JPH08173262A - シートバックフレーム構造 - Google Patents

シートバックフレーム構造

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JPH08173262A
JPH08173262A JP33729694A JP33729694A JPH08173262A JP H08173262 A JPH08173262 A JP H08173262A JP 33729694 A JP33729694 A JP 33729694A JP 33729694 A JP33729694 A JP 33729694A JP H08173262 A JPH08173262 A JP H08173262A
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JP
Japan
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seat back
back frame
frame structure
brackets
holder
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JP33729694A
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Hirotoshi Koshiro
城 裕 俊 小
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートバックフレームの簡素化や軽量化、こ
れに対してのランバーサポートのユニット化、組込み性
の向上を図り、リクライニング装置との連結も容易とす
る。 【構成】 略コ字状に折曲げ形成された上、下部フレー
ム21,22を備える。上、下部フレームは夫々が重ね
合わされ、各連結部補強用の左、右ホルダブラケット2
3,24が付設して連結される。各ホルダブラケット
は、進退可能なランバーサポート用プレート10のクラ
ンク状ロッド11,11の支持用ブラケットを兼ねる。
一方のホルダブラケット内側に付設されたカム手段14
で揺動されるアーム12により押圧可能とされる。フリ
ーヒンジ側のヒンジアーム部29が右ホルダブラケット
24に一体に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用シートに
おいてシートクッションにリクライニング装置を介して
揺動可能に設けられるシートバックを構成するためのシ
ートバックフレーム構造に関し、特に着座者の腰部等を
背面側から支えることにより着座者に対し、適切な座り
心地感を与えるランバーサポート機構を選択的に付設可
能なシートバックフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両用シート等にあっては、着座
者に適切な座り心地感を与えるサポート装置の一つに着
座者の腰部等をシートバック側から支持するランバーサ
ポートが知られている。この種のランバーサポートは、
シートクッション後端部にリクライニング装置を介して
立設されるシートバックの下側で着座者の腰部等に対応
する部分に、適宜の硬さを持つパッド体等を可動可能に
設け、これをシート前後方向に進退動作させてシートバ
ック下方を必要に応じて膨出させる等の構成であった。
【0003】ところで、この種のランバーサポートが組
込まれるシートバックフレーム構造として図3に示すよ
うな構造のものが知られている。これを簡単に説明する
と、図中1はシートバックフレームで、このシートバッ
クフレーム1は、周知の通り、パイプフレームを略コ字
状に折曲げることにより形成されるアッパーパイプ2
と、その両側部に固着されることにより一体的に連設さ
れるプレート材料からなる左、右一対のサイドブラケッ
ト3,3と、これら左、右サイドブラケット3,3の下
端部を連設するように設けられたパイプフレームによる
ロアーパイプ4とによって構成されている。尚、図中5
はアッパーパイプ2の左、右両側部間に掛け渡された補
強ブラケット、6は同じく左、右サイドブラケット3,
3間に掛け渡されたシートスプリングであるSばねであ
る。
【0004】図中10はシートバックフレーム1の下方
で前後方向に進退自在に設けられることによりランバー
サポートとして機能するサポートプレートで、その両端
側のクランク状ロッド11,11の先端が前記サイドブ
ラケット3,3に軸支されることにより、シートバック
フレーム1内に組込まれて回動自在に支持されている。
尚、図中11a,11aはロッド11,11のサイドブ
ラケット3,3での軸支部である。
【0005】12は前記サイドブラケット3,3におい
てリクライニングロック機構での主ロック機構とは反対
側に付設されるフリーヒンジ側の内壁部に軸支部12a
を介して揺動自在に支持される押圧手段を構成するサポ
ート駆動用の揺動アームで、その先端部には前記ランバ
ーサポートを構成するサポートプレート10の一端側の
ロッド11に選択的に係合することにより、サポートプ
レート10を前後動させるための係合ロッド部13が設
けられている。
【0006】14は同じくサイドブラケット3の内壁部
に回動自在に設けられ前記サポート駆動用の揺動アーム
12をシート前後方向に揺動させ、その係合ロッド部1
3とロッド11を介してサポートプレート10を進退動
作させる押圧手段を構成するカム部材で、このカム部材
14は図示は省略したが、シートバック側部に突出した
軸部分に設けられる操作ノブによって、外部操作可能に
設けられている。尚、このような操作ノブや押圧手段と
しての揺動アーム12、カム部材14は、シートバック
をシートクッションに対し傾動可能に支持するリクライ
ニング機構(図示せず)として片側ロックタイプのもの
において、所謂フリーヒンジ側に付設することが、組込
みスペースの面から有利である。
【0007】ここで、上述したランバーサポート機構1
6を構成するサポートプレート10、クランク状ロッド
11、揺動アーム12、カム部材14等は、シートバッ
クフレーム1の適宜の組込み位置に、個々に組込まれて
いる。特に、ランバーサポートとなるサポートプレート
10は、その両側に突出するロッド11,11の先端
が、前記シートバックフレーム2のサイドブラケット
3,3間で夫々に軸支部11a,11aを介して揺動回
動可能に設けられている。また、係合ロッド部13を有
する揺動アーム12やカム部材14も、一方のサイドブ
ラケット3の内側に、溶接やプッシュナット等でのかし
め等によって取付けられている。
【0008】また、上述したシートバックフレーム1に
よるシートバック(図示せず)は、同じく図示しないシ
ートクッションの後端側に周知のリクライニング装置を
構成するヒンジアーム部を介して連結されるが、上述し
た従来構造では、サイドブラケット3,3の外側面に溶
接またはリベット等で固着して設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成では、ランバーサポートを構成する各部材を組込むた
めに、シートバックフレーム2としてサイドブラケット
3,3を用いることが一般に行なわれている。そして、
図3のY方向、Z方向でのランバーサポート各部の取付
面積は勿論、他の部材の取付スペースの余裕を多少では
あっても確保するために必要であり、これらサイドブラ
ケット3,3の大型化と相俟って、シートバックフレー
ム1全体が大型化し、重量も重くなり、コスト高を招く
という不具合もあった。更に、このようなサイドブラケ
ット3,3を用いた場合、その大型化が原因して、シー
ト全体でのレイアウトスペースの障害要因ともなってい
る。
【0010】即ち、このようなサイドブラケット3,3
がない場合に、ランバーサポートを組込もうとしても、
ロッド11,11の軸支部や揺動アーム12の軸支部、
カム部材14の軸支部等の配置関係から、スペース的に
無理があり、ランバーサポートの組込みが困難で、然も
各軸支部での強度も確保しなければならず、かなり設定
が困難であると言った不具合を避けられないためであ
り、上述した問題点を一掃できるような何らかの対策を
講じることが望まれている。
【0011】更に、上述した従来構造では、サイドブラ
ケット3,3の外側にシートクッション側とのリクライ
ニング装置(図示せず)を構成するヒンジアーム部が、
溶接、リベット止め等で固着されるが、その作業も面倒
で、組立時に煩雑であり、然もサイドブラケット3,3
としての剛性も必要である等の不具合もあり、このよう
な点も配慮しなければならない。
【0012】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、シートバックフレーム構造の簡素化、更に軽量
化、低コスト化を図り、またこのような簡素化されたシ
ートバックフレームへのランバーサポートの組込み性の
向上、またランバーサポートのユニット化も達成でき、
更にリクライニング装置との関係も簡単であるシートバ
ックフレーム構造を得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るシートバックフレーム構造は、シー
ト着座面に向って可動されるサポートプレートを備えた
ランバーサポート機構の組込み可能なシートバックフレ
ームを、パイプフレームを略コ字状に折曲げ形成すると
共に少なくとも左、右両端部が偏平に押し潰されている
上部フレーム及び下部フレームと、これら上、下部フレ
ームの左、右両端部の偏平に押し潰し部分を互いに重ね
合わせた連結部に補強用として付設されて一体的に連結
固定される左、右ホルダブラケットを備え、これら各ホ
ルダブラケットの一部に、クランク状ロッドを介して可
動可能に支持され、シートバック前面に進退動作される
ランバーサポート機構を構成するサポートプレートと、
ホルダブラケットの一方の内側に外部操作可能に付設さ
れ、クランク状ロッドの一部を押圧して可動させるよう
に構成されている押圧手段とを設けたものである。
【0014】ここで、本発明に係るシートバックフレー
ム構造は、左、右ホルダブラケットの一部または上部フ
レームの一端部に、フリーヒンジ側のヒンジアーム部を
一体に設けたものである。また、本発明に係るシートバ
ックフレーム構造は、サポートプレートを押圧する手段
を、一方のホルダブラケットの内側に外部操作可能なカ
ム手段と、このカム手段によって揺動されることにより
ホルダブラケットにサポートプレートを支持するクラン
ク状ロッドの一部を押圧して可動させる揺動アームとに
よって構成したものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、シートバックフレームを構成
する上部フレームと下部フレームとの左、右両端部で偏
平に押し潰されている部分を重ね合わせ、更にその連結
部を補強するように左、右ホルダブラケットを付設して
これらを一体的に結合し、ついでその必要部位にシート
バックフレームとして必要なシートスプリングやヘッド
レスト装着用のブラケットを付設することにより、シー
トバックフレームが構成できる。
【0016】更に、本発明によれば、シートバックフレ
ームの一部を構成する左、右ホルダブラケット間に、サ
ポートプレートの両側に延設されるクランク状ロッド部
先端を軸支させると共に、ホルダブラケットの一方の内
側に、カム手段と揺動アームとを設け、カム手段を外部
操作可能に構成することにより、シートバックフレーム
へのランバーサポート機構の組込みが行なえ、またこの
ランバーサポート機構のホルダブラケットを利用したユ
ニット化も図れる。また、このようなシートバックフレ
ームにおいて左、右ホルダブラケットの一部または上部
フレームの一端部に、フリーヒンジ側のヒンジアーム部
を一体に設けることにより、シートクッション側に揺動
可能に連結されるシートバックのリクライニング装置の
組込みも容易に行える。
【0017】
【実施例】図1は本発明に係るシートバックフレーム構
造の一実施例を示すものであり、図において、前述した
図3と同一または相当する部分には同一番号を付して詳
細な説明は省略する。
【0018】さて、本発明によれば、図1から明らかな
通り、ランバーサポート機構20を選択的に組込み可能
なシートバックフレーム1を、以下のような構成とした
ところに特徴を有している。
【0019】即ち、本発明によれば、シート着座面に向
って可動されるサポートプレート10を備えたランバー
サポート機構20の組込み可能なシートバックフレーム
1を、パイプフレームを略コ字状を呈するように折曲げ
形成すると共に少なくとも左、右両端部が偏平に押し潰
されるように形成されている上部フレーム21及び下部
フレーム22を備える。これら上、下部フレーム21,
22の左、右両端部21a,22a;21b,22bは
偏平に押し潰され、且つこれらの押し潰し部分を互いに
重ね合わせた連結部には、補強用として左、右ホルダブ
ラケット23,24が付設され、リベット等で一体的に
連結固定されている。
【0020】尚、図中25は図示しないヘッドレストの
ロッド部を支持する左、右支持部25a,25bを有す
るヘッドレスト保持部を形成するためのヘッドレストブ
ラケットで、上部フレーム21の上端部分でパイプフレ
ームを偏平に押し潰した部分に、該ブラケット25をリ
ベット等で固定することにより、ヘッドレストの保持部
が形成されるようにしている。
【0021】また、左、右ホルダブラケット23,24
には、その一部に、クランク状ロッド11,11を介し
て可動可能に支持されシートバック前面に進退動作され
るランバーサポート機構20を構成するサポートプレー
ト10と、一方のホルダブラケット24の内側に外部操
作可能に付設され、クランク状ロッド11の一部(クラ
ンク部分)を押圧して可動させるように構成されている
押圧手段26とが設けられている。
【0022】ここで、このサポートプレート10を押圧
する押圧手段26は、一方のホルダブラケット24の内
側に外部操作可能なカム部材14と、このカム部材14
によって揺動されることによりホルダブラケット24に
サポートプレート10を支持するクランク状ロッド11
の一部を押圧して可動させる揺動アーム12とによって
構成されている。尚、この実施例では、カム部材14は
揺動アーム12の内側に組込まれている。
【0023】また、このような押圧手段26は、ホルダ
ブラケット23,24のうち、シートクッションとの連
結を行なうリクライニング機構の取付けられる側、即ち
ホルダブラケット23とは反対側のフリーヒンジ側のホ
ルダブラケット24に付設すると、他の機構部品との干
渉問題が少なく便利である。
【0024】尚、ホルダブラケット23側にはリクライ
ニング機構が取付けられるが従来周知であり、説明は省
略する。ここで例えば図示しているように、ホルダブラ
ケット24の一部にヒンジアーム部29を設けて、フリ
ーヒンジ側を構成している部品の一部であるヒンジアー
ム部を一体に設けた場合を示している。
【0025】更に、図中27は前記ホルダブラケット2
4の外側に軸27aを介して軸支されている外部操作可
能な操作ノブである。この操作ノブ27には、カム部材
14を軸27aを介して固定しており、これにより揺動
アーム12を揺動させ得るようになっている。
【0026】また、図示の実施例において、操作ノブ2
7、ホルダブラケット24、カム部材14、揺動アーム
13等の部材は、予め一体的なユニットとしてサブアッ
センブリされて組立てられ、シートバックフレーム1へ
の組込み性を向上させるようになっている。
【0027】即ち、このサブアッセンブリの状態で、前
記下部フレーム22の両端部22a,22bにリベット
にて仮止めし、これに上部フレーム21側の両端部21
a,21bを重ね合わせてかしめ、溶着等で固定すると
よい。更に、各ホルダブラケット23,24に、サポー
トプレート10のロッド部11,11を、Eリング、プ
ッシュナット等で適宜固定することで、シートバックフ
レーム1の組立てが完了する。
【0028】そして、上述したような構成によれば、シ
ートバックフレーム1を構成する上部フレーム21と下
部フレーム22との左、右両端部で偏平に押し潰されて
いる部分を重ね合わせ、更にその連結部を補強するよう
に左、右ホルダブラケット23,24を付設してこれら
を一体的に結合し、ついでその必要部位にシートバック
フレーム1として必要なシートスプリング(Sばね等)
やヘッドレスト装着用のブラケット25を付設すること
で、シートバックフレーム1が構成できる。
【0029】更に、上述した構成によれば、シートバッ
クフレーム1の一部を構成する左、右ホルダブラケット
23,24間に、サポートプレート10の両側に延設さ
れるクランク状ロッド11,11先端を軸支させると共
に、ホルダブラケット24の一方の内側に、カム手段1
4と揺動アーム12とを設け、且つカム手段14を外部
操作可能に構成したサブアッセンブリを組込みことによ
り、シートバックフレーム1へのランバーサポート機構
20の組込みがきわめて簡単に行なえる。このランバー
サポート機構20のホルダブラケット24を利用したユ
ニット化も簡単に行なえる。
【0030】特に、上述した構成では、左ホルダブラケ
ット24にフリーヒンジ側のヒンジアーム部29を一体
に設けていることから、従来のようにサイドブラケット
の剛性を要することもなく、ランバーサポートの組込み
をもきわめて容易に行え、構成の簡素化と組立性向上と
を得ることができる。
【0031】そして、このような構成によれば、シート
バックフレーム1の構造の簡素化、更に軽量化、低コス
ト化を図り、またこのような簡素化されたシートバック
フレーム1へのランバーサポート20の組込み性の向
上、またランバーサポート20のフリーヒンジ側のヒン
ジアーム部29をも含んでサブアッセンブリというユニ
ット化も達成できるもので、加工性や組立性に優れ、シ
ートバックフレーム構造として効果を発揮することがで
きる。
【0032】尚、本発明は上述した実施例構造には限定
されず、シートバックフレーム1やランバーサポート機
構20各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ること
は言うまでもない。例えば上述した実施例では、フリー
ヒンジ側のヒンジアーム部29を、ホルダブラケット2
4に一体または一体的に設けた場合を示しているが、本
発明はこれに限定されず、図2に示すように、シートバ
ックフレーム1において、上部フレーム21の一端部2
1bから延設して設けたヒンジアーム部32を利用する
ようにしてもよい。このような構成では、図示を省略し
たシートクッション側に揺動可能に連結されるシートバ
ックのリクライニング装置の組込みも容易に行える。特
に、上述した構成によれば、ランバーサポート20を構
成する部材を、シートバックフレーム1へのユニットに
よるシートバックフレーム1の組込みをきわめて容易に
行える。
【0033】更に、上述した本発明を適用するシートバ
ックフレーム1において、リクライニング機構において
一方の軸支部での主ロック機構として図示等は省略した
が、遊星歯車機構を利用した常時噛合い式ロック機構を
始め、ラチェット機構によるもの等、従来から周知の構
造を有するロック機構を用いることは自由である。ま
た、本発明によるシートのリクライニング装置1は、上
述した実施例における車両用シートに限定されないこと
も勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るシート
バックフレーム構造によれば、サポートプレートを備え
たランバーサポート機構の組込み可能なシートバックフ
レームを、パイプフレームを略コ字状に折曲げ形成する
と共に左、右両端部が偏平に押し潰されるように形成さ
れる上部フレーム及び下部フレームと、上、下部フレー
ムの左、右両端部の偏平に押し潰されている部分を互い
に重ね合わせた連結部に補強用として付設されて一体的
に連結固定される左、右ホルダブラケットを備え、これ
ら各ホルダブラケットの一部に、クランク状ロッドを介
して可動可能に支持されシートバック前面に進退動作さ
れるランバーサポート機構を構成するサポートプレート
と、ホルダブラケットの一方の内側に外部操作可能に付
設されクランク状ロッドの一部を押圧して可動させるよ
うに構成されている押圧手段とを設けるようにしたの
で、簡単な構成であるにもかかわらず、以下に列挙する
種々優れた効果を奏する。
【0035】ランバーサポートを、サイドブラケット
が設けられていないシートバックフレームに対し、容易
にしかも選択的に組付け固定することができる。 シートバックフレームやこれに選択的に付設されるラ
ンバーサポートの組立てを、リベットのかしめやねじ止
め等で行なえ、組立性が優れ、更に各部の加工性、組立
性等が単純化されると言う利点を奏する。
【0036】シートバックフレームを構成するにあた
って、従来のようなサイドブラケットがないことから、
フレーム構成が簡素化し、軽量化が可能となるばかりで
なく、コストの低減化も達成することができる。 シートバックフレームへのランバーサポート機構20
を介してのリクライニング装置の組込みも、フレーム構
成部材の一部に設けたヒンジアーム部を介してきわめて
簡単に行える。
【0037】また、本発明に係るシートバックフレーム
構造によれば、サポートプレートを押圧する手段を、一
方のホルダブラケットの内側に外部操作可能なカム手段
と、このカム手段によって揺動されることでホルダブラ
ケットにサポートプレートを支持するクランク状ロッド
の一部を押圧して可動させる揺動アームとによって構成
したので、簡単な構成であるにもかかわらず、シートバ
ックフレームへのランバーサポート機構の組込みが行な
え、またこのランバーサポート機構のホルダブラケット
を利用したユニット化も図れると共に、上述した作用効
果をより一層発揮し得るものである。
【0038】特に、本発明によれば、上述したランバー
サポート機構を、シートバックフレームのフリーヒンジ
部によって後加工で簡単に組付けできることから、シー
トの種別に応じた組込みが必要に応じて行なえ、然もそ
の組込みも、サブアッセンブリというユニットにて簡単
に行なえるという利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートバックフレーム構造の一実
施例を示すシートバックフレーム全体の概略分解斜視
図。
【図2】本発明の別の実施例を示すシートバックフレー
ム全体の概略分解斜視図。
【図3】従来のシートバックフレーム構造を例示する概
略斜視図。
【符号の説明】
1 シートバックフレーム 10 サポートプレート 11 クランク状ロッド 11a 軸支部 12 揺動アーム 13 係合ロッド部 14 カム部材 20 ランバーサポート機構 21 上部フレーム 22 下部フレーム 21a,22a;21b,22b 偏平に押し潰された
部分 23 ホルダブラケット 24 ホルダブラケット 25 ヘッドレスト保持部 26 押圧手段 27 操作ノブ 29 ヒンジアーム部(フリーヒンジ側) 32 ヒンジアーム部(フリーヒンジ側)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート着座面に向って可動されるサポー
    トプレートを備えたランバーサポート機構の組込み可能
    なシートバックフレーム構造において、 前記シートバックフレームは、 パイプフレームを略コ字状に折曲げ形成すると共に少な
    くとも左、右両端部が偏平に押し潰されて形成されてい
    る上部フレーム及び下部フレームと、 これら上、下部フレームの左、右端部の偏平に押し潰さ
    れている部分を互いに重ね合わせた連結部に補強用とし
    て付設されて一体的に連結固定される左、右ホルダブラ
    ケットとを備え、 これら各ホルダブラケットの一部に、クランク状ロッド
    を介して可動可能に支持されシートバック前面に進退動
    作されるランバーサポート機構を構成するサポートプレ
    ートと、 前記ホルダブラケットの一方の内側に外部操作可能に付
    設され、前記クランク状ロッドの一部を押圧して可動さ
    せる押圧手段を設けたことを特徴とするシートバックフ
    レーム構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシートバックフレーム構
    造において、 押圧手段は、一方のホルダブラケットの内側に外部操作
    可能なカム手段と、このカム手段によって揺動されるこ
    とにより左、右ホルダブラケットへのサポートプレート
    支持用のクランク状ロッドの一部を押圧して可動させる
    揺動アームとから構成されていることを特徴とするシー
    トバックフレーム構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のシートバ
    ックフレーム構造において、 シートバックフレームを構成する上、下部フレームの連
    結部に付設されるホルダブラケットには、フリーヒンジ
    側のヒンジアーム部が一体に設けられていることを特徴
    とするシートバックフレーム構造。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載のシートバ
    ックフレーム構造において、 シートバックフレームを構成する上部フレームの一端部
    には、フリーヒンジ側のヒンジアーム部が、下部フレー
    ムとの連結部よりも延設して一体に設けられていること
    を特徴とするシートバックフレーム構造。
JP33729694A 1994-12-26 1994-12-26 シートバックフレーム構造 Pending JPH08173262A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055134A (ja) * 2007-02-28 2008-03-13 Itoki Corp 椅子
CN111317289A (zh) * 2020-03-24 2020-06-23 骆永志 扶助托架

Cited By (2)

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JP2008055134A (ja) * 2007-02-28 2008-03-13 Itoki Corp 椅子
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