JP3801447B2 - コールセンタ運営統計収集システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コールセンタ運営統計収集システムに係り、特に、製造メーカが異なるなどして仕様が相違するPBX装置を用いるコールセンタでも、コールセンタ運営上の統計収集を能率的にすることができるコールセンタ運営統計収集方法、コールセンタ運営統計収集装置、これらコールセンタ運営統計収集方法及びコールセンタ運営統計収集装置に係るコンピュータ・プログラム、及び該コンピュータ・プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から様々な製造メーカから多様な仕様のPBX(Private Branch eXchange)装置が提供されている。又近年では、unPBX装置などと称し、CTI(Computer Telephony Integration)装置その他と共にラック・マウント可能な、それ自体は単独で筐体に格納されていない形態のPBX装置も用いられている。
【0003】
コールセンタ運営上で必要になる統計収集として、オペレータの稼動状況や顧客との応対状況を把握するための情報がある。従来はこのような統計収集は、個々のPBX装置において実施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
コールセンタの規模が拡大すると、複数のPBX装置を利用するようになり、異仕様のPBX装置を利用することになる場合もある。又、近年では、マルチ・サイト化と称し、遠隔地にある複数のコールセンタを総合的に運営することも行われており、この場合もサイト間で、異仕様のPBX装置を利用することになる場合もある。
【0005】
コールセンタ規模拡大やマルチ・サイト化で複数のPBX装置を利用する場合も、適正に業務やオペレータを配分するためには、全体的なコールセンタ運営上で必要になる統計収集が必要になる。しかしながら、異仕様のPBX装置間でこのような統計収集をすることは、不可能であったり、困難であったりする。
【0006】
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、製造メーカが異なるなどして仕様が相違するPBX装置を用いるコールセンタでも、コールセンタ運営上の統計収集を能率的にすることができるコールセンタ運営統計収集システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
まず、本願の第1発明のコールセンタ運営統計収集方法は、公衆電話回線網で顧客に対して呼を発信して在宅エージェント装置のオペレータがアウトバウンド業務を行うために、呼の発信及び接続を制御する、公衆電話回線網側に設けるプレディクティブ・ダイヤラ装置がPBXと情報の授受を可能とすると共に、前記プレディクティブ・ダイヤラ装置内のPBXの発信におけるダイヤルの制御を少なくとも行うCTI制御装置に、コールセンタの稼動状況の通知を送り出す機能を持たせ、該通知に基づいて統計管理制御装置が前記コールセンタの稼動状況を示す情報の統計集計を、統計管理装置により、前記CTI制御装置から受ける可動状況の通知に基づいて行い、前記統計集計された情報を、統計用メモリ、又は、統計データベースに格納し、オペレータID及びパスワードで照合されるオペレータ別に選別されている範囲で、統計情報リストを表示するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
【0008】
又、本願の第2発明のコールセンタ運営統計収集方法は、公衆電話回線網で顧客から着信した呼に対して在宅エージェント装置のオペレータがインバウンド業務を行うために、呼の着信及びオペレータに対する接続を制御する、公衆電話回線網側に設けるプレディクティブ・ダイヤラ装置がPBXと情報の授受を可能とすると共に、前記プレディクティブ・ダイヤラ装置内のPBXの発信におけるダイヤルの制御を少なくとも行うCTI制御装置に、コールセンタの稼動状況の通知を送り出す機能を持たせ、該通知に基づいて統計管理制御装置が前記コールセンタの稼動状況を示す情報の統計集計を、統計管理装置により、前記CTI制御装置から受ける可動状況の通知に基づいて行い、前記統計集計された情報を、統計用メモリ、又は、統計データベースに格納し、オペレータID及びパスワードで照合されるオペレータ別に選別されている範囲で、統計情報リストを表示するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
【0014】
又、前記コールセンタ運営統計収集方法において、前記統計集計を、業務別にするようにしたことにより、前記課題を解決したものである。。
【0018】
以下、本発明の作用について、簡単に説明する。
【0019】
以下、本発明の作用について説明する。
【0020】
本発明においては、公衆電話回線網で顧客に対して呼を発信してオペレータがアウトバウンド業務を行うために、呼の発信及び接続を制御するCTI制御装置に、稼動状況の通知を送り出す機能を持たせる。又、該通知に基づいてコールセンタの稼動状況を示す情報の統計集計をする。
【0021】
従って本発明においては、コールセンタの稼動状況を示す情報の統計集計には、PBX装置は介在しない。このため、製造メーカが異なるなどして仕様が相違するPBX装置を用いるコールセンタでも、コールセンタ運営上の統計収集を能率的にすることができる。
【0022】
なお、本発明において統計集計するコールセンタの稼動状況を示す情報は具体的に限定するものではない。該情報は、適正に業務やオペレータを配分するなどコールセンタ業務運営に利用可能なものなら含めるようにしてもよく、特に限定されるものではない。例えば、個々の業務に対するオペレータの配分状況、待ち時間や通話時間や後処理時間などの個々のオペレータについての稼動状況、顧客に対するオペレータの応対頻度(接続数)や時間、アウトバウンド業務においては発信数や接続数などの情報であり、様々なものがある。
【0023】
ここでアウトバウンド業務とは、コールセンタ側から発信するコールセンタのサービスである。該発信には、予測発信に代表されるプレディクティブ発信機能、発信する相手をオペレータが確認してからオペレータの意思により発信業務を行うプレビュー発信機能が利用される。
【0024】
プレディクティブ発信は、発信すべき顧客のリストを含む情報に基づいて自動的にダイヤルし、発信した呼が接続する将来のオペレータの空きを確率統計的に予測しながら順次発信していくというものである。従って、オペレータの空き時間が短縮され、オペレータが顧客に対応する効率が向上する。
【0025】
又、顧客からのインバウンド呼のみを受け付けるインバウンド機能、および前記プレディクティブ発信機能と前記インバウンド機能の両方の業務を行うことが可能なブレンド機能を備えたシステムもある。なお、該機能を利用する業務を以下ブレンド機能業務と呼ぶことにする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0027】
以下に説明する第1〜第4実施形態は、アウトバウンド業務において顧客に発信し応答のあった呼を、いずれかのコールセンタ10側あるいは在宅エージェント装置100側に接続することを、PBX16において行っている。又、以下に説明する第5〜第7実施形態は、このような応答のあった呼を在宅エージェント装置100側に接続することを、局側交換機72において行っている。
【0028】
例えばCBR(Carrier Based Routing)では、予め決められたコールセンタ間の固定比率に従って、発生する着信呼を、一定の配信規則に従い前記コールセンタに、公衆回線内の交換機で配信する。更には、このような配信を制御するための機能を、公衆網を運営する者がその仕様を提示して、外部者、例えばコールセンタを運営したり利用する一般企業などに提供することも行われている。本発明はこれに限定されるものではないが、例えば、SS7、UDP/IP、X.25などに代表される標準プロトコルがある。
【0029】
又、このような公衆網に関するプロトコルによる処理は、ある種のネットワーク・サービスである。配信を制御しようとする者は、該ネットワーク・サービスに問い合わせを行い、その結果に従い規定されている通知を該ネットワーク・サービスに対して行う。これにより、最終的な着信先を決定することができる。以下に説明する第5〜第7実施形態は、このようなネットワーク・サービスを利用している。なお、上記のネットワーク・サービスを利用しようとする者が、該ネットワーク・サービスにアクセスするためのノードは、SCP(Service Control Point)とも呼ばれている。
【0030】
図1は、本発明が適用された第1実施形態の構成を示すブロック図である。
【0031】
この図において2つのコールセンタ10は、いずれも、プレディクティブ・ダイヤラ装置30を用いたアウトバウンド業務が可能になっている。更には、該プレディクティブ・ダイヤラ装置30を用いたインバウンド業務も可能になっている。
【0032】
コールセンタ10は2つに限定されるものではなく、これ以上設けてもよい。又、コールセンタ10によっては、アウトバウンド業務及びインバウンド業務のいずれか一方のみ行うものであってもよい。
【0033】
又、これらコールセンタ10は、いずれも、プレディクティブ・ダイヤラ装置30とは異なる拠点に設けられている。従って、いずれもリモート・エージェントになっている。
【0034】
あるいは、プレディクティブ・ダイヤラ装置30は、いずれかのコールセンタ10と同一の拠点に併せて設けるようにしてもよい。この場合、該コールセンタ10以外がリモート・エージェントになる。
【0035】
この図において、コールセンタ10においては、電話機12及びオペレータ端末14は、オペレータ毎に配置されている。電話機12は、PBX16を経由して公衆網1に接続されている。電話機12は公衆網1により顧客の電話機に接続される。又、オペレータ端末14は、例えばパーソナル・コンピュータによって実現することも可能である。
【0036】
又、この図において□印は、ネットワーク間を接続する接続装置である。すべてのオペレータ端末14又PBX16は、それぞれのコールセンタ10に敷設されているLAN(Local Area Network)18に接続されている。又、いずれのLAN18も上述の接続装置により、WAN50に接続されている。
【0037】
従って、プレディクティブ・ダイヤラ装置30は、WAN50及び個々のコールセンタ10のLAN18を経由して、PBX16と情報の授受が可能になっている。具体的にはプレディクティブ・ダイヤラ装置30は、必要な情報をPBX16から得ることができる。又プレディクティブ・ダイヤラ装置30は、予め定められている命令情報をPBX16に送ることができ、これによりPBX16の動作を制御することができる。
【0038】
図2は、本実施形態で用いるプレディクティブ・ダイヤラ装置30の構成を示すブロック図である。
【0039】
図示されるようにプレディクティブ・ダイヤラ装置30は、CTI(Computer Telephony Integration)制御装置33と、ペーシング制御装置35と、コールセンタ運営統計収集装置60と、データベース管理装置40とを有している。又コールセンタ運営統計収集装置60は、統計管理制御装置61と、統計データベース63と、統計用メモリ65とを含んでいる。
【0040】
なお、プレディクティブ・ダイヤラ制御部31は、CTI制御装置33と、ペーシング制御装置35と、コールセンタ運営統計収集装置60とにより、構成されるものとする。
【0041】
CTI制御装置33は、インバウンド業務で顧客からの着信があると、該着信をオペレータに分配するため、PBX16を制御する。この際、着信に係る必要な情報を、データベース管理装置40から該当するオペレータのオペレータ端末14に送る制御をする。又、該CTI制御装置33は、本発明が適用され、インバウンド業務における稼動状況の通知を送り出す機能を有している。
【0042】
更にCTI制御装置33は、アウトバウンド業務に関する機能を有している。即ちCTI制御装置33は、ペーシング制御装置35がプレディクティブ発信(予測発信)する際に、PBX16の発信におけるダイヤルなどの制御をする。又、このようなプレディクティブ発信に際して、発信すべき顧客のリストを含む情報は、データベース管理装置40からダイヤル時に逐次得る。又、該CTI制御装置33は、本発明が適用され、アウトバウンド業務における稼動状況の通知を送り出す機能を有している。
【0043】
なお、CTI制御装置33は、上述したようなインバウンド業務における稼動状況の通知を送り出す機能、アウトバウンド業務における稼動状況の通知を送り出す機能に加えて、コールセンタに関する他の稼動状況の通知を送り出す機能も有している。該情報は、適正に業務やオペレータを配分するなどコールセンタ業務運営に利用可能なものである。
【0044】
次に、コールセンタ運営統計収集装置60は統計管理制御装置61により、CTI制御装置33から受ける稼動状況の通知に基づいて、コールセンタを運営する上で利用可能な稼動状況に関する情報を統計集計する。又、統計管理制御装置61における処理では、統計用メモリ65が用いられる。更に、コールセンタ運営統計収集装置60において収集した情報や、収集した情報を集計するなど加工した情報は、統計データベース63に格納される。
【0045】
図3は、本発明が適用された第2実施形態の構成を示すブロック図である。
【0046】
本実施形態では、前述した第1実施形態に対して在宅エージェント装置100及びウェブ・サーバ装置42が追加されている。他については第1実施形態と同様である。
【0047】
この図において2つのコールセンタ10は、いずれも、プレディクティブ・ダイヤラ装置30を用いたアウトバウンド業務が可能になっている。更には、該プレディクティブ・ダイヤラ装置30を用いたインバウンド業務も可能になっている。
【0048】
コールセンタ10は2つに限定されるものではなく、これ以上設けてもよい。又、コールセンタ10によっては、アウトバウンド業務及びインバウンド業務のいずれか一方のみ行うものであってもよい。
【0049】
又、これらコールセンタ10は、いずれも、プレディクティブ・ダイヤラ装置30とは異なる拠点に設けられている。従って、いずれもリモート・エージェントになっている。
【0050】
あるいは、プレディクティブ・ダイヤラ装置30は、いずれかのコールセンタ10と同一の拠点に併せて設けるようにしてもよい。この場合、該コールセンタ10以外がリモート・エージェントになる。
【0051】
更には本実施形態では、在宅エージェント装置100は、リモート・エージェントの一種であり、在宅勤務者など基本的に1人のオペレータをリモート・オペレータとしている。しかしながら、数人を対象にするようにしてもよい。
【0052】
又、本実施形態の在宅エージェント装置100が有するオペレータ端末14は、いわゆるブラウザ・プログラムを利用している。例えば米国マイクロソフト社製の「インターネット・エクスプローラー」などのブラウザ・プログラムを利用している。又、該オペレータ端末14では、ログイン操作、及び前記顧客情報の表示に用いるプログラムを内蔵していない。これらプログラムは、その実行時にその都度、コールセンタ運営統計収集装置側のウェブ・サーバ装置42からダウンロードするようにしている。従って、在宅エージェント装置100側は、これらプログラムを保管する例えばハードディスク装置の容量が不要となるだけでなく、これらプログラムの更新などの管理をする必要がない。
【0053】
図4は、在宅エージェント装置100の第1例の構成を示すブロック図である。
【0054】
第1例の在宅エージェント装置100は、オペレータが利用する電話機12及びオペレータ端末14に加え、TA(Terminal Adapter)装置102を有している。該TA装置102は、国内の通信事業者であるNTTが提供しているINS64によって公衆網1に接続するための接続装置である。この第1例の在宅エージェント装置100においては、電話機12の公衆網1による通話は、TA装置102を利用している。又、オペレータ端末14は、TA装置102により公衆網1を経由して所定のアクセスポイントに接続するなどして、WAN50に接続する。このようなTA装置102を用いるオペレータ端末14のWAN50に対する接続は、インターネットを経由して行ってもよい。
【0055】
図5は、在宅エージェント装置100の第2例の構成を示すブロック図である。
【0056】
第2例の在宅エージェント装置100は、オペレータが利用する電話機12及びオペレータ端末14に加え、TA装置102を有している。この第2例の在宅エージェント装置100においてオペレータ端末14は、第2例の在宅エージェント装置100と同様に、TA装置102により公衆網1を経由して所定のアクセスポイントに接続するなどして、WAN50に接続する。しかしながら、第2例の在宅エージェント装置100では、電話機12の公衆網1による通話は、TA装置102を利用せず公衆網1に直接接続して行う。
【0057】
図6は、在宅エージェント装置100の第3例の構成を示すブロック図である。
【0058】
第3例の在宅エージェント装置100では、オペレータ端末14内にTA装置102が設けられている。該オペレータ端末14は、例えばパーソナル・コンピュータによって実現することも可能である。又、該TA装置102を利用したオペレータ端末14のデータ通信に利用するデータ通信インタフェイス装置120に加えて、電話機12を実現するための音声通話インタフェイス装置110を有している。オペレータは、ヘッドフォンのようにオペレータ(利用者)の頭部に装着するヘッドセット112として構成されているマイク装置114及びスピーカ装置116を利用し、マイク装置114により送話し、スピーカ装置116により受話するようにして、顧客に対して通話する。又、このような第3例の在宅エージェント装置100においては、前述の第1例の在宅エージェント装置100と同様に、オペレータが利用する電話機の公衆網1による通話、及びオペレータ端末14のWAN50に対する接続は、TA装置102を利用している。
【0059】
図7は、本発明が適用された第3実施形態の構成を示すブロック図である。
【0060】
本実施形態では、前述した第1実施形態が有しているプレディクティブ・ダイヤラ装置30の一部分がプレディクティブ・ダイヤラ・エンジン46として構成され、それぞれのコールセンタ10に設けられている。
【0061】
図8は、本実施形態で用いるプレディクティブ・ダイヤラ・エンジン46の構成を示すブロック図である。
【0062】
図示されるように、プレディクティブ・ダイヤラ装置30が有しているものの内でコールセンタ運営統計収集装置60以外の、CTI制御装置33、ペーシング制御装置35、及びデータベース管理装置40により、プレディクティブ・ダイヤラ・エンジン46を構成している。コールセンタ運営統計収集装置60については、プレディクティブ・ダイヤラ・エンジン46とは別に設ける。
【0063】
図9は、本発明が適用された第4実施形態の構成を示すブロック図である。
【0064】
本実施形態では、前述した第3実施形態に対して在宅エージェント装置100及びウェブ・サーバ装置42が追加されている。該ウェブ・サーバ装置42及びコールセンタ運営統計収集装置60は、LAN52に接続されている。又LAN52はWAN50に接続されている。他については第3実施形態と同様である。
【0065】
なお、ウェブ・サーバ装置42はコールセンタ運営統計収集装置60と共に設置することで、これらの管理の一元化を図ることができる。例えば、これらを制御するプログラムの更新や、ウェブ・サーバ装置42に設けるオペレータ端末14にダウンロードするプログラムの更新など、種々の管理の一元化を図ることができる。しかしながら、図9において符号42の破線で図示するように、ウェブ・サーバ装置42は、コールセンタ10側に設けるようにしてもよい。
【0066】
在宅エージェント装置100は、リモート・エージェントの一種であり、在宅勤務者など基本的に1人のオペレータをリモート・オペレータとしている。しかしながら、数人を対象にするようにしてもよい。
【0067】
又、本実施形態の在宅エージェント装置100が有するオペレータ端末14は、いわゆるブラウザ・プログラムを利用している。例えば米国マイクロソフト社製の「インターネット・エクスプローラー」などのブラウザ・プログラムを利用している。又、該オペレータ端末14では、ログイン操作、及び前記顧客情報の表示に用いるプログラムを内蔵していない。これらプログラムは、その実行時にその都度、コールセンタ運営統計収集装置側のウェブ・サーバ装置42からダウンロードするようにしている。従って、在宅エージェント装置100側は、これらプログラムを保管する例えばハードディスク装置の容量が不要となるだけでなく、これらプログラムの更新などの管理をする必要がない。
【0068】
図10は、前述した第1〜第4実施形態の作用を説明するための信号の流れを示すブロック図である。
【0069】
この図において、一点差線は、顧客3と対応するための音声による通話の接続を示す。又、二点差線は、このような通話を確立したり維持したり、又このような通話中に顧客3に関する情報をオペレータに提供するための、制御に関する信号の流れを示す。又、オペレータ端末受付画面14aは、オペレータ端末14に表示される画面であり、後述する図12や図13のような画面である。
【0070】
次に、図11は、これら実施形態におけるログイン画面を示す線図である。図12は、これら実施形態における第1の受付画面を示す線図である。図13は、これら実施形態における第2の受付画面を示す線図である。図14は、これら実施形態におけるコンタクト履歴画面を示す線図である。図15は、これら実施形態におけるコンタクト結果画面を示す線図である。
【0071】
これら図11〜図15において、一点鎖線の矩形は、ポインティング入力装置であるマウスによる位置指示及びクリック操作によりプッシュ操作できる、画面上の押しボタンの表示である。又、破線の矩形は、入力する文字を表示する領域である。あるいは、破線の矩形は、顧客に関する情報など、既に入力されている情報を表示する領域である。なお、オペレータ端末14には、オペレータが利用する入力手段として、マウス及びキーボードが接続されている。
【0072】
以下において、これら図10〜図15を用い、第1〜第4実施形態の作用を説明する。
【0073】
まず、これらの実施形態において、在宅エージェント装置100のオペレータ端末14によるログインでは、以下に列挙する事項を、列挙する順に行う。
【0074】
A.在宅エージェントのログイン処理。
【0075】
A1.在宅エージェント装置100のオペレータ(リモート・オペレータ)は、該在宅エージェント装置100のオペレータ端末14において、ブラウザ・プログラムを起動する。そうして、ウェブ・サーバ装置42にアクセスする。又、図11に図示するログイン画面をブラウザ・プログラムにおいて表示すべく操作することで、ウェブ・サーバ装置42にあるウェブ・アプリケーション・プログラム44の1つである、該ログイン画面を表示するためのプログラムをダウンロードし、その後起動する。なお、このようなオペレータ端末14のウェブ・サーバ装置42に対するアクセスは、インターネットを経由して行ってもよく、あるいは他のWAN50の経路によって行ってもよい。
【0076】
A2.そうして、在宅エージェント装置100のオペレータは、オペレータ端末14に表示された図11に図示する画面により、インターネット経由で、あるいは他のWAN50の経路によって、プレディクティブ・ダイヤラ制御部31のCTI制御装置33にログイン要求を行う。図11の画面におけるログイン操作では、オペレータはまず、自分のオペレータID及びパスワードを入力する。するとCTI制御装置33は内蔵するデータベースにより、オペレータID及びパスワードの照合をして業務資格の可否を確認する。業務資格ありと判定された場合にはCTI制御装置33は内蔵するデータベースにより、図11において二点鎖線で示される領域に、そのオペレータがログインできる業務のリストを表示する。オペレータは該リストにおいて各業務の行の左端にある矩形部分をポインティング入力装置でクリック操作して選択し、選択された業務の矩形部分に○印を表示させる。該選択は複数可能である。選択後は最下部の一点鎖線の「業務選択」をクリック操作すると、選択した業務にログインすることができる。なお、該リストでは一例として図示されるように、各行はそれぞれログインできる業務であり、それぞれの行には業務名、アウトバウンド業務(“OUT”の表示)あるいはインバウンド業務(“IN”の表示)の区別、既にログインしているオペレータ数を示す稼動状況、業務の概要が表示される。
【0077】
A3.CTI制御装置33は、ログイン要求を行った在宅エージェント装置100を登録する。
【0078】
A4.ログイン要求を行った在宅エージェント装置100のオペレータ端末14には、インターネット経由で、あるいは他のWAN50の経路によって、図12や図13に図示するような受付画面を表示するため、ウェブ・サーバ装置42にあるウェブ・アプリケーション・プログラム44の1つである、該受付画面を表示するためのプログラムを起動する。そうして該受付画面が該当するオペレータ端末14に表示される。
【0079】
次に、これらの実施形態において、在宅エージェント装置100に関するプレディクティブ発信処理では、以下に列挙する事項を、列挙する順に行う。
【0080】
B.プレディクティブ発信処理。
【0081】
B1.プレディクティブ・ダイヤラ制御部31のCTI制御装置33はデータベース管理装置40に対して発信データを要求する。
【0082】
B2.データベース管理装置40はCTI制御装置33から要求された発信データを、該CTI制御装置33へ送信する。
【0083】
B3.CTI制御装置33はPBX16に対して発信命令を発行する。
【0084】
更に、これらの実施形態において、在宅エージェント装置100及び顧客3の接続処理では、以下に列挙する事項を、列挙する順に行う。
【0085】
C.在宅エージェントとの接続処理。
【0086】
C1.PBX16は顧客3が応答した呼を、在宅エージェント装置100の電話機12に転送する。このとき、顧客3と在宅エージェント装置100の電話機12はリンギング状態になる。
【0087】
C2.PBX16がCTI制御装置33に応答情報を送信する。
【0088】
C3.CTI制御装置33はデータベース管理装置40に応答情報を送信する。
【0089】
C4.データベース管理装置40は該応答情報を元にして、該データベース管理装置40により管理されるデータベースを検索して、顧客情報を得る。そうして、インターネット経由で、あるいは他のWAN50の経路によって、ウェブ・サーバ装置42にあるウェブ・アプリケーション・プログラム44の1つである、該受付画面を表示するためのプログラムにより、顧客3の応答状態、及び顧客情報を通知する。
【0090】
C5.在宅エージェント装置100側においてオペレータは、電話機12をオフフック状態にして顧客3と接続する。又オペレータは、図12において一点鎖線で図示される、受付画面の『応答』のボタンを押下する。すると、インターネット経由で、あるいは他のWAN50の経路によって、図13に図示するように、顧客情報を受付画面に表示させることができる。更には所定の操作をオペレータがすることで、図14や図15に図示されるような画面を、そのオペレータのオペレータ端末14に表示することができる。図12や図13において一点鎖線で図示される、『コンタクト履歴』のボタンを押下することで図14の画面を表示することができ、『コンタクト結果』のボタンを押下することで図15の画面を表示することができる。
【0091】
以上のようにこれら実施形態によれば、本発明を効果的に適用することができる。従って、アウトバウンド業務を対象とする場合にも、顧客に応対するコールセンタのオペレータを遠隔地にも配置できるようにし、コールセンタの運営効率の向上や運営費の削減を図ることができる。
【0092】
図16は、本発明が適用された第5実施形態の構成を示すブロック図である。
【0093】
本実施形態において、又後述する第6及び第7実施形態において、キャリア側設備70は、公衆網に含まれる。又、キャリア側設備70の局側交換機72は、公衆網における回線の接続の交換をするものである。
【0094】
本実施形態では、公衆網内に含まれるキャリア側設備70において、前述したプレディクティブ・ダイヤラ制御部31に関する機能の部分を構成するようにしている。即ち、キャリア側設備70において、プレディクティブ・ダイヤラ制御部31及びデータベース管理装置40及びコールセンタ運営統計収集装置60を構成すると共に、ウェブ・サーバ装置42を構成するようにしている。
【0095】
なお、キャリア側設備70において、局側交換機72その他を接続しているネットワーク54は、LANなどの所定のネットワークである。
【0096】
図17は、本発明が適用された第6実施形態の構成を示すブロック図である。
【0097】
本実施形態では、公衆網内に含まれるキャリア側設備70において、前述したプレディクティブ・ダイヤラ制御部31に関する機能の部分を構成するようにしている。即ち、キャリア側設備70において、プレディクティブ・ダイヤラ制御部31を構成すると共に、ウェブ・サーバ装置42を構成するようにしている。又、データベース管理装置40及びコールセンタ運営統計収集装置60については、利用企業側設備80に設けるようにしている。
【0098】
ここで、上述の利用企業とは、アウトバウンド業務利用企業であり、アウトバウンド業務により顧客に対して種々のサービスを提供する企業である。
【0099】
本実施形態では、データベース管理装置40を利用企業側設備80に設けることで、利用企業は、データベース管理装置40を容易に更新することができる。例えば、プレディクティブ発信に際して、発信すべき顧客3のリストを含むデータベース管理装置40に格納された情報なども、容易に更新することができる。
【0100】
又、コールセンタ運営統計収集装置60を利用企業側設備80に設けることで、該コールセンタ運営統計収集装置60に収集された情報を容易に参照することができる。
【0101】
なお、利用企業側設備80において、データベース管理装置40、コールセンタ運営統計収集装置60その他を接続しているネットワーク56は、LANなどの所定のネットワークである。
【0102】
図18は、本発明が適用された第7実施形態の構成を示すブロック図である。
【0103】
本実施形態においては、前述したようなネットワーク・サービスを利用し、コールセンタ運営専門会社側設備82から、局側交換機72における配信を制御するようにしている。即ち、プレディクティブ発信を行って顧客3の応答があった呼を、適当な在宅エージェント装置100の電話機12に配信することを、このようなネットワーク・サービスを利用して、コールセンタ運営専門会社側設備82のプレディクティブ・ダイヤラ制御部31によって行っている。
【0104】
ここで、上述のコールセンタ運営専門会社とは、アウトバウンド業務の委託を受け、これらの業務を行うものである。該コールセンタ運営専門会社は、このような業務を行うための設備やオペレータを擁し、前述のアウトバウンド業務利用企業が顧客に対して提供しようとする種々のサービスを代行などする。
【0105】
本実施形態では、コールセンタ運営専門会社側設備82において、前述したプレディクティブ・ダイヤラ制御部31に関する機能の部分を構成するようにしている。即ち、コールセンタ運営専門会社側設備82において、プレディクティブ・ダイヤラ制御部31を構成すると共に、ウェブ・サーバ装置42及びコールセンタ運営統計収集装置60を構成するようにしている。又、データベース管理装置40及びコールセンタ運営統計収集装置60については、利用企業側設備80に設けるようにしている。
【0106】
本実施形態では、データベース管理装置40を利用企業側設備80に設けることで、利用企業は、データベース管理装置40を容易に更新することができる。例えば、プレディクティブ発信に際して、発信すべき顧客3のリストを含むデータベース管理装置40に格納された情報なども、容易に更新することができる。
【0107】
又、コールセンタ運営統計収集装置60を利用企業側設備80に設けることで、該コールセンタ運営統計収集装置60に収集された情報を容易に参照することができる。なお、コールセンタ運営統計収集装置60を利用企業側設備80に設置する場合は、該コールセンタ運営統計収集装置60には、他の利用企業側設備80に関する情報が収集されないようにする必要がある。
【0108】
更に、アウトバウンド業務やインバウンド業務を提供するための構成は、コールセンタ運営専門会社側設備82に備えるようにしている。従って、コールセンタ運営専門会社側が、そのノウハウを活かして、これら業務の設備の保守をすることができる。
【0109】
なお、コールセンタ運営専門会社側設備82において、プレディクティブ・ダイヤラ制御部31その他を接続しているネットワーク58は、LANなどの所定のネットワークである。
【0110】
又、該ネットワーク58は、キャリア側設備70における前述したSCPと称するノードに接続することで、前述したようなネットワーク・サービスにより、局側交換機72にアクセスしている。該アクセスによってコールセンタ運営専門会社側設備82のプレディクティブ・ダイヤラ制御部31は、局側交換機72の発信やスイッチングの制御を行っている。
【0111】
図19は、前述した第5〜第7実施形態の作用を説明するための信号の流れを示すブロック図である。
【0112】
この図に示すように局側交換機72は、発信制御部74と、スイッチング制御部76とを有している。これら発信制御部74及びスイッチング制御部76は、前述したような公衆網1に関するネットワーク・サービスにより、プレディクティブ・ダイヤラ制御部31側の特にCTI制御装置33から制御される。
【0113】
このようにネットワーク・サービスにより制御され、発信制御部74は、在宅エージェント装置100の電話機12の回線への発信をし、図中一点鎖線J1で示すように、該回線を待機状態にする。又、このようにネットワーク・サービスにより制御され、発信制御部74は、顧客3の電話機の回線への発信をし、図中一点鎖線J2で示すように、該回線を待機状態にする。そうして、スイッチング制御部76は、このようなネットワーク・サービスにより、図中一点鎖線J3で示すように、これら待機状態の回線同士を接続する。
【0114】
以下において、この図19、又前述した図11〜図15を用い、第5〜第7実施形態の作用を説明する。
【0115】
まず、これらの実施形態において、在宅エージェント装置100のオペレータ端末14によるログインでは、以下に列挙する事項を、列挙する順に行う。
【0116】
D.在宅エージェントのログイン処理。
【0117】
D1.在宅エージェント装置100のオペレータ(リモート・オペレータ)は、該在宅エージェント装置100のオペレータ端末14において、ブラウザ・プログラムを起動する。そうして、ウェブ・サーバ装置42にアクセスする。又、図11に図示するログイン画面をブラウザ・プログラムにおいて表示すべく操作することで、ウェブ・サーバ装置42にあるウェブ・アプリケーション・プログラム44の1つである、該ログイン画面を表示するためのプログラムをダウンロードし、その後起動する。なお、このようなオペレータ端末14のウェブ・サーバ装置42に対するアクセスは、インターネットを経由して行ってもよく、あるいは他のWAN50の経路によって行ってもよい。
【0118】
D2.そうして、在宅エージェント装置100のオペレータは、オペレータ端末14に表示された図11に図示する画面により、インターネット経由で、あるいは他のWAN50の経路によって、プレディクティブ・ダイヤラ制御部31のCTI制御装置33にログイン要求を行う。
【0119】
D3.CTI制御装置33は、ログイン要求を行った在宅エージェント装置100の電話機12に繋がる通信回線と、局側交換機72を接続状態にする。
【0120】
D4.ログイン要求を行った在宅エージェント装置100のオペレータ端末14には、インターネット経由で、あるいは他のWAN50の経路によって、図12や図13に図示するような受付画面を表示するため、ウェブ・サーバ装置42にあるウェブ・アプリケーション・プログラム44の1つである、該受付画面を表示するためのプログラムを起動する。そうして該受付画面が該当するオペレータ端末14に表示される。
【0121】
次に、これらの実施形態において、在宅エージェント装置100に関するプレディクティブ発信処理では、以下に列挙する事項を、列挙する順に行う。
【0122】
E.プレディクティブ発信処理。
【0123】
E1.プレディクティブ・ダイヤラ制御部31のCTI制御装置33はデータベース管理装置40に対して発信データを要求する。
【0124】
E2.データベース管理装置40はCTI制御装置33から要求された発信データを、該CTI制御装置33へ送信する。
【0125】
E3.CTI制御装置33は局側交換機72に対して発信命令を発行する。
【0126】
更に、これらの実施形態において、在宅エージェント装置100及び顧客3の接続処理では、以下に列挙する事項を、列挙する順に行う。
【0127】
F.在宅エージェントとの接続処理。
【0128】
F1.局側交換機72は顧客3が応答した呼を、在宅エージェント装置100の電話機12に繋がる通信回線に分配する。このとき、顧客3と在宅エージェント装置100の電話機12は通話状態になる。
【0129】
F2.局側交換機72がプレディクティブ・ダイヤラ制御部31内部のCTI制御装置33に応答情報を送信する。
【0130】
F3.CTI制御装置33はデータベース管理装置40に応答情報を送信する。
【0131】
F4.データベース管理装置40は該応答情報を元にして、該データベース管理装置40により管理されるデータベースを検索して、顧客情報を得る。そうして、インターネット経由で、あるいは他のWAN50の経路によって、ウェブ・サーバ装置42にあるウェブ・アプリケーション・プログラム44の1つである、該受付画面を表示するためのプログラムにより、顧客3の応答状態、及び顧客情報を通知する。
【0132】
F5.在宅エージェント装置100側においてオペレータは、顧客3との接続を局側交換機72からの接続音で確認した後、図12において一点鎖線で図示される、受付画面の『応答』のボタンを押下する。すると、インターネット経由で、あるいは他のWAN50の経路によって、図13に図示するように、顧客情報を受付画面に表示させることができる。更には所定の操作をオペレータがすることで、図14や図15に図示されるような画面を、そのオペレータのオペレータ端末14に表示することができる。
【0133】
以上のようにこれら実施形態によれば、本発明を効果的に適用することができる。従って、製造メーカが異なるなどして仕様が相違するPBX装置を用いるコールセンタでも、コールセンタ運営上の統計収集を能率的にすることができる。
【0134】
なお、図20は、前記第1〜第7実施形態で提供されるコールセンタ運営統計情報の表示画面の一例を示す線図である。
【0135】
これら実施形態においては、コールセンタ運営統計収集装置60によって図示されるような情報を表示することができる。
オペレータはまず、自分のオペレータID及びパスワードを入力する。するとコールセンタ運営統計収集装置60は内蔵する統計データベース63により、オペレータID及びパスワードの照合をして業務資格の可否を確認する。業務資格ありと判定された場合にはコールセンタ運営統計収集装置60は統計データベース63により、図20において二点鎖線で示される領域に、そのオペレータが参照できる業務に関する統計情報のリストを表示する。又表示終了する場合は、ポインティング入力装置で一点鎖線の「終了」の部分をクリック操作する。
【0136】
なお、該リストでは一例として図示されるように、各行はそれぞれオペレータが参照できる業務であり、それぞれの行には業務名、アウトバウンド業務(“OUT”の表示)あるいはインバウンド業務(“IN”の表示)の区別、既にログインしているオペレータ数を示す稼動状況、平均通話時間、ペーシング・ヒット率が表示される。
【0137】
なお、これら実施形態を、企業などの複数の依頼者からコールセンタ業務を請け負って運用することも考えられる。このような場合は、個々の依頼者は他の依頼者の情報を参照できないようにする必要がある。
【0138】
このように配慮する場合には、それぞれの業務を表す情報に、依頼者の区別を示す情報を付与しておく。又、個人別のID及びパスワード、個人別に参照できる、例えば参照できる依頼者の範囲や、参照できる業務の範囲を登録しておく。そうして、情報を表示する場合は、表示を見ようとする者の資格を、上述の個人別のID及びパスワードにより確認し、その者に対して表示可能な範囲のものを選別して表示すればよい。
【0139】
【発明の効果】
本発明によれば、製造メーカが異なるなどして仕様が相違するPBX装置を用いるコールセンタでも、コールセンタ運営上の統計収集を能率的にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された第1実施形態の構成を示すブロック図
【図2】上記実施形態で用いるプレディクティブ・ダイヤラ装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明が適用された第2実施形態の構成を示すブロック図
【図4】上記第2実施形態で用いる在宅エージェント装置の第1例の構成を示すブロック図
【図5】前記第2実施形態で用いる在宅エージェント装置の第2例の構成を示すブロック図
【図6】前記第2実施形態で用いる在宅エージェント装置の第3例の構成を示すブロック図
【図7】本発明が適用された第3実施形態の構成を示すブロック図
【図8】上記第3実施形態で用いるプレディクティブ・ダイヤラ・エンジンの構成を示すブロック図
【図9】本発明が適用された第4実施形態の構成を示すブロック図
【図10】前記第1〜第4実施形態の作用を説明するための信号の流れを示すブロック図
【図11】前記第1〜第4実施形態におけるログイン画面を示す線図
【図12】前記第1〜第4実施形態における第1の受付画面を示す線図
【図13】前記第1〜第4実施形態における第2の受付画面を示す線図
【図14】前記第1〜第4実施形態におけるコンタクト履歴画面を示す線図
【図15】前記第1〜第4実施形態におけるコンタクト結果画面を示す線図
【図16】本発明が適用された第5実施形態の構成を示すブロック図
【図17】本発明が適用された第6実施形態の構成を示すブロック図
【図18】本発明が適用された第7実施形態の構成を示すブロック図
【図19】前記第5〜第7実施形態の作用を説明するための信号の流れを示すブロック図
【図20】前記第1〜第7実施形態で提供されるコールセンタ運営統計情報の表示画面を示す線図
【符号の説明】
1…公衆網
3…顧客
10…コールセンタ
12…電話機
14…オペレータ端末
16…PBX
18、52…LAN
30…プレディクティブ・ダイヤラ装置
31…プレディクティブ・ダイヤラ制御部
33…CTI制御装置
35…ペーシング制御装置
60…コールセンタ運営統計収集装置
40…データベース管理装置
42…ウェブ・サーバ装置
44…ウェブ・アプリケーション・プログラム
46…プレディクティブ・ダイヤラ・エンジン
50…WAN
54、56、58…ネットワーク
60…コールセンタ運営統計収集装置
61…統計管理制御装置
63…統計データベース
65…統計用メモリ
70…キャリア側設備
72…局側交換機
74…発信制御部
76…スイッチング制御部
80…利用企業側設備
82…コールセンタ運営専門会社側設備
100…在宅エージェント装置
102…TA装置
110…音声通話インタフェイス装置
112…ヘッドセット
114…マイク装置
116…スピーカ装置
120…データ通信インタフェイス装置

Claims (3)

  1. 公衆電話回線網で顧客に対して呼を発信して在宅エージェント装置のオペレータがアウトバウンド業務を行うために、呼の発信及び接続を制御する、公衆電話回線網側に設けるプレディクティブ・ダイヤラ装置がPBXと情報の授受を可能とすると共に、前記プレディクティブ・ダイヤラ装置内のPBXの発信におけるダイヤルの制御を少なくとも行うCTI制御装置に、コールセンタの稼動状況の通知を送り出す機能を持たせ、
    該通知に基づいて統計管理制御装置が前記コールセンタの稼動状況を示す情報の統計集計を、統計管理装置により、前記CTI制御装置から受ける可動状況の通知に基づいて行い、前記統計集計された情報を、統計用メモリ、又は、統計データベースに格納し、
    オペレータID及びパスワードで照合されるオペレータ別に選別されている範囲で、統計情報リストを表示するようにしたことを特徴とするコールセンタ運営統計収集方法。
  2. 公衆電話回線網で顧客から着信した呼に対して在宅エージェント装置のオペレータがインバウンド業務を行うために、呼の着信及びオペレータに対する接続を制御する、公衆電話回線網側に設けるプレディクティブ・ダイヤラ装置がPBXと情報の授受を可能とすると共に、前記プレディクティブ・ダイヤラ装置内のPBXの発信におけるダイヤルの制御を少なくとも行うCTI制御装置に、コールセンタの稼動状況の通知を送り出す機能を持たせ、
    該通知に基づいて統計管理制御装置が前記コールセンタの稼動状況を示す情報の統計集計を、統計管理装置により、前記CTI制御装置から受ける可動状況の通知に基づいて行い、前記統計集計された情報を、統計用メモリ、又は、統計データベースに格納し、
    オペレータID及びパスワードで照合されるオペレータ別に選別されている範囲で、統計情報リストを表示するようにしたことを特徴とするコールセンタ運営統計収集方法。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載の統計集計を、業務別にするようにしたことを特徴とするコールセンタ運営統計収集方法。
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