JP2008185449A - 電圧位相検出用端末具 - Google Patents

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【課題】 通常使用されるクランプメーターおよび電流供給装置を備えた漏れ電流測定装置を用いて抵抗分漏れ電流を測定する場合に、電圧位相を測定しようとする電路の絶縁電線の大きさや形状のいかんに係らず、高い測定精度を得ることができる電圧位相検出用端末具を提供する。
【解決手段】 電路の抵抗分漏れ電流測定装置において電路の電圧位相を検出する電圧位相検出センサーによって把持可能な電圧位相検出用端末具であって、前記電路の充電部に接続可能な接続部と、当該接続部に電気的に接続された導体が絶縁材料で被覆され、前記電圧位相検出センサーによって把持されることで当該センサーとの間に実質的に一定の接触面積をもたらすように構成された被把持部とを備えたことを特徴とする電圧位相検出用端末具。
【選択図】 図1

Description

本発明は、クランプメーターと電流供給装置とを備えた抵抗分漏れ電流測定装置において、当該電流供給装置が備え、電路の電圧位相を検出する電圧位相検出センサーに把持装着される電圧位相検出用端末具に関する。
電路の絶縁性能を確認するのに、当該電路の漏れ電流(以下、単にIoということがある。)を測定することが行われる。この漏れ電流(Io)の測定は、一般的なクランプメーターを用い、例えば電路の接地線をクランプすることで簡便に測定できるが、その場合のクランプメーターの指示は、地絡事故などが生じていなくとも対地静電容量を通して恒常的に流れる容量分漏れ電流(以下、単にIocということがある。)と、絶縁劣化、ひいては地絡事故に起因して流れる抵抗分漏れ電流(以下、単にIorということがある。)とが合成された値(両者のベクトル和)となることが知られている。
このことを説明するために、図5および図6に一般的なクランプメーターを用いた単相3線式電路および三相3線式電路の漏れ電流の測定例および測定結果(べクトル図)をそれぞれ示している。電圧線L1、L2および中性線Nからなる単相3線式電路の場合、図5(a)に示すように、電圧線L1に注目すると、当該電圧線L1からはIorおよびIocがB種接地線61に流れ込むことになる。L1、N間の対地電圧(線間電圧)Vを基準とした場合、図5(b)に示すように、Iorは当該対地電圧Vと同位相になるのに対して、Iocの位相は電圧Vに対して90°進んでいるため、B種接地線61をクランプメーターでクランプしてIoを測定した場合、当該クランプメーターにはこれらのベクトル和が表示されることになる。
また、スターデルタ結線の三相変圧器63の2次側におけるU、V(接地相)、W各相からなる低圧三相3線式電路では、図6(a)に示すように、U相からはIorが、またU相およびW相からはIoc(U)およびIoc(W)がB種接地線64に流れることになる。このIoc(U)およびIoc(W)は、図6(b)に示すように、W−U間の線間電圧VwuおよびU−V間の線間電圧Vuvに対してそれぞれ位相が90°進んでいるので、U相およびV相の対地静電容量が一致しバランスしている場合には、これらを合成したIocはW−U間の線間電圧Vwuと同位相となるのに対して、IorはU−V間の線間電圧Vuv(Vwuとの位相差120°)と同位相となる。そのため、IocとIorとのベクトル和であるIoがクランプメーターに表示されることになる。
このように、一般的なクランプメーターを用いて低圧電路の漏れ電流を測定した場合には、クランプメーターにはIorとIocとを合成した値として表示されるため、低圧電路の絶縁状態を維持、管理すべく、Ioの変化から絶縁不良の可能性を判断し、地絡箇所の探査を行うには、Iocの影響を除去してIorのみを抽出する必要があった。
本出願人は、前記事情に鑑み、一般的なクランプメーターを用いた場合でもIorのみを確実かつ簡便に測定できる抵抗分漏れ電流測定装置を提案している(特許文献1参照)。この抵抗分漏れ電流測定装置は、電路の電圧位相を検出し、Iocと逆位相の電流(以下、注入電流といい、単にIpということがある。)を発生させて、漏れ電流を測定するクランプメーターのクランプ部に該注入電流を通すことで、Iocの影響を除去してIorのみを測定するものである。この抵抗分漏れ電流測定装置の機器構成およびその測定状況を図7および図8に示す。なお、これら各図に示す低圧電路は、それぞれ図5および図6に示した電路と同様である。
抵抗分漏れ電流測定装置5は、電路の漏れ電流(Io)を測定表示するクランプメーター50と、電路の対地電圧又は線間電圧の位相を検出するクリップ状の電圧位相検出センサー52,53と、電流供給装置51とを備えている。この電流供給装置51は、これに電圧位相入力線52a、53aおよび注入電流出力線54を接続することで、電圧位相検出センサー52,53で検出した電圧位相に対して位相が90°遅れた電流を発生させ、その大きさをツマミ51aによって調整して注入電流として出力することができるように構成されている。この注入電流出力線54は、クランプメーター50のクランプ部50aを貫通するように配置される。
単相3線式における電圧線L1と中性線Nとからなる電路のIorを測定する場合、図7に示すように、クランプメーター50によってB種接地線61をクランプし、電圧位相入力線52a、53aを介してそれぞれ電流供給装置51に接続された電圧位相検出センサー52,53によって電圧線L1と中性線Nとをそれぞれ把持する。把持に際しては、電圧位相検出センサー52についての図9に示すように、L1相の絶縁電線に対して直角にかつ当該絶縁電線が確実にセンサー52内面のくぼみに収まるようにする。この電圧位相検出センサー52、53によってL1、N間の対地電圧(線間電圧)Vの位相を検出し、電流供給装置51にてこの電圧Vの位相に対して位相が90°遅れ、Iocと逆位相となる電流を発生させる。この電流を注入電流(Ip)としてクランプメーター50のクランプ部50aに通し、クランプメーターの表示値が最小となるようにその大きさをツマミ51aによって調整することで、IpとIocとが相殺され、Iocの影響を除去しIorのみを測定できる。
また、三相3線式電路の場合、図8に示すように、抵抗分漏れ電流測定装置5のクランプメーター50によって三相変圧器63のB種接地線64をクランプし、電流供給装置51にそれぞれで電圧位相入力線52a、53aを介して接続された電圧位相検出センサー52,53によってU相およびW相の絶縁電線をそれぞれ把持し、この電路の線間電圧VuvおよびVwvの位相をそれぞれ検出する。電圧位相検出センサー52、53による絶縁電線の把持方法は、前記と同様である。
U相およびW相から流れるIoc(U)およびIoc(W)の大きさがそれぞれ一致し、バランスがとれている場合、図8に示すように、これらを合成したIocは線間電圧Vwuと同位相となる。電流供給装置51において、線間電圧Vwuに対して位相が180°遅れ、Iocに対して逆位相となる電流を発生させる。この電流を注入電流(Ip)としてクランプメーター50のクランプ部50aに通し、クランプメーターの表示値が最小となるようにツマミ51aを回してIpの大きさを調整することによってIocの影響を除去し、Iorの最小値を得ることができる。このIorの最小値を求めた上で、所定の計算を行うことでIorを求めることができる。
特開2006−226879号公報
しかし、前記抵抗分漏れ電流測定装置における電圧位相検出センサーは、工場出荷時に所定の電圧が印加された特定の形状の絶縁電線を用いて調整されているのに対して、実際に漏れ電流を測定する現場では、電圧位相検出センサーによって把持される電路の絶縁電線は、工場出荷時に調整に用いられた絶縁電線とは異なり大きさや形状がさまざまであるため、絶縁電線と電圧位相検出センサーとによって形成されるコンデンサーの静電容量が変化する。電流供給装置内の電圧位相検出回路には他のインピーダンス成分が含まれているため、この静電容量が変化することにより、当該回路で検出される電圧位相が変化してしまうことになる。また、電流供給装置は、前記のように検出された電圧位相に対して90°または180°位相が遅れた電流を発生させ、これを注入電流(Ip)として出力するように構成されているため、検出される電圧位相が変化することで、Ipの位相も変化してIpと電路の容量分漏れ電流との位相差が180°でなくなり、結果として測定精度が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、通常使用されるクランプメーターと電流供給装置とを備えた漏れ電流測定装置を用いて抵抗分漏れ電流を簡便に測定する場合に、電路の電圧位相を測定しようとする絶縁電線の大きさや形状のいかんに係らず、高い測定精度を得ることができる電圧位相検出用端末具を提供することを目的とする。
前記目的は、本発明によれば、電路の抵抗分漏れ電流測定装置において電路の電圧位相を検出する電圧位相検出センサーによって把持可能な電圧位相検出用端末具であって、前記電路の充電部に接続可能な接続部と、当該接続部に電気的に接続された導体が絶縁材料で被覆され、前記電圧位相検出センサーによって把持されることで当該センサーとの間に実質的に一定の接触面積をもたらすように構成された被把持部とを備えたことを特徴とする電圧位相検出用端末具によって達成される。
前記被把持部は、電圧位相検出センサーによって把持された場合に当該センサーとの間で実質的に一定の接触面積をもたらすことができればその外形形状には特に限定されないが、所定の長さの略円柱状の外形形状を有していることが好ましい。ここで、用語「略円柱」には、円柱のほか、周面の一部をその全長にわたり切り欠いた円柱や楕円柱などを含む意味で用いている。さらに、前記被把持部は、毎回の測定において電圧位相検出センサーが一定の位置を把持するように把持位置規制手段を備えていることがより好ましい。このような把持位置規制手段としては、例えば被把持部の長さ方向中間における電圧位相検出センサーの把持位置を挟むようにその両側の周面から当該被把持部の径方向外方に突設された突起、突条又は鍔などが挙げられる。
前記被把持部における導体と前記接続部とは、直接電気的に接続してもよく、絶縁被覆が施された絶縁電線や被覆導体などを介して接続してもよい。
本発明の電圧位相検出用端末具によれば、電路の2相の充電部にそれぞれ電気的に接続された2つの接続部を介してこれらの被把持部内の導体間に電路の対地電圧または線間電圧が印加された状態とすることができ、また被把持部は電圧位相検出センサーによって実質的に一定の接触面積をもって把持されるように構成され、当該電圧位相検出センサーと前記被把持部とによって形成されるコンデンサーの静電容量を一定にすることができる。これにより、検出する電圧位相を正確に検出でき、電路の容量分漏れ電流とは逆の位相の注入電流をクランプメーターに対して出力できるようになるので、結果として電路を構成する絶縁電線の大きさや形状のいかんにかかわらず、高い測定精度にて抵抗分漏れ電流の測定を行うことができる。
以下、添付の図1ないし図4を参照して、本発明の電圧位相検出用端末具の実施形態について詳細に説明する。なお、図3および図4に示す低圧電路および漏れ電流測定装置の構成については、図5ないし図8に示した電路および漏れ電流測定装置の構成と同様であるので、これらの各部については同一の符号を用い、以下では重複した説明は省略する。
図1は、本発明の電圧位相検出用端末具の実施形態の一例を模式的に示す斜視図である。この図において、本発明の電圧位相検出用端末具1は、円柱状の導体24を絶縁材料21〜23で被覆した被把持部2と、接続部3と、被把持部2の図面に向って下側から引き出され、導体24と接続部3の間を電気的に接続する絶縁電線4とからなる。また、図2は、本発明の電圧位相検出用端末具1における被把持部2に電圧位相検出センサー52によって把持した状態を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。
被把持部2における導体24は、円柱状の外形形状を備えている。この導体24の長さ方向中間部分は、図1に示すように、一定の厚さの絶縁材料によって被覆されており、この絶縁材料を含めた被把持部2の外径は一定とされている。この外径は、具体的には絶縁材料にビニル樹脂を用いる場合には、通常、約6〜26mm程度、好ましくは約10〜25mm程度とされる。また、絶縁材料21は、このような外径を備え、常用されているビニル絶縁電線の被覆材の厚さと同程度とすることができる。なお、使用する絶縁材料については不導電性であれば特に制限がなく、公知の種々の材質のものが使用でき、この絶縁材料の材質に応じて導体24の中間部分21の被覆厚さを設定できる。被把持部2の中間部分をこのように構成しその外径を一定にすることで、電圧位相検出センサー52又は53の内面のくぼみ面にちょうど収まり、両者の間にて実質的に一定の接触面積をもたらすことができる。
被把持部2の長さ方向両端にはそれぞれ全周にわたり、電圧位相検出センサー52,53の把持位置を規制する把持位置規制手段として絶縁材料からなる外鍔22,23が被把持部2の径方向外方に突設されている。この絶縁材料としては、被把持部2の中間部分を被覆する絶縁材料と同種又は異種のいずれであってもよい。このように外鍔22、23を設けることで、毎回の抵抗分漏れ電流の測定において電圧位相検出センサー52、53によって必ず一定の位置を把持することができるようになる(図2参照)。
接続部3は、この実施形態においてはワニ口クリップ31に絶縁カバー32を装着したものを用いている。このワニ口クリップ31の圧着部に前記した絶縁電線4の他端を圧着などの方法によって接続することができる。このワニ口クリップ31によって、例えば電路の開閉器の2次側の端子台における端子ねじを挟むなどして電路の充電部に接続することができる。このようにワニ口クリップを用いることで、電路の充電部に本発明の検出用端末具を着脱自在に接続することができる。なお、この接続部としては、このようなワニ口クリップなどのクリップ類に限定されず、電路の充電部に接続可能であれば制限なく使用できる。例えば、端子ねじを含む電路の充電部などに対しては当該端子ねじを締め付けることで接続可能な各種圧着端子や各種圧縮端子などを使用でき、また充電部の端子などに半田付けなどの方法により固着して接続可能な端部を備えた導体なども使用できる。
次に、本実施形態の電圧位相検出用端末具1の使用方法について説明する。図3は、低圧単相3線式電路の電圧線L1と中性線Nとの間のIorの測定に本発明の電圧位相検出用端末具1を使用した例を示している。本発明の電圧位相検出用端末具1をこの図に示すように2組用い、これらの接続部3,3によって電路の充電部が露出した開閉器62の2次側の電圧線L1および中性線Nの各端子ねじ(不図示)をそれぞれ挟み込み、これら2相に本発明の電圧位相検出用端末具1、1をそれぞれ接続する。そして、各電圧位相検出用端末具1の被把持部2を電圧位相入力線52a、53aを介して漏れ電流測定装置5に接続された電圧位相検出センサー52、53によってそれぞれ把持する。把持に際しては、図2に示すように、外鍔(把持位置規制手段)22,23によって把持位置は決まるので、被把持部2の長さ方向中間部分21に対して直角にセンサー52、53をその内面に設けられたくぼみに確実に当該中間部分21が収まるようにする。
このように、本発明の電圧位相検出用端末具1、1の被把持部2、2を電圧位相検出センサー52、53によってそれぞれ把持することで、被把持部2と電圧位相検出センサー52および被把持部2と電圧位相検出センサー53はそれぞれ一定の接触面積で接触するようになる。これにより、被把持部2、2内部の導体24、24のそれぞれの間に印加される電路の対地電圧Vの位相が正確に検出され、電流供給装置51においてこの電圧位相に対して位相が90°遅れ、電路のIocとは正確に180°位相がずれた電流を発生させる。この電流をIpとしてクランプメーター50のクランプ部50aに通し、クランプメーター50の表示値が最小となるように電流供給装置51のツマミ51aを回してIpの大きさを調整することで、高い測定精度にてIorの測定を行うことができる。
図4は、低圧三相3線式電路における漏れ電流の測定に本発明の電圧位相検出用端末具1を用いた例を示している。この図において、電路の充電部である三相開閉器65の負荷側のU相およびW相の各端子ねじを2組の検出用端末具1の接続部3、3によってそれぞれ挟み込み、これら2相に本発明の電圧位相検出用端末具1,1をそれぞれ接続する。そして、各電圧位相検出用端末具1の被把持部2を、電流供給装置51に電圧位相入力線52a、53aを介して接続された電圧位相検出センサー52、53によってそれぞれ把持する。把持の方法は、前記の通りである。
このように、本発明の検出用端末具1、1の被把持部2、2を電圧位相検出センサー52、53によってそれぞれ把持することで、被把持部2と電圧位相検出センサー52および被把持部2と電圧位相検出センサー53はそれぞれ一定の接触面積で接触するようになる。これにより、被把持部2、2内部の導体24、24のそれぞれの間に印加される電路の線間電圧Vwuが正確に検出され、電流供給装置51においてこの電圧位相に対して位相が180°遅れ、電路のIocに対して正確に180°位相がずれた電流を発生させる。この電流をIpとしてクランプメーター50のクランプ部に通し、クランプメーター50の指示値が最小となるように電流供給装置51のツマミ51aを回してIpの大きさを調整することで、高い測定精度にてIorの測定を行うことができる。
以上説明したように、本発明の検出用端末具を用いることで、当該電路の対地電圧又は線間電圧の位相を正確に検出し、電流供給装置から出力される注入電流と電路の容量分漏れ電流との位相差を正確に180°とすることができるので、電路を構成する絶縁電線の大きさや形状のいかんにかかわらず、高い測定精度にて抵抗分漏れ電流の測定を行うことができる。
本発明の検出用端末具の実施形態の一例を示す説明図である。 本発明の検出用端末具を電圧位相検出センサーが把持した状態を示す図である。 低圧単相3線式電路における本発明の検出用端末具の使用状況を示す図である。 低圧三相3線式電路における本発明の検出用端末具の使用状況を示す図である。 一般的なクランプメーターを用いた単相3線式電路の漏れ電流測定例およびその測定結果を示す図である。 一般的なクランプメーターを用いた三相3線式電路の漏れ電流測定例およびその測定結果を示す図である。 抵抗分漏れ電流測定装置を用いた低圧単相3線式電路の抵抗分漏れ電流測定例およびその測定結果を示す図である。 抵抗分漏れ電流測定装置を用いた低圧三相3線式電路の抵抗分漏れ電流測定例およびその測定結果を示す図である。 電圧位相検出センサーの電線把持部による電路の絶縁電線の把持状態を示す図である。
符号の説明
1 電圧位相検出用端末具
2 被把持部
21 中間部
22、23 外鍔
24 導体
3 接続部
31 ワニ口クリップ
32 絶縁カバー
4 絶縁電線
5 漏れ電流測定装置
50 クランプメーター
51 電流供給装置
51a (注入電流調整)ツマミ
52、53 電圧位相検出センサー
52a,53a 電圧位相入力線
54 注入電流出力線
60 単相変圧器
62、65 開閉器
63 三相変圧器(スターデルタ結線方式)
Ioc 容量分漏れ電流
Ior 抵抗分漏れ電流
Ip 注入電流
Io 漏れ電流

Claims (4)

  1. 電路の抵抗分漏れ電流測定装置に用いられ、当該電路の電圧位相を検出する電圧位相検出センサーによって把持可能な電圧位相検出用端末具であって、前記電路の充電部に接続可能な接続部と、当該接続部に電気的に接続された導体が絶縁材料で被覆され、前記電圧位相検出センサーによって把持されることで当該センサーとの間に実質的に一定の接触面積をもたらすように構成された被把持部とを備えたことを特徴とする電圧位相検出用端末具。
  2. 前記被把持部は、所定の長さの円柱状の外形形状を有する請求項1に記載の電圧位相検出用端末具。
  3. 前記被把持部は、前記電圧位相検出センサーが一定の位置を把持するように規制する把持位置規制手段を有する請求項2に記載の電圧位相検出用端末具。
  4. 前記被把持部における前記導体は、前記接続部と絶縁被覆が施された絶縁電線又は被覆導体を介して電気的に接続されてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の電圧位相検出用端末具。
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