JP3813330B2 - 測定ケーブル - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定ケーブルに関し、詳しくは、二端子法や四端子法に従って抵抗値を測定する際に好適に用いることができる測定ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、四端子法を用いて測定対象物の抵抗値を精度よく測定するための測定系として、図4に示す測定系が従来から知られている。同図に示す測定系51は、例えば、家電製品などの測定対象製品2内に配設された電源トランス11における一次巻線11aの抵抗値を測定することによって、間接的に電源トランス11の内部温度を測定することができるようになっている。具体的には、この測定系51では、抵抗測定装置3が用いられており、抵抗測定装置3には、測定対象物である電源トランス11の一次巻線11aに定電流を供給するための電流源21と、電源トランス11の一次巻線11aに流れる電流の電流値を測定するための電流計22と、電源トランス11の一次巻線11aの両端電圧を測定するための電圧計23と、図外の演算部および表示部24とが内蔵されている。
【0003】
また、この測定系51では、表示部24に表示される測定値を補正するための基準抵抗4と、抵抗測定装置3および測定対象製品2間を接続するための測定ケーブル52と、抵抗測定装置3および基準抵抗4間を接続するための接続ケーブル53とが抵抗測定装置3と共に使用されている。この場合、測定ケーブル52は、相互に絶縁された4本のケーブル54a〜54dを束線して構成されている。また、ケーブル54a〜54dの各々の一端には、電源トランス11の一次巻線11aの両端に接続されているACプラグ12の端子12a,12bに接続可能な鰐口クリップ55a〜55dがそれぞれ取り付けられ、ケーブル54a〜54dの各々の他端には、抵抗測定装置3の入出力端子25a〜25dに接続可能な鰐口クリップ56a〜56dがそれぞれ取り付けられている。一方、測定ケーブル53は、相互に絶縁された4本のケーブル57a〜57dを束線して構成されている。また、ケーブル57a〜57dの各々の一端には、基準抵抗4に形成されているバナナジャック4a〜4dに嵌合させるためのバナナプラグ58a〜58dがそれぞれ取り付けられ、ケーブル57a〜57dの各々の他端には、抵抗測定装置3の入出力端子25a〜25dに接続可能な鰐口クリップ59a〜59dがそれぞれ取り付けられている。
【0004】
次に、この測定系51によって電源トランス11の一次巻線11aの抵抗値を測定する手順を説明する。最初に、測定ケーブル53の鰐口クリップ59a〜59dを抵抗測定装置3の入出力端子25a〜25dにそれぞれ接続すると共にバナナプラグ58a〜58dを基準抵抗4のバナナジャック4a〜4dにそれぞれ接続する。次いで、電流源21から定電流をケーブル57a,57bを介して基準抵抗4に供給すると共に、ケーブル57c,57dに接続されている基準抵抗4の両端における両端電圧を、いわゆる四端子法に従い、電圧計23によって測定する。この場合、演算部は、電流計22によって測定された電流値と、電圧計23によって測定された電圧値とに基づいて基準抵抗4の抵抗値を演算すると共に、演算した抵抗値を表示部24に表示させる。この際に、測定者は、表示部24に表示された抵抗値で基準抵抗4の抵抗値を除算することによって補正係数を求める。
【0005】
補正係数の計測を終了すると、測定者は、測定ケーブル53のバナナプラグ58a〜58dおよび鰐口クリップ59a〜59dを基準抵抗4のバナナジャック4a〜4dおよび抵抗測定装置3の入出力端子25a〜25dからそれぞれ取り外す。次いで、同図に示すように、測定ケーブル52の鰐口クリップ56a〜56dを抵抗測定装置3の入出力端子25a〜25dにそれぞれ接続すると共に、鰐口クリップ55a,55cを測定対象製品2におけるACプラグ12の端子12aに接続し、鰐口クリップ55b,55dをACプラグ12の端子12bに接続する。接続が完了した後、前述した方法と同様にして電源トランス11における一次巻線11aの抵抗値を測定する。次に、表示部24に表示された抵抗値に補正係数を乗算する。これにより、一次巻線11aの抵抗値を正確に求めることができる。この後、測定ケーブル52の鰐口クリップ56a〜56dおよび55a〜55dをそれぞれ取り外し、ACプラグ12に図外の商用交流を接続することにより、測定対象製品2を所定時間作動させる。この後、所定時間おきに前述した方法と同様にして一次巻線11aの抵抗値を繰り返し測定する。この後、一次巻線11aの抵抗値の変動に基づいて公知の演算手法に従い電源トランス11の内部温度の上昇を測定することができる。この結果、低精度の抵抗測定装置3を用いて高精度の抵抗測定を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の測定ケーブル52,53を用いた抵抗値測定には、以下の問題点がある。
すなわち、基準抵抗4に形成されたバナナジャック4a〜4bは、雌型である一方、ACプラグ12の端子12aは、雄型のため、両者の形状が互いに異なっている。したがって、基準抵抗4の抵抗値測定、および電源トランス11の一次巻線11aの抵抗値測定を交互に行う際に、その都度、両者のコネクタ形状に合致した測定ケーブル53と測定ケーブル52とを交互に接続し直さなければならない。このため、この測定ケーブル52,53を用いた抵抗値測定には、測定ケーブルの接続交換作業が非常に煩雑で、迅速な測定を阻害する要因となっているという問題点がある。
【0007】
一方、基準抵抗4のバナナジャック4a〜4dを、測定ケーブル52の鰐口クリップ55a〜55dによって接続可能なコネクタに代えることも考えられる。しかし、一般的に、市販されている基準抵抗4のコネクタ形状は所定の測定規格やメーカ独自の規格で定められており、ユーザが希望する形状のコネクタが取り付けられた基準抵抗を入手するのは極めて困難である。また、ユーザー自身が、市販されている基準抵抗のコネクタを他の形状のコネクタに付け替えた場合には、基準抵抗4の精度が低下してしまうことがある。したがって、基準抵抗に予め取り付けられているコネクタに適合可能なコネクタを取り付けた測定ケーブルを用いざるを得ない。また、仮に基準抵抗4および測定対象物にそれぞれ接続するためのコネクタが同一形状であったとしても、基準抵抗4と測定対象物とを並列接続した状態では、測定対象物の抵抗値を正確に測定することができないため、上記したように、その都度、測定ケーブル52,53を接続し直さなければならない。
【0008】
さらに、鰐口クリップ56a〜56d,59a〜59dを抵抗測定装置3の入出力端子25a〜25dに常時接続しておき、鰐口クリップ55a〜55dのACプラグ12a,12bへの接続と、バナナプラグ58a〜58dの基準抵抗4のバナナジャック4a〜4dへの接続のみを交互に行うことも可能ではある。このようにすれば、測定ケーブル52,53の接続交換作業は多少は容易になる。ところが、かかる場合には、取り外されている鰐口クリップ55a〜55d(またはバナナジャック58a〜58d)の先端部が互いに接触してしまうことがあり、正確な測定を妨げるばかりでなく、場合によっては、抵抗測定装置3を破壊してしまうおそれがあるという問題点がある。
【0009】
本発明は、かかる問題点を解決すべくなされたものであり、複数の測定対象物に対する測定ケーブルの接続切替えを容易に行うことが可能な測定ケーブルを提供することを主目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定ケーブルは、測定器に接続するための接続具が各々の一端に取り付けられ相互に絶縁された複数の導線によって構成される測定器接続用ケーブルと、測定対象物に接続するための接続具が各々の一端に取り付けられると共に相互に絶縁され複数の導線と同数の導線によってそれぞれ構成される二以上の測定対象物接続用ケーブルと、その二以上の測定対象物接続用ケーブルのいずれか1つの各導線を測定器接続用ケーブルの各導線に切替え接続するための接続切替手段とを備えていることを特徴とする。
【0011】
この測定ケーブルでは、二以上の測定対象物接続用ケーブルの各々の一端には、測定対象物の端子に接続可能な接続具がそれぞれ取り付けられている。このため、測定器接続用ケーブルを測定器に常時接続し、かつ、二以上の測定対象物接続用ケーブルを二以上の測定対象物に常時それぞれ接続しておき、この状態で接続切替手段を操作することにより、二以上の測定対象物接続用ケーブルのいずれか1つを測定器接続用ケーブルに接続することが可能となる。このため、測定対象物を変更する都度の測定用ケーブルの取り外しを行うことなく、接続切替手段の操作のみで測定対象物を瞬時に変更することができる結果、測定を迅速に行うことが可能になる。
【0012】
請求項2記載の測定ケーブルは、請求項1記載の測定ケーブルにおいて、測定器接続用ケーブルおよび二以上の測定対象物接続用ケーブルは、4本の導線によってそれぞれ構成されていることを特徴とする。
【0013】
一般的に、四端子法に従って測定する際に用いる測定ケーブルは、測定器に接続するための接続具が各々の一端に取り付けられ、測定対象物に接続するための接続具が各々の他端に取り付けられた4本の導線から構成されている。この測定ケーブルは、4本の導線によってそれぞれ構成された二以上の測定対象物接続用ケーブルがそれぞれ測定対象物や基準抵抗などの端子に接続可能な接続具を備えている。このため、測定器接続用ケーブルを測定器に常時接続し、かつ、二以上の測定対象物接続用ケーブルを複数の測定対象物に常時それぞれ接続しておき、この状態で接続切替手段を操作することにより、測定器に接続される測定対象物を瞬時に切り替えて四端子法に従った測定を迅速に行うことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る測定ケーブルの好適な実施の形態について説明する。なお、従来の測定系51を構成する抵抗測定装置3などと同一の構成要素については同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0015】
最初に、四端子法に従って抵抗値を測定するための測定系1の構成について説明する。
【0016】
測定系1は、図1に示すように、従来の測定系51と同様にして、抵抗測定装置3および基準抵抗4が用いられるほか、測定系51における接続ケーブル52,53に代えて測定ケーブル5が使用されている。
【0017】
ここで、測定ケーブル5は、図1,2に示すように、抵抗測定装置3に接続するための接続ケーブル31と、測定対象製品2に接続するための接続ケーブル32と、基準抵抗4に接続するための接続ケーブル33と、接続ケーブル31に対して接続ケーブル32または接続ケーブル33のどちらか一方を切替え接続するための切替スイッチ34とを備えて構成されている。接続ケーブル31は、相互に絶縁された4本のケーブル31a〜31dを束線して構成されており、ケーブル31a〜31dの各々の一端には、抵抗測定装置3の入出力端子25a〜25dに接続するための鰐口クリップ35a〜35dがそれぞれ取り付けられている。接続ケーブル32は、相互に絶縁された4本のケーブル32a〜32dを束線して構成されており、ケーブル32a〜32dの各々の一端には、測定対象製品2の電源トランス11における一次巻線11aに接続されているACプラグ12の端子12a,12bに接続するための鰐口クリップ36a〜36dがそれぞれ取り付けられている。接続ケーブル33は、相互に絶縁された4本のケーブル33a〜33dを束線して構成されており、ケーブル33a〜33dの各々の一端には、基準抵抗4に形成されたバナナジャック4a〜4dに嵌合させるためのバナナプラグ37a〜37dがそれぞれ取り付けられている。
【0018】
切替スイッチ34は、4つのスイッチ回路41〜44を有する4回路2接点スイッチによって構成されている。ここで、スイッチ回路41〜44の各可動接点41c〜44c、各a接点41a〜44aおよび各b接点41b〜44bは、ケーブル31a〜31d、ケーブル32a〜32dおよびケーブル33a〜33dにそれぞれ接続されている。また、切替スイッチ34は、図2に示すように、可動接点とa接点とが接続されている状態では、ケーブル31a〜31dとケーブル32a〜32dとをそれぞれ互いに接続し、スイッチ操作が行われて可動接点とb接点とが接続されたときには、ケーブル32a〜32dに代えて、ケーブル33a〜33dをケーブル31a〜31dに切替え接続する。なお、切替スイッチ34は、図1に示すように、スイッチボックス6に取り付けられており、ケーブル31,32,33はスイッチボックス6の内部で、切替スイッチ34の各接点にそれぞれ接続されている。
【0019】
次に、測定ケーブル5を用いた測定系1による電源トランス11の一次巻線11aに対する抵抗値測定方法について説明する。
【0020】
最初に、図2に示すように、測定ケーブル5の鰐口クリップ35a〜35dを抵抗測定装置3の入出力端子25a〜25dにそれぞれ接続すると共に、バナナプラグ37a〜37dを基準抵抗4のバナナジャック4a〜4dにそれぞれ接続する。次に、鰐口クリップ36a,36cを測定対象製品2内の電源トランス11における一次巻線11aに接続されたACプラグ12の端子12aにそれぞれ接続すると共に、鰐口クリップ36b,36dをACプラグ12の端子12bにそれぞれ接続する。次いで、同図に示す切替スイッチ34の接続状態において、切替スイッチ34を操作し、ケーブル32a〜32dに代えて、ケーブル33a〜33dをケーブル31a〜31dに切替え接続する。これにより、抵抗測定装置3の各入出力端子25a〜25dは、測定ケーブル5の接続ケーブル31、切替スイッチ34および接続ケーブル33を介して基準抵抗4の各バナナジャック4a〜4dにそれぞれ接続される。次に、電流源21から定電流をケーブル31a,33aおよびケーブル31b,33bを介して基準抵抗4に供給させると共に、ケーブル31c,33cおよびケーブル31d,33dにそれぞれ接続される基準抵抗4の両端における両端電圧を電圧計23によって測定する。この場合、図外の演算部は、電流計22によって測定された電流値と、電圧計23によって測定された電圧値とに基づいて基準抵抗4の抵抗値を演算すると共に、演算した抵抗値を表示部24に表示させる。この際に、測定者は、表示部24に表示された抵抗値で基準抵抗4の抵抗値を除算することによって補正係数を求める。
【0021】
補正係数の計測を終了すると、切替スイッチ34を操作し、ケーブル33a〜33dに代えて、ケーブル32a〜32dをケーブル31a〜31dに切替え接続する。これにより、抵抗測定装置3は測定ケーブル5の接続ケーブル31、切替スイッチ34および接続ケーブル32を介して測定対象製品2に自動的に接続される。接続が完了した後、前述した方法と同様にして電源トランス11における一次巻線11aの抵抗値を測定する。次に、表示部24に表示された抵抗値に補正係数を乗算する。これにより、電源トランス11の一次巻線11aの抵抗値を正確に求めることができる。
【0022】
この後、ケーブル32の鰐口クリップ36a〜36dをACプラグ12の端子12a,12bからそれぞれ取り外し、ACプラグ12に図外の商用交流を接続することにより、測定対象製品2を所定時間作動させる。次に、ACプラグ12を商用交流接続用ソケットから取り外した後、取り外された鰐口クリップ36a〜36dを再びACプラグ12の端子12a,12bにそれぞれ接続すると共に、前述した方法と同様にして電源トランス11の一次巻線11aの抵抗値を測定する。これらの測定を繰り返すことにより、一次巻線11aの抵抗値の変動を測定することができ、その変動値を基に公知の演算手法に従って電源トランス11の内部温度の変化を測定することができる。また、測定が多数回に亘って繰り返される場合には、所定回数の抵抗値測定を行った都度、切替スイッチ34を操作して補正係数を再計測し、その補正係数に基づいて抵抗測定装置3の表示部24に示された測定値を補正することができる。この結果、電源トランス11の内部温度測定の信頼性が向上する。以上の測定方法により、ACプラグ12の端子12a,12bに対する、必要最低限の商用交流電源接続用ソケットへの接続および鰐口クリップ36a〜36dの着脱のみを行えばよく、低精度の抵抗測定装置3を用いて、高精度の抵抗測定を容易かつ迅速に行うことができる。
【0023】
なお、上記した測定ケーブル5では、ケーブル31,32に取り付けられた接続具を鰐口クリップとし、ケーブル33に取り付けられた接続具をバナナプラグとしたが、本発明は、これに限定されず、測定対象物に適合する様々な接続具を用いることができる。
【0024】
さらに、測定ケーブルを図3に示すように構成することもできる。同図に示す測定ケーブル7では、スイッチボックス6の側面に接続具としてのバナナプラグ37a〜37dを固定的に取り付け、バナナプラグ37a〜37dと切替スイッチ34の各b接点41b〜44bとをスイッチボックス6の内部で配線接続している。この場合、同図に示すように、バナナプラグ37a〜37dを基準抵抗4の端子配列に適合する配列で取り付ける。このように構成することで、基準抵抗4のバナナジャック4a〜4dを矢印A方向に沿って押し込むことにより、ワンタッチでバナナプラグ37a〜37dと基準抵抗4のバナナジャック4a〜4dとを接続することができる。なお、この場合、本発明における一方の測定対象物接続用ケーブルは、スイッチボックス6の内部に収納されることになる。
【0025】
また、本発明に係る測定ケーブル5は、測定対象製品2と抵抗測定装置3との接続、および、基準抵抗4と抵抗測定装置3との接続に限らず、2以上の測定対象物と測定装置との接続に用いてもよい。この場合、一台の測定装置を用いて異なる2以上の測定対象物の抵抗やインダクタンスなどを交互に測定することもできる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の測定ケーブルによれば、測定器接続用ケーブル、二以上の測定対象物接続用ケーブル、および接続切替手段を備えて構成したので、測定器接続用ケーブルを測定器に常時接続し、かつ、二以上の測定対象物接続用ケーブルを二以上の測定対象物に常時それぞれ接続しておき、この状態で接続切替手段を操作することにより、二以上の測定対象物接続用ケーブルのいずれか1つを測定器接続用ケーブルに容易に切替接続することができる。これにより、この測定ケーブルを用いて測定を行う場合、ケーブルの着脱回数を最小限にすることができるばかりでなく、測定器に接続する接続対象物を瞬時に切り替えられるため、迅速に測定を行うことができる。
【0027】
また、請求項2記載の測定ケーブルによれば、測定器接続用ケーブルおよび二以上の測定対象物接続用ケーブルを4本の導線によってそれぞれ構成したことにより、測定器に接続すべき測定対象物を瞬時に切り替えて四端子法に従った抵抗値測定などを迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る測定ケーブルの外観斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る測定ケーブルを用いた測定系を説明するための測定系概略図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る測定ケーブルの外観斜視図である。
【図4】従来の測定ケーブルを用いた測定系を説明するための測定系概略図である。
【符号の説明】
2 測定対象製品
3 抵抗測定装置
4 基準抵抗
5 測定ケーブル
7 測定ケーブル
31 測定器接続用ケーブル
31a〜31d ケーブル
32 測定対象物接続用ケーブル
32a〜32d ケーブル
33 測定対象物接続用ケーブル
33a〜33d ケーブル
34 切替スイッチ
35a〜35d 鰐口クリップ
36a〜36d 鰐口クリップ
37a〜37d バナナプラグ

Claims (2)

  1. 測定器に接続するための接続具が各々の一端に取り付けられ相互に絶縁された複数の導線によって構成される測定器接続用ケーブルと、測定対象物に接続するための接続具が各々の一端に取り付けられると共に相互に絶縁され前記複数の導線と同数の導線によってそれぞれ構成される二以上の測定対象物接続用ケーブルと、前記二以上の測定対象物接続用ケーブルのいずれか1つの各前記導線を前記測定器接続用ケーブルの各前記導線に切替え接続するための接続切替手段とを備えていることを特徴とする測定ケーブル。
  2. 前記測定器接続用ケーブルおよび前記二以上の測定対象物接続用ケーブルは、4本の導線によってそれぞれ構成されていることを特徴とする請求項1記載の測定ケーブル。
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