JP3811990B2 - 情報記憶媒体及び再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体メモリなどの情報記憶媒体に格納したデータを再生し、かつ、再生中断時の再生停止位置から継続して再生するための情報記憶媒体及び再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気テープ再生装置を除くデジタル情報記憶媒体、例えば、CD,CD−ROMなどのデジタルメディアを再生する再生装置では、使用者の操作による強制的な再生中断や制御系による再生停止となった際に、この中断又は停止直前まで再生していたデジタルメディア内の時間情報を電源バックアップによるメモリに記憶している。この時間情報の記憶に基づいて、再生再開時にデジタルメディア内の同一の時間位置を探して、この位置から再生を行っている。また、自動車などに搭載した再生装置の場合、この再生装置でデジタルメディアの再生を中断し、かつ、このデジタルメディアの再生中断位置から家庭などの再生装置で再生を行う場合、使用者が表示装置に表示された中断位置を示す時間を記憶し、その位置から家庭内の再生装置で、その再生を行っている。
【0003】
このようにして、従来のデジタルメディア及び再生装置では、その再生停止から、継続した再生を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、再生中断又は再生停止直前までデジタルメディアを再生していた際の、再生位置に対応する時間情報を記憶するメモリ、電源バックアップ回路及び再生中断又は再生停止の検出回路が必要であり、信号処理規模や回路規模が増大化する。また、再生中断又は再生停止後に、この位置を記憶して他の再生装置で再生を行う場合、その位置を示す表示時間を使用者が正確に記憶する必要があり、この方法が煩わしいという欠点がある。
【0005】
本発明は、このような従来の技術における課題を解決するものであり、再生中断指示を行った際に、その後の再生開始指示によって、情報記憶媒体が記録している再生中断時の再生停止位置からの再生継続が可能になり、従来例のように時間情報を記憶するメモリ、電源バックアップ回路及び再生中断又は再生停止の検出回路が不要になって、信号処理規模や回路規模が増大化することなく、かつ、取扱が容易になる優れた情報記憶媒体及び再生装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明の情報記憶媒体及び再生装置は、情報記憶媒体の再生中断指示を行った際に、その再生停止位置を示すデータを記録して、その後の再生開始指示によって、記録している再生停止位置からの再生継続が可能になり、従来例のように時間情報を記憶するメモリ、電源バックアップ回路及び再生中断又は再生停止の検出回路が不要になって、信号処理規模や回路規模が増大化することなく、かつ、取扱が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、データを格納するデータエリアと、このデータエリアからのデータの再生停止位置情報を記録する記録エリアと、この記録エリアのデータを保持するためのバックアップ電池とを備えた情報記憶媒体を再生する再生装置であって、 再生中断及び再生開始を指示する操作手段と、前記データエリアから前記操作手段に指示されたデータを読み出すためのアドレスデータを発生する読出アドレス発生手段と、前記データエリアから読み出した現在の再生位置を示すデータを出力するデジタル信号処理手段と、前記デジタル信号処理手段から出力された現在の再生位置を示すデータを前記記録エリアへ書き込む処理を行う書込手段と、前記操作手段で再生中断を行った際の記録エリアに記憶している再生停止位置のデータを読み出す読出手段と、前記読出アドレス発生手段と前記読出し手段とを制御するコントローラとを備え、前記再生装置が再生中断した後に次回の再生開始を行う場合、前記コントローラは、再生中断を行った際の前記記録エリアに記憶している再生停止位置のデータを次回の再生開始時に読み出すよう前記読出手段を制御し、読み出したデータを前記読出アドレス発生手段に出力し、この再生停止位置のデータに対応する前記記録エリアの位置から再生を開始することを特徴とする再生装置であり、記録している再生停止位置からの再生継続が可能になり、従来例のように時間情報を記憶するメモリ、電源バックアップ回路及び再生中断又は再生停止の検出回路が不要になって、信号処理規模や回路規模が増大化することなく、かつ、取扱が容易に行われるという作用を有する。
【0010】
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における情報記憶媒体の構成を示す模式図である。図1において、この情報記憶媒体は半導体メモリ(ICカード)1の例であり、各種データ、例えば、音楽データを格納するデータエリア1aと、再生中断時の再生停止位置を示す時間情報(何分何秒)を記録するバックアップ機能付記録エリア1bとを有している。さらに、バックアップ機能付記録エリア1bに電源供給を行う電池Eと、本体装置と着脱するためのコネクタTとを有している。コネクタTには、データエリア1aに対する読出用のアドレスデータを入力するための端子T1と、データエリア1aから読み出したデータを送出するための端子T2とを有している。また、バックアップ機能付記録エリア1bに再生中断時の再生停止位置を示す時間情報(何分何秒)を記録するための端子T3と、バックアップ機能付記録エリア1bから再生中断時の再生停止位置を示す時間情報(何分何秒)を読み出すための端子T4とを有している。
【0011】
図2は本実施の形態における再生装置の構成を示すブロック図である。図1及び図2において、図1に示す半導体メモリ1と、半導体メモリ1のデータエリア1aから読み出すデータエリアのアドレスデータを発生する読出アドレス発生回路2と、半導体メモリ1のデータエリア1aからデジタルデータとともに読み出した音楽の曲番情報や、この曲番の先頭からの現在の再生位置を示す時間情報(何分何秒)を出力するデジタル信号処理回路3とを有している。
【0012】
さらに、デジタル信号処理回路3が出力するデジタルデータの再生位置である音楽の曲番情報や、この曲番の先頭からの時間情報(何分何秒)読み取る時間情報読出回路4と、半導体メモリ1のバックアップ機能付記録エリア1bへ現在の再生位置を示す時間情報(何分何秒)を書き込む処理を行う書込回路5とを有している。また、半導体メモリ1のバックアップ機能付記録エリア1bに記録している再生中断時の再生停止位置を示す時間情報(何分何秒)を読み出す読出回路6と、半導体メモリ1からデジタル信号処理回路3が読み出したデジタルデータをアナログ信号に変換して図示しないイコライザーや低周波増幅部に出力するD/A変換器7とを有している。さらに、この装置の各部を制御するシステムコントローラ8と、システムコントローラ8に接続されて指示操作を行うための操作パネル9と、再生中断及び再生開始を指示するスイッチ9aとを有している。
【0013】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
半導体メモリ1には、データエリア1aに音楽のデジタルデータなどが格納されており、さらに、デジタルデータとともに曲番情報や、この曲番の先頭からの再生位置を示す時間情報(何分何秒)が格納されている。操作パネル9に接続されたスイッチ9aから再生開始の指示操作が行われると、システムコントローラ8が読出アドレス発生回路2を制御する。読出アドレス発生回路2が半導体メモリ1のデータエリア1aへ操作指示に対応したアドレス、例えば、最初の曲番の先頭や、次の曲の途中からデータを読み出すためのアドレスデータを半導体メモリ1に出力する。
【0014】
この読み出したデジタルデータがデジタル信号処理回路3に入力される。デジタル信号処理回路3は、読み出したデジタルデータをD/A変換器7へ出力し、ここでアナログ信号に変換して図示しないイコライザーや低周波増幅部などに出力する。同時にデジタル信号処理回路3が半導体メモリ1のデータエリア1aからデジタルデータとともに読み出した曲番情報や、この曲番の先頭からの再生位置を示す時間情報(何分何秒)を時間情報読出回路4に出力する。
【0015】
時間情報読出回路4から、現在の再生位置を示す時間情報(何分何秒)を書込回路5、コネクタTの端子3を通じて半導体メモリ1のバックアップ機能付記録エリア1bに連続して書き込む。この後、スイッチ9aから使用者が再生中断を指示した場合、半導体メモリ1のバックアップ機能付記録エリア1bに、この時点の再生中断時の再生停止位置を示す時間情報(何分何秒)が書き込まれて、その記録を停止する。
【0016】
この後、半導体メモリ1に対する再生を行う場合、使用者がスイッチ9aを操作して再生停止位置からの継続した再生開始を指示するとシステムコントローラ8が読出回路6を制御して、半導体メモリ1のバックアップ機能付記録エリア1bに記録している再生中断時の再生停止位置に対応する時間情報(何分何秒)を読み出す。システムコントローラ8が、読み出した時間情報(何分何秒)を読出アドレス発生回路2に送って、この時間情報に対応するアドレスデータを半導体メモリ1のデータエリア1aに送出して、このアドレス、すなわち、バックアップ機能付記録エリア1bに記録している時間情報(何分何秒)に対応する再生停止位置から継続した再生を開始する。
【0017】
なお、本実施の形態では、図2に示す構成の再生装置で、再生中断した後に、次回の再生開始を行っている。すなわち、同一の再生装置を用いて説明したが、例えば、自動車に搭載した図2に示す構成の再生装置で再生中断した後に、家庭などに設置した図2に示す構成の再生装置で次回の再生を開始する場合、前記同様に半導体メモリ1のバックアップ機能付記録エリア1bに記録している再生停止位置に対応する時間情報(何分何秒)に基づいて、この位置からの再生を継続できるようになる。
【0018】
また、この実施形態では、半導体メモリ1に再生中断時の再生停止位置を示す時間情報(何分何秒)を記録した例をもって説明したが、時間情報(何分何秒)に代えて、現在の再生位置のアドレスを示す位置情報、再生位置の順番情報などを格納し、かつ、この位置情報、順番情報を利用するようにも出来る。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、情報記憶媒体に再生中断指示を行った際の再生停止位置を示すデータを記録して、その後の再生開始指示で、この記録している再生停止位置からの再生継続が可能になり、従来例のように時間情報を記憶するメモリ、電源バックアップ回路及び再生中断又は再生停止の検出回路が不要になって、信号処理規模や回路規模が増大化することなく、かつ、取扱が容易に出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における情報記憶媒体の構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態における再生装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 半導体メモリ
1a データエリア
1b バックアップ機能付記録エリア
2 読出アドレス発生回路
3 デジタル信号処理回路
4 時間情報読出回路
5 書込回路
6 読出回路
7 D/A変換器
8 システムコントローラ
9 操作パネル
T コネクタ
T1〜T4 端子
Claims (1)
- データを格納するデータエリアと、このデータエリアからのデータの再生停止位置情報を記録する記録エリアと、この記録エリアのデータを保持するためのバックアップ電池とを備えた情報記憶媒体を再生する再生装置であって、
再生中断及び再生開始を指示する操作手段と、前記データエリアから前記操作手段に指示されたデータを読み出すためのアドレスデータを発生する読出アドレス発生手段と、前記データエリアから読み出した現在の再生位置を示すデータを出力するデジタル信号処理手段と、前記デジタル信号処理手段から出力された現在の再生位置を示すデータを前記記録エリアへ書き込む処理を行う書込手段と、前記操作手段で再生中断を行った際の記録エリアに記憶している再生停止位置のデータを読み出す読出手段と、前記読出アドレス発生手段と前記読出し手段とを制御するコントローラとを備え、
前記再生装置が再生中断した後に次回の再生開始を行う場合、前記コントローラは、再生中断を行った際の前記記録エリアに記憶している再生停止位置のデータを次回の再生開始時に読み出すよう前記読出手段を制御し、読み出した再生停止位置のデータを前記読出アドレス発生手段に出力し、この再生停止位置のデータに対応する前記記録エリアの位置から再生を開始することを特徴とする再生装置。
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- 1996-06-05 JP JP14251296A patent/JP3811990B2/ja not_active Expired - Fee Related
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