JP3800860B2 - 車両用戸閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄道車両用の戸閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、開状態にある扉を閉めるときは車掌スイッチを切り換ると、開閉操作用電磁弁が切り換わり、戸閉機械のシリンダの左側に空気が流入し、右側の空気が該電磁弁を介して排出されて扉が閉まる。
扉が閉まって戸閉スイッチが切り換わると、弱め動作のシーケンスを組込んだ制御器により弱め動作用電磁弁が切り換わり、設定された時間の間電磁弁が保持され、弱め動作用電磁弁より減圧弁の設定圧力まで戸閉機械左側の空気を排出する。
このため、圧力の降下分に見合う戸閉力が減じられ、戸閉力が設定時間の間弱くなる。
【0003】
このように、扉が閉まり戸閉スイッチが切り換わった後に一定時間戸閉力が弱くなるようにしているのは、指先や衣服のような薄い物が挟まっても戸先ゴムの変形に吸収され、戸閉スイッチが切り換わってしまって回路上は扉が閉まったものと判定されてしまうからである。
従って、このようにすることで、戸閉スイッチが切り換わってしまうような物を挟んだ場合でも、設定時間内であれば、客が容易に扉を開いて挟んだものを取ることができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の戸閉装置では、乗客が、挟まった物を取ろうと強制的に扉を開けた際、戸閉力が弱くなっているので、挟まったものを取り除いた後でも、戸閉力が強くならないので、弱め設定時間T1(後述する図3)内であれば必要以上に扉を開けて乗車することができ、この時弱め設定時間が切れた時に戸閉力が増して扉が急激に閉まり危険であった。また、弱め設定時間内であれば、簡単に扉を開けることができるため、一度閉まった扉を故意に開けて車内に入ろうとすることを防ぐことができないという問題があった。
本発明は上述した点に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、これらの問題点を解決し、より安全な鉄道車両用戸閉装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
つまり、その目的を達成するための手段は、
1.請求項1において、
空気圧駆動によって扉を開閉する戸閉機械と、車掌の指令によって扉を開閉する車掌スイッチと、前記戸閉機械に伝達する空気を制御する開閉操作用電磁弁及び戸閉力弱め用電磁弁と、該戸閉力弱め用電磁弁に係合する減圧弁と、扉が閉じた時に動作する戸閉スイッチと、前記開閉操作用電磁弁及び戸閉力弱め用電磁弁を制御する制御器とからなり、
電車を発車させるために扉を閉じたとき、指先や衣類などの薄手のものが挟まっても、扉の閉じ側に取着されている戸先ゴムの変形に吸収され、扉が完全に閉まった状態であると判断し、電車を発車させてしまうことがないように、戸閉力弱め動作中に乗客が強制的に扉を開いた場合、戸閉力弱め動作が中断して正常の戸閉力になり、扉が閉まった後は再び戸閉力弱め動作に戻る制御シーケンスを有する制御器を備えたことを特徴とする車両用戸閉装置である。
【0006】
2.請求項2において、
前記制御器は制御シーケンス回路を有し、該制御シーケンス回路は、
車掌スイッチの信号を受信して開閉操作用電磁弁及び戸閉力弱め用電磁弁を介して空気を戸閉機械の戸閉側に供給すると共に開閉操作用電磁弁から戸閉機械の戸開側の空気を排出し、
扉が閉じた時、戸閉スイッチが作動してその信号を受信し、該受信信号によって戸閉力弱め用電磁弁を付勢せしめ、戸閉機械の戸閉側に空気の供給を停止させると同時に所定の圧力に設定された減圧弁から空気を大気に放出されて戸閉機械の戸閉側内の圧力は減圧された状態となり、また同時に所定の戸閉力弱め動作継続時間が保持され、
該戸閉力弱め動作継続時間が経過後は戸閉力弱め用電磁弁は消勢されて戸閉側内に空気が供給されて扉は閉じて発車状態となり、
該戸閉力弱め動作継続時間内に、例えば指先が扉に挟まった場合、戸閉機械の戸閉側は減圧状態であるため手で扉を開くことができ、
この操作を行なって指先の抜き取ることができる程度に扉を開けると、これまで作動状態であった戸閉スイッチは開放されると共に、戸閉力弱め用電磁弁は消勢され、空気が戸閉機械の戸閉側に供給され、
再度扉が閉じて戸閉スイッチが作動すると共に、戸閉側内は減圧され、
このような扉の開閉が戸閉力弱め動作継続時間内であれば繰り返すことができるよう構成された請求項1記載の車両用戸閉装置である。
【0007】
その作用は、かかる構成により、乗客が戸閉スイッチでは検知できないような物を挟み、これを取ろうと扉を強制的に開けようとすると、その時は弱め動作中なので扉は簡単に開けて物を取り出すことができるが、直ちに戸閉スイッチがONするので、戸閉力は正常動作に戻り、わずかに扉を開けただけで扉は引き戻される。
また、扉が閉まった後に無理に扉を開けて入ろうとしても、最初の瞬間はわずかに扉は開くが、直後に正常戸閉力に戻るため扉は引き戻され入ることはできない。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の車両用戸閉装置を説明するための説明図、図2は図1の本発明の制御器の一実施例を示す動作特性図、図3は図2と対比した従来の動作特性図である。
図1において、空気圧駆動によって扉1,1を開閉する戸閉機械としての空気シリンダ2と、車掌の指令によって扉1,1を開閉する車掌スイッチ4と、戸閉機械に伝達する空気を制御する開閉操作用電磁弁5及び戸閉力弱め用電磁弁6と、戸閉力弱め用電磁弁6に係合する減圧弁7と、扉1,1が閉じた時に動作する戸閉スイッチ3と、開閉操作用電磁弁5及び戸閉力弱め用電磁弁6を制御する制御器8とからなる。なお、9,9は戸先ゴムである。
【0009】
以下、図1を参照しながら図2に基づいて説明する。
開状態にある扉1,1を閉めるときは、車掌スイッチ4を切り換ると、開閉操作用電磁弁5が切り換わり、戸閉機械のシリンダ2の左側に空気が流入し、シリンダ2の右側の空気が該電磁弁5を介して排出されて扉1,1が閉まる。
扉1,1が閉まって戸閉スイッチ3が切換わると、弱め動作のシーケンスを組込んだ制御器8により弱め動作用電磁弁6が切り換わり、設定された時間T1の間電磁弁6が保持され、弱め動作用電磁弁6より、減圧弁7の設定圧力まで戸閉機械左側の空気を排出する。
【0010】
このため、圧力の降下分に見合う戸閉力が「弱め」まで減じられ、戸閉力が設定時間の間弱くなる。この時、扉1,1を強制的に開くと戸閉スイッチ3が切換わり、これにより弱め制御を行なう制御器8のシーケンスにより弱め動作用電磁弁6が切り換わって、戸閉機械の右側は通常の圧力の空気が流入して「通常」の戸閉力となる。
このため、乗客が扉1,1をわずかに開いただけで扉1,1は再び閉まる。乗客の挟んだものは、戸閉スイッチ3が切り換わってしまうような小さい物もしくは薄い物であるので、わずかに開くだけで充分である。
【0011】
扉1,1が閉まり、戸閉スイッチ3が切換わると、再び弱め電磁弁6が切り換わり、上述と同様に戸閉力は弱くなる。したがって万一挟んだ物を取りきれなかった場合でも、ひき抜くか扉1,1を強制的に開いて取り出すことができる。この動作は設定時間T1内であれば、繰り返すことができる。また、乗客が一度閉まった扉1,1を無理に開けて入ろうとした場合、最初は戸閉力が弱くなっているので容易に開くことはできるが、上述のように人が車内に入ることのできる広さには開けることができない。すなわち、少し開けただけで通常の戸閉力に戻るので、扉1,1を開いて車輌内に無理に入りこむことはできない。
しかしながら、図3に示す従来の特性では、手動で開いて挟まったものを抜き取ったとき「通常」の戸閉力に戻らず、「弱め」の戸閉力となっていことが判る。これがために、強制的に扉を必要以上に大きく開くことができて危険であり、また人が車輌内に無理に入りこむことができる。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、次のような効果を得ることができ、より安全な車両用戸閉装置を提供することができる。
▲1▼ 扉に挟まった物を取ろうとした乗客が、物を取り除いた後、必要以上に扉を開け弱め設定時間が切れた後に急激に動いた扉により怪我をするようなことがなくなる。
▲2▼ 一度閉まった扉を故意に開けて車内に入ろうとすることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用戸閉装置を説明するための説明図である。
【図2】図1の本発明の制御器の一実施例を示す動作特性図である。
【図3】図2と対比した従来の動作特性図である。
【符号の説明】
1 扉
2 戸閉機械(空気シリンダ)
3 戸閉スイッチ
4 車掌スイッチ
5 開閉操作用電磁弁
6 弱め動作用電磁弁
7 減圧弁
8 制御器
9 戸先ゴム

Claims (2)

  1. 空気圧駆動によって扉を開閉する戸閉機械と、車掌の指令によって扉を開閉する車掌スイッチと、前記戸閉機械に伝達する空気を制御する開閉操作用電磁弁及び戸閉力弱め用電磁弁と、該戸閉力弱め用電磁弁に係合する減圧弁と、扉が閉じた時に動作する戸閉スイッチと、前記開閉操作用電磁弁及び戸閉力弱め用電磁弁を制御する制御器とからなり、
    電車を発車させるために扉を閉じたとき、指先や衣類などの薄手のものが挟まっても、扉の閉じ側に取着されている戸先ゴムの変形に吸収され、扉が完全に閉まった状態であると判断し、電車を発車させてしまうことがないように、戸閉力弱め動作中に乗客が強制的に扉を開いた場合、戸閉力弱め動作が中断して正常の戸閉力になり、扉が閉まった後は再び戸閉力弱め動作に戻る制御シーケンスを有する制御器を備えたことを特徴とする車両用戸閉装置。
  2. 前記制御器は制御シーケンス回路を有し、該制御シーケンス回路は、
    車掌スイッチの信号を受信して開閉操作用電磁弁及び戸閉力弱め用電磁弁を介して空気を戸閉機械の戸閉側に供給すると共に開閉操作用電磁弁から戸閉機械の戸開側の空気を排出し、
    扉が閉じた時、戸閉スイッチが作動してその信号を受信し、該受信信号によって戸閉力弱め用電磁弁を付勢せしめ、戸閉機械の戸閉側に空気の供給を停止させると同時に所定の圧力に設定された減圧弁から空気を大気に放出されて戸閉機械の戸閉側内の圧力は減圧された状態となり、また同時に所定の戸閉力弱め動作継続時間が保持され、
    該戸閉力弱め動作継続時間が経過後は戸閉力弱め用電磁弁は消勢されて戸閉側内に空気が供給されて扉は閉じて発車状態となり、
    該戸閉力弱め動作継続時間内に、例えば指先が扉に挟まった場合、戸閉機械の戸閉側は減圧状態であるため手で扉を開くことができ、
    この操作を行なって指先の抜き取ることができる程度に扉を開けると、これまで作動状態であった戸閉スイッチは開放されると共に、戸閉力弱め用電磁弁は消勢され、空気が戸閉機械の戸閉側に供給され、
    再度扉が閉じて戸閉スイッチが作動すると共に、戸閉側内は減圧され、
    このような扉の開閉が戸閉力弱め動作継続時間内であれば繰り返すことができるよう構成された請求項1記載の車両用戸閉装置。
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