JP3809224B2 - クッションシートの上下動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、クッションシートの上下動装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】
従来公知の実公平4−6338号公報には、車体フレーム側に取付けた固定フレームと、該固定フレームに対して上下自在に設けたクッションフレームと、該クッションフレーム側に軸により設けられ任意の操作手段で回動する前側作動用回動部材と、該前側作動用回動部材に一端を取付軸により軸着し他端を前記固定フレームに固定側取付軸により軸着した前側回動アームとを有するクッションシートにおいて、前記前側作動用回動部材の軸は、前記取付軸が前記固定側取付軸に対して上動したとき、シートの前側を上動させ、前記前側作動用回動部材の軸は、取付軸が固定側取付軸に対して下動すると、シートの前側を下動させるように、前記軸と前記固定側取付軸と前記取付軸とを配置構成したクッションシートの上下動装置について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例は、前側作動用回動部材の回動による取付軸の上下方向と、シートの前側部分の上下方向が一致しているから、その分、作動スペースが必要になり、上下動装置全体を大型にするという課題がある。
【0004】
【発明の目的】
作動スペースの小型化、作動効率の向上、収容スペースの小型化、上下動装置を小型化でき、スペースの有効利用。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車体フレーム側に取付けた固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、12に対して上下自在に設けたクッションフレーム3と、前記固定フレーム12、12の前側とクッションフレーム3側の前側とを連結する前側回動アーム40と、前記前側回動アーム40を回動させる作動機構からなる上下動装置とを有するクッションシートにおいて、前記前側回動アーム40は、その後端を前記固定フレーム12に固定側取付軸41により軸着し、その前端を前記クッションフレーム3側に軸44により取付けた前記前側回動アーム40を回動させる前側作動用回動部材43にアーム取付軸45により軸着し、前記固定側取付軸41は前記軸44よりも常に後側上方に位置させ、前記固定側取付軸41と軸44とアーム取付軸45とは、軸44とアーム取付軸45とを結ぶ線分Fが、車体進行方向に対して側面視、クッションシート2の前側を上動させるとき時計回転方向に移動しクッションシート2の前側を下動させるとき反時計回転方向に移動するように配置構成したクッションシートの上下動装置としたものである。
本発明は、車体フレーム側に取付けた固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、12に対して上下自在に設けたクッションフレーム3と、該クッションフレーム3側に軸44により設けられ任意の操作手段で回動する前側作動用回動部材43と、該前側作動用回動部材43に一端を取付軸45により軸着し他端を前記固定フレーム12に固定側取付軸41により軸着した前側回動アーム40とを有するクッションシートにおいて、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも上動しなくても、前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して上動すると、前記シート2の前側を上動させ、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも下動しなくても、前記前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して下動すると、前記シート2の前側を下動させるように、前記軸44と前記固定側取付軸41と前記取付軸45とを配置構成したクッションシートの上下動装置としたものである。
本発明は、車体フレーム側に取付けた固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、12に対して上下自在に設けたクッションフレーム3と、該クッションフレーム3側に軸44により設けられ任意の操作手段で回動する前側作動用回動部材43と、該前側作動用回動部材43に一端を取付軸45により軸着し他端を前記固定フレーム12に固定側取付軸41により軸着した前側回動アーム40とを有するクッションシートにおいて、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも上動しなくても、前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して上動すると、前記シート2の前側を上動させ、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも下動しなくても、前記前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して下動すると、前記シート2の前側を下動させるように、前記固定側取付軸41は前記取付軸45よりも常に後側上方に位置させ、前記固定側取付軸41と軸44と取付軸45とは、軸44と取付軸45とを結ぶ線分Fが、車体進行方向に対して側面視、クッションシート2の前側を上動させるとき時計回転方向に移動しクッションシート2の前側を下動させるとき反時計回転方向に移動するように配置構成したクッションシートの上下動装置としたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の実施例を図面により説明すると、1は車両用シート、2は車両用シート1のクッションシート、3はクッションシート2のクッションフレームである。クッションフレーム3は、着座者の臀部の下方となる後側底板4が低く、前側底板6を高く形成し、前記後側底板4および前側底板6の左右側には上方に起立する立上部5を一体的に連設して構成している(なお、前後に起立壁を設けているが要件でない)。前記左右の立上部5は外側に至るに従い次第に高くなるように傾斜させて形成する。
左右の立上部5の側部には、該立上部5の略全長に亘ってサイドフレーム7を設ける。サイドフレーム7は、正面からみると、縦板部10の下端部を内方に屈曲させた横板部11とからなる略L型構造に形成している。
12は左右一対の固定フレームであり、車体フレームに対して固定されているか、あるいは、任意方向に移動調節自在に取付けられているものでもいずれでもよく、本実施例では所謂スライドレール13のアッパーレール14に固定する構成とし、固定フレーム12は車体に対して前後に移動するが、上下に移動するサイドフレーム7に対しては固定側となるため、「固定」と表現している。15はスライドレール13のロアーレールである。
しかして、固定フレーム12とクッションフレーム3側との間には、クッションシート2の上下動装置を設ける。左右のサイドフレーム7の後側の外面側には上下動装置の一部を構成する頂点を下向きにした逆三角形状に形成した後側回動アーム16の前端部を回動自在に移動側取付軸17により夫々軸着し、後側回動アーム16の後端部を固定フレーム12に固定側取付軸18により回動自在に夫々軸着する。
【0007】
左右のサイドフレーム7の外側に取付けた後側回動アーム16の下端19に対応するサイドフレーム7の横板部11には後側窓部20を形成し、該後側窓部20の内側に前後方向のロッド21の後端を臨ませ、ロッド21の後端を前記後側回動アーム16の下端部に軸22により軸着する。前記後側窓部20はサイドフレーム7の横板部11にも一体的に形成すると、前記後側回動アーム16の回動しても横板部11に干渉しない。なお、前記ロッド21の後部は下方に屈曲させて形成すると、前記軸22の位置を前記軸移動側取付軸17の位置よりも下方にして、ロッド21の移動量を少なくしたままで後側回動アーム16が大きく回動するように構成できる。
左右のロッド21のうち、一方のロッド21の前端は後側セクターギヤ25a により形成した後側作動用回動部材25に軸26により軸着し、後側作動用回動部材25はサイドフレーム7の内側に作動用連結軸27により取付ける。
前記サイドフレーム7には内側に膨出する後側内側膨出部28を形成し、該後側内側膨出部28の下面側には窓部29を形成し、前記後側内側膨出部28に後側位置固定装置30の出力軸31に固定した歯車32を位置させ、歯車32に前記後側作動用回動部材25を噛合わせる。即ち、後側内側膨出部28によりサイドフレーム7の外面側にある歯車32をサイドフレーム7の内側にある後側作動用回動部材25と同一面に位置させて両者を噛合わせている。なお、歯車32は後側内側膨出部28内に設けているので、サイドフレーム7の外側となるが、これは、歯車32を取付けた状態の後側位置固定装置30をサイドフレーム7の外面に取付けられるようにして、組付けを容易にしたもので、歯車32をサイドフレーム7の内側に設けてもかまわない。
【0008】
また、後側作動用回動部材25の下方の横板部11には中間窓部33を形成し、後側作動用回動部材25の回転にサイドフレーム7の横板部11が干渉しないようにしている。
前記後側位置固定装置30は、サイドフレーム7の縦板部10の外側面に固定する。後側位置固定装置30は公知の構成であり、後側位置固定装置30の入力軸には後側操作ダイヤル34を取付け、後側操作ダイヤル34はいずれの方向にも回転可能であり、回転させると前記歯車32を回転させるが、後側作動用回動部材25が歯車32を回転させようとすると、これを停止させる機構(ブレーキ機構)を内蔵させている。したがって、後側操作ダイヤル34より手を離した状態では、後側作動用回動部材25は回転せず、このことによりロッド21が後側回動アーム16の回動をロックし、クッションシート2の後部を所定位置に保持する。
即ち、後側作動用回動部材25がロッド21を押し引きすることで、後側回動アーム16を回動させ、後側回動アーム16は移動側取付軸17を固定側取付軸18中心に回転させて、サイドフレーム7の後部を上下させる。この場合、一方のロッド21には後側作動用回動部材25を取付けているが、他方のロッド21にはアーム35の先端を軸着し、アーム35の基部は前記作動用連結軸27に固定する。
【0009】
また、前記後側作動用回動部材25は他の車両用シートに使用したものと共用しているため、本願の上下動装置において使用する歯数より多く歯が形成されているが、後側作動用回動部材25の端部の歯より中間の歯までを使用し、これ以上の後側作動用回動部材25過剰回転は規制部材36により規制している。即ち、前記後側回動アーム16を回動させる後側作動用回動部材25の近傍位置には、該後側作動用回動部材25の過剰回転を規制する規制部材36を設けることにより、後側作動用回動部材25はその端部の歯から任意位置までの歯を使用することができ、他のセクターギヤと共用できる。規制部材36はサイドフレーム7の一部を内側に膨出させて形成している。
しかして、前記固定フレーム12の前端部に前側回動アーム40の後端を固定側取付軸41により軸着する。前側回動アーム40は前端を前下がり状態に傾斜させ、サイドフレーム7の前側部分に形成した前側窓部42の外側側部に臨ませる。前側窓部42の内側面であって、サイドフレーム7の内側には前側セクターギヤ43a により形成した前側作動用回動部材43を臨ませ、前側作動用回動部材43は作動用連結軸44に固定し、作動用連結軸44の両端をサイドフレーム7に回転のみ自在に軸装する。前側作動用回動部材43には前記前側回動アーム40の他端をアーム取付軸45により軸着する。したがって、前側回動アーム40は一端は固定フレーム12に取付けるが、他端は直接サイドフレーム7に取付けるのではなく、前側作動用回動部材43に取付け、前側作動用回動部材43と前側回動アーム40により前側リンク機構Lを構成する。
【0010】
しかして、少なくともアーム取付軸45は固定側取付軸41よりも常時下方かつ前方に位置させ、前側回動アーム40に圧縮荷重が掛からないように構成する。
また、前側作動用回動部材43は作動用連結軸44中心に回転し、このとき、アーム取付軸45は作動用連結軸44を基準に見ると作動用連結軸44を中心として円移動し、かつ、固定側取付軸41を基準に見ると固定側取付軸41を中心として円移動するが、このとき、前記前側作動用回動部材43とクッションフレーム3側との軸着部である作動用連結軸44は、前記前側回動アーム40と前記前側作動用回動部材43との軸着部であるアーム取付軸45が必ずしも上動しなくても、前側作動用回動部材43の回動により前記前側回動アーム40の前記固定フレーム12との軸着部である固定側取付軸41に対して上動すると、前記シート2の前側を上動させ、前記前側回動アーム40と前記前側作動用回動部材43との軸着部であるアーム取付軸45が必ずしも下動しなくても、前側作動用回動部材43の回動により前記前側回動アーム40の前記固定フレーム12との軸着部である固定側取付軸41に対して下動すると、前記シート2の前側を下動させるように構成する。
それゆえ、固定側取付軸41と作動用連結軸44とアーム取付軸45とは、作動用連結軸44とアーム取付軸45とを結ぶ線分Fを図において(車体進行方向に対して側面視)時計方向回動させると、作動用連結軸44は固定側取付軸41に対して上動し、反対に、前記線分Fが図において反時計方向回動すると、作動用連結軸44は固定側取付軸41に対して下動するように構成する。即ち、クッションフレーム3側に前側作動用回動部材43を設け、該前側作動用回動部材43に前側回動アーム40を軸着しているため、固定側取付軸41のみが位置不動あり、作動用連結軸44とアーム取付軸45は夫々複雑に移動するが、前記のように配置することにより、作動用連結軸44とアーム取付軸45の側面視の上下幅を大きくすることなく、クッションフレーム3の上下幅を大きくでき、前側リンク機構Lを小型化ができる。
なお、作動用連結軸44の一端には前側作動用回動部材43を取付けているが、他端にはアーム37の基部を固定し、アーム37の先端には前記前側回動アーム40の先端を軸着する。
【0011】
前側作動用回動部材43の上方のサイドフレーム7には内側に膨出する前側内側膨出部46を形成し、該前側内側膨出部46の下面側には窓部47を形成し、前記前側内側膨出部46に前側リンク位置固定装置48の出力軸49に固定した歯車50を位置させ、歯車50に前記前側作動用回動部材43を噛合わせる。
前記前側作動用回動部材43および前側リンク位置固定装置48とサイドフレーム7との関係は、前記後側作動用回動部材25と後側位置固定装置30と同一である。
また、前記前側セクターギヤ43a は、後側セクターギヤ25a と共用し、前記サイドフレーム7の横板部11を回転規制部材51とすると共に、前記作動用連結軸27および軸26を挿通する後側セクターギヤ25a に形成した透孔の位置と、作動用連結軸44およびアーム取付軸45を挿通する前側セクターギヤ43a に形成した透孔の位置とが一致するように、同一および/または対称に形成している。
しかして、前記上下動装置は、サイドフレーム7と、固定フレーム12と、後側回動アーム16および前側回動アーム40によりリンクを構成し、前記後側回動アーム16を回動させると、シート後部を上下させ、前側回動アーム40を回動させると、シート前部を上下させ、後側回動アーム16と前側回動アーム40を両方回動させると、シート全体を上下させる。この場合、前側リンク位置固定装置48の前側操作ダイヤル52は、前側に回転させると、シート前部を上動させ、後側位置固定装置30の後側操作ダイヤル34は、後側に回転させると、シート後部を上動させるように構成する。
【0012】
また、シートに掛かる荷重は主にシート後部であり、荷重が掛かる部分の下方近傍に、サイドフレーム7の回動支点となる固定側取付軸18を配置し、前側操作ダイヤル52の操作荷重を軽減させ、操作荷重を軽減させるバネ等の軽減装置は特に設けない。
しかして、前記上下動装置の構成要素のうち、後側回動アーム16および前側回動アーム40を操作する操作機構である後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43と、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43の夫々から後側回動アーム16および前側回動アーム40の夫々に操作力を伝達する伝達機構は、正面視、サイドフレーム7の縦板部10および横板部11とクッションフレームの立上部5とにより形成される隙間に位置するように配置する。
即ち、後側回動アーム16および前側回動アーム40を操作する操作機構である後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43と、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43の夫々から後側回動アーム16および前側回動アーム40の夫々に操作力を伝達する伝達機構の少なくとも一部は、縦板部10および横板部11とクッションフレーム3の立上部5とにより形成される上下左右を包囲した包囲空間内に位置させ、その余の部分は、クッションフレーム3の立上部5、縦板部10または横板部11の形状によっては包囲されないが、立上部5、縦板部10または横板部11のこれらを前後方向に延長すれば形成されるであろう想定空間内に配置させ、結果的には、正面視、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43と、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43の夫々から後側回動アーム16および前側回動アーム40の夫々に操作力を伝達する伝達機構は、立上部5、縦板部10および横板部11によって形成された輪郭形状内に位置するように構成する。
【0013】
実施例では、クッションフレーム3の前側底板6が前側作動用回動部材43の下部より上方に位置して、前側作動用回動部材43の内側部分を完全には包囲していないが、表皮部材等が存在するサイドフレーム7の外面側には前側作動用回動部材43を露出させない(図13)。
しかして、前記前側回動アーム40がアーム取付軸45を中心に回動させたと仮定したときに、この回動範囲内のサイドフレーム7には外側に突き出る係合部53を形成し、クッションフレーム3を固定フレーム2に組付けるとき、自由端となっている前側回動アーム40の一端が係合部53に当接することにより回動を規制し、誤った組付けの防止をして、組立作業を容易にしている。
【0014】
【作用】
次に作用を述べる。
左右のサイドフレーム7の後側部分の外面に後側回動アーム16を軸移動側取付軸17により軸着し、後側作動用回動部材25およびアームアーム35を固定した作動用連結軸27の両端を軸着し、後側作動用回動部材25およびアームアーム35と前記後側回動アーム16との間をロッド21によりそれぞれ連結し、後側作動用回動部材25に後側位置固定装置30の出力軸出力軸31に取付けた歯車32が噛合うようにして後側位置固定装置30をサイドフレーム7に固定する。
次に、左右のサイドフレーム7の前側部分の内面に前側作動用回動部材43およびアーム37を固定した作動用連結軸44の両端を軸着し、前側作動用回動部材43に前側リンク位置固定装置48の出力軸出力軸49に取付けた歯車50が噛合うようにして前側リンク位置固定装置48をサイドフレーム7に固定し、左右のサイドフレーム7の前側部分の外面に前側回動アーム40を当接させ、前側回動アーム40の先端を前側窓部42を介して前側作動用回動部材43の外面に当接させてアーム取付軸45により軸着する。
【0015】
次に、この状態の左右のサイドフレーム7にクッションフレーム3を固定し、この状態のクッションフレーム3を、左右の後側回動アーム16を左右の固定フレーム12に軸固定側取付軸18によりそれぞれ軸着し、左右の前側回動アーム40を固定フレーム12に固定側取付軸41によりそれぞれ軸着し、固定フレーム12に対する取付が完了する。
この場合、前側回動アーム40をアーム取付軸45中心に回動させたと仮定したときに、この回動範囲内のサイドフレーム7には外側に突き出る係合部53を形成しているから、クッションフレーム3を固定フレーム2に組付けるとき、自由端となっている前側回動アーム40の一端が係合部53に当接することにより回動を規制し、誤った組付けの防止をして、組立作業を容易にできる。
しかして、立上部5の側部に、略全長に亘ってサイドフレーム7の縦板部10を溶接固定し、また、後側底板4および前側底板6の下面にサイドフレーム7の横板部11を溶接固定する構成としたから、クッションフレーム3および左右のサイドフレーム7は互いが互いの強度メンバーとなる所謂ボックス構造となり、薄い金属板を使用しても充分な強度が確保される。したがって、クッションフレーム3の左右両側にサイドフレーム7を取付けても全体の重量は軽くなり、軽量化を図れる。
【0016】
また、前記上下動装置の構成要素のうち、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43と、後側作動用回動部材25から後側回動アーム16に操作力を伝達するロッド21は、正面視、サイドフレーム7の縦板部10および横板部11とクッションフレームの立上部5とにより形成される空間内に配置しているから、シート上下動装置を取付けたクッションフレーム3であっても露出しているのは前側回動アーム40および後側回動アーム16だけであり、クッションフレーム3にパッドを取付ける作業やこのパッドを表皮部材で包囲する作業は頗る容易となるばかりでなく、パッドや表皮部材を作業中に損傷させることもない。
また、図13の実施例では、後側作動用回動部材25と該後側作動用回動部材25から後側回動アーム16に操作力を伝達するロッド21は、縦板部10および横板部11とクッションフレーム3の立上部5とにより形成される上下左右を包囲した包囲空間内に位置させ、前側作動用回動部材43は内側側面をクッションフレーム3の立上部5により完全に包囲されないが、立上部5、縦板部10または横板部11のこれらを前後方向に延長すれば形成されるであろう想定空間内に配置させ、結果的には、正面視、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43と、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43の夫々から後側回動アーム16および前側回動アーム40の夫々に操作力を伝達する伝達機構は、立上部5、縦板部10および横板部11によって形成された輪郭形状内に位置しているから、クッションフレーム3にパッドを取付ける作業やこのパッドを表皮部材で包囲する作業は頗る容易となるばかりでなく、パッドや表皮部材に接触するのを防止する。また、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43と、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43の夫々から後側回動アーム16および前側回動アーム40の夫々に操作力を伝達する伝達機構は、想定空間内に配置しているから、作動を確実にする。
【0017】
しかして、車両用シート1に着座し、後側操作ダイヤル34を図において時計回転方向に回すと、後側操作ダイヤル34の出力軸31が回転して歯車32を回転させ、歯車32は後側作動用回動部材25を作動用連結軸27中心に回転させ、後側作動用回動部材25はロッド21を前側に牽引する。ロッド21は後側回動アーム16を固定側取付軸18中心に図において時計回転させ、移動側取付軸17は固定側取付軸18に対して上動させ、クッションシート2の後部を上動させる。反対に後側操作ダイヤル34を回すと、クッションシート2の後部を下動させる。
また、前側操作ダイヤル52を図において反時計回転方向(前側)に回すと、前側リンク位置固定装置48の出力軸49が回転して歯車50を回転させ、歯車50は前側作動用回動部材43を作動用連結軸44中心に回転させ、前側作動用回動部材43はアーム取付軸45を作動用連結軸44中心に図において時計回転方向に回転させる。前側作動用回動部材43を作動用連結軸44中心に回転させたとき、アーム取付軸45は作動用連結軸44を基準に見ると作動用連結軸44を中心として円移動するが、同時にアーム取付軸45は固定側取付軸41を中心として円移動するから、作動用連結軸44およびアーム取付軸45は固定側取付軸41を基準に見るとアーム取付軸45が固定側取付軸41に対しておおむね下降するとき作動用連結軸44は上動するので、作動用連結軸44を取付けたサイドフレーム7ひいてはクッションシート2の前部を上動させる。反対に、前側操作ダイヤル52を回すと、固定側取付軸41を基準に見るとアーム取付軸45が固定側取付軸41に対しておおむね上動して作動用連結軸44を下降させるので、クッションシート2の前部を下動させる。
【0018】
即ち、前記前側作動用回動部材43とクッションフレーム3側との軸着部である作動用連結軸44は、前記前側回動アーム40と前記前側作動用回動部材43との軸着部であるアーム取付軸45が必ずしも上動しなくても、前側作動用回動部材43の回動により前記前側回動アーム40の前記固定フレーム12との軸着部である固定側取付軸41に対して上動すると、前記シート2の前側を上動させ、前記前側回動アーム40と前記前側作動用回動部材43との軸着部であるアーム取付軸45が必ずしも下動しなくても、前側作動用回動部材43の回動により前記前側回動アーム40の前記固定フレーム12との軸着部である固定側取付軸41に対して下動すると、前記シート2の前側を下動させるように構成しているから、作動用連結軸44とアーム取付軸45の上下幅をシートの上下幅に対して極力小さくでき、作動効率を向上させ、収容スペースを小さくでき、前側回動アーム40にも引っ張り荷重しか掛からないから薄く細くでき、上下動装置を小型化でき、スペースの有効利用も図れる。
【0019】
また、固定側取付軸41と作動用連結軸44とアーム取付軸45とは、作動用連結軸44とアーム取付軸45とを結ぶ線分Fを図において(車体進行方向に対して側面視)時計方向回動させると、作動用連結軸44は固定側取付軸41に対して上動し、反対に、前記線分Fが図において反時計方向回動すると、作動用連結軸44は固定側取付軸41に対して下動するように構成しているから、固定側取付軸41のみが位置不動あり、作動用連結軸44とアーム取付軸45は夫々複雑に移動するが、前記のように配置することにより、作動用連結軸44とアーム取付軸45の側面視の上下幅を大きくすることなく、クッションフレーム3の上下幅を大きくでき、前側リンク機構Lを小型化ができる。
この場合、前側を操作する前側操作ダイヤル52を前方に、後側を操作する後側操作ダイヤル34を後方に回転させると、夫々シートの前後部を上動させるので、操作方向と作動方向が一致し、操作性を向上させる。なお、図はシート内部側から見た配置であり、シートの外側から見ると、操作ダイヤルの回転方向は説明と反対になる。
【0020】
また、前側回動アーム40は、固定フレーム12に軸着した固定側部分に対して、移動側のサイドフレーム7に軸着した先端を前下がりに低く位置させているから、一般に鋼板は引っ張り強度の方が圧縮座屈荷重より強く、シートに掛かる荷重は、アーム取付軸45を介して前側回動アーム40を下方に牽引する牽引荷重であって圧縮荷重でないので、前側回動アーム40の板厚を薄くでき、軽量化できる。
また、固定フレーム12は前側回動アーム40と後側回動アーム16を軸着し得る前後長さに形成すればよく、前側回動アーム40は後端を固定フレーム12に、前端をサイドフレーム7に軸着しているから、固定フレーム12は前側回動アーム40との軸着部分固定側取付軸41より前側部分を省略でき、固定フレーム12を小型にして軽量化できる。
【0021】
また、前側作動用回動部材43の上方のサイドフレーム7には内側に膨出する前側内側膨出部前側内側膨出部46を形成し、該前側内側膨出部46の下面側には窓部窓部47を形成し、前記前側内側膨出部46に前側リンク位置固定装置前側リンク位置固定装置48の出力軸出力軸49に固定した歯車50を位置させ、歯車50に前記前側作動用回動部材43を噛合わせているから、前側内側膨出部46によりサイドフレーム7の外面側にある歯車50をサイドフレーム7の内側にある前側作動用回動部材43と同一面に位置させて両者を噛合わせることが可能になり、サイドフレーム7の外面側から内側にある前側作動用回動部材43を操作可能にできる。
しかして、サイドフレーム7と固定フレーム12との関係において、サイドフレーム7の後部の軸着部である固定側取付軸18は、クッションシート2に着座したときの荷重が掛かる重心位置近傍の下方に配置しているから、サイドフレーム7の後部の軸着部である固定側取付軸18に相当な荷重が掛かっても、サイドフレーム7の前端側には荷重が掛からないので、前側作動用回動部材43を回転させる前側操作ダイヤル52の操作荷重を軽減させるバネ等の軽減装置は特に設けないですみ、構成を簡単にし、軽量化に貢献する。
【0022】
しかして、後側作動用回動部材25である後側セクターギヤ25a と前側作動用回動部材43である前側セクターギヤ43a は他の車両用シートに使用したものと共用しているため、本願の上下動装置において使用する歯数より多く歯が形成されているが、後側セクターギヤ25a および前側セクターギヤ43a の端部の歯より中間の歯までを使用し、これ以上の後側セクターギヤ25a および前側セクターギヤ43a の過剰回転は規制部材36および回転規制部材51の夫々により規制している。したがって、部品の共通化ができ、コストを削減する。
また、後側セクターギヤ25a と前側セクターギヤ43a とは、作動用連結軸27および軸26を挿通する後側セクターギヤ25a に形成した透孔の位置と、作動用連結軸44およびアーム取付軸45を挿通する前側セクターギヤ43a に形成した透孔の位置とが一致するように、同一および/または対称に形成しているから、前後の後側セクターギヤ25a と前側セクターギヤ43a とを共用できるばかりでなく、後側作動用回動部材25と前側作動用回動部材43とを誤って入れ違えて取付けることもなく、また、運転席と助手席とでは、裏表となるが、この点も共用できると共に、誤った組付けを防止できる。また、対称状に複数透孔を形成した場合、後側セクターギヤ25a にロッド21を誤った接続しても、ロッド21をつけなおすだけでよく、作業の手間を簡単にする。
【0023】
【効果】
本発明は、車体フレーム側に取付けた固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、12に対して上下自在に設けたクッションフレーム3と、前記固定フレーム12、12の前側とクッションフレーム3側の前側とを連結する前側回動アーム40と、前記前側回動アーム40を回動させる作動機構からなる上下動装置とを有するクッションシートにおいて、前記前側回動アーム40は、その後端を前記固定フレーム12に固定側取付軸41により軸着し、その前端を前記クッションフレーム3側に軸44により取付けた前記前側回動アーム40を回動させる前側作動用回動部材43にアーム取付軸45により軸着し、前記固定側取付軸41は前記軸44よりも常に後側上方に位置させ、前記固定側取付軸41と軸44とアーム取付軸45とは、軸44とアーム取付軸45とを結ぶ線分Fが、車体進行方向に対して側面視、クッションシート2の前側を上動させるとき時計回転方向に移動しクッションシート2の前側を下動させるとき反時計回転方向に移動するように配置構成したクッションシートの上下動装置としたものであるから、作動用連結軸44とアーム取付軸45の上下幅をシートの上下幅に対して極力小さくでき、作動効率を向上させ、収容スペースを小さくでき、前側回動アーム40にも引っ張り荷重しか掛からないから薄く細くでき、上下動装置を小型化でき、スペースの有効利用も図ることができる効果を奏する。
本発明は、車体フレーム側に取付けた固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、12に対して上下自在に設けたクッションフレーム3と、該クッションフレーム3側に軸44により設けられ任意の操作手段で回動する前側作動用回動部材43と、該前側作動用回動部材43に一端を取付軸45により軸着し他端を前記固定フレーム12に固定側取付軸41により軸着した前側回動アーム40とを有するクッションシートにおいて、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも上動しなくても、前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して上動すると、前記シート2の前側を上動させ、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも下動しなくても、前記前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して下動すると、前記シート2の前側を下動させるように、前記軸44と前記固定側取付軸41と前記取付軸45とを配置構成したクッションシートの上下動装置としたものであるから、特に、アーム取付軸45の動きにかかわらず、作動用連結軸44を固定側取付軸41に対して上下させるのであるので、構成は簡単であり、また、作動用連結軸44とアーム取付軸45との移動方向を互いに反対方向となるような動きにできるので、作動用連結軸44とアーム取付軸45との上下幅をシートの上下幅に対して極力小さくでき、作動スペースを小さくして作動効率を向上させ、収容スペースを小さくでき、前側回動アーム40にも引っ張り荷重しか掛からないから薄く細くでき、上下動装置を小型化でき、スペースの有効利用も図ることができる効果を奏する。
本発明は、車体フレーム側に取付けた固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、12に対して上下自在に設けたクッションフレーム3と、該クッションフレーム3側に軸44により設けられ任意の操作手段で回動する前側作動用回動部材43と、該前側作動用回動部材43に一端を取付軸45により軸着し他端を前記固定フレーム12に固定側取付軸41により軸着した前側回動アーム40とを有するクッションシートにおいて、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも上動しなくても、前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して上動すると、前記シート2の前側を上動させ、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも下動しなくても、前記前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して下動すると、前記シート2の前側を下動させるように、前記固定側取付軸41は前記取付軸45よりも常に後側上方に位置させ、前記固定側取付軸41と軸44と取付軸45とは、軸44と取付軸45とを結ぶ線分Fが、車体進行方向に対して側面視、クッションシート2の前側を上動させるとき時計回転方向に移動しクッションシート2の前側を下動させるとき反時計回転方向に移動するように配置構成したクッションシートの上下動装置としたものであるから、前記線分Fが、車体進行方向に対して側面視時計回転方向および反時計回転方向に移動するように構成しているので、一層、アーム取付軸45の動きにかかわらず、作動用連結軸44を固定側取付軸41に対して上下させることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クッションシートの側面図。
【図2】 固定フレームとサイドフレームの平面図。
【図3】 クッションシートの一部縦断面図(シート左側に作動機構を設けている)。
【図4】 同一部縦断面図。
【図5】 同一部縦断面図。
【図6】 一部横断面図。
【図7】 クッションフレームとの関係を示す側面図。
【図8】 リンク構成略図。
【図9】 作用状態図。
【図10】 作用状態図。
【図11】 作用状態図。
【図12】 作用状態説明略図。
【図13】 クッションフレームの他の実施例図。
【符号の説明】
1…車両用シート、2…クッションシート、3…クッションフレーム、4…後側底板、5…起立部、6…前側底板、7…サイドフレーム、10…縦板部、11…横板部、12…固定フレーム、16…後側回動アーム、17…移動側取付軸、18…固定側取付軸、19…下端、20…後側窓部、21…ロッド、22…軸、25…後側作動用回動部材、26…軸、27…作動用連結軸、29…窓部、30…後側位置固定装置、31…出力軸、32…歯車、33…中間窓部、34…後側操作ダイヤル、36…規制部材、40…前側回動アーム、41…固定側取付軸、42…前側窓部、43…前側作動用回動部材、44…作動用連結軸、45…アーム取付軸、46…前側内側膨出部、47…窓部、48…前側リンク位置固定装置、49…出力軸、50…歯車、51…回転規制部材、52…前側操作ダイヤル、53…係合部。

Claims (3)

  1. 車体フレーム側に取付けた固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、12に対して上下自在に設けたクッションフレーム3と、前記固定フレーム12、12の前側とクッションフレーム3側の前側とを連結する前側回動アーム40と、前記前側回動アーム40を回動させる作動機構からなる上下動装置とを有するクッションシートにおいて、前記前側回動アーム40は、その後端を前記固定フレーム12に固定側取付軸41により軸着し、その前端を前記クッションフレーム3側に軸44により取付けた前記前側回動アーム40を回動させる前側作動用回動部材43にアーム取付軸45により軸着し、前記固定側取付軸41は前記軸44よりも常に後側上方に位置させ、前記固定側取付軸41と軸44とアーム取付軸45とは、軸44とアーム取付軸45とを結ぶ線分Fが、車体進行方向に対して側面視、クッションシート2の前側を上動させるとき時計回転方向に移動しクッションシート2の前側を下動させるとき反時計回転方向に移動するように配置構成したクッションシートの上下動装置。
  2. 車体フレーム側に取付けた固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、12に対して上下自在に設けたクッションフレーム3と、該クッションフレーム3側に軸44により設けられ任意の操作手段で回動する前側作動用回動部材43と、該前側作動用回動部材43に一端を取付軸45により軸着し他端を前記固定フレーム12に固定側取付軸41により軸着した前側回動アーム40とを有するクッションシートにおいて、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも上動しなくても、前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して上動すると、前記シート2の前側を上動させ、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも下動しなくても、前記前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して下動すると、前記シート2の前側を下動させるように、前記軸44と前記固定側取付軸41と前記取付軸45とを配置構成したクッションシートの上下動装置。
  3. 車体フレーム側に取付けた固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、12に対して上下自在に設けたクッションフレーム3と、該クッションフレーム3側に軸44により設けられ任意の操作手段で回動する前側作動用回動部材43と、該前側作動用回動部材43に一端を取付軸45により軸着し他端を前記固定フレーム12に固定側取付軸41により軸着した前側回動アーム40とを有するクッションシートにおいて、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも上動しなくても、前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して上動すると、前記シート2の前側を上動させ、前記軸44は、前記取付軸45が前記固定側取付軸41に対して必ずしも下動しなくても、前記前側作動用回動部材43の回動により前記固定側取付軸41に対して下動すると、前記シート2の前側を下動させるように、前記固定側取付軸41は前記取付軸45よりも常に後側上方に位置させ、前記固定側取付軸41と軸44と取付軸45とは、軸44と取付軸45とを結ぶ線分Fが、車体進行方向に対して側面視、クッションシート2の前側を上動させるとき時計回転方向に移動しクッションシート2の前側を下動させるとき反時計回転方向に移動するように配置構成したクッションシートの上下動装置。
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