JP3812339B2 - カード処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカード、磁気カード、その他記録媒体としてのカードをカード処理部によって処理し、処理内容によってカードをカード挿入口とは別のカード排出口から排出するカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、情報が記録されたカードをカード処理部によって処理した結果、価値情報が残存しない、いわゆる使用済みカードとなった場合には、これを利用者に返却することなく回収する場合がある。この場合には、カード挿入口とは別のカード排出口からカードを回収するようにしている。この種のカード処理装置として、特開2000−148917に開示されたものがある。ここに開示されたものは、カード挿入口から挿入されたカードを搬送しカード処理部でカードを処理する第1のカード搬送路と、この第1のカード搬送路と交差するように設けられた第2のカード搬送路とが備えられている。そして、第1および第2のカード搬送路の交差部には、カードを第1のカード搬送路から第2のカード搬送路に搬送経路を変える切替手段が設けられ、カードを収納する場合には、第2のカード搬送路からカードを排出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のカード処理装置においては、カード1枚分の狭い領域の搬送路交差部に第1のカード搬送手段の他に第2のカード搬送手段を設けた構造としている。このため、第1のカード搬送手段を搬送路交差部の中央に配置することが困難となることにより、第1のカード搬送手段によるカードの搬送が安定しなくなり、カード詰まりが発生するおそれがあった。また、第1のカード搬送手段から第2のカード搬送手段による搬送経路の切替えが確実に行われないことがあり、このためカードの排出不良の原因ともなっていた。また、第1のカード搬送手段の他に第2のカード搬送手段が必要になるばかりか、切替用のピンチローラやソレノイドも必要になるため、部品点数が増加するだけでなく構造が複雑になるという問題もあった。
【0004】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、第1の目的はカードの排出を確実にすることにある。また、第2の目的は部品点数を削減し、構造を簡素化することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、カードを挿入するカード挿入口と、このカード挿入口から挿入されたカードを搬送するカード搬送手段と、このカード搬送手段によって搬送されたカードに記録された情報を処理するカード処理手段と、このカード処理手段によって処理されたカードを排出するカード排出口とを備えたカード処理装置において、前記カード排出口をカード搬送方向と異なる方向に設け、このカード排出口に対応するように、前記カード搬送手段を回転させるモータを設け、前記カード搬送手段とカード処理手段を一つのユニット内に収納し、このユニットを前記モータによって回転させる。
したがって、ユニットを回転させることにより、カードがカード排出口から排出される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を用いて説明する。図1は本発明のカード処理装置を示し、図2におけるI-I 線断面図である。図2は図1におけるII-II 線断面図である。図3は同じく外観を示す斜視図、図4は同じくカードをカード排出口から排出可能な状態を示した図2におけるI-I 線断面図である。
【0008】
図1ないし図3において、全体を符号1で示すものは、カード処理装置としての非接触型ICカード処理装置(以下、単に処理装置と略称する)であって、略密閉状態の箱状に形成された筺体2が備えられている。この筺体2の図1中上下の端部には、非接触型ICカード3(以下、単にカードと略称する)が挿入されるスリット状のカード挿入口5,6が互いに対向するように設けられ、筺体2の図1中左右の端部にはカード3が排出されるスリット状のカード排出口8,7が互いに対向するように設けられている。
【0009】
筺体2内には、カード挿入口5,6に連通するカード挿入通路10,11と、カード排出口7,8に連通するカード排出通路12,13が、後述するユニット15の外周部まで設けられている。カード挿入通路10,11が互いに対向する方向(図中矢印A−B方向)に対して、カード排出通路12,13が互いに対向する方向(図中矢印C−D方向)は直交している。
【0010】
次に、図1および図2に基づいて本発明の特徴であるユニット15について説明する。
ユニット15には、共に有底円筒状に形成されたアッパーケース17およびロアーケース18によって略密閉状態のターンテーブルケース16が備えられ、このターンテーブルケース16は上述した筺体2の中央に回動軸19を回転中心として図1中時計、反時計方向に回転自在に支持されている。このターンテーブルケース16内には、カード3を搬送するカード搬送通路20が図1中上下を貫通するように設けられ、上下端のそれぞれには、カード挿入通路10,11に連通した開口21,22が設けられている。
【0011】
カード搬送通路20には、ユニット15内に収納されたカード搬送手段23が設けられ、このカード搬送手段23は、駆動ローラ24と従動ローラ25とに張架された搬送ベルト26と、駆動ローラ24と従動ローラ25に対接するピンチローラ27とによって構成されている。搬送ベルト26はカード搬送通路20内に臨むようにしてカード搬送通路20の図1中左右方向中央を矢印A−B方向に延在している。駆動ローラ24は駆動軸28の一端に軸着され、この駆動軸28は、他端に軸着されたウォームホィール32とモータ30のモータ軸に軸着されたウォーム31を介して、ターンテーブルケース16内に固定されたモータ30の駆動が伝達されている。35はカード処理手段としてのアンテナ基板であって、カード搬送通路20の上方に位置付けられるようにして、ターンテーブルケース16に図示を省略したブラケットを介して固定されている。
【0012】
40は筺体2側に固定されたモータであって、このモータ40のモータ軸に軸着されたウォーム41と軸42に軸着されたウォームホィール43とが噛合している。軸42にはプーリ44が軸着され、このプーリ44と上述した回動軸19に軸着されたプーリ45との間に伝達ベルト46が張架されている。したがって、モータ40を駆動すると、ウォーム41、ウォームホィール42を介して軸43が回転し、この回転がプーリ44,伝達ベルト46、プーリ45を介して軸19を回転させるので、ユニット15が図1中軸19を回動中心として時計方向または反時計方向に回動する。
【0013】
次に、このような構成の処理装置におけるカード処理動作を説明する。
図1において、カード3をカード挿入口6から矢印A方向に挿入すると、モータ30が一方の方向に駆動しモータ軸が回転するので、ウォーム31、ウォームホィール32を介して軸28が回転し駆動ローラ24が回転する。駆動ローラ24の回転によって搬送ベルト26が矢印A方向に走行するので、ユニット15の開口22から先端がユニット15内に挿入されたカード3は、駆動ローラ24とピンチローラ27とに挟持され、矢印A方向に搬送される。
【0014】
カード3の先端が従動ローラ25に位置すると、モータ30の駆動が停止し、カード3の搬送も停止するので、アンテナ基板35によってカード3に記録された価値情報が読み書きされ、カード3の情報が処理される。処理が終了すると、モータ30が他方の方向に駆動し、搬送ベルト26が図中矢印B方向に走行するので、カード3も矢印B方向に搬送され、ユニット15の開口22を通過してカード挿入口6から利用者に返却される。
【0015】
ここで、アンテナ基板35によってカード3に記録された価値情報が読み書きされ、その結果、カード3には価値情報が残存しない、いわゆる使用済みカードとなった場合には、モータ40が一方の方向に駆動する。モータ40が一方の方向に駆動すると、ウォーム41、ウォームホィール42を介して軸43が回転し、この回転がプーリ44、伝達ベルト46、プーリ45を介して軸19を回転させるので、ユニット15が図1中軸19を回動中心として反時計方向に回動する。
【0016】
図4に示すように、ユニット15が反時計方向に90°回動すると、モータ40の駆動が停止するので、ユニット15の開口22がカード排出口7に対向し、ユニット15のカード搬送路20が開口22を介してカード排出通路12と連通する。モータ30が逆方向に駆動し、搬送ベルト26が図中矢印C方向に走行するので、使用済みカード3は開口22を通過してカード排出口7から排出されて管理者に回収される。
【0017】
このように、本発明では、使用済みカード3をカード挿入口5から返却しないで、カード排出口7から回収しようとして、カード3の搬送方向を矢印A方向から矢印C方向に変えるのに、カード搬送手段23を収納したターンテーブルケース16を90°回動させ、カード搬送手段23の搬送方向を変えるようにしたものである。したがって、カード3の矢印A−B方向の搬送とこれと直交する矢印C−D方向の搬送とを、同じカード搬送手段23によって行うことができるので、搬送方向の切替え後の搬送が確実に行われ、このためカード排出口7からのカード3の排出不良を防止できる。
【0018】
また、カード3の矢印A−B方向の搬送とこれと直交する矢印C−D方向の搬送とを同じカード搬送手段23によって行うことにより、従来のように、カード搬送手段を2個必要としないので、部品点数が増加することなく構造も簡素化される。また、カード搬送路20にカード搬送手段を2個必要としないことにより、カード搬送路20の中央に搬送ベルト26を配置することができるので、カード搬送路20内におけるカードの搬送を安定させることができ、カードの詰まりを防止できる。
【0019】
カード3を矢印C方向に搬送してカード排出口7から排出するようにしたが、モータ30の駆動を正方向とすることにより、矢印D方向に搬送してカード排出口8から排出するようにしてもよい。また、カードをカード挿入口6から挿入するようにしたが、カード挿入口5から挿入するようにしてもよい。また、カード3を非接触型ICカードとしたが、接触型のICカードとしてもよく、また磁気カードとしてもよい。また、カード処理部としてのアンテナ基板35をカード搬送手段23と同じユニット15内に収納し、カード搬送手段23と一体的に回転させるようにしたが、アンテナ基板35を筺体2側に固定し、カード搬送手段23だけを回転させるようにしてもよい。また、カード排出口7,8を2個設けたが1個でもよく、またカード搬送方向A−Bと直交する方向C−Dに設けたが、必ずしも直交する方向でなくてもよく、種々の設計変更が可能である。また、モータ40と回動軸19との間の回転伝達手段として伝達ベルト46を用いたが、ギア列によってもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、カードの排出不良を防止できるだけでなく、部品点数が削減され、構造も簡素化される。また、カードの搬送を安定させることができ、カードの詰まりを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカード処理装置を示し、図2におけるI-I 線断面図である。
【図2】 図1におけるII-II 線断面図である。
【図3】 本発明のカード処理装置の外観を示す斜視図である。
【図4】 本発明のカード処理装置において、カードをカード排出口から排出可能な状態を示した図2におけるI-I 線断面図である。
【符号の説明】
1…カード処理装置、2…筺体、3…非接触型ICカード、5,6…カード挿入口、7,8…カード排出口、15…ユニット、16…ターンテーブルケース、19…回動軸、20…カード搬送路、21,22…開口、23…カード搬送手段、24…駆動ローラ、25…従動ローラ、26…搬送ベルト、30,40…モータ。
Claims (1)
- カードを挿入するカード挿入口と、このカード挿入口から挿入されたカードを搬送するカード搬送手段と、このカード搬送手段によって搬送されたカードに記録された情報を処理するカード処理手段と、このカード処理手段によって処理されたカードを排出するカード排出口とを備えたカード処理装置において、前記カード排出口をカード搬送方向と異なる方向に設け、このカード排出口に対応するように、前記カード搬送手段を回転させるモータを設け、前記カード搬送手段とカード処理手段を一つのユニット内に収納し、このユニットを前記モータによって回転させることを特徴とするカード処理装置。
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