JP3810528B2 - 定着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、定着ローラと、加圧ローラとを具えた定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の定着装置としては、図4,5に示すようなものが周知となっており、転写紙P上に形成されたトナー像Tを加熱、加圧して、転写紙Pに定着させる定着ローラ1及び加圧ローラ2と、これらのローラ1,2の少なくとも一方のローラ(この例では定着ローラ1)の表面に接触して、回転しながらオフセット防止用のオイルを塗布するオイル塗布ローラ3と、オイル塗布ローラ3の表面に接触して、回転しながらオイル塗布ローラ3をクリーニングするクリーニングローラ4と、このクリーニングローラ4の表面に当接して清掃するクリーニングブレード等からなる清掃部材5とを具えている。通常クリーニングローラ4、清掃部材5は金属によって構成される。
【0003】
このようなものにおいて、定着ローラ1の表面の離型性が劣悪であると、一部のトナーが定着ローラ1の表面に付着するオフセット現象が発生するので、このようなことを防止するため、定着ローラ1の表面に離型層を設けるとともに、オイル塗布ローラ3を設けてシリコーンオイルを塗布する。しかしながらこれだけではトナーのオフセット現象の発生を防止することが困難であって、微量のオフセットトナーが定着ローラ1の表面に残留し、これによってオイル塗布ローラ3の表面がトナーや紙粉で汚損される。そのため経時使用後、オイル塗布ローラ3による塗布オイル量の低下や、オイル塗布ローラ3の表面に付着したトナーや紙粉が定着ローラ1の表面に再付着して転写紙を汚損し、画像品質を低下させるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこのような問題に対処するために、オイル塗布ローラ3を発泡体からなる基体に定着ローラ1の離型層と同質のフッ素樹脂に微細な多数の透孔を有する外層を設け、基体にシリコーンオイルを含浸させ、オイル塗布ローラ3を清掃部材5で清掃することになる。しかしながらこのようなものにおいては、図5に示すようにクリーニングローラ3と清掃部材5との間隙16をトナーがすり抜けて、前記のように経時使用後このトナーが定着ローラ1又は加圧ローラ2に再転移して、画像汚れを発生して画像品質の低下を招くことになるのを確実に防止することができないという問題がある。
【0005】
そこでこの発明の目的は、前記のような従来の定着装置のもつ問題を解消し、クリーニングローラと清掃部材との間をトナーがすり抜けることがなくて、経時使用後のトナーの定着ローラ又は加圧ローラへの再転移を防止し、画像汚れを発生して画像品質の低下を招くことのない定着装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記のような目的を達成するために、回転しながらオフセット防止用のオイルを塗布するオイル塗布ローラと、オイル塗布ローラの表面に接触して、回転しながらオイル塗布ローラをクリーニングするクリーニングローラと、このクリーニングローラの表面に当接して清掃する清掃部材とを具えた定着装置において、前記清掃部材は、クリーニングローラの表面に当接する第1,2クリーニングブレードを有し、第1クリーニングブレードには、第2クリーニングブレードによって掻き落とされた物を排出する孔が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図面に示すこの発明の各実施形態において、前記従来例及び相互において同様な部材については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる部分について説明することとする。
【0009】
図1,2に示すこの発明の第1実施形態において、清掃部材5はクリーニングローラ4の表面に当接する第1,2クリーニングブレード6,7を有し、第1クリーニングブレード6は、クリーニングローラ4の回転方向上流側に、第2クリーニングブレード7は、同下流側に配置され、第1,2クリーニングブレード6,7の当接圧は、第1クリーニングブレード6の当接圧をF1とし、第2クリーニングブレード7の当接圧をF2とすると、F1>F2となっている。
【0010】
前記のようなものにおいて、定着作用時には、2枚の第1,2クリーニングブレード6,7がクリーニングローラ4の表面に当接することによって、クリーニングローラ4の表面を第1,2クリーニングブレード6,7の先端で清掃するので、第1クリーニングブレード6によって掻き落されないで、クリーニングローラ4の表面に残ったトナーや紙粉が第2クリーニングブレード7によって掻き落されて、従来のもののように経時使用後のトナーの定着ローラ又は加圧ローラへの再転移を防止して、画像品質の低下を招くことを防止することができる。また第1クリーニングブレード6の当接圧F1と、第2クリーニングブレード7の当接圧をF2とが、F1>F2となっているので、クリーニングローラ4のこれらとの当接による回転負荷が小さくなって、クリーニングローラ4やオイル塗布ローラの回転不良や、回転不良によるオイル筋や、クリーニングローラ4の軸受部の異常摩耗等の発生を防止することができる。
【0011】
図3に示す第2実施形態は、第1クリーニングブレード6に、第2クリーニングブレード7によって掻き落された汚物を排出する透孔8が設けられている点で、その構成が第1実施形態と相違するだけで、他に構成上相違する点がない。この実施形態はこのような構成をもつことにより、第1クリーニングブレード6によって掻き落されないで、第2クリーニングブレード7によってクリーニングローラ4の表面から掻き落されて、第1,2クリーニングブレード6,7間に溜ったトナーや紙粉が透孔8を介して自動的に外部に排出されることから、それを排出するための無用な操作をする必要をなくしてメンテナンスを容易にする。
【0012】
【発明の効果】
この発明は上記のようであって、回転しながらオフセット防止用のオイルを塗布するオイル塗布ローラと、オイル塗布ローラの表面に接触して、回転しながらオイル塗布ローラをクリーニングするクリーニングローラと、このクリーニングローラの表面に当接して清掃する清掃部材とを具えた定着装置において、請求項1に記載の発明は、前記清掃部材は、クリーニングローラの表面に当接する第1,2クリーニングブレードを有し、クリーニングローラの表面を第1,2クリーニングブレードの先端で清掃するので、第1クリーニングブレードによって掻き落されずにクリーニングローラの表面に残ったトナーや紙粉が、第2クリーニングブレードによって掻き落されて、従来のもののように経時使用後のトナーの定着ローラ又は加圧ローラへの再転移を防止して、画像品質の低下を招くことを防止することができる。また第1クリーニングブレードには、孔が設けられているので、第1クリーニングブレードによって掻き落されずに、第2クリーニングブレードによってクリーニングローラの表面から掻き落されて、第1,2クリーニングブレード間に溜ったトナーや紙粉は、孔を介して自動的に外部に排出されることから、それを排出するための無用な操作を不要にでき、メンテナンスが容易であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の正面図である。
【図2】同上のオイル塗布ローラと清掃部材との作用説明図である。
【図3】この発明の第2実施形態の要部の斜面図である。
【図4】この発明と同種の従来の定着装置の正面図である。
【図5】同上のオイル塗布ローラと清掃部材との作用説明図である。
【符号の説明】
P 転写紙 T トナー像
1 定着ローラ 2 加圧ローラ
3 オイル塗布ローラ 4 クリーニングローラ
5 清掃部材 6 第1クリーニングブレード
7 第2クリーニングブレード 8 透孔
Claims (1)
- 回転しながらオフセット防止用のオイルを塗布するオイル塗布ローラと、オイル塗布ローラの表面に接触して、回転しながらオイル塗布ローラをクリーニングするクリーニングローラと、このクリーニングローラの表面に当接して清掃する清掃部材とを具えた定着装置において、
前記清掃部材は、クリーニングローラの表面に当接する第1,2クリーニングブレードを有し、第1クリーニングブレードには、第2クリーニングブレードによって掻き落とされた物を排出する孔が設けられていることを特徴とする定着装置。
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JP21617197A JP3810528B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP21617197A JP3810528B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 定着装置 |
Publications (2)
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JPH1165346A JPH1165346A (ja) | 1999-03-05 |
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ID=16684407
Family Applications (1)
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JP21617197A Expired - Fee Related JP3810528B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 定着装置 |
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1997
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