JP3807426B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents
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Description
本発明の課題は、室内の美観を損なう恐れをより低減することができる空気調和機の室内機を提供することにある。
この空気調和機の室内機では、正面パネルの第2平面部は、吹出し口に沿った形状となっている。このため、ケーシングの形状が長方形ではなく吹出し口の出口が傾斜した形状となっている場合においても、正面パネルによって室内機の正面を覆うことができる。これにより、この空気調和機の室内機では、運転停止時の室内機の正面視における美観が向上する。
この空気調和機の室内機では、正面パネルは斜め上前方へと移動する。このように正面パネルが移動することにより、第1平面部が吸込み口から離反して、吸込み口が開かれる。また、第2平面部が吹出し口から離反して吹出し口が開かれる。
この空気調和機の室内機では、吸込み口や吹出し口によって室内の美観が損なわれる恐れを低減することができる。
第5発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第4発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第1平面部と第2平面部とは共に平坦な平板状の形状を有する。
第6発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第5発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第1平面部は、正面視においてケーシングの幅と略同じ幅を有する。
第7発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第6発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第2平面部は、正面視においてケーシングの幅と略同じ幅を有する。
第8発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第7発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第1平面部と第2平面部とは、継目なく一体となっている。
第9発明にかかる空気調和機の室内機は、第8発明の空気調和機の室内機であって、正面パネルは、正面視においてケーシングの正面の略全体を覆う。
第10発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第9発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第2平面部は、吹出し口を開く際に、ケーシングに近接した状態で移動する。
第2発明にかかる空気調和機の室内機では、ケーシングの形状が長方形ではなく吹出し口の出口が傾斜した形状となっている場合においても、正面パネルによって室内機の正面を覆うことができる。これにより、この空気調和機の室内機では、運転停止時の室内機の正面視における美観が向上する。
第4発明にかかる空気調和機の室内機では、吸込み口や吹出し口によって室内の美観が損なわれる恐れを低減することができる。
第6発明にかかる空気調和機の室内機では、第1平面部は、ケーシングの幅方向の略全体に亘ってケーシングを覆うことができ、美観が損なわれる恐れをより低減することができる。
第8発明にかかる空気調和機の室内機では、第1平面部と第2平面部とは、継目なく一体となっているため、室内機の正面視に表れる継目を低減することができる。これにより、この空気調和機の室内機では、美観が損なわれる恐れをより低減することができる。
第10発明にかかる空気調和機の室内機では、第2平面部は、吹出し口を開く際に、ケーシングに近接した状態で移動するため、第2平面部とケーシングとの隙間が小さい。従って、吹出し口から吹き出された空気が第2平面部とケーシングとの間から漏れてしまうショートサーキットの発生を抑えることができる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和機1の構成および冷媒回路の概略を図1に示す。
この空気調和機1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2cと、室外に設置される室外機3とを備えている。
この空気調和機1の冷媒回路は、主として室内熱交換器20、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30および電動膨張弁34で構成される。
図2(a)に室内機2cの正面図、図2(b)に室内機2cの側面断面図を示す。図2(a)と図2(b)とは、運転停止時の室内機2cを示している。
室内機2cは、室内の側壁に設けられる壁掛け型の室内機であり、ケーシング本体23と正面パネル24cとを備える。
ケーシング本体23は、正面視において水平方向に長い長方形の形状を有し、側面視において鉛直方向に長い長方形の断面形状を有する。ケーシング本体23内には、上述した室内熱交換器20、室内ファン21、室内ファンモータ22(図示せず)などが備えられている。図2(b)に示すように、側面視において、室内ファン21がケーシング本体23の中央に配置され、逆V字型の形状を有する室内熱交換器20が室内ファン21の上半分を囲むように配置されている。また、ケーシング本体23には吸込み口25と吹出し口26とが設けられている。
また、吹出し口26近傍には水平フラップ29が設けられている。水平フラップ29は、室内機2cの長手方向に長い形状を有する板状の部材であり、吹出し口26から吹き出される空気を案内する。水平フラップ29は、室内機2cの長手方向に平行な回転軸を有しており、回転軸を中心に回転することにより、空気の案内方向を変更する。
正面パネル24cは、室内機2cの正面全体を覆う。正面パネル24cは、吹出し口26と第1吸込み口27とを開閉する。正面パネル24cは、吹出し口26と第1吸込み口27とを閉じた状態において、正面視において吹出し口26と第1吸込み口27とを覆う。この正面パネル24cは、正面視において継目を有さない板状部材であり、第1平面部245と第2平面部246とを有する。第1平面部245と第2平面部246とは共に平坦な平板状の形状を有している。
このように、第2平面部246と第1平面部245とによって構成される正面パネル24cは、吹出し口26と第1吸込み口27とを閉じた状態においては、図2(a)に示すように、室内機2cの正面全体を略完全に覆う状態となる。従って、この状態では、正面視においては、正面パネル24cのみが居住者等の視野に入り、吹出し口26および第1吸込み口27は、居住者等の視野に入らない。なお、第1平面部245は鉛直方向に平行となっており、第2平面部246は、吹出し口26の出口の形状に沿うように傾斜して配置されている。
次に、空気調和機1の室内機2cが空調運転を行う場合の動作について説明する。
室内機2cが停止している場合、正面パネル24cは上記のように吹出し口26と第1吸込み口27とを閉じた状態となっている。
室内機2cが運転を行う場合、まず、室内ファン21が低回転で起動される。
以上のように、室内機2cの運転が行われる、
室内機2cが運転を停止する場合には、正面パネル24cが移動し、図2(a)および図2(b)のように、吹出し口26と第1吸込み口27とが閉じられた状態に戻る。
(1)
この空気調和機1の室内機2cでは、運転停止時には、継目のない一枚の正面パネル24cによって吸込み口25と吹出し口26との両方が覆われる。このため、室内機2cの運転停止時においては、正面視において室内機2cに継目が表れない。また、正面パネル24cの第2平面部246は、吹出し口26に沿った形状となっている。このため、ケーシング本体23の側面形状が長方形ではなく吹出し口26の出口が傾斜した形状となっている場合においても、継目のない平滑な正面パネル24cで室内機2cの正面を覆うことができる。これにより、この空気調和機1の室内機2cでは、運転停止時の室内機2cの正面視における外観と室内の壁面とが調和し、美観が向上する。
一般に、壁掛け型の室内機は、室内の壁面に配置されるため、正面部分が居住者等の視野に入り易い。また、室内機の正面部分の面積が大きいことが多い。このため、運転停止時に正面視における美観が向上する本発明が特に有効である。
(3)
この空気調和機1の室内機2cでは、運転時においては正面パネル24cが移動することによって、吹出し口26と第1吸込み口27とが開かれる。このため、室内機2cへの空気の吸い込みと、室内機2cからの空気の吹出しとを十分に行うことができる。
この空気調和機1の室内機2cでは、正面パネル24cが開かれる前に、室内ファン21が低回転で起動される。この場合、正面パネル24cが閉じられた状態で室内ファン21が回転するため、室内機2cの内部の空気が攪拌される。これにより、冷房運転時においては、室内機2cの内部にこもった臭いが室内熱交換器20に結露した水分に吸着される。従って、室内へと漏れる臭いを低減することができる。また、暖房時においては、室内熱交換器20の温度が上昇するまで正面パネル24cを閉じておくことにより、運転初期のドラフト感を低減することができる。
この空気調和機1の室内機2cでは、吹出し口26を開く際に第1平面部245がケーシング本体23に近接しているため、吹出し口26から吹出された空気が第1平面部245とケーシング本体23との間の隙間から漏れて第1吸込み口27から再び吸込まれるショートサーキットが生じることを抑えることができる。
2c 室内機
23 ケーシング本体(ケーシング)
24c 正面パネル
26 吹出し口
27 第1吸込み口(吸込み口)
245 第1平面部
246 第2平面部
W ケーシング本体の幅(ケーシングの幅)
Claims (10)
- 室内へと吹き出される空気が通る吹出し口(26)と室内から取り込まれる空気が通る吸込み口(27)とを有するケーシング(23)と、
正面視において前記吹出し口(26)と前記吸込み口(27)とを覆い、前記吹出し口(26)と前記吸込み口(27)とを開閉する正面パネル(24c)と、
を備え、
前記正面パネル(24c)は、前記吸込み口(27)を閉じた状態で前記吸込み口(27)よりも大きな投影面積を有する第1平面部(245)と、前記吹出し口(26)を閉じた状態で前記吹出し口(26)よりも大きな投影面積を有し前記第1平面部(245)と所定角度で繋がった第2平面部(246)とを有する、
空気調和機の室内機(2c)。 - 前記吹出し口(26)の出口は傾斜した形状となっており、
前記第2平面部(246)は、前記吹出し口(26)の出口の形状に沿うように傾斜して配置され、前記第1平面部(245)の下端に所定角度で繋がっている、
請求項1に記載の空気調和機の室内機(2c)。 - 前記正面パネル(24c)は、斜め上方へ移動して前記吹出し口(26)と前記吸込み口(27)とを開く、
請求項2に記載の空気調和機の室内機(2c)。 - 第1平面部(245)は鉛直方向に平行になっている、
請求項1から3のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。 - 前記第1平面部(245)と第2平面部(246)とは共に平坦な平板状の形状を有する、
請求項1から4のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。 - 前記第1平面部(245)は、正面視において前記ケーシング(23)の幅(W)と略同じ幅を有する、
請求項1から5のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。 - 前記第2平面部(246)は、正面視において前記ケーシング(23)の幅(W)と略同じ幅を有する、
請求項1から6のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。 - 前記第1平面部(245)と前記第2平面部(246)とは、継目なく一体となっている、
請求項1から7のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。 - 前記正面パネル(24c)は、正面視において前記ケーシング(23)の正面の略全体を覆う、
請求項1から8のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。 - 前記第2平面部(246)は、前記吹出し口(26)を開く際に、前記ケーシング(23)に近接した状態で移動する、
請求項1から9のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。
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