JP6679828B2 - 情報処理装置、情報処理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理プログラムおよび記録媒体に関する。
ウェブページや各種ファイルとして電子的に提供される文書(ドキュメント)は、テキストとオブジェクトにより構成されることが一般的である。テキストは、文字、数字、記号等により構成され、文書の内容を各種言語により表現する。オブジェクトは、図形、表、グラフ、画像等により構成され、テキストの内容を補足したり、テキストの理解を促したりするために参照される。
近年、タブレットPC(Personal Computer)やスマートフォン等のモバイルデバイスの急速な普及に伴い、上記のような文書をモバイルデバイスで閲覧する機会が増えている。モバイルデバイスは、持ち運び可能なように小型化されているため、画面のサイズが小さいものが多い。その一方で、上記のような文書を作成する際は、デスクトップ型PCやノートPC等、画面サイズが比較的大きいデバイスを用いることが多い。このような場合、小さい画面で閲覧することを考慮せずに、大きい画面で閲覧することを前提として文書が作成されることも多くある。大きい画面での閲覧を前提として作成された文書を小さい画面で閲覧する場合、ユーザーはスクロール操作、拡大縮小操作等を繰り返しながら文書を読み進める必要があり、ユーザーにとって閲覧しづらいという問題がある。
上記のような問題を解決するために、画面サイズに合わせて文書内のオブジェクトやテキストのサイズ、テキストの改行位置等を変更して表示する技術も知られている。しかし、たとえば画面の横幅に合わせてオブジェクトのサイズとテキストの改行位置を変更した場合、幅方向のスクロールは不要となる代わりに、文書が縦方向に長く延びることになる。この場合、オブジェクトを説明するテキストと、説明されるオブジェクトとの距離が離れてしまうことがある。これでは、ユーザーがオブジェクトを参照しながらテキストを読むためには、縦方向のスクロールやページめくり操作等を繰り返してテキストとオブジェクトの間を行ったり来たりして文書を閲覧する必要があり、依然としてユーザーにとって閲覧しづらい。この問題に関連して、テキストにおいてオブジェクトの説明の開始部分および終了部分に設定されたタグを検出し、当該タグに基づいてオブジェクトの説明範囲を特定する技術も知られている(特許文献1参照)。この技術においては、特定した説明範囲を含むページにオブジェクトを配置することにより、文書の閲覧性の向上を図っている。
特開2012−141703号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術は、文書のテキストにおいてオブジェクトの説明範囲を示すタグが設定されていることを前提としているが、全ての文書にそのようなタグが設定されているとは限らない。したがって、上記のようなタグが設定されていない文書においては、特許文献1記載の技術を適用することはできず、小さい画面で文書を閲覧する際のユーザーの手間を軽減することはできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、テキストおよびオブジェクトを有する文書を小さい画面に表示する際に、画面スクロ―ル等の手間を軽減し、ユーザーが閲覧しやすいように文書を表示するための情報処理装置、情報処理プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)テキストおよびオブジェクトを有する文書を取得する取得部と、前記テキストおよび前記オブジェクトの内容を考慮して、前記テキストの中から前記オブジェクトに関連する部分である関連部分を抽出する抽出部と、前記文書内において前記オブジェクトと前記関連部分との間の距離が小さくなるように前記テキストおよび前記オブジェクトの配置を変更する配置変更部と、前記配置変更部により配置が変更された後、ユーザーからの指示に基づいて、前記配置変更部により配置が変更される前の元の文書に戻す復元部と、を有し、前記配置変更部は、複数の前記関連部分が含まれている前記テキストを、句読点または段落で分割し、1つの前記関連部分を含む分割された前記テキストの区切りの位置に、1つの前記関連部分に対応する1つの前記オブジェクトを再配置する、情報処理装置。
(2)前記オブジェクトと前記関連部分との関連付けを設定する関連設定部をさらに有する上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記抽出部は、前記オブジェクトに含まれるテキストであるオブジェクト内テキストを取得し、取得した前記オブジェクト内テキストを用いて前記関連部分を抽出する上記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記抽出部は、前記オブジェクトに含まれるテキストを表現するテキストデータから前記オブジェクト内テキストを取得する上記(3)に記載の情報処理装置。
(5)前記抽出部は、前記オブジェクトに含まれる画像について文字認識を行うことにより前記オブジェクト内テキストを取得する上記(3)に記載の情報処理装置。
)前記配置変更部は、前記文書において複数の前記オブジェクトが前記文書を表示する表示部において前記文書をスクロールさせるスクロール方向に連続して配置される場合、前記文書を表示する表示部のサイズを考慮して、複数の前記オブジェクトを前記スクロール方向と交差する幅方向に並べて配置する上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載の情報処理装置。
)前記配置変更部は、前記関連部分において、前記文書を表示する表示部に一度に表示できない超過部分が存在する場合、前記オブジェクトを複製し、複製された前記オブジェクトが前記超過部分と共に前記表示部に表示されるように配置する上記(1)〜()のいずれか一つに記載の情報処理装置。
)前記文書を表示する表示部において前記文書をスクロールさせるスクロール方向に関する指示を受け付ける受付部をさらに有し、前記配置変更部は、前記指示に基づいて、前記スクロール方向に沿って前記文書内のテキストおよびオブジェクトが並ぶように前記テキストおよび前記オブジェクトの配置を変更する上記(1)〜()のいずれか一つに記載の情報処理装置。
)前記配置変更部により配置が変更された文書をファイルとして記録する記録部をさらに有する上記(1)〜()のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(10)テキストおよびオブジェクトを有する文書を取得する取得ステップと、前記テキストおよび前記オブジェクトの内容を考慮して、前記テキストの中から前記オブジェクトに関連する部分である関連部分を抽出する抽出ステップと、前記文書内において前記オブジェクトと前記関連部分との間の距離が小さくなるように前記テキストおよび前記オブジェクトの配置を変更する配置変更ステップと、前記配置変更ステップにより配置が変更された後、ユーザーからの指示に基づいて、前記配置変更ステップにより配置が変更される前の元の文書に戻す復元ステップと、を有し、配置変更ステップは、複数の前記関連部分が含まれている前記テキストを、句読点または段落で分割し、1つの前記関連部分を含む分割された前記テキストの区切りの位置に、1つの前記関連部分に対応する1つの前記オブジェクトを再配置すること、をコンピューターに実行させる情報処理プログラム。
11)上記(10)に記載の情報処理プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
本実施形態の情報処理装置によれば、文書内においてオブジェクトと当該オブジェクトに関連するテキストとの間の距離が小さくなるようにテキストおよびオブジェクトの配置を変更する。これにより、ユーザーが文書を閲覧する際に、画面スクロールや画面の拡大縮小等の操作を行う手間が軽減され、ユーザーが文書を閲覧しやすくなる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの概略構成図である。 図1に示される文書作成端末を説明するためのブロック図である。 図1に示される文書表示端末を説明するためのブロック図である。 図1に示されるサーバーを説明するためのブロック図である。 文書データによって表現される文書の一例を示す図である。 サーバーによって実行される文書データ編集処理の手順を示すフローチャートである。 文書データ編集処理の一例を説明するための図である。 文書データ編集処理の他の例を説明するための図である。 図6のステップS109に示されるオブジェクト再配置処理の手順を示すフローチャートである。 図9のステップS201に示されるスクロール方向の受付処理を説明するための図である。 図9のステップS203に示されるオブジェクトを並べて配置する処理の手順を示すフローチャートである。 オブジェクトを並べて配置する処理を説明するための図である。 図9のステップS204に示されるオブジェクトを複製して配置する処理の手順を示すフローチャートである。 オブジェクトを複製して配置する処理を説明するための図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<情報処理システムの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの概略構成図である。
図1に示すように、情報処理システム100は、文書作成端末200、文書表示端末300およびサーバー400を備えている。文書作成端末200、文書表示端末300およびサーバー400は、ネットワーク500を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク500は、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)、あるいはLAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)等からなる。なお、ネットワーク500に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
文書作成端末200は、たとえば、デスクトップ型またはノートブック型のPC(Personal Computer)である。文書作成端末200は、ユーザーの指示に基づいて文書データを作成し、作成した文書データをサーバー400にアップロードする。文書データは、文書を表現するデータであり、たとえば、XML(Extensible Markup Language)やHTML(HyperText Markup Language)等のマークアップ言語を用いて作成される。文書データの詳細については、後述する。
文書表示端末300は、たとえば、ユーザーにより携帯されるスマートフォン、タブレットPC等のモバイル端末である。文書表示端末300は、各種無線通信を介してサーバー400にアクセスし、文書作成端末200によってアップロードされた文書データを取得して文書を表示する。
サーバー400は、文書作成端末200からアップロードされた文書データを格納する。また、サーバー400は、情報処理装置として、文書表示端末300からの要求に応じて、格納した文書データを文書表示端末300において閲覧しやすいように編集し、編集した文書データを文書表示端末300に提供する。
以下、各構成について詳細に説明する。
<文書作成端末200>
図2は、図1に示される文書作成端末を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、文書作成端末200は、CPU(Central Processing Unit)210、ROM(Read Only Memory)220、RAM(Random Access Memory)230、ストレージ240、通信インターフェース250、表示部260および操作部270を有する。各構成は、バス280を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU210は、ROM220やストレージ240に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御や各種の演算処理を行う。
ROM220は、各種プログラムや各種データを格納する。
RAM230は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
ストレージ240は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや、各種データを格納する。ストレージ240には、文書データを作成するためのアプリケーションや作成した文書データをサーバー400にアップロードするためのアプリケーションがインストールされている。
通信インターフェース250は、サーバー400等の他の機器と通信するためのインターフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi−Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
表示部260は、たとえば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。表示部260の画面サイズは、ユーザーが文書データ作成等の作業を行いやすい大きさに設計されており、たとえば、対角線長15〜23インチ程度である。
操作部270は、マウス等のポインティングデバイス、およびキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。
<文書表示端末300>
図3は、図1に示される文書表示端末を説明するためのブロック図である。
図3に示すように、文書表示端末300は、CPU310、ROM320、RAM330、ストレージ340、通信インターフェース350および操作表示部360を有する。各構成は、バス370を介して相互に通信可能に接続されている。なお、文書表示端末300の構成のうち、CPU310、ROM320、RAM330および通信インターフェース350は、文書作成端末200のCPU210、ROM220、RAM230および通信インターフェース250と同様の機能を有するため、その説明を省略する。
ストレージ340は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや、各種データを格納する。ストレージ340には、サーバー400にアクセスして文書データを取得するためのアプリケーションや、取得した文書データに基づいて文書を操作表示部360に表示するためのアプリケーションがインストールされている。
通信インターフェース350は、サーバー400等の他の機器と通信するためのインターフェースであり、たとえば、Wi−Fi(登録商標)や携帯電話通信用の3G、4G等の規格が用いられる。
操作表示部360は、たとえば、タッチパネル式のディスプレイであり、各種情報を表示すると共に、ユーザーからの各種入力を受け付ける。文書表示端末300はユーザーが携帯可能となるように小型化されているため、操作表示部360の画面サイズは、文書作成端末200の表示部260の画面サイズに比べて小さい。操作表示部360の画面サイズは、たとえば、対角線長3.5〜7インチ程度である。
<サーバー400>
図4は、図1に示されるサーバーを説明するためのブロック図である。
図4に示すように、サーバー400は、CPU410、ROM420、RAM430、ストレージ440、通信インターフェース450、表示部460および操作部470を有する。各構成は、バス480を介して相互に通信可能に接続されている。なお、サーバー400の構成のうち、CPU410、ROM420、RAM430、通信インターフェース450、表示部460および操作部470は、文書作成端末200のCPU210、ROM220、RAM230、通信インターフェース250、表示部260および操作部270と同様の機能を有するため、その説明を省略する。
ストレージ440は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや、各種データを格納する。ストレージ440には、文書作成端末200からアップロードされた文書データが格納されている。また、ストレージ440には、文書表示端末300において文書を表示しやすいように、格納した文書データを加工するためのアプリケーションがインストールされている。サーバー400に格納される文書データの詳細について、以下に説明する。
CPU410は、ストレージ440に記録されているプログラムにしたがって、サーバー400の各構成を制御し、取得部、抽出部、配置変更部、関連設定部、受付部および復元部として機能する。
<文書データ>
文書データは、上述のように、たとえばXMLやHTML等のマークアップ言語により記述される。このような文書データによって表現される文書は、構造化ドキュメントとも称される。構造化ドキュメントにおいて、テキストとオブジェクトとは、タグ等の識別子が付加されることによって明確に区別されている。
図5は、文書データによって表現される文書の一例を示す図である。
図5に示すように、文書データによって表現される文書は、たとえば、テキストであるタイトルT1、本文T2と、オブジェクトであるグラフG1、G2とを有する。グラフG1、G2は、本文T2の内容を補足したり、本文T2の内容の理解を促したりするためのものである。したがって、本文T2には、「図1に・・・」、「図2に・・・」のように、グラフG1、G2を参照させるための記載が含まれている。また、グラフG1、G2にはそれぞれ「図1:売上げ」、「図2:2013年度の売上げの内訳」というキャプション(見出し)が付けられている。キャプションは、たとえば、各オブジェクトの一部として各オブジェクトに含まれて形成されてもよい。あるいは、キャプションは、各オブジェクトとは独立して構成され、専用のタグが付加されることによって特定のオブジェクトと関連付けられてもよい。あるいは、キャプションは、テキストの一部として作成されてもよい。この場合、サーバー400は、対象のテキストと各オブジェクトとの距離、当該テキストと他のテキストとの距離、当該テキストが配置される位置のパターン等を解析することにより、当該テキストを特定のオブジェクトのキャプションとして認識してもよい。
<情報処理システム100における処理の概要>
図6は、サーバーによって実行される文書データ編集処理の手順を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートに示されるサーバー400の処理は、サーバー400のストレージ440にプログラムとして記憶されており、CPU410が各部を制御することにより実行される。また、図6のフローチャートに示す処理が実行される際に、サーバー400は、文書表示端末300から特定の文書を表示するための要求を受け付けているものとして説明する。
サーバー400は、図6に示すように、文書表示端末300から表示の要求を受け付けた文書について、当該文書内にテキスト以外のオブジェクトが存在するか否かを判断する(ステップS101)。具体的には、サーバー400は、文書を表示するための要求を文書表示端末300から受け付ける。サーバー400は、表示の要求を受け付けた文書に対応する文書データを解析し、文書データ内にオブジェクトを示すタグが含まれているか否かを判断する。
オブジェクトが存在しない場合(ステップS101:NO)、サーバー400は、文書データを編集する必要はないと判断し、ステップS110の処理において文書データを文書表示端末300に送信して処理を終了する。文書表示端末300は、サーバー400から送信された文書データに基づいて、操作表示部360に文書を表示する。
オブジェクトが存在する場合(ステップS101:YES)、サーバー400は、テキストとオブジェクトとを分離する(ステップS102)。具体的には、サーバー400は、文書データに含まれるタグに基づいて、文書内のテキストとオブジェクトとを識別して分離し、分離したテキストおよびオブジェクトをストレージ440に記憶する。
続いて、サーバー400は、文書内のテキストとオブジェクトとが関連付けられているか否かを判断する(ステップS103)。具体的には、サーバー400は、文書データの内容を解析し、テキストとオブジェクトとを関連付けてリンクさせるハイパーリンク等の設定が行われているか否かを判断する。
テキストとオブジェクトとが関連付けられている場合(ステップS103:YES)、サーバー400は、ステップS109の処理へ進む。
テキストとオブジェクトとが関連付けられていない場合(ステップS103:NO)、サーバー400は、文書内に含まれるオブジェクトが画像であるか否かを判断する(ステップS104)。具体的には、サーバー400は、オブジェクトがイメージデータにより表現される画像であるか否かを判断する。ここで、イメージデータとは、文字、数字、記号等を表現するテキストデータを含まないデータである。イメージデータは、たとえば、ビットマップ画像を表現するビットマップ画像データや、JPEG画像を表現するJPEG画像データ等である。
オブジェクトが画像である場合(ステップS104:YES)、サーバー400は、画像からテキストを認識する(ステップS105)。具体的には、サーバー400は、画像に対して(光学)文字認識処理等を施すことによって、画像に含まれるテキストを抽出し、抽出したテキストをオブジェクト内テキストとしてストレージ440に記憶する。
オブジェクトが画像でない場合(ステップS104:NO)、サーバー400は、オブジェクトに含まれるテキストデータから、テキストを取得する(ステップS106)。たとえば、オブジェクトがワードプロセッサーや表計算アプリケーションによって作成された表や、プレゼンテーション用アプリケーションによって作成されたスライドである場合、オブジェクトにはテキストデータが含まれている。この場合、サーバー400は、オブジェクトに含まれるテキストデータからテキストを取得し、取得したテキストをオブジェクト内テキストとしてストレージ440に記憶する。
なお、オブジェクトにキャプションが付されている場合、キャプションを構成するテキストもオブジェクト内テキストとして取得され、ストレージ440に記憶される。
続いて、サーバー400は、文書を構成するテキストの中に、ストレージ440に記憶したオブジェクト内テキストと内容が一致するものがあるか否かを判断する(ステップS107)。
一致するものがない場合(ステップS107:NO)、サーバー400は、オブジェクトとテキストとを関連付けられないと判断し、ステップS110の処理へ進む。
一致するものがある場合(ステップS107:YES)、サーバー400は、一致したテキストを関連部分として抽出し、当該関連部分とオブジェクトとの関連付けを設定する(ステップS108)。サーバー400は、抽出した関連部分を示す情報と、設定した関連付けを示す情報とをストレージ440に記憶する。
続いて、サーバー400は、文書内においてオブジェクトと当該オブジェクトに関連付けられた関連部分との間の距離が小さくなるように、オブジェクトを再配置する(ステップS109)。具体的には、サーバー400は、文書データに基づいて文書が表示された場合に、オブジェクトと関連部分との間の距離が小さくなるように、オブジェクトの配置を変更する。サーバー400は、変更された配置に基づいて文書データを編集する。ステップS109の処理について、詳細は後述する。
続いて、サーバー400は、文書データを文書表示端末300に送信し(ステップS110)、処理を終了する。文書表示端末300は、サーバー400から送信された文書データに基づいて、操作表示部360に文書を表示する。
<文書データ編集処理の具体例>
次に、図6に示される文書データ編集処理について、具体例を挙げて説明する。
図7は、文書データ編集処理の一例を説明するための図である。図7において、(a)は、編集処理が行われる前の文書データにより表現される文書を示す。(b)は、文書内のテキストとオブジェクトとが分離された様子を示す。(c)は、編集処理が行われた後の文書データにより表現される文書を示す。本例においては、サーバー400が、図7(a)に示すような文書について、文書表示端末300から表示の要求を受け付けたものとする。図7(a)に示す文書は、図4に示す文書と同様である。また、図7(a)の文書において、テキストとオブジェクトとは関連付けられていないものとして説明する。
図7(a)に示すように、文書はテキスト以外のオブジェクトを含んでいるため、サーバー400は、ステップS101の処理において「YES」に進む。
続いて、図7(b)に示すように、サーバー400は、ステップS102の処理において、テキストとオブジェクトとを分離してストレージ440に記憶する。テキストとしてタイトルT1、本文T2が記憶され、オブジェクトとしてグラフG1、G2が記憶される。
上述のように、本例ではテキストとオブジェクトとは関連付けられていないため、サーバー400は、ステップS103の処理において「NO」に進む。
続いて、サーバー400は、ステップS104の処理においてオブジェクトであるグラフG1、G2が画像であるか否かを判断する。グラフG1、G2が画像である場合、ステップS105の処理において光学文字認識等により画像からテキストが取得される。一方、グラフG1、G2が画像でない場合、ステップS106の処理においてオブジェクトに含まれるテキストデータからテキストが取得される。
ステップS105またはS106の処理において、サーバー400は、たとえば、グラフG1のキャプションから、「図1:売上げ」というテキストをオブジェクト内テキストとして取得する。さらに、サーバー400は、取得された「図1:売上げ」というテキストに対して、形態素解析等の品詞分解処理や予め用意された単語辞書とのマッチング処理を行うことにより、「図1」、「売上げ」といったオブジェクト内テキストを取得する。また、サーバー400は、グラフG1の横軸から「2009」、「2010」、…、「2013」等のオブジェクト内テキストを取得し、また、縦軸から「500」、「1000」、…、「5000」等のオブジェクト内テキストを取得する。
サーバー400は、ステップS107の処理において、文書を構成するテキストの中に、取得されたオブジェクト内テキストと内容が一致するものがあるか否かを判断する。具体的には、サーバー400は、テキストである本文T2に対して、たとえば形態素解析等の品詞分解処理や予め用意された単語辞書とのマッチング処理といった各種自然言語処理を行うことにより、本文T2を「図1」、「売上げ」、「詳細」のような単語レベルに分解する。サーバー400は、単語レベルに分解された本文T2と、ステップS105またはS106において取得されたオブジェクト内テキストである「図1」、「売上げ」、「2013」、「4500」等とのマッチング処理を行う。本文T2の上部には、オブジェクト内テキストとマッチングする「図1」、「売上げ」、「2013」、「4500」といった単語が含まれているため、サーバー400は、ステップS108の処理において、本文T2の上部をグラフG1の関連部分として抽出する。サーバー400は、たとえば、関連部分においてグラフG1に関する言及が開始する「図1に売上げの詳細を示す。」という部分と、グラフG1とを関連付けて設定する。さらに、サーバー400は、句読点や段落等の区切りにより本文T2を分割し、区切りの位置をオブジェクトの再配置位置の候補として設定する。したがって、サーバー400は、ステップS109の処理において、図7(c)に示すように、「図1に売上げの詳細を示す。」という部分の直後を、グラフG1の再配置位置の候補として設定する。同様に、グラフG2についても、本文T2の「図2に2013年度の売上げの内訳を示す。」という部分と関連付けが設定され、当該部分の直後が、グラフG2の再配置位置の候補として設定される。
ここで、ステップS109の処理において、後述する再配置位置の候補を変更する処理が行われず、このまま再配置位置が決定すると、サーバー400は、文書データを編集して文書表示端末300に送信する。文書表示端末300においては、図7(c)に示すような文書が表示される。これにより、オブジェクトと当該オブジェクトについて言及するテキストとの距離が小さくなり、ユーザーが画面スクロールや画面の拡大縮小等を行う負担が軽減される。
なお、上記の例では、元の文書が一つの方向(縦方向)に沿って参照されるようにレイアウトされている場合について説明したが、元の文書のレイアウトはこれに限定されない。たとえば、元の文書は、左右二つの領域に分割された段組形式でレイアウトされていてもよい。元の文書が段組形式でレイアウトされている場合の文書データ編集処理の例について、以下に説明する。
図8は、文書データ編集処理の他の例を説明するための図である。図8において、(a)は、編集処理が行われる前の文書データにより表現される文書を示す。(b)は、編集処理が行われた後の文書データにより表現される文書を示す。
図8(a)に示すように、編集処理が行われる前の元の文書は、左右二つの領域に分割された段組形式でレイアウトされている。図8(a)中の点線矢印で示すように、各オブジェクトと、当該オブジェクトについて言及するテキストの関連部分とは、距離が離れていたり、左右二つの領域に分断されていたりする。したがって、ユーザーは縦方向のスクロール操作に加えて、横方向のスクロール操作や拡大縮小操作を繰り返して文書を参照する必要がある。ここで、サーバー400が、図6の文書データ編集処理を行うことにより、図8(b)に示すように、オブジェクトおよびテキストの再配置が行われる。本実施形態では、サーバー400は、文書が読み進められる方向である縦方向にオブジェクトと関連部分とが並ぶように、オブジェクトおよびテキストの再配置を行う。これにより、ユーザーは横方向の画面スクロールを行う必要がなくなり、縦方向に文書を読み進められるようになる。また、縦方向の画面スクロールや画面の拡大縮小等を行う負担も軽減される。
<ステップS109のオブジェクト再配置処理の詳細>
次に、図6のステップS109に示されるオブジェクト再配置処理について、より詳細に説明する。
図9は、図6のステップS109に示されるオブジェクト再配置処理の手順を示すフローチャートである。図10は、図9のステップS201に示されるスクロール方向の受付処理を説明するための図である。なお、図9のフローチャートに示されるサーバー400の処理は、サーバー400のストレージ440にプログラムとして記憶されており、CPU410が各部を制御することにより実行される。
図9に示すように、サーバー400は、ユーザーから文書のスクロール方向についての指示を受け付ける(ステップS201)。具体的には、文書表示端末300は、操作表示部360において、文書を表示する際のスクロール方向についての指示をユーザーから受け付け、受け付けた指示を示す情報をサーバー400へ送信する。サーバー400は、文書表示端末300から受信した情報に基づいて、ユーザーからの文書のスクロール方向についての指示を受け付ける。スクロール方向は、たとえば、縦方向、横方向、斜め方向等である。
続いて、サーバー400は、オブジェクトの再配置位置の候補を設定する(ステップS202)。具体的には、サーバー400は、ステップS201の処理で受け付けたスクロール方向に基づいて、オブジェクトの再配置位置の候補を設定する。たとえば、スクロール方向として縦方向が指定された場合、図7に示したように、テキストおよびオブジェクトの配置が変更される。一方、スクロール方向として横方向が指示された場合、図10に示すように、横方向に沿って文書内のテキストおよびオブジェクトが並ぶようにテキストおよびオブジェクトの配置が変更される。
続いて、サーバー400は、オブジェクトを並べて配置するか否かを決定する処理を行う(ステップS203)。具体的には、サーバー400は、ステップS202の処理においてオブジェクトの再配置位置の候補が設定された際に、複数のオブジェクトが近接する場合、文書を表示する画面やオブジェクトのサイズを考慮して、オブジェクトを並べて配置するか否かを判断する。ステップS203の処理について、詳細は後述する。
続いて、サーバー400は、オブジェクトを複製して配置するか否かを決定する処理を行う(ステップS204)。具体的には、サーバー400は、一つのオブジェクトについて言及する関連部分が広範囲にわたる場合に、同じオブジェクトを複製して再度配置するか否かを判断する。ステップS204の処理について、詳細は後述する。
続いて、サーバー400は、ステップS204までの処理で設定された再配置後の文書のレイアウトを示す文書データを、ストレージ440にファイルとして保存する(ステップS205)。
続いて、サーバー400は、オブジェクトを再配置した後の文書のレイアウトが見やすいか否かについて、ユーザーの判断を受け付ける(ステップS206)。たとえば、サーバー400は、ステップS205において保存したファイルを文書表示端末300に送信し、オブジェクト再配置後の文書を操作表示部360に表示させる。ユーザーは、操作表示部360に表示された文書を確認してオブジェクト再配置後の文書が見やすいかどうかを判断し、判断結果を操作表示部360の操作により文書表示端末300に入力する。サーバー400は、文書表示端末300からユーザーの判断を示す入力を受信することにより、オブジェクト再配置後の文書のレイアウトが見やすいか否かについてのユーザーの判断を受け付ける。
オブジェクト再配置後の文書のレイアウトが見やすい場合(ステップS206:YES)、サーバー400は、ステップS109の処理を終了する。
オブジェクト再配置後の文書のレイアウトが見やすくない場合(ステップS206:NO)、サーバー400は、オブジェクト再配置前の文書のレイアウトに戻すように文書データを編集し(ステップS207)、オブジェクト再配置処理を終了する。
<ステップS203のオブジェクトを並べて配置する処理の詳細>
次に、図9のステップS203に示されるオブジェクトを並べて配置する処理について、より詳細に説明する。
図11は、図9のステップS203に示されるオブジェクトを並べて配置する処理の手順を示すフローチャートである。図12は、オブジェクトを並べて配置する処理を説明するための図である。なお、図11のフローチャートに示されるサーバー400の処理は、サーバー400のストレージ440にプログラムとして記憶されており、CPU410が各部を制御することにより実行される。
図11に示すように、サーバー400は、図9のステップS202の処理においてオブジェクトの再配置位置として設定された候補位置の近くに別のオブジェクトが存在するか否かを判断する(ステップS301)。たとえば、サーバー400は、候補位置に隣接して別のオブジェクトが存在する場合に、候補位置の近くに別のオブジェクトが存在すると判断してもよい。あるいは、サーバー400は、候補位置から予め定められた所定の範囲内に別のオブジェクトが存在する場合に、候補位置の近くに別のオブジェクトが存在すると判断してもよい。
候補位置の近くに別のオブジェクトが存在しない場合(ステップS301:NO)、サーバー400は、ステップS305の処理へ進む。
候補位置の近くに別のオブジェクトが存在する場合(ステップS301:YES)、サーバー400は、文書のスクロール方向に垂直な幅方向において、近接する複数のオブジェクトを並べて配置できるか否かを判断する(ステップS302)。具体的には、サーバー400は、各オブジェクトのサイズを取得すると共に、文書を表示する画面のサイズを文書表示端末300から取得する。サーバー400は、取得した各オブジェクトのサイズと、画面のサイズとを考慮して、複数のオブジェクトを文書の幅方向に並べて配置できるか否かの判断を行う。サーバー400は、オブジェクトのサイズを縮小して配置してもよい。この際、サーバー400は、予め設定された縮小率の閾値やオブジェクトに含まれる文字のサイズの最小値を考慮して、オブジェクトを縮小して配置できるか否かを判断してもよい。
オブジェクトを幅方向に並べて配置できない場合(ステップS302:NO)、サーバー400は、図12の左側に示すように各オブジェクトがスクロール方向(縦方向)に並んだ状態で、オブジェクトを再配置する候補位置を変更する(ステップS303)。
オブジェクトを幅方向に並べて配置できる場合(ステップS302:YES)、サーバー400は、図12の右側に示すように、各オブジェクトが幅方向(横方向)に並ぶようにオブジェクトを再配置する候補位置を変更する(ステップS304)。図12に示す例において、各オブジェクトは、予め設定された許容範囲内の縮小率において縮小されて配置されている。このように、オブジェクトが幅方向に並べて配置されことにより、スクロール方向におけるテキストとオブジェクトとの距離が小さくなるため、ユーザーが画面スクロールや画面の拡大縮小等を行う負担がより一層軽減される。
続いて、サーバー400は、ステップS301〜S304の処理において変更された候補位置に従ってオブジェクトを並べて再配置し(ステップS305)、オブジェクトを並べて配置する処理を終了する。
<ステップS204のオブジェクトを複製して配置する処理の詳細>
次に、図9のステップS204に示されるオブジェクトを複製して配置する処理について、より詳細に説明する。
図13は、図9のステップS204に示されるオブジェクトを複製して配置する処理の手順を示すフローチャートである。図14は、オブジェクトを複製して配置する処理を説明するための図である。なお、図13のフローチャートに示されるサーバー400の処理は、サーバー400のストレージ440にプログラムとして記憶されており、CPU410が各部を制御することにより実行される。
図13に示すように、サーバー400は、一つのオブジェクトについて言及する関連部分が、文書を表示する画面においてオブジェクトと共に一度に表示できるか否かを判断する(ステップS401)。具体的には、サーバー400は、文書を画面に表示させた際に関連部分が配置される領域のサイズを算出する。また、サーバー400は、文書表示端末300から操作表示部360の画面サイズを取得する。サーバー400は、関連部分が配置される領域のサイズと、操作表示部360の画面サイズとを考慮をして、関連部分と当該関連部分に対応するオブジェクトとを、操作表示部360の画面に一度に表示できるか否かを判断する。
一度に表示できる場合(ステップS401:YES)、サーバー400は、オブジェクトを複製して配置する必要はないと判断し、オブジェクトを複製して配置する処理を終了する。
一度に表示できない場合(ステップS401:NO)、サーバー400は、図14の右側に示すように、オブジェクトであるグラフG1を、関連部分において画面に一度に表示できない部分の近傍に複製して配置する(ステップS402)。サーバー400は、関連部分に含まれる各テキストと、関連部分に対応するオブジェクトとが常に共に画面に表示されるように、オブジェクトを複製して配置してもよい。これにより、ユーザーがテキストを参照する際に、関連するオブジェクトが近くに表示されるため、ユーザーが画面スクロールや画面の拡大縮小等を行う負担がより一層軽減される。サーバー400は、オブジェクトを複製して配置する処理を終了する。
以上のように、本実施形態のサーバー400によれば、文書内においてオブジェクトと当該オブジェクトに関連するテキストとの間の距離が小さくなるようにテキストおよびオブジェクトの配置を変更する。これにより、ユーザーが画面スクロールや画面の拡大縮小等を行う負担が軽減される。したがって、ユーザーはテキストとオブジェクトを照らし合わせながら容易に文書を閲覧できるようになる。その結果、ユーザーの文書に対する理解が促進される。
また、サーバー400は、オブジェクトと関連部分との関連付けを設定して記憶する。これにより、たとえば他の装置において文書を閲覧する際に、改めてオブジェクトと関連部分との関連付けを行う必要がなくなる。したがって、どの装置で文書を閲覧する場合でも、ユーザーは容易に文書を閲覧できるようになる。
また、サーバー400は、オブジェクトに含まれるテキストであるオブジェクト内テキストを取得し、取得したオブジェクト内テキストを用いて関連部分を抽出する。これにより、オブジェクトとテキストとの関連付けを確実に行うことができる。
また、サーバー400は、オブジェクトに含まれるテキストを表現するテキストデータからオブジェクト内テキストを取得する。これにより、簡単に精度よくオブジェクト内テキストを取得できる。
また、サーバー400は、オブジェクトに含まれる画像について文字認識を行うことによりオブジェクト内テキストを取得する。これにより、文字が含まれているオブジェクトであればどのようなオブジェクトからでもオブジェクト内テキストを取得でき、確実にオブジェクト内テキストを取得できる。
また、サーバー400は、文書において複数のオブジェクトがスクロール方向に連続して配置される場合、文書表示端末300の操作表示部360の画面サイズを考慮して、複数のオブジェクトを幅方向に並べて配置する。これにより、スクロール方向におけるテキストとオブジェクトとの距離が小さくなるため、ユーザーが画面スクロールや画面の拡大縮小等を行う負担がより一層軽減される。
また、サーバー400は、関連部分において、文書を表示する文書表示端末300の操作表示部360の画面に一度に表示できない超過部分が存在する場合、関連部分に対応するオブジェクトを複製して、超過部分と共に画面にされるように配置する。これにより、ユーザーがテキストを参照する際に、関連するオブジェクトが近くに表示されるため、ユーザーが画面スクロールや画面の拡大縮小等を行う負担がより一層軽減される。
また、サーバー400は、文書のスクロール方向に関する指示をユーザーから受け付け、スクロール方向に沿って文書内のテキストおよびオブジェクトが並ぶようにテキストおよびオブジェクトの配置を変更する。これにより、文書表示端末300の仕様やユーザーの好み等に合わせて自由に文書のスクロール方向を設定でき、ユーザーが文書を閲覧しやすくなる。
また、サーバー400は、配置が変更された文書をファイルとしてストレージ440に記録する。これにより、配置が変更された文書を表現する文書データを中間データとして保持することができ、追加や変更といったさらなる編集や、他の装置での使用等が容易となる。文書データの可用性、再利用性が高まることにより、ユーザーがより一層容易に文書を閲覧できるようになる。
また、サーバー400は、文書の配置が変更された後、ユーザーからの指示に基づいて、配置が変更される前の元の文書を表示する。これにより、より一層ユーザーの好みに合わせて文書を表示できるようになり、ユーザーが文書を閲覧しやすくなる。
なお、上記の実施形態では、オブジェクトを、テキストの関連部分においてオブジェクトについての言及が開始する位置の直後に再配置する例について説明したが、オブジェクトを再配置する位置はこれに限定されず、ユーザーが閲覧しやすい位置であればよい。たとえば、関連部分においてオブジェクトについての言及が開始する位置の直前に、オブジェクトを配置してもよい。あるいは、オブジェクトについての言及が終了する位置の直後にオブジェクトを配置してもよい。この場合、サーバー400は、たとえば、テキスト内の単語、オブジェクト内の単語をベクトル空間モデルで表現し、各種自然言語処理を用いてコンテクストの区切りを判断することにより、オブジェクトについての言及が終了する位置を特定できる。
また、上記の実施形態では、オブジェクト内テキストは、オブジェクトに含まれる画像やテキストデータから取得するものとして説明したが、これに限定されない。たとえば、オブジェクトと当該オブジェクトの名称とを関連付けたデータベースをサーバー400のストレージ440等に記憶させてもよい。サーバー400は、当該データベースにおいてオブジェクトを検索することによってオブジェクトの名称を取得し、取得した名称をオブジェクト内テキストとしてもよい。
また、上記の実施形態では、文書内の全てのオブジェクトがテキスト内の関連部分と関連付けられる場合について説明したが、これに限定されない。関連付けられないオブジェクトについては、元の文書において最も近くに配置されていたテキストの近傍に再配置されるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、各オブジェクトに対して、一つの関連部分が関連付けられる場合について説明したが、これに限定されない。各オブジェクトに対して、複数の関連部分が関連付けられてもよい。たとえば、オブジェクト内テキストと一致するテキスト全てが関連部分としてオブジェクトと関連付けられてもよい。この場合、オブジェクト内テキストと一致するテキストが出現する箇所の全てに、オブジェクトが複製されて配置されてもよい。さらに上記のようにオブジェクトを複製する場合おいて、一度に表示される画面内に同じオブジェクト既に配置されている場合には、図13のステップS401の処理で「YES」に進み、オブジェクトを複製しないようにしてもよい。これにより、同じオブジェクトが一度に複数個表示されることを防止できる。
また、上記の実施形態では、文書閲覧のための操作としてスクロ―ル操作を中心に説明したが、対象とする操作はこれに限定されない。拡大縮小操作や、ページめくり操作、画面タブの切替操作等、画面のサイズよりも大きいサイズの文書を閲覧するための操作であれば対象となる。
また、上記の実施形態では、情報処理装置としてのサーバー400と、文書表示端末300とは別々の装置として構成される場合について説明したが、システム構成はこれに限定されない。たとえば、文書表示端末300のストレージ340に情報処理装置の機能を有するアプリケーションをインストールして、文書表示端末300が情報処理装置として機能するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、文書表示端末300が携帯端末である場合について説明したが、これに限定されない。文書表示端末300は、たとえばデスクトップPC等の大きな画面を有する装置であってもよい。この場合も、たとえば画面上において文書を表示するためのウィンドウのサイズが制限される場合には、上述したオブジェクトの再配置処理が有効に機能する。
また、上記の実施形態では、オブジェクトにテキストデータが含まれている場合には、テキストデータからオブジェクト内テキストを取得するものとして説明したが、これに限定されない。テキストデータに加えて、画像も含まれている場合には、画像からもオブジェクト内テキストを取得してもよい。
上述した実施形態に係る情報処理システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、情報処理システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
100 情報処理システム、
200 文書作成端末、
210 CPU、
220 ROM、
230 RAM、
240 ストレージ、
250 通信インターフェース、
260 表示部、
270 操作部、
280 バス、
300 文書表示端末、
310 CPU、
320 ROM、
330 RAM、
340 ストレージ、
350 通信インターフェース、
360 操作表示部、
370 バス、
400 サーバー、
410 CPU、
420 ROM、
430 RAM、
440 ストレージ、
450 通信インターフェース、
460 表示部、
470 操作部、
480 バス、
500 ネットワーク。

Claims (11)

  1. テキストおよびオブジェクトを有する文書を取得する取得部と、
    前記テキストおよび前記オブジェクトの内容を考慮して、前記テキストの中から前記オブジェクトに関連する部分である関連部分を抽出する抽出部と、
    前記文書内において前記オブジェクトと前記関連部分との間の距離が小さくなるように前記テキストおよび前記オブジェクトの配置を変更する配置変更部と、
    前記配置変更部により配置が変更された後、ユーザーからの指示に基づいて、前記配置変更部により配置が変更される前の元の文書に戻す復元部と、
    を有し、
    前記配置変更部は、複数の前記関連部分が含まれている前記テキストを、句読点または段落で分割し、1つの前記関連部分を含む分割された前記テキストの区切りの位置に、1つの前記関連部分に対応する1つの前記オブジェクトを再配置する、情報処理装置。
  2. 前記オブジェクトと前記関連部分との関連付けを設定する関連設定部をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記抽出部は、前記オブジェクトに含まれるテキストであるオブジェクト内テキストを取得し、取得した前記オブジェクト内テキストを用いて前記関連部分を抽出する請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記抽出部は、前記オブジェクトに含まれるテキストを表現するテキストデータから前記オブジェクト内テキストを取得する請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記抽出部は、前記オブジェクトに含まれる画像について文字認識を行うことにより前記オブジェクト内テキストを取得する請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記配置変更部は、前記文書において複数の前記オブジェクトが前記文書を表示する表示部において前記文書をスクロールさせるスクロール方向に連続して配置される場合、前記文書を表示する表示部のサイズを考慮して、複数の前記オブジェクトを前記スクロール方向と交差する幅方向に並べて配置する請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記配置変更部は、前記関連部分において、前記文書を表示する表示部に一度に表示できない超過部分が存在する場合、前記オブジェクトを複製し、複製された前記オブジェクトが前記超過部分と共に前記表示部に表示されるように配置する請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記文書を表示する表示部において前記文書をスクロールさせるスクロール方向に関する指示を受け付ける受付部をさらに有し、
    前記配置変更部は、前記指示に基づいて、前記スクロール方向に沿って前記文書内のテキストおよびオブジェクトが並ぶように前記テキストおよび前記オブジェクトの配置を変更する請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記配置変更部により配置が変更された文書をファイルとして記録する記録部をさらに有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. テキストおよびオブジェクトを有する文書を取得する取得ステップと、
    前記テキストおよび前記オブジェクトの内容を考慮して、前記テキストの中から前記オブジェクトに関連する部分である関連部分を抽出する抽出ステップと、
    前記文書内において前記オブジェクトと前記関連部分との間の距離が小さくなるように前記テキストおよび前記オブジェクトの配置を変更する配置変更ステップと、
    前記配置変更ステップにより配置が変更された後、ユーザーからの指示に基づいて、前記配置変更ステップにより配置が変更される前の元の文書に戻す復元ステップと、
    を有し、
    配置変更ステップは、複数の前記関連部分が含まれている前記テキストを、句読点または段落で分割し、1つの前記関連部分を含む分割された前記テキストの区切りの位置に、1つの前記関連部分に対応する1つの前記オブジェクトを再配置すること、
    をコンピューターに実行させる情報処理プログラム。
  11. 請求項10に記載の情報処理プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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