JPH09299178A - クッションシートの上下動装置 - Google Patents

クッションシートの上下動装置

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Publication number
JPH09299178A
JPH09299178A JP14360796A JP14360796A JPH09299178A JP H09299178 A JPH09299178 A JP H09299178A JP 14360796 A JP14360796 A JP 14360796A JP 14360796 A JP14360796 A JP 14360796A JP H09299178 A JPH09299178 A JP H09299178A
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JP
Japan
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frame
cushion
frames
fixed
arm
Prior art date
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Application number
JP14360796A
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English (en)
Inventor
Masami Yoshida
正美 吉田
Hiroyuki Hara
宏之 原
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TS Tech Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seat Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立、組付作業の容易化、前後独立した上下
調節の可能化、上下動装置の作動の確実性の向上。 【解決手段】 車体フレーム側に取付けた固定フレーム
12と、該固定フレーム12に対して上下移動しうるク
ッションフレーム3と、前記固定フレーム12の前側と
クッションフレーム3側の前側とを連結する前側回動ア
ーム40と、該前側回動アーム40を回動させる作動機
構とを有するクッションシートにおいて、前記サイドフ
レーム7、7と前記クッションフレーム3の前後方向の
断面構造は、前記前側リンク機構Lおよび前記後側回動
アーム16の夫々を作動させる上下動作動機構の上下左
右方向の周囲を包囲するように形成したクッションシー
トの上下動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クッションシートの上
下動装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の実公平4−6338号公報に
は、車体フレーム側に取付けた固定フレームと、固定フ
レームの内側に設けたクッションフレームと、前記固定
フレームの前側とクッションフレームの前側との間に設
けた前側回動アームおよび前記固定フレームの後側とク
ッションフレームの後側との間に設けた後側回動アーム
および前記前側回動アームと前記後側回動アームを回動
させる作動機構からなる上下動装置とを有するクッショ
ンシートについて記載されている。また、従来公知の特
開平7−52696号公報には、車体フレームに対して
固定されているか又は任意方向に移動調節自在に取付け
られている左右一対の固定フレームと、固定フレームの
内側に設けたクッションフレームと、該クッションフレ
ームの左右側部に固定され前記固定フレームの内側に位
置する左右一対のサイドフレームと、前記固定フレーム
の前側とサイドフレームの前側との間に設けた前側回動
アームおよび前記固定フレームの後側とサイドフレーム
の後側との間に設けた後側回動アームおよび該後側回動
アームを回動させる作動機構からなる上下動装置とを有
するクッションシートについて記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例のうち実公
平4−6338号公報に記載されたものは、固定フレー
ムとクッションフレームとの間に形成した開放された空
間部内に上下動装置の作動機構を設けているという課題
がある。また、前記特開平7−52696号公報に記載
されたものは、シートの後部のみの上下であり、前側を
独立して上下調節できないという課題がある。
【0004】
【発明の目的】組立、組付作業の容易化、前後独立した
上下調節の可能化、上下動装置の作動の確実性の向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体フレーム
側に取付けた左右一対の固定フレーム12、12と、該
固定フレーム12、12の内側に設けたクッションフレ
ーム3と、前記固定フレーム12、12と前記クッショ
ンフレーム3の左右側部との間に位置する該クッション
フレーム3とは別体の左右一対のサイドフレーム7、7
と、前記固定フレーム12、12の前側と前記サイドフ
レーム7、7の前側とを連結する前側リンク機構Lおよ
び前記固定フレーム12、12の後側とサイドフレーム
7、7の後側とを連結する後側回動アーム16および前
記前側リンク機構Lおよび前記後側回動アーム16を作
動させる作動機構からなる上下動装置とを有するクッシ
ョンシートにおいて、前記サイドフレーム7、7と前記
クッションフレーム3の前後方向の断面構造は、前記前
側リンク機構Lおよび前記後側回動アーム16の夫々を
作動させる上下動作動機構の上下左右方向の周囲を包囲
するように形成したクッションシートの上下動装置とし
たものである。本発明は、前記上下動作動機構は、前記
前側リンク機構Lを作動させる前側作動用回動部材43
と、前記後側回動アーム16を回動させるロッド21お
よび該ロッド21を作動させる後側作動用回動部材25
とにより構成したクッションシートの上下動装置とした
ものである。本発明は、前記サイドフレーム7には左右
方向に貫通する前側窓部42を設け、前記前側リンク機
構Lの前側回動アーム40の一端を前記サイドフレーム
7の外側の前記固定フレーム12に軸着し、前記前側回
動アーム40の他端は前記前側窓部42を介して前記サ
イドフレーム7の内側に設けた前側リンク機構Lの一部
であってかつ前側リンク機構Lを作動させる前側作動用
回動部材43に軸着したクッションシートの上下動装置
としたものである。本発明は、車体フレームに対して固
定されているか又は任意方向に移動調節自在に取付けら
れている左右一対の固定フレーム12、12と、該固定
フレーム12、12の内側に設けた左右側部に立上部5
を有するクッションフレーム3と、前記固定フレーム1
2、12と前記クッションフレーム3の左右側部との間
に位置する該クッションフレーム3とは別体の左右一対
のサイドフレーム7、7と、前記固定フレーム12、1
2の前側とサイドフレーム7、7の前側とを連結する前
側リンク機構Lおよび前記固定フレーム12、12の後
側とサイドフレーム7、7の後側とを連結する後側回動
アーム16および前記前側リンク機構Lおよび前記後側
回動アーム16を回動させる作動機構からなる上下動装
置とを有するクッションシートにおいて、前記後側回動
アーム16を回動させるロッド21および該ロッド21
を作動させる後側作動用回動部材25と、前記前側リン
ク機構Lを作動させる前側作動用回動部材43との夫々
は、前記サイドフレーム7、7または前記クッションフ
レーム3を前後方向に延長すれば形成されるであろう想
定空間内に位置するがごとく、正面から見たとき、サイ
ドフレーム7およびクッションフレーム3の断面形状に
よって形成する輪郭線内に位置するように構成したクッ
ションシートの上下動装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
は車両用シート、2は車両用シート1のクッションシー
ト、3はクッションシート2のクッションフレームであ
る。クッションフレーム3は、着座者の臀部の下方とな
る後側底板4が低く、前側底板6を高く形成し、前記後
側底板4および前側底板6の左右側には上方に起立する
立上部5を一体的に連設して構成している(なお、前後
に起立壁を設けているが要件でない)。前記左右の立上
部5は外側に至るに従い次第に高くなるように傾斜させ
て形成する。左右の立上部5の側部には、該立上部5の
略全長に亘ってサイドフレーム7を設ける。サイドフレ
ーム7は、正面からみると、縦板部10の下端部を内方
に屈曲させた横板部11とからなる略L型構造に形成し
ている。12は左右一対の固定フレームであり、車体フ
レームに対して固定されているか、あるいは、任意方向
に移動調節自在に取付けられているものでもいずれでも
よく、本実施例では所謂スライドレール13のアッパー
レール14に固定する構成とし、固定フレーム12は車
体に対して前後に移動するが、上下に移動するサイドフ
レーム7に対しては固定側となるため、「固定」と表現
している。15はスライドレール13のロアーレールで
ある。しかして、固定フレーム12とクッションフレー
ム3側との間には、クッションシート2の上下動装置を
設ける。左右のサイドフレーム7の後側の外面側には上
下動装置の一部を構成する頂点を下向きにした逆三角形
状に形成した後側回動アーム16の前端部を回動自在に
移動側取付軸17により夫々軸着し、後側回動アーム1
6の後端部を固定フレーム12に固定側取付軸18によ
り回動自在に夫々軸着する。
【0007】左右のサイドフレーム7の外側に取付けた
後側回動アーム16の下端19に対応するサイドフレー
ム7の横板部11には後側窓部20を形成し、該後側窓
部20の内側に前後方向のロッド21の後端を臨ませ、
ロッド21の後端を前記後側回動アーム16の下端部に
軸22により軸着する。前記後側窓部20はサイドフレ
ーム7の横板部11にも一体的に形成すると、前記後側
回動アーム16の回動しても横板部11に干渉しない。
なお、前記ロッド21の後部は下方に屈曲させて形成す
ると、前記軸22の位置を前記軸移動側取付軸17の位
置よりも下方にして、ロッド21の移動量を少なくした
ままで後側回動アーム16が大きく回動するように構成
できる。左右のロッド21のうち、一方のロッド21の
前端は後側セクターギヤ25aにより形成した後側作動
用回動部材25に軸26により軸着し、後側作動用回動
部材25はサイドフレーム7の内側に作動用連結軸27
により取付ける。前記サイドフレーム7には内側に膨出
する後側内側膨出部28を形成し、該後側内側膨出部2
8の下面側には窓部29を形成し、前記後側内側膨出部
28に後側位置固定装置30の出力軸31に固定した歯
車32を位置させ、歯車32に前記後側作動用回動部材
25を噛合わせる。即ち、後側内側膨出部28によりサ
イドフレーム7の外面側にある歯車32をサイドフレー
ム7の内側にある後側作動用回動部材25と同一面に位
置させて両者を噛合わせている。なお、歯車32は後側
内側膨出部28内に設けているので、サイドフレーム7
の外側となるが、これは、歯車32を取付けた状態の後
側位置固定装置30をサイドフレーム7の外面に取付け
られるようにして、組付けを容易にしたもので、歯車3
2をサイドフレーム7の内側に設けてもかまわない。
【0008】また、後側作動用回動部材25の下方の横
板部11には中間窓部33を形成し、後側作動用回動部
材25の回転にサイドフレーム7の横板部11が干渉し
ないようにしている。前記後側位置固定装置30は、サ
イドフレーム7の縦板部10の外側面に固定する。後側
位置固定装置30は公知の構成であり、後側位置固定装
置30の入力軸には後側操作ダイヤル34を取付け、後
側操作ダイヤル34はいずれの方向にも回転可能であ
り、回転させると前記歯車32を回転させるが、後側作
動用回動部材25が歯車32を回転させようとすると、
これを停止させる機構(ブレーキ機構)を内蔵させてい
る。したがって、後側操作ダイヤル34より手を離した
状態では、後側作動用回動部材25は回転せず、このこ
とによりロッド21が後側回動アーム16の回動をロッ
クし、クッションシート2の後部を所定位置に保持す
る。即ち、後側作動用回動部材25がロッド21を押し
引きすることで、後側回動アーム16を回動させ、後側
回動アーム16は移動側取付軸17を固定側取付軸18
中心に回転させて、サイドフレーム7の後部を上下させ
る。この場合、一方のロッド21には後側作動用回動部
材25を取付けているが、他方のロッド21にはアーム
35の先端を軸着し、アーム35の基部は前記作動用連
結軸27に固定する。
【0009】また、前記後側作動用回動部材25は他の
車両用シートに使用したものと共用しているため、本願
の上下動装置において使用する歯数より多く歯が形成さ
れているが、後側作動用回動部材25の端部の歯より中
間の歯までを使用し、これ以上の後側作動用回動部材2
5過剰回転は規制部材36により規制している。即ち、
前記後側回動アーム16を回動させる後側作動用回動部
材25の近傍位置には、該後側作動用回動部材25の過
剰回転を規制する規制部材36を設けることにより、後
側作動用回動部材25はその端部の歯から任意位置まで
の歯を使用することができ、他のセクターギヤと共用で
きる。規制部材36はサイドフレーム7の一部を内側に
膨出させて形成している。しかして、前記固定フレーム
12の前端部に前側回動アーム40の後端を固定側取付
軸41により軸着する。前側回動アーム40は前端を前
下がり状態に傾斜させ、サイドフレーム7の前側部分に
形成した前側窓部42の外側側部に臨ませる。前側窓部
42の内側面であって、サイドフレーム7の内側には前
側セクターギヤ43a により形成した前側作動用回動部
材43を臨ませ、前側作動用回動部材43は作動用連結
軸44に固定し、作動用連結軸44の両端をサイドフレ
ーム7に回転のみ自在に軸装する。前側作動用回動部材
43には前記前側回動アーム40の他端をアーム取付軸
45により軸着する。したがって、前側回動アーム40
は一端は固定フレーム12に取付けるが、他端は直接サ
イドフレーム7に取付けるのではなく、前側作動用回動
部材43に取付け、前側作動用回動部材43と前側回動
アーム40により前側リンク機構Lを構成する。
【0010】しかして、少なくともアーム取付軸45は
固定側取付軸41よりも常時下方かつ前方に位置させ、
前側回動アーム40に圧縮荷重が掛からないように構成
する。また、前側作動用回動部材43は作動用連結軸4
4中心に回転し、このとき、アーム取付軸45は作動用
連結軸44を基準に見ると作動用連結軸44を中心とし
て円移動し、かつ、固定側取付軸41を基準に見ると固
定側取付軸41を中心として円移動する。そして、作動
用連結軸44とアーム取付軸45とを結ぶ線分Fを図に
おいて時計方向回動させると、作動用連結軸44は固定
側取付軸41に対して上動し、反対に、前記線分Fが図
において反時計方向回動すると、作動用連結軸44は固
定側取付軸41に対して下動するように構成する。即
ち、クッションフレーム3側に前側作動用回動部材43
を設け、該前側作動用回動部材43に前側回動アーム4
0を軸着しているため、固定側取付軸41のみが位置不
動あり、作動用連結軸44とアーム取付軸45は夫々複
雑に移動するが、前記のように配置することにより、作
動用連結軸44とアーム取付軸45の側面視の上下幅を
大きくすることなく、クッションフレーム3の上下幅を
大きくでき、前側リンク機構Lを小型化ができる。な
お、作動用連結軸44の一端には前側作動用回動部材4
3を取付けているが、他端にはアーム37の基部を固定
し、アーム37の先端には前記前側回動アーム40の先
端を軸着する。
【0011】前側作動用回動部材43の上方のサイドフ
レーム7には内側に膨出する前側内側膨出部46を形成
し、該前側内側膨出部46の下面側には窓部47を形成
し、前記前側内側膨出部46に前側リンク位置固定装置
48の出力軸49に固定した歯車50を位置させ、歯車
50に前記前側作動用回動部材43を噛合わせる。前記
前側作動用回動部材43および前側リンク位置固定装置
48とサイドフレーム7との関係は、前記後側作動用回
動部材25と後側位置固定装置30と同一である。ま
た、前記前側セクターギヤ43a は、後側セクターギヤ
25a と共用し、前記サイドフレーム7の横板部11を
回転規制部材51とすると共に、前記作動用連結軸27
および軸26を挿通する後側セクターギヤ25a に形成
した透孔の位置と、作動用連結軸44およびアーム取付
軸45を挿通する前側セクターギヤ43a に形成した透
孔の位置とが一致するように、同一および/または対称
に形成している。しかして、前記上下動装置は、サイド
フレーム7と、固定フレーム12と、後側回動アーム1
6および前側回動アーム40によりリンクを構成し、前
記後側回動アーム16を回動させると、シート後部を上
下させ、前側回動アーム40を回動させると、シート前
部を上下させ、後側回動アーム16と前側回動アーム4
0を両方回動させると、シート全体を上下させる。この
場合、前側リンク位置固定装置48の前側操作ダイヤル
52は、前側に回転させると、シート前部を上動させ、
後側位置固定装置30の後側操作ダイヤル34は、後側
に回転させると、シート後部を上動させるように構成す
る。
【0012】また、シートに掛かる荷重は主にシート後
部であり、荷重が掛かる部分の下方近傍に、サイドフレ
ーム7の回動支点となる固定側取付軸18を配置し、前
側操作ダイヤル52の操作荷重を軽減させ、操作荷重を
軽減させるバネ等の軽減装置は特に設けない。しかし
て、前記上下動装置の構成要素のうち、後側回動アーム
16および前側回動アーム40を操作する操作機構であ
る後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材4
3と、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部
材43の夫々から後側回動アーム16および前側回動ア
ーム40の夫々に操作力を伝達する伝達機構は、正面
視、サイドフレーム7の縦板部10および横板部11と
クッションフレームの立上部5とにより形成される隙間
に位置するように配置する。即ち、後側回動アーム16
および前側回動アーム40を操作する操作機構である後
側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43
と、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材
43の夫々から後側回動アーム16および前側回動アー
ム40の夫々に操作力を伝達する伝達機構の少なくとも
一部は、縦板部10および横板部11とクッションフレ
ーム3の立上部5とにより形成される上下左右を包囲し
た包囲空間内に位置させ、その余の部分は、クッション
フレーム3の立上部5、縦板部10または横板部11の
形状によっては包囲されないが、立上部5、縦板部10
または横板部11のこれらを前後方向に延長すれば形成
されるであろう想定空間内に配置させ、結果的には、正
面視、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部
材43と、後側作動用回動部材25および前側作動用回
動部材43の夫々から後側回動アーム16および前側回
動アーム40の夫々に操作力を伝達する伝達機構は、立
上部5、縦板部10および横板部11によって形成され
た輪郭形状内に位置するように構成する。
【0013】実施例では、クッションフレーム3の前側
底板6が前側作動用回動部材43の下部より上方に位置
して、前側作動用回動部材43の内側部分を完全には包
囲していないが、表皮部材等が存在するサイドフレーム
7の外面側には前側作動用回動部材43を露出させない
(図13)。しかして、前記前側回動アーム40がアー
ム取付軸45を中心に回動させたと仮定したときに、こ
の回動範囲内のサイドフレーム7には外側に突き出る係
合部53を形成し、クッションフレーム3を固定フレー
ム2に組付けるとき、自由端となっている前側回動アー
ム40の一端が係合部53に当接することにより回動を
規制し、誤った組付けの防止をして、組立作業を容易に
している。
【0014】
【作用】次に作用を述べる。左右のサイドフレーム7の
後側部分の外面に後側回動アーム16を軸移動側取付軸
17により軸着し、後側作動用回動部材25およびアー
ムアーム35を固定した作動用連結軸27の両端を軸着
し、後側作動用回動部材25およびアームアーム35と
前記後側回動アーム16との間をロッド21によりそれ
ぞれ連結し、後側作動用回動部材25に後側位置固定装
置30の出力軸出力軸31に取付けた歯車32が噛合う
ようにして後側位置固定装置30をサイドフレーム7に
固定する。次に、左右のサイドフレーム7の前側部分の
内面に前側作動用回動部材43およびアーム37を固定
した作動用連結軸44の両端を軸着し、前側作動用回動
部材43に前側リンク位置固定装置48の出力軸出力軸
49に取付けた歯車50が噛合うようにして前側リンク
位置固定装置48をサイドフレーム7に固定し、左右の
サイドフレーム7の前側部分の外面に前側回動アーム4
0を当接させ、前側回動アーム40の先端を前側窓部4
2を介して前側作動用回動部材43の外面に当接させて
アーム取付軸45により軸着する。
【0015】次に、この状態の左右のサイドフレーム7
にクッションフレーム3を固定し、この状態のクッショ
ンフレーム3を、左右の後側回動アーム16を左右の固
定フレーム12に軸固定側取付軸18によりそれぞれ軸
着し、左右の前側回動アーム40を固定フレーム12に
固定側取付軸41によりそれぞれ軸着し、固定フレーム
12に対する取付が完了する。この場合、前側回動アー
ム40をアーム取付軸45中心に回動させたと仮定した
ときに、この回動範囲内のサイドフレーム7には外側に
突き出る係合部53を形成しているから、クッションフ
レーム3を固定フレーム2に組付けるとき、自由端とな
っている前側回動アーム40の一端が係合部53に当接
することにより回動を規制し、誤った組付けの防止をし
て、組立作業を容易にできる。しかして、立上部5の側
部に、略全長に亘ってサイドフレーム7の縦板部10を
溶接固定し、また、後側底板4および前側底板6の下面
にサイドフレーム7の横板部11を溶接固定する構成と
したから、クッションフレーム3および左右のサイドフ
レーム7は互いが互いの強度メンバーとなる所謂ボック
ス構造となり、薄い金属板を使用しても充分な強度が確
保される。したがって、クッションフレーム3の左右両
側にサイドフレーム7を取付けても全体の重量は軽くな
り、軽量化を図れる。
【0016】また、前記上下動装置の構成要素のうち、
後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43
と、後側作動用回動部材25から後側回動アーム16に
操作力を伝達するロッド21は、正面視、サイドフレー
ム7の縦板部10および横板部11とクッションフレー
ムの立上部5とにより形成される空間内に配置している
から、シート上下動装置を取付けたクッションフレーム
3であっても露出しているのは前側回動アーム40およ
び後側回動アーム16だけであり、クッションフレーム
3にパッドを取付ける作業やこのパッドを表皮部材で包
囲する作業は頗る容易となるばかりでなく、パッドや表
皮部材を作業中に損傷させることもない。また、図13
の実施例では、後側作動用回動部材25と該後側作動用
回動部材25から後側回動アーム16に操作力を伝達す
るロッド21は、縦板部10および横板部11とクッシ
ョンフレーム3の立上部5とにより形成される上下左右
を包囲した包囲空間内に位置させ、前側作動用回動部材
43は内側側面をクッションフレーム3の立上部5によ
り完全に包囲されないが、立上部5、縦板部10または
横板部11のこれらを前後方向に延長すれば形成される
であろう想定空間内に配置させ、結果的には、正面視、
後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材43
と、後側作動用回動部材25および前側作動用回動部材
43の夫々から後側回動アーム16および前側回動アー
ム40の夫々に操作力を伝達する伝達機構は、立上部
5、縦板部10および横板部11によって形成された輪
郭形状内に位置しているから、クッションフレーム3に
パッドを取付ける作業やこのパッドを表皮部材で包囲す
る作業は頗る容易となるばかりでなく、パッドや表皮部
材に接触するのを防止する。また、後側作動用回動部材
25および前側作動用回動部材43と、後側作動用回動
部材25および前側作動用回動部材43の夫々から後側
回動アーム16および前側回動アーム40の夫々に操作
力を伝達する伝達機構は、想定空間内に配置しているか
ら、作動を確実にする。
【0017】しかして、車両用シート1に着座し、後側
操作ダイヤル34を図において時計回転方向に回すと、
後側操作ダイヤル34の出力軸31が回転して歯車32
を回転させ、歯車32は後側作動用回動部材25を作動
用連結軸27中心に回転させ、後側作動用回動部材25
はロッド21を前側に牽引する。ロッド21は後側回動
アーム16を固定側取付軸18中心に図において時計回
転させ、移動側取付軸17は固定側取付軸18に対して
上動させ、クッションシート2の後部を上動させる。反
対に後側操作ダイヤル34を回すと、クッションシート
2の後部を下動させる。また、前側操作ダイヤル52を
図において反時計回転方向に回すと、前側リンク位置固
定装置48の出力軸49が回転して歯車50を回転さ
せ、歯車50は前側作動用回動部材43を作動用連結軸
44中心に回転させ、前側作動用回動部材43はアーム
取付軸45を作動用連結軸44中心に図において時計回
転方向に回転させる。前側作動用回動部材43を作動用
連結軸44中心に回転させたとき、アーム取付軸45は
作動用連結軸44を基準に見ると作動用連結軸44を中
心として円移動するが、同時にアーム取付軸45は固定
側取付軸41を中心として円移動するから、作動用連結
軸44およびアーム取付軸45は固定側取付軸41を基
準に見るとアーム取付軸45が固定側取付軸41に対し
ておおむね下降するとき作動用連結軸44は上動するの
で、作動用連結軸44を取付けたサイドフレーム7ひい
てはクッションシート2の前部を上動させる。反対に、
前側操作ダイヤル52を回すと、固定側取付軸41を基
準に見るとアーム取付軸45が固定側取付軸41に対し
ておおむね上動して作動用連結軸44を下降させるの
で、クッションシート2の前部を下動させる。
【0018】この場合、前側を操作する前側操作ダイヤ
ル52を前方に、後側を操作する後側操作ダイヤル34
を後方に回転させると、夫々シートの前後部を上動させ
るので、操作方向と作動方向が一致し、操作性を向上さ
せる。なお、図はシート内部側から見た配置であり、シ
ートの外側から見ると、操作ダイヤルの回転方向は説明
と反対になる。しかして、アーム取付軸45は固定側取
付軸41よりも常時下方かつ前方に位置し、なおかつ、
作動用連結軸44とアーム取付軸45とを結ぶ線分Fを
図において時計方向回動させると、作動用連結軸44は
固定側取付軸41に対して上動し、反対に、前記線分F
が図において反時計方向回動させると、作動用連結軸4
4は固定側取付軸41に対して下動するように配置構成
しているから、作動用連結軸44とアーム取付軸45の
上下幅をシートの上下幅に対して極力小さくでき、作動
効率を向上させ、収容スペースを小さくでき、前側回動
アーム40にも引っ張り荷重しか掛からないから薄く細
くでき、上下動装置を小型化でき、スペースの有効利用
も図れる。
【0019】また、前側回動アーム40は、固定フレー
ム12に軸着した固定側部分に対して、移動側のサイド
フレーム7に軸着した先端を前下がりに低く位置させて
いるから、一般に鋼板は引っ張り強度の方が圧縮座屈荷
重より強く、シートに掛かる荷重は、アーム取付軸45
を介して前側回動アーム40を下方に牽引する牽引荷重
であって圧縮荷重でないので、前側回動アーム40の板
厚を薄くでき、軽量化できる。また、固定フレーム12
は前側回動アーム40と後側回動アーム16を軸着し得
る前後長さに形成すればよく、前側回動アーム40は後
端を固定フレーム12に、前端をサイドフレーム7に軸
着しているから、固定フレーム12は前側回動アーム4
0との軸着部分固定側取付軸41より前側部分を省略で
き、固定フレーム12を小型にして軽量化できる。ま
た、前側作動用回動部材43の上方のサイドフレーム7
には内側に膨出する前側内側膨出部前側内側膨出部46
を形成し、該前側内側膨出部46の下面側には窓部窓部
47を形成し、前記前側内側膨出部46に前側リンク位
置固定装置前側リンク位置固定装置48の出力軸出力軸
49に固定した歯車50を位置させ、歯車50に前記前
側作動用回動部材43を噛合わせているから、前側内側
膨出部46によりサイドフレーム7の外面側にある歯車
50をサイドフレーム7の内側にある前側作動用回動部
材43と同一面に位置させて両者を噛合わせることが可
能になり、サイドフレーム7の外面側から内側にある前
側作動用回動部材43を操作可能にできる。
【0020】しかして、サイドフレーム7と固定フレー
ム12との関係において、サイドフレーム7の後部の軸
着部である固定側取付軸18は、クッションシート2に
着座したときの荷重が掛かる重心位置近傍の下方に配置
しているから、サイドフレーム7の後部の軸着部である
固定側取付軸18に相当な荷重が掛かっても、サイドフ
レーム7の前端側には荷重が掛からないので、前側作動
用回動部材43を回転させる前側操作ダイヤル52の操
作荷重を軽減させるバネ等の軽減装置は特に設けないで
すみ、構成を簡単にし、軽量化に貢献する。しかして、
後側作動用回動部材25である後側セクターギヤ25a
と前側作動用回動部材43である前側セクターギヤ43
a は他の車両用シートに使用したものと共用しているた
め、本願の上下動装置において使用する歯数より多く歯
が形成されているが、後側セクターギヤ25a および前
側セクターギヤ43a の端部の歯より中間の歯までを使
用し、これ以上の後側セクターギヤ25a および前側セ
クターギヤ43a の過剰回転は規制部材36および回転
規制部材51の夫々により規制している。したがって、
部品の共通化ができ、コストを削減する。また、後側セ
クターギヤ25a と前側セクターギヤ43a とは、作動
用連結軸27および軸26を挿通する後側セクターギヤ
25a に形成した透孔の位置と、作動用連結軸44およ
びアーム取付軸45を挿通する前側セクターギヤ43a
に形成した透孔の位置とが一致するように、同一および
/または対称に形成しているから、前後の後側セクター
ギヤ25a と前側セクターギヤ43a とを共用できるば
かりでなく、後側作動用回動部材25と前側作動用回動
部材43とを誤って入れ違えて取付けることもなく、ま
た、運転席と助手席とでは、裏表となるが、この点も共
用できると共に、誤った組付けを防止できる。また、対
称状に複数透孔を形成した場合、後側セクターギヤ25
a にロッド21を誤った接続しても、ロッド21をつけ
なおすだけでよく、作業の手間を簡単にする。
【0021】
【効果】本発明は、車体フレーム側に取付けた左右一対
の固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、1
2の内側に設けたクッションフレーム3と、前記固定フ
レーム12、12と前記クッションフレーム3の左右側
部との間に位置する該クッションフレーム3とは別体の
左右一対のサイドフレーム7、7と、前記固定フレーム
12、12の前側と前記サイドフレーム7、7の前側と
を連結する前側リンク機構Lおよび前記固定フレーム1
2、12の後側とサイドフレーム7、7の後側とを連結
する後側回動アーム16および前記前側リンク機構Lお
よび前記後側回動アーム16を作動させる作動機構から
なる上下動装置とを有するクッションシートにおいて、
前記サイドフレーム7、7と前記クッションフレーム3
の前後方向の断面構造は、前記前側リンク機構Lおよび
前記後側回動アーム16の夫々を作動させる上下動作動
機構の上下左右方向の周囲を包囲するように形成したク
ッションシートの上下動装置としたものであるから、上
下動装置の構成要素のうちの前側の前側リンク機構Lに
も作動機構を設けて前後独立して高さ調節が可能にな
り、操作性を向上させ、着座感を向上させて着座疲労を
減少させることができ、この前側の作動機構を含めて包
囲しているので、クッションフレーム3にパッドを取付
ける作業やこのパッドを表皮部材で包囲する作業は頗る
容易となるばかりでなく、パッドや表皮部材を作業中に
損傷させることも防止でき、作業効率を向上させること
ができる効果を奏する。本発明は、前記上下動作動機構
は、前記前側リンク機構Lを作動させる前側作動用回動
部材43と、前記後側回動アーム16を回動させるロッ
ド21および該ロッド21を作動させる後側作動用回動
部材25とにより構成したクッションシートの上下動装
置としたものであるから、構成が簡単であり、その周囲
を容易に包囲できるという効果を奏する。本発明は、前
記サイドフレーム7には左右方向に貫通する前側窓部4
2を設け、前記前側リンク機構Lの前側回動アーム40
の一端を前記サイドフレーム7の外側の前記固定フレー
ム12に軸着し、前記前側回動アーム40の他端は前記
前側窓部42を介して前記サイドフレーム7の内側に設
けた前側リンク機構Lの一部であってかつ前側リンク機
構Lを作動させる前側作動用回動部材43に軸着したク
ッションシートの上下動装置としたものであるから、サ
イドフレーム7の内側に設けた作動機構の一部である前
側作動用回動部材43によりサイドフレーム7の外側と
連結している前側回動アーム40を回動させて、クッシ
ョンフレーム3の前側を上下させることができる。即
ち、簡単な構成で作動機構を包囲しても外側と連結して
いる前側回動アーム40の回動を可能にすることがで
き、コストダウンに貢献できる。本発明は、車体フレー
ムに対して固定されているか又は任意方向に移動調節自
在に取付けられている左右一対の固定フレーム12、1
2と、該固定フレーム12、12の内側に設けた左右側
部に立上部5を有するクッションフレーム3と、前記固
定フレーム12、12と前記クッションフレーム3の左
右側部との間に位置する該クッションフレーム3とは別
体の左右一対のサイドフレーム7、7と、前記固定フレ
ーム12、12の前側とサイドフレーム7、7の前側と
を連結する前側リンク機構Lおよび前記固定フレーム1
2、12の後側とサイドフレーム7、7の後側とを連結
する後側回動アーム16および前記前側リンク機構Lお
よび前記後側回動アーム16を回動させる作動機構から
なる上下動装置とを有するクッションシートにおいて、
前記後側回動アーム16を回動させるロッド21および
該ロッド21を作動させる後側作動用回動部材25と、
前記前側リンク機構Lを作動させる前側作動用回動部材
43との夫々は、前記サイドフレーム7、7または前記
クッションフレーム3を前後方向に延長すれば形成され
るであろう想定空間内に位置するがごとく、正面から見
たとき、サイドフレーム7およびクッションフレーム3
の断面形状によって形成する輪郭線内に位置するように
構成したクッションシートの上下動装置としたものであ
るから、サイドフレーム7、7またはクッションフレー
ム3の形状によって全ての作動機構の周囲を完全に包囲
しなくとも、想定空間内に配置することで、外部からの
干渉を極力防止できるだけでなく、前後の作動機構の配
置のバランスが良好になって作動を確実にできる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クッションシートの側面図。
【図2】 固定フレームとサイドフレームの平面図。
【図3】 クッションシートの一部縦断面図(シート
左側に作動機構を設けている)。
【図4】 同一部縦断面図。
【図5】 同一部縦断面図。
【図6】 一部横断面図。
【図7】 クッションフレームとの関係を示す側面
図。
【図8】 リンク構成略図。
【図9】 作用状態図。
【図10】 作用状態図。
【図11】 作用状態図。
【図12】 作用状態説明略図。
【図13】 クッションフレームの他の実施例図。
【符号の説明】
1…車両用シート、2…クッションシート、3…クッシ
ョンフレーム、4…後側底板、5…起立部、6…前側底
板、7…サイドフレーム、10…縦板部、11…横板
部、12…固定フレーム、16…後側回動アーム、17
…移動側取付軸、18…固定側取付軸、19…下端、2
0…後側窓部、21…ロッド、22…軸、25…後側作
動用回動部材、26…軸、27…作動用連結軸、29…
窓部、30…後側位置固定装置、31…出力軸、32…
歯車、33…中間窓部、34…後側操作ダイヤル、36
…規制部材、40…前側回動アーム、41…固定側取付
軸、42…前側窓部、43…前側作動用回動部材、44
…作動用連結軸、45…アーム取付軸、46…前側内側
膨出部、47…窓部、48…前側リンク位置固定装置、
49…出力軸、50…歯車、51…回転規制部材、52
…前側操作ダイヤル、53…係合部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム側に取付けた左右一対の固
    定フレーム12、12と、該固定フレーム12、12の
    内側に設けたクッションフレーム3と、前記固定フレー
    ム12、12と前記クッションフレーム3の左右側部と
    の間に位置する該クッションフレーム3とは別体の左右
    一対のサイドフレーム7、7と、前記固定フレーム1
    2、12の前側と前記サイドフレーム7、7の前側とを
    連結する前側リンク機構Lおよび前記固定フレーム1
    2、12の後側とサイドフレーム7、7の後側とを連結
    する後側回動アーム16および前記前側リンク機構Lお
    よび前記後側回動アーム16を作動させる作動機構から
    なる上下動装置とを有するクッションシートにおいて、
    前記サイドフレーム7、7と前記クッションフレーム3
    の前後方向の断面構造は、前記前側リンク機構Lおよび
    前記後側回動アーム16の夫々を作動させる上下動作動
    機構の上下左右方向の周囲を包囲するように形成したク
    ッションシートの上下動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記上下動作動機構
    は、前記前側リンク機構Lを作動させる前側作動用回動
    部材43と、前記後側回動アーム16を回動させるロッ
    ド21および該ロッド21を作動させる後側作動用回動
    部材25とにより構成したクッションシートの上下動装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    サイドフレーム7には左右方向に貫通する前側窓部42
    を設け、前記前側リンク機構Lの前側回動アーム40の
    一端を前記サイドフレーム7の外側の前記固定フレーム
    12に軸着し、前記前側回動アーム40の他端は前記前
    側窓部42を介して前記サイドフレーム7の内側に設け
    た前側リンク機構Lの一部であってかつ前側リンク機構
    Lを作動させる前側作動用回動部材43に軸着したクッ
    ションシートの上下動装置。
  4. 【請求項4】 車体フレームに対して固定されているか
    又は任意方向に移動調節自在に取付けられている左右一
    対の固定フレーム12、12と、該固定フレーム12、
    12の内側に設けた左右側部に立上部5を有するクッシ
    ョンフレーム3と、前記固定フレーム12、12と前記
    クッションフレーム3の左右側部との間に位置する該ク
    ッションフレーム3とは別体の左右一対のサイドフレー
    ム7、7と、前記固定フレーム12、12の前側とサイ
    ドフレーム7、7の前側とを連結する前側リンク機構L
    および前記固定フレーム12、12の後側とサイドフレ
    ーム7、7の後側とを連結する後側回動アーム16およ
    び前記前側リンク機構Lおよび前記後側回動アーム16
    を回動させる作動機構からなる上下動装置とを有するク
    ッションシートにおいて、前記後側回動アーム16を回
    動させるロッド21および該ロッド21を作動させる後
    側作動用回動部材25と、前記前側リンク機構Lを作動
    させる前側作動用回動部材43との夫々は、前記サイド
    フレーム7、7または前記クッションフレーム3を前後
    方向に延長すれば形成されるであろう想定空間内に位置
    するがごとく、正面から見たとき、サイドフレーム7お
    よびクッションフレーム3の断面形状によって形成する
    輪郭線内に位置するように構成したクッションシートの
    上下動装置。
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