JP2005098684A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 室内の美観を損なう恐れをより低減することができる空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】 空気調和機の室内機2cは、ケーシング本体23と正面パネル24cとを備える。ケーシング本体23は、室内へと吹き出される空気が通る吹出し口26と、室内から取り込まれる空気が通る第1吸込み口27とを有する。正面パネル24cは、正面視において吹出し口26と第1吸込み口27とを覆い、吹出し口26と第1吸込み口27とを開閉する。そして、正面パネル24cは、第1平面部245と第2平面部246とを有する。第1平面部245は、第1吸込み口27を閉じた状態で第1吸込み口27よりも大きな投影面積を有する。第2平面部246は、吹出し口26を閉じた状態で吹出し口26よりも大きな投影面積を有し、第1平面部245と所定角度で繋がっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は空気調和機の室内機に関する。
近年、室内の空気調和を行う空気調和機の室内機がよく利用されている。この室内機は、室内に配置されるため、居住者等の視野に入ることが多い。このため、室内機が室内の美観を損なわないことが重要である。しかし、室内機のケーシングには室内へと吹き出す空気が通る吹出し口が設けられることが通常である。室内機は、吹出し口から調和空気を室内へ吹出すことにより室内の空気調和を行う。この吹出し口は、室内機のケーシングの正面に設けられることが多く、室内の居住者等の目に触れ易い。従って、室内機の外観と室内の壁面等との調和が妨げられ、室内の美観が損なわれる恐れがある。
一方、上記のような従来の空気調和機の室内機では、吹出し口を開閉する水平フラップが設けられことが多い(特許文献1参照)。この水平フラップは、室内機の運転時には吹出し口を開いて、吹出し口から吹出される空気を案内する。そして、室内機の運転停止時には、水平フラップが吹出し口を閉じる。これにより、室内機の運転停止時に吹出し口が居住者等の視野に入ることが防止され、室内の美観を損なう恐れが低減する。
特許第3334688号明細書
しかし、上記のような空気調和機の室内機では、依然として室内の美観が損なわれる恐れがある。すなわち、図4に示す室内機200のように、水平フラップ201によって吹出し口202が閉じられる場合においても、正面視において、水平フラップ201と吹出し口202との間の継目が表れることが多い。また、空気調和機の室内機では、吹出し口だけではなく吸込み口が正面に配置されることがある。この場合、吹出し口と同様に、吸込み口が居住者等の視野に入ると室内の美観を損なう恐れがある。また、吸込み口を開閉するパネルを設けて、空気調和機の運転停止時に吸込み口を閉じることが従来より行われているが、吸込み口とパネルとの継目が正面視において表れて、室内の美観を損なう恐れがある。
このような室内機では、室内の美観が損なわれる恐れがある。
本発明の課題は、室内の美観を損なう恐れをより低減することができる空気調和機の室内機を提供することにある。
第1発明にかかる空気調和機の室内機は、ケーシングと正面パネルとを備える。ケーシングは、室内へと吹き出される空気が通る吹出し口と、室内から取り込まれる空気が通る吸込み口とを有する。正面パネルは、正面視において吹出し口と吸込み口とを覆い、吹出し口と吸込み口とを開閉する。そして、正面パネルは、第1平面部と第2平面部とを有する。第1平面部は、吸込み口を閉じた状態で吸込み口よりも大きな投影面積を有する。第2平面部は、吹出し口を閉じた状態で吹き出し口よりも大きな投影面積を有し、第1平面部と所定角度で繋がっている。
この空気調和機の室内機では、第1平面部は、吸込み口を閉じた状態において正面視において吸込み口よりも大きな投影面積を有する。このため、第1平面部は、正面視において、吸込み口を隠すことができる。また、第2平面部は、吹き出し口を閉じた状態において正面視において吹き出し口よりも大きな投影面積を有する。このため、第2平面部は、正面視において、吹き出し口を隠すことができる。このように、この空気調和機の室内機では、吸込み口や吹出し口によって室内の美観が損なわれる恐れを低減することができる。
第2発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明の空気調和機の室内機であって、吹出し口の出口は傾斜した形状となっている。そして、第2平面部は、吹出し口の出口の形状に沿うように傾斜して配置され、第1平面部の下端に所定角度で繋がっている。
この空気調和機の室内機では、正面パネルの第2平面部は、吹出し口に沿った形状となっている。このため、ケーシングの形状が長方形ではなく吹出し口の出口が傾斜した形状となっている場合においても、正面パネルによって室内機の正面を覆うことができる。これにより、この空気調和機の室内機では、運転停止時の室内機の正面視における美観が向上する。
第3発明にかかる空気調和機の室内機は、第2発明の空気調和機の室内機であって、正面パネルは、斜め上方へ移動して吹出し口と吸込み口とを開く。
この空気調和機の室内機では、正面パネルは斜め上前方へと移動する。このように正面パネルが移動することにより、第1平面部が吸込み口から離反して、吸込み口が開かれる。また、第2平面部が吹出し口から離反して吹出し口が開かれる。
第4発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第3発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第1平面部は鉛直方向に平行になっている。
この空気調和機の室内機では、吸込み口や吹出し口によって室内の美観が損なわれる恐れを低減することができる。
第5発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第4発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第1平面部と第2平面部とは共に平坦な平板状の形状を有する。
この空気調和機の室内機では、吸込み口や吹出し口によって室内の美観が損なわれる恐れを低減することができる。
第6発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第5発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第1平面部は、正面視においてケーシングの幅と略同じ幅を有する。
この空気調和機の室内機では、第1平面部は、ケーシングの幅と略同じ幅を有する。このため、第1平面部は、ケーシングの幅方向の略全体に亘ってケーシングを覆うことができる。これにより、この空気調和機の室内機では、美観が損なわれる恐れをより低減することができる。
第7発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第6発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第2平面部は、正面視においてケーシングの幅と略同じ幅を有する。
この空気調和機の室内機では、第2平面部は、ケーシングの幅と略同じ幅を有する。このため、第2平面部は、ケーシングの幅方向の略全体に亘ってケーシングを覆うことができる。これにより、この空気調和機の室内機では、美観が損なわれる恐れをより低減することができる。
第8発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第7発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第1平面部と第2平面部とは、継目なく一体となっている。
この空気調和機の室内機では、第1平面部と第2平面部とは、継目なく一体となっているため、室内機の正面視に表れる継目を低減することができる。これにより、この空気調和機の室内機では、美観が損なわれる恐れをより低減することができる。
第9発明にかかる空気調和機の室内機は、第8発明の空気調和機の室内機であって、正面パネルは、正面視においてケーシングの正面の略全体を覆う。
この空気調和機の室内機では、継目のない一枚の正面パネルによって、ケーシングの幅方向の略全体に亘ってケーシングが覆われる。このため、室内機の正面視に表れる継目がさらに低減する。これにより、この空気調和機の室内機では、美観が損なわれる恐れをより低減することができる。
第10発明にかかる空気調和機の室内機は、第1発明から第9発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、第2平面部は、吹出し口を開く際に、ケーシングに近接した状態で移動する。
この空気調和機の室内機では、第2平面部は、吹出し口を開く際に、ケーシングに近接した状態で移動するため、第2平面部とケーシングとの隙間が小さい。従って、吹出し口から吹き出された空気が第2平面部とケーシングとの間から漏れてしまうショートサーキットの発生を抑えることができる。
第1発明にかかる空気調和機の室内機では、第1平面部は、正面視において吸込み口を隠すことができ、第2平面部は正面視において吹き出し口を隠すことができる。このため、この空気調和機の室内機では、吸込み口や吹出し口によって室内の美観が損なわれる恐れを低減することができる。
第2発明にかかる空気調和機の室内機では、ケーシングの形状が長方形ではなく吹出し口の出口が傾斜した形状となっている場合においても、正面パネルによって室内機の正面を覆うことができる。これにより、この空気調和機の室内機では、運転停止時の室内機の正面視における美観が向上する。
第3発明にかかる空気調和機の室内機では、正面パネルは斜め上前方へと移動することにより、第1平面部が吸込み口から離反して、吸込み口が開かれる。また、第2平面部が吹出し口から離反して吹出し口が開かれる。
第4発明にかかる空気調和機の室内機では、吸込み口や吹出し口によって室内の美観が損なわれる恐れを低減することができる。
第5発明にかかる空気調和機の室内機では、吸込み口や吹出し口によって室内の美観が損なわれる恐れを低減することができる。
第6発明にかかる空気調和機の室内機では、第1平面部は、ケーシングの幅方向の略全体に亘ってケーシングを覆うことができ、美観が損なわれる恐れをより低減することができる。
第7発明にかかる空気調和機の室内機では、第2平面部は、ケーシングの幅方向の略全体に亘ってケーシングを覆うことができ、美観が損なわれる恐れをより低減することができる。
第8発明にかかる空気調和機の室内機では、第1平面部と第2平面部とは、継目なく一体となっているため、室内機の正面視に表れる継目を低減することができる。これにより、この空気調和機の室内機では、美観が損なわれる恐れをより低減することができる。
第9発明にかかる空気調和機の室内機では、室内機の正面視に表れる継目がさらに低減するため、美観が損なわれる恐れをより低減することができる。
第10発明にかかる空気調和機の室内機では、第2平面部は、吹出し口を開く際に、ケーシングに近接した状態で移動するため、第2平面部とケーシングとの隙間が小さい。従って、吹出し口から吹き出された空気が第2平面部とケーシングとの間から漏れてしまうショートサーキットの発生を抑えることができる。
〔空気調和機の全体構成〕
本発明の一実施形態にかかる空気調和機1の構成および冷媒回路の概略を図1に示す。
この空気調和機1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2cと、室外に設置される室外機3とを備えている。
この空気調和機1の冷媒回路は、主として室内熱交換器20、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30および電動膨張弁34で構成される。
室内機2cに設けられている室内熱交換器20は、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内機2cには、室内空気を吸い込んで室内熱交換器20に通し熱交換が行われた後の空気を室内に排出するための室内ファン21が設けられている。室内ファン21は、室内機2c内に設けられる室内ファンモータ22によって回転駆動される。室内機2cの詳細な構成については後に説明する。
室外機3には、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続される四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されるアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34とが設けられている。電動膨張弁34は、フィルタ35および液閉鎖弁36を介して配管41に接続されており、この配管41を介して室内熱交換器20の一端と接続される。また、四路切換弁33は、ガス閉鎖弁37を介して配管42に接続されており、この配管42を介して室内熱交換器20の他端と接続されている。また、室外機3には、室外熱交換器30での熱交換後の空気を外部に排出するための室外ファン38が設けられている。この室外ファン38は、室外ファンモータ39によって回転駆動される。
〔室内機の構成〕
図2(a)に室内機2cの正面図、図2(b)に室内機2cの側面断面図を示す。図2(a)と図2(b)とは、運転停止時の室内機2cを示している。
室内機2cは、室内の側壁に設けられる壁掛け型の室内機であり、ケーシング本体23と正面パネル24cとを備える。
[ケーシング本体]
ケーシング本体23は、正面視において水平方向に長い長方形の形状を有し、側面視において鉛直方向に長い長方形の断面形状を有する。ケーシング本体23内には、上述した室内熱交換器20、室内ファン21、室内ファンモータ22(図示せず)などが備えられている。図2(b)に示すように、側面視において、室内ファン21がケーシング本体23の中央に配置され、逆V字型の形状を有する室内熱交換器20が室内ファン21の上半分を囲むように配置されている。また、ケーシング本体23には吸込み口25と吹出し口26とが設けられている。
吸込み口25は、室内ファン21によって室内からケーシング本体23内へと取り込まれる空気が通る開口であり、第1吸込み口27と第2吸込み口28とがある。第1吸込み口27は、正面視において水平方向に長い形状を有し、その長さはケーシング本体23の幅Wよりも若干小さい。第1吸込み口27は、図2(b)に示すように、ケーシング本体23の正面の中央付近に設けられ、室内熱交換器20の正面側と対向している。第2吸込み口28は、ケーシング本体23の長手方向に長い複数のスリットによって構成されており、ケーシング本体23の天面に設けられている。
吹出し口26は、室内ファン21によって室内熱交換器20を通り室内へと吹出される空気が通る開口である。吹出し口26は、水平方向に長い形状を有し、その長さはケーシング本体23の幅Wよりも若干小さい。また、吹出し口26はケーシング本体23の下部近傍であって、ケーシング本体23の正面に設けられている。
また、吹出し口26近傍には水平フラップ29が設けられている。水平フラップ29は、室内機2cの長手方向に長い形状を有する板状の部材であり、吹出し口26から吹き出される空気を案内する。水平フラップ29は、室内機2cの長手方向に平行な回転軸を有しており、回転軸を中心に回転することにより、空気の案内方向を変更する。
[正面パネル]
正面パネル24cは、室内機2cの正面全体を覆う。正面パネル24cは、吹出し口26と第1吸込み口27とを開閉する。正面パネル24cは、吹出し口26と第1吸込み口27とを閉じた状態において、正面視において吹出し口26と第1吸込み口27とを覆う。この正面パネル24cは、正面視において継目を有さない板状部材であり、第1平面部245と第2平面部246とを有する。第1平面部245と第2平面部246とは共に平坦な平板状の形状を有している。
第2平面部246は、水平方向に長い長方形の形状を有しており、継目を有さない長方形の平板状の部材である。第2平面部246は、正面視におけるケーシング本体23の幅Wと略同じ幅を有する。第2平面部246は、ケーシング本体23の正面の下方に吹出し口26の出口の形状に沿うように傾斜して配置されており、吹出し口26を閉じる。第2平面部246は、吹出し口26を開閉する。第2平面部246は、吹出し口26を閉じた状態においては、正面視において吹出し口26よりも大きな投影面積を有する。
第1平面部245は、第2平面部246と同様に、継目を有さない長方形の平板状の部材であり、水平方向に長い長方形の形状を有している。第1平面部245は、鉛直方向に平行になっており、第1吸込み口27を閉じる。第1平面部245は、正面視において第1吸込み口27を含むケーシング本体23の幅Wと略同じ幅を有する。第1平面部245は、ケーシング本体23の正面の上方に配置されている。第1平面部245は、図示しない移動機構によって移動可能に支持されており、第1吸込み口27を開閉する。第1平面部245は、第1吸込み口27を閉じた状態においては、図2(b)のように、鉛直方向に平行な状態となる。また、この状態では、第1平面部245は、第2平面部246の上方に位置しており、正面視において第1吸込み口27よりも大きな投影面積を有する。従って、第1平面部245は、第1吸込み口27を閉じた状態においては、第1吸込み口27を含むケーシング本体23の正面の上半分を完全に覆う。
また、第2平面部246の上端は、第1平面部245の下端に所定の角度で繋がっており、第1平面部245と第2平面部246とは、継目なく一体となっている。
このように、第2平面部246と第1平面部245とによって構成される正面パネル24cは、吹出し口26と第1吸込み口27とを閉じた状態においては、図2(a)に示すように、室内機2cの正面全体を略完全に覆う状態となる。従って、この状態では、正面視においては、正面パネル24cのみが居住者等の視野に入り、吹出し口26および第1吸込み口27は、居住者等の視野に入らない。なお、第1平面部245は鉛直方向に平行となっており、第2平面部246は、吹出し口26の出口の形状に沿うように傾斜して配置されている。
[室内機の動作]
次に、空気調和機1の室内機2cが空調運転を行う場合の動作について説明する。
室内機2cが停止している場合、正面パネル24cは上記のように吹出し口26と第1吸込み口27とを閉じた状態となっている。
室内機2cが運転を行う場合、まず、室内ファン21が低回転で起動される。
次に、正面パネル24cが移動し、吹出し口26と第1吸込み口27とが開かれる。これにより、室内機2cへ取り込まれる空気の風量が確保されると共に、水平方向への空気の吹き出しが行われる。このとき、正面パネル24cは斜め上前方へと移動する。なお、正面パネル24cは、直接に前方斜め上へ向けて移動してもよく、前方への平行移動と上方への移動とを組み合わせて移動してもよい。正面パネル24cが移動することにより、第1平面部245が第1吸込み口27から離反して、第1吸込み口27が開かれる。また、第2平面部246が吹出し口26から離反して吹出し口26が開かれる。なお、第2平面部246は、ケーシング本体23の前面に近接した状態で移動する。第2平面部246とケーシング本体23とは、擦れによる傷の発生を防止する観点からは第2平面部246の移動中に接触しないことが望ましく、第2平面部246とケーシング本体23との間に約1mmないし2mmの隙間を隔てていることがより望ましい。
正面パネル24cが移動して吹出し口26と第1吸込み口27とが開かれた後、水平フラップ29が、設定された運転モードに対応した吹出し角度となるように回転移動する。
以上のように、室内機2cの運転が行われる、
室内機2cが運転を停止する場合には、正面パネル24cが移動し、図2(a)および図2(b)のように、吹出し口26と第1吸込み口27とが閉じられた状態に戻る。
〔特徴〕
(1)
この空気調和機1の室内機2cでは、運転停止時には、継目のない一枚の正面パネル24cによって吸込み口25と吹出し口26との両方が覆われる。このため、室内機2cの運転停止時においては、正面視において室内機2cに継目が表れない。また、正面パネル24cの第2平面部246は、吹出し口26に沿った形状となっている。このため、ケーシング本体23の側面形状が長方形ではなく吹出し口26の出口が傾斜した形状となっている場合においても、継目のない平滑な正面パネル24cで室内機2cの正面を覆うことができる。これにより、この空気調和機1の室内機2cでは、運転停止時の室内機2cの正面視における外観と室内の壁面とが調和し、美観が向上する。
(2)
一般に、壁掛け型の室内機は、室内の壁面に配置されるため、正面部分が居住者等の視野に入り易い。また、室内機の正面部分の面積が大きいことが多い。このため、運転停止時に正面視における美観が向上する本発明が特に有効である。
(3)
この空気調和機1の室内機2cでは、運転時においては正面パネル24cが移動することによって、吹出し口26と第1吸込み口27とが開かれる。このため、室内機2cへの空気の吸い込みと、室内機2cからの空気の吹出しとを十分に行うことができる。
(4)
この空気調和機1の室内機2cでは、正面パネル24cが開かれる前に、室内ファン21が低回転で起動される。この場合、正面パネル24cが閉じられた状態で室内ファン21が回転するため、室内機2cの内部の空気が攪拌される。これにより、冷房運転時においては、室内機2cの内部にこもった臭いが室内熱交換器20に結露した水分に吸着される。従って、室内へと漏れる臭いを低減することができる。また、暖房時においては、室内熱交換器20の温度が上昇するまで正面パネル24cを閉じておくことにより、運転初期のドラフト感を低減することができる。
(5)
この空気調和機1の室内機2cでは、吹出し口26を開く際に第1平面部245がケーシング本体23に近接しているため、吹出し口26から吹出された空気が第1平面部245とケーシング本体23との間の隙間から漏れて第1吸込み口27から再び吸込まれるショートサーキットが生じることを抑えることができる。
本発明は、室内の美観を損なう恐れをより低減することができる効果を有し、空気調和機の室内機として有用である。
空気調和機の構成および冷媒回路の構成を表す図。 (a)室内機の運転停止時の正面図。(b)室内機の運転停止時の側面断面図。 (a)室内機の運転停止時の側面断面図。(b)室内機の運転時の側面断面図。 従来の空気調和機の室内機の正面図。
符号の説明
1 空気調和機
2c 室内機
23 ケーシング本体(ケーシング)
24c 正面パネル
26 吹出し口
27 第1吸込み口(吸込み口)
245 第1平面部
246 第2平面部
W ケーシング本体の幅(ケーシングの幅)

Claims (10)

  1. 室内へと吹き出される空気が通る吹出し口(26)と室内から取り込まれる空気が通る吸込み口(27)とを有するケーシング(23)と、
    正面視において前記吹出し口(26)と前記吸込み口(27)とを覆い、前記吹出し口(26)と前記吸込み口(27)とを開閉する正面パネル(24c)と、
    を備え、
    前記正面パネル(24c)は、前記吸込み口(27)を閉じた状態で前記吸込み口(27)よりも大きな投影面積を有する第1平面部(245)と、前記吹出し口(26)を閉じた状態で前記吹出し口(26)よりも大きな投影面積を有し前記第1平面部(245)と所定角度で繋がった第2平面部(246)とを有する、
    空気調和機の室内機(2c)。
  2. 前記吹出し口(26)の出口は傾斜した形状となっており、
    前記第2平面部(246)は、前記吹出し口(26)の出口の形状に沿うように傾斜して配置され、前記第1平面部(245)の下端に所定角度で繋がっている、
    請求項1に記載の空気調和機の室内機(2c)。
  3. 前記正面パネル(24c)は、斜め上方へ移動して前記吹出し口(26)と前記吸込み口(27)とを開く、
    請求項2に記載の空気調和機の室内機(2c)。
  4. 第1平面部(245)は鉛直方向に平行になっている、
    請求項1から3のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。
  5. 前記第1平面部(245)と第2平面部(246)とは共に平坦な平板状の形状を有する、
    請求項1から4のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。
  6. 前記第1平面部(245)は、正面視において前記ケーシング(23)の幅(W)と略同じ幅を有する、
    請求項1から5のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。
  7. 前記第2平面部(246)は、正面視において前記ケーシング(23)の幅(W)と略同じ幅を有する、
    請求項1から6のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。
  8. 前記第1平面部(245)と前記第2平面部(246)とは、継目なく一体となっている、
    請求項1から7のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。
  9. 前記正面パネル(24c)は、正面視において前記ケーシング(23)の正面の略全体を覆う、
    請求項1から8のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。
  10. 前記第2平面部(246)は、前記吹出し口(26)を開く際に、前記ケーシング(23)に近接した状態で移動する、
    請求項1から9のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2c)。
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