JP3808174B2 - 車両用モールディングの端末成形方法および成形型 - Google Patents

車両用モールディングの端末成形方法および成形型 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用モールディングの端末成形方法およびその成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年車両には車体保護や装飾等を目的として、細長い帯状のプラスチック製モールディングが車体等に装着されることが多い。また、前記モールディングには、その表面の装飾性をさらに向上させるため、金属フィルム等の装飾フィルムや蒸着による金属箔をモールディング表面に積層したものがある。
【0003】
前記モールディングとしては、一定断面形状からなる長尺の押出成形品を所定長に切断したものが、製造作業性やコスト等の点から好適である。しかし、車両用モールディングは、その端末についても美観を要求されるため、前記押出成形品を単に所定長に切断しただけのモールディング端末では、単調で美観に欠けるきらいがある。しかも切断面の縁が角になって安全性に欠ける問題もある。
さらに、前記装飾フィルム等が表面に積層された押出成形品を切断して形成したモールディングにあっては、その切断端面で装飾フィルム等が剥がれ易い問題があった。
【0004】
なお、モールディングの端末成形方法として、樹脂フィルムを外層として有する平帯状板材の幅方向両側を背面側に折り返して断面略C字状にし、その断面略C字状のものを長手方向端部で該端部を塞ぐように絞り加工する方法が、特開平5−338504号公報に開示されている。しかし、この方法では、断面略C字状の中空タイプのモールディングしか得られず、中の詰まった中実タイプを得ることができない問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、前記の点に鑑みなされたもので、表面に装飾フィルムが積層された中実の押出成形品から、装飾フィルムの皺および剥離を生じにくく、さらに外観の良好な端末を得ることのできるモールディングの端末成形方法と成形型を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
モールディングの端末成形方法の発明は、装飾フィルムが基材の表面に積層されて当該装飾フィルムの幅方向両端が基材の幅方向両端裏面に折り重ねられた押出品からなるモールディング素材に対し、その長手方向端末先端側の前記基材裏面側を装飾フィルムの折り重ね部間で切除する切除工程と、モールディング端末の表面賦形型に形成したキャビティに、前記モールディング素材の端末を装飾フィルムがキャビティと対向するようにし、かつ前記端末先端がキャビティ内端から表面賦形型表面に突出するように配置する配置工程と、前記キャビティへのモールディング素材の配置前あるいは配置後にモールディング素材の端末を加熱する加熱工程と、前記モールディング素材の端末裏面における装飾フィルムの折り重ね部をほぼキャビティ内端部位置で、また前記装飾フィルムの折り重ね部間の基材裏面をキャビティ内端から所要距離離れた位置で各々キャビティ側へ押して、前記モールディング素材端末のキャビティ内端から突出する先端をモールディング素材裏面側へ曲げて起こす先端曲げ工程と、前記モールディング素材の先端曲げ起こし部における装飾フィルムの折り重ね部間部分をモールディング素材の表面側から押して基材裏面に折り重ねる折り重ね工程と、前記モールディング素材端末裏面の不要部を切除するトリミング工程とを含むことを特徴とする。
【0007】
また、モールディングの成形型の発明は、装飾フィルムが基材の表面に積層されて当該装飾フィルムの幅方向両端が基材の幅方向両端裏面に折り重ねられた押出品からなるモールディング素材の端末を所定のモールディング端末形状に賦形するための成形型において、前記モールディング端末の表面側形状からなるキャビティを有する表面賦形型と、少なくとも前記モールディング素材の裏面の幅と等しい幅を有し、先端面の幅方向両縁に前記装飾フィルムの折り重ね部先端押圧のための先端押圧部を備えるとともに、当該先端押圧部間に前記キャビティの内端面に対応する曲面形状の凹部を有して、前記先端押圧部をほぼキャビティ内端位置となるように前記表面賦形型表面のキャビティに沿って配置される裏面押圧型と、前記裏面押圧型先端の凹部に対応する曲面形状の押圧部を先端に備え、前記押圧部を裏面押圧型先端の凹部に向けて表面賦形型の表面にスライド可能に配置されたスライド型とよりなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下添附の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1は本発明の車両用モールディング(以下、モールディングとする)の端末成形方法の一実施例に使用するモールディング素材を示す斜視図、図2および図6は本発明のモールディング端末成形方法の一実施例を示すものであり、うち図2は切除工程を示す斜視図、図3は配置工程と加熱工程を示す断面図、図4は先端曲げ工程を示す断面図、図5はその平面図、図6は図4の先端曲げ工程後のモールディング素材の端末について裏面押圧型を除いて示す部分斜視図、図7は折り重ね工程を示す断面図、図8は図7の折り重ね工程後のモールディング素材の端末について裏面押圧型を除いて示す部分斜視図である。さらに図9は以上の工程によって得られたモールディングの端末を示す斜視図、図10は本発明のモールディング端末を成形する際に使用する成形型の一実施例を示す斜視図である。
【0009】
本発明のモールディングの端末成形方法の一実施例を各工程毎に説明する。併せて本発明の成形型の一実施例についても説明する。
本実施例における成形方法は、切除工程、配置工程、加熱工程、先端曲げ工程、折り重ね工程、およびトリミング工程からなる。
【0010】
まず、図1で示すモールディング素材10は、所定の断面形状を有する中実押出品を所定の長さに切断したもので、基材30と、該基材30の表面を覆うように積層された装飾フィルム20によって構成されている。前記装飾フィルム20は基材30の幅方向の両端部において基材裏面31に折り返されてその裏面31に重なり略水平面を形成している。符号21は装飾フィルム20の折り重ね部である。なお、前記基材30は塩化ビニル樹脂等押出成形可能な合成樹脂からなり、一方装飾フィルム20は、種々のものが用いられるが、基材30への接着面となるバッキング層樹脂に接着剤層を介して金属層が積層され、その金属層表面に透明樹脂層が積層された多層の金属調フィルムが好適である。
【0011】
まず、前記モールディング素材10に対して切除工程を行う。この切除工程では、図2に示すように、モールディング素材10の長手方向端末11の先端12側において、基材30の裏面側を前記装飾フィルム20の折り重ね部21,21間で切除する。その際、前記装飾フィルム20の折り重ね部21,21間で基材30を全て切除せず、装飾フィルム20の裏面側に基材30が薄肉の層を形成して残るように切除する。この例では基材30の切除後の厚みを2mmとした。符号32は前記切除により凹状とされた切除面である。前記切除は、モールディング素材の端末11を賦形する際の加熱や加圧等の加工を容易にしたり、基材30の余剰部分によってモールディング端末裏面に段差が生じてモールディング裏面を車体に取り付ける際に密着が不十分になるのを防いだり、また、外観を良くする等の理由によりなされる。
【0012】
その後、配置工程を行う。この配置工程では、図3に示すように、該切除面32を形成したモールディング素材10の端末11の先端12を、成形型Mの表面賦形型40に配置する。
【0013】
ここで成形型Mについて説明する。成形型Mはモールディング素材10を所定のモールディング端末形状に賦形するためのもので、図10の斜視図からよりよく理解されるように、固定側となる表面賦形型40と、可動側となる裏面押圧型50およびスライド型60の三つの型によって構成されている。
【0014】
表面賦形型40は、モールディング成形品(端末成形後のもをいう。)の端末表面側を成形するためのもので、その表面形状に対応する曲面形状のキャビティ41を有している。該キャビティ41は前記モールディング素材10の端末11がはまる溝状からなって、その外端42側が開口し、内端43側が表面賦形型40の表面44から陥没している。このキャビティ41に前記のようにモールディング素材端末11が配置される。その際、モールディング素材端末11の装飾フィルム20がキャビティ41と対向するようにし、かつモールディング素材10の端末11先端12がキャビティ内端43から突出して表面賦形型表面44に突出するようにして配置される。前記端末先端12の突出は、前記基材30の切除部における装飾フィルム20側がキャビティ内端43と当接して、端末先端12が上向きに傾斜するようにされる。
【0015】
裏面押圧型50は、モールディング成形品の端末成形時にモールディング素材10の端末11裏面側を押圧するためのもので、前記表面賦形型40のキャビティ41に沿って表面賦形型40上方に配置され、公知のプレス装置(図示せず)によって昇降するようになっている。また、この裏面押圧型50は、前記モールディング素材10裏面の幅と等しいか、あるいはそれ以上の幅dからなり、前記キャビティ内端43位置に合わせて配置される先端面には、その幅方向両縁に先端押圧部51,51が突出形成されている。この例の先端押圧部51,51は、突出した爪状からなって、前記モールディング素材10の裏面の装飾フィルム20の折り重ね部21,21間隔と等しい間隔で形成されている。さらに、前記先端押圧部51,51間は、キャビティ内端面(内端の壁面)45に対応する曲面形状の凹部52になっている。この例では、前記凹部52はキャビティ内端面45の湾曲形状に合わせて膨出した湾曲形状からなり、凹部52内側面53,53が先端に向かって間隔を広げるようにテーパーとされている。また、先端押圧部51,51の最先端51aからの凹部52の窪み量は適宜設定されるが、一般的に1.5〜3.0mm程度とされる。
【0016】
スライド型60は、モールディング成形品の端末側面を美麗に成形するためのもので、前記裏面押圧型50の先端の凹部52に向けて前進後退するように表面賦形型40の表面にスライド可能に設けられる。そのスライドはシリンダ装置等のスライド装置(図示せず)により可能とされる。前記裏面押圧型50の凹部52と対向するスライド型60の先端には、前記凹部52に対応する曲面形状の押圧部61が突出形成されている。この例の押圧部61は、前記凹部52形状に対応して湾曲した窪み形状に形成され、かつ押圧部61の幅が前記凹部52の内側面53,53間隔と略等しくなっている。また、この例のスライド型60の先端下面には段部64が形成され、一方前記表面賦形型40の表面のスライド型載置面にも段部46が形成されていて、スライド型60がキャビティ41側へ向けて所定位置まで前進した際に段部46,64同士が衝突し、それ以上前進できないようにしている。
【0017】
前記配置工程後、加熱工程を行う。この加熱工程では、前記表面賦形型40に配置されたモールディング素材10の端末11を、ヒーターや高周波加熱装置等の加熱手段Hによって加熱する。この際の加熱は、モールディング素材10の端末11を軟化させて所定形状に賦形可能とするもので、モールディング素材10の材質に応じて加熱温度が設定される。
【0018】
次に、先端曲げ工程を行う。この先端曲げ工程では、図4ないし図6で示すように、表面賦形型40のキャビティ41上方に位置する前記裏面押圧型50を下降させて、前記加熱軟化されたモールディング素材10の端末裏面13を押圧する。その際、前記裏面押圧型50の先端押圧部51,51が表面賦形型40のほぼキャビティ41内端43上方に位置して、モールディング素材10の端末裏面13の装飾フィルム折り重ね部21,21をキャビティ内端43位置で押圧し、また先端押圧部51,51間の凹部52が、装飾フィルム折り重ね部21,21間の基材裏面31を押圧する。その際、前記凹部52は先端押圧部51の先端51aよりも窪んでいるため、その窪み量だけ前記キャビティ内端43から離れた位置で基材裏面31を押圧する。
【0019】
前記押圧によって、モールディング素材10の端末11は、キャビティ41内に押し込まれてキャビティ形状に賦形される。また、前記キャビティ内端43から突出して表面賦形型40の表面上方へ傾斜している端末11先端12側が、キャビティ41内端面43に沿って屈曲し、端末裏面13側へ曲げ起こされてキャビティ41上方へ突出した状態になる。このとき、前記基材裏面31の切除により、端末11の賦形および端末11先端12側の曲げ起こしが容易になされる。なお、前記キャビティ内端面45と当接する端末11表面はキャビティ内端面45に沿って膨らんだ湾曲面となっており、装飾フィルムの折り重ね部21,21付近が前記湾曲面のコーナー部に位置している。符号16はそれによって形成された先端曲げ起こし部である。その際、前記裏面押圧型50の凹部52と先端曲げ起こし部16裏面間には、凹部52の窪み量に相当する隙間Sが形成される。
【0020】
続いて折り重ね工程がなされる。この折り重ね工程では、図5および図7に示すように、前記表面賦形型40と裏面押圧型50とでモールディング素材10の端末11を挟んだ状態で、表面賦形型40表面のスライド型60をキャビティ41方向へスライドさせる。そして、前記スライド型60先端の押圧部61でもって、前記キャビティ41上方へ突出している端末11の先端12側を表面側(装飾フィルム20側)より押圧し、前記押圧部61を裏面押圧型50の凹部52内に挿入する。これによって、前記モールディング素材10端末11の先端12側が、基材30の裏面31に折り重ねられる。
【0021】
前記折り重ね時、先端曲げ起こし部16における装飾フィルムの折り重ね部21,21については、スライド型60の押圧部61によって押圧されず、しかも裏面押圧型50の先端押圧部51,51の端面と当接して基材裏面31側への曲げが阻止される。そして、前記先端曲げ起こし部16における装飾フィルムの折り重ね部21,21間の部分16aが、スライド型60の押圧部61によって基材裏面31に折り重ねられる。特に、前記先端曲げ起こし部16における装飾フィルムの折り重ね部21,21付近は、キャビティ41内のモールディング素材10端末11のコーナー部に位置して急に曲がっているため、基材裏面31側へ折り曲げられると、コーナー部で装飾フィルム21に皺を生じ易くなるが、本発明ではその皺を防ぐことができる。また、前記先端曲げ起こし部16における装飾フィルムの折り重ね部21,21間部分16aは、コーナー部に比べて緩やかな曲面からなるため、基材裏面31側へ折り曲げられても皺を生じにくい。
【0022】
なお、前記先端曲げ起こし部16において基材30の裏面31に折り重ねられなかった装飾フィルムの折り重ね部21付近は不要部17となる。また、前記配置工程でモールディング素材端末11先端側におけるキャビティ内端43からの突出量が、前記裏面押圧型50の凹部52とキャビティ内端43間の距離より大なる場合には、基材裏面31に重なることなくスライド型60の押圧部61と裏面押圧型50の凹部52間に挟まれて、基材裏面31から立ち上がった不要部17が形成される。
【0023】
次に、前記成形型Mによって端末賦形されたモールディング素材10を脱型し、トリミング工程によって不要部17の切除を行う。それによって、図9に示すような、所望形状に端末賦形されたモールディング成形品18が得られる。
【0024】
なお、本実施例における成形型Mにおいて、裏面押圧型50の先端押圧部51とスライド型60の押圧部61の対面位置に、基材30の余剰部分を収容するバリ逃がし用の凹部(図示せず)を設けて、一定の位置にバリを形成するようにしてもよい。そうすれば、モールディングの脱型後にバリの除去がし易くなり、作業が簡単になる。
【0025】
また、前記端末成形方法の工程において、成形型Mへの配置工程と加熱工程は、その順序が逆になってもよく、加熱軟化した後のモールディング素材10の端末11を、表面賦形型40に配置することも可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、本発明のモールディングの端末成形方法にあっては、押出品からなるモールディング素材の端末を所望形状に賦形できるとともに、端末切断面の鋭角部をなくせるため、安全性の高いモールディングの端末が得られる。しかも、そのモールディング素材は装飾用フィルムによって覆われ、モールディングの端末先端まで装飾フィルムで覆うことができるのみならず、本発明によれば端末で装飾フィルムに皺を生じにくいため、外観に優れたモールディングを得ることができる。さらに、モールディングの端末裏面側に装飾フィルムが折り重ねられるため、モールディング端末で装飾フィルムの剥離の恐れがなく、加えて、中実のモールディングを得ることもできるという利点がある。
【0027】
また、本発明の成形型にあっては、前記のような外観性に優れ、安全なモールディングを容易に成形することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用モールディングの端末成形方法の一実施例に使用するモールディング素材を示す斜視図である。
【図2】モールディング端末の基材裏面側を切除したモールディング基材の切除工程を示す斜視図である。
【図3】表面賦形型のキャビティにモールディング素材の端末を配置する配置工程と、その上方から加熱手段によって加熱する加熱工程を示す断面図である。
【図4】裏面押圧型によってモールディング素材の裏面側から押圧しモールディング素材先端を曲げて起こす先端曲げ工程を示す断面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図4の先端曲げ工程後のモールディング素材の端末について裏面押圧型を除いて示す部分斜視図である。
【図7】スライド型をスライドさせて曲げ起こし部を裏面側に折り重ねた折り重ね工程を示す断面図である。
【図8】図7の折り重ね工程後のモールディング素材の端末について裏面押圧型を除いて示す部分斜視図である。
【図9】図2から図8によって示された工程によって得られるモールディングの成形品を示す斜視図である。
【図10】本発明のモールディングの端末を成形する際に使用する成形型の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 モールディング素材
11 端末
12 先端
13 裏面
16 曲げ起こし部
20 装飾用フィルム
21 装飾用フィルム折り重ね部
30 モールディング基材
31 基材裏面
40 表面賦形型
41 キャビティ
43 キャビティ内端
50 裏面押圧型
51 先端押圧部
52 凹部
60 スライド型
61 押圧部

Claims (2)

  1. 装飾フィルムが基材の表面に積層されて当該装飾フィルムの幅方向両端が基材の幅方向両端裏面に折り重ねられた押出品からなるモールディング素材に対し、その長手方向端末先端側の前記基材裏面側を装飾フィルムの折り重ね部間で切除する切除工程と、
    モールディング端末の表面賦形型に形成したキャビティに、前記モールディング素材の端末を装飾フィルムがキャビティと対向するようにし、かつ前記端末先端がキャビティ内端から表面賦形型表面に突出するように配置する配置工程と、
    前記キャビティへのモールディング素材の配置前あるいは配置後にモールディング素材の端末を加熱する加熱工程と、
    前記モールディング素材の端末裏面における装飾フィルムの折り重ね部をほぼキャビティ内端部位置で、また前記装飾フィルムの折り重ね部間の基材裏面をキャビティ内端から所要距離離れた位置で各々キャビティ側へ押して、前記モールディング素材端末のキャビティ内端から突出する先端をモールディング素材裏面側へ曲げて起こす先端曲げ工程と、
    前記モールディング素材の先端曲げ起こし部における装飾フィルムの折り重ね部間部分をモールディング素材の表面側から押して基材裏面に折り重ねる折り重ね工程と、
    前記モールディング素材端末裏面の不要部を切除するトリミング工程とを含むことを特徴とするモールディングの端末成形方法。
  2. 装飾フィルムが基材の表面に積層されて当該装飾フィルムの幅方向両端が基材の幅方向両端裏面に折り重ねられた押出品からなるモールディング素材の端末を所定のモールディング端末形状に賦形するための成形型において、
    前記モールディング端末の表面側形状からなるキャビティを有する表面賦形型と、
    少なくとも前記モールディング素材の裏面の幅と等しい幅を有し、先端面の幅方向両縁に前記装飾フィルムの折り重ね部先端押圧のための先端押圧部を備えるとともに、当該先端押圧部間に前記キャビティの内端面に対応する曲面形状の凹部を有して、前記先端押圧部をほぼキャビティ内端位置となるように前記表面賦形型表面のキャビティに沿って配置される裏面押圧型と、
    前記裏面押圧型先端の凹部に対応する曲面形状の押圧部を先端に備え、前記押圧部を裏面押圧型先端の凹部に向けて表面賦形型の表面にスライド可能に配置されたスライド型とよりなることを特徴とするモールディングの成形型。
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