JP3809261B2 - インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 Download PDF

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のヒータが内部に設けられているノズルを用いて記録を行なうインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクを吐出すべきノズル内に電気熱変換体等のヒータを配設し、このヒータを駆動して熱によりインクを発泡させることによりインクをノズルから吐出させるインクジェット記録方法がある。このようなインクジェット記録方法においては、所望の大きさのドットによって画素を形成するために必要なインク吐出量を得るために、ヒータに供給される電力等の条件が設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記した通り所望の大きさのドットを形成するためにインク吐出量が設定されると、それに対応してインクの吐出速度が決まる。一般に、インク吐出量が多いと吐出速度が速くなる傾向にある。しかし、大きなインク滴が高速で飛翔し記録紙等の記録媒体に付着すると、跳ねを上げるスプラッターを生じて印字品質が低下するおそれがある。
【0004】
また、例えば大ドットと小ドットとによって画素を形成するなど、インク吐出量を異ならせて階調記録を行なう場合、インク量の変化に対応して吐出速度も変化する。このように吐出速度が変化するとドットの位置ずれが生じるため印字品質が不安定になる場合がある。
【0005】
そこで本発明の目的は、吐出速度に影響を及ぼすことなく所望の量のインクを吐出させることが可能なインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、吐出速度に影響を及ぼすことなくインク吐出量を変化させることが可能なインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、少なくとも2つのヒータが内部に設けられているノズルを用い、記録信号に応じて前記ノズルよりインクを吐出することにより1画素の記録を行なうインクジェット記録方法であって、ノズル内のヒータのうち一方のみを駆動してインクを吐出してインク量の少ない画素を形成し、小ドットの記録を行なう工程と、ノズル内の2つのヒータのうちの一方を駆動し、その後で、前記ノズル内に供給されたインクのメニスカスが前記ノズルの開口端部よりも後退した位置に存在する期間内に設定されたタイミングで他方の前記ヒータを駆動してインクを吐出してインク量の多い画素を形成し、大ドットの記録を行なう工程とを有することにある。このようにすると、インク量の多い画素とインク量の少ない画素を形成する印字が効率よく行なえ、かつ印字品質が安定する。
大ドットの記録を行なう工程で先に駆動される前記ヒータが前記ノズルの前記開口端部側に配置されており、後に駆動される前記ヒータが前記ノズルの後部側に配置されていることが好ましい。さらに、大ドットの記録を行なう工程で先に駆動される前記ヒータが相対的に小であり、後に駆動される前記ヒータが相対的に大であることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0014】
図1には、本発明の実施形態および参考例において用いられるインク吐出用のノズル1が示されている。このノズル1内には、ノズル開口端部1a側に設けられている小型の前側ヒータ2と、それよりも後部に位置する大型の後側ヒータ3とが配設されている。本発明の参考例のインクジェット記録方法では、印字信号を受けると図示しない駆動回路により、まず小型ヒータ2が駆動され、その後で大型ヒータ3が駆動される。本参考例では、両ヒータ2、3の駆動タイミングは約15μs以上、好ましくは15〜30μsの間隔に設定される。この駆動タイミングについて次に説明する。
【0015】
本願出願人は、両ヒータ2、3の駆動タイミングを変えた場合の、吐出速度v、インク吐出量Vd、駆動周波数frについて測定を行ない、その結果を図2に示している。なお、図2(a)において第2のインク滴のvが点線で示されているのは、第1のインク滴と分離しない状態で吐出されたためである。これによると、先に駆動されるヒータ2に対して後に駆動されるヒータ3の遅延タイミング(間隔)が、約15μs以上の範囲では、インク吐出量Vdの最大値と最小値との差が30plあるものの、吐出速度vおよび駆動周波数frは比較的高速でかつ変動の幅が小さい。したがって、この範囲の中でタイミングを任意に設定することにより、吐出速度vおよび駆動周波数frをあまり変動させることなく、つまり印字品質があまり変動することなく、インク吐出量Vdを変動させることができる。間隔が30μs程度以内の範囲が、インク吐出量Vdの変化が大きいので効果的である。一方、間隔が0μs(両ヒータ2、3の同時発熱)〜15μs程度の範囲では、吐出速度vおよび駆動周波数frの変動が大きいため、従来例とあまり変わらない。したがって、図4に示すタイミングチャートのように、先に駆動するヒータの駆動パルスを送出してから、15μs経過後に、後に駆動するヒータの駆動パルスを送出する場合(図4のA参照)から、30μs経過後に、後に駆動するヒータの駆動パルスを送出する場合(図4のB参照)までの範囲が最も適している。
【0016】
前記した効果を発揮するための、両ヒータの駆動のタイミングについてさらに説明する。図3は、前側ヒータが駆動されてからの経過時間と、インクのメニスカスのノズル開口端部における位置の変動を示すグラフである。この図3は、後側ヒータを駆動しないでメニスカスの振動が減衰するまでの様子を観測した結果を示している。メニスカスの+側は開口端部から外側へ突出している量であり、−側は開口端部から内側へ後退している量である。
【0017】
なお、本発明においてメニスカスとは吐出口部における気体と液体の界面(気液界面)の安定点を意味し、便宜上、インク吐出直後(0〜10μs)はインク液柱の先端が安定点であるため、これを示す。したがって、インク吐出直後はメニスカス位置は+側にある。その後、気泡の収縮に伴って液柱の吐出口付近にくびれが生じることにより、ここにもう一つの安定点が生じると、この部分をメニスカスと定義する。このため、図3において10〜15μs近傍に不連続部が生じている。つまり、本発明において、メニスカスが開口端部よりも後退した位置に存在するタイミングとは、吐出した液柱の吐出口付近にくびれが生じるタイミングとほぼ等しい。
【0018】
前記した通り、本参考例では両ヒータの駆動タイミングの差が15μs以上であるときに効果的であるが、図3によると、これはメニスカスが−側にあるとき、すなわちメニスカスがノズルの開口端部よりも後退した位置に存在する期間内で、後側ヒータを駆動すると効果的であることを示している。なお、図3ではタイミング80μs以上ではメニスカスが+側にあるが、図2によるとタイミング30μs以上では吐出量にあまり変化がないことがわかっており、まして80μs以上の範囲では実質的な効果は得られない。
【0019】
本参考例において、ヒータを駆動するタイミングで吐出量が変化する理由は次の通りと考えられる。すなわち、先のヒータを駆動することによって生成された気泡が収縮するのに伴ってメニスカスが後退している時に後のヒータを駆動して発泡させた場合、その吐出力がメニスカスの後退速度によって打ち消されるため、吐出量は小さい。タイミングを遅くすることで、メニスカスの後退速度が衰えるため、吐出量が増加する。その後、メニスカスが復帰するタイミングでは、さらに吐出量が増加するが、その変化量はゆるやかとなる。
【0020】
さらに、本参考例では、前側のヒータを先に駆動することにより生成された気泡が収縮する際に、後側のヒータを駆動する場合よりもヒータ前方の流路抵抗(イナータンス)がヒータ後方のそれと比べて小さいためメニスカスが大きく後退するので、その後メニスカスが後退・復帰する際に後側のヒータ駆動を行なうことによりインク吐出量を大きく変調させることが可能である。実質的にはメニスカスがノズルの開口端部よりも後退した位置に存在する期間内で後側ヒータを駆動すると効果的であるといえる。
【0021】
この参考例を応用すると、図2より明らかなように、例えば、タイミング15μs付近に設定しインク吐出量の少ない画素を形成する工程と、タイミング30μs付近に設定しインク吐出量の多い画素を形成する工程とを記録信号に応じて行なうと、両工程の吐出速度および周波数があまり変動せず印字品質を安定させた状態で、大小ドットからなる画素を記録信号に応じて形成する階調記録が可能である。タイミングをさらに多段階とすることで、多階調の記録が可能となる。
【0022】
本発明の一実施形態では、小ドットの画素形成時はヒータ1個だけの駆動を行ない、大ドットの画素形成時には図2を参照して、小ドットの画素形成のためのヒータ1個駆動時と比べあまり大きくならない吐出速度となるタイミングに設定することにより、前記と同様な効果を発揮することできる。この時、大ドットの画素形成のためのヒータ2個駆動時は小ドットの画素形成のためのヒータ1個駆動時よりもインク吐出量は多い。また、小ドット形成時には、ヒータは1個しか駆動していないので、省電力化が図れる。
【0023】
このように両ヒータの駆動タイミングを調整することにより、例えば、タイミング30μs程度として、インク吐出量(40pl)が多くしかも吐出速度(8m/s)があまり高速になり過ぎないという従来困難であった記録を行なうこともできる。2つのヒータを同時に駆動(遅延時間0μs)すると、インク吐出量はこれと同じ40plが得られるが、吐出速度は12m/sとなりスプラッシュの問題が生じ易くなってしまう。
【0024】
タイミング15μs程度として、インク吐出量が少なくかつ吐出速度が比較的速い記録を行なうこともできる。なお、後側の大ヒータを前側の小ヒータに先行して駆動させる場合も、同様に吐出速度vを大きくしすぎることなく吐出量Vdを大きくすることができる。
【0025】
なお、図5にはノズル11の他の実施例が示してあり、これによると、細長い形状の前側ヒータ12および後側ヒータ13とがずらして配置されている。
【0026】
【実施例】
第1の実施例では、印字信号を受けると図示しない駆動回路により、まず前側ヒータ2が駆動され、その後20μs経過してから後側ヒータ3が駆動される。図6に、本実施例の時間経過に伴うノズル1内のインクおよび気泡の様子が模式的に示されている。この図6には、前側ヒータ2の駆動開始時からの経過時間が記してある。図6(a)はヒータ駆動前の状態であり、前側ヒータ2が駆動されると、熱によりインクが沸騰し気泡4aが発生する。この気泡4aの発泡圧力により吐出口からインク吐出が始まる(図6(b)参照)。
【0027】
その後、前側ヒータ2による気泡の増大が修まり、気泡4aが収縮を開始する(図6(c)参照)。この期、吐出口部のインク液柱にくびれが生じ、メニスカスが形成される。ノズルから吐出中であるインク滴5は後退することなく前方へ向かって進むが(この時点でのインク滴5の体積は約10pl、吐出速度は約7m/s)、それ以外のインクは、気泡4aの発泡圧力により吐出口から収縮に伴って引き込まれ、メニスカス5bはノズル開口端部1aから後退する。そして、前側ヒータ2が駆動されてから20μs経過後に後側ヒータ3が駆動され、後側ヒータ3の加熱による気泡4bが生成される(図6(d)参照)。この時、気泡4aの収縮と気泡4bの増大とが同時に進行し、前側に生成された気泡の収縮によるインク吸引は、後側に生成された気泡4bの増大により相殺される。その上、後側ヒータ3は大型でありその作用は大きく、気泡4bの増大は、気泡4aの収縮を相殺するだけでなく、メニスカス5bを再び前進させ、インク滴5の第1滴部分5aの後部に一体的に第2滴部分5cが形成される。なお、ここでは便宜上、前側ヒータ2の駆動により形成されたインク滴の大径部分を第1滴部分5a、後側ヒータ3の駆動により形成されたインク滴の大径部分を第2滴部分5cと示しているが、本実施例では、第1滴部分5aの尾部がノズル1内のインクと分断する前に第2滴部分5cが形成されるので、2個所にこぶ状の大径部をもつインク滴5となる。
【0028】
その後、気泡4aは消泡し、気泡4bが増大を続けインク滴5はさらに前進する(図6(e)参照)。気泡4bが増大した後、縮小すると、インク滴5はノズル1内部のインクと分離して吐出し、メニスカス5bは後退する(図6(f)参照)。第2滴部分5cは、メニスカス5bが比較的後退した状態で生成され進行速度が速いため、インク滴5内で第1滴部分5aに追いつく。最終的なインク滴5の吐出量は約30pl、吐出速度は約8m/sである。
【0029】
次に図7を参照して、本発明の第2の実施例について説明する。
【0030】
第2の実施例では、前側ヒータ2が駆動された後25μs経過してから後側ヒータ3が駆動される。図7に、時間経過に伴うノズル1内のインクおよび気泡の様子が模式的に示されている。この図7には、前側ヒータ2の駆動開始時からの経過時間が記してある。図7(a)はヒータ駆動前の状態であり、前側ヒータ2が駆動されると、熱によりインクが沸騰し気泡6aが発生する。第1の実施例と同様に、この気泡6aが徐々に増大してインク吐出が始まる(図7(b)参照)。その後、前側ヒータ2による気泡の増大が修まり、気泡6aが収縮を開始する(図7(c)参照)。この時、ノズルからインク滴(第1のインク滴)7aが吐出し、ノズル内に残ったインクは気泡6aの収縮に伴って引き込まれ、メニスカス7bはノズル開口端部1aから後退する。
【0031】
そして、前側ヒータ2が駆動されてから25μs経過後に後側ヒータ3が駆動され、後側ヒータ3の加熱による気泡6bが生成される(図7(d)参照)。この時、気泡6aは消泡している。後側ヒータ3は大型でありその作用は大きく、気泡6bが増大するとメニスカス7bが再び前進し、すでに吐出された第1のインク滴7aの後方に、第2のインク滴7cが吐出する。第2のインク滴7cの速度は、図2(a)から明らかなように約9m/sであり、第一のインク滴7aよりも速いのですぐに追いつき、両インク滴7a、7cが一体化(合体)する(図7(e)参照)。
【0032】
その後、気泡6aは縮小しやがて消泡する。それに伴って、メニスカス8は後退する。この時、一体化したインク滴7は、第1のインク滴7aと実質的に同じ速さになって飛翔する(図7(f)参照)。
【0033】
なお、以上のインク吐出が完了した後のメニスカス7bの後退量が、次回のインク吐出に影響を及ぼすが、このメニスカス後退量は後側ヒータが消泡する際のヒータに対して前側のイナータンス(流路抵抗)と後側のイナータンスとのバランスによって決まるため、本実施例のように前側のイナータンス(流路抵抗)が大きいと、メニスカス後退量が小さくなり、印字周波数が高くできる。
【0034】
図8は、本発明のインクジェット記録装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0035】
このインクジェット記録装置は、記録ヘッドとインクタンクとが一体となったヘッドカートリッジ271を着脱自在に搭載するキャリッジ270を有し、このキャリッジ270の往復走査と、これに直交する方向への被記録媒体の所定ピッチでの搬送を交互に繰り返しながら、記録ヘッドからインクを吐出し、被記録媒体に記録を行なうものである。記録ヘッドは、先に示したような、1つのインク流路に対して2つのヒータを有するものである。また、記録ヘッドのインク流路は、360dpiの密度で配列されている。
【0036】
図8において、主制御部をなすコントローラ200は、マイクロコンピュータ形態のCPU201と、その手順に対応したプログラムやテーブル、ヒートパルスの電圧値、パルス幅、その他の固定データを格納したROM203と、画像データを展開する領域や作業用の領域等を設けたRAM205とを有する。このコントローラ200で、同じ流路内の2つのヒータを駆動する場合に、階調信号に応じて記録ヘッドのヒータの駆動タイミングをずらしたりするといった制御を行なう。
【0037】
210は画像データ等の供給源をなすホスト装置(画像読み取りのためのリーダであってもよい)であり、画像データその他のコマンド、ステータス信号等は、インターフェース(I/F)を介してコントローラ200との間で送受信される。
【0038】
操作パネル102には、後述されるように各種のモードを選択するためのモード選択スイッチ220、電源スイッチ222、記録開始を指令するためのプリントスイッチ224、および吐出回復処理の起動を支持するための回復スイッチ226を有し、操作者による指令入力を受容する部分である。230はホームポジションやスタートポジション等、キャリッジ270の位置を検出するためのキャリッジ位置検出センサ232、およびリリーフスイッチを含むポンプの位置を検出するためのポンプ位置検出センサ234等を備えた、この記録装置の状態を検出するためのセンサ群である。
【0039】
240は、コントローラ200から送られる記録データに応じて記録ヘッドのヒータを駆動するためのヘッドドライバである。また、ヘッドドライバ240の一部は、記録ヘッドの保温制御を行なう温度ヒータ272を駆動することにも用いられる。さらに、記録ヘッドの温度を検出する温度センサ273からの検出値は、コントローラ200に入力される。
【0040】
250は、キャリッジ270を往復走査させるための主走査モータであり、この主走査モータ250はモータドライバ252によって駆動される。260は被記録媒体を搬送するための副走査モータであり、この副走査モータ260はモータドライバ254によって駆動される。
【0041】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、インクの吐出速度や周波数をあまり変動させることなく、インク吐出量を変化させることができる。したがって、印字品質をばらつかせずに任意の大きさのインク滴を自在に吐出できる。
【0042】
それに伴って、インク吐出量が多くても吐出速度を低く抑えてスプラッター現象を低減したり、逆にインク吐出量が少なくても吐出速度を速くして高速印字を達成することができる。
【0043】
また、1個のヒーターのみを駆動することによる小ドットの画素形成と、この小ドットの画素形成時と同程度の吐出速度に設定して2個のヒーターを駆動する大ドットの画素形成とを行なうと、駆動電力を低く抑えつつ、印字品質を安定させて吐出量の異なるインク吐出が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において用いられるノズルの概略図である。
【図2】(a)は図1の実施形態におけるヒータ加熱タイミングと吐出速度との関係図、(b)はヒータ加熱タイミングと吐出量との関係図、(c)はヒータ加熱タイミングと印字周波数との関係図である。
【図3】ヒータを1回駆動した後の経過時間とメニスカス変動量との関係図である。
【図4】本発明におけるヒータ駆動パルスのタイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態において用いられるノズルの概略図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるノズル部の様子を示す模式図である。
【図7】本発明の第2の実施例におけるノズル部の様子を示す模式図である。
【図8】本発明のインクジェット記録装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、11 ノズル
1a ノズル開口端部
2、12 前側ヒータ
3、13 後側ヒータ
4a、4b、6a、6b 気泡
5、7 インク滴
5a、7a 第1滴部分
5b、7b メニスカス
5c、7c 第2滴部分
102 操作パネル
200 コントローラ
201 CPU
203 ROM
205 RAM
220 モード選択スイッチ
222 電源スイッチ
224 プリントスイッチ
226 回復スイッチ
230 センサ群
232 キャリッジ位置検出センサ
234 ポンプ位置検出センサ
240 ヘッドドライバ
250 主操作モータ
252 モータドライバ
254 モータドライバ
260 副走査モータ
270 キャリッジ
271 ヘッドカートリッジ
272 温度ヒータ
273 温度センサ

Claims (6)

  1. 少なくとも2つのヒータが内部に設けられているノズルを用い、記録信号に応じて前記ノズルよりインクを吐出することにより1画素の記録を行なうインクジェット記録方法であって、
    ノズル内のヒータのうち一方のみを駆動してインクを吐出してインク量の少ない画素を形成し、小ドットの記録を行なう工程と、
    ノズル内の2つのヒータのうちの一方を駆動し、その後で、前記ノズル内に供給されたインクのメニスカスが前記ノズルの開口端部よりも後退した位置に存在する期間内に設定されたタイミングで他方の前記ヒータを駆動してインクを吐出してインク量の多い画素を形成し、大ドットの記録を行なう工程と
    を有するインクジェット記録方法。
  2. 大ドットの記録を行なう工程で先に駆動される前記ヒータが前記ノズルの前記開口端部側に配置されており、後に駆動される前記ヒータが前記ノズルの後部側に配置されている請求項に記載のインクジェット記録方法。
  3. 大ドットの記録を行なう工程で先に駆動される前記ヒータが相対的に小であり、後に駆動される前記ヒータが相対的に大である請求項に記載のインクジェット記録方法。
  4. 少なくとも2つのヒータが内部に設けられているノズルを用い、記録信号に応じて前記ノズルよりインクを吐出することにより1画素の記録を行なうインクジェット記録装置であって、
    ノズル内のヒータのうち一方のみを駆動してインクを吐出してインク量の少ない画素を形成し、小ドットの記録を行なわせる第1駆動手段と、
    ノズル内の2つのヒータのうちの一方を駆動し、その後で、前記ノズル内に供給されたインクのメニスカスが前記ノズルの開口端部よりも後退した位置に存在する期間内に設定されたタイミングで他方の前記ヒータを駆動してインクを吐出してインク量の多い画素を形成し、大ドットの記録を行なわせる第2駆動手段と
    を有するインクジェット記録装置。
  5. 大ドットの記録を行なわせる場合に先に駆動される前記ヒータが前記ノズルの前記開口端部側に配置されており、後に駆動される前記ヒータが前記ノズルの後部側に配置されている請求項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 大ドットの記録を行なわせる場合に先に駆動される前記ヒータが相対的に小であり、後に駆動される前記ヒータが相対的に大である請求項に記載のインクジェット記録装置。
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