JP6225994B2 - 情報入力装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報入力装置、制御方法、及びプログラムに関する。
複数の入力エリアに対して情報の入力を受け付ける情報入力装置がある。例えば入力エリアは、テキストボックスである。ユーザは、情報を入力したい入力エリアを選択し、その入力エリアに対して入力を行う。
このようなユーザによる情報入力の労力を軽減するための研究が行われている。例えば特許文献1は、表示画面上に一部の入力エリアのみが表示される装置において、入力対象のエリアを表示する操作にかかる労力を軽減する技術を開示している。特許文献1記載の診療支援装置は、入力エリアのグループを複数有している。そして、この診療支援装置は、あるグループの入力エリアに位置していた入力カーソルが次のグループの先頭に位置する入力エリアへ移動した場合に、移動先の入力エリアが表示画面の先頭に表示されるように、画面表示を変更する。
特開2003−288414号公報
情報入力装置によって表示される複数の入力エリアは、ユーザが情報を入力したい順番に並んでいるとは限らない。情報を入力したい順番と異なる順番で入力エリアが表示される場合、ユーザは、表示される順番とは異なる順番で各入力エリアに情報を入力する。つまり、一部の入力エリアに対する入力が完了する前に、その入力エリアよりも後に表示される入力エリアに対して、先に入力を行う。
入力が完了していない入力エリアに対して後で入力を行う場合、ユーザは、どの入力エリアに対する入力が完了していないのかを覚えておいたり、入力が完了していない入力エリアを探す操作を行ったりする必要がある。このような作業は、ユーザにとって労力を要する。
特許文献1の場合、ユーザは、表示される順番に従って入力エリアに対して入力を行うことを想定している。そのため、特許文献1には、表示される順番と異なる順番で入力エリアに対して入力を行う場合におけるユーザの労力を軽減する方法が開示されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、情報入力装置において、表示順とは異なる順番で入力エリアに対して入力を行う場合におけるユーザの労力を軽減する技術を提供することである。
本発明が提供する情報入力装置は、複数の入力エリアを表示順に従って表示する表示実行手段と、前記入力エリアに対する入力の状態を検出する入力状態検出手段と、前記入力エリアに対する所定操作を検出する操作検出手段と、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際に、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する表示順変更手段と、を有する。
本発明が提供する制御方法は、情報入力装置として動作するコンピュータによって実行される。当該制御方法は、複数の入力エリアを表示順に従って表示する表示実行ステップと、前記入力エリアに対する入力の状態を検出する入力状態検出ステップと、前記入力エリアに対する所定操作を検出する操作検出ステップと、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際に、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する表示順変更ステップと、を有する。
本発明が提供するプログラムは、コンピュータに、本発明が提供する情報入力装置として動作する機能を持たせる。このプログラムは、このコンピュータに、本発明が提供する情報入力装置が備える各機能構成部の機能を持たせる。
本発明によれば、情報入力装置において、表示順とは異なる順番で入力エリアに対して入力を行う場合におけるユーザの労力を軽減する技術が提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
実施形態1に係る情報入力装置を例示するブロック図である。 実施形態1に係る情報入力装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。 実施形態1の情報入力装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施例1の情報入力装置によって表示画面上に表示される入力エリアを例示する図である。 実施形態2に係る情報入力装置を例示するブロック図である。 表示順格納部に格納されている情報をテーブル形式で例示する図である。 実施形態2の情報入力装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態3に係る情報入力装置を例示するブロック図である。 実施形態3の情報入力装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態4に係る情報入力装置を例示するブロック図である。 実施例2の情報入力装置によって表示画面上に表示される入力エリアを例示する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る情報入力装置2000を例示するブロック図である。図1において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図1において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
情報入力装置2000は、表示画面10上に、入力エリアを表示する。入力エリアとは、ユーザによる入力操作を受け付けるエリアである。例えば入力エリアは、テキストボックス、チェックボックス、又はラジオボックスなどである。また入力エリアは、複数のテキストボックス等を包含するパネルやウインドウ等であってもよい。
表示画面10は、情報入力装置2000の内部に設けられていてもよいし、情報入力装置2000の外部に設けられていてもよい。図1は、情報入力装置2000の外部に表示画面10が設けられている場合を示している。
情報入力装置2000は、種々の計算機である。例えば情報入力装置2000は、携帯電話やタブレット PC(Personal Computer)などの携帯端末である。また、情報入力装置2000は、デスクトップ PC やサーバ計算機などであってもよい。
情報入力装置2000は、表示実行部2020、入力状態検出部2040、操作検出部2050、及び表示順変更部2060を有する。以下、これら機能構成部について説明する。
<表示実行部2020>
表示実行部2020は、表示画面10上に、複数の入力エリアを表示順に従って表示する。
<入力状態検出部2040>
入力状態検出部2040は、入力エリアに対する入力の状態を検出する。
<操作検出部2050>
操作検出部2050は、入力エリアに対する所定操作を検出する。入力エリアに対する所定操作は、「その入力エリアに対する入力を終了する」という、情報入力装置2000のユーザの意志を表す操作である。ただし、ここでいう、「入力を終了する」とは、入力が完了しているために入力を終了する場合と、入力が未完了であるがその入力エリアに対する入力を一旦保留する場合の両方を含む。
<表示順変更部2060>
表示順変更部2060は、入力エリアに対する所定操作が検出された際に、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する。例えば表示順変更部2060は、所定操作が行われた入力エリアの表示順を、全ての入力エリアの中で最も遅くなるように変更する。
以上の構成により、本実施形態の情報入力装置2000によれば、入力が未完了である時に所定操作が行われた入力エリアの表示順が、現在の表示順よりも後に変更される。そのため、この入力エリアは、情報入力装置2000のユーザの視点からすると、他の入力エリアに対して情報を入力していく過程において、現在よりも後の時点で再度表示される。そのため、ユーザは、入力が完了していない入力エリアを自らの操作によって再度表示させたり、入力が完了していない入力エリアを探したりする必要が無く、入力が完了していない入力エリアに対して自然な流れで入力を行うことができる。その結果、表示順とは異なる順序で入力エリアに対して入力を行う場合におけるユーザの労力が軽減される。
<ハードウエア構成>
情報入力装置2000が有する各機能構成部は、例えば、個々に又は複数組み合わせられた状態で、少なくとも1つのハードウエア構成要素として実現される。その他にも例えば、各機能構成部は、少なくとも1つのソフトウエア構成要素として実現される。その他にも例えば、各機能構成部は、ハードウエア構成要素とソフトウエア構成要素の組み合わせにより実現される。
図2は、実施形態1に係る情報入力装置2000のハードウエア構成を例示するブロック図である。図2において、情報入力装置2000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、及びストレージ1080を有する。
バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、及びストレージ1080が相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1040は、例えば CPU (Central Processing Unit) や GPU (Graphics Processing Unit) などの演算処理装置である。メモリ1060は、例えば RAM (Random Access Memory) や ROM (Read Only Memory) などのメモリである。ストレージ1080は、例えばハードディスク、SSD (Solid State Drive)、メモリカードなどの記憶装置である。また、ストレージ1080は、RAM や ROM 等のメモリであってもよい。
表示実行モジュール1220は、情報入力装置2000に、表示実行部2020の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、表示実行モジュール1220を実行することで、表示実行部2020の機能を実現する。
入力状態検出モジュール1240は、情報入力装置2000に、入力状態検出部2040の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、入力状態検出モジュール1240を実行することで、入力状態検出部2040の機能を実現する。
操作検出モジュール1250は、情報入力装置2000に、操作検出部2050の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、操作検出モジュール1250を実行することで、操作検出部2050の機能を実現する。
表示順変更モジュール1260は、情報入力装置2000に、表示順変更部2060の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、表示順変更モジュール1260を実行することで、表示順変更部2060の機能を実現する。
例えばプロセッサ1040は、上記各モジュールをメモリ1060上に読み出して実行する。ただし、プロセッサ1040は、上記各モジュールを、メモリ1060上に読み出さずに実行してもよい。
ストレージ1080は、上記各モジュールを格納する。
情報入力装置2000のハードウエア構成は、図2に示した構成に限定されない。例えば、上記各モジュールは、メモリ1060に格納されてもよい。この場合、情報入力装置2000は、ストレージ1080を備えていなくてもよい。
<処理の流れ>
図3は、実施形態1の情報入力装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。ステップS102において、表示実行部2020は、表示順に従って入力エリアを表示する。ステップS104において、操作検出部2050は、入力エリアに対する所定操作を検出する。ステップS106において、入力状態検出部2040は、所定操作が行われた入力エリアに対する入力の状態を検出する。ステップS108において、表示順変更部2060は、所定操作が行われた入力エリアに対する入力が未完了であるか否かを判定する。所定操作が行われた入力エリアに対する入力が未完了でない場合(ステップS108:NO)、図3の処理は終了する。一方、所定操作が行われた入力エリアに対する入力が未完了である場合(ステップS108:YES)、図3の処理はステップS110に進む。ステップS110において、表示順変更部2060は、所定操作が行われた入力エリアの表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する。
以下、本実施形態の情報入力装置2000について、さらに詳細に説明する。
<表示実行部2020の詳細>
例えば表示実行部2020は、入力エリアに対する所定操作が検出された場合、その入力エリアを表示している位置に、表示順がその入力エリアの次である他の入力エリアを表示する。情報入力装置2000のユーザの視点からすると、入力エリアに対する入力を終了するための操作を行うことで、その入力エリアが表示されていた位置に次の入力エリアが自動的に表示される。例えば、入力エリアが垂直方向の下に向けて順に表示されている場合、表示実行部2020は、入力エリアに対して所定操作を行うと、次の入力エリアを上へせり上げるようにする。このようにすることで、ユーザは次の入力対象の入力エリアを表示するための明示的な操作(例:スクロール操作)を行う必要がないため、ユーザの負担が軽減される。
なおこの際、表示実行部2020は、所定操作が行われた入力エリアに対する入力にエラーがある場合、その入力エリアの表示位置を変更しなくてもよい。このようにすることで、情報入力装置2000のユーザは、所定操作を行った入力エリアに対する入力に、エラーがあることを知ることができる。ただし、表示実行部2020は、所定操作が行われた入力エリアに対する入力にエラーがあるか否かに関わらず、その入力エリアを表示している位置に、表示順がその入力エリアの次である他の入力エリアを表示してもよい。
また、表示実行部2020は、入力エリアに対する所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力が完了している場合、その入力エリアを表示画面10上に表示しないようにしてもよい。このようにすることで、表示画面10上には、入力が未完了である入力エリアのみが表示されるため、入力が未完了である入力エリアの視認性が高くなる。その結果、情報入力装置2000のユーザは、入力が未完了である入力エリアを容易に認識できる。また、全ての入力エリアに対する入力が完了した場合、全ての入力エリアが表示されなくなる。その結果、ユーザは、全ての入力作業が完了したことを容易に認識できる。これらのことから、ユーザによる入力忘れを防ぐことができる。
<表示順変更部2060の詳細>
例えば表示順変更部2060は、入力エリアに対する所定操作が検出された場合、その入力エリアが表示画面10上に表示されなくなるように、その入力エリアの表示順を変更する。これにより、表示画面10上に表示される他の入力エリアの視認性が向上する。
その他にも例えば、表示順変更部2060は、入力エリアに対する所定操作が検出された場合、表示画面10上おけるその入力エリアの表示位置が変更されるように、その入力エリアの表示順を変更する。この場合、表示順変更部2060は、その入力エリアが表示画面10上の目立たない領域(例:画面の隅)に表示されるように、その入力エリアの表示順を変更することが好ましい。このように、所定操作が行われた入力エリアの表示位置を表示画面10上の目立たない領域に変更する場合にも、その他の入力エリアの視認性が向上する。
ただし、表示順変更部2060は、所定操作が行われた入力エリアに対する入力にエラーがある場合、その入力エリアの表示順を変更しなくてもよい。こうすることで、ユーザは、入力エリアに対して所定操作を行った際、その入力エリアが同じ位置に表示され続けるか否かによって、その入力エリアに対する入力にエラーがあるか否かを知ることができる。
<入力状態の詳細>
「入力エリアに対する入力が未完了である状態」は、例えば入力エリアに情報が入力されていない状態や、入力文字数(最大入力文字数や最小入力文字数)に制限がある入力エリアに対して制限に違反する入力がされている状態などである。また、「入力エリアに対する入力が未完了である状態」は、その入力エリアに対する入力にエラーがある状態を含んでもよい。「入力エリアに対する入力にエラーがある状態」は、例えば入力可能な文字形式(半角文字、全角文字、日本語、又はアルファベットなど)に制限がある入力エリアに対して制限に違反する入力がされている状態などである。また、「入力エリアに対する入力にエラーがある状態」は、前述した、入力文字数に制限がある入力エリアに対して制限に違反する入力がされている状態を含んでもよい。
<操作検出部2050の詳細>
操作検出部2050が検出する所定操作は様々である。例えば入力エリアに対する所定操作は、その入力エリアに対して所定時間以上継続して行う接触操作又はクリック操作である。ここで、入力エリアに対する接触操作とは、表示画面10上に表示されているその入力エリアを操作体によって触れる操作のことである。操作体は、人の身体の一部(例:指)や、タッチペンなどの物体である。また例えば、入力エリアに対する所定操作は、その入力エリアに対して複数回連続で行われる接触操作又はクリック操作である。例えばこの操作は、ダブルタップやダブルクリックなどである。なお、接触操作を検知する方法は既知の技術であるため、説明を省略する。
なお、情報入力装置2000は、入力エリアの表示を変化させる(表示、削除、又は表示位置の変更など)際に、アニメーションによって表示の変化を表しても良い。例えば、入力エリアを表示画面10上の別の位置に変更する場合、情報入力装置2000は、その入力エリアが元の表示位置から次の表示位置へ移動するアニメーションを実行する。このようにアニメーションを利用することで、ユーザは入力エリアの表示の変化を直感的に認識することができる。
<実施例1>
実施例を通じて、本実施形態の情報入力装置2000が行う動作を説明する。図4は、実施例1の情報入力装置2000によって表示画面10上に表示される入力エリアを例示する図である。本実施例において、情報入力装置2000は、入力エリアA〜Zを有している。図4において、入力エリアAは2つのテキストボックスを含み、入力エリアB及びCは1つのテキストボックスを含み、入力エリアDは1つのテキストボックスと4つの選択肢から成るラジオボタンを1つ含み、入力エリアZは2つのチェックボックスを有している。初期状態における入力エリアA〜Zの表示順は、アルファベットの昇順になっているとする。つまり、入力エリアAの表示順が最も早く、入力エリアZの表示順が最も遅い。本実施例において、入力エリアに対して所定操作が行われた際に、その入力エリアに対する入力が未完了であった場合、表示順変更部2060はその入力エリアの表示順を最も遅い表示順にする。
図4(a)は、ユーザが情報入力装置2000に対する操作を行う前における表示画面10上の表示を表す図である。図4(a)の場合、入力エリアA、B、及びCが表示画面10上に表示されている。
図4(a)の状態において、ユーザが、入力エリアAに対して所定操作を行ったとする。この時、まだ入力エリアAに対して入力が行われていないとする。この場合、入力エリアAに対する入力は未完了であるため、表示順変更部2060は、入力エリアAの表示順を最も遅い表示順に変更する。つまり、表示順変更部2060は、入力エリアAの表示順を、入力エリアZの表示順の次に変更する。
図4(b)は、入力エリアAの表示順が変更された後における表示画面10上の表示を表す図である。表示順変更部2060によって入力エリアAの表示順が変更された結果、入力エリアAが表示されなくなったスペースを埋めるように、その他の入力エリアが下からせり上がるように移動される。その結果、表示画面10上の表示は、図4(b)のようになる。
図4(c)は、図4(b)の状態から更に情報入力装置2000に対する入力を続けた後における表示画面10上の表示を表す図である。入力エリアB〜Yについては既に、入力を完了した後で所定操作が行われている。その結果、図4(c)において表示画面10上に表示されているのは、まだ入力が完了していない入力エリアAとZのみとなっている。そして、図4(a)の状態において入力エリアAの表示順が変更されたため、入力エリアAは入力エリアZの次に表示されている。
このように、ユーザは、入力が完了していない状態で所定操作を行った入力エリアAに対する入力を後から行うことができる。そのため、ユーザは、入力が完了していない状態で所定操作を行った入力エリアに対する入力を、自然な流れで忘れることなく行うことができる。また本実施例では、入力が完了している入力エリアが表示画面10上に表示されないため、入力が完了していない入力エリアの視認性が高くなっている。さらに本実施例では、入力エリアに対して所定操作を行った場合に、次以降の入力エリアが自動的に下からせりあがってくるため、ユーザが行う操作が少なくなり、ユーザの負担が軽減されている。
<作用・効果>
以上の構成により、本実施形態の情報入力装置2000によれば、入力が完了していない状態で所定操作が行われた入力エリアの表示順が、現在の表示順よりも後に変更される。そのため、情報入力装置2000のユーザは、各入力エリアに対して情報を入力していく過程において、現在よりも後の時点で、入力が完了していない状態で所定操作が行われた入力エリアに対して再度入力を行うことができる。ユーザの視点からすると、入力を保留した入力エリアを自らの操作によって再度表示させたり、入力を保留した入力エリアを探したりする必要が無いため、入力を保留した入力エリアに対して自然な流れで再度入力を行うことができる。その結果、表示順とは異なる順序で入力エリアに対して入力を行う場合におけるユーザの労力が軽減される。
本実施形態の情報入力装置2000のユースケースとして、建物における設備点検がある。例えば情報入力装置2000は、各設備の点検結果を入力するエリアとして、入力エリアを表示する。例えば1つの設備に関する点検結果は、1つの入力エリアに対応する。
ここで、点検を行う作業者が各設備をどのような順番で点検するのかは、予め把握できない場合がある。そのため、情報入力装置2000が表示する各設備の順番と、作業者が点検を行う設備の順番とは、異なることがある。
本実施形態の情報入力装置2000を用いれば、ユーザは、点検したい設備に対応する入力エリアが表示されている場合はその入力エリアに対して入力を行った後で所定操作を行い、点検したい設備とは別の設備に対応する入力エリアが表示されている場合は、その入力エリアに対する入力が未完了の状態で所定操作を行う。そして、入力が未完了の状態で所定操作が行われた入力エリアは、現在よりも後の表示順で表示される。そのため作業者は、各設備の点検を入力エリアの表示順とは関係ない順番で行いつつ、各設備に関する点検結果を自然な流れで忘れずに入力することができる。
[実施形態2]
図5は、実施形態2に係る情報入力装置2000を例示するブロック図である。図5において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図5において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
<表示順取得部2080>
実施形態2の情報入力装置2000は、表示順取得部2080を有する。表示順取得部2080は、各入力エリアの表示順を格納している表示順格納部20から、各入力エリアの表示順を取得する。ここで、表示順格納部20は、情報入力装置2000の内部に設けられていても良いし、情報入力装置2000の外部に設けられていてもよい。図5の場合、表示順格納部20は、情報入力装置2000の外部に設けられている。
図6は、表示順格納部20に格納されている情報をテーブル形式で例示する図である。以下、図6に示されている情報を、表示順情報テーブル100と表記する。表示順情報テーブル100は、入力エリア ID 102及び表示順104という2つの列を有する。表示順情報テーブル100の各レコードは、入力エリア ID 102で特定される入力エリアの表示順を、表示順104に示す。例えば図6において、表示順情報テーブル100の1行目のレコードは、area A という ID を持つ入力エリアの表示順が1であることを示す。
<表示実行部2020>
表示実行部2020は、表示順取得部2080によって取得された表示順に従って、各入力エリアを表示する。
表示実行部2020が表示順取得部2080によって取得された表示順に従って入力エリアを表示する方法は様々である。例えば表示実行部2020は、表示順が早い入力エリアから順に、入力エリアを垂直方向や水平方向に並べて表示する。表示順に従って入力エリアを表示する方法は、情報入力装置2000に対して予め設定されていてもよいし、外部から手動又は自動で入力されてもよい。また、情報入力装置2000は、この方法を外部から取得してもよい。
全ての入力エリアを表示画面10上に一度に表示できない場合、例えば表示実行部2020は、スクロールバーなどを用いた操作を受け付けることで、表示画面10上に表示する入力エリアを変更する。スクロール操作等に応じて表示する入力エリアを変更する技術は、既知の技術であるため、詳細な説明を省略する。
その他にも例えば、表示実行部2020は、複数の入力エリアを複数のページに分けて表示してもよい。この場合、例えば表示実行部2020は、表示順が早い入力エリアほど、ページ番号が小さいページに表示する。
<表示順変更部2060>
表示順変更部2060は、入力エリアに対する所定操作が検出された際に、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、表示順格納部20に格納されているその入力エリアの表示順を変更する。具体的には、表示順変更部2060は、その入力エリアの表示順が、現在の表示順よりも後になるように、表示順を変更する。例えば入力エリアの表示順が、表示順情報テーブル100によって示されるように数値で表されているとする。この場合、表示順変更部2060は、所定操作が行われた入力エリアの表示順に対して1以上の数値を加算することで、その入力エリアの表示順を現在の表示順よりも後の表示順に変更する。
<処理の流れ>
図7は、実施形態2の情報入力装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。図7のステップS104〜S108はそれぞれ、図3のステップS104〜S108と同様の処理を行うステップである。そのため、これらのステップについては説明を省略する。
ステップS202において、表示順取得部2080は、表示順格納部20から各入力エリアの表示順を取得する。ステップS204において、表示実行部2020は、取得した表示順に従って各入力エリアを表示する。
ステップS108の処理結果がYESの場合、ステップS206が実行される。ステップS206において、表示順変更部2060は、所定操作が行われた入力エリアについて、表示順格納部20に格納されているその入力エリアの表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する。
<作用・効果>
本実施形態の場合、各入力エリアの表示順が表示順格納部20に格納されている。そのため、各入力エリアを予め意図した順番で表示できる。また、表示順情報テーブル100に示すように、入力エリアの表示順が数値で表されている場合、表示順変更部2060は、所定操作が行われた入力エリアの表示順に1以上の数値を加算する処理を行うことで、その入力エリアの表示順を現在の表示順よりも後の表示順に変更できる。したがって、表示順変更部2060が容易な処理で所定操作が行われた入力エリアの表示順を変更できるため、表示順変更部2060による処理にかかる時間が短い。
[実施形態3]
図8は、実施形態3に係る情報入力装置2000を例示するブロック図である。図8において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図8において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
<レイアウト取得部2100>
実施形態3の情報入力装置2000は、レイアウト取得部2100を有する。レイアウト取得部2100は、レイアウト格納部30からレイアウト情報を取得する。レイアウト情報は、複数の入力エリアの相対的な位置関係を示す情報である。ここで、レイアウト情報格納部30は、情報入力装置2000の内部に設けられていても良いし、情報入力装置2000の外部に設けられていてもよい。図8の場合、レイアウト情報格納部30は、情報入力装置2000の外部に設けられている。
例えばレイアウト情報は、HTML(Hyper Text Markup Language)言語や XML(Extensible Markup Language)言語などで記述された情報である。ただし、レイアウト情報は、これらの言語で記述された情報に限定されない。
<表示実行部2020>
実施形態3の表示実行部2020は、レイアウト情報に示されている位置関係に基づく表示順で、入力エリアを表示する。
例えばレイアウト情報が、入力エリアを垂直方向に並べて表示することを示しているとする。この場合、例えば表示実行部2020は、レイアウト情報における位置がより上方である入力エリアほど、表示順を早くする。また例えばレイアウト情報が、入力エリアを水平方向に並べて表示することを示しているとする。この場合、例えば表示実行部2020は、レイアウト情報における位置がより左方である入力エリアほど、表示順を早くする。ただし、レイアウト情報における位置と表示順との対応付けは、この方法に限定されない。
また、レイアウト情報が、入力エリアを水平方向にも垂直方向にも並べることを示しているとする。この場合、例えば表示実行部2020は、数式(1)又は数式(2)を用いて、入力エリアの表示順を決定する。P(i,j) は、垂直方向i行目、水平方向j列目に位置する入力エリアの表示順である。数式(1)において、n(k) は k行目において水平方向に表示される入力エリアの総数である。また、数式(2)において、m(k) は k列目において垂直方向に表示される入力エリアの総数である。
Figure 0006225994
上記数式(1)を用いる方法は、レイアウト情報によって示される入力エリア等を表示する全体の領域(例:Web ページ全体)が、垂直方向に長い場合に適している。一方、数式(2)を用いる方法は、レイアウト情報によって示される入力エリア等を表示する全体の領域が、水平方向に長い場合に適している。数式(1)と(2)のどちらを利用するのかは、レイアウト情報に示されていてもよい。
表示実行部2020は、入力エリア等を表示する全体の領域が垂直方向と水平方向のどちらに長いのかを、レイアウト情報から割り出してもよい。例えば、表示実行部2020は、水平方向に表示する入力エリアの数や大きさと、垂直方向に表示する入力エリアの数や大きさを比較することで、入力エリアが垂直方向と水平方向のどちらに長いのかを割り出す。この場合、表示実行部2020は、入力エリア等を表示する全体の領域が垂直方向と水平方向のどちらに長いのかに応じて、数式(1)と(2)のどちらを利用するのかを決定してもよい。
<表示順変更部2060>
実施形態3の表示順変更部2060は、所定操作が行われた入力エリアについて、その入力エリアの表示順が現在の表示順よりも後の表示順となるように、レイアウト情報に示されている位置関係におけるその入力エリアの位置を変更する。
例えばレイアウト情報が、入力エリアを垂直方向に並べて表示することを示しているとする。この場合、例えば表示実行部2020は、所定操作が行われた入力エリアの位置を、現在の位置よりも下方の位置に変更する。また例えばレイアウト情報が、入力エリアを水平方向に並べて表示することを示しているとする。この場合、例えば表示実行部2020は、所定操作が行われた入力エリアの位置を、現在の位置よりも右方の位置に変更する。
<処理の流れ>
図9は、実施形態3の情報入力装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。図9のステップS104〜S108はそれぞれ、図3のステップS104〜S108と同様の処理を行うステップである。そのため、これらのステップについては説明を省略する。
ステップS302において、レイアウト取得部2100は、レイアウト格納部30からレイアウト情報を取得する。ステップS304において、表示実行部2020は、レイアウト情報に基づく表示順で入力エリアを表示する。
ステップS108の処理結果がYESの場合、ステップS306が実行される。ステップS306において、表示順変更部2060は、所定操作が行われた入力エリアについて、その入力エリアの表示順が現在の表示順よりも後の表示順となるように、その入力エリアの位置を変更する。
<作用・効果>
本実施形態によれば、入力が保留された入力エリアについて、その入力エリアの表示順が現在の表示順よりも後の表示順となるように、レイアウト情報に示されている位置関係におけるその入力エリアの位置が変更される。このように、入力が保留された入力エリアのレイアウト上における位置を変更するようにすることで、入力が保留された入力エリアをどのように表示するのかを、柔軟に決めることができる。
[実施形態4]
図10は、実施形態4に係る情報入力装置2000を例示するブロック図である。図10において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図10において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
実施形態4の情報入力装置2000は、応答部2120を有する。応答部2120は、入力エリアに対する所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力の状態に基づいて、その入力エリアの色又は大きさを変更する。
応答部2120は、所定操作が行われた入力エリアについて、その入力エリアに対する入力が完了しているか否か、及びその入力エリアに対する入力にエラーがあるか否かのいずれか1つ以上に応じて、入力エリアの色を変更する。例えば応答部2120は、入力エリアに対する入力が完了している場合、入力エリアの色を、正常な状態を知覚させる色(例:青や緑など)に変更する。また例えば、応答部2120は、入力エリアに対する入力が未完了であり、かつ入力にエラーがない場合、入力エリアの色を、注意を促す色(例:黄色など)に変更する。また例えば、応答部2120は、入力エリアに対する入力が未完了であり、かつ入力にエラーがある場合、入力エリアの色を、異常を知覚させる色(例:赤色など)に変更する。こうすることで、情報入力装置2000のユーザは、入力エリアの色の変化によって、入力エリアに対する入力が完了しているか否か、及び入力エリアに対する入力にエラーが含まれているか否かを直感的に知ることができる。
応答部2120は、所定操作が行われた入力エリアについて、その入力エリアに対する入力が完了しているか否か、及びその入力エリアに対する入力にエラーがあるか否かのいずれか1つ以上に応じて、入力エリアの大きさを変更する。例えば応答部2120は、1)入力が未完了でありかつ入力にエラーがある場合、2)入力が未完了でありかつ入力にエラーがない場合、3)入力が完了している場合の順に、大きさを小さくする。なお、応答部2120は、入力が未完了でありかつ入力にエラーがある場合、入力エリアの大きさを変更しなくてもよい。こうすることで、情報入力装置2000のユーザは、入力エリアの大きさの変化によって、所定操作を行った入力エリアに対する入力にエラーがあるか否かを直感的に知ることができる。入力エリアの大きさが小さくなると、ユーザの視点からは、入力エリアが奥に押し込まれたように見える。さらに、入力エリアが奥に押し込まれると、ユーザの視点からは、入力が正しく受け付けられたように見える。そこで応答部2120は、上記の順に従った大きさに、入力エリアの大きさを変更する。
<実施例2>
実施例を通じて、本実施形態の情報入力装置2000が行う動作を説明する。図11は、実施例2の情報入力装置2000によって表示画面10上に表示される入力エリアを例示する図である。図4(a)は初期状態を表している。
本実施例において、ユーザが入力エリアを一度タップすると、応答部2120は、その入力エリアに対する入力の状態に応じて入力エリアの色と大きさを変更する。まず、応答部2120は、入力エリアに対する入力にエラーが含まれていなければ、入力エリアの大きさを小さくすることで、奥に押し込まれたような見た目にする。ただし応答部2120は、入力エリアに対する入力が完了している場合、入力エリアに対する入力が完了していない場合よりも、入力エリアの大きさを小さくする。また、入力エリアに対する入力にエラーが含まれている場合、応答部2120は入力エリアの大きさを変更しない。
また応答部2120は、入力エリアがタップされた場合に、入力エリアの色を次の様に変更する。入力エリアに対する入力が完了している場合、応答部2120はその入力エリアの色を青色に変更する。入力エリアに対する入力が未完了であり、かつその入力エリアに対する入力にエラーが含まれていない場合、応答部2120は、その入力エリアを黄色に変更する。入力エリアに対する入力が未完了であり、かつその入力エリアに対する入力にエラーが含まれている場合、応答部2120は、その入力エリアを赤色に変更する。ここで、図11において、青色は左斜め下方向の斜線で表されており、黄色は右斜め下方向の斜線で表されており、赤色はドット柄で表されている。
そして、ユーザに一度タップされたことにより色と大きさが変更されている入力エリアがもう一度ユーザにタップされると、表示実行部2020や表示順変更部2060は、その入力エリアに対する入力の状態に応じた処理を行う。
図4(b)は、入力エリアAに対する入力が完了している状態で入力エリアAがタップされた場合における表示画面10上の表示を表している。入力エリアAに対する入力が完了しているため、応答部2120は、入力エリアAの大きさを小さくし、かつ入力エリアAを青色に変更する。これにより、ユーザは、入力エリアAに対する入力が完了していることを直感的に知ることできる。そして、ユーザが入力エリアAをもう一度タップすると、表示実行部2020は、入力エリアAを表示画面10上から消し、入力エリアAを表示画面10上に表示しないようにする。
図4(c)は、入力エリアAに対する入力が未完了であり、かつ入力エリアAに対する入力にエラーが含まれていない状態で、入力エリアAがタップされた場合における表示画面10上の表示を表している。入力エリアAに対する入力が未完了であり、かつ入力エリアAに対する入力にエラーが含まれていないため、応答部2120は、入力エリアAの大きさを小さくし、かつ入力エリアAを黄色に変更する。ただし、図4(c)における入力エリアAの大きさは、図4(b)における入力エリアAの大きさより大きい。このように入力エリアAの見た目を変更することにより、ユーザは、入力エリアAに対する入力は未完了であること、及び入力エリアAに対する入力にエラーが含まれていないことを直感的に知ることできる。そして、ユーザが入力エリアAをもう一度タップすると、表示順変更部2060は、入力エリアAの表示順を、現在よりも後の表示順に変更する。
図4(d)は、入力エリアAに対する入力が未完了であり、かつ入力エリアAに対する入力にエラーが含まれている状態で、入力エリアAがタップされた場合における表示画面10上の表示を表している。入力エリアAに対する入力が未完了であり、かつ入力エリアAに対する入力にエラーが含まれているため、応答部2120は、入力エリアAの大きさを変更せず、かつ入力エリアAを赤色に変更する。これにより、ユーザは、入力エリアAに対する入力は未完了であること、及び入力エリアAに対する入力にエラーが含まれていることを直感的に知ることできる。そして、ユーザが入力エリアAをもう一度タップしても、表示順変更部2060は、入力エリアAの表示を変更しない。
このように、入力エリアに対する状態に応じて入力エリアの大きさや色を変更することで、ユーザは、入力エリアに対する入力の状態を直感的に知ることができる。そして、その状態を確認した後で再度ユーザが入力エリアに対して操作を行った場合に表示実行部2020や表示順変更部2060が処理を行うことで、入力エリアの表示方法に、ユーザの意図をより確実に反映することができる。
例えば、入力エリアをタップした際に入力エリアが黄色に変更されたとする。この場合、ユーザは、意図的に入力が未完了の状態でタップ操作を行ったなら、もう一度タップ操作を行うことで、入力エリアAに対する入力を保留する。しかし、もしユーザが、意図せず入力が未完了の状態でタップ操作を行ったなら、ユーザはこのタップ操作の段階で入力が未完了であることを知ることで、引き続き入力エリアAに対して入力を行える。その結果、ユーザの思考が無駄に分断されないため、作業効率が低下することを防ぐことができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記実施形態の組み合わせ、及び上記実施形態以外の様々な構成を採用することもできる。
この出願は、2013年9月6日に出願された日本出願特願2013−184824号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (24)

  1. 複数の入力エリアを表示順に従って表示画面上に表示する表示実行手段と、
    前記入力エリアに対する入力の状態を検出する入力状態検出手段と、
    前記入力エリアに対する所定操作を検出する操作検出手段と、
    前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際に、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する表示順変更手段と、
    を有する情報入力装置。
  2. 複数の前記入力エリアそれぞれについて前記表示順を格納している表示順格納手段から、各前記入力エリアの前記表示順を取得する表示順取得手段を有し、
    前記表示順変更手段は、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際に、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、前記表示順格納手段に記憶されているその入力エリアの前記表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する、
    請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 複数の前記入力エリアの相対的な位置関係を示すレイアウト情報を記憶するレイアウト格納手段から、前記レイアウト情報を取得するレイアウト取得手段を有し、
    前記表示実行手段は、前記位置関係に基づく表示順で前記入力エリアを表示し、
    前記表示順変更手段は、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの表示順が現在の表示順よりも後の表示順となるように、前記位置関係におけるその入力エリアの位置を変更する、
    請求項1に記載の情報入力装置。
  4. 前記表示実行手段は、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアを表示している位置に、表示順がその入力エリアの次である他の入力エリアを表示する、請求項1乃至3何れか一項に記載の情報入力装置。
  5. 前記表示順変更手段は、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアが前記表示画面上に表示されなくなるように、その入力エリアの表示順を変更する、
    請求項1乃至4いずれか一項に記載の情報入力装置。
  6. 前記表示順変更手段は、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの前記表示画面上における表示位置が変更されるように、その入力エリアの表示順を変更する、
    請求項1乃至5いずれか一項に記載の情報入力装置。
  7. 前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力の状態に基づいて、その入力エリアの色又は大きさを変更する応答部を有する、
    請求項1乃至6いずれか一項に記載の情報入力装置。
  8. 前記入力エリアに対する前記所定操作は、その入力エリアに対して所定時間以上継続して行う接触操作若しくはクリック操作、又はその入力エリアに対して複数回連続で行われる接触操作若しくはクリック操作である請求項1乃至7いずれか一項に記載の情報入力装置。
  9. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    複数の入力エリアを表示順に従って表示画面上に表示する表示実行ステップと、
    前記入力エリアに対する入力の状態を検出する入力状態検出ステップと、
    前記入力エリアに対する所定操作を検出する操作検出ステップと、
    前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際に、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する表示順変更ステップと、
    を有する制御方法。
  10. 複数の前記入力エリアそれぞれについて前記表示順を格納している表示順格納手段から、各前記入力エリアの前記表示順を取得する表示順取得ステップを有し、
    前記表示順変更ステップは、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際に、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、前記表示順格納手段に記憶されているその入力エリアの前記表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する、
    請求項9に記載の制御方法。
  11. 複数の前記入力エリアの相対的な位置関係を示すレイアウト情報を記憶するレイアウト格納手段から、前記レイアウト情報を取得するレイアウト取得ステップを有し、
    前記表示実行ステップは、前記位置関係に基づく表示順で前記入力エリアを表示し、
    前記表示順変更ステップは、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの表示順が現在の表示順よりも後の表示順となるように、前記位置関係におけるその入力エリアの位置を変更する、
    請求項9に記載の制御方法。
  12. 前記表示実行ステップは、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアを表示している位置に、表示順がその入力エリアの次である他の入力エリアを表示する、請求項9乃至11何れか一項に記載の制御方法。
  13. 前記表示順変更ステップは、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアが前記表示画面上に表示されなくなるように、その入力エリアの表示順を変更する、
    請求項9乃至12いずれか一項に記載の制御方法。
  14. 前記表示順変更ステップは、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの前記表示画面上における表示位置が変更されるように、その入力エリアの表示順を変更する、
    請求項9乃至13いずれか一項に記載の制御方法。
  15. 前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力の状態に基づいて、その入力エリアの色又は大きさを変更する応答ステップを有する、
    請求項9乃至14いずれか一項に記載の制御方法。
  16. 前記入力エリアに対する前記所定操作は、その入力エリアに対して所定時間以上継続して行う接触操作若しくはクリック操作、又はその入力エリアに対して複数回連続で行われる接触操作若しくはクリック操作である請求項9乃至15いずれか一項に記載の制御方法。
  17. コンピュータに、情報入力装置として動作する機能を持たせるプログラムであって、前記コンピュータに、
    複数の入力エリアを表示順に従って表示画面上に表示する表示実行機能と、
    前記入力エリアに対する入力の状態を検出する入力状態検出機能と、
    前記入力エリアに対する所定操作を検出する操作検出機能と、
    前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際に、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する表示順変更機能と、
    を持たせるプログラム。
  18. 前記コンピュータに、複数の前記入力エリアそれぞれについて前記表示順を格納している表示順格納手段から、各前記入力エリアの前記表示順を取得する表示順取得機能を持たせ、
    前記表示順変更機能は、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際に、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、前記表示順格納手段に記憶されているその入力エリアの前記表示順を、現在の表示順よりも後の表示順に変更する、
    請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記コンピュータに、複数の前記入力エリアの相対的な位置関係を示すレイアウト情報を記憶するレイアウト格納手段から、前記レイアウト情報を取得するレイアウト取得機能を有し、
    前記表示実行機能は、前記位置関係に基づく表示順で前記入力エリアを表示し、
    前記表示順変更機能は、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの表示順が現在の表示順よりも後の表示順となるように、前記位置関係におけるその入力エリアの位置を変更する、
    請求項17に記載のプログラム。
  20. 前記表示実行機能は、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアを表示している位置に、表示順がその入力エリアの次である他の入力エリアを表示する、請求項17乃至19何れか一項に記載のプログラム。
  21. 前記表示順変更機能は、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアが前記表示画面上に表示されなくなるように、その入力エリアの表示順を変更する、
    請求項17乃至20いずれか一項に記載のプログラム。
  22. 前記表示順変更機能は、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力が未完了である場合、その入力エリアの前記表示画面上における表示位置が変更されるように、その入力エリアの表示順を変更する、
    請求項17乃至21いずれか一項に記載のプログラム。
  23. 前記コンピュータに、前記入力エリアに対する前記所定操作が検出された際、その入力エリアに対する入力の状態に基づいて、その入力エリアの色又は大きさを変更する応答機能を持たせる、
    請求項17乃至22いずれか一項に記載のプログラム。
  24. 前記入力エリアに対する前記所定操作は、その入力エリアに対して所定時間以上継続して行う接触操作若しくはクリック操作、又はその入力エリアに対して複数回連続で行われる接触操作若しくはクリック操作である請求項17乃至23いずれか一項に記載のプログラム。
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