JP3802136B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分流器を備える空気調和機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図6に示すように、複数の系統に区分した複数の熱交換管101,102を備える熱交換器100を有する空気調和機であって、この熱交換器100の夫々の熱交換管101,102には、それぞれ細管103,104を介して分流器105をつないだ空気調和機は知られている。
【0003】
この種のものでは、一般的に、熱交換器100のコアを通る風速は不均一であり、複数の熱交換管101,102に当たる空気の量は均一でないので、その不均一量をあらかじめ設定して、いずれかの熱交換管101,102に流れる冷媒の量を多く、或いは少なくするよう調整する。このように熱交換管101,102毎に冷媒の量を不均一にするために、従来では、例えば風の流れにくい位置に配置される熱交換管102につながる細管104にループ状に形成されたキャピラリチューブ106を設けるなどの対策が施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、分流器105と熱交換器100間にキャピラリチューブ106などを設けるため、細管104のパイプ長が長くなりコストアップは避けられず、しかもキャピラリチューブ106などを配管するためのスペースが必要になり小型化の妨げになるという問題がある。
【0005】
本発明は上記課題を解消し、細管長の短縮を図ってコストダウンと小型化とを図ることのできる空気調和機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の系統に区分した複数の熱交換管を備える熱交換器を有し、この熱交換器の夫々の前記熱交換管には細管を介して分流器をつないだ空気調和機において、この分流器は複数の細管が並列に並べて接続される大径部とこの分流器への一つの入口管が接続される小径部とを有し、この大径部に並べられる細管の先端に関して、風の流れにくい位置に配置される熱交換管につながる前記細管の先端を、風の流れやすい位置に配置される熱交換管につながる前記細管の先端よりも細くしたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項1に記載の発明では、風の流れにくい位置に配置される熱交換管側の細管に、冷媒流路抵抗を設けることにより、風の流れにくい位置に配置される熱交換管に流れる冷媒の熱交換能力と、風の流れ易い位置に配置される熱交換管に流れる冷媒の熱交換能力との均一化を図る。
【0008】
しかも、風の流れにくい位置に配置される細管に流路抵抗を付加することで、従来用いていたキャピラリチューブなどが不要になり、細管長の短縮を図ってコストダウンが図れるとともに、分流器と熱交換器の間のキャピラリ配置スペースが不要になるので、小型化が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1において、1は圧縮機、2は四方弁、3は室外熱交換器であり、この室外熱交換器3は、冷房運転時に凝縮器として作用し、暖房運転時に蒸発器として作用する。4はこの室外熱交換器3の一端側に設けられた室外側のヘッダ、5は同じく他端側に設けられた室外側の分流器である。6は電動式膨張弁、7は室内熱交換器であり、この室内熱交換器7は、冷房運転時に蒸発器として作用し、暖房運転時に凝縮器として作用する。
【0012】
8はこの室内熱交換器7の一端側に設けられた室内ヘッダ、9は同じく他端側に設けられた室内側の分流器である。
【0013】
室内熱交換器7に設けられる熱交換器管10は内径が7mmであり、室外熱交換器3に設けられる熱交換管11は内径が9.52mm(一般に「3分」と呼ばれる。)である。このように室内熱交換器7の熱交換管10の径は室外熱交換器3の熱交換管11の径よりも小さく設定される。従って、室内熱交換器7の熱交換管10の系統数(以下、「パス数」という。)は、室外熱交換器3の熱交換管11のパス数よりも多く設定されている。
【0014】
冷房運転時は四方弁2を図1において破線状態に設定し、暖房運転時は四方弁2を実線状態に設定することによって、圧縮機から吐出された冷媒は、図1の破線、或いは実線の矢印で示す方向に流れる。
【0015】
図2は、上述した室内熱交換器7、室内側の分流器9、電動式膨張弁6等の配管接続状態を示す図である。
【0016】
図2を参照して、12は室外側の分流器5(図1)につながる第1冷媒管、13はドライヤ、14は電動式膨張弁6から延びて室内側の分流器9につながる入口管、15はこの分流器9から延びて室内熱交換器7へつながる細管、10はこの細管15とつながる室内熱交換器7の熱交換管である。
【0017】
室内側の分流器9は、図3に示すように、筒体20と蓋21で構成される。筒体20の両端にはそれぞれ開口18,19が設けられ、一方の開口18には大径部16がつながり、この大径部16には上記の蓋21が取り付けられる。他方の開口19には小径部17がつながり、この小径部17には入口管14が取り付けられる。また、筒体20には中径部23が設けられ、この中径部23には、ストレーナ22が収容される。筒体20の長さAは例えば68mm、小径部17の内径Bは9.5mm、中径部23の外径Cは25.4mm、大径部16の内径Dは26.2mmに設定されている。
【0018】
この実施の形態によれば、図3を参照し、分流器9内に延びる細管15のうちの、風の流れにくい位置に配置される熱交換管10につながる細管15には、この細管15の断面積を小さくする縮管77の加工が施される。この縮管77の内径は細管15の内径よりも当然小さく設定される。
【0019】
一般的に、室内熱交換器7のコアを通過する風速は均一ではなく、天井埋込型の空気調和機などにあっては、筐体内に室内熱交換器が収容され、送風機からの空気は筐体の天面に近い側の風量が少なくなる現象を呈する。そうとなれば、上述した複数の熱交換管10に当たる空気の量は均一ではなくなるので、その不均一の風量に応じて、いずれかの熱交換管10に流れる冷媒の量を多く、或いは少なくするなどの必要性が生じる。
【0020】
そのために、従来では、例えば、風の流れにくい位置に配置される熱交換管10につながる細管15に対して、ループ状に曲げたキャピラリチューブ(図示せず)を設けるなどの対策が講じられる。
【0021】
この実施の形態によれば、風の流れにくい位置に配置される熱交換管10につながる細管15の端部に、この細管15の断面積を小さくする縮管77の加工が施されるので、複数の細管15,15に分流する冷媒の量はあらかじめ設定された縮管77の径に応じて適切に調整され分流される。縮管77の径は複数の細管15毎に適切に設定してその加工を施すことができる。
【0022】
この縮管77の加工を施すことによって、風の流れ易い位置に配置される熱交換管10に流れる冷媒の熱交換能力と、風の流れ難い位置に配置される熱交換管10に流れる冷媒の熱交換能力とをほぼ均一にすることができる。
【0023】
尚、細管15の内径は、例えば4.75mmに設定され、細管15の端部の縮管77の内径は1.7mmに設定される。
【0024】
このように風の流れにくい位置に配置される細管15に縮管77の加工を付加することによって、従来用いていたループキャピラリチューブなどが不要になるので、細管15の長さの短縮を図って、コストダウンが図られるとともに、分流器9と室内熱交換器7の間のキャピラリ配置スペースが不要になるので、本体の小型化が図られるなどの効果が得られる。
【0025】
縮管77の加工は、分流器9内に延びた部分に限られず、図4に示すように、細管15の分流器9から室内熱交換器7までの間の任意の位置に施しても良い。細管15の分流器9と室内熱交換器7との間の部分に縮管77を設けることにより、上記に説明したのと同様の作用効果が得られる。
【0026】
図5は別の実施の形態を示している。
【0027】
この実施の形態によれば、分流器9内に延びる細管15の内の風の流れにくい位置に配置される細管15には、冷媒の流路抵抗としての付加部材177が付加されている。この付加部材177は、細管15内に固定されており、冷媒通路孔(例えば、オリフィス)178を有している。
【0028】
この冷媒通路孔178の内径は細管15の内径よりも小さい。この付加部材177を設けることにより、上述と同様の理由により、風の流れ易い位置に配置される熱交換管10に流れる冷媒の熱交換能力と、風の流れ難い位置に配置される熱交換管10に流れる冷媒の熱交換能力とを均一にすることができる。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、風の流れにくい位置に配置される熱交換管側の細管に流路抵抗を設けることにより、風の流れにくい位置に配置される熱交換管に流れる冷媒の熱交換能力と、風の流れ易い位置に配置される熱交換管に流れる冷媒の熱交換能力との均一化を図ることができる。
【0030】
風の流れにくい位置に配置される細管に流路抵抗を付加するので、従来用いていたループキャピラリチューブなとが不要になる。このために、細管長の短縮を図ってコストダウンが図れるとともに、分流器と熱交換器の間のキャピラリ配置スペースが不要になるので、本体の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の冷凍サイクルを示す冷媒回路図である。
【図2】図1の空気調和機の分流器と室内熱交換器の付近を示す図である。
【図3】分流器とこの分流器内に接続される細管を示す断面図である。
【図4】縮管を設けた細管を示す断面図である。
【図5】別の実施の形態を示す断面図である。
【図6】従来の空気調和機の分流器と室内熱交換器の付近を示す図である。
【符号の説明】
7 熱交換器(室内熱交換器)
10 熱交換管
15 細管
77 縮管(流路抵抗)
5

Claims (1)

  1. 複数の系統に区分した複数の熱交換管を備える熱交換器を有し、この熱交換器の夫々の前記熱交換管には細管を介して分流器をつないだ空気調和機において、この分流器は前記複数の細管が並列に並べて接続される大径部とこの分流器への一つの入口管が接続される小径部とを有し、この大径部に並べられる細管の先端に関して、風の流れにくい位置に配置される前記熱交換管につながる前記細管の先端を、風の流れやすい位置に配置される前記熱交換管につながる前記細管の先端よりも細くしたことを特徴とする空気調和機。
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