JP3809807B2 - 構造計算書の作成用プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータを利用して建物の構造計算書を作成する際に用いて好適な構造計算書の作成用プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物を設計して確認申請する際には、構造計算によって建物が構造的に安全であることを確認しなければならない。
近年では、上記構造計算の多くがコンピュータを利用して行われ、それに対応して種々の構造計算プログラムが開発されている。それらプログラムの中には、大臣認定を受けた「一貫構造計算プログラム」と呼ばれる構造計算プログラムがあり、この一貫構造計算プログラムを利用した場合には、その計算結果の出力を構造計算書に添付することを条件に、プログラムソースなどの構造計算書の一部を確認申請時に省略できるという利点が得られる。構造計算書とは、建物の構造計算の仮定、設計条件、計算の過程、計算結果を示すもので、設計者が計算内容を確認し、第3者に伝えるためのドキュメントである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の一貫構造計算プログラムにおいては、その出力が大量で、しかも数値データのみの出力であったために、出力内容の確認が容易ではなかった。すなわち、膨大な数値データの中から特定のデータを探したり、それらデータをチェックしたりするのに時間がかかるという問題点があった。
このような問題点を解決するために、例えば上記出力内容に基づいて図や表を別途作成することも可能であるが、それには大変な手間と時間を要するという問題点があった。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、構造計算書の作成が容易で、しかも構造計算の計算結果を図や表を交えて分かり易く表示することが可能な構造計算書の作成用プログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、建物の基礎データに基づいて構造計算を実行し、当該計算結果をデータベースに格納する構造計算ステップと、上記データベースに格納された計算結果に基づいて、構造計算書に出力すべき図、グラフおよび表を判定し、この判定結果と、それら図、グラフおよび表の表示形式を定義した定義ファイルおよび上記構造計算書の全体構成(出力項目、順序、書式等)を定義した定義ファイルとから、上記構造計算書における図、グラフおよび表の出力位置と各々の表示方向、分割数および分割ラインを決定し、その決定に沿って上記構造計算書の出力指示データを作成する初期データ作成ステップと、上記出力指示データを参照して、上記構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目を抽出し、その項目に対する設定入力を利用者に促す設定入力ステップと、この設定入力ステップで設定入力された内容に基づいて上記出力指示データを更新し、この更新された出力指示データに従って上記構造計算書を出力することにより、構造計算の計算結果を図、グラフおよび表を交えて表示する構造計算書出力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
【0006】
ここで、構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目としては、表、グラフおよび図の表示形式に関する項目(種別、タイトル、項目名、図面サイズ、文字サイズ、線種、表示範囲等)が含まれる他、構造計算書に挿入すべき文書(設計方針欄等に記載される文書等)や外部図面(構造設計概要欄等に掲載される伏図、軸組図等)の設定に関する項目等も含まれる。
【0007】
この請求項1に記載の本発明に係る構造計算書の作成用プログラムによれば、建物の形状等を表す基礎データに基づいて建物の構造計算が行われ、当該計算結果に基づいて自動的に、構造計算書に出力すべき図、グラフおよび表の判定が行われてそれに対応した構造計算書の出力指示データが作成されるとともに、この出力指示データに基づいて、利用者側で設定可能な項目の入力が促され、この入力に基づいて出力指示データが更新され、当該出力指示データに従って構造計算書が出力されることとなる。
したがって、建物に応じた構造計算書を容易に作成することができ、構造計算の計算結果を図や表を交えて分かり易く表示することができる。
また、構造計算の実行から構造計算書の出力までの一連の処理が一括して行われることとなるので、構造計算書の編集作業等を改めて行う必要もない。
また、構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目を抽出し、その項目に対する設定入力を利用者に促すようにしたので、利用者にとって設定入力作業が容易となる。また、利用者が誤って計算結果等を書き換えてしまうことを防止できるとともに、不正な改竄等を未然に防ぐこともできる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記構造計算書に出力する表、グラフおよび図の大きさと出力順序に基づいて、上記構造計算書における各々のレイアウトを決定し、この決定に沿って上記出力指示データを作成または更新することを特徴とするものである。
【0009】
この請求項2に記載の発明によれば、面倒なレイアウトの設定が不要となり、利用者の設定入力作業の効率化を図ることができる。
なお、上記レイアウトの決定には、構造計算書における各々の出力位置の決定が含まれる他、図、グラフ、表の大きさ如何によっては、各々の表示方向(縦、横)や分割(分割ライン、分割数)等の決定も含まれる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目について、設定入力可能な候補を複数表示し、その中から択一的に設定入力可能としたことを特徴とするものである。
【0011】
この請求項3に記載の発明によれば、構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目について、設定入力可能な候補を複数表示し、その中から択一的に設定入力可能としたので、利用者にとって設定入力作業が容易となる。また、設定入力の間違いを排除することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明に係る構造計算書の作成用プログラムの一実施形態について説明する。
本発明に係る構造計算書の作成用プログラムを実行するためのコンピュータは、CPU(Central Processing Unit )、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクやCD−ROM等の記憶装置、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置、プリンタやプロッタ等の印刷装置などにより構成されて、これら各部がバスにより接続された周知のコンピュータである。上記記憶装置には、本発明に係る構造計算書の作成用プログラムを含む各種プログラムや、データベース1、各種定義ファイル(図・グラフ定義ファイル2、表定義ファイル3、全体構成定義ファイル4)等が記憶されている。
【0013】
そして、本発明に係る構造計算書の作成用プログラムは、図2に示すように、構造計算プログラムP0、初期データ作成プログラムP1、利用者入力支援プログラムP2、文書処理プログラムP3、図・グラフ作成プログラムP4等からなり、これらプログラムを上記CPUが実行することで、図1のフローチャートに示す各処理が順次行われるようになっている。
【0014】
先ず、CPUが構造計算プログラムP0を実行することにより、構造計算処理(構造計算ステップ)S1が行われる。この構造計算処理S1では、従来の「一貫構造計算プログラム」と同様の計算処理が行われるとともに、構造計算結果や設計条件、あるいはフレーム情報等をデータベース1に格納する処理が行われる。
【0015】
次いで、初期データ作成プログラムP1を実行することにより、初期データ作成処理(初期データ作成ステップ)S2が行われる。この初期データ作成処理S2では、データベース1に格納された計算結果に基づいて、構造計算書に出力すべき図、グラフおよび表を判定し、この判定結果と予め設定された定義ファイルとから構造計算書の出力指示データ5(テンプレート)を作成して記憶装置に記憶する処理が行われる。ここで、上記定義ファイルには、図2に示すように、構造計算書の全体構成(出力項目、順序、書式等)を定義した全体構成定義ファイル4と、表の表示形式を定義した表定義ファイル3と、図・グラフの表示形式を定義した図・グラフ定義ファイル2とが含まれれる。
【0016】
具体的に、上記図・グラフ定義ファイル2には、例えば伏図、軸組図、剛比図、CMQ図、軸力図、応力図、断面算定検定値図、層せん断力図、せん断力-層間変形関係図、ヒンジ図、ヒンジステップ図、入力加速度スペクトル図、建物保有スペクトル図、加速度地盤増幅スペクトル図、風外力比較図、層せん断力比較図、層せん断力分布比較図などが予め登録されている。そして、それら各図の出力範囲は、上記計算結果等に基づいて決定される。例えば、フレーム形式で出力する図面においては、地震時損傷限界の検証にて損傷部材が存在する各XYフレーム、常時使用性の検証にて検定値が高い部材が存在するフレーム、地震時安全限界の検証にて最大ステップヒンジが存在する各XYフレーム等が出力フレームとして選択され、例えば、伏図形式で出力する図面においては、1階、セットバックなど平面形状が変化する階、常時使用性の検証にて検定値が高い部材が存在する階、地震時損傷限界の検証にて検定値が高い部材が存在する階等が出力階として選択される。
【0017】
また、この初期データ作成処理S2においては、構造計算書に出力する図や表の大きさと出力順序に基づいて、各々のレイアウトが決定され、この決定に沿って上記出力指示データ5が作成される。例えば、図や表が構造計算書の1ページに納まらない場合等には、表示方向の変更や分割等により、各々のレイアウト調整が行われる。
さらに、この初期データ作成処理S2においては、後述の設定入力処理S3で設定入力される各項目について、それぞれの標準値をデフォルト値として設定する処理も行われる。
【0018】
上記初期データ作成処理S2が終了した後には、図1に示すように、CPUが利用者入力支援プログラムP2を実行することにより、設定入力処理(設定入力ステップ)S3が行われる。この設定入力処理S3では、上記出力指示データ5を参照して、構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目を抽出し、その項目に対する設定入力を利用者に促す処理が行われる。
【0019】
具体的には、図3〜図6に示すように、表示装置に利用者入力画面が表示され、この利用者入力画面に従って、対話形式で設定入力が行われる。
この利用者入力画面の左半部には、構造計算書の各章節のタイトルと各章節に含まれるオブジェクト(図、グラフ、表)の一覧が上下にスクロール可能な状態で表示され、各タイトルとオブジェクトの右側には、チェックボックスおよびアイコンが表示される。例えばチェックボックスをマウスでクリックすることにより、利用者が設定可能な項目については、そのチェックボックスに対応する項目の出力/省略の設定が行われ、アイコンをダブルクリックすることにより、そのアイコンに対応する項目の設定画面が利用者入力画面の右半部に表示される。
【0020】
例えば、図の表示形式に関する設定入力を行う際には、その図に対応するアイコンをダブルクリックする。すると、図3に示すように、その図に関して利用者側で設定可能な項目が設定画面に表示される。その際に、各項目の入力欄には上記初期データ作成処理S2で生成されたデフォルト値が予め入力されている。また、入力欄の左端等にはボタンが設けられ、当該ボタンを操作することによって、その項目に対する設定入力が行われるようになっている。例えば、図3の「図面種別」の入力欄の左端等に設けられた候補表示ボタンをクリックすると、複数の設定候補が表示され、その中の何れかをクリックすると、そのクリックした設定候補が入力欄に表示されるようになっている。また、図3の「文字スケール」の入力欄の左端等に設けられた数値変更ボタンをクリックすると、それに応じて入力欄の数値が上下に変化するようになっている。
【0021】
また、表の表示形式に関する設定入力を行う際には、上記図の設定入力と同様に、その表に対応するアイコンをダブルクリックする。すると、図4に示すように、その表に関して利用者側で設定可能な項目が設定画面に表示される。
また、構造計算書に挿入すべき文書の設定入力を行う際には、その文書に対応するアイコンをダブルクリックする。すると、図5に示すように、文書の記載欄等が設定画面に表示される。この記載欄に記載された文書は、利用者入力文書ファイル6として記憶装置に記憶される。
また、構造計算書に挿入すべき外部図面の設定入力を行う際には、章節一覧の中の挿入箇所に外部図面用の新規オブジェクトを作成する。すると、図6に示すように、外部図面のタイトルおよびファイル7の名称を指定するための入力欄が設定画面に表示される。
【0022】
上記設定入力処理S3が終了した後には、図1に示すように、利用者入力支援プログラムP2、文書処理プログラムP3および図・グラフ作成プログラムP4を実行することにより、構造計算書出力処理(構造計算書出力ステップ)S4が行われる。この構造計算書出力処理S4では、上記設定入力処理S3で設定入力された内容に基づいて出力指示データ5を更新する更新処理と、更新された出力指示データ5に従って構造計算書を出力する出力処理が行われる。上記更新処理は利用者入力支援プログラムP2によって実行され、上記出力処理は文書処理プログラムP3と図・グラフ作成プログラムP4の連携によって実行される。
【0023】
すなわち、上記出力処理において、文書処理プログラムP3は、図2に示すように、先ず出力指示データ5に基づいて、データベース1および表定義ファイル3から、表出力に関する各種データを取得し、これをRAM内に設けられたメモリエリアに展開する処理をCPUに行わせる。続いて、文書処理プログラムP3は、出力指示データ5に基づいて、図・グラフ作成プログラムP4に図・グラフの作成指令を出力する処理をCPUに行わせ、一方、図・グラフ作成プログラムP4は、上記作成指令に基づいて、データベース1および図・グラフ定義ファイル2から、図およびグラフの出力に関する各種データを取得して図・グラフファイル8を作成する処理をCPUに行わせる。
【0024】
次いで、文書処理プログラムP3は、図・グラフファイル8、外部図面ファイル7および利用者入力文書ファイル6を読み込み、これらをRAM内のメモリエリアに展開するとともに、データベース1からエラー状況・概要等のデータを取得してRAM内のメモリエリアに展開する処理をCPUに行わせる。次いで、文書処理プログラムP3は、全体構成定義ファイル4および出力指示データ5に基づき、RAM内のメモリエリアに展開された各情報を統合して構造計算書ファイル9を作成しこれを記憶装置に記憶する処理をCPUに行わせる。その後、文書処理プログラムP3は、表示装置に表示する構造計算書の表示データ、印刷装置に出力する印刷データを生成して、表示装置、印刷装置に出力する処理をCPUに行わせる。これにより、表示装置の表示画面上に構造計算書の出力イメージが表示されるとともに、現物の構造計算書が印刷装置によって印刷される。
【0025】
以上のように、上記構成からなる構造計算書の作成用プログラムによれば、建物の基礎データに基づいて構造計算を実行し、当該計算結果をデータベース1に格納する構造計算処理S1と、データベース1に格納された計算結果に基づいて、構造計算書に出力すべき図、グラフおよび表を判定し、この判定結果と予め設定された定義ファイル2、3、4とから構造計算書の出力指示データ5を作成する初期データ作成処理S2と、出力指示データ5を参照して、構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目を抽出し、その項目に対する設定入力を利用者に促す設定入力処理S3と、この設定入力処理S3で設定入力された内容に基づいて上記出力指示データ5を更新し、この更新された出力指示データ5に従って構造計算書を出力する構造計算書出力処理S4とをコンピュータに実行させるので、建物に応じた構造計算書を容易に作成することができ、しかも構造計算の計算結果を図や表を交えて分かり易く表示することができる。
【0026】
また、構造計算の実行から構造計算書の出力までの一連の処理が一括して行われることとなるので、構造計算書の編集作業等を改めて行う必要もない。
また、構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目を抽出し、その項目に対する設定入力を利用者に促すようにしたので、利用者にとって設定入力作業が容易となる。また、利用者が誤って計算結果等を書き換えてしまうことを防止できるとともに、不正な改竄等を未然に防ぐこともできる。また、上記設定に際して、設定入力可能な候補を複数表示し、その中から択一的に設定入力可能としたので、設定入力の間違いを排除することもできる。
【0027】
また、構造計算書に出力する表、グラフおよび図の大きさと出力順序に基づいて、構造計算書における各々のレイアウトを決定し、この決定に沿って出力指示データ5を作成または更新するようにしたので、面倒なレイアウトの設定が不要となり、利用者の設定入力作業の効率化を図ることができる。
また、本実施形態では、構造計算処理S1において、構造計算の計算結果等をデータベース1に格納するようにしたので、後段の処理システムの拡張性や自由度を高めることができる。
【0028】
なお、本実施形態においては、構造計算書の作成用プログラムを、構造計算プログラムP0、初期データ作成プログラムP1、利用者入力支援プログラムP2、文書処理プログラムP3、図・グラフ作成プログラムP4等により構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記構造計算処理S1、初期データ作成処理S2、設定入力処理S3および構造計算書出力処理S4をコンピュータに実行させることが可能なプログラムであれば、如何なる形態のプログラムであってもよい。例えば、ワードプロセッサやアウトラインプロセッサなどのアプリケーションプログラムを介してコンピュータに上記初期データ作成処理S2、設定入力処理S3および構造計算書出力処理S4をコンピュータに実行させるマクロによって、上記初期データ作成プログラムP1、利用者入力支援プログラムP2および文書処理プログラムP3等を構成することも可能である。ちなみに、標準的なワードプロセッサのマクロで上記初期データ作成プログラムP1、利用者入力支援プログラムP2および文書処理プログラムP3等を構成すれば、プログラムの開発や利用に関わるコストを大幅に抑制することが可能になる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る構造計算書の作成用プログラムによれば、建物に応じた構造計算書を容易に作成することができ、構造計算の計算結果を図や表を交えて分かり易く表示することができる。
また、利用者が誤って計算結果等を書き換えてしまうことを防止できるとともに、不正な改竄等を未然に防ぐことができる。
請求項2に記載の発明によれば、面倒なレイアウトの設定が不要となり、利用者の設定入力作業の効率化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、各設定項目に対する設定入力が容易となり、設定入力の間違いを可及的になくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造計算書の作成用プログラムによって実行される処理の概要を示すフローチャートである。
【図2】本発明に係る構造計算書の作成用プログラムの実行手順の一実施形態を示す図である。
【図3】図1の設定入力処理S3において表示装置に表示される利用者入力画面の表示例を示す図で、図の表示形式に関する項目の設定入力を行うときの状態を示している。
【図4】図1の設定入力処理S3において表示装置に表示される利用者入力画面の表示例を示す図で、表の表示形式に関する項目の設定入力を行うときの状態を示している。
【図5】図1の設定入力処理S3において表示装置に表示される利用者入力画面の表示例を示す図で、挿入文書の設定入力を行うときの状態を示している。
【図6】図1の設定入力処理S3において表示装置に表示される利用者入力画面の表示例を示す図で、外部図面の設定入力を行うときの状態を示している。
【符号の説明】
1 データベース
2 図・グラフ定義ファイル
3 表定義ファイル
4 全体構成定義ファイル
5 出力指示データ
P0 構造計算プログラム
P1 初期データ作成プログラム
P2 利用者入力支援プログラム
P3 文書処理プログラム
P4 図・グラフ作成プログラム
Claims (3)
- 建物の基礎データに基づいて構造計算を実行し、当該計算結果をデータベースに格納する構造計算ステップと、
上記データベースに格納された計算結果に基づいて、構造計算書に出力すべき図、グラフおよび表を判定し、この判定結果と、それら図、グラフおよび表の表示形式を定義した定義ファイルおよび上記構造計算書の全体構成を定義した定義ファイルとから、上記構造計算書における図、グラフおよび表の出力位置と各々の表示方向、分割数および分割ラインを決定し、その決定に沿って上記構造計算書の出力指示データを作成する初期データ作成ステップと、
上記出力指示データを参照して、上記構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目を抽出し、その項目に対する設定入力を利用者に促す設定入力ステップと、
この設定入力ステップで設定入力された内容に基づいて上記出力指示データを更新し、この更新された出力指示データに従って上記構造計算書を出力することにより、構造計算の計算結果を図、グラフおよび表を交えて表示する構造計算書出力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする構造計算書の作成用プログラム。 - 上記構造計算書に出力する表、グラフおよび図の大きさと出力順序に基づいて、上記構造計算書における各々のレイアウトを決定し、この決定に沿って上記出力指示データを作成または更新することを特徴とする請求項1に記載の構造計算書の作成用プログラム。
- 上記構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目について、設定入力可能な候補を複数表示し、その中から択一的に設定入力可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の構造計算書の作成用プログラム。
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