JP3804345B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器 Download PDF

Info

Publication number
JP3804345B2
JP3804345B2 JP19960199A JP19960199A JP3804345B2 JP 3804345 B2 JP3804345 B2 JP 3804345B2 JP 19960199 A JP19960199 A JP 19960199A JP 19960199 A JP19960199 A JP 19960199A JP 3804345 B2 JP3804345 B2 JP 3804345B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable contact
braided wire
bimetal
link
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19960199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001028225A (ja
Inventor
孝 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP19960199A priority Critical patent/JP3804345B2/ja
Priority to CNB991192338A priority patent/CN1319098C/zh
Publication of JP2001028225A publication Critical patent/JP2001028225A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3804345B2 publication Critical patent/JP3804345B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作ハンドルの開閉操作により可動接点を固定接点に接離させるとともに、過大電流が流れたときに変位するバイメタルにより可動接点を固定接点から強制開極する回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このような回路遮断器は種々市販されまた提案されているが、例えば、特開平9−97554号公報には、弾性を有して操作ハンドルから延設された延設部およびその延設部と弾性方向に当接し得るよう器体に設けられた当接部を有する操作ハンドル規制手段を備え、組み立ての際の手間をかけずに、操作ハンドルを所定の位置に正確に位置規制することができるようにした回路遮断器が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の回路遮断器では、編組線の引回しに起因してバイメタルの引き外し特性が変化し、この結果、所望の引き外し特性が得られなくなる恐れがある。回路遮断器における操作ハンドル側を上側としたとき、編組線(可撓電線)は、一端側および他端側がそれぞれ回路遮断器内部で上下方向に伸びるバイメタルの下方自由端側および回路遮断器内部でどちらかといえば上下方向に伸び、回動可能となっている可動接触子の下方自由端側に接続され、回路遮断器のオン時に、可動接触子の自由端側がバイメタルの自由端側とは反対側に配置された固定接触子側に移動して、編組線の他端側が引っ張られる状態になるので、回路遮断器がオフ状態からオン状態に移行するとき、編組線がバイメタルの自由端の端面に引っ掛かると、バイメタルの自由端側も固定接触子側に引っ張られることになるからである。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、バイメタルの引き外しの特性変化を防止し得る回路遮断器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明の回路遮断器は、器体の両側に配設された電源側端子および負荷側端子と、電源側端子および負荷側端子の一方に固着された固定接点と、この固定接点に接離自在に対向する可動接点を先端側に固着して回動中心点となる基端側を器体の上側とするとともに先端側を器体の下側として器体の上下方向に延出させた可動接触子と、この可動接触子を器体の外部から操作可能な操作ハンドルにリンクを介して連結し、リンクの均衝状態を保持した状態で操作ハンドルの開閉操作により可動接触子を駆動して可動接点を固定接点に接離させる開閉機構と、電源側端子および負荷側端子の他方に接続された基端を器体の下側とするとともに先端側を器体の上側として器体の上下方向に延出させ、可動接点および固定接点間に過電流が流れると先端側の自由端が器体内部方向に変位することによりリンクの均衝状態を崩して開閉機構により可動接点を固定接点から強制開極するバイメタルと、このバイメタルの先端側に接続されるとともに該バイメタルの先端側から可動接触子の先端方向の斜め方向に引き延ばし可動接触子近傍で器体の上側に折り返して可動接触子の基端側に接続される編組線とを備え、前記電源側端子および負荷側端子の一方は、固定接点固着位置よりも先端側に可動接触子の周囲の磁界との相互作用でアークに作用する電磁力の向きに延長したアーク走行板部が形成され、前記器体の編組線を折り返す位置に編組線よりも器体の上側から突出して編組線が当接する第1位置決め突起を形成するとともに、この第1位置決め突起よりもバイメタル近傍に、第1位置決め突起の器体における下端とバイメタルにおける編組線接続位置とを結ぶ直線よりも上側で編組線の下側が当接する第2位置決め突起を形成し、さらに器体の上側方向に延出する編組線と可動接触子との間に介在する縦壁部を形成した回路遮断器において、前記器体の第2位置決め突起近傍に第2位置決め突起とともに編組線を挟む軸受を形成し、前記開閉機構に、中間部が前記軸受に回動自在に軸支されリンクに結合してリンクの均衡状態を保持するとともに過電流を検出したときに一端側がバイメタルより駆動されてリンクとの結合状態を解除するラッチ部材を有し、該ラッチ部材の中間部から他端側にかけて編組線が貫通する切欠部を形成したことを特徴とする。
【0006】
この構成では、バイメタルの変位および可動接触子の回動動作に対して、編組線がバイメタルや可動接触子などに引っ掛からない状態でその折返し部分に余裕を持たせることができるので、バイメタルの引き外しの特性変化を防止することができる。また、固定接点に対する可動接触子の可動接点の開極時に発生するアークを、器体の下側方向に付勢して器体の長手方向に引き延ばすことができ、この結果、アークの素早い消弧が可能となる。
【0007】
さらに、可動接触子の開閉動作のときに編組線の折り返し近傍が器体の上側に移動するのを防止することができるので、編組線が開閉機構に対してバイメタルの引き外し特性を変化させる影響を及ぼさなくなる。また、バイメタルの変位によって器体の上側に延びた編組線が可動接触子に近づくのを防止することができるので、編組線が可動接触子の動作に影響を及ばさなくなる。
【0008】
加えて、バイメタルが変位したとき、第2位置決め突起近傍の編組線は横方向に移動するので、第1位置決め突起近傍の編組線が器体の下側に移動する量を少なくでき、器体の編組線を収納するスペースを小さくすることができる。
【0010】
その上、編組線を位置決めした状態でラッチ部材を配置することができ、ラッチ部材の組込作業が容易となる。また、編組線がラッチ部材に当接してラッチ部材の回動に支障をきたす恐れがなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る一実施形態の回路遮断器の断面図、図2は本実施形態の回路遮断器などの斜視図、図3は本実施形態の回路遮断器の分解斜視図で、これらの図を用いて以下に本実施形態の説明を行う。
【0012】
本回路遮断器は、図2に示すように、器体を構成するケース1およびカバー2を備えるとともに、図3に示すように、スライダ3、電源側端子部4、異常電流検出・トリップ機能付きの負荷側端子部5、可動接触子部6、開閉機構7および編組線8(図1参照)を器体内部に備えている。ただし、以下の説明の便宜上、図3に示す器体において、上側の面を上面(正面)、下側の面を下面(裏面)、右上側の面を上側面、左下側の面を下側面、左上側の面を左側面、そして右下側の面を右側面とする。
【0013】
ケース1およびカバー2は、例えばフェノール樹脂などの絶縁材料によって、図3に示すように、上面側中央が突出した一面開口の箱状に成形されて成り、ケース1およびカバー2の開口縁部には、それぞれ4組の組立孔1a,2aが穿設されている。これにより、ケース1およびカバー2を内面同士が対面するようにして組み合わせた上で、各組の組立孔1a,2aにリベットを挿通すれば、ケース1およびカバー2が固定されて器体が構成されることになる。また、ケース1およびカバー2の上面中央には、それぞれ後述する操作ハンドル71用の開口部となるコ字状の上面角溝1b,2bが形成され、ケース1およびカバー2の上側面には、それぞれ電源側の電線やブスバーなどの配線部材が挿入される開口部となるコ字状の上側面角溝(図3ではケース1の上側面角溝1cのみ図示)が形成され、そしてケース1およびカバー2の下側面には、それぞれ負荷側の電線やブスバーなどの配線部材が挿入される開口部となるコ字状の下側面角溝1d,2dが形成されている。なお、これらケース1およびカバー2の詳細な構造については、後述の各部品とともに順次説明する。
【0014】
スライダ3は、図3に示すように、器体下側面における下面側から突出する操作部3a、この操作部3aから上側面側に延出する連結片3b、この連結片3bの先端側に一体に設けられる爪部3c、操作部3aから連結片3bの両側に沿って延出する一対の撓み片3d、および各撓み片3dの先端から外向きに延出するV字カット付きの突片3eを備える形状に合成樹脂により一体成形されて成り、図2に示すように、断面コ字状で両側縁部がそれぞれ外向きに延出した一体フランジ9aを有し図略の分電盤内部などに配置されるDINレールという取付レール9に対して、本回路遮断器を着脱自在に固定するものである。ここで、図3に示すように、ケース1およびカバー2の下面には、それぞれ取付レール9用の取付溝1e,2eが形成され、これら取付溝1e,2eの上側面側には、それぞれ取付レール9の一方の一体フランジ9aに対する掛止用の係止突起(図ではカバー2の係止突起2fのみ図示)が形成され、そして取付溝1e,2eの下側面側には、それぞれスライダ3をスライド自在に狭持するフック状の収納溝1g,2gが形成されている。これにより、スライダ3を収納溝1g,2gに収納しながらケース1およびカバー2を固定すれば、スライド3は収納溝1g,2gにより狭持された状態で上側面および下側面方向にスライド自在となるので、取付レール9の一方の一体フランジ9aに両係止突起を掛止し、スライド3を上側面側にスライドさせて他方の一体フランジ9aに爪部3cを掛止すれば、本回路遮断器が取付レール9に固定されることになる。ただし、図示していないが、収納溝1g,2gの各内面には山突起が形成され、上記のように本回路遮断器が取付レール9に固定されている場合、上記各山突起に各突片3eのVカットの溝が係合し、スライダ3の移動を禁止する構造になっている。
【0015】
電源側端子部4は、図3に示すように、板金を折曲げて断面四角状の筒状に形成されて成り上面にねじ孔11aを有する端子金具11と、この端子金具11のねじ孔11aに螺挿される引締めねじ12と、端子金具11の下面上部に取着される金属部材13とを備えているとともに、電源側端子41を備えている。この電源側端子41は、上面および下面方向に伸びる板状に形成され固定接点411aが固着された中央部411と、この中央部411の上面側から上側面側に延出し端子金具11内に挿通される端子部412と、固定接点411aの下面側から後述する可動接触子61の周囲の磁界との相互作用でアークに作用する電磁力の向きに、つまり中央部411の下面側から下面下側面寄りに延出するアーク走行板部413とを備える形状に導電部材により一体形成されて構成される。このようにアーク走行板部413を設けると、固定接点411aに対する可動接触子61の可動接点の開極時に発生するアークを、器体の下面方向に付勢して器体の長手方向に引き延ばすことができ、この結果、アークの素早い消弧が可能となる。また、端子部412の先端には上面側に延出する屈曲部412aが形成されている。
【0016】
負荷側端子部5は、端子金具11、引締めねじ12および金属部材13を電源側端子部4と同様に備えているほか、上面および下面方向に伸びる板状に形成された連結部511、この連結部511の上面側から下側面側に延出し端子金具11内に挿通される端子部512と、上面および下面方向に伸びる板状に形成され下端が基端となって連結部511に固着されるバイメタル513とを有して成る負荷側端子51と、上側面側に延出する両屈曲部52aを有して成りこれら両屈曲部52a内に負荷側端子51のバイメタル513を囲う短絡検出用の磁性板52とを備えている。また、端子部512の先端には上面側に延出する屈曲部512aが形成されている。また、バイメタル513の上面側には調節ねじ514が螺挿されている。さらに、磁性板52は、ケース1およびカバー2の内面に形成されたコ字状の突部と係合する突起を有している。
【0017】
ここで、図1に示すように、ケース1の内面における上側面および下側面側には、端子金具11およびこれに螺挿された引締めねじ12用の収納室を設けるための隔壁1h,1iがそれぞれ形成され、これら隔壁1h,1iには、それぞれ電源側端子41および負荷側端子51を填め込むための溝1j,1kが形成されている。また、図3に示すように、ケース1およびカバー2の両上面における電源側端子部4の引締めねじ12の頭部側には、それぞれドライバなどの先端挿通用の丸孔となる半円弧状の丸溝1l,2lが形成され、同様に、ケース1およびカバー2の両上面における負荷側端子部5の引締めねじ12の頭部側には、それぞれ半円弧状の丸溝1m,2mが形成されている。これにより、図1に示すように、電源側端子部4の端子金具11の孔がケース1およびカバー2の上側面角溝により形成される開口部に位置する状態で、その開口部に電源側の電線やブスバーなどの配線部材を挿入し、引締めねじ12をドライバなどで例えば時計回りに回せば、端子金具11が上面側に移動するので、配線部材を端子部412の下面に圧着させることができる。同様に、負荷側端子部5の端子金具11の孔がケース1およびカバー2の下側面角溝1c,2cにより形成される開口部に位置する状態で、その開口部に負荷側の電線やブスバーなどの配線部材を挿入し、端子金具11が上面側に移動するように引締めねじ12を回せば、端子金具11が上面側に移動するので、配線部材を端子部512の下面に圧着させることができる。
【0018】
可動接触子部6は、図3に示すように、上面および下面方向に伸びる板状部611、この板状部611の下面側に固着され固定接点411aと接離自在に対向する可動接点611a、板状部611の両側上面側から下側面側に延出する一対の屈曲部612、および板状部611の上面側に一体に形成されたL字状のばね受け部613を有して成る可動接触子61と、この可動接触子61をこの上端を略回動中心点としてばね受け部613で下側面側に付勢して固定接点411aから可動接点611aを開離させるための開極ばね62とを備えている。また、各屈曲部612には軸孔612aが穿設されている。さらに、ばね受け部613の両側には一対の耳部613aが形成されている。
【0019】
開閉機構7は、操作ハンドル71、ハンドル軸72、ハンドルリンク73、係止リンク74、接触子リンク75、ハンドル復帰ばね76、ラッチ板77および軸ピン78により構成されている。操作ハンドル71は、回動中心点となる軸孔711aが穿設された軸部711と、この軸部711の上面側に形成された弧状の覆い片712と、この覆い片712の中央部から立設し上面角溝1a,2aにより形成される開口部から外部に突出する操作部713と、左右側面側に突出する軸突起714aを有し軸部711から下面側の上側面寄りに延出するリンク支持部714とを備える形状に合成樹脂により一体成形されて構成される。ハンドル軸72は、操作ハンドル71を軸支するもので、操作ハンドル71の軸孔711aに挿通される。ハンドルリンク73は、コ字状に形成されて成り、各脚片の先端部に穿設されリンク支持部714の軸突起714aが挿通される軸受孔73aと、各脚片の基部側に穿設されたリンク孔73bとを有している。係止リンク74は、平板状の係止部741、およびこの係止部741の両端から上側面側の上面寄りに延出する一対のガイド片742を備える形状に形成され、各ガイド片742の先端に穿設されハンドル軸72が挿通される軸孔742aと各ガイド片742の基端側に穿設されたガイド孔742bとを有している。接触子リンク75は、金属製のピンをコ字状に折曲げて成り、可動接触子61の両軸孔612aに挿通される脚片75aを有するとともに、ハンドルリンク73の両リンク孔73bおよび係止リンク74の両ガイド孔742bに挿通され脚片75aよりも短い脚片75bを有している。ハンドル復帰ばね76は、鋏形ばねより成り、一端が覆い片712の左側面側に係止するとともに他端がラッチ板77に係止することで、操作ハンドル71をオフ側に付勢するものである。ラッチ板77は、上側面および下側面に対面するとともに上面および下面方向に伸び切欠部771aを左側面側に有するコ字状に形成されそのコ字状の上面側の突部における切欠部771a側にハンドル復帰ばね76の他端が係止する係止溝771bを有する板状部771と、この板状部771の中央の左右側面側からそれぞれ上側面側に延出する左腕片772およびこれよりも短い右腕片773とを備える形状に一体形成されて成り、左腕片772および右腕片773の各基端側に穿設された軸孔を有するとともに、左腕片772の先端に形成され係止リンク74の係止部741の下面側と係止する引掛溝772aを有している。軸ピン78は、ラッチ板77を軸支するもので、左腕片772および右腕片773の両軸孔に挿通される。
【0020】
ここで、ケース1およびカバー2の各内面における上面と上側面の隅には、可動接触子61の耳部613aを回動の中心として収納する基端収納壁(図3ではケース1の基端収納壁1nのみ図示)が形成されているとともに、その下面側には、コ字状に成形されて成り、可動接触子61の両軸孔612aに挿通された接触子リンク75の脚片75aの先端部がそのコ字状の内壁に挿入されるガイド突部1oが形成されている。これにより、可動接触子61は、ばね受け部613の上側面側に開極ばね62を挟み込みながら、各耳部613aを基端収納壁内に収納するとともに脚片75aの先端部をガイド突部1oの壁内に挿入すれば、両軸孔612aがガイド突部1oに規制されながら両耳部613aを中心として回動可能となる。また、ケース1およびカバー2の各内面における上面側中央には、ハンドル軸72の端部が挿入される円筒状で底部を有する軸受(図3ではケース1の軸受1pのみ図示)が形成されている。これにより、操作ハンドル71の軸孔711aにハンドル軸72を挿通し、このハンドル軸72の両端を上記両軸受内に挿入した状態でケース1およびカバー2を固定すれば、操作ハンドル71はハンドル軸72回りに回動自在となる。さらに、ケース1およびカバー2の各内面における上記ガイド突部1oの下側面側には、軸ピン78の端部が挿入される円筒状で底部を有する軸受(図3ではケース1の軸受1qのみ図示)が形成されている。これにより、ラッチ板77の両軸孔に軸ピン78を挿通し、この軸ピン78の両端を両軸受内に挿入した状態でケース1およびカバー2を固定すれば、ラッチ板77は軸ピン78回りに回動自在となる。
【0021】
編組線8は、図1に示すように、負荷側端子51のバイメタル513の上面側に一端(図では左端)が接続され、そのバイメタル513の上面側から可動接触子61の先端方向の斜め方向に、すなわち下面側の上側面寄りの斜め方向に引き延ばして可動接触子61の近傍で器体の上面側に折り返すように引き回され、可動接触子61の基端側に他端が接続されている。これにより、負荷側端子部5と可動接触子61とが編組線8により常時電気的に接続される状態となる。また、バイメタル513の変位および可動接触子61の回動動作に対して、編組線8がバイメタル513や可動接触子61などに引っ掛からない状態でその折返し部分に余裕を持たせることができるので、バイメタル513の引き外しの特性変化を防止することができる。
【0022】
ここで、ケース1の内面において、編組線8を折り返す位置には、編組線8よりも器体の上面側から突出し半円弧状に丸められた側面で編組線8と当接する突起1r(第1位置決め突起)が形成されているとともに、器体の上面側に延出する編組線8と可動接触子61との間には、上面および下面方向に伸びる縦壁部1sが形成され、この縦壁部1sは下側面に至る隔壁部1tと連設されている。これにより、可動接触子61の開閉動作のときに編組線8の折り返し近傍が器体の上面側に移動するのを防止することができるので、編組線8が開閉機構7に対してバイメタル513の引き外し特性を変化させる影響を及ぼさなくなる。また、編組線8と当接する突起1rの側面が丸められているので、編組線8を切れ難くすることができる。さらに、バイメタル513の変位によって器体の上面側に延びた編組線8が可動接触子61に近づくのを防止することができるので、編組線8が可動接触子61の動作に影響を及ばさなくなる。
【0023】
また、ケース1の内面において、突起1rから下側面側の若干上面寄りで軸受1qの下面側のバイメタル513近傍には、半円弧状に丸められた側面で編組線8の下面側と当接する突起1u(第2位置決め突起)が形成されている。これにより、バイメタル513が変位したとき、突起1u近傍の編組線8は上側面および下側面方向に移動するので、突起1r近傍の編組線8が器体の下面側に移動する量を少なくでき、器体の編組線8を収納するスペースを小さくすることができる。また、編組線8と当接する突起1uの側面が丸められているので、編組線8を切れ難くすることができる。さらに、編組線8が軸受1qと突起1uとの間に狭持され、その狭持領域にラッチ板77の切欠部771aが位置するようになるので、編組線8を位置決めした状態でラッチ板77を配置することができ、ラッチ板77の組込作業が容易となる。また、編組線8がラッチ板77に当接してラッチ板77の回動に支障をきたす恐れがなくなる。
【0024】
図4は本実施形態の動作説明図で、この図を用いて次に本実施形態の動作を説明する。本回路遮断器が図4(a)に示すようにオフ状態にある場合、操作ハンドル71の操作部713が下側面側(図では左側)に位置して、リンク支持部714の両軸突起714aがハンドル軸72に対して上側面側(図では右側)に位置し、リンク支持部714およびハンドルリンク73が屈曲して縮み、係止リンク74が接触子リンク75を介してハンドルリンク73によりハンドル軸72に対して反時計回りに引っ張られた状態にある。また、ハンドル復帰ばね76によって、操作ハンドル71が反時計回りに付勢されているとともに、ラッチ板77の係止溝771bが上面側の下側面寄りに付勢されてラッチ板77の左腕片772が反時計回りに付勢された状態にあり、ラッチ板77の引掛溝772aと係止リンク74の係止部741の下面側とが係止した状態にある。一方、可動接触子61は、開極ばね62により下側面側に付勢され、両耳部613aが器体の下側面側における基端収納壁に当接するとともに板状部611が縦壁部1sの上側面側に当接し、可動接点611aが電源側端子41の固定接点411aから開離した状態にある。このため、電源側端子部4と負荷側端子部5とは非導通の状態にあり、電源側端子部4と負荷側端子部5との間に電流が流れることがないので、バイメタル513が機能して上側面側に湾曲することはなく、上記オフ状態が安定的に保持されることになる。
【0025】
このような状態から、図4(b)に示すように、操作ハンドル71の操作部713をハンドル軸72に対して時計回りに回動させてオン側に切り替えると、ハンドルリンク73の両リンク孔73bに挿通された接触子リンク75の脚片75bの移動方向が、係止部741と引掛溝772aとの係止で下側面側への動きが禁止された係止リンク74における両ガイド孔742bによって規制を受けながら、リンク支持部714の軸突起714aがハンドル軸72に対して下面側に位置し、リンク支持部714およびハンドルリンク73が伸びた状態になる。この状態になるとき、規制を受けた接触子リンク75の脚片75bが両ガイド孔742bに沿って上面側から下面側に移動するので、ガイド突部1oのコ字状の内壁に沿って移動する接触子リンク75の脚片75aによって可動接触子61が上側面側に押されて、可動接触子61の可動接点611aが電源側端子41の固定接点411aに閉接することになる。この結果、電源側端子部4と負荷側端子部5とが導通状態になる。
【0026】
このような導通状態において、電源側端子部4と負荷側端子部5との間に過電流が流れ、バイメタル513が自己発熱して上側面側に湾曲する場合、あるいは電源側端子部4と負荷側端子部5との間に短絡電流が流れ、バイメタル513を流れる短絡電流と磁性板52の磁束との電磁作用によりバイメタル513が上側面側に湾曲する場合には、ラッチ板77の上面側がバイメタル513の上面側に螺挿された調節ねじ514により時計回りに押圧されるので、ラッチ板77の左腕片772が軸ピン78に対して時計回りに回動する。この結果、係止部741と引掛溝772aとの係止状態が解除されるとともにその係止点に集中していた開極ばね62の付勢力が一気に放出され、図4(c)に示すように、可動接触子61の可動接点611aが電源側端子41の固定接点411aから瞬時に開離して、電源側端子部4から負荷側端子部5への電力供給が緊急停止(トリップ)される。この後、操作ハンドル71は、ハンドル復帰ばね76によって反時計回りに付勢されているので、操作部713が下側面側に位置する図4(a)のオフ状態に復帰することになる。
【0027】
以上により、編組線8は、図4から分かるように、両端側への引張りが最もきつくなるオン状態および若干緩くなるオフ状態の場合には、開閉機構7に引っ掛からないようにした引き回し状態をほぼ保持するとともに、両端側への引張りが最も緩くなるトリップ状態の場合には、開閉機構7とは全く関係のない突起1rの下面側で緩むので、編組線8の緩みなどの変化部分が開閉機構7に干渉するのを防止することができ、この結果、バイメタル513の引き外しの特性変化を好適に防止することが可能になる。
【0028】
なお、本実施形態では、4を電源側端子部として5を負荷側端子部としたが、これに限らず、4を負荷側端子部として5を電源側端子部としてもよい。
【0029】
また、本実施形態では、突起1r,1uは、半円弧状に成形される構造になっているが、これに限らず、円柱状に成形される構造でもよい。要するに、本発明の第1および第2位置決め突起は少なくとも編組線が当接する側面が丸めらる構造であればよい。
【0030】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明によれば、器体の両側に配設された電源側端子および負荷側端子と、電源側端子および負荷側端子の一方に固着された固定接点と、この固定接点に接離自在に対向する可動接点を先端側に固着して回動中心点となる基端側を器体の上側とするとともに先端側を器体の下側として器体の上下方向に延出させた可動接触子と、この可動接触子を器体の外部から操作可能な操作ハンドルにリンクを介して連結し、リンクの均衝状態を保持した状態で操作ハンドルの開閉操作により可動接触子を駆動して可動接点を固定接点に接離させる開閉機構と、電源側端子および負荷側端子の他方に接続された基端を器体の下側とするとともに先端側を器体の上側として器体の上下方向に延出させ、可動接点および固定接点間に過電流が流れると先端側の自由端が器体内部方向に変位することによりリンクの均衝状態を崩して開閉機構により可動接点を固定接点から強制開極するバイメタルと、このバイメタルの先端側に接続されるとともに該バイメタルの先端側から可動接触子の先端方向の斜め方向に引き延ばし可動接触子近傍で器体の上側に折り返して可動接触子の基端側に接続される編組線とを備え、前記電源側端子および負荷側端子の一方は、固定接点固着位置よりも先端側に可動接触子の周囲の磁界との相互作用でアークに作用する電磁力の向きに延長したアーク走行板部が形成され、前記器体の編組線を折り返す位置に編組線よりも器体の上側から突出して編組線が当接する第1位置決め突起を形成するとともに、この第1位置決め突起よりもバイメタル近傍に、第1位置決め突起の器体における下端とバイメタルにおける編組線接続位置とを結ぶ直線よりも上側で編組線の下側が当接する第2位置決め突起を形成し、さらに器体の上側方向に延出する編組線と可動接触子との間に介在する縦壁部を形成した回路遮断器において、前記器体の第2位置決め突起近傍に第2位置決め突起とともに編組線を挟む軸受を形成し、前記開閉機構に、中間部が前記軸受に回動自在に軸支されリンクに結合してリンクの均衡状態を保持するとともに過電流を検出したときに一端側がバイメタルより駆動されてリンクとの結合状態を解除するラッチ部材を有し、該ラッチ部材の中間部から他端側にかけて編組線が貫通する切欠部を形成したことを特徴とするので、バイメタルの引き外しの特性変化を防止することができるとともにアークの素早い消弧が可能となる。
【0031】
また、編組線が開閉機構に対してバイメタルの引き外し特性を変化させる影響を及ぼさなくなるとともに、編組線が可動接触子の動作に影響を及ばさなくなる。
【0032】
加えて、器体の編組線を収納するスペースを小さくすることができる。
【0034】
その上、ラッチ部材の組込作業が容易となる。また、編組線がラッチ部材に当接してラッチ部材の回動に支障をきたす恐れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の回路遮断器の断面図である。
【図2】本実施形態の回路遮断器などの斜視図である。
【図3】本実施形態の回路遮断器の分解斜視図である。
【図4】本実施形態の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ケース
1q 軸受
1r,1u 突起
1s 縦壁部
2 カバー
3 スライダ
4 電源側端子部
41 電源側端子
411a 固定接点
5 負荷側端子部
51 負荷側端子
513 バイメタル
52 磁性板
6 可動接触子部
61 可動接触子
611a 可動接点
62 開極ばね
7 開閉機構
71 操作ハンドル
72 ハンドル軸
73 ハンドルリンク
74 係止リンク
75 接触子リンク
76 ハンドル復帰ばね
77 ラッチ板
771a 切欠部
78 軸ピン
8 偏組線
11 端子金具
12 引締めねじ
13 金属部材

Claims (1)

  1. 器体の両側に配設された電源側端子および負荷側端子と、電源側端子および負荷側端子の一方に固着された固定接点と、この固定接点に接離自在に対向する可動接点を先端側に固着して回動中心点となる基端側を器体の上側とするとともに先端側を器体の下側として器体の上下方向に延出させた可動接触子と、この可動接触子を器体の外部から操作可能な操作ハンドルにリンクを介して連結し、リンクの均衝状態を保持した状態で操作ハンドルの開閉操作により可動接触子を駆動して可動接点を固定接点に接離させる開閉機構と、電源側端子および負荷側端子の他方に接続された基端を器体の下側とするとともに先端側を器体の上側として器体の上下方向に延出させ、可動接点および固定接点間に過電流が流れると先端側の自由端が器体内部方向に変位することによりリンクの均衝状態を崩して開閉機構により可動接点を固定接点から強制開極するバイメタルと、このバイメタルの先端側に接続されるとともに該バイメタルの先端側から可動接触子の先端方向の斜め方向に引き延ばし可動接触子近傍で器体の上側に折り返して可動接触子の基端側に接続される編組線とを備え、前記電源側端子および負荷側端子の一方は、固定接点固着位置よりも先端側に可動接触子の周囲の磁界との相互作用でアークに作用する電磁力の向きに延長したアーク走行板部が形成され、前記器体の編組線を折り返す位置に編組線よりも器体の上側から突出して編組線が当接する第1位置決め突起を形成するとともに、この第1位置決め突起よりもバイメタル近傍に、第1位置決め突起の器体における下端とバイメタルにおける編組線接続位置とを結ぶ直線よりも上側で編組線の下側が当接する第2位置決め突起を形成し、さらに器体の上側方向に延出する編組線と可動接触子との間に介在する縦壁部を形成した回路遮断器において、前記器体の第2位置決め突起近傍に第2位置決め突起とともに編組線を挟む軸受を形成し、前記開閉機構に、中間部が前記軸受に回動自在に軸支されリンクに結合してリンクの均衡状態を保持するとともに過電流を検出したときに一端側がバイメタルより駆動されてリンクとの結合状態を解除するラッチ部材を有し、該ラッチ部材の中間部から他端側にかけて編組線が貫通する切欠部を形成したことを特徴とする回路遮断器
JP19960199A 1999-07-13 1999-07-13 回路遮断器 Expired - Fee Related JP3804345B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19960199A JP3804345B2 (ja) 1999-07-13 1999-07-13 回路遮断器
CNB991192338A CN1319098C (zh) 1999-07-13 1999-08-30 电路断路器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19960199A JP3804345B2 (ja) 1999-07-13 1999-07-13 回路遮断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001028225A JP2001028225A (ja) 2001-01-30
JP3804345B2 true JP3804345B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=16410579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19960199A Expired - Fee Related JP3804345B2 (ja) 1999-07-13 1999-07-13 回路遮断器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3804345B2 (ja)
CN (1) CN1319098C (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4153155B2 (ja) * 2000-11-08 2008-09-17 テンパール工業株式会社 回路遮断器の取付構造
JP4587994B2 (ja) * 2006-08-10 2010-11-24 三菱電機株式会社 回路遮断器
CN102915890B (zh) * 2012-10-25 2015-04-22 温州市新蓝天电器有限公司 一种撬板脱扣断路器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3242062A1 (de) * 1982-11-13 1984-05-17 Brown, Boveri & Cie Ag, 6800 Mannheim Elektrischer schalter
GB2295275B (en) * 1994-11-15 1998-08-12 Matsushita Electric Works Ltd Circuit breaker

Also Published As

Publication number Publication date
CN1319098C (zh) 2007-05-30
CN1280375A (zh) 2001-01-17
JP2001028225A (ja) 2001-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06511597A (ja) Z軸方向に組立て可能な電流応答機構を有する超小型自動遮断器
JP4621751B2 (ja) 回路遮断器
JP5845698B2 (ja) 回路遮断器
US10811209B2 (en) Switching mechanism of circuit breaker
JP3804345B2 (ja) 回路遮断器
JP4616893B2 (ja) 回路遮断器
JP4700538B2 (ja) 回路遮断器
JP4616894B2 (ja) 回路遮断器
JP4871051B2 (ja) 回路遮断器の電磁引き外し装置
JP2000164108A (ja) 回路遮断器
JP5054662B2 (ja) 回路遮断器
JP4407380B2 (ja) 回路遮断器
JP3826688B2 (ja) 回路遮断器
JP2002222624A (ja) 回路遮断器の引外し装置
JP3651378B2 (ja) 回路遮断器
JP3374472B2 (ja) 回路遮断器
JP2009212064A (ja) 回路遮断器
JP4778377B2 (ja) 回路遮断器
JP2018163795A (ja) ヒューズ付開閉器
JP3948212B2 (ja) 回路遮断器のバイメタル固定装置
KR101265015B1 (ko) 가동 접촉자 어셈블리 및 이를 갖는 배선용 차단기
JP2871973B2 (ja) 回路遮断器
JP4994804B2 (ja) 回路遮断器
JP2003272507A (ja) 回路遮断器
JP3584513B2 (ja) 回路遮断器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060501

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees