JP3801513B2 - 受信方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線放送システムにおける受信方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線放送システムの音声信号の質を向上させるための受信方法として、スペースダイバシティ方式が一般に知られている。この方法は、空間的に異なる位置にアンテナを複数配置し、その信号を合成または切り換えるものである。図4はスペースダイバシティ方式を利用した受信装置の一例を示している。
【0003】
図4(a)の受信装置11は、2つの受信部12a、bと、制御部13と、スイッチ14とから構成される。ここで、受信部12とは、信号の周波数変換及び復調を行う。この受信装置11では、受信部12がアンテナ15の数だけ設けられ、受信部12a、bの各々にアンテナ15a、bが接続される。2つの受信部12a、bのいずれかと、受信装置の外部に設けられたスピーカ16とは、受信部12とスピーカ16との間に設けられたスイッチ14の切り換えにより接続される。制御部13は、各々の受信部12が受信した信号の状態を判断する。そして、スイッチ14を制御しより良好な受信状態と判断された受信部12とスピーカ16とを接続する。従って、質の高い音声信号をスピーカ16に出力することが可能である。この方式は、一般にトゥルーダイバシティ方式と呼ばれる。
【0004】
図4(b)の受信装置21は、受信部22と、制御部23と、スイッチ24とから構成される。この受信装置21では、受信部22と、2つのアンテナ25a、bとの間にスイッチ24が設けられている。受信部22は、アンテナ25a、bの受信する高周波信号の強度を所定時間間隔で検出し、制御部23に通知する。制御部23は、通知された強度を監視し、強度が下がった場合は他方のアンテナへスイッチ24を切り換える。この方法では、高価な受信部をアンテナ25の数だけ用意する必要がなく、コスト的に優れている。この方式は、一般にアンテナダイバシティ方式と呼ばれる。
【0005】
図4(c)の受信装置31は、加算器32と、受信部33とから構成される。加算器32は、2つのアンテナ34a、bからの信号を合成し、受信部33へ入力する。この受信装置31では、受信部33が一つであり、スイッチの切り換えに伴うノイズや音声信号の途切れが発生することがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図4(a)の受信装置11では、高価な受信部12を複数設ける必要があり、コスト面で問題がある。
また、図4(b)の受信装置21では、スイッチ24の切り換えの際、アンテナ25からの強度を比較していないため、切り換え後に受信部22に入力される高周波信号の強度が切り換え前の強度よりも低いことも有り得る。この場合、逆にノイズが発生したり復調信号の途切れが発生する可能性がある。
【0007】
さらに、図4(c)の受信装置31では、各々のアンテナ34a、bの高周波信号の位相が逆となった場合、打ち消し合う高周波信号が合成されることになる。よって、実際には各々のアンテナ34a、bが電波を受信しているにも関わらずデッドポイントを発生させてしまう可能性がある。
本発明は、復調信号の途切れやノイズを生じさせず、デッドポイントの発生を抑え、かつコスト的に優れた受信方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
本願第1発明は、複数のアンテナそれぞれが受信した高周波信号の集まりである高周波信号群を合成して出力するための受信方法であって、前記高周波信号群の合成信号の強度の時間的変化を表す強度変化率と、前記高周波信号の位相の変化量を表す位相制御値との関係を制御テーブルに記憶する記憶ステップと、前記複数のアンテナが所定時間毎に受信した高周波信号群を合成し、合成信号を順次生成する合成ステップと、前記合成信号の強度を順次算出する強度算出ステップと、順次算出した合成信号の強度に基づいて強度変化率を順次算出する強度変化率算出ステップと、前記制御テーブルを参照し、算出された強度変化率に対応する位相制御値を順次決定する位相決定ステップと、前記位相決定ステップの後、前記複数のアンテナの一のアンテナが次に受信する高周波信号の位相を、決定された位相制御値に基づいて調整する位相調整ステップと、前記位相調整ステップにおける前記高周波信号の位相の調整前後での合成信号の強度変化率の変化の有無を判断する判断ステップと、前記複数のアンテナそれぞれが受信する高周波信号それぞれについて、前記判断ステップにおいて強度変化率の変化が無いと判断されるまで、前記位相決定ステップ、前記位相調整ステップ及び判断ステップを繰り返す繰返ステップと、前記位相制御値に基づく前記高周波信号の位相の調整前後での合成信号の強度変化率が増大するように、前記制御テーブルの位相制御値を更新する更新ステップと、合成された合成信号を順次復調する復調ステップと、前記復調された各合成信号を順次出力する出力ステップとを含む受信方法を提供する。
調整値Δθを更新とは、例えば記憶した調整値Δθの符号を反転させることや、記憶した調整値Δθに所定の値、例えばπ/4や−π/4を加えることが挙げられる。合成信号の強度が低下した場合に調整値Δθを更新することで、調整により合成信号の強度が大きくなるような調整値Δθを常に保つことが可能である。
【0009】
合成信号の強度とは、合成された高周波信号の強さであり、強度変化とは、合成された高周波信号の強さの所定時間内での変化率をいう。
高周波信号を調整とは、例えば高周波信号の位相を変化させることである。
例えば、合成信号の強度の増加傾向に応じて高周波信号群のいずれかの位相を変化させて合成することで、常に高周波信号の強度が高くなるような合成が可能である。
【0011】
高周波信号を調整することにより合成信号の強度変化が変化する高周波信号とは、高周波信号の調整により強度変化が増加傾向に転じた、あるいは減少傾向に転じた高周波信号である。この強度変化が変化した高周波信号を特定して調整することにより、調整を行っても合成信号の強度が増加しないような無駄な調整を省略することができる。
【0012】
本願第2発明は、複数のアンテナそれぞれが受信した高周波信号の集まりである高周波信号群を合成して出力するための受信装置であって、前記高周波信号群の合成信号の強度の時間的変化を表す強度変化率と、前記高周波信号の位相の変化量を表す位相制御値との関係を制御テーブルに記憶する記憶手段と、前記複数のアンテナが所定時間毎に受信した高周波信号群を合成し、合成信号を順次生成する合成手段と、前記合成信号の強度を順次算出する強度算出手段と、順次算出した合成信号の強度に基づいて強度変化率を順次算出する強度変化率算出手段と、前記制御テーブルを参照し、算出された強度変化率に対応する位相制御値を順次決定する位相決定手段と、前記位相決定手段により位相制御値を決定した後、前記複数のアンテナの一のアンテナが次に受信する高周波信号の位相を、決定された位相制御値に基づいて調整する位相調整手段と、前記位相調整手段における前記高周波信号の位相の調整前後での合成信号の強度変化率の変化の有無を判断する判断手段と、前記複数のアンテナそれぞれが受信する高周波信号それぞれについて、前記判断手段が強度変化率の変化が無いと判断するまで、前記位相決定手段、前記位相調整手段及び判断手段を繰り返し機能させる繰返手段と、前記位相制御値に基づく前記高周波信号の位相の調整前後での合成信号の強度変化率が増大するように、前記制御テーブルの位相制御値を更新する更新手段と、合成された合成信号を順次復調する復調手段と、前記復調された各合成信号を順次出力する出力手段とを含む受信装置を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
<発明の概要>
本発明は、音源から送信された高周波信号をアンテナ群で受信し、受信した高周波信号群を合成した合成信号の強度変化に応じ、次回合成する高周波信号群の位相を調整する。これにより、デッドポイントの発生を抑えることが可能である。
【0016】
<第1実施形態例>
(1)全体構成
図1は、第1実施形態例に係る受信装置1の機能構成図である。この受信装置1は、入力部INx(1≦x≦n;自然数)と、加算器ADDy(1≦y≦n−1;自然数)と、受信部13と、制御部14と、メモリ15と、可変位相器PHz(2≦z≦n;自然数)と、出力部17とを有している。入力部INxには、それぞれアンテナANTxが接続され、アンテナANTxが受信した高周波信号Sxが入力される。加算器ADDn−1は、アンテナANTn、ANTn−1がそれぞれ受信した高周波信号Sn、Sn−1を合成し、合成信号CSn−1を生成する。加算器ADDn−2は、ANTn−2の受信した高周波信号Sn−2と合成信号CSn−1とを合成し、合成信号CSn−2を生成する。同様に、加算器ADDy(1≦y≦n−3)は、アンテナANTxが受信した高周波信号Sx(x=y)と合成信号CSx+1とを合成し、合成信号Cyを生成する。従って、加算器ADD1により生成された合成信号CS1は、アンテナANT1〜ANTnが受信した高周波信号S1〜Snを合成した信号である。受信部13は、合成信号CS1を周波数変換及び復調する。また、受信部13は、公知のレベル検出器を有しており、合成信号CS1の強度Eを算出し、制御部14に通知する。強度Eの算出及び通知は、一定の時間間隔Δt、例えば10msec毎とすることができる。この時間間隔を例えば電波の発信源であるマイクロフォンの移動速度や高周波信号群の波長、周波数に合わせて変えても良い。
【0017】
制御部14は、受信部13から順次通知される強度E0、E1、E2と後述する制御テーブル151とに基づいて位相制御値Δθを決定し、可変位相器PHz(2≦z≦n)に通知する。ここでは、最新の合成信号の強度E2と、2番目に新しい合成信号の強度E1との差ΔE1=E1−E0または2番目に新しい強度E1と、3番目に新しい合成信号の強度E0との差ΔE0=E1−E0の時間Δtに対する変化率a0=ΔE0/Δtまたはa1=ΔE1/Δtに基づいて、位相制御値Δθを決定する例を説明する。以下、変化率a0、a1をまとめて強度変化率といい、aで表す。メモリ15は、制御テーブル151やその他制御部14が動作するのに必要なデータを記憶する。可変位相器PHzは、入力部INx(x=z)に入力された高周波信号の位相を、制御部14から通知された位相制御値Δθだけ変化させる。出力部17は、前記合成信号をスピーカ3に出力する。
【0018】
図2は、制御テーブル151に蓄積される情報の概念説明図である。このテーブルには、強度変化率aの範囲と位相制御値Δθのデフォルト値とが対応付けて蓄積されている。
このテーブルに基づいて、制御部15は、合成信号CS1の強度が大きくなる傾向にあればアンテナANT2の受信した高周波信号S2の位相をそのままとし、変化しない場合は前記高周波信号S2の位相をπ/6だけ進め、小さくなる傾向にあれば前記高周波信号S2の位相をπ/6だけ遅らせる。そして、このようにアンテナANT2の受信した高周波信号S2の位相を制御した結果、強度変化率aが増大しなかった場合、高周波信号S2の位相制御を止め、アンテナANT3、ANT4、・・・、ANTnが受信した高周波信号S3、S4、・・・Snについて、順次同様の位相制御を行い、これを繰り返す。ここで示したデフォルト値は一例に過ぎない。また、位相制御値Δθは、強度変化率aの変化に応じて更新される。なお、位相制御値Δθの値は、高周波信号群の位相や波長、高周波信号群の発生源の移動速度などに応じ、経験的に求められる。
(2)制御部が行う処理
制御部14は、位相制御処理を行う。位相制御処理では、合成信号CS1の強度が高くなるように各高周波信号S2、S3、・・・Snの位相を調節し、これらを合成する。また、位相制御処理では、前記位相制御処理における位相制御により実際に合成信号CS1の強度変化率aが増大したか否かが判断され、その判断結果に応じて制御テーブル151の位相制御値Δθを更新する。例えば、最新の強度変化率a1が0〜5である場合、図2の制御テーブル151に基づいていずれかのアンテナANTxが受信した高周波信号Sxの位相がπ/6進められる。この結果、強度変化率aが減少した場合、前記高周波信号Sxの位相を遅らせる方が適切であったと考えられる。この場合、例えば制御テーブル151に蓄積されている位相制御値Δθの符号を反転させる。これにより、位相制御値Δθを状況に応じた適切な値に更新していくことが可能である。
【0019】
図3は、制御部14が行う位相制御処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、受信装置1の電源が投入されたとき開始する。
ステップS101:制御部14は、変数j=2とし、メモリ15に記憶する。
ステップS102:制御部14は、受信部13より強度が通知されたか否かを判断する。通知された場合、ステップS103へ移行する。通知されていない場合、ステップS102を繰り返す。
【0020】
ステップS103:制御部14は、通知された強度を、3番目に新しい合成信号の強度E0としてメモリ15に記憶する。
ステップS104:制御部14は、受信部13より強度が再び通知されたか否かを判断する。通知された場合、ステップS105へ移行する。通知されていない場合、ステップS104を繰り返す。
【0021】
ステップS106:制御部14は、通知された強度を、2番目に新しい合成信号の強度E1としてメモリ15に記憶する。
ステップS106:制御部14は、記憶されたE0及びE1に基づいて、2番目に新しい強度変化率a0を算出しメモリ15に記憶する。
ステップS107:制御部14は、記憶された強度変化率a0と制御テーブル151とに基づいて可変位相器PHjの位相制御値Δθを決定し、可変位相器16jに通知する。この通知を受けた可変位相器PHjは、アンテナANTjから入力される高周波信号Sjの位相θjをΔθだけ変化させる。
【0022】
ステップS108:制御部14は、受信部13より強度がさらに通知されたか否かを判断する。通知された場合、ステップS109へ移行する。通知されていない場合、ステップS108を繰り返す。
ステップS109:制御部14は、通知された強度を最新の合成信号の強度E2としてメモリ15に記憶する。
【0023】
ステップS110:制御部14は、記憶された強度E1及びE2に基づいて最新の強度変化率a1を算出しメモリ15に記憶する。
ステップS111:制御部14は、前述のステップS107で行われた信号Sjに対する位相制御が有効であり、高周波信号Sjの位相制御を続行するか、あるいは信号Sjに対する位相制御が無効であり、高周波信号Sj以外の高周波信号を位相制御するか否かを判断する。即ち、制御部14は、(2番目に新しい強度変化率a0)=(最新の強度変化率a1)か否かを判断する。a0=a1の場合、ステップS121へ移行する。a0=a1でない場合、ステップS112へ移行する。
【0024】
ステップS112:制御部14は、(2番目に新しい強度変化率a0)<(最新の強度変化率a1)か否かを判断する。a0<a1の場合、ステップS114へ移行する。a0<a1でない場合、ステップS113へ移行する。
ステップS113:制御部14は、制御テーブル151の位相制御値Δθの符号を逆にしてメモリ15に記憶する。
【0025】
ステップS114:制御部14は、最新の強度変化率a1と制御テーブル151とに基づいて可変位相器16jの位相制御値Δθを決定し、可変位相器16jに通知する。この通知を受けた可変位相器PHjは、アンテナANTjから入力される高周波信号Sjの位相θjをΔθだけ変化させる。
ステップS115:制御部14は、最新の強度変化率a1の値を2番目に新しい強度変化率a0とし、最新の強度E2の値を2番目に新しい強度E1としてメモリ16に記憶し、ステップS108へ戻る。
【0026】
ステップS121:制御部14は、j=nか否かを判断する。j=nの場合、ステップS101へ戻る。j=nでない場合、ステップS123へ移行する。
ステップS122:制御部14は、jをインクリメントしステップS102へ戻る。
<その他の実施形態例>
前記第1実施形態例の制御テーブル151における強度変化率aは、合成信号の強度の時間による一次微分係数である。しかし、強度変化率aは、時刻t0、t1、t2、・・・、tnにおける強度E0、E1、・・・Enをメモリ15に記憶しておき、これをn次曲線で近似して作成した時間−強度曲線のn次微分係数としても良い。また、時間に対する強度の変化を指数曲線、対数曲線等その他の曲線で近似して作成した時間−強度曲線の微分係数を強度変化率aとしても良い。例えば、n=2の場合、3点(t0、E0)、(t1、E1)及び(t2、E2)を通る2次曲線を決定し、この曲線の時間による2次微分係数の大小に応じた位相制御値を制御テーブル151に設定する。即ち、強度の時間的変化を最も近似的に示す曲線を経験的に定め、その曲線で示される時間Δt当たりの強度変化率に基づいて制御テーブルを定めれば、さらに精度の高い信号合成を行うことが可能である。
【0027】
【発明の効果】
本発明を用いれば、デッドポイントの発生を抑えることのできる受信装置を実現できる。また、従来のダイバシティ方式において、選択される高周波信号よりも、合成によってより強い高周波信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係る受信装置の全体構成図。
【図2】制御テーブルに蓄積される情報の概念説明図。
【図3】位相制御処理の流れを示すフローチャート。
【図4】(a)従来のトゥルーダイバシティ式受信装置の構成例。
(b)従来のアンテナダイバシティ式受信装置の構成例。
(c)従来の合成式受信装置の構成例。
【符号の説明】
1:受信装置
11:入力部
12:加算器
13:受信部
14:制御部
15:メモリ
151:制御テーブル
16:可変位相器
17:出力部
2:アンテナ
3:スピーカ
Claims (2)
- 複数のアンテナそれぞれが受信した高周波信号の集まりである高周波信号群を合成して出力するための受信方法であって、
前記高周波信号群の合成信号の強度の時間的変化を表す強度変化率と、前記高周波信号の位相の変化量を表す位相制御値との関係を制御テーブルに記憶する記憶ステップと、
前記複数のアンテナが所定時間毎に受信した高周波信号群を合成し、合成信号を順次生成する合成ステップと、
前記合成信号の強度を順次算出する強度算出ステップと、
順次算出した合成信号の強度に基づいて強度変化率を順次算出する強度変化率算出ステップと、
前記制御テーブルを参照し、算出された強度変化率に対応する位相制御値を順次決定する位相決定ステップと、
前記位相決定ステップの後、前記複数のアンテナの一のアンテナが次に受信する高周波信号の位相を、決定された位相制御値に基づいて調整する位相調整ステップと、
前記位相調整ステップにおける前記高周波信号の位相の調整前後での合成信号の強度変化率の変化の有無を判断する判断ステップと、
前記複数のアンテナそれぞれが受信する高周波信号それぞれについて、前記判断ステップにおいて強度変化率の変化が無いと判断されるまで、前記位相決定ステップ、前記位相調整ステップ及び判断ステップを繰り返す繰返ステップと、
前記位相制御値に基づく前記高周波信号の位相の調整前後での合成信号の強度変化率が増大するように、前記制御テーブルの位相制御値を更新する更新ステップと、
合成された合成信号を順次復調する復調ステップと、
前記復調された各合成信号を順次出力する出力ステップと、
を含む受信方法。 - 複数のアンテナそれぞれが受信した高周波信号の集まりである高周波信号群を合成して出力するための受信装置であって、
前記高周波信号群の合成信号の強度の時間的変化を表す強度変化率と、前記高周波信号の位相の変化量を表す位相制御値との関係を制御テーブルに記憶する記憶手段と、
前記複数のアンテナが所定時間毎に受信した高周波信号群を合成し、合成信号を順次生成する合成手段と、
前記合成信号の強度を順次算出する強度算出手段と、
順次算出した合成信号の強度に基づいて強度変化率を順次算出する強度変化率算出手段と、
前記制御テーブルを参照し、算出された強度変化率に対応する位相制御値を順次決定する位相決定手段と、
前記位相決定手段により位相制御値を決定した後、前記複数のアンテナの一のアンテナが次に受信する高周波信号の位相を、決定された位相制御値に基づいて調整する位相調整手段と、
前記位相調整手段における前記高周波信号の位相の調整前後での合成信号の強度変化率の変化の有無を判断する判断手段と、
前記複数のアンテナそれぞれが受信する高周波信号それぞれについて、前記判断手段が強度変化率の変化が無いと判断するまで、前記位相決定手段、前記位相調整手段及び判断手段を繰り返し機能させる繰返手段と、
前記位相制御値に基づく前記高周波信号の位相の調整前後での合成信号の強度変化率が増大するように、前記制御テーブルの位相制御値を更新する更新手段と、
合成された合成信号を順次復調する復調手段と、
前記復調された各合成信号を順次出力する出力手段と、
を含む受信装置。
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