JP3811240B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
【従来の技術】
電子機器としてTV会議システムを例として述べる。従来のTV会議システムは話者間で、テレビカメラとマイクロホンを入力装置としテレビモニターとスピーカーを出力装置とし、その画像・音声情報を通信回線を介してデータを授受することによりコミュニケーションをとることを目的としている。音声情報の授受については、マイクロホンとスピーカの変わりに通常使われているハンドセット、即ち電話機を用いることもある。このように、扱う信号が画像音声信号であるため、画質の設定、音質の設定、通信手段、信号の送出/受入、入力装置の制御、出力装置の制御、さらには留守録機能も備えると留守録データの記憶装置の制御等沢山の機能の設定が求められている。このため、これらすべての多機能の設定を機器本体またはリモコンのスイッチまたはボタンで設定するには、操作が煩雑になり、かつ使い勝手が悪い為、メニュー画面を表示させる方法が広く用いられている。いま、TV会議システムにあるリップシンクの設定を行う操作を示す。リップシンクとは画像信号と音声信号を出力する際に、これら二つの信号の同期をとるモードのことである。いま、モニターには会議中のビデオ画が表示されているものとする。図6は操作リモコン60の一例である。図6においてメニューキー61を押すとモニター上には図7のメニュー画面がスーパーインポーズ表示される。まず、操作リモコン60の方向キー62、63を押して、選択項目「▲5▼ 設定」を選ぶ。どの項目が選択されているかは、メニュー上のカーソル71で示される。選択項目が選ばれたら決定キー64を押すとその項目のサブメニューが表示される。選択項目「▲5▼ 設定」にカーソル71が載っている表示で決定キー64を押すと図8のサブメニューが表示される。この図8の表示で選択項目「▲8▼ その他の設定」を選択し、決定キー64を押すと図9のサブメニューが表示される。操作リモコン60の方向キー62、63を使って、「リップシンクON、OFF」にカーソル91を移動した後、方向キー65、66を使って「リップシンクON」を選択し、決定キー64を押すと設定が完了する。この後メニューキー61を押せばサブメニュー、メニュー画面は消えて、モニターにはビデオ画のみ表示される。もう一度メニューキー61を押すと図7のメニュー画面がスーパーインポーズ表示される。通常、テレビ会議においては、メニュー表示を表示させない状態で行うので、たとえば会議中にリップシンクの有無を確認したい場合、上記の操作で図9のサブメニュー画を表示させなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のTV会議システムのように階層メニューでの設定を行い、現状の機器の機能の設定を確認しようとすると、その機能が表示される階層まで操作を繰り返さなければならなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこれらの課題を解決するためのものであり、階層メニューを表示するメニュー表示領域を具備する表示部と、該メニュー表示領域に表示されている階層メニューにより特定の機能を選択し、更にサブメニューとして表示された複数の設定状態から1つを選択して設定する設定手段と、を備えた電子機器において、前記表示部の周辺部には前記機能の設定状態を示すアイコン表示領域を有し、機能毎にそれぞれの設定状態を示しているアイコンの中から前記設定手段により設定された設定状態に該当するアイコンを前記アイコン表示領域の所定位置に表示するとともにこれらの設定状態のアイコンがスーパーインポーズ表示または消灯されるステータスキーを備えた電子機器を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明のTV会議システムの構成を説明したブロック図である。図1において、1はシステム全体を制御するCPU、2は送信ビデオ映像信号を入力するカメラ、3はカメラからのアナログ信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ、4はディジタル映像信号、音声信号をTV会議システムで使用する信号形態に変換するVIDEO/AUDIO信号処理器、5は相手端末と通信を行うための通信制御器、6は本システムとISDN回線網とのインターフェースであるISDNインターフェース、7は送信音声信号を入力するマイク、8はマイクからのアナログ信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ、9は受信または送信音声信号を出力するスピーカ、10はVIDEO/AUDIO信号処理器からのディジタル音声信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ、11はCPUにアクセスするハードディスクドライブ(HDD)、12はビデオ信号に文字やアイコンをスーパーインポーズ表示するためのスーパーインポーズ制御器、13はスーパーインポーズ画面データを蓄積するVRAM、14はVIDEO/AUDIO信号処理器からの映像信号とスーパーインポーズ信号を合成し、ディジタルビデオ信号に変換するためのビデオエンコーダ、15はディジタルビデオ信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ、16はビデオ信号を出力するモニターである。なお、本システムにおいては、マイク7からの入力信号ラインとスピーカ9の出力信号ラインについては図示しないハンドセットを用意し、両信号ラインを同時にハンドセットに切り替えることでハンドセットからの音声信号の入出力も可能である。
【0006】
【実施例】
次に、図1に示すTV会議装置の操作方法について説明する。
図2は本発明のTV会議システムで使用されるモニタの構成である。図2において、モニター画面20の中に、選択メニュー表示領域21と機能の設定状態を示すアイコン表示領域22がある。アイコン表示領域22にはアイコンが9ヶ配置してある。各々のアイコン表示位置についてアイコン表示位置201は本体制御装置がハンドセットまたは操作パッドを識別を表わすアイコンが表示され、アイコン表示位置202は呼制御情報を表わすアイコンが表示され、アイコン表示位置203は留守録モードの有無を表わすアイコンが表示され、アイコン表示位置204はリップシンクの有無を表わすアイコンが表示され、アイコン表示位置205は送信画質を表わすアイコンが表示され、アイコン表示位置206は通信時の遠隔操作モードを表わすアイコンが表示され、アイコン表示位置207は自端末の入力ソースを表わすアイコンが表示され、アイコン表示位置208は表示画面が動画または静止画を表わすアイコンが表示され、アイコン表示位置209は音声のみOFFされるミュート状態を表わすアイコンが各々配置される。
図3には各アイコン表示位置において表示されるアイコンのデザインを説明した図である。本体制御装置の識別としては二つの状態があり、各々操作パッド301、ハンドセット302のうち一つが選択表示される。呼制御情報としては七つの状態があり、各々回線ケーブル抜け状態303、未通信状態304、64kbpsで通信中305、2×64kbpsで通信中306、56kbpsで通信中307、2×56kbpsで通信中308、音声電話として通信中309のうち一つが選択表示される。
留守録モードとしては二つの状態があり、各々留守録設定オン310、留守録設定オフ311のうち一つが選択表示される。リップシンク状態としては二つの状態があり、各々リップシンクあり312、リップシンクなし313のうち一つが選択表示される。送信画質状態としては四つの状態があり、各々動き優先モード314、標準モード315、画質優先モード316、高画質モード317のうち一つが選択表示される。遠隔操作モードとしては二つの状態があり、各々遠隔操作モード318、非遠隔操作モード319のうち一つが選択表示される。自端末入力ソースとしては三つの状態があり、各々1番ポートからの入力320、2番ポートからの入力321、3番ポートからの入力322のうち一つが選択表示される。動画/静止画識別状態としては3つの状態があり、各々非静止画状態323、自画面送信画のみ静止画状態324、相手画面送信画のみ静止画状態325のうち一つが選択表示される。
ミュート状態としては4つの状態があり、各々自端末マイクケーブル抜け状態326、自端末相手端末とも非ミュート状態(標準状態)327、自端末ミュート相手端末非ミュート状態328、自端末非ミュート相手端末ミュート状態329のうち一つが選択表示される。いまこのTV会議装置において、本体制御装置として操作パッドの時、図3のアイコン301が図2のアイコン表示位置201に置かれる。さらに、呼制御情報として未通信状態のとき図3のアイコン304が図2のアイコン表示位置202に、留守録モードとして留守録設定オフのとき図3のアイコン311が図2のアイコン表示位置203に、リップシンク状態としてリップシンクなしのとき図3のアイコン313が図2のアイコン表示位置204に、送信画質状態として標準モードのとき図3のアイコン315が図2のアイコン表示位置205に、遠隔操作モードとして非遠隔操作モードのとき図3のアイコン319が図2のアイコン表示位置206に、自端末入力ソースとして1番ポートからの入力のとき図3のアイコン320が図2のアイコン表示位置207に、動画/静止画識別状態として非静止画状態のとき図3のアイコン323が図2のアイコン表示位置208に、ミュート状態として自端末相手端末とも非ミュート状態(標準状態)のとき図3のアイコン327が図2のアイコン表示位置209に置かれる。この状態をアイコン表示したものを図4に示す。このTV会議システムは図5に示す操作パッドで制御されるが、ステータスキー501を押下すると何時でも図4のようなアイコン表示がスーパーインポーズ表示される。また、スーパーインポーズ表示状態でステータスキー501を押せばアイコン表示は消える。
【0007】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明は前記電子機器の動作状態に対応するアイコンがその動作状態に応じてテレビモニターの画面の所定位置に表示されることにより、電子機器の画面に表示されるアイコンの状態を確認するだけで、一目で動作状態を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子機器の構成を説明したブロック図である。
【図2】 本発明の電子機器で使用されるモニタの構成である。
【図3】 各アイコン表示位置において表示されるアイコンのデザインを説明した図である。
【図4】 本発明のメニュー図。
【図5】 操作パッド。
【図6】 従来の操作リモコンを説明した図である。
【図7】 従来のメニュー図
【図8】 従来のメニュー図
【図9】 従来のメニュー図
【符号の説明】
1 CPU
2 カメラ
3 A/D変換器
4 ビデオ/オーディオ信号処理器
5 通信制御器
6 ISDNインタフェース
7 マイク
8 A/D変換器
9 スピーカー
10 D/A変換器
11 ハードディスクドライブ
12 スーパーインポーズ制御器

Claims (1)

  1. 階層メニューを表示するメニュー表示領域を具備する表示部と、該メニュー表示領域に表示されている階層メニューにより特定の機能を選択し、更にサブメニューとして表示された複数の設定状態から1つを選択して設定する設定手段と、を備えた電子機器において、前記表示部の周辺部には前記機能の設定状態を示すアイコン表示領域を有し、機能毎にそれぞれの設定状態を示しているアイコンの中から前記設定手段により設定された設定状態に該当するアイコンを前記アイコン表示領域の所定位置に表示するとともにこれらの設定状態のアイコンがスーパーインポーズ表示または消灯されるステータスキーを備えたことを特徴とする電子機器。
JP01116997A 1996-12-20 1997-01-24 電子機器 Expired - Lifetime JP3811240B2 (ja)

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JP34171096 1996-12-20
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JPH10234024A JPH10234024A (ja) 1998-09-02
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