JP3810184B2 - 油圧回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2個の油圧シリンダを同調して作動したりそれぞれ単独で作動したりする油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の油圧回路として図3に示す如きものがある。このものは、第1油圧シリンダ1と、第2油圧シリンダ2と、分集流弁3と、両油圧シリンダ1、2を同調作動する電磁操作の切換弁40と、油圧シリンダ1を単独作動する電磁操作の切換弁50と、油圧シリンダ2を単独作動する電磁操作の切換弁60とを備えている。分集流弁3は圧油を流入出する流入出流路3Pと第1油圧シリンダ1の一方の作動室としてのキャップ側室1Aに接続する第1負荷流路3Aと第2油圧シリンダ2の一方の作動室としてのキャップ側室2Aに接続する第2負荷流路3Bとを有している。各切換弁40、50、60は油圧原Pからの圧油を供給する供給流路40P、50P、60Pと、2個の負荷流路40A、40B、50A、50B、60A、60Bと、低圧側としてのタンクTに接続する排出流路40R、50R、60Rとを有し、非通電の中立位置40X、50X、60Xでは各流路40P、50P、60P、40A、40B、50A、50B、60A、60B、40R、50R、60Rを遮断し、通電の第1切換位置40Y、50Y、60Yでは一方の負荷流路40A、50A、60Aを供給流路40P、50P、60Pに切換連通して他方の負荷流路40B、50B、60Bを排出流路40R、50R、60Rに切換連通し、通電の第2切換位置40Z、50Z、60Zでは一方の負荷流路40A、50A、60Aを排出流路40R、50R、60Rに切換連通して他方の負荷流路40B、50B、60Bを供給路40P、50P、60Pに切換連通して設けている。そして、分集流弁3の流入出流路3Pに切換弁40の負荷流路40Aを接続し、分集流弁3の第1負荷流路3Aに切換弁50の負荷流路50Aを分岐接続し、分集流弁3の第2負荷流路3Bに切換弁60の負荷流路60Aを分岐接続し、両油圧シリンダ1、2の他方の作動室としてのヘッド側室1B、2Bに接続の接続流路70に各切換弁40、50、60の負荷流路40B、50B、60Bを分岐接続している。
【0003】
作動は、図3の状態は、各切換弁40、50、60が非通電で中立位置40X、50X、60Xに位置し、両油圧シリンダ1、2はピストンロッド1C、2Cを上方端に停止して位置保持している。
【0004】
この状態で、切換弁40を通電して第1切換位置40Yに切換えると、供給流路40Pの圧油は負荷流路40A、分集流弁3の流入出流路3Pを流れ、分集流弁3は第1負荷路3Aと第2負荷路3Bとに圧油を同等の流量に分流して両油圧シリンダ1、2のキャップ側室1A、2Aにそれぞれ供給し、両油圧シリンダ1、2はヘッド側室1B、2Bの油を接続流路70、負荷流路40B、排出流路40Rを流してタンクTに排出し、両ピストンロッド1C、2Cを同調して下方向に作動する。そして、両ピストンロッド1C、2Cを下方端まで作動すると、切換弁40を非通電にして中立位置40Xに復帰操作して両ピストンロッド1C、2Cを下方端に停止して位置保持する。
【0005】
両ピストンロッド1C、2Cを下方端に停止して位置保持した状態で、切換弁40を通電して第2切換位置40Zに切換えると、供給流路40Pの圧油は負荷流路40B、接続流路70を流れて両油圧シリンダ1、2のヘッド側室1B、2Bに供給され、両油圧シリンダ1、2はキャップ側室1A、2Aの油をそれぞれ第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bとに流し、分集流弁3は第1負荷流路3Aを流れる油と第2負荷流路3Bを流れる油とを同等の流量に集流して流入出流路3P、負荷流路40A、排出流路40Rを流してタンクTに排出し、両ピストンロッド1C、2Cを同調して上方向に作動する。そして、両ピストンロッド1C、2Cを上方端まで作動すると、切換弁40を非通電にして中立位置40Xに復帰操作して両ピストンロッド1C、2Cを図3に示す上方端に停止して位置保持する。
【0006】
図3の状態で、切換弁50を通電して第1切換位置50Yに切換えると、供給流路50Pの圧油は負荷流路50A、第1負荷流路3A流れ、分集流弁3は第1負荷流路3A側の圧力の作用で第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bと流入出流路3Pとの間を遮断し、第1負荷流路3Aの圧油は第1油圧シリンダ1のキャップ側室1Aに供給され、第1油圧シリンダ1はヘッド側室1Bの油を接続流路70、負荷流路50B、排出路50Rを流してタンクTに排出し、ピストンロッド1Cを単独で下方向に作動する。そして、ピストンロッド1Cが下方端まで作動すると、切換弁50を非通電にして中立位置50Xに復帰操作してピストンロッド1Cを下方端に停止して位置保持する。
【0007】
ピストンロッド1Cを下方端に停止して位置保持した状態で、切換弁50を通電して第2切換位置50Zに切換えると、供給流路50Pの圧油は負荷流路50B、接続流路70を流れて両油圧シリンダ1、2のヘッド側室1B、2Bにそれぞれ供給され、第1油圧シリンダ1はキャップ側室1Aの油を第1負荷路3A、負荷流路50A、排出流路50Rを流してタンクTに排出し、ピストンロッド1Cを単独で上方向に作動する。このとき、第2油圧シリンダ2のヘッド側室2Bに供給される圧油の圧力がピストン2D、キャップ側室2A、第2負荷流路3Bを介して分集流弁3に作用し、分集流弁3は第2負荷流路3B側の圧力の作用で第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bと流入出流路3Pとの間を遮断するので、第2油圧シリンダ2はキャップ側室2Aの油が排出されず作動しない。そして、ピストンロッド1Cを上方端まで作動すると、切換弁50を非通電にして中立位置50Xに復帰操作してピストンロッド1Cを図3に示す上方端に停止して位置保持する。
【0008】
また、図3の状態で、切換弁60を通電して第1切換位置60Yに切換えると、供給流路60Pの圧油は負荷流路60A、第2負荷流路3B流れ、分集流弁3は第2負荷流路3B側の圧力の作用で第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bと流入出流路3Pとの間を遮断し、第2負荷流路3Bの圧油は第2油圧シリンダ2のキャップ側室2Aに供給され、第2油圧シリンダ2はヘッド側室2Bの油を接続流路70、負荷流路60B、排出流路60Rを流してタンクTに排出し、ピストンロッド2Cを単独で下方向に作動する。そして、ピストンロッド2Cが下方端まで作動すると、切換弁60を非通電にして中立位置60Xに復帰操作してピストンロッド2Cを下方端に停止して位置保持する。
【0009】
ピストンロッド2Cを下方端に停止して位置保持した状態で、切換弁60を通電して第2切換位置60Zに切換えると、供給流路60Pの圧油は負荷流路60B、接続流路70を流れて両油圧シリンダ1、2のヘッド側室1B、2Bにそれぞれ供給され、第2油圧シリンダ2はキャップ側室2Aの油を第2負荷流路3B、負荷流路60A、排出流路60Rを流してタンクTに排出し、ピストンロッド2Cを単独で上方向に作動する。このとき、第1油圧シリンダ1のヘッド側室1Bに供給される圧油の圧力がピストン1D、キャップ側室1A、第1負荷流路3Aを介して分集流弁3に作用し、分集流弁3は第1負荷流路3A側の圧力の作用で第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bと流入出流路3Pとの間を遮断するので、第1油圧シリンダ1はキャップ側室1Aの油が排出されず作動しない。そして、ピストンロッド2Cを上方端まで作動すると、切換弁60を非通電にして中立位置60Xに復帰操作してピストンロッド2Cを図3に示す上方端に停止して位置保持する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かかる従来の油圧回路では、両油圧シリンダ1、2を同調して作動する切換弁40と、第1油圧シリンダ1を単独で作動する切換弁50と、第2油圧シリンダ2を単独で作動する切換弁60との3個の切換弁40、50、60を必要とするため、回路構成が複雑であった。
【0011】
本発明は、2個の油圧シリンダの同調作動とそれぞれの油圧シリンダの単独作動とを、切換弁の個数を低減して回路構成を簡素化した油圧回路で達成することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の油圧回路は、内部にピストンロッドを有するピストンを嵌挿した第1油圧シリンダ及び第2油圧シリンダの2個を設け、両油圧シリンダは内部にピストンを介して2個の作動室を対向して区画形成し、第1油圧シリンダの一方の作動室を、第1負荷流路と第2負荷流路と流入出流路を有する分集流弁の第1負荷流路に接続し、第2油圧シリンダの一方の作動室を分集流弁の第2負荷流路に接続し、分集流弁は分流時には流入出流路の圧油を同等の流量に分流して両負荷流路に流すと共に、集流時には第1負荷流路を流れる油と第2負荷流路を流れる油とを同等の流量に集流して流入出流路に流して設け、分集流弁の流入出流路は、第3負荷流路と第4負荷流路とを圧油を供給する供給流路と低圧側に接続する排出流路とに切換連通する第1切換弁の第3負荷流路に接続し、第1切換弁の第4負荷流路を第1油圧シリンダの他方の作動室と第2油圧シリンダの他方の作動室とに接続し、第1切換弁は第3負荷流路と第4負荷流路とを遮断する中立位置と、第3負荷流路を供給流路に切換連通して第4負荷流路を排出流路に切換連通する第1切換位置と、第3負荷流路を排出流路に切換連通して第4負荷流路を供給流路に切換連通する第2切換位置とを有し、分集流弁の第1負荷流路に分岐接続する第5負荷流路と分集流弁の第2負荷流路に分岐接続する第6負荷流路とを排出流路に切換連通する第2切換弁を設け、第2切換弁は第5負荷流路と第6負荷流路とを遮断する中立位置と、第5負荷流路を遮断して第6負荷流路を排出流路に切換連通する第1切換位置と、第5負荷流路を排出流路に切換連通して第6負荷流路を遮断する第2切換位置とを有し、両油圧シリンダのピストンロッドを同調して一方向に作動するよう第1切換弁を第1切換位置に切換えて第2切換弁を中立位置に位置する状態と、両油圧シリンダのピストンロッドを同調して他方向に作動するよう第1切換弁を第2切換位置に切換えて第2切換弁を中立位置に位置する状態と、第1油圧シリンダのピストンロッドを単独で一方向に作動するよう第1切換弁と第2切換弁をそれぞれ第1切換位置に切換える状態と、第1油圧シリンダのピストンロッドを単独で他方向に作動するよう第1切換弁と第2切換弁をそれぞれ第2切換位置に切換える状態と、第2油圧シリンダのピストンロッドを単独で一方向に作動するよう第1切換弁を第1切換位置に切換えて第2切換弁を第2切換位置に切換える状態と、第2油圧シリンダのピストンロッドを単独で他方向に作動するよう第1切換弁を第2切換位置に切換えて第2切換弁を第1切換位置に切換える状態とを備えて成る。
【0013】
かかる本発明の油圧回路によると、両切換弁を中立位置に位置していると、両油圧シリンダは各作動室への圧油の給排がなくピストンロッドを停止して位置保持している。この状態で、第1切換弁を第1切換位置に切換えると、第3負荷流路を供給流路に切換連通して第4負荷流路を排出流路に切換連通し、供給流路の圧油は第3負荷流路、分集流弁の流入出流路を流れ、分集流弁は流入出流路の圧油を同等の流量に分流して第1負荷流路と第2負荷流路とに流して両油圧シリンダの一方の作動室にそれぞれ供給し、両油圧シリンダは他方の作動室の油を第4負荷流路、排出流路を流して低圧側に排出し、両ピストンロッドを同調して一方向に作動する。また、両ピストンロッドを停止して位置保持した状態で、第1切換弁を第2切換位置に切換えると、第3負荷流路を排出流路に切換連通して第4負荷流路を供給流路に切換連通し、供給流路の圧油は第4負荷流路を流れて両油圧シリンダの他方の作動室にそれぞれ供給され、両油圧シリンダは一方の作動室の油をそれぞれ分集流弁の第1負荷流路と第2負荷流路とに流し、分集流弁は第1負荷流路を流れる油と第2負荷流路を流れる油とを同等の流量に集流して流入出流路、第3負荷流路、排出流路を流して低圧側に排出し、両ピストンロッドを同調して他方向に作動する。
【0014】
両油圧シリンダのピストンロッドを停止して位置保持した状態で、両切換弁をそれぞれ第1切換位置に切換えると、第1切換弁は第3負荷流路を供給流路に切換連通して第4負荷流路を排出流路に切換連通する。また、第2切換弁は第5負荷流路を遮断して第6負荷流路を排出流路に切換連通する。供給流路の圧油は第3負荷流路、流入出流路を流れ、分集流弁は流入出流路の圧油を同等の流量に分流して第1負荷流路と第2負荷流路とに流し、第1負荷流路の圧油は第1油圧シリンダの一方の作動室に供給され、第2負荷流路の圧油は第6負荷流路、排出流路を流れて低圧側に排出され、第1油圧シリンダは他方の作動室の油を第4負荷流路、排出流路を流して低圧側に排出してピストンロッドを単独で一方向に作動し、第2油圧シリンダは一方の作動室に圧油が供給されないので作動しない。また、両ピストンロッドを停止して位置保持した状態で、両切換弁をそれぞれ第2切換位置に切換えると、第1切換弁は第3負荷流路を排出流路に切換連通して第4負荷流路を供給流路に切換連通する。また、第2切換弁は第5負荷流路を排出流路に切換連通して第6負荷流路を遮断する。供給流路の圧油は第4負荷流路を流れて両油圧シリンダの他方の作動室にそれぞれ供給され、第1油圧シリンダは一方の作動室の油を第1負荷流路、第5負荷流路、排出流路を流して低圧側に排出し、ピストンロッドを単独で他方向に作動する。このとき、第2油圧シリンダの他方の作動室に供給される圧油の圧力がピストン、一方の作動室、第2負荷流路を介して分集流弁に作用し、分集流弁は第2負荷流路側の圧力の作用で第1負荷流路と第2負荷流路と流入出流路との間を遮断するので、第2油圧シリンダは一方の作動室の油が排出されず作動しない。
【0015】
両油圧シリンダのピストンロッドを停止して位置保持した状態で、第1切換弁を第1切換位置に切換え、第2切換弁を第2切換位置に切換えると、第1切換弁は第3負荷流路を供給流路に切換連通して第4負荷流路を排出流路に切換連通する。また、第2切換弁は第5負荷流路を排出流路に切換連通して第6負荷流路を遮断する。供給流路の圧油は第3負荷流路、流入出流路を流れ、分集流弁は流入出流路の圧油を同等の流量に分流して第1負荷流路と第2負荷流路とに流し、第1負荷流路の圧油は第5負荷流路、排出流路を流れて低圧側に排出され、第2負荷流路の圧油は第2油圧シリンダの一方の作動室に供給され、第2油圧シリンダは他方の作動室の油を第4負荷流路、排出流路を流して低圧側に排出してピストンロッドを単独で一方向に作動し、第1油圧シリンダは一方の作動室に圧油が供給されないので作動しない。また、両ピストンロッドを停止して位置保持した状態で、第1切換弁を第2切換位置に切換え、第2切換弁を第1切換位置に切換えると、第1切換弁は第3負荷流路を排出流路に切換連通して第4負荷流路を供給流路に切換連通する。また、第2切換弁は第5負荷流路を遮断して第6負荷流路を排出流路に切換連通する。供給流路の圧油は第4負荷流路を流れて両油圧シリンダの他方の作動室にそれぞれ供給され、第2油圧シリンダは一方の作動室の油を第2負荷流路、第6負荷流路、排出流路を流して低圧側に排出し、ピストンロッドを単独で他方向に作動する。このとき、第1油圧シリンダの他方の作動室に供給される圧油の圧力がピストン、一方の作動室、第1負荷流路を介して分集流弁に作用し、分集流弁は第1負荷流路側の圧力の作用で第1負荷流路と第2負荷流路と流入出流路との間を遮断するので、第1油圧シリンダは一方の作動室の油が排出されず作動しない。
【0016】
このため、両油圧シリンダの同調作動と第1及び第2油圧シリンダの単独作動とを第1切換弁と第2切換弁との2個の切換弁により得られるから、従来の如き3個の切換弁を必要とした油圧回路に比し、切換弁の個数を低減できて油圧回路の回路構成を簡素化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
なお、図1において図3と同一個所には同符号を付す。
図1において、1は第1油圧シリンダ、2は第2油圧シリンダで、アウトリガに適用され、内部にピストンロッド1C、2Cを一体的に有するピストン1D、2Dを嵌挿し、ピストンロッド1C、2Cは先端を両油圧シリンダ1、2より一方向としての下方向に突出して地面に接地可能に設けている。1A、2Aは作動室としてのキャップ側室、1B、2Bは作動室としてのヘッド側室で、両油圧シリンダ1、2の内部にピストン1D、2Dを介して対向して区画形成している。3は分集流弁で、第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bと流入出流路3Pを有し、分流時には流入出流路3Pの圧油を同等の流量に分流して両負荷流路3A、3Bに流すと共に、集流時には第1負荷流路3Aを流れる油と第2負荷流路3Bを流れる油とを同等の流量に集流して流入出流路3Pに流して設けている。そして、分集流弁3の第1負荷流路3Aは第1油圧シリンダ1のキャップ側室1Aに接続し、第2負荷流路3Bは第2油圧シリンダ2のキャップ側室2Aに接続している。
【0018】
5は電磁操作の第1切換弁で、第3負荷流路5Aと第4負荷流路5Bとを油圧原Pからの圧油を供給する供給流路5Pと低圧側としてのタンクTに接続する排出流路5Rとに切換連通して設け、非通電の中立位置5Xと通電の第1切換位置5Yと通電の第2切換位置5Zとを有している。第1切換弁5は、中立位置5Xでは供給流路5Pと第3負荷流路5Aと第4負荷流路5Bと排出流路5Rとを遮断し、第1切換位置5Yでは第3負荷流路5Aを供給流路5Pに切換連通して第4負荷流路5Bを排出流路5Rに切換連通し、第2切換位置5Zでは第3負荷流路5Aを排出流路5Rに切換連通して第4負荷流路5Bを供給流路5Pに切換連通して設けている。そして、第1切換弁5の第3負荷流路5Aは分集流弁3の流入出流路3Pに接続し、第4負荷流路5Bは先端部を二股状に分岐して両油圧シリンダ1、2のヘッド側室1B、2Bにそれぞれ接続している。
【0019】
6は電磁操作の第2切換弁で、第5負荷流路6Aと第6負荷流路6BとをタンクTに接続の排出流路6Rに切換連通して設け、非通電の中立位置6Xと通電の第1切換位置6Yと通電の第2切換位置6Zとを有している。第2切換弁6は、中立位置6Xでは第5負荷流路6Aと第6負荷流路6Bと排出流路6Rとを遮断し、第1切換位置6Yでは第5負荷流路6Aを遮断して第6負荷流路6Bを排出流路6Rに切換連通し、第2切換位置6Zでは第5負荷流路6Aを排出流路6Rに切換連通して第6負荷流路6Bを遮断して設けている。そして、第2切換弁6の第5負荷流路6Aは分集流弁3の第1負荷流路3Aに分岐接続し、第6負荷流路6Bは分集流弁3の第2負荷流路3Bに分岐接続している。
【0020】
図2は分集流弁3の縦断面図を示し、7は弁本体で、摺動孔8を貫通して設け、摺動孔8には軸方向中央部に流入出流路3Pを開口し、流入出流路3Pの開口個所から軸方向の一方側に間隙を有して第1負荷流路3Aを開口していると共に、流入出路3Pの開口個所から軸方向の他方側に間隙を有して第2負荷流路3Bを開口している。9は摺動孔8に軸方向へ摺動自在に嵌挿した主スプールで、軸方向中央部に流入出流路3Pに連通する中央通路10を穿設し、中央通路10の両側に収装孔11A、11Bを連設し、収装孔11A、11Bは主スプール9の軸方向端部に開口している。さらに、主スプール9には軸方向の一方側に第1負荷流路3Aと収装孔11Aとの間を連通する2個の連通孔12A、13Aを軸方向へ間隙を有して径方向に穿設していると共に、軸方向の他方側に第2負荷流路3Bと収装孔11Bとの間を連通する2個の連通孔12B、13Bを軸方向へ間隙を有して径方向に穿設している。14A、14Bは収装孔11A、11Bに軸方向へ摺動自在に嵌挿した補助スプールで、中央通路10に面する頭部に絞り孔15A、15Bを有すると共に、絞り孔15A、15Bに接続して外周面に開口する連通孔16A、16Bを径方向に穿設して有している。
【0021】
補助スプール14A、14Bは、流入出流路3Pの圧油を両負荷流路3A、3Bに分流する際には流入出流路3Pと両負荷流路3A、3Bの圧力差に基づく作用力で中央通路10から離間する方向に摺動して連通孔16A、16Bを連通孔13A、13Bと連通して連通孔12A、12Bを外周面で遮断し(図2の状態)、両負荷流路3A、3Bの油を流入出流路3Pに集流する際には両負荷流路3A、3Bと流入出流路3Pの圧力差に基づく作用力で中央通路10に近接する方向に摺動して連通孔16A、16Bを連通孔12A、12Bと連通して連通孔13A、13Bを外周面で遮断して設けている。
【0022】
17A、17Bは補助スプール14A、14Bの中央通路10から離間する方向への摺動を規制する止め部材で、主スプール9の軸方向端部に螺着して収装孔11A、11Bの開口を閉塞し、補助スプール14A、14B背部と当接可能に設けている。止め部材17A、17Bには通孔18A、18Bを貫通して設け、通孔18A、18Bは連通孔16A、16Bに連通する連通孔12A、12B又は連通孔13A、13Bを介して両負荷流路3A、3Bの圧油を主スプール9の軸方向端部に導いている。主スプール9の軸方向端部には、弁本体7に貫通した摺動孔8の開口を蓋部材19A、19Bで閉塞して第1作用室20Aと第2作用室20Bを区画形成し、第1作用室20Aには止め部材17Aの通孔18Aより第1負荷流路3Aの圧油を導くと共に、第2作用室20Bには通孔18Bより第2負荷流路3Bの圧油を導いている。両作用室20A、20Bにはばね21A、21Bを収装し、ばね力を主スプール9に対向作用している。
【0023】
主スプール9は両作用室20A、20Bの圧力差に基づく作用力とばね21A力又はばね21B力との平衡位置に軸方向へ摺動し、分流時には両負荷流路3A、3Bに連通する連通孔13A、13Bの連通開度を増減自在にして両負荷流路3A、3Bの圧力変動にかかわりなく同等の流量に分流して設け、集流時には両負荷流路3A、3Bに連通する連通孔12A、12Bの連通開度を増減自在にして両負荷流路3A、3Bの圧力変動にかかわりなく同等の流量に集流して設けている。
【0024】
次に、かかる構成の作動を説明する。
図1は、両油圧シリンダ1、2のピストンロッド1C、2Cを上方端に停止して位置保持している状態を示し、第1切換弁5は非通電状態で中立位置5Xに位置して各流路5P、5A、5B、5Rを遮断し、第2切換弁6は非通電状態で中立位置6Xに位置して各流路6A、6B、6Rを遮断している。
【0025】
この状態で、第1切換弁5を通電して第1切換位置5Yに切換えると、第3負荷流路5Aを供給流路5Pに切換連通して第4負荷流路5Bを排出流路5Rに切換連通し、供給流路5Pの圧油は第3負荷流路5A、流入出流路3Pを流れ、分集流弁3は両ピストンロッド1C、2Cに作用する荷重の変動にかかわりなく流入出流路3Pの圧油を同等の流量に分流して第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bとを流して両油圧シリンダ1、2のキャップ側室1A、2Aにそれぞれ供給し、両油圧シリンダ1、2はヘッド側室1B、2Bの油を第4負荷流路5B、排出流路5Rを流してタンクTに排出し、両ピストンロッド1C、2Cを同調して一方向としての下方向に作動する。そして、両ピストンロッド1C、2Cを下方端まで作動すると、第1切換弁5を非通電にして中立位置5Xに復帰操作し、両ピストンロッド1C、2Cを下方端に停止して位置保持する。
【0026】
両ピストンロッド1C、2Cを下方端に停止して位置保持した状態で、第1切換弁5を通電して第2切換位置5Zに切換えると、第3負荷流路5Aを排出流路5Rに切換連通して第4負荷流路5Bを供給流路5Pに切換連通し、供給流路5Pの圧油は第4負荷流路5Bを流れて両油圧シリンダ1、2のヘッド側室1B、2Bにそれぞれ供給され、両油圧シリンダ1、2はキャップ側室1A、2Aの油をそれぞれ第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bとに流し、分流弁3は両ピストンロッド1C、2Cに作用する荷重の変動にかかわりなく第1負荷流路3Aを流れる油と第2負荷流路3Bを流れる油とを同等の流量に集流して流入出流路3P、第3負荷流路5A、排出流路5Rを流してタンクTに排出し、両ピストンロッド1C、2Cを同調して他方向としての上方向に作動する。そして、両ピストンロッド1C、2Cを上方端まで作動すると、第1切換弁5を非通電にして中立位置5Xに復帰操作し、両ピストンロッド1C、2Cを図1に示す上方端に停止して位置保持する。
【0027】
図1の状態で、両切換弁5、6を通電してそれぞれ第1切換位置5Y、6Yに切換えると、第1切換弁5は第3負荷流路5Aを供給流路5Pに切換連通して第4負荷流路5Bを排出流路5Rに切換連通する。また、第2切換弁6は第5負荷流路6Aを遮断して第6負荷流路6Bを排出流路6Rに切換連通する。供給流路5Pの圧油は第3負荷流路5A、流入出流路3Pを流れ、分集流弁3は流入出流路3Pの圧油を同等の流量に分流して第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bとに流し、第1負荷流路3Aの圧油は第1油圧シリンダ1のキャップ側室1Aに供給され、第2負荷流路3Bの圧油は第6負荷流路6B、排出流路6Rを流れてタンクTに排出され、第1油圧シリンダ1はヘッド側室1Bの油を第4負荷流路5B、排出流路5Rを流してタンクTに排出してピストンロッド1Cを単独で下方向に作動し、第2油圧シリンダ2はキャップ側室2Aに圧油が供給されないので作動しない。そして、ピストンロッド1Cを下方端まで作動すると、両切換弁5、6を非通電にして中立位置5X、6Xに復帰操作し、ピストンロッド1Cを下方端に停止して位置保持する。
【0028】
ピストンロッド1Cを下方端に停止して位置保持した状態で、両切換弁5、6を第2切換位置5Z、6Zに切換えると、第1切換弁5は第3負荷流路5Aを排出流路5Rに切換連通して第4負荷流路5Bを供給流路5Pに切換連通する。また、第2切換弁6は第5負荷流路6Aを排出流路6Rに切換連通して第6負荷流路6Bを遮断する。供給流路5Pの圧油は第4負荷流路5Bを流れて両油圧シリンダ1、2のヘッド側室1B、2Bにそれぞれ供給され、第1油圧シリンダ1はキャップ側室1Aの油を第1負荷流路3A、第5負荷流路6A、排出流路6Rを流してタンクTに排出し、ピストンロッド1Cを単独で上方向に作動する。このとき、第2油圧シリンダ2のヘッド側室2Bに供給される圧油の圧力がピストン2D、キャップ側室2A、第2負荷流路3Bを介して分集流弁3に作用し、分集流弁3は、図2に示す主スプール9が第2作用室20Bに導く第2負荷流路3B側の圧力作用で蓋部材19Aに当接するまで左方向へ摺動して連通孔13Aの第1負荷流路3Aとの連通及び連通孔12Bの第2負荷流路3Bとの連通をそれぞれ遮断し、補助スプール14Bが第2負荷流路3B側の圧力作用で中央通路10と収装孔11Bとの連設段部に当接するまで左方向へ摺動して連通孔16Bを連通孔12Bと連通して連通孔13Bを外周面で遮断する。これにより、分集流弁3は第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bと流入出流路3Pとの間を遮断し、第2油圧シリンダ2はキャップ側室2Aの油が排出されないので作動しない。そして、ピストンロッド1Cを上方端まで作動すると、両切換弁5、6を非通電にして中立位置5X、6Xに復帰操作し、ピストンロッド1Cを図1に示す上方端に停止して位置保持する。
【0029】
図1の状態で、第1切換弁5を第1切換位置5Yに切換え、第2切換弁6を第2切換位置6Zに切換えると、第1切換弁5は第3負荷流路5Aを供給流路5Pに切換連通して第4負荷流路5Bを排出流路5Rに切換連通する。また、第2切換弁6は第5負荷流路6Aを排出流路6Rに切換連通して第6負荷流路6Bを遮断する。供給流路5Pの圧油は第3負荷流路5A、流入出流路3Pを流れ、分集流弁3は流入出流路3Pの圧油を同等の流量に分流して第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bとに流し、第1負荷流路3Aの圧油は第5負荷流路6A、排出流路6Rを流れてタンクTに排出され、第2負荷流路3Bの圧油は第2油圧シリンダ2のキャップ側室2Aに供給され、第2油圧シリンダ2はヘッド側室2Bの油を第4負荷流路5B、排出流路5Rを流してタンクTに排出してピストンロッド2Cを単独で下方向に作動し、第1油圧シリンダ1はキャップ側室1Aに圧油が供給されないので作動しない。そして、ピストンロッド2Cを下方端まで作動すると、両切換弁5、6を非通電にして中立位置5X、6Xに復帰操作し、ピストンロッド2Cを下方端に停止して位置保持する。
【0030】
ピストンロッド2Cを下方端に停止して位置保持した状態で、第1切換弁5を第2切換位置5Zに切換え、第2切換弁6を第1切換位置6Yに切換えると、第1切換弁5は第3負荷流路5Aを排出流路5Rに切換連通して第4負荷流路5Bを供給流路5Pに切換連通する。また、第2切換弁6は第5負荷流路6Aを遮断して第6負荷流路6Bを排出流路6Rに切換連通する。供給流路5Pの圧油は第4負荷流路5Bを流れて両油圧シリンダ1、2のヘッド側室1B、2Bにそれぞれ供給され、第2油圧シリンダ2はキャップ側室2Aの油を第2負荷流路3B、第6負荷流路6B、排出流路6Rを流してタンクTに排出し、ピストンロッド2Cを単独で上方向に作動する。このとき、第1油圧シリンダ1のヘッド側室1Bに供給される圧油の圧力がピストン1D、キャップ側室1A、第1負荷流路3Aを介して分集流弁3に作用し、分集流弁3は、図2に示す主スプール9が第1作用室20Aに導く第1負荷流路3A側の圧力作用で蓋部材19Bに当接するまで右方向へ摺動して連通孔12Aの第1負荷流路3Aとの連通及び連通孔13Bの第2負荷流路3Bとの連通をそれぞれ遮断し、補助スプール14Aが第1負荷流路3A側の圧力作用で中央通路10と収装孔11Aとの連設段部に当接するまで右方向へ摺動して連通孔16Aを連通孔12Aと連通して連通孔13Aを外周面で遮断する。これにより、分集流弁3は第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bと流入出流路3Pとの間を遮断し、第1油圧シリンダ1はキャップ側室1Aの油が排出されないので作動しない。そして、ピストンロッド2Cを上方端まで作動すると、両切換弁5、6を非通電にして中立位置5X、6Xに復帰操作し、ピストンロッド2Cを図1に示す上方端に停止して位置保持する。
【0031】
かかる作動で、両油圧シリンダ1、2の同調作動と第1油圧シリンダ1及び第2油圧シリンダ2のそれぞれの単独作動を第1切換弁5と第2切換弁6との2個の切換弁5、6により得られるから、従来の如き3個の切換弁を必要とした油圧回路に比し、切換弁の個数を低減できて油圧回路の回路構成を簡素化することができる。また、切換弁の個数を低減できるから、切換弁で切換える流路を低減でき、回路構成をより一層簡素化することができる。また、第1油圧シリンダ1及び第2油圧シリンダ2を単独で下方向に作動する場合、分集流弁3で流量制御された圧油がキャップ側室1A又は1Bに供給されるから、従来の如き、第1油圧シリンダ1及び第2油圧シリンダ2を単独で下方向に作動する場合、圧油が分集流弁3を介さずにキャップ側室1A又は2Aに供給される油圧回路に比し、下方向に作動するピストンロッド1C又は2Cを良好に速度制御することができる。
【0032】
なお、本発明の実施形態では、第1切換弁5は中立位置5Xで供給流路5Pと第3負荷流路5Aと第4負荷流路5Bと排出流路5Rとを遮断したが、中立位置5Xでは第3負荷路5Aと第4負荷路5Bとを遮断すれば供給流路5Pと排出流路5R間を連通しても良いことは勿論である。また、第1切換弁5及び第2切換弁6は電磁操作としたが、これに限定されるものではなく、人力操作や機械操作でも良いことは勿論である。さらに、分集流弁3の第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bとを両油圧シリンダ1、2のキャップ側室1A、2Aにそれぞれ接続し、ヘッド側室1B、2Bに第4負荷流路5Bを接続したが、分集流弁3の第1負荷流路3Aと第2負荷流路3Bとを両油圧シリンダ1、2のヘッド側室1B、2Bにそれぞれ接続し、キャップ側室1A、2Aに第4負荷流路5Bを接続しても良いことは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
このように本発明では、両油圧シリンダの同調作動と第1及び第2油圧シリンダのそれぞれの単独作動を第1切換弁と第2切換弁との2個の切換弁により得られるから、従来の如き3個の切換弁を必要とした油圧回路に比し、切換弁の個数を低減できて油圧回路の回路構成を簡素化することができる。また、切換弁の個数を低減できるから、切換弁で切換える流路を低減でき、回路構成をより一層簡素化することができる。また、第1及び第2油圧シリンダを単独で一方向に作動する場合、分集流弁で流量制御された圧油が一方の作動室に供給されるから、従来の如き、第1及び第2油圧シリンダを単独で一方向に作動する場合、圧油が分集流弁を介さずに一方の作動室に供給される油圧回路に比し、一方向に作動するピストンロッドを良好に速度制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示した油圧回路図である。
【図2】一実施形態の油圧回路に用いた分集流弁の縦断面図である。
【図3】従来例の油圧回路図である。
【符号の説明】
1第1油圧シリンダ
2第2油圧シリンダ
1A、2Aキャップ側室(作動室)
1B、2Bヘッド側室(作動室)
1C、2Cピストンロッド
1D、2Dピストン
3分集流弁
3P流入出流路
3A第1負荷流路
3B第2負荷流路
5第1切換弁
6第2切換弁
5X、6X中立位置
5Y、6Y第1切換位置
5Z、6Z第2切換位置
5P供給流路
5R、6R排出流路
5A第3負荷流路
5B第4負荷流路
6A第5負荷流路
6B第6負荷流路
Claims (1)
- 内部にピストンロッドを有するピストンを嵌挿した第1油圧シリンダ及び第2油圧シリンダの2個を設け、両油圧シリンダは内部にピストンを介して2個の作動室を対向して区画形成し、第1油圧シリンダの一方の作動室を、第1負荷流路と第2負荷流路と流入出流路を有する分集流弁の第1負荷流路に接続し、第2油圧シリンダの一方の作動室を分集流弁の第2負荷流路に接続し、分集流弁は分流時には流入出流路の圧油を同等の流量に分流して両負荷流路に流すと共に、集流時には第1負荷流路を流れる油と第2負荷流路を流れる油とを同等の流量に集流して流入出流路に流して設け、分集流弁の流入出流路は、第3負荷流路と第4負荷流路とを圧油を供給する供給流路と低圧側に接続する排出流路とに切換連通する第1切換弁の第3負荷流路に接続し、第1切換弁の第4負荷流路を第1油圧シリンダの他方の作動室と第2油圧シリンダの他方の作動室とに接続し、第1切換弁は第3負荷流路と第4負荷流路とを遮断する中立位置と、第3負荷流路を供給流路に切換連通して第4負荷流路を排出流路に切換連通する第1切換位置と、第3負荷流路を排出流路に切換連通して第4負荷流路を供給流路に切換連通する第2切換位置とを有し、分集流弁の第1負荷流路に分岐接続する第5負荷流路と分集流弁の第2負荷流路に分岐接続する第6負荷流路とを排出流路に切換連通する第2切換弁を設け、第2切換弁は第5負荷流路と第6負荷流路とを遮断する中立位置と、第5負荷流路を遮断して第6負荷流路を排出流路に切換連通する第1切換位置と、第5負荷流路を排出流路に切換連通して第6負荷流路を遮断する第2切換位置とを有し、両油圧シリンダのピストンロッドを同調して一方向に作動するよう第1切換弁を第1切換位置に切換えて第2切換弁を中立位置に位置する状態と、両油圧シリンダのピストンロッドを同調して他方向に作動するよう第1切換弁を第2切換位置に切換えて第2切換弁を中立位置に位置する状態と、第1油圧シリンダのピストンロッドを単独で一方向に作動するよう第1切換弁と第2切換弁をそれぞれ第1切換位置に切換える状態と、第1油圧シリンダのピストンロッドを単独で他方向に作動するよう第1切換弁と第2切換弁をそれぞれ第2切換位置に切換える状態と、第2油圧シリンダのピストンロッドを単独で一方向に作動するよう第1切換弁を第1切換位置に切換えて第2切換弁を第2切換位置に切換える状態と、第2油圧シリンダのピストンロッドを単独で他方向に作動するよう第1切換弁を第2切換位置に切換えて第2切換弁を第1切換位置に切換える状態とを備えて成る油圧回路。
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