JP3800927B2 - 液晶基板の製造方法並びに液晶基板、液晶装置用基板及び液晶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶装置の技術分野に属し、特にアクティブマトリクスの基板形成の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
液晶装置は、対向基板とTFTアレイ基板との間に液晶層を挟持して構成され、液晶層に電圧を印加し液晶分子の光学特性を変化させることにより表示を行う。対向基板及びTFTアレイ基板それぞれの液晶層とを接する面上には配向膜が配置されており、これら配向膜により電圧無印加時の液晶分子の配列が決定される。配向膜は、ポリイミドなどの有機膜からなる配向膜材料の表面に、ラビング布などで所定の方向に擦するラビング処理を施すことにより形成される。ラビング処理に用いられるラビング布はローラーに巻きつけられた状態となっており、ラビング布と配向膜とを接触させた状態で、配向膜上をローラーが回転することによってラビング処理が行われる。
【0003】
この配向膜の形成時におけるラビング処理の段階では、ラビング処理が施される基板、例えば多面取りが採用されたマザーTFTアレイ基板は次のような構成となっている。
【0004】
例えば、マザーTFTアレイ基板は円形状を有しており、1枚のマザーTFTアレイ基板から複数個の矩形状の液晶装置用基板が多数個取れるように構成される。マザーTFTアレイ基板は、後に液晶装置用基板として使用される複数の液晶装置用基板が配置された有効領域と、液晶装置用基板として使用されない非有効領域とから構成される。有効領域には、表示に関与するスイッチング素子及び画素電極などが配置されている。一方、非有効領域には、有効領域中に配置されるスイッチング素子などの電気特性を測定するためのTEG(Test Element Group)と呼ばれるテストパターンが配置されている。このTEGは、有効領域中に配置されるスイッチング素子の製造工程と同じ製造工程で形成される。例えば有効領域中に配置されるスイッチング素子と同じ構造のスイッチング素子や、有効領域中に配置されるスイッチング素子の設計を異ならせた構造のスイッチング素子がいくつかTEGとして形成される。そして、このTEGの電気特性を測定することにより、間接的に有効領域中のスイッチング素子の電気特性を測定することができる。このような設計パラメータを異ならせたスイッチング素子パターンからなるTEGでは、ある程度の形成面積が必要となり、例えば数インチの大きさの液晶装置基板毎にこのようなTEGを配置することは困難となる。このため、広い形成面積が必要となるTEGは、マザーTFTアレイ基板の非有効領域に配置されることが望ましく、1つのTEGで複数個の液晶装置基板のスイッチング素子の電気特性の測定を兼ねることが望ましい。
【0005】
また、マザーTFTアレイ基板として円形状の基板を用いる場合においては、液晶装置用基板の取り数を増やすため、非有効領域を極力少なくするように液晶装置用基板の配置が考えられた後、TEGの配置箇所が検討される。このような構造においては、マザーTFTアレイ基板を一端部から他端部に向かってラビング処理する際、ラビング方向に沿って、TEGを他端部に向かって延長した延長領域に有効領域が配置される場合がある。すると、TEGパターンは、有効領域中に形成されるスイッチング素子パターンよりも十分大きく形成されるため、TEGパターンのパターン形状に影響を受けて、延長領域の配向が不良となってしまう。このため、このような配向処理不良を有する液晶装置用基板を液晶装置に組み込んだ場合、該表示領域がムラとなり表示品位の悪い液晶装置が製造されてしまうという問題があった。
【0006】
また、基板上の有効領域に形成される膜の膜厚は、TEG形成領域以外の非有効領域に形成される膜の膜厚よりと異なる。このため有効領域と非有効領域との境界付近において段差が生じてしまい、この段差部付近においては、所望のラビング強度とは異なる強度でラビング処理が施されてしまう。この結果、同じ1枚のマザーTFTアレイ基板からラビング強度の異なる液晶装置用基板が製造されたり、液晶装置用基板の面内でのラビング強度むらが生じたりしていた。このため、このような配向処理不良を有する液晶装置用基板を液晶装置に組み込んだ場合、表示品位の悪い液晶装置が製造されてしまうという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、配向不良のない表示品質の高い液晶装置を得ることができる液晶基板及び液晶基板の製造方法並びに液晶装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため、本発明は以下のような構成を採用している。
【0009】
本発明の液晶基板の製造方法は、(a)液晶装置用基板となりうる有効領域と該有効領域以外の非有効領域とを有する基板上の該有効領域内の所定の位置にスイッチング素子を形成する工程と、(b)前記非有効領域内の所定の位置に、前記スイッチング素子の電気的特性を測定する第1テストパターンを形成する工程と、(c)前記スイッチング素子を覆って前記基板上に配向膜材料を形成する工程と、(d)前記配向膜材料を前記基板の一端部から他端部に向かった一方向にラビング処理して配向膜を形成する工程とを具備し、前記一方向に沿って、前記第1テストパターンの長手方向が配置され、前記一方向に沿って前記第1テストパターンを前記他端部に向かって延長した延長領域に前記有効領域は存在しないことを特徴とする。
【0010】
本発明のこのような構成によれば、ラビング処理方向に沿って、第1テストパターンを他端部に向かって延長した延長領域に有効領域が存在しない、すなわち非有効領域に位置するように、第1テストパターンが配置されているので、第1テストパターンの存在による配向不良が、有効領域に影響することがない。従って、このような液晶基板を用いて製造された液晶装置は、表示不良がない表示品位の高い液晶装置となる。
【0011】
ここで、液晶基板とは、液晶装置に用いられる配向膜が形成された基板のことを指す。液晶基板は、液晶装置に用いられる液晶装置用基板が複数個一括して製造できる多面取りが採用された液晶基板でも、単個取りの液晶基板でもどちらでも良い。多面取りが採用された液晶基板においては、後に液晶装置用基板として用いられる領域が有効領域となり、液晶装置用基板として用いられない領域が非有効領域となる。単個取りが採用された液晶基板においては、液晶装置としたときに表示に関与する領域が有効領域となり、表示に関与しない領域が無効領域となる。
【0012】
また、本発明の他の液晶基板の製造方法は、(a)液晶装置用基板となりうる有効領域と該有効領域以外の非有効領域とを有する基板上の該有効領域の所定の位置にスイッチング素子を形成する工程と、(b)前記非有効領域の所定の位置にダミーパターンを形成する工程と、(c)前記スイッチング素子を覆って前記基板上に配向膜材料を形成する工程と、(d)前記配向膜材料を前記基板の一端部から他端部に向かった一方向にラビング処理して配向膜を形成する工程とを具備し、前記ダミーパターンは、前記有効領域を挟むように前記非有効領域に配置され、前記ダミーパターンの長手方向は、前記一方向に沿って配置されてなることを特徴とする。
【0013】
本発明のこのような構成によれば、有効領域を挟むように、非有効領域にダミーパターンが配置されるので、有効領域とダミーパターンが形成された非有効領域とでは、ほぼ同じ厚みに膜が形成された状態となっている。そして、このような膜厚状態でラビング処理が行われることにより、有効領域内全面に対して均一なラビング圧にてラビング処理が施されることになり、有効領域内での配向むらがないという効果が得られる。従って、このような液晶基板を用いて製造された液晶装置は、表示むらがなく、表示品位の高いものとなる。
【0014】
ここで、液晶基板とは、液晶装置に用いられる配向膜が形成された基板のことを指す。液晶基板は、液晶装置に用いられる液晶装置用基板が複数個一括して製造できる多面取りが採用された液晶基板でも、単個取りの液晶基板でもどちらでも良い。多面取りが採用された液晶基板においては、後に液晶装置用基板として用いられる領域が有効領域となり、液晶装置用基板として用いられない領域が非有効領域となる。単個取りが採用された液晶基板においては、液晶装置としたときに表示に関与する領域が有効領域となり、表示に関与しない領域が無効領域となる。
【0015】
また、前記ダミーパターンは、前記スイッチング素子と同じ構造のパターンを有することを特徴とする。このような構成とすることにより、有効領域とダミーパターンが形成された非有効領域とは同じ厚みに膜が形成された状態となる。従って、より確実に有効領域と非有効領域との境界付近におけるラビング圧の変化を防止することができ、有効領域内全面に対してより確実に均一なラビング圧にてラビング処理が施されることになる。
【0016】
また、前記ダミーパターンは前記スイッチング素子の電気的特性を測定する第1テストパターンを有することを特徴とする。このように、ダミーパターンと第1テストパターンとを兼ねることができる。ダミーパターンは有効領域を挟むように配置されるため、ラビング処理方向に沿って、ダミーパターンを他端部に向かって延長した延長領域は非有効領域に位置する。従って、第1テストパターンを兼ねるダミーパターンのターンの存在による配向不良が、有効領域に影響することはない。
【0017】
また、前記有効領域には複数の液晶装置用基板が配置されてなることを特徴とする。このように1枚の液晶基板から複数の液晶装置用基板を製造する多面取りを採用することもできる。
【0018】
また、前記液晶装置用基板には、該液晶装置用基板に配置されたスイッチング素子の電気的特性を測定する第2テストパターンが更に配置されてなることを特徴とする。また、前記第2テストパターンの長手方向は、前記一方向に沿って配置されることを特徴とする。このような構成によれば、形成面積が小さくてすむ第2テストパターンを有効領域の液晶装置用基板に配置し、大きい形成面積が必要な第1テストパターンを液晶基板の非有効領域に配置することもできる。
【0019】
また、前記(d)工程後、(e)前記基板を切断することにより、前記複数の液晶装置用基板をそれぞれ分離する工程とを更に具備することを特徴とする。このように、液晶基板として多面取りを採用することができ、一括して複数の液晶装置用基板を製造できるため、生産効率が良いという効果がある。また、非有効領域に第1テストパターンが配置される構造をとる場合においては、同一液晶基板上に配置される液晶装置用基板それぞれのスイッチング素子の電気特性を第1テストパターンにより一括して測定できる。このため、1つの液晶装置用基板毎に第1テストパターンを形成する必要がないので、テストパターンの形成面積を小さくすることができ、基板の利用効率が高まる。
【0020】
本発明の液晶基板は、上述に記載の液晶基板の製造方法により製造されることを特徴とする。このような構成によれば、配向不良のない液晶基板が得られる。
【0021】
本発明の他の液晶基板は、液晶装置用基板となりうる有効領域と該有功領域以外の非有効領域とを有する基板と、
前記有効領域の所定の位置に配置されたスイッチング素子と、
前記スイッチング素子を覆って前記基板上に配置され、前記基板の一端部から他端部に向かった一方向にラビング処理された配向膜と、
前記非有効領域の所定の位置に配置された前記スイッチング素子の電気的特性を測定する第1テストパターンと
を具備し、
前記一方向に沿って、前記第1テストパターンの長手方向が配置され、
前記一方向に沿って前記第1テストパターンを前記他端部に向かって延長した延長領域に前記有効領域が存在しないことを特徴とする。
【0022】
本発明のこのような構成によれば、ラビング処理方向に沿って、第1テストパターンを他端部に向かって延長した延長領域が有効領域に存在しない、すなわち非有効領域に位置するように、第1テストパターンが配置されているので、第1テストパターンの存在による配向不良が、有効領域に影響することがない。従って、このような液晶基板を用いて製造された液晶装置は、表示不良がない表示品位の高い液晶装置となる。
【0023】
ここで、液晶基板とは、液晶装置に用いられる配向膜が形成された基板のことを指す。液晶基板は、液晶装置に用いられる液晶装置用基板が複数個一括して製造できる多面取りが採用された液晶基板でも、単個取複数個一括して製造できる多面取りが採用された液晶基板でも、単個取りの液晶基板でもどちらでも良い。多面取りが採用された液晶基板においては、後に液晶装置用基板として用いられる領域が有効領域となり、液晶装置用基板として用いられない領域が非有効領域となる。単個取りが採用された液晶基板においては、液晶装置としたときに表示に関与する領域が有効領域となり、表示に関与しない領域が無効領域となる。
【0024】
本発明のさらに他の液晶基板は、液晶装置用基板となりうる有効領域と該有功領域以外の非有効領域とを有する基板と、
前記有効領域に配置されたパターンと、
前記パターンを覆って前記基板上に配置され、前記基板の一端部から他端部に向かった一方向にラビング処理された配向膜と、
前記有効領域を挟むように前記非有効領域内に配置され、長手方向が前記一方向に沿って配置されてなるダミーパターンと、
を具備することを特徴とする。
【0025】
本発明のこのような構成によれば、有効領域を挟むように、非有効領域にダミーパターンが配置されるので、有効領域とダミーパターンが形成された非有効領域とでは、ほぼ同じ厚みに膜が形成された状態となっている。そして、このような膜厚状態でラビング処理が行われることにより、有効領域内全面に対して均一なラビング圧にてラビング処理が施されることになり、有効領域内での配向むらがないという効果が得られる。従って、このような液晶基板を用いて製造された液晶装置は、表示むらがなく、表示品位の高いものとなる。
【0026】
ここで、液晶基板とは、液晶装置に用いられる配向膜が形成された基板のことを指す。液晶基板は、液晶装置に用いられる液晶装置用基板が複数個一括して製造できる多面取りが採用された液晶基板でも、単個取りの液晶基板でもどちらでも良い。多面取りが採用された液晶基板においては、後に液晶装置用基板として用いられる領域が有効領域となり、液晶装置用基板として用いられない領域が非有効領域となる。単個取りが採用された液晶基板においては、液晶装置としたときに表示に関与する領域が有効領域となり、表示に関与しない領域が無効領域となる。
【0027】
また、前記ダミーパターンは、前記パターンと同じパターンを有することを特徴とする。このような構成とすることにより、有効領域とダミーパターンが形成された非有効領域とは同じ厚みに膜が形成された状態となる。従って、より確実に有効領域と非有効領域との境界付近におけるラビング圧の変化を防止することができ、有効領域内全面に対してより確実に均一なラビング圧にてラビング処理が施されることになる。
【0028】
また、前記パターンはスイッチング素子を有し、前記ダミーパターンは前記スイッチング素子の電気的特性を測定する第1テストパターンを有することを特徴とする。このように、ダミーパターンと第1テストパターンとを兼ねることができる。ダミーパターンは有効領域を挟むように配置されるため、ラビング処理方向に沿って、ダミーパターンを他端部に向かって延長した延長領域は非有効領域に位置する。従って、第1テストパターンを兼ねるダミーパターンのターンの存在による配向不良が、有効領域に影響することはない。
【0029】
また、前記有効領域には複数の液晶装置用基板が配置さてなることを特徴とする。このように1枚の液晶基板から複数の液晶装置用基板を製造する多面取りを採用することもできる。
【0030】
また、前記液晶装置用基板には、該液晶装置用基板に配置されたスイッチング素子の電気的特性を測定する第2テストパターンが更に配置されてなることを特徴とする。また、前記第2テストパターンの長手方向は、前記一方向に沿って配置されることを特徴とする。このような構成によれば、形成面積が小さくてすむ第2テストパターンを有効領域の液晶装置用基板に配置し、大きい形成面積が必要な第1テストパターンを液晶基板の非有効領域に配置することもできる。
【0031】
本発明の液晶装置用基板は、上述に記載の液晶基板が、各前記複数の液晶装置用基板毎に切断分離されて製造されたことを特徴とする。
【0032】
また、本発明の他の液晶装置用基板は、上述の液晶基板の製造方法に記載の(e)工程により各前記液晶装置用基板毎に切断分離されて製造されたことを特徴とする。
【0033】
本発明の液晶装置は、上述に記載の液晶基板を具備することを特徴とする。このような構成によれば表示不良のない表示品位の高い液晶装置を得ることができる。
【0034】
また、本発明の他の液晶装置は、上述に記載の液晶装置用基板を具備することを特徴とする。このような構成によれば表示不良のない表示品位の高い液晶装置を得ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0036】
まず、本発明における液晶装置用基板としてのTFTアレイ基板が組み込まれた液晶装置の構造について、図1〜図4、図6を用いて説明する。
【0037】
(液晶装置の構造)
図1は、TFTアレイ基板10をその上に形成された各構成要素と共に対向基板20の側から見た平面図であり、図2は、対向基板20を含めて示す図1のH−H’断面図である。図3は、液晶装置用基板としてのTFTアレイ基板の表示領域を説明する平面図である。図4は、図3のA−A’断面図であり、TFTアレイ基板の表示領域の縦断面図である。図6は、TFTアレイ基板の全体構造を示す概略平面図である。尚、各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を適宜設定している。
【0038】
図2に示すように、液晶装置200は、TFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置され、両基板間に液晶層50が挟持されて構成される。TFTアレイ基板10は、石英基板上に複数のスイッチング素子としての薄膜トランジスタ(以下、TFT)30及び各TFT30毎に接続された複数の画素電極(図示せず)が配置されて構成され、対向基板20は、石英基板上に対向電極が配置されて構成される。TFTアレイ基板10及び対向基板20には、それぞれ、液晶層50と接する側に液晶層の初期配向状態を決定するポリイミドからなる配向膜(後述する)が形成されている。尚、表示領域における液晶装置の詳細な断面構造については図4を用いて後に説明する。
【0039】
図1において、TFTアレイ基板10の上には、基板の外周部に沿って液晶注入口52aを除く矩形状に形成されたシール材52が設けられており、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、シール材52により接着固定されている。対向基板上にはシール材52の内側に並行して額縁状の額縁遮光層53が設けられている。液晶が注入される液晶注入口52aは封止材54により封止されている。前述した液晶は、TFTアレイ基板10、対向基板20、シール材52及び封止材54により形成された領域内に保持される。
【0040】
シール材52の内側の領域は表示領域201が含まれる。TFTアレイ基板10の表示領域には、互いに交差する複数の走査線及び複数のデータ線が配置され、これら交差部毎に配置されたTFT及び各TFT毎に接続された画素電極とが配置されている。一方、対向基板20の表示領域には、TFTアレイ基板上に形成される走査線及びデータ線に対応したマトリクス状の遮光層23が配置されている。尚、表示領域に配置される配線や電極、遮光層などの構成については、図3及び図4を用いて後に説明する。
【0041】
シール材52の外側の領域には、データ線駆動回路101及び複数の外部回路接続端子102aからなる接続端子群102が、複数TFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられており、走査線駆動回路104が、この一辺に隣接する2辺に沿って設けられている。本実施形態においては、これらの各駆動回路は表示領域201中のスイッチング素子と同時形成され、駆動回路は例えばpチャネル型TFTとnチャネル型TFTとからなる相補型トランジスタを有する。更に、図6にも示すように、接続端子群102を挟むように、第2テストパターンとしてのp型チャネル用TEG210及びn型チャネル用TEG211とが配置されている。これらTEG210及び211は、この相補型トランジスタの電気的特性を測定するためのテストパターンである。具体的には、TEG210及び211は、駆動回路中のpチャネル型TFT、nチャネル型TFTのそれぞれを構成する絶縁膜や導電膜自体の電気特性やコンタクト抵抗を測定するためのパターンなどを有する。
【0042】
走査線と走査線駆動回路104とは電気的に接続し、走査線駆動回路104から走査線に対して走査信号が供給される。またデータ線とデータ線駆動回路101とは電気的に接続し、データ線駆動回路104からデータ線に対して画像信号が供給される。走査線駆動回路104及びデータ線駆動回路101はそれぞれ外部回路接続端子102と電気的に接続し、外部回路接続端子102からはクロック信号や電源などが供給される。更に、TFTアレイ基板10の残る一辺には、表示領域の両側に設けられた走査線駆動回路104間をつなぐための複数の配線105が設けられている。また、対向基板20のコーナー部の少なくとも1箇所においては、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための導通材106が設けられている。
【0043】
図3に示すように、TFTアレイ基板10の表示領域には、互いに交差する複数の走査線3と複数のデータ線6とが配置され、各交差部ごとにはTFT30が配置されている。TFT30は、半導体層1と、後述するゲート絶縁膜と、半導体層1の後述するチャネル領域に対応したゲート絶縁膜上に配置されたゲート電極3aとから構成される。走査線3は、半導体層1のチャネル領域と平面的に重なり合う分岐部を有し、この分岐部がTFT30のゲート電極3aとして機能する。
【0044】
図4に示すように、TFTアレイ基板10は、例えば石英からなる基板60上に、半導体層1が配置され、この半導体層1を覆うようにゲート絶縁膜2が配置され、ゲート絶縁膜2上に走査線3及びゲート電極3aが配置されている。半導体層1は、チャネル領域1aと、このチャネル領域1aを挟むように配置されたソース領域1bとドレイン領域1cとからなる。更に、走査線3及びゲート電極3aを覆ってゲート絶縁膜2上に第1層間絶縁膜4が配置され、第1層間絶縁膜4上にデータ線6が配置される。データ線6は、ゲート絶縁膜2及び第1層間絶縁膜4に形成されたコンタクトホール5により、半導体1のソース領域1bと電気的に接続される。データ線6を覆うように第1層間絶縁膜4上には第2層間絶縁膜7が配置され、第2層間絶縁膜7上には画素電極9が配置される。画素電極9は、ゲート絶縁膜2、第1層間絶縁膜4及び第2層間絶縁膜7に形成されたコンタクトホール8により、半導体層1のドレイン領域1cと電気的に接続される。更に、画素電極9を覆って第2層間絶縁膜7上には、配向膜材料としてのポリイミド膜を配向処理してなる配向膜16が配置されている。
【0045】
一方、対向基板20は、ガラスなどの基板70上に、TFTアレイ基板10上に形成された走査線3及びデータ線6に対応してマトリクス状に遮光層23が配置され、表示領域の周縁部には額縁状の額縁遮光層が配置される。更に遮光層23及び額縁遮光層を覆って基板70上に、対向電極21、配向膜材料としてのポリイミド膜を配向処理してなる配向膜22が順次積層されている。
【0046】
(第1実施形態における液晶装置の製造方法)
以上のような構成を持つ液晶装置の製造方法について以下に説明する。
【0047】
まず、はじめにTFTアレイ基板の製造方法について図5及び図6を用いて説明する。本実施形態のTFTアレイ基板の製造においては、多面取りを採用している。
【0048】
まず、図5に示すような石英からなる円形状の液晶基板としてのマザーTFTアレイ基板300を用意する。本実施形態においては、1枚のマザーTFTアレイ基板300から複数個の矩形状の液晶装置用基板10を製造することができる。図5中、マザーTFTアレイ基板300は、後に液晶装置用基板として用いられる有効領域と、液晶装置用基板として用いられない非有効領域とから構成される。
【0049】
次に、公知の技術にて、図3及び図4に示すTFTアレイ基板10の構造の配向膜16が形成される前までの構造を有するように、マザーTFTアレイ基板300の有効領域中に、走査線3、データ線6、スイッチング素子30、画素電極9aを形成する。更に、マザーTFTアレイ基板300の有効領域中に、走査線駆動回路104及びデータ線駆動回路101などの周辺回路領域を形成する。
【0050】
また、表示領域の素子の形成と同時に、非有効領域に第1テストパターンとしてのTEG301を形成する。このTEG301は、有効領域中に配置される表示領域及び周辺回路領域のスイッチング素子と同じ構造のスイッチング素子と、有効領域中に配置されるスイッチング素子の設計パラメータを異ならせた構造のスイッチング素子とから構成される。そして、このTEGの電気特性を測定することにより、間接的に有効領域中に形成されるスイッチング素子の電気特性を測定することができる。尚、スイッチング素子としてLDD構造を有するスイッチング素子を用いる場合、TEG301は、有効領域中に配置されるスイッチング素子の半導体層のLDD領域の幅を異ならせた構造のスイッチング素子がいくつか形成されることになる。後に行われるラビング処理方向に沿って、TEG301をラビング終端部に向かって延長した延長領域302が非有効領域となるように、TEG301は配置される。
【0051】
次に、マザーTFTアレイ基板300上に、ポリイミドからなる配向膜材料を塗布する。その後、図示しないラビング布が巻きつけられたラビングロールを、ラビング布と配向膜を接触させた状態で、図5に示す矢印の一方向に沿って、基板の一端部から他端部に向かって移動させ、ポリイミド膜に対しラビング処理を施して配向膜を形成する。ここで、基板の一端部はラビングの開始部に相当し、他端部はラビング終端部に相当する。このラビング工程においては、上述の通り、ラビング処理方向に沿って、TEG301をラビング終端部に向かって延長した延長領域302が、非有効領域となるように、TEG301は配置されているので、TEG301の存在による配向不良は延長領域302のみに現れ、有効領域に影響することがない。
【0052】
以上の工程により、図5に示すような複数の液晶装置用基板10とTEG302が配置されたマザーTFTアレイ基板300が形成される。
【0053】
次に、公知の技術により、図4に示すごとく対向基板20を形成する。
ここで、対向基板20の製造工程において、対向基板20上に形成される対向電極21の電気特性を測定するためのテストパターンを、対向電極21の形成と同時に、表示領域外に形成しても良い。この場合には、上述のマザーTFTアレイ基板300のラビング処理と同様に、ラビング処理方向に沿って、テストパターンをラビング終端部に向かって延長した延長領域が非表示領域となるように、テストパターンを配置すれば良い。これにより、テストパターンの存在による配向不良が表示領域中に発生することを防止することができる。
【0054】
次に、上述のマザーTFTアレイ基板300に配置される液晶装置用基板10それぞれに液晶注入口を除く矩形状にシール材を塗布した後、対向基板20を配置し、液晶装置用基板10と対向基板20とを接着する。その後、注入口から液晶を注入し、封止材により注入口を封止する。次に、マザーTFTアレイ基板を各液晶装置用基板毎に切断分離し、複数の液晶装置が得られる。このように製造された液晶装置は、表示不良がなく、表示品位の高い液晶装置となる。
【0055】
また、本実施形態において、TEGは、マザーTFTアレイ基板の周縁部付近に配置されているが、図7に示すように、マザーTFTアレイ基板310に配置される異なる液晶装置用基板10間に位置するように配置することもできる。この場合、ラビング処理方向に沿って、TEG311をラビング終端部に向かって延長した延長領域312が非有効領域となるように、TEG311が配置されさえすれば良い。これにより、TEGによる配向不良が有効領域に発生することを防止することができる。更に、延長領域312が非有効領域となるようにTEG312を配置するという条件さえ満たせば、マザーTFTアレイ基板の大きさや液晶装置用基板の大きさ及び配置の仕方を適宜設定することにより、液晶装置用基板の取り数を増やすことも可能となり、マザーTFTアレイ基板を有効利用することができる。
【0056】
また、本実施形態においては、マザーTFTアレイ基板として円形状の基板を用いたが、図8に示すような矩形状の基板を用いることもできる。この場合、ラビング処理方向に沿って、TEG321をラビング終端部に向かって延長した延長領域322が非有効領域となるように、TEG321が配置されさえすれば良い。これにより、TEGによる配向不良が有効領域に発生することを防止することができる。
【0057】
また、本実施形態においては、多面取りの場合を例に挙げたが、単個の液晶基板にも適用できることは言うまでもない。この場合、液晶基板の表示に関与する表示領域及び駆動回路領域が有効領域となり、これらの領域のほぼ外周部付近に相当する表示に関与しない領域が非有効領域となる。
【0058】
(第2実施形態における液晶装置の製造方法)
本実施形態は、マザーTFTアレイ基板の構造が異なる点のみが第1実施形態と異なり、異なる点についてのみ図9を用いて説明する。
【0059】
本実施形態では、マザーTFTアレイ基板330の非有効領域にダミーパターン331が配置されている点で、第1実施形態と異なる。
【0060】
図9に示すように、マザーTFTアレイ基板330は、複数の液晶装置基板10が配置される有効領域と、液晶装置基板とならない非有効領域とを有する。非有効領域には、ラビング方向とほぼ平行に、有効領域を挟みこむようにダミーパターン331が配置されている。図において、図示されている矢印がラビング方向を表しており、図の通り、ラビング方向は、基板330の一端部から他端部に向かった一方向となる。ダミーパターンは、有効領域中に形成されるパターンと同じパターン、すなわち図4に示すごとくスイッチング素子及び画素電極と同じ構造のパターンが形成されている。従って、有効領域とダミーパターンが形成された非有効領域とでは、ほぼ同じ厚みに膜が形成された状態となっている。本実施形態においては、このような膜厚状態でラビング処理が行われるため、有効領域内全面に対して均一なラビング圧にてラビング処理が施されることになる。従って、有効領域内ではラビング処理の配向処理むらがなくなる。このようなマザーTFTアレイ基板が切断分離されて製造された液晶装置用基板が組み込まれた液晶装置は、表示むらがなく、表示品位の高い液晶装置となる。
【0061】
ここで、図10を用いて、ダミーパターン331が配置される場合とされない場合におけるラビング処理時の違いを説明する。図10は、ラビング処理時を示す図であり、ラビング布が表面に巻きつけられたラビングロール400が、ラビング布と配向膜(図示せず)とが接するように配置された状態である。図10(a)はダミーパターン331が配置されている本実施形態を示し、図10(b)はダミーパターンが配置されていない状態を示すものであり、図9のB−B’断面に相当する。
【0062】
図10(b)に示すように、ダミーパターンが配置されない場合、液晶基板500に配置される複数の液晶装置基板510a、510b、510c(二重斜線部分)は、それぞれの基板に施されるラビング強度が異なってしまう。すなわち、液晶装置基板510aの端面領域C及び液晶装置基板510cの端面領域C’に施されるラビング強度と、液晶装置基板510bの中央部領域Dに施されるラビング強度とが、異なってしまう。これは、図に示すように、非有効領域と有効領域とは基板500上に形成される膜の膜厚が異なるため、非有効領域と有効領域との間で段差が生じてしまい、この段差部分でラビングロール400の基板500に対するラビング圧が所望のラビング圧と異なってしまうために、発生する。このような状態でラビング処理されて形成された液晶装置基板510a及び510cは、基板面内で配向が不均一となり、液晶装置としたときに表示むらとなってしまう。
【0063】
これに対し、本実施形態においては、図10(a)に示すように、有効領域のパターンの厚みとほぼ同じ厚みを有するダミーパターン331が非有効領域に配置されているため、有効領域内のラビング圧を均一にすることができる。従って、各液晶装置基板10(二重斜線部分)は面内で均一な配向処理が施されたことになり、このような液晶装置基板を組み込んだ液晶装置は基板面内での表示むらがない。
【0064】
また、本実施形態においては、マザーTFTアレイ基板として円形状の基板を用いたが、図11に示すような矩形状のマザーTFTアレイ基板340を用いることもできる。この場合、ダミーパターン341は、ラビング方向とほぼ平行に、マザーTFTアレイ基板330の有効領域を挟みこむように配置される。
【0065】
また、本実施形態においては、多面取りの場合を例に挙げたが、単個の液晶基板にも適用できることは言うまでもない。この場合、液晶基板の表示に関与する表示領域及び駆動回路領域が有効領域となり、これらの領域のほぼ外周部付近に相当する表示に関与しない領域が非有効領域となる。
【0066】
(第3実施形態における液晶装置の製造方法)
第1実施形態では非有効領域にTEGを配置し、第2実施形態では非有効領域にダミーパターンを配置している。しかし、非有効領域に配置されるパターンが、TEGとダミーパターンとを兼ねることもできる。例えば、第2実施形態に記載したダミーパターン331として、第1実施形態に記載したTEGの構造を用いても良い。第2実施形態を説明するために用いた図9に示すように、ラビング処理方向に沿って、ダミーパターン331をラビング終端部に向かって延長した延長領域が非有効領域となるように、ダミーパターン331が配置されている。従って、ダミーパターン331として第1実施形態に示すTEGパターンを用いたとしても、TEGとしてのダミーパターン331の存在による配向不良が有効領域に影響することがない。
【0067】
また、図12に示すように、第1実施形態におけるTEGと第2実施形態におけるダミーパターンとを混在させた構造とすることもできる。すなわち、マザーTFTアレイ基板350上に、第2実施形態におけるダミーパターンの機能を有するダミーパターン352を有効領域の一部を挟むように配置し、第1実施形態におけるTEGの機能を有するTEG351を配置することもできる。この場合、TEG351は、ダミーパターン352だけでは補償しきれない液晶装置基板を補償し、ダミーパターンとしての機能をも有する。また、ダミーパターン352にTEGパターンを用いることもできる。TEGパターンとして用いる場合には、ラビング処理方向に沿って、パターン351及び352をラビング終端部に向かって延長した延長領域353及び354が非有効領域となるように、パターン351及び352が配置されれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図である。
【図2】対向基板を含めて示す図1のH−H’断面図である。
【図3】液晶装置用基板としてのTFTアレイ基板の表示領域の平面図である。
【図4】図3のA−A’断面図に相当し、液晶装置とした時の表示領域の縦断面図である。
【図5】第1実施形態におけるマザーTFTアレイ基板の平面図である。
【図6】TFTアレイ基板の全体構造を示す概略平面図である。
【図7】第1実施形態における他のマザーTFTアレイ基板の平面図である。
【図8】第1実施形態における更に他のマザーTFTアレイ基板の平面図である。
【図9】第2実施形態におけるTFTアレイ基板の平面図である。
【図10】ラビング処理時におけるTFTアレイ基板とラビングロールとの位置関係を示す図であり、図9のB−B’に相当する断面図である。TFTアレイ基板として、図10(a)はダミーパターンが配置されたTFTアレイ基板を、図10(b)はダミーパターンが配置されないTFTアレイ基板を用いた場合の図である。
【図11】第2実施形態における他のマザーTFTアレイ基板の平面図である。
【図12】第3実施形態におけるマザーTFTアレイ基板の平面図である。
【符号の説明】
16、22…配向膜
10…TFTアレイ基板
20…対向基板
30…TFT
200…液晶装置
201…表示領域
210…p型チャネル用TEG
211…n型チャネル用TEG
300、310、320、330、340、350、500…マザーTFTアレイ基板
301、311、321、351、352…TEG
302、312、322、353、354…延長領域
331、341…ダミーパターン
Claims (20)
- (a)液晶装置用基板となりうる有効領域と該有効領域以外の非有効領域とを有する基板上の該有効領域内の所定の位置にスイッチング素子を形成する工程と、
(b)前記非有効領域内の所定の位置に、前記スイッチング素子の電気的特性を測定する第1テストパターンを形成する工程と、
(c)前記スイッチング素子を覆って前記基板上に配向膜材料を形成する工程と、
(d)前記配向膜材料を前記基板の一端部から他端部に向かった一方向にラビング処理して配向膜を形成する工程と
を具備し、
前記一方向に沿って、前記第1テストパターンの長手方向が配置され、
前記一方向に沿って、前記第1テストパターンを前記他端部に向かって延長した延長領域に前記有効領域は存在しないことを特徴とする液晶基板の製造方法。 - (a)液晶装置用基板となりうる有効領域と該有効領域以外の非有効領域とを有する基板上の該有効領域の所定の位置にスイッチング素子を形成する工程と、
(b)前記非有効領域の所定の位置にダミーパターンを形成する工程と、
(c)前記スイッチング素子を覆って前記基板上に配向膜材料を形成する工程と、
(d)前記配向膜材料を前記基板の一端部から他端部に向かった一方向にラビング処理して配向膜を形成する工程と
を具備し、
前記ダミーパターンは、前記有効領域を挟むように前記非有効領域に配置され、
前記ダミーパターンの長手方向は、前記一方向に沿って配置されてなることを特徴とする液晶基板の製造方法。 - 前記ダミーパターンは、前記スイッチング素子と同じ構造のパターンを有することを特徴とする請求項2に記載の液晶基板の製造方法。
- 前記ダミーパターンは前記スイッチング素子の電気的特性を測定する第1テストパターンを有することを特徴とする請求項3に記載の液晶基板の製造方法。
- 前記有効領域には、複数の液晶装置用基板が配置されてなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の液晶基板の製造方法。
- 前記液晶装置用基板には、該液晶装置用基板に配置されたスイッチング素子の電気的特性を測定する第2テストパターンが更に配置されてなることを特徴とする請求項5に記載の液晶基板の製造方法。
- 前記第2テストパターンの長手方向は、前記一方向に沿って配置されることを特徴とする請求項6に記載の液晶基板の製造方法。
- 前記(d)工程後、
(e)前記基板を切断することにより、前記複数の液晶装置用基板をそれぞれ分離する工程と
を更に具備することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の液晶基板の製造方法。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の液晶基板の製造方法により製造されることを特徴とする液晶基板。
- 液晶装置用基板となりうる有効領域と該有功領域以外の非有効領域とを有する基板と、
前記有効領域の所定の位置に配置されたスイッチング素子と、
前記スイッチング素子を覆って前記基板上に配置され、前記基板の一端部から他端部に向かった一方向にラビング処理された配向膜と、
前記非有効領域の所定の位置に配置された前記スイッチング素子の電気的特性を測定する第1テストパターンと
を具備し、
前記一方向に沿って、前記第1テストパターンの長手方向が配置され、
前記一方向に沿って前記第1テストパターンを前記他端部に向かって延長した延長領域に前記有効領域が存在しないことを特徴とする液晶基板。 - 液晶装置用基板となりうる有効領域と該有功領域以外の非有効領域とを有する基板と、
前記有効領域に配置されたパターンと、
前記パターンを覆って前記基板上に配置され、前記基板の一端部から他端部に向かった一方向にラビング処理された配向膜と、
前記有効領域を挟むように前記非有効領域内に配置され、長手方向が前記一方向に沿って配置されてなるダミーパターンと、
を具備することを特徴とする液晶基板。 - 前記ダミーパターンは、前記パターンと同じパターンを有することを特徴とする請求項11に記載の液晶基板。
- 前記パターンはスイッチング素子を有し、
前記ダミーパターンは前記スイッチング素子の電気的特性を測定する第1テストパターンを有することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の液晶基板。 - 前記有効領域には複数の液晶装置用基板が配置されてなることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれか一項に記載の液晶基板。
- 前記液晶装置用基板には、該液晶装置用基板に配置されたスイッチング素子の電気的特性を測定する第2テストパターンが更に配置されてなることを特徴とする請求項14に記載の液晶基板。
- 前記第2テストパターンの長手方向は、前記一方向に沿って配置されることを特徴とする請求項15に記載の液晶基板。
- 請求項14または請求項15に記載の液晶基板が、各前記複数の液晶装置用基板毎に切断分離されて製造されたことを特徴とする液晶装置用基板。
- 請求項8に記載の(e)工程により各前記液晶装置用基板毎に切断分離されて製造されたことを特徴とする液晶装置用基板。
- 請求項9から請求項13のいずれか一項に記載の液晶基板を具備することを特徴とする液晶装置。
- 請求項17または請求項18に記載の液晶装置用基板を具備することを特徴とする液晶装置。
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