JP3809866B2 - 徐放性農薬の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、農薬活性成分を含む徐放性農薬の製造方法に関し、より詳しくは、農薬活性成分を多様な方法で多孔性の担体に吸着させて農薬活性成分の効果発現時期を制御することができ、薬害発生の恐れの少ない徐放性農薬を製造する方法に関する。
【0002】
(背景技術)
現在まで苣、胡瓜、トマト等の野菜類、及び果樹、花卉類、穀物類等の病虫害防除に用いられる農薬は、水と混合された液状形態、又は賦形剤と混合された粒剤形態であることが一般的である。この場合、農薬成分が散布された地域の外部に流出されるか、又は遅散するか、又は蒸発して有効成分の濃度が急に減少される。したがって、通常薬効持続期間が短いため、使用法上の量又は濃度より過度な量で数回散布するのが現実である。このような過度な農薬の使用は、農薬使用者や作物需要者の健康上に多くの薬害を起こすことになり、土壌に継続的な散布及び灌注による塩類集積で深刻な環境汚染の問題を引き起こす。
【0003】
これに伴い、固体又は液状の各種の農薬有効成分に徐放性を与えて一度に適した濃度の農薬を散布し、長期間のあいだ農薬の効果が維持されるように農薬成分の活性発現時期を制御するための研究が活発に進められている。
【0004】
徐放性農薬を製造する方法は、1)日本特許公開昭58−144304号、日本特許公開昭59−20209号に記載の農薬有効成分をマイクロカプセルに入れる方法:2)日本特許公開昭58−21602号、日本特許公開昭59−53401号に記載の農薬有効成分をシクロデキストリンに包接させる方法:3)日本特許公開昭57−126602号、日本特許公開昭60−202801号に記載の粒剤や粉剤等の農薬製剤有効成分を単独に、又は増量剤等とともに混合して粒子を製造し、製造された粒子核をワックス又は各種の樹脂で被覆する方法等が知られている。しかし、このような方法は製造工程が複雑であるか、又は使用される素材が高価であるか、又は環境に悪影響を及ぼすという問題点がある。
【0005】
このような問題点を解決するため、環境にやさしい物質を用いて徐放性農薬を作ろうとする試みが行われている。日本特許公開平6−116103号に記載の溶剤に溶解させる農薬を板状で射出した生分解性樹脂に導入して徐放性を与える方法、また、日本特許公開平5−85902号に記載の農薬原剤に生分解性ポリマーを混合してクロロホルムに溶解させてから、粒状ゼオライトに吸着・加熱した後、クロロホルムを蒸発させて徐放性農薬を製造する方法を提示した。しかし、これらの方法は製造過程が複雑であり、製造時に溶剤等の使用による有害な製造環境と、高い製造単価という問題点がある。さらに、米国特許第4647537号にはカラギナン高分子マトリックス内に植物病抑制微生物をバイオカプセル化する試みが記載されているが、この方法は吸着剤に用いられる高分子物質のカラギナンが高価であるためで経済性がない。
【0006】
一方、農薬成分の徐放性のためではないが、微生物を多糖類でコーティングする方法が知られている。例えば、韓国特許出願番号2000−0017801に記載の発明は、微生物由来多糖類を利用して耐熱性及び耐酸性を有するように微生物をコーティングする方法に関するものである。このような微生物コーティングは、人体に有用な微生物(乳酸菌等)を摂取するとき胃酸及び各種の腸内消化酵素から微生物を保護し、微生物が小腸及び大腸に安着できるようにするためである。したがって、微生物コーティングは耐酸性、耐熱性及び消化酵素に対する耐性が維持されながらも、必要な部位(小腸及び大腸)に到達時に直ちにコーティングが解体されて微生物が小腸及び大腸に付着・生長できなければならない。よって、微生物コーティングは有効成分が徐々に放出されるようにする徐放性農薬の製造とは全く相違する分野に属する。
【0007】
(発明の開示)
本発明は、上述のような従来の徐放性農薬の製造方法が有する問題点を克服しながらより環境にやさしく、農薬の効率を維持しながら労働力と費用を節減できる徐放性農薬の新しい製造方法を提供することに目的がある。
【0009】
本発明は、さらに、農薬有効成分の吸着と多糖類のコーティングを同時に進めることにより製造過程を単純化させることもできる徐放性農薬の製造方法を提供する。本発明は、溶媒100mlに対し微生物由来の多糖類を0.5〜15g、農薬有効成分を1〜100gの比率で加えて十分に溶解させ、農薬有効成分含有多糖類溶液を収得する溶解段階、該溶解段階で収得された多糖類溶液100mlに対し、多孔性担体を0.5〜2.0kgの比率で添加して均質に混合したあと乾燥させ、農薬有効成分吸着剤を収得する含浸乾燥段階、を含む過程を介して徐放性農薬を製造する方法に係る。
【0010】
このとき、前記溶媒は農薬有効成分の極性程度に従い、水又は有機溶媒を適切に選択することができる。さらに、農薬有効成分の含量は農薬の種類及び非活性(specific activity)に従い適切に選択することができる。最終段階で水分含量は40%以下にするのが作業性及び保管性の面において好ましい。
【0011】
前記のような過程により、農薬有効成分は担体に均等に吸着されて外部に徐々に放出される効果を示すことになる。
【0012】
本発明に基づいて、農薬有効成分が吸着された担体の表面に多様な多糖類がコーティングされることにより、▲1▼担体自体と有効農薬成分の吸着性による放出抑制、及び▲2▼コーティングされた多糖類の膜による有効成分の放出抑制等の2段階で農薬有効成分の放出が抑制されて徐放性が良好になるとともに、農薬散布時に作業便宜性を増大させることができる。
【0013】
以上のように、本発明に関する方法により製造される徐放性農薬は、室内外実験の結果、農薬散布30〜40日以後も有効濃度以上の農薬成分を放出できることを確認した。
【0014】
本発明が適用可能な農薬成分には殺虫活性成分、殺菌活性成分、除草活性成分及び植物成長活性成分等を例示することができる。
【0015】
殺虫活性成分としては、アセフェート、イソキサチオン、イミダクロプリド、エチルチオメトン、エトフェンプロックス、カルタップ、カルボスルファン、クロフェンテジン、クロルピリホスメチル、酸化フェンブタスズ、シクロプロトリン、ジメチルビンホス、ジメトエート、シラフルオフェン、ダイアジノン、チオジカルブ、チオシクラム、テブフェノジド、ニテンピラム、バミドチオン、ビフェントリン、ピリダフェンチオン、ピリダベン、ピリミホスメチル、フィプロニル、フェニソブロモレート、ブプロフェジン、フラチオカルブ、プロパホス、ベンスルタップ、ベンフラカルブ、ホルモチオン、マラチオン、モノクロトホス、BPMC、CVMC、DEP、EPN、MEP、MIPC、MPP、MTMC、NAC、PAP、PHC、PMP、XMC等を挙げることができる。
【0016】
殺菌活性成分としては、亜リン酸塩、アシベンゾラル−S−メチル、アゾキシストロビン、ビタノール、イソプロチオラン、イソプロジオン、イミノクタジン酢酸塩、オキソリニック酸、オキシン銅、カスガマイシン、カルプロパミド、キャプタン、ジクロメジン、チアベンダゾール、チフルザミド、テクロフタラム、トリシクラゾール、バリダマイシン、ヒドロキシイソキサゾール、ピロキロン、フェナリモル、フェリムゾン、フサライド、ブラストサイジン、ポリオキシン、メタスルホカルブ、メタラキシル、メタラキシル−M、メトミノストロビン、メプロニル、アムピシリン、CNA、IBP、DF−351、NNF−9425、NNF−9850等を挙げることができる。
【0017】
除草活性成分及び植物成長調節成分としては、アジムスルフロン、アトラジン、アメトリン、イナベンフィド、イマゾスルフロン、ウニコナゾール、エスプロカルブ、エトベンザニド、オキサジアゾン、カフェンストロール、キザロホップエチル、キンクロラック、クミルロン、クロメトキシニル、シクロスルファムロン、ジチオピル、シノスルフロン、シハロホップブチル、シマジン、ジメタメトリン、ジメピペレート、シンメチリン、ダイムロン、テニルクロール、トリアペンテノール、ナプロアニリド、パクロブトラゾル、ビフェノックス、ピペロホス、ピラゾキシフェン、ピラゾスルフロンエチル、ピラゾレート、ピリブチカルブ、ピリミノバックメチル、ブタクロール、ブタミホス、プレチラクロール、ブロモブチド、ベンスルフロンメチル、ベンゾフェナップ、ベンタゾン、ベンチオカルブ、ペントキサゾン、ベンフレセート、メフェナセット、モリネート、ジャスモン酸(JA)、サリチル酸(SA)、BABA、BTH、ACN、CNP、2,4−D、MCPB及びMCPBエチル等及び植物成長調節剤等を挙げることができる。
【0018】
本発明では、前記多様な農薬活性成分を単独で適用することもでき、適切な組合せと配合により複数個の活性成分を1つの徐放性農薬に適用することもできる。
【0019】
以下、各段階別に本発明の製造方法を詳しく説明する。
【0020】
亜リン酸塩は苣、胡瓜、トマト等の野菜類、及び果樹、花卉等に発生する疫病の治療及び予防に有効な農薬として知られている。しかし、水耕栽培の場合を除いては、亜リン酸塩農薬は、反復的に散布又は灌注するからこそ防除効果が発揮されるもので、その処理に多くの人力と時間が求められるだけでなく、過多使用により環境汚染が引き起こされる可能性の高い農薬成分である。
【0021】
したがって、以下では徐放性農薬に活用することが非常に有効な亜リン酸塩を活性成分にし、本発明に関する徐放性農薬を製造する過程を説明する。今回、農薬有効成分に亜リン酸塩のみを選択しているが、他の農薬有効成分を適用するとしても類似する結果が出るという事実は、物理化学的法則に鑑みて当業者には当然なことである。
【0022】
(発明を実施するための最良の形態)
(1)有効成分吸着後コーティング
本発明で亜リン酸塩を製造する段階には、多くの具体的な方法を適用することができる。
【0023】
先ず、水100〜300mlに亜リン酸(HPO)10〜100gを溶解させた後、水酸化カリウムを少量ずつ添加して溶液のpHが5.0〜6.5に至るようにして亜リン酸塩溶液を製造する。このとき、亜リン酸塩の濃度は約10,000〜100,000ppmで通常の亜リン酸塩農薬での100〜1,000ppmより約100〜1,000倍高濃度で製造される。このような比率は、他の農薬成分を適用する場合も同様に適用される。
【0024】
次に、前記亜リン酸塩溶液100〜300mlに多孔性担体0.5〜2.0kgを添加して均質に混合した後、混合物を水分含量が40%以下になるように25〜150℃で乾燥させる。次いで、乾燥された亜リン酸塩吸着剤1kgに対し、微生物由来の多糖類0.5〜15gが含まれた懸濁液を添加して均質に混合した後、25〜150℃で水分含量が40%以下になるように乾燥させる。農薬活性成分が多孔性担体に吸着され、多糖類によりコーティングされた徐放性農薬を製造することになる。
【0025】
このとき、農薬活性成分吸着用担体にはよく土壌改良剤と、農薬製造時に賦形剤及び増量剤の主成分に用いられる天然鉱物ゼオライト、パーライト、バーミキュライト、珪藻土、セラミック及び活性炭でなる群から選択される1つ又は2つ以上の混合物を用いることができ、その他にも土壌親和性のある担体であれば使用可能である。前記担体は、天然のものを用いることもでき、内部の不純物を除去して担体内部の状態を最上の条件にするため原石を600℃以上の高温で処理したもの、即ち、焼成された担体を用いることもできる。用いられる担体は直径が0.5〜5mmであり、普通直径が2mm以上であれば使用時に作業性が良好であるだけでなく、空気中に分散されず土に落ちて使用効果が大きくなる。
【0026】
前記微生物由来の多糖類はカードラン、レヴァン、ザンサンガム、プルラン、ポリサカライド−7、セルロース、ジュグラン、ジェラン及びペスタンでなる群から選択した1つ又は2つ以上の混合物を用いることができる。
【0027】
本発明で、有効農薬成分の種類と特性、及び目的とする徐放性の程度によって多糖類コーティングを1回又は数回繰り返すこともできる。
【0028】
(2)有効成分が含まれたコーティング剤でコーティング
本発明に関するさらに他のコーティング型徐放性亜リン酸塩農薬は、以下のような過程を経て製造される。
【0029】
先ず、水酸化カリウム8.3g、微生物由来の多糖類2.5gを200mlの蒸留水に加えて攪拌しながら十分に溶解させる。ここに亜リン酸10gを加えて十分に混合させコロイド状の多糖類溶液を作った後、直径0.5〜5mmのゼオライト1kgに加えて均等に混合し吸浸させた後、80℃の熱風で乾燥する。このとき、予め他の農薬活性成分が吸着されている多孔性担体を用いれば、亜リン酸と他の農薬成分に対し、同時に徐放性効果を得ることができる。乾燥後の水分含量は通常40%以下であることが望ましい。
【0030】
前記のような過程を経て製造される徐放性農薬は、農薬有効成分が多孔性担体に高濃度で吸着され、一旦吸着された有効成分は担体構造により外部への拡散が(有効成分単独に高濃度で存在する場合より)著しく阻害されるので、1次的に徐放性が獲得される。さらに、本発明により製造される徐放性農薬は、有効成分が吸着された吸着剤表面に天然由来の多糖類がコーティングされるか、又は有効農薬成分が含まれている多糖類が吸着剤にコーティング・吸着されるので、有効成分と担体混合物の一体性が維持されながら自然環境で前記コーティング成分が徐々に分解されるため二重の徐放性の発揮が可能になる。
【0031】
(実施例)
以下、実施例に基づき本発明をより詳しく説明する。これらの実施例はただ本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲がこれらの実施例に局限されないということは当業界で通常の知識を有する者において自明なことである。便宜上農薬活性成分には亜リン酸塩を、担体にはゼオライトを、微生物由来のコーティング剤にはベータ・グルカン、ペスタン、カードランを用いた。しかし、実施例で用いられる農薬成分、担体及びコーティング剤は便宜上選択した一例であり、前述の多様な類似物等も同様の方法で適用可能で、2つ以上の農薬成分の組合せも適用可能であることは当業者において自明なことである。
【0032】
比較例1.非徐放性農薬の製造
担体に農薬活性成分を吸着させて乾燥する方法で非徐放性農薬を製造した。
【0033】
亜リン酸50gを100mlの蒸留水に溶解させた後、水酸化カリウムを少量ずつ添加してpHを5.5になるように調節した。製造された亜リン酸塩溶液100mlを直径0.5〜5mmのゼオライト1kgに加えて均等に混合して吸浸させた後、100℃の熱風で乾燥して非徐放性農薬を製造した。
【0034】
実施例2.微生物由来の多糖類でコーティングされた徐放性農薬の製造
担体に農薬活性成分を吸着させた後、微生物由来の多糖類をコーティングして乾燥する方法で本発明に関する徐放性農薬を製造した。
【0035】
亜リン酸10gを100mlの蒸留水に溶解させた後、水酸化カリウムを少量ずつ添加してpHを5.5になるように調節した。製造された亜リン酸塩溶液100mlを直径0.5〜5mmのゼオライト1kgに加えて均等に混合して吸浸させた後、100℃の熱風で乾燥して農薬活性成分をゼオライトに固定させた。このときの水分含量は40%以下にした。
【0036】
製造された亜リン酸塩担体1kgに、平均分子量100万のベータ・グルカン又はペスタン固形粉5gを含むゲル状態の溶液50mlを加えて均等に混合した後、100℃の熱風で乾燥した。次に、1次にコーティングされた担体に再び50mlのカードラン又はペスタン懸濁液を加えて均等に混合した後、100℃の熱風で乾燥して本発明に関する徐放性農薬を製造した。
【0037】
実施例3.農薬成分を含む微生物由来の多糖類でコーティングされた徐放性農薬の製造
農薬活性成分が含まれた微生物由来の多糖類で担体をコーティングして乾燥する方法で徐放性農薬を製造した。
【0038】
水酸化カリウム8.3g、カードラン2.5gを200mlの蒸留水に加えて攪拌しながら十分に溶解させた。ここに亜リン酸10gを加えて十分に混合させ、コロイド状の多糖類溶液を製造した。ここに直径0.5〜5mmのゼオライト1kgに加えて均等に混合して吸浸させた後、100℃の熱風で乾燥して農薬活性成分が含まれたカードランをゼオライトにコーティングさせた。このときの水分含量は40%以下にした。
【0039】
適用例1.徐放性農薬の水中溶出実験
本発明に関する方法で製造された徐放性農薬は、水と接触する場合にのみ有効成分が溶解されて溶出される。通常農家で約3日に1回灌水することになるが、このとき灌水された時点から約2時間経過すれば灌水された水分が蒸発するか、又は作物により吸収されるか、又は土壌に吸収されて徐放性農薬を溶出させるだけの水分がなくなる。すなわち、本発明の方法による徐放性農薬は約3日に1回、2時間毎に農薬有効成分を外部に放出するものと見ることができる。
【0040】
したがって、本発明の方法により製造された農薬の徐放性を確認するため、実際の使用条件と類似するよう水中溶出性実験を行った。
【0041】
すなわち、製造された徐放性農薬1gに水1mlを添加して2時間放置した後、相等液の農薬成分を回収し、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)を用いて亜リン酸の濃度を測定した(表1;単位ppm)。前記過程を実際の使用条件で1回灌水したものに対応させて反復実験を行った。
【0042】
表1に示されているように、実験の結果、非徐放性農薬の非コーティング亜リン酸塩担体(比較例1)は初期溶出が比較的に多いことが分るが、コーティングされた担体(実施例2及び3)の場合、散布又は灌注後約2〜3日であれば残存有効成分が10〜15%にしかならない非徐放性農薬とは比較できない程度の徐放効果を示した。コーティングされた有効成分含有亜リン酸塩担体(実施例2)及び有効成分が含まれた多糖類でコーティングされた担体(実施例3)は若干の差はあったが、徐々に溶出されて10回灌水まで100ppm以上の比較的一定の濃度で亜リン酸が溶出され、徐放性を有することを確認した。コーティングされていない製品(比較例1)の場合、徐放性が全くないことを確認することができた。
【0043】
約10回以上に一定の濃度の亜リン酸が溶出されることから見て、普通農家で約3日に1回灌水すると仮定するとき、本発明に関する徐放性農薬(実施例2及び3)を用いる場合、約30日以上薬効が維持できることを類推することができる。
【表1】
Figure 0003809866
【0044】
適用例2.徐放性農薬の保管試験
本発明に関する徐放性農薬が実際使用状態、即ち、製造後長くは数ヶ月以後に使用されることを鑑み、保管過程で農薬の有効成分がどの様に維持されるのかを確認した。
【0045】
比較例1及び実施例3により製造された製品を蓋部が密閉されていない通常のプラスチック筒に入れて室温で保管しながら、各々製造後15日目及び3ヶ月目に0.5gをサンプリングして水2mlを添加し2時間放置した後、相等液の農薬成分を回収しHPLC(高速液体クロマトグラフィー)を用いて亜リン酸の濃度を測定した(表2;単位ppm)。
【表2】
Figure 0003809866
【0046】
実施例3による徐放性農薬は、比較例1による農薬に比べて製造後15日目は約2.4倍、3ヶ月後は約4.0倍以上の農薬有効成分含量を維持していることが分る。
【0047】
適用例2による実験方法は、適用例1による方法に比べて4倍希釈されたものであるので、適用例1と単純比較するためには濃度×4で計算しなければならない。このとき、実施例3による農薬の3ヶ月後の溶出濃度は1136ppm(=284×4)であり、製造直後3回目に溶出実験する場合と類似する値になる。
【0048】
したがって、本発明に関する徐放性農薬は長期間保管しても有効成分を有効含量以上維持できることを確認した。
【0049】
適用例3.徐放性農薬の圃場試験
本発明に関する徐放性農薬が実験室の外で実際の効果を発揮するのかを確認するため現場実験を行った。
【0050】
(1)自然発生胡瓜うどんこ病防除効果圃場実験
金海に位置する胡瓜栽培圃場で胡瓜うどんこ病防除効果実験を行った。2000年9月6日に播種された胡瓜に9月26日に農薬を処理し、2000年10月12日にうどんこ病の発生程度を測定した。人為的にうどんこ病の病源菌を接種せず、自然発生によるうどんこ病に対する防除効果を測定した(表3)。
【0051】
亜リン酸塩処理をしていない無処理群、土壌と幹が隣接した周囲部分に9月26日及び10月4日に各々100ppmの液状亜リン酸塩農薬を胡瓜1株当り25mlずつ散布した対照群、実施例2の方法で製造した徐放性亜リン酸塩農薬を1株当り1gずつ処理したもの等3つの群で実験した。各群毎に250株の胡瓜を配当した。
【0052】
病防除価と発病度は、胡瓜の葉っぱの表面に生成される白色の粉末のように出来る黴を肉眼で識別して判断し、測定方法は韓国農業科学技術院で発表の農薬薬効試験の基準と方法で胡瓜うどんこ病に対する殺菌、殺虫剤圃場薬効試験の発病度調査法に基づき測定した。
【表3】
Figure 0003809866
【0053】
うどんこ病を誘導したのではなく自然発生によるものであるため、表3で無処理群での発病度が低く表れた。全体的に農薬を処理した場合、発病度を50%以上減少できることを確認した。実施例2により製造されたカードランがコーティングされた徐放性農薬は、対照群と比べて25%以上の追加的な防除効果を示すことを確認した。
【0054】
(2)人工誘発トマト疫病防除効果実験
金海に位置するミニトマト栽培圃場で病源菌(P. infestans)を人為的に接種しながら、本発明に関する徐放性農薬の効果を実験した。
【0055】
2001年1月2日に播種したミニトマト(品種「ココ」)が2〜4葉期に至った2月9日に農薬を処理し、3月23〜27日の間に午後5時に菌株胞子の濃度が4×10の菌株液10mlずつを各トマト個体に灌注処理した。病源菌は、培養中に水分ストレスを加えて遊走子及び胞子を形成させて用いた。
【0056】
亜リン酸塩処理をしていない無処理群、土壌と幹が隣接した周囲部分に各々100ppmの液状亜リン酸塩農薬をトマト1株当り25mlずつ散布した対照群、比較例1、実施例2(カードランコーティング)及び実施例3の方法で製造した徐放性亜リン酸塩農薬を1株当り1gずつ処理したもの等5つの群で実験した。各群毎に12株のトマトを配当した。
【0057】
2000年4月12日にトマト疫病の発生程度を測定し、各群におけるトマト疫病に対する防除効果を測定した(表4)。
【0058】
表4に示されているように、本発明に関する徐放性農薬の場合農薬成分の放出が制御されるため80〜98%の防除効果を示し、徐放化されていない農薬使用群の対照群に比べても約50%以上の追加的防除効果を示すことを確認することができる。
【表4】
Figure 0003809866
【0059】
(3)人工誘発唐辛子疫病防除効果実験
実験室用温室内で病源菌(Phytophthora capsici)を人為的に接種しながら、本発明に関する徐放性農薬の効果を実験した。
【0060】
唐辛子の種を2001年11月10日に播種した後、11月17日に農薬有効成分を処理した。亜リン酸塩処理をしていない無処理群56株、実施例3の方法で製造した徐放性亜リン酸塩農薬を1株当り1gずつ処理したもの49株等の2つの群で実験した。次に、11月26日に5×10cfu/ml濃度の病源菌遊走子液5mlずつを各唐辛子個体に灌注処理した。菌株接種日から5日後の12月1日に疫病感染可否を肉眼で観察した(表5)。
【0061】
全実験過程で2日間隔で十分な水を灌注し、室内温度は26℃を維持した。
【図5】
Figure 0003809866
【0062】
表5に示されているように、本発明に関する徐放性農薬の場合農薬成分の放出が制御されるので、反復的に灌水(7回)されても農薬有効成分が溶脱されないため完璧な防除効果を示した。
【0063】
実験結果の写真を図1及び図2に示す。写真に示されるように、無処理群個体は地際部が疫病により弱化、矮小化されて幹が直立できなくなる反面、実施例3に関する徐放性農薬を処理した個体には全くこのような問題が発生しなかった。
【0064】
以上の実験結果(徐放性農薬1回散布で一般農薬2回散布の場合より効果的)から、本発明により製造された徐放性農薬は徐放性のない農薬より農家の手間を軽減することができながらも、優れた防除効果を示すことを確認することができた。
【0065】
(発明の効果)
以上で詳しく説明して立証したように、本発明は高濃度の農薬成分を多孔性の担体に吸着させた徐放性農薬を製造する方法に関する。本発明により製造される徐放性農薬は、1回灌注時に約30〜40日程度の薬効持続効果があり、有効成分は防除効果を示しながらも過度でない適切な濃度で持続的に溶出することができる。
【0066】
このような徐放性農薬の使用は、農家の労働力を節減させて継続的な灌注による経済的損失及び環境汚染を激減させることができ、水耕栽培より遥かに多くの面積の土耕栽培に利用可能で環境にやさしい農薬剤に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明により製造された徐放性亜リン酸塩農薬の唐辛子疫病の防除効果を示す写真である。
【図2】 図2は、唐辛子疫病に感染された唐辛子の地際部を示す写真である。

Claims (5)

  1. 溶媒100mlに対し微生物由来の多糖類を0.5〜15g、農薬有効成分を1〜100gの比率で加えて十分に溶解させ、農薬有効成分含有多糖類溶液を収得する溶解段階と、該溶解段階で収得された多糖類−農薬成分溶液100mlに対し、多孔性担体を0.5〜2.0kgの比率で添加して均質に混合したあと乾燥させ、農薬有効成分吸着剤を収得する含浸乾燥段階を含むことを特徴とする徐放性農薬の製造方法。
  2. 前記農薬有効成分、亜リン酸塩、アセフェート、イソキサチオン、イミダクロプリド、エチルチオメトン、エトフェンプロックス、ビタノール、カルタップ、カルボスルファン、クロフェンテジン、クロルピリホスメチル、酸化フェンブタスズ、シクロプロトリン、ジメチルビンホス、ジメトエート、シラフルオフェン、ダイアジノン、チオジカルブ、チオシクラム、テブフェノジド、ニテンピラム、バミドチオン、ビフェントリン、ピリダフェンチオン、ピリダベン、ピリミホスメチル、フィプロニル、フェニソブロモレート、ブプロフェジン、フラチオカルブ、プロパホス、ベンスルタップ、べンフラカルブ、ホルモチオン、マラチオン、モノクロトホス、BPMC、CVMC、DEP、EPN、MEP、MIPC、MPP、MTMC、NAC、PAP、PHC、PMP、XMC、アシベンゾラル−S−メチル、アゾキシストロビン、イソプロチオラン、イソプロジオン、イミノクタジン酢酸塩、オキソリニック酸、オキシン銅、カスガマイシン、カルプロパミド、キャプタン、ジクロメジン、チアベンダゾール、チフルザミド、テクロフタラム、トリシクラゾール、バリダマイシン、ヒドロキシイソキサゾール、ピロキロン、フェナリモル、フェリムゾン、フサライド、ブラストサイジン、ポリオキシン、メタスルホカルブ、メタラキシル、メタラキシル−M、メトミノストロビン、メプロニル、アムピシリン、CNA、IBP、DF−351、NNF−9425、NNF−9850、アジムスルフロン、アトラジン、アメトリン、イナベンフィド、イマゾスルフロン、ウニコナゾール、エスプロカルブ、エトベンザニド、オキサジアゾン、カフェンストロール、キザロホップエチル、キンクロラック、クミルロン、クロメトキシニル、シクロスルファムロン、ジチオピル、シノスルフロン、シハロホップブチル、シマジン、ジメタメトリン、ジメピペレート、シンメチリン、ダイムロン、テニルクロール、トリアペンテノール、ナプロアニリド、パクロブトラゾル、ビフェノックス、ピペロホス、ピラゾキシフェン、ピラゾスルフロンエチル、ピラゾレート、ピリブチカルブ、ピリミノバックメチル、ブタクロール、ブタミホス、プレチラクロール、ブロモブチド、ベンスルフロンメチル、ベンゾフェナップ、ベンタゾン、ベンチオカルブ、ペントキサゾン、ベンフレセート、メフェナセット、モリネート、ジャスモン酸、サリチル酸、BABA、BTH、ACN、CNP、2,4−D、MCPB及びMCPBエチルからなる群から選択される1つ又は2つ以上の混合物であることを特徴とする請求項に記載の徐放性農薬の製造方法。
  3. 前記多孔性担体ゼオライト、パーライト、バーミキュライト、珪藻土、セラミック及び活性炭からなる群から選択される1つ又は2つ以上の混合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の徐放性農薬の製造方法。
  4. 前記微生物由来の多糖類ペスタン、レヴァン、ザンサンガム、プルラン、ポリサカライド−7、セルロース、ジュグラン、ジェラン及びカードランからなる群から選択される1つ又は2つ以上の混合物であることを特徴とする請求項1、2又はに記載の徐放性農薬の製造方法。
  5. 前記微生物由来の多糖類がカードランであることを特徴とする請求項4に記載の徐放性農薬の製造方法。
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