JP2003316831A - 構造計算書の作成用プログラム - Google Patents

構造計算書の作成用プログラム

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JP2003316831A JP2002119095A JP2002119095A JP2003316831A JP 2003316831 A JP2003316831 A JP 2003316831A JP 2002119095 A JP2002119095 A JP 2002119095A JP 2002119095 A JP2002119095 A JP 2002119095A JP 2003316831 A JP2003316831 A JP 2003316831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造計算書の作成が容易で、しかも構造計算
の計算結果を図や表を交えて分かり易く表示することが
可能な構造計算書の作成用プログラムを提供する。 【解決手段】 構造計算を実行しその計算結果をデータ
ベース1に格納する構造計算ステップS1と、データベ
ース1に格納された計算結果に基づいて、構造計算書に
出力すべき図、グラフおよび表を判定し、この判定結果
と予め設定された定義ファイル2、3、4とから構造計
算書の出力指示データ5を作成する初期データ作成ステ
ップS2と、出力指示データ5を参照して、構造計算書
の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目を抽出
し、その項目に対する設定入力を利用者に促す設定入力
ステップS3と、この設定入力ステップS3で設定入力
された内容に基づいて出力指示データ5を更新し、この
更新された出力指示データ5に従って構造計算書を出力
する構造計算書出力ステップS4とをコンピュータに実
行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用して建物の構造計算書を作成する際に用いて好適な構
造計算書の作成用プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物を設計して確認申請する際には、構
造計算によって建物が構造的に安全であることを確認し
なければならない。近年では、上記構造計算の多くがコ
ンピュータを利用して行われ、それに対応して種々の構
造計算プログラムが開発されている。それらプログラム
の中には、大臣認定を受けた「一貫構造計算プログラ
ム」と呼ばれる構造計算プログラムがあり、この一貫構
造計算プログラムを利用した場合には、その計算結果の
出力を構造計算書に添付することを条件に、プログラム
ソースなどの構造計算書の一部を確認申請時に省略でき
るという利点が得られる。構造計算書とは、建物の構造
計算の仮定、設計条件、計算の過程、計算結果を示すも
ので、設計者が計算内容を確認し、第3者に伝えるため
のドキュメントである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
一貫構造計算プログラムにおいては、その出力が大量
で、しかも数値データのみの出力であったために、出力
内容の確認が容易ではなかった。すなわち、膨大な数値
データの中から特定のデータを探したり、それらデータ
をチェックしたりするのに時間がかかるという問題点が
あった。このような問題点を解決するために、例えば上
記出力内容に基づいて図や表を別途作成することも可能
であるが、それには大変な手間と時間を要するという問
題点があった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、構造計算書の作成が容易で、しかも構造計算の計
算結果を図や表を交えて分かり易く表示することが可能
な構造計算書の作成用プログラムを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、建物の形状等を表す基礎データに基づいて構造計算
を実行し、当該計算結果をデータベースに格納する構造
計算ステップと、上記データベースに格納された計算結
果に基づいて、構造計算書に出力すべき図、グラフおよ
び表を判定し、この判定結果と予め設定された定義ファ
イルとから上記構造計算書の出力指示データを作成する
初期データ作成ステップと、上記出力指示データを参照
して、上記構造計算書の表示形式に関して利用者側で設
定可能な項目を抽出し、その項目に対する設定入力を利
用者に促す設定入力ステップと、この設定入力ステップ
で設定入力された内容に基づいて上記出力指示データを
更新し、この更新された出力指示データに従って上記構
造計算書を出力する構造計算書出力ステップとをコンピ
ュータに実行させることを特徴とするものである。
【0006】ここで、上記定義ファイルには、表、グラ
フおよび図の表示形式を定義した定義ファイルや、上記
構造計算書の全体構成(出力項目、順序、書式等)を定
義した定義ファイルが含まれる。また、構造計算書の表
示形式に関して利用者側で設定可能な項目としては、
表、グラフおよび図の表示形式に関する項目(種別、タ
イトル、項目名、図面サイズ、文字サイズ、線種、表示
範囲等)が含まれる他、構造計算書に挿入すべき文書
(設計方針欄等に記載される文書等)や外部図面(構造
設計概要欄等に掲載される伏図、軸組図等)の設定に関
する項目等も含まれる。
【0007】この請求項1に記載の本発明に係る構造計
算書の作成用プログラムによれば、建物の形状等を表す
基礎データに基づいて建物の構造計算が行われ、当該計
算結果に基づいて自動的に、構造計算書に出力すべき
図、グラフおよび表の判定が行われてそれに対応した構
造計算書の出力指示データが作成されるとともに、この
出力指示データに基づいて、利用者側で設定可能な項目
の入力が促され、この入力に基づいて出力指示データが
更新され、当該出力指示データに従って構造計算書が出
力されることとなる。したがって、建物に応じた構造計
算書を容易に作成することができ、構造計算の計算結果
を図や表を交えて分かり易く表示することができる。ま
た、構造計算の実行から構造計算書の出力までの一連の
処理が一括して行われることとなるので、構造計算書の
編集作業等を改めて行う必要もない。また、構造計算書
の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目を抽出
し、その項目に対する設定入力を利用者に促すようにし
たので、利用者にとって設定入力作業が容易となる。ま
た、利用者が誤って計算結果等を書き換えてしまうこと
を防止できるとともに、不正な改竄等を未然に防ぐこと
もできる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記構造計算書に出力する表、グラフ
および図の大きさと出力順序に基づいて、上記構造計算
書における各々のレイアウトを決定し、この決定に沿っ
て上記出力指示データを作成または更新することを特徴
とするものである。
【0009】この請求項2に記載の発明によれば、面倒
なレイアウトの設定が不要となり、利用者の設定入力作
業の効率化を図ることができる。なお、上記レイアウト
の決定には、構造計算書における各々の出力位置の決定
が含まれる他、図、グラフ、表の大きさ如何によって
は、各々の表示方向(縦、横)や分割(分割ライン、分
割数)等の決定も含まれる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記構造計算書の表示形式に
関して利用者側で設定可能な項目について、設定入力可
能な候補を複数表示し、その中から択一的に設定入力可
能としたことを特徴とするものである。
【0011】この請求項3に記載の発明によれば、構造
計算書の表示形式に関して利用者側で設定可能な項目に
ついて、設定入力可能な候補を複数表示し、その中から
択一的に設定入力可能としたので、利用者にとって設定
入力作業が容易となる。また、設定入力の間違いを排除
することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る構造計算書の作成用プログラムの一実施形態につい
て説明する。本発明に係る構造計算書の作成用プログラ
ムを実行するためのコンピュータは、CPU(Central
Processing Unit )、RAM(Random Access Memor
y)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクや
CD−ROM等の記憶装置、キーボードやポインティン
グデバイス等の入力装置、CRT(Cathode Ray Tube)
やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置、プ
リンタやプロッタ等の印刷装置などにより構成されて、
これら各部がバスにより接続された周知のコンピュータ
である。上記記憶装置には、本発明に係る構造計算書の
作成用プログラムを含む各種プログラムや、データベー
ス1、各種定義ファイル(図・グラフ定義ファイル2、
表定義ファイル3、全体構成定義ファイル4)等が記憶
されている。
【0013】そして、本発明に係る構造計算書の作成用
プログラムは、図2に示すように、構造計算プログラム
P0、初期データ作成プログラムP1、利用者入力支援
プログラムP2、文書処理プログラムP3、図・グラフ
作成プログラムP4等からなり、これらプログラムを上
記CPUが実行することで、図1のフローチャートに示
す各処理が順次行われるようになっている。
【0014】先ず、CPUが構造計算プログラムP0を
実行することにより、構造計算処理(構造計算ステッ
プ)S1が行われる。この構造計算処理S1では、従来
の「一貫構造計算プログラム」と同様の計算処理が行わ
れるとともに、構造計算結果や設計条件、あるいはフレ
ーム情報等をデータベース1に格納する処理が行われ
る。
【0015】次いで、初期データ作成プログラムP1を
実行することにより、初期データ作成処理(初期データ
作成ステップ)S2が行われる。この初期データ作成処
理S2では、データベース1に格納された計算結果に基
づいて、構造計算書に出力すべき図、グラフおよび表を
判定し、この判定結果と予め設定された定義ファイルと
から構造計算書の出力指示データ5(テンプレート)を
作成して記憶装置に記憶する処理が行われる。ここで、
上記定義ファイルには、図2に示すように、構造計算書
の全体構成(出力項目、順序、書式等)を定義した全体
構成定義ファイル4と、表の表示形式を定義した表定義
ファイル3と、図・グラフの表示形式を定義した図・グ
ラフ定義ファイル2とが含まれれる。
【0016】具体的に、上記図・グラフ定義ファイル2
には、例えば伏図、軸組図、剛比図、CMQ図、軸力図、
応力図、断面算定検定値図、層せん断力図、せん断力-
層間変形関係図、ヒンジ図、ヒンジステップ図、入力加
速度スペクトル図、建物保有スペクトル図、加速度地盤
増幅スペクトル図、風外力比較図、層せん断力比較図、
層せん断力分布比較図などが予め登録されている。そし
て、それら各図の出力範囲は、上記計算結果等に基づい
て決定される。例えば、フレーム形式で出力する図面に
おいては、地震時損傷限界の検証にて損傷部材が存在す
る各XYフレーム、常時使用性の検証にて検定値が高い部
材が存在するフレーム、地震時安全限界の検証にて最大
ステップヒンジが存在する各XYフレーム等が出力フレー
ムとして選択され、例えば、伏図形式で出力する図面に
おいては、1階、セットバックなど平面形状が変化する
階、常時使用性の検証にて検定値が高い部材が存在する
階、地震時損傷限界の検証にて検定値が高い部材が存在
する階等が出力階として選択される。
【0017】また、この初期データ作成処理S2におい
ては、構造計算書に出力する図や表の大きさと出力順序
に基づいて、各々のレイアウトが決定され、この決定に
沿って上記出力指示データ5が作成される。例えば、図
や表が構造計算書の1ページに納まらない場合等には、
表示方向の変更や分割等により、各々のレイアウト調整
が行われる。さらに、この初期データ作成処理S2にお
いては、後述の設定入力処理S3で設定入力される各項
目について、それぞれの標準値をデフォルト値として設
定する処理も行われる。
【0018】上記初期データ作成処理S2が終了した後
には、図1に示すように、CPUが利用者入力支援プロ
グラムP2を実行することにより、設定入力処理(設定
入力ステップ)S3が行われる。この設定入力処理S3
では、上記出力指示データ5を参照して、構造計算書の
表示形式に関して利用者側で設定可能な項目を抽出し、
その項目に対する設定入力を利用者に促す処理が行われ
る。
【0019】具体的には、図3〜図6に示すように、表
示装置に利用者入力画面が表示され、この利用者入力画
面に従って、対話形式で設定入力が行われる。この利用
者入力画面の左半部には、構造計算書の各章節のタイト
ルと各章節に含まれるオブジェクト(図、グラフ、表)
の一覧が上下にスクロール可能な状態で表示され、各タ
イトルとオブジェクトの右側には、チェックボックスお
よびアイコンが表示される。例えばチェックボックスを
マウスでクリックすることにより、利用者が設定可能な
項目については、そのチェックボックスに対応する項目
の出力/省略の設定が行われ、アイコンをダブルクリッ
クすることにより、そのアイコンに対応する項目の設定
画面が利用者入力画面の右半部に表示される。
【0020】例えば、図の表示形式に関する設定入力を
行う際には、その図に対応するアイコンをダブルクリッ
クする。すると、図3に示すように、その図に関して利
用者側で設定可能な項目が設定画面に表示される。その
際に、各項目の入力欄には上記初期データ作成処理S2
で生成されたデフォルト値が予め入力されている。ま
た、入力欄の左端等にはボタンが設けられ、当該ボタン
を操作することによって、その項目に対する設定入力が
行われるようになっている。例えば、図3の「図面種
別」の入力欄の左端等に設けられた候補表示ボタンをク
リックすると、複数の設定候補が表示され、その中の何
れかをクリックすると、そのクリックした設定候補が入
力欄に表示されるようになっている。また、図3の「文
字スケール」の入力欄の左端等に設けられた数値変更ボ
タンをクリックすると、それに応じて入力欄の数値が上
下に変化するようになっている。
【0021】また、表の表示形式に関する設定入力を行
う際には、上記図の設定入力と同様に、その表に対応す
るアイコンをダブルクリックする。すると、図4に示す
ように、その表に関して利用者側で設定可能な項目が設
定画面に表示される。また、構造計算書に挿入すべき文
書の設定入力を行う際には、その文書に対応するアイコ
ンをダブルクリックする。すると、図5に示すように、
文書の記載欄等が設定画面に表示される。この記載欄に
記載された文書は、利用者入力文書ファイル6として記
憶装置に記憶される。また、構造計算書に挿入すべき外
部図面の設定入力を行う際には、章節一覧の中の挿入箇
所に外部図面用の新規オブジェクトを作成する。する
と、図6に示すように、外部図面のタイトルおよびファ
イル7の名称を指定するための入力欄が設定画面に表示
される。
【0022】上記設定入力処理S3が終了した後には、
図1に示すように、利用者入力支援プログラムP2、文
書処理プログラムP3および図・グラフ作成プログラム
P4を実行することにより、構造計算書出力処理(構造
計算書出力ステップ)S4が行われる。この構造計算書
出力処理S4では、上記設定入力処理S3で設定入力さ
れた内容に基づいて出力指示データ5を更新する更新処
理と、更新された出力指示データ5に従って構造計算書
を出力する出力処理が行われる。上記更新処理は利用者
入力支援プログラムP2によって実行され、上記出力処
理は文書処理プログラムP3と図・グラフ作成プログラ
ムP4の連携によって実行される。
【0023】すなわち、上記出力処理において、文書処
理プログラムP3は、図2に示すように、先ず出力指示
データ5に基づいて、データベース1および表定義ファ
イル3から、表出力に関する各種データを取得し、これ
をRAM内に設けられたメモリエリアに展開する処理を
CPUに行わせる。続いて、文書処理プログラムP3
は、出力指示データ5に基づいて、図・グラフ作成プロ
グラムP4に図・グラフの作成指令を出力する処理をC
PUに行わせ、一方、図・グラフ作成プログラムP4
は、上記作成指令に基づいて、データベース1および図
・グラフ定義ファイル2から、図およびグラフの出力に
関する各種データを取得して図・グラフファイル8を作
成する処理をCPUに行わせる。
【0024】次いで、文書処理プログラムP3は、図・
グラフファイル8、外部図面ファイル7および利用者入
力文書ファイル6を読み込み、これらをRAM内のメモ
リエリアに展開するとともに、データベース1からエラ
ー状況・概要等のデータを取得してRAM内のメモリエ
リアに展開する処理をCPUに行わせる。次いで、文書
処理プログラムP3は、全体構成定義ファイル4および
出力指示データ5に基づき、RAM内のメモリエリアに
展開された各情報を統合して構造計算書ファイル9を作
成しこれを記憶装置に記憶する処理をCPUに行わせ
る。その後、文書処理プログラムP3は、表示装置に表
示する構造計算書の表示データ、印刷装置に出力する印
刷データを生成して、表示装置、印刷装置に出力する処
理をCPUに行わせる。これにより、表示装置の表示画
面上に構造計算書の出力イメージが表示されるととも
に、現物の構造計算書が印刷装置によって印刷される。
【0025】以上のように、上記構成からなる構造計算
書の作成用プログラムによれば、建物の基礎データに基
づいて構造計算を実行し、当該計算結果をデータベース
1に格納する構造計算処理S1と、データベース1に格
納された計算結果に基づいて、構造計算書に出力すべき
図、グラフおよび表を判定し、この判定結果と予め設定
された定義ファイル2、3、4とから構造計算書の出力
指示データ5を作成する初期データ作成処理S2と、出
力指示データ5を参照して、構造計算書の表示形式に関
して利用者側で設定可能な項目を抽出し、その項目に対
する設定入力を利用者に促す設定入力処理S3と、この
設定入力処理S3で設定入力された内容に基づいて上記
出力指示データ5を更新し、この更新された出力指示デ
ータ5に従って構造計算書を出力する構造計算書出力処
理S4とをコンピュータに実行させるので、建物に応じ
た構造計算書を容易に作成することができ、しかも構造
計算の計算結果を図や表を交えて分かり易く表示するこ
とができる。
【0026】また、構造計算の実行から構造計算書の出
力までの一連の処理が一括して行われることとなるの
で、構造計算書の編集作業等を改めて行う必要もない。
また、構造計算書の表示形式に関して利用者側で設定可
能な項目を抽出し、その項目に対する設定入力を利用者
に促すようにしたので、利用者にとって設定入力作業が
容易となる。また、利用者が誤って計算結果等を書き換
えてしまうことを防止できるとともに、不正な改竄等を
未然に防ぐこともできる。また、上記設定に際して、設
定入力可能な候補を複数表示し、その中から択一的に設
定入力可能としたので、設定入力の間違いを排除するこ
ともできる。
【0027】また、構造計算書に出力する表、グラフお
よび図の大きさと出力順序に基づいて、構造計算書にお
ける各々のレイアウトを決定し、この決定に沿って出力
指示データ5を作成または更新するようにしたので、面
倒なレイアウトの設定が不要となり、利用者の設定入力
作業の効率化を図ることができる。また、本実施形態で
は、構造計算処理S1において、構造計算の計算結果等
をデータベース1に格納するようにしたので、後段の処
理システムの拡張性や自由度を高めることができる。
【0028】なお、本実施形態においては、構造計算書
の作成用プログラムを、構造計算プログラムP0、初期
データ作成プログラムP1、利用者入力支援プログラム
P2、文書処理プログラムP3、図・グラフ作成プログ
ラムP4等により構成したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、上記構造計算処理S1、初期データ作
成処理S2、設定入力処理S3および構造計算書出力処
理S4をコンピュータに実行させることが可能なプログ
ラムであれば、如何なる形態のプログラムであってもよ
い。例えば、ワードプロセッサやアウトラインプロセッ
サなどのアプリケーションプログラムを介してコンピュ
ータに上記初期データ作成処理S2、設定入力処理S3
および構造計算書出力処理S4をコンピュータに実行さ
せるマクロによって、上記初期データ作成プログラムP
1、利用者入力支援プログラムP2および文書処理プロ
グラムP3等を構成することも可能である。ちなみに、
標準的なワードプロセッサのマクロで上記初期データ作
成プログラムP1、利用者入力支援プログラムP2およ
び文書処理プログラムP3等を構成すれば、プログラム
の開発や利用に関わるコストを大幅に抑制することが可
能になる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明に係る構造計算書の作成用プログラムによれば、
建物に応じた構造計算書を容易に作成することができ、
構造計算の計算結果を図や表を交えて分かり易く表示す
ることができる。また、利用者が誤って計算結果等を書
き換えてしまうことを防止できるとともに、不正な改竄
等を未然に防ぐことができる。請求項2に記載の発明に
よれば、面倒なレイアウトの設定が不要となり、利用者
の設定入力作業の効率化を図ることができる。請求項3
に記載の発明によれば、各設定項目に対する設定入力が
容易となり、設定入力の間違いを可及的になくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造計算書の作成用プログラムに
よって実行される処理の概要を示すフローチャートであ
る。
【図2】本発明に係る構造計算書の作成用プログラムの
実行手順の一実施形態を示す図である。
【図3】図1の設定入力処理S3において表示装置に表
示される利用者入力画面の表示例を示す図で、図の表示
形式に関する項目の設定入力を行うときの状態を示して
いる。
【図4】図1の設定入力処理S3において表示装置に表
示される利用者入力画面の表示例を示す図で、表の表示
形式に関する項目の設定入力を行うときの状態を示して
いる。
【図5】図1の設定入力処理S3において表示装置に表
示される利用者入力画面の表示例を示す図で、挿入文書
の設定入力を行うときの状態を示している。
【図6】図1の設定入力処理S3において表示装置に表
示される利用者入力画面の表示例を示す図で、外部図面
の設定入力を行うときの状態を示している。
【符号の説明】
1 データベース 2 図・グラフ定義ファイル 3 表定義ファイル 4 全体構成定義ファイル 5 出力指示データ P0 構造計算プログラム P1 初期データ作成プログラム P2 利用者入力支援プログラム P3 文書処理プログラム P4 図・グラフ作成プログラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の基礎データに基づいて構造計算を実
    行し、当該計算結果をデータベースに格納する構造計算
    ステップと、 上記データベースに格納された計算結果に基づいて、構
    造計算書に出力すべき図、グラフおよび表を判定し、こ
    の判定結果と予め設定された定義ファイルとから上記構
    造計算書の出力指示データを作成する初期データ作成ス
    テップと、 上記出力指示データを参照して、上記構造計算書の表示
    形式に関して利用者側で設定可能な項目を抽出し、その
    項目に対する設定入力を利用者に促す設定入力ステップ
    と、 この設定入力ステップで設定入力された内容に基づいて
    上記出力指示データを更新し、この更新された出力指示
    データに従って上記構造計算書を出力する構造計算書出
    力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴と
    する構造計算書の作成用プログラム。
  2. 【請求項2】上記構造計算書に出力する表、グラフおよ
    び図の大きさと出力順序に基づいて、上記構造計算書に
    おける各々のレイアウトを決定し、この決定に沿って上
    記出力指示データを作成または更新することを特徴とす
    る請求項1に記載の構造計算書の作成用プログラム。
  3. 【請求項3】上記構造計算書の表示形式に関して利用者
    側で設定可能な項目について、設定入力可能な候補を複
    数表示し、その中から択一的に設定入力可能としたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の構造計算書の作
    成用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275347A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Sekkeishitsu Soil:Kk 小規模建築物の基礎・地盤補強設計プログラム
JP2010211431A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Sekisui Chem Co Ltd 構造出力システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009275347A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Sekkeishitsu Soil:Kk 小規模建築物の基礎・地盤補強設計プログラム
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