501がはめ込まれ、正面パネル50と凸部501とが連続的な面を形成する。
運転停止時には、以上のように室内機2aの正面パネル50が閉じる。
〔特徴〕
(1)
この空気調和機1の室内機2aでは、運転時において、正面パネル50の開口部500が室内から取り込まれる空気の通る経路の一部となる。このため、十分な風量を確保することが可能になっている。また、この空気調和機1の室内機2aでは、正面パネル50に開口部500を設けることにより複数の角度から空気を吸い込むことができるため、熱交換器に対する空気の流れの偏りを低減することができる。さらに、この開口部500は、運転時において正面視において隠れているため、室内の美観の損なわれる恐れが最小化される。
(2)
また、この空気調和機1の室内機2aでは、運転停止時において、正面パネル50が室内機2aの正面全体を覆い、略平坦な面を形成する。さらに、運転停止時において、ケーシング本体23の凸部501が正面パネル50の開口部500にはまり込み、正面パネル50と凸部501とが連続的な面を形成する。一方、正面パネル50は1枚のパネル部材で構成されているため、正面パネル50の正面視には、開口部500と凸部501との継目以外の継目は現れない。このため、この空気調和機1の室内機2aでは、室内機2a単体の正面視における高い美観を確保できるとともに、正面視における室内機2aの運転停止時の外観と室内の壁面とが調和し、室内の美観が向上する。
(3)
また、従来の室内機には、運転時において、正面パネル50が複数のパネルに分割され、分割された複数のパネルが独立に移動することにより継目が生じるものがあった。これに対し、空気調和機1の室内機2aでは、運転時において、正面パネル50が湾曲し、第1吸い込み口27および吹き出し口26を開閉する。すなわち、この空気調和機1の室内機2aでは、運転時において、継目が現れない。従って、居住者等の視野に、余分な継目に代わって湾曲による滑らかな陰影を写すことができる。このため、この空気調和機1の室内機2aでは、運転時において美感が向上する。
(4)
この空気調和機1の室内機2aでは、正面パネル50にエラストマーが使用される。従って、室内機2aの正面視において、ぬくもり感、ソフト感等のエラストマーの有する質感から生まれる意匠価値を提供することが可能になっている。
(5)
この空気調和機1の室内機2aでは、正面パネル50の中部52の可撓性は、上部51および下部53の可撓性よりも高い。従って、運転時に、正面パネル50全体を前方に移動した後、下部53を上方に、上部51をさらに前方に移動するだけで、中部52は自然に湾曲する。すなわち、運転時に正面パネル50を湾曲させるためには、平行移動のような上部51および下部53の簡単な移動を行うだけでよい。これにより、正面パネル50を湾曲させる移動機構100をシンプルに設計することが可能になっている。
(6)
一般に、壁掛け型の室内機は、室内の壁面に配置されるため、正面部分が居住者等の視野に入り易い。また、室内機の正面部分の面積が大きいことが多い。このため、運転停止時および運転時に正面視における室内の美観が向上する本発明が特に有効である。
(7)
この空気調和機1の室内機2aでは、運転時において正面パネル50の上部51および下部53が移動することによって、吹き出し口26および第1吸い込み口27が開く。このため、室内機2aへの空気の吸い込みと、室内機2aからの空気の吹き出しとを十分に行うことが可能になっている。
また、吹き出し口26と第1吸い込み口27とが開く際には、正面パネル50全体が前方に少し移動した後、正面パネル50の下部53が上方に、上部51がさらに前方に少しずつ移動すればよい。このため、運転時における室内機2aの厚み(図5参照)の増大寸法(距離d1)が小さい。このため、この空気調和機1の室内機2aでは、運転時の室内機2aをコンパクトに構成することが可能になっている。
〔変形例〕
第1実施形態の変形例として、正面パネル50が複数のパネルから構成されてもよい。ただし、正面パネル50を構成するパネルの数が少ないほど正面パネル50に現れる継目が少なくなるため、正面パネル50を構成するパネルの数は少ない方が望ましい。また、正面パネル50を構成する複数のパネルは高さ方向に並んで配置されることが望ましい。これにより、正面視において高さ方向に延びる継目が現れず、一般的に室内の美観が向上する。
<第2実施形態>
図6〜図9を参照して、本発明の第2実施形態に係る空気調和機1の室内機2bを説明する。
正面パネル60は、第1パネル70および第2パネル80から成る。第1パネル70は、第1吸い込み口27を開閉し、第2パネル80は、吹き出し口26を開閉する。第1パネル70は、正面視におけるケーシング本体23の幅Wと略同じ幅を有し、第2パネル80は、正面視におけるケーシング本体23の幅Wと略同じ幅を有し、さらに、第1パネル70の高さH1と第2パネル80の高さ方向の高さH2との和が、ケーシング本体23の高さHと略同じ高さを有する。
第1パネル70は、図示しない移動機構100により支持されており、第1吸い込み口27を開閉する。第1パネル70は、1枚のパネル部材から成り、運転停止時において、略平坦な面を形成する。第1パネル70は、上方から下方に順に並ぶ上部71、中部72および下部73を有する。上部71と中部72との境界を境界線(二点鎖線)74で、中部72と下部73との境界を境界線(二点鎖線)75で示す。中部72は、第1パネル70が開いた状態において湾曲する部分であり、上部71および下部73は、第1パネル70が開いた状態においても殆ど湾曲しない部分である。第1パネル70は、エラストマーにより形成され、ぬくもり感、ソフト感といった質感を演出することができる。
また、中部72には、ケーシング本体23に設けられた凸部701よりも一回り大きな幅方向に長い形状の開口部700が設けられている。この開口部700は、第1パネル70の運転時に室内から吸い込まれる空気が通る経路の一部となる。第1パネル70が閉じた状態においては、この開口部700にケーシング本体23に設けられた凸部701がはまり込み、第1パネル70と凸部701とが連続的な面を形成する。また、第1パネル70が開いた状態においては、この開口部700は、室内機2bの正面視において隠れる。
また、上部71、下部73はそれぞれ、厚さt1、厚さt3を有し、中部72は、厚さt1および厚さt3のいずれよりも薄い厚さt2を有する。従って、中部72は、上部71および下部73のいずれよりも可撓性が高くなっている。
第2パネル80は、図示しない移動機構100により支持されており、吹き出し口26を開閉する。第2パネル80は、1枚のパネル部材から成る。第2パネル80は、第1パネル70と同様にエラストマーから形成される。従って、正面視において室内機2bの印象が統一されることにより、室内の美観が向上する。
次に、運転時の室内機2bが空調運転を行う場合の動作について説明する。
室内機2bが停止している場合、第1パネル70および第2パネル80は、図6および図7のように吹き出し口26および第1吸い込み口27が閉じた状態となっている。すなわち、中部72は、湾曲していない静止した状態にある。このとき、第1パネル70に設けられた開口部700には、ケーシング本体23に設けられた凸部701がはまり込み、第1パネル70と凸部701とは、連続的な面を形成している。
室内機2bが運転を行う場合、第1パネル70および第2パネル80が移動し、吹き出し口26および第1吸い込み口27が開く。これにより、室内機2bへ取り込まれる空気の風量が確保されると共に、空気の吹き出しが行われる。この場合、第1パネル70全体が前方へと少し移動し、開口部700からケーシング本体23の凸部701がはずれる。次に、第1パネル70のうち下部73が図示しない移動機構100により上方へと移動し、この下部73の移動にリンクして、第1パネル70のうち上部71が図示しない移動機構100によってさらに前方へ距離d1だけ平行に押し出される。これにより、第1吸い込み口27が開く。このとき、中部72の可撓性が上部71および下部73の可撓性よりも高いため、中部72が側面視においてS字形に湾曲する。すなわち、室内機2bが運転を行っているときに、中部72は、S字状に湾曲して静止した状態となる。さらに、中部52に設けられた開口部700は、正面視から隠れた位置に移動する。室内に吸い込まれる空気は、図9に矢印A1で示すように第1パネル70の上端とケーシング本体23の上端との間にできた隙間から第1吸い込み口27を通るか、矢印A2で示すようにケーシング本体23の天面の第2吸い込み口28を通るか、または、矢印A3で示すように第1パネル70の開口部700から第1吸い込み口27を通って室内機2b内に取り込まれる。この第1パネル70の移動にリンクして、第2パネル80は、設定された運転モードに対応した吹き出し角度となるように回転移動する。これにより、吹き出し口26が開く。
室内機2bが運転を停止する場合、第1パネル70および第2パネル80が移動し、室内機2bは、吹き出し口26および第1吸い込み口27が閉じた状態に戻る。この場合、第1パネル70のうちの上部71が図示しない移動機構100によって後方へ距離d1だけ押し戻される。この上部71の移動にリンクして、第1パネル70のうち下部73が移動機構100によって下方へと移動する。このとき、運転時にS字に湾曲していた中部72は、略平坦な面に戻る。次に、第1パネル70全体が後方へ押し戻され、これにより、第1吸い込み口27が閉じる。このとき、第1パネル70の開口部700にケーシング本体23の凸部701がはめ込まれ、第1パネル70と凸部701とが連続的な面を形成する。この第1パネル70の移動にリンクして、第2パネル80が回転移動し、吹き出し口26が閉じる。
他の構成および動作については第1実施形態に係る室内機2aと同様である。
〔特徴〕
この空気調和機1の室内機2bでは、第1吸い込み口27を開閉させる第1パネル70と、吹き出し口26を開閉させる第2パネル80とが独立に移動する。このため、第1吸い込み口27および吹き出し口26の開閉の状態を独立させることが可能である。
〔変形例〕
第2実施形態の変形例として、正面パネル60は、第1パネル70および第2パネル80以外のさらなるパネルを有するように構成されてもよい。ただし、正面パネル60を構成するパネルの数が少ないほど正面パネル60に現れる継目が少なくなるため、正面パネル60を構成するパネルの数は少ない方が望ましい。また、正面パネル60を構成する複数のパネルは高さ方向に並んで配置されることが望ましい。これにより、正面視において高さ方向に延びる継目が現れず、室内の美観が向上する。
また、第2実施形態の別の変形例として、第2パネル80は、第1パネル70と異なる材料により形成されてもよい。
<第3実施形態>
図10〜図13を参照して、本発明の第3実施形態に係る空気調和機1の室内機2cを説明する。
正面パネル90は、1枚のパネル部材から成り、正面視におけるケーシング本体23の幅Wと略同じ幅と、ケーシング本体23の高さHと略同じ高さとを有する。ケーシング本体23に設けられた第1吸い込み口27および吹き出し口26は、図10において波線で示されるが、実際には、正面視において正面パネル90に隠れているため見えない。また、ケーシング本体23に設けられた第1吸い込み口27および吹き出し口26は、ほぼ同じ幅W1を有する。また、正面パネル90は、運転停止時において、略平坦な面を形成し、正面視において吹き出し口26および第1吸い込み口27を覆う。また、正面パネル90は、図示しない移動機構100により支持されており、運転時において吹き出し口26および第1吸い込み口27を開く。
正面パネル90は、左から右に順に並ぶ最左部91、左部92、中部93、右部94および最右部95を有する。最左部91と左部92との境界を境界線(二点鎖線)96で、左部92と中部93との境界を境界線(二点鎖線)97で、中部93と右部94との境界を境界線(二点鎖線)98で、右部94と最右部95との境界を境界線(二点鎖線)99で示す。中部93は、第1吸い込み口27および吹き出し口26の幅W1と略同じ幅を有し、運転停止時において第1吸い込み口27および吹き出し口26を覆う。図13を参照して、左部92および右部94は、正面パネル90が開いた状態において湾曲する部分であり、最左部91、中部93および最右部95は、正面パネル90が開いた状態においても殆ど湾曲しない部分である。正面パネル90は、エラストマーにより形成され、ぬくもり感、ソフト感といった質感を演出することができる。
また、ケーシング本体23の正面には、高さ方向に長い形状の凸部901,903が設けられている。正面パネル90の左部92には、凸部901よりも一回り大きな高さ方向に長い形状の開口部900が設けられており、正面パネル90の右部94には、凸部903よりも一回り大きな高さ方向に長い形状の開口部902が設けられている。これらの開口部900,902は、正面パネル90の運転時に室内から吸い込まれる空気が通る経路となる。正面パネル90が閉じた状態において、これらの開口部900,902にケーシング本体23に設けられた凸部901,903がそれぞれはまり込み、正面パネル90と凸部901,903とが連続的な面を形成する。また、これらの開口部900,902は、正面パネル90が開いた状態において室内機2cの正面視において隠れる。
また、最左部91、中部93、最右部95はそれぞれ、厚さt1、厚さt3、厚さt5を有し、左部92、右部94はそれぞれ、厚さt1、厚さt3および厚さt5のいずれよりも薄い厚さt2、厚さt4を有する。従って、左部92および右部94は、最左部91、中部93および最右部95のいずれよりも可撓性が高くなっている。
次に、空気調和機1の室内機2cが空調運転を行う場合の動作について説明する。
室内機2cが停止している場合、正面パネル90は、図10および図11のように吹き出し口26および第1吸い込み口27を閉じた状態となっている。すなわち、左部92および右部94は、湾曲していない静止した状態にある。このとき、正面パネル90に設けられた開口部900,902には、ケーシング本体23に設けられた凸部901,903がそれぞれはまり込み、正面パネル90と凸部901,903とは、連続的な面を形成している。
室内機2cが運転を行う場合、正面パネル90が移動し、吹き出し口26および第1吸い込み口27が開く。これにより、室内機2cへ取り込まれる空気の風量が確保されると共に、空気の吹き出しが行われる。この場合、正面パネル90全体が前方へと少し移動し、正面パネル90の開口部900からケーシング本体23の凸部901がはずれ、正面パネル90の開口部902からケーシング本体23の凸部903がはずれる。次に、正面パネル90の最左部91と左部92との境界線96が第1吸い込み口27または吹き出し口26の左の境界線に近づくように、最左部91が右に平行移動する。一方、正面パネル90の右部94と最右部95との境界線99が第1吸い込み口27および吹き出し口26の右の境界線に近づくように、最右部95が左に平行移動する。この最左部91および最右部95の移動に伴い、中部93が前方に距離d1だけ平行移動する。これにより、第1吸い込み口27および吹き出し口26が開く。このとき、左部92および右部94の可撓性が最左部91、中部93および最右部95の可撓性よりも高いため、左部92および右部94が平面視においてS字形に湾曲する。すなわち、室内機2cが運転を行っているときに、左部92および右部94は、S字状に湾曲して静止した状態となる。さらに、左部92に設けられた開口部900および右部94に設けられた開口部902は、正面視から隠れた位置に移動する。室内に吸い込まれる空気は、正面パネル90の上端とケーシング本体23の上端との間にできた隙間から第1吸い込み口27を通るか、ケーシング本体23の天面の第2吸い込み口28を通るか、または、図13に矢印A3で示すように正面パネル90の開口部900,902から第1吸い込み口27を通って室内機2c内に取り込まれる。
以上のように、室内機2cの運転が行われる。
室内機2cが運転を停止する場合、正面パネル90が移動し、図10および図11のように、吹き出し口26と第1吸い込み口27とが閉じた状態に戻る。この場合、正面パネル90の最左部91と左部92との境界線96が第1吸い込み口27または吹き出し口26の左の境界線から離れるように、最左部91が左に平行移動する。さらに、正面パネル90の右部94と最右部95との境界線99が第1吸い込み口27および吹き出し口26の右の境界線から離れるように、最右部95が右に平行移動する。この最左部91および最右部95の移動に伴い、中部93が後方に距離d1だけ平行移動する。次に、正面パネル90全体が後方へと少し移動し、正面パネル90の開口部900にケーシング本体23の凸部901がはまり込み、正面パネル90の開口部902にケーシング本体23の凸部903がはまり込む。これにより、吹き出し口26および第1吸い込み口27が閉じる。
他の構成および動作については第1実施形態に係る室内機2aと同様である。
〔特徴〕
この空気調和機1の室内機2cでは、正面パネル90は、運転時において平面視において湾曲する。すなわち、この空気調和機1の室内機2cでは、正面パネル90は、平面視において湾曲する正面パネルに適した環境に適応することができる。
〔変形例〕
第3実施形態の変形例として、正面パネル90は、複数のパネルから構成されてもよい。ただし、正面パネル90を構成するパネルの数が少ないほど正面パネル90に現れる継目が少なくなるため、正面パネル90を構成するパネルの数は少ない方が望ましい。また、正面パネル90を構成する複数のパネルは幅方向に並んで配置されることが望ましい。これにより、正面視において高さ方向に延びる継目が低減し、室内の美観が向上する。
<その他の実施形態>
(A)
第1、第2および第3実施形態では、正面パネル50,60,90にエラストマーが用いられているが、正面パネル50,60,90に布状部材を用いることによってぬくもり感、ソフト感といった質感を演出してもよい。また、クールな印象を与えたい場合には、正面パネル50,60,90に金属を用いてもよい。正面パネル50,60,90は、正面パネル50,60,90の開いた状態において湾曲する部分52,72,92,94が適切に湾曲することができる任意の材料により形成することができる。
(B)
正面パネル50,60,90の開いた状態において湾曲する部分52,72,92,94と開いた状態において殆ど湾曲しない部分51,53,71,73,91,93,95とに異なる材料を使用することにより、開いた状態において湾曲する部分52,72,92,94と開いた状態においても殆ど湾曲しない部分51,53,71,73,91,93,95とに可撓性の違いを設けてもよい。
(C)
運転停止時においてケーシング本体23の正面および正面パネル50,60,90が略平坦な面を形成せず、図14〜図16に示すように緩やかに湾曲した形状であってもよい。
(D)
正面パネル50、60、90には、さらなる開口部を設けてもよい。このとき、開口部の位置は、開いた状態において湾曲する部分52,72,92,94だけでなく、開いた状態においても殆ど湾曲しない部分51,53,71,73,91,93,95に設けられてもよい。
本発明は、室内の美観を損なう恐れを従来より低減することができるという効果を有し、空気調和機の室内機として有用である。
第1実施形態に係る空気調和機の構成および冷媒回路の構成を表す図。 第1実施形態に係る室内機の運転停止時の正面図。 図2のIII-III断面図。 第1実施形態に係る室内機の運転時の正面図。 図4のV-V断面図。 第2実施形態に係る室内機の運転停止時の正面図。 図6のVII-VII断面図。 第2実施形態に係る室内機の運転時の正面図。 図8のIX-IX断面図。 第3実施形態に係る正面パネルの運転停止時の正面図。 図10のXI-XI断面図。 第3実施形態に係る正面パネルの運転時の正面図。 図12のXIII-XIII断面図。 他の実施形態に係る室内機の運転停止時の縦断面図。 他の実施形態に係る室内機の運転停止時の縦断面図。 他の実施形態に係る正面パネルの運転停止時の横断面図。 従来の空気調和機の室内機の正面図。
符号の説明
2a,2b,2c 空気調和機の室内機
23 ケーシング
26 吹き出し口
27 第1吸い込み口
50,60,90 正面パネル
51 上部(第2部分)
52 中部(第1部分)
53 下部(第2部分)
71 上部(第2部分)
72 中部(第1部分)
73 下部(第2部分)
91 最左部(第2部分)
92 左部(第1部分)
93 中部(第2部分)
94 右部(第1部分)
95 最右部(第2部分)
900,902 開口部
901,903 凸部

Claims (5)

  1. 室内へと吹き出される空気が通る吹き出し口(26)と、室内から取り込まれる空気が通る吸い込み口(27)とを有するケーシング(23)と、
    1枚のパネル部材から成り、前記吹き出し口(26)および前記吸い込み口(27)の少なくともいずれか1つを開閉する開閉パネル(50,70,90)と
    を備え、
    前記開閉パネル(50,70,90)は、開口部(500,700,900,902)を有し、
    前記ケーシング(23)は、前記開口部(500,700,900,902)に対応する凸部(501,701,901,903)を有し、
    前記開閉パネル(50,70,90)の可撓性を有する第1部分(52,72,92,94)は、2以上の静止した状態に変化し、第1状態における断面視形状の湾曲度合いが第2状態の断面視形状の湾曲度合いと異なり、
    前記第1状態においては、前記開口部(500,700,900,902)が空気を吸い込むための経路となり、前記第2状態においては、前記ケーシング(23)の凸部(501,701,901,903)が前記開口部(500,700,900,902)に挿入される、
    空気調和機の室内機(2a,2b,2c)。
  2. 前記第1状態は、前記開閉パネル(50,70,90)の開いた状態であり、前記第1状態においては、前記開口部(500,700,900,902)が正面視において隠れる、
    請求項1に記載の空気調和機の室内機(2a,2b,2c)。
  3. 前記第1状態は、前記開閉パネル(50,70,90)の開いた状態であり、
    前記開口部(500,700,900,902)は、前記第1部分(52,72,92,94)に形成されており、
    前記第1部分(52,72,92,94)は、前記第1状態においてS字形に湾曲する、
    請求項1または2に記載の空気調和機の室内機(2a,2b,2c)。
  4. 前記第1部分(52,72,92,94)は、前記開閉パネル(50,70,90)のうちの前記第1部分(52,72,92,94)以外の第2部分(142)よりも可撓性が高い、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の空気調和機の室内機(2a,2b,2c)。
  5. 前記第1部分(52,72,92,94)は、エラストマーまたは布状部材により形成される、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の空気調和機の室内機(2a,2b,2c)。
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