JPH07127331A - 車両用扉の戸締め装置 - Google Patents
車両用扉の戸締め装置Info
- Publication number
- JPH07127331A JPH07127331A JP5303402A JP30340293A JPH07127331A JP H07127331 A JPH07127331 A JP H07127331A JP 5303402 A JP5303402 A JP 5303402A JP 30340293 A JP30340293 A JP 30340293A JP H07127331 A JPH07127331 A JP H07127331A
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- Japan
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- closing
- door closing
- closing force
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 満員でも扉が全閉位置に達する時間をできる
だけ短縮すること、戸閉スイッチオン後に扉を再開閉し
ないで戸挟み状態から脱出可能にすること。 【構成】 戸閉機械12を有する車両用扉29、30の戸締め
装置において、戸閉機械の戸閉力を通常の戸閉の際に作
用する戸閉力よりも十分に小さくなるように減少させる
戸閉力減少手段14を設け、戸閉動作期間中の戸挟み検知
に基いてその検知時から少なくとも扉が戸閉力に抗して
押し開かれている開動作期間中は戸閉力減少状態を持続
するように戸閉力減少指令を出力して前記戸閉力減少手
段を制御する制御部16を設けたこと。前記戸閉機械に設
けたエンコーダ41を用いて戸挟み状態を検知して戸閉力
減少指令を出力すること。扉が全閉位置に達したことを
検知する戸閉スイッチからの検知信号が入力されてから
車両が所定速度に達するまでの期間戸閉力減少手段に戸
閉力減少指令を出力すること。
だけ短縮すること、戸閉スイッチオン後に扉を再開閉し
ないで戸挟み状態から脱出可能にすること。 【構成】 戸閉機械12を有する車両用扉29、30の戸締め
装置において、戸閉機械の戸閉力を通常の戸閉の際に作
用する戸閉力よりも十分に小さくなるように減少させる
戸閉力減少手段14を設け、戸閉動作期間中の戸挟み検知
に基いてその検知時から少なくとも扉が戸閉力に抗して
押し開かれている開動作期間中は戸閉力減少状態を持続
するように戸閉力減少指令を出力して前記戸閉力減少手
段を制御する制御部16を設けたこと。前記戸閉機械に設
けたエンコーダ41を用いて戸挟み状態を検知して戸閉力
減少指令を出力すること。扉が全閉位置に達したことを
検知する戸閉スイッチからの検知信号が入力されてから
車両が所定速度に達するまでの期間戸閉力減少手段に戸
閉力減少指令を出力すること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用扉の開閉動作時
に、人や物が挟まることに対して、扉を開閉する力を一
時的に弱める安全機能を備えた戸締め装置に関する。
に、人や物が挟まることに対して、扉を開閉する力を一
時的に弱める安全機能を備えた戸締め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術に、実公昭57−45330
号記載のものがある。これは、扉駆動用流体圧シリンダ
に、扉を閉鎖するときに圧力流体が供給される閉作動給
排管路の途中に減圧弁を設けた構成となっており、閉扉
時に戸閉じ力が開扉時の戸開き力よりも弱くなるように
減圧弁を設定してあるため、閉扉時に人などが挟まれて
も強い衝撃力を受けず容易に脱出できるというものであ
る。
号記載のものがある。これは、扉駆動用流体圧シリンダ
に、扉を閉鎖するときに圧力流体が供給される閉作動給
排管路の途中に減圧弁を設けた構成となっており、閉扉
時に戸閉じ力が開扉時の戸開き力よりも弱くなるように
減圧弁を設定してあるため、閉扉時に人などが挟まれて
も強い衝撃力を受けず容易に脱出できるというものであ
る。
【0003】また、閉扉時に人や物が挟まったときに扉
を再開閉する考え方のものもある。すなわち、一般に車
両用扉の戸締め装置は、車掌室に設けられた開閉スイッ
チのオン・オフにより扉を開閉させるものであり、扉が
全閉位置に達すると駆動装置に設けられた戸閉スイッチ
がこれを検知して、運転室および車掌室に信号を出力
し、車両の力行(運転)が可能となるように構成されて
いる。このような戸締め装置の扉の開閉行程において、
人や物が扉に挟まった場合には、扉の戸先側に設けられ
る戸先スイッチや、駆動装置に設けられたエンコーダ等
の戸挟み検知装置により扉を再開閉させるのである。こ
の戸先スイッチや戸挟み検知装置は、前記戸閉スイッチ
がオンするまでの間、戸挟み制御を行い、戸閉スイッチ
がオンとなると、扉は全閉位置に達したものとして前記
戸挟み制御を解除するように構成されている。しかしな
がら、前記戸閉スイッチは、扉の全閉位置を確実に検知
するために実際の扉の全閉位置よりも手前でオンするよ
うに取り付けられている。このため、ハンドバッグの紐
や幼児の手足等の薄いものが扉に挟まった場合、戸閉ス
イッチがオンとなることにより、前記戸先スイッチや戸
挟み検知装置では検知できず、車両が走り始めて引きず
り事故を生じたりする恐れがあった。
を再開閉する考え方のものもある。すなわち、一般に車
両用扉の戸締め装置は、車掌室に設けられた開閉スイッ
チのオン・オフにより扉を開閉させるものであり、扉が
全閉位置に達すると駆動装置に設けられた戸閉スイッチ
がこれを検知して、運転室および車掌室に信号を出力
し、車両の力行(運転)が可能となるように構成されて
いる。このような戸締め装置の扉の開閉行程において、
人や物が扉に挟まった場合には、扉の戸先側に設けられ
る戸先スイッチや、駆動装置に設けられたエンコーダ等
の戸挟み検知装置により扉を再開閉させるのである。こ
の戸先スイッチや戸挟み検知装置は、前記戸閉スイッチ
がオンするまでの間、戸挟み制御を行い、戸閉スイッチ
がオンとなると、扉は全閉位置に達したものとして前記
戸挟み制御を解除するように構成されている。しかしな
がら、前記戸閉スイッチは、扉の全閉位置を確実に検知
するために実際の扉の全閉位置よりも手前でオンするよ
うに取り付けられている。このため、ハンドバッグの紐
や幼児の手足等の薄いものが扉に挟まった場合、戸閉ス
イッチがオンとなることにより、前記戸先スイッチや戸
挟み検知装置では検知できず、車両が走り始めて引きず
り事故を生じたりする恐れがあった。
【0004】従来このような問題を解決するものとし
て、戸閉スイッチ(リミットスイッチ)がオンした後も
所定時間、戸先スイッチを有効とする戸締め装置として
実開平1−129384号に開示のものがあった。その
概略は、扉を開閉するシリンダに圧力空気を給排する電
磁弁のソレノイドに対して、図8に示すような制御回路
を設けて、扉が薄く小さなものを挟んだ場合にも扉を開
反転させることができるようにしたものである。すなわ
ち、扉が閉位置になる直前において、乗客の身体の一部
などを挟んだ状態で戸閉スイッチ3が閉位置3aに切り
換わった場合、時限リレー8の入力端子8aは非通電と
なるが、出力端子8bに所定時限の間出力するので戸先
スイッチ4が作動していれば、時限リレー5の出力端子
5bに出力し、電磁弁ソレノイド6を励磁して扉は直ち
に開反転するというものである。図中1は電源、2は運
転手操作スイッチ、7はサイリスタである。
て、戸閉スイッチ(リミットスイッチ)がオンした後も
所定時間、戸先スイッチを有効とする戸締め装置として
実開平1−129384号に開示のものがあった。その
概略は、扉を開閉するシリンダに圧力空気を給排する電
磁弁のソレノイドに対して、図8に示すような制御回路
を設けて、扉が薄く小さなものを挟んだ場合にも扉を開
反転させることができるようにしたものである。すなわ
ち、扉が閉位置になる直前において、乗客の身体の一部
などを挟んだ状態で戸閉スイッチ3が閉位置3aに切り
換わった場合、時限リレー8の入力端子8aは非通電と
なるが、出力端子8bに所定時限の間出力するので戸先
スイッチ4が作動していれば、時限リレー5の出力端子
5bに出力し、電磁弁ソレノイド6を励磁して扉は直ち
に開反転するというものである。図中1は電源、2は運
転手操作スイッチ、7はサイリスタである。
【0005】この他に、空気圧式戸閉機械の場合で、戸
挟み状態が発生したときに供給空気圧をタイマーで設定
した所定時間減圧して、挟まれた乗客の脱出を容易にす
るという考え方のものもある。
挟み状態が発生したときに供給空気圧をタイマーで設定
した所定時間減圧して、挟まれた乗客の脱出を容易にす
るという考え方のものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記実公昭57−45
330号記載のものは、閉扉時には常に扉駆動用流体圧
シリンダの圧力を通常の5kgf/cm2 から1.5kgf/cm2
まで減圧するので閉扉力が弱くなり、例えば車両が乗客
で満員の場合にこの乗客が扉に当接する圧力等で扉の閉
じ速度が減少し、扉が全閉位置に達するのに時間がかか
り、車両の運行が遅れる原因となる問題があった。
330号記載のものは、閉扉時には常に扉駆動用流体圧
シリンダの圧力を通常の5kgf/cm2 から1.5kgf/cm2
まで減圧するので閉扉力が弱くなり、例えば車両が乗客
で満員の場合にこの乗客が扉に当接する圧力等で扉の閉
じ速度が減少し、扉が全閉位置に達するのに時間がかか
り、車両の運行が遅れる原因となる問題があった。
【0007】また、実開平1−129384号に開示の
装置は、戸閉スイッチ3がオンとなった後に戸先スイッ
チ4が戸挟みを検知すると、扉を再開閉させる構成とし
ているから、再開閉により戸閉スイッチ3は開位置とな
るため車両は発車しない。例えば、この装置を通勤列車
に用いると、前記再開閉の時間分列車の出発が遅れるこ
とになり、列車ダイヤが乱れる原因となっていた。
装置は、戸閉スイッチ3がオンとなった後に戸先スイッ
チ4が戸挟みを検知すると、扉を再開閉させる構成とし
ているから、再開閉により戸閉スイッチ3は開位置とな
るため車両は発車しない。例えば、この装置を通勤列車
に用いると、前記再開閉の時間分列車の出発が遅れるこ
とになり、列車ダイヤが乱れる原因となっていた。
【0008】また、タイマーのみで所定時間戸閉力を減
少させるようにしたときは、その時間が短すぎると戸挟
み状態が解消されないうちに戸閉力が増大する可能性が
あって、例えば、人が挟まれているときは痛い思いをす
るし、人が中で鞄が外に出ているようなときは鞄を引き
込むために扉を押し開く時間が足りないことになる。ま
た、戸挟み状態はその状況により戸挟み解消に要する時
間は一定ではないので、結局ある程度余裕を見て長くせ
ざるをえないから、列車の発車時刻が遅れる問題が残る
のである。本発明は、閉扉時においては扉が全閉位置に
達する時間を満員の状態でもできるだけ短縮できるよう
にすること、また扉を再開閉しなくても戸挟み状態から
の脱出を可能にすることにより、列車の発車遅延を防止
することを目的とする。
少させるようにしたときは、その時間が短すぎると戸挟
み状態が解消されないうちに戸閉力が増大する可能性が
あって、例えば、人が挟まれているときは痛い思いをす
るし、人が中で鞄が外に出ているようなときは鞄を引き
込むために扉を押し開く時間が足りないことになる。ま
た、戸挟み状態はその状況により戸挟み解消に要する時
間は一定ではないので、結局ある程度余裕を見て長くせ
ざるをえないから、列車の発車時刻が遅れる問題が残る
のである。本発明は、閉扉時においては扉が全閉位置に
達する時間を満員の状態でもできるだけ短縮できるよう
にすること、また扉を再開閉しなくても戸挟み状態から
の脱出を可能にすることにより、列車の発車遅延を防止
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、扉を開
閉する戸閉機械を有する車両用扉の戸締め装置におい
て、前記戸閉機械の戸開閉力を通常の戸開閉の際に作用
する戸開閉力よりも十分に小さくなるように減少させる
戸開閉力減少手段を設け、扉の開閉工程中の戸挟み検知
もしくは扉の全閉検知または全開検知に基いて戸開閉力
減少指令を出力して前記戸開閉力減少手段を制御する制
御部を設けたことを特徴とする。(請求項1に記載) また、本発明の手段は、扉を開閉する戸閉機械を有する
車両用扉の戸締め装置において、前記戸閉機械の戸閉力
を通常の戸閉の際に作用する戸閉力よりも十分に小さく
なるように減少させる戸閉力減少手段を設け、戸閉動作
期間中の戸挟み検知に基いてその検知時から少なくとも
扉が戸閉力に抗して押し開かれている開動作期間中は戸
閉力減少状態を持続するように戸閉力減少指令を出力し
て前記戸閉力減少手段を制御する制御部を設けたことを
特徴とする。(請求項2に記載)
閉する戸閉機械を有する車両用扉の戸締め装置におい
て、前記戸閉機械の戸開閉力を通常の戸開閉の際に作用
する戸開閉力よりも十分に小さくなるように減少させる
戸開閉力減少手段を設け、扉の開閉工程中の戸挟み検知
もしくは扉の全閉検知または全開検知に基いて戸開閉力
減少指令を出力して前記戸開閉力減少手段を制御する制
御部を設けたことを特徴とする。(請求項1に記載) また、本発明の手段は、扉を開閉する戸閉機械を有する
車両用扉の戸締め装置において、前記戸閉機械の戸閉力
を通常の戸閉の際に作用する戸閉力よりも十分に小さく
なるように減少させる戸閉力減少手段を設け、戸閉動作
期間中の戸挟み検知に基いてその検知時から少なくとも
扉が戸閉力に抗して押し開かれている開動作期間中は戸
閉力減少状態を持続するように戸閉力減少指令を出力し
て前記戸閉力減少手段を制御する制御部を設けたことを
特徴とする。(請求項2に記載)
【0010】また、本発明の手段は、扉を開閉する戸閉
機械を有する車両用扉の戸締め装置において、前記戸閉
機械の戸閉力を通常の戸閉の際に作用する戸閉力よりも
十分に小さくなるように減少させる戸閉力減少手段と、
扉が全閉位置に達したことを検知する戸閉スイッチと、
その戸閉スイッチからの検知信号が入力されてから車両
が所定速度に達するまでの期間前記戸閉力減少手段に戸
閉力減少指令を出力する全閉検知制御部とを具備するこ
とを特徴とする。(請求項3に記載) 前記戸閉機械は、圧力流体を使用するものであっても、
また電力を使用するものであってもよい。戸閉力減少手
段には、圧力流体を使用するものでは減圧手段を適用で
き、電力を使用するものでは、例えば直流モータでは、
供給する電力の電圧を低下させる手段を適用できる。
機械を有する車両用扉の戸締め装置において、前記戸閉
機械の戸閉力を通常の戸閉の際に作用する戸閉力よりも
十分に小さくなるように減少させる戸閉力減少手段と、
扉が全閉位置に達したことを検知する戸閉スイッチと、
その戸閉スイッチからの検知信号が入力されてから車両
が所定速度に達するまでの期間前記戸閉力減少手段に戸
閉力減少指令を出力する全閉検知制御部とを具備するこ
とを特徴とする。(請求項3に記載) 前記戸閉機械は、圧力流体を使用するものであっても、
また電力を使用するものであってもよい。戸閉力減少手
段には、圧力流体を使用するものでは減圧手段を適用で
き、電力を使用するものでは、例えば直流モータでは、
供給する電力の電圧を低下させる手段を適用できる。
【0011】このような車両用扉の戸締め装置におい
て、前記戸閉機械が、圧力流体源からの圧力流体を戸閉
電磁弁を介して給排されることにより扉を開閉する構成
であり、前記戸閉力減少手段が、入口圧力が所定設定圧
に低下するまで開弁して圧力流体を出口側へ排出するば
ね付き逆止弁と、前記戸閉の際に圧力流体供給側となる
通路を前記戸閉力減少指令により前記圧力流体源に接続
する状態から前記ばね付き逆止弁の入口に接続する状態
に切り換える減圧用電磁弁とで構成されているものとす
るのがよい。(請求項4に記載) また、このような車両用扉の戸締め装置において、前記
制御部を前記戸閉機械に設けたエンコーダからのパルス
に基いて前記戸閉力減少指令を出力するように構成した
ものとするのがよい。(請求項5に記載)
て、前記戸閉機械が、圧力流体源からの圧力流体を戸閉
電磁弁を介して給排されることにより扉を開閉する構成
であり、前記戸閉力減少手段が、入口圧力が所定設定圧
に低下するまで開弁して圧力流体を出口側へ排出するば
ね付き逆止弁と、前記戸閉の際に圧力流体供給側となる
通路を前記戸閉力減少指令により前記圧力流体源に接続
する状態から前記ばね付き逆止弁の入口に接続する状態
に切り換える減圧用電磁弁とで構成されているものとす
るのがよい。(請求項4に記載) また、このような車両用扉の戸締め装置において、前記
制御部を前記戸閉機械に設けたエンコーダからのパルス
に基いて前記戸閉力減少指令を出力するように構成した
ものとするのがよい。(請求項5に記載)
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載の装置は、戸挟み状態
として容易に検知できる扉の開閉工程中の戸挟み状態が
生じたときにこれを検知して、もしくは戸挟み状態とし
て検知し難い扉の全閉状態または全開状態において扉と
扉または扉と戸袋の間に戸挟み状態が生じたときこれを
検知するのではなく扉の全閉または全開を検知して、戸
開閉力が減少せしめられるから、扉を反対方向に押し戻
すことができ、これによって戸挟み状態から脱出でき
る。本発明の請求項2に記載の装置は、戸挟み状態が生
じたとき、戸閉力が減少せしめられ、扉が戸閉力に抗し
て押し開かれている開動作期間中は、すなわち、戸挟み
状態を解消するための乗客による開動作期間中は戸閉力
減少状態を持続するから、例えば、タイマーで余裕をも
たせた所定時間戸閉力を減少するよりは、その時の戸挟
み状態を解消するための実状にあった確実に戸挟み状態
を解消できる戸閉力減少時間となる。
として容易に検知できる扉の開閉工程中の戸挟み状態が
生じたときにこれを検知して、もしくは戸挟み状態とし
て検知し難い扉の全閉状態または全開状態において扉と
扉または扉と戸袋の間に戸挟み状態が生じたときこれを
検知するのではなく扉の全閉または全開を検知して、戸
開閉力が減少せしめられるから、扉を反対方向に押し戻
すことができ、これによって戸挟み状態から脱出でき
る。本発明の請求項2に記載の装置は、戸挟み状態が生
じたとき、戸閉力が減少せしめられ、扉が戸閉力に抗し
て押し開かれている開動作期間中は、すなわち、戸挟み
状態を解消するための乗客による開動作期間中は戸閉力
減少状態を持続するから、例えば、タイマーで余裕をも
たせた所定時間戸閉力を減少するよりは、その時の戸挟
み状態を解消するための実状にあった確実に戸挟み状態
を解消できる戸閉力減少時間となる。
【0013】本発明の請求項3に記載の装置は、扉が開
いて客の乗降が終わり、そして扉が閉じたとき、仮に、
扉の間に戸閉スイッチがオンとなるような小さいものが
挟まったとすると、この戸閉スイッチがオンしてから車
両が所定速度に達するまでの間は、全閉検知制御部が閉
扉力減少指令を出力して前記閉扉力を減少させているの
で、この閉扉力に抗して扉を若干押し開くことができ、
扉が全閉した戸挟み状態からの脱出が可能となる。これ
により、戸閉スイッチがオンした後において、車両が走
り始めて生じる引ずり事故を防ぐことが可能となる。本
発明の請求項4に記載の装置は、戸閉力減少指令が減圧
用電磁弁に与えられることにより、その電磁弁が切換動
作し、ばね付き逆止弁を介して戸閉電磁弁側を所定の圧
力まで減圧するから、その減圧の程度を人や物が戸挟み
状態から脱出できる程度に予め設定しておくことによ
り、戸閉途中状態においてあるいは戸閉状態においてこ
の減圧を行うと戸挟み状態にある人や物が戸挟み状態か
ら容易に脱出できるようになる。そして、その減圧のた
めの減圧手段としてばね付き逆止弁を用いた構成は、通
常の減圧弁に比べて小型で排出流量の大きいものとする
ことができる。
いて客の乗降が終わり、そして扉が閉じたとき、仮に、
扉の間に戸閉スイッチがオンとなるような小さいものが
挟まったとすると、この戸閉スイッチがオンしてから車
両が所定速度に達するまでの間は、全閉検知制御部が閉
扉力減少指令を出力して前記閉扉力を減少させているの
で、この閉扉力に抗して扉を若干押し開くことができ、
扉が全閉した戸挟み状態からの脱出が可能となる。これ
により、戸閉スイッチがオンした後において、車両が走
り始めて生じる引ずり事故を防ぐことが可能となる。本
発明の請求項4に記載の装置は、戸閉力減少指令が減圧
用電磁弁に与えられることにより、その電磁弁が切換動
作し、ばね付き逆止弁を介して戸閉電磁弁側を所定の圧
力まで減圧するから、その減圧の程度を人や物が戸挟み
状態から脱出できる程度に予め設定しておくことによ
り、戸閉途中状態においてあるいは戸閉状態においてこ
の減圧を行うと戸挟み状態にある人や物が戸挟み状態か
ら容易に脱出できるようになる。そして、その減圧のた
めの減圧手段としてばね付き逆止弁を用いた構成は、通
常の減圧弁に比べて小型で排出流量の大きいものとする
ことができる。
【0014】本発明の請求項5に記載の装置は、制御部
が、扉の戸挟み状態を検知したときのみ戸閉力減少指令
を出力して前記戸閉力の減少を行うから、その時点で戸
締め機械の閉扉力を減少させて人や物の戸挟み状態から
の脱出を可能とする。戸挟み状態を検出するまでは閉扉
力を減少させないで通常の閉扉力とされているので、仮
に満員の乗客によって扉が閉扉方向に対抗する抵抗を受
けても扉の閉じる速度はある程度確保される。
が、扉の戸挟み状態を検知したときのみ戸閉力減少指令
を出力して前記戸閉力の減少を行うから、その時点で戸
締め機械の閉扉力を減少させて人や物の戸挟み状態から
の脱出を可能とする。戸挟み状態を検出するまでは閉扉
力を減少させないで通常の閉扉力とされているので、仮
に満員の乗客によって扉が閉扉方向に対抗する抵抗を受
けても扉の閉じる速度はある程度確保される。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。この戸締め
装置は、戸閉装置11を構成する戸閉機械12、戸閉電
磁弁13、閉扉力減少手段としての圧力切換電磁弁装置
14、圧力流体源15等と、圧力切換電磁弁装置14に
関連した制御部16からなる。戸閉装置11は、流体圧
式のもので、その概略の構成を図2に示すように、戸閉
機械12、戸閉電磁弁13、圧力切換電磁弁装置14等
で構成され、鴨居式戸閉装置としてユニットに形成され
ている。この実施例では、圧力流体源15として、車両
に設けられている圧縮空気源からの圧力空気を利用する
ようになっている。戸閉機械12は、駆動シリンダ20
(エヤーシリンダ)のピストンロッド21に上連結棒2
2及び左側扉連結板23を結合し、軸支持されたプーリ
24、25に張設されたベルト26の上側部分に上側連
結棒22の右端を結合し、張設されたベルト26の下側
部分に下側連結棒27の左端を結合し、下側連結棒27
の右端を右側扉連結板28に結合し、前記右及び左側扉
連結板28、23に夫々右扉29、左扉30を結合して
ある。
装置は、戸閉装置11を構成する戸閉機械12、戸閉電
磁弁13、閉扉力減少手段としての圧力切換電磁弁装置
14、圧力流体源15等と、圧力切換電磁弁装置14に
関連した制御部16からなる。戸閉装置11は、流体圧
式のもので、その概略の構成を図2に示すように、戸閉
機械12、戸閉電磁弁13、圧力切換電磁弁装置14等
で構成され、鴨居式戸閉装置としてユニットに形成され
ている。この実施例では、圧力流体源15として、車両
に設けられている圧縮空気源からの圧力空気を利用する
ようになっている。戸閉機械12は、駆動シリンダ20
(エヤーシリンダ)のピストンロッド21に上連結棒2
2及び左側扉連結板23を結合し、軸支持されたプーリ
24、25に張設されたベルト26の上側部分に上側連
結棒22の右端を結合し、張設されたベルト26の下側
部分に下側連結棒27の左端を結合し、下側連結棒27
の右端を右側扉連結板28に結合し、前記右及び左側扉
連結板28、23に夫々右扉29、左扉30を結合して
ある。
【0016】シリンダ20の図における右側の圧力室3
1に圧力空気が供給されるとピストンロッド21が左方
向に移動して扉29、30が開き、左側の圧力室32に
圧力空気が供給されるとピストンロッド21が右方向に
移動して扉29、30が閉じる。開閉される扉29、3
0は、閉じた状態が戸閉スイッチ(図示せず)によって
検知されるようになっている。戸閉スイッチは定位置に
固定され、スイッチ押棒が扉に取り付けてあり、扉が全
閉位置になるとスイッチ押棒が戸閉スイッチを押してオ
ンとなるように設けてある。この戸閉スイッチは、従来
のものと同様に、扉が完全に閉じた状態となる少し手前
(厚さ20mmの調整用ゲージを挟む)でオンとなるよ
うに調整されている。
1に圧力空気が供給されるとピストンロッド21が左方
向に移動して扉29、30が開き、左側の圧力室32に
圧力空気が供給されるとピストンロッド21が右方向に
移動して扉29、30が閉じる。開閉される扉29、3
0は、閉じた状態が戸閉スイッチ(図示せず)によって
検知されるようになっている。戸閉スイッチは定位置に
固定され、スイッチ押棒が扉に取り付けてあり、扉が全
閉位置になるとスイッチ押棒が戸閉スイッチを押してオ
ンとなるように設けてある。この戸閉スイッチは、従来
のものと同様に、扉が完全に閉じた状態となる少し手前
(厚さ20mmの調整用ゲージを挟む)でオンとなるよ
うに調整されている。
【0017】戸閉電磁弁13は、圧力流体源15からの
圧力空気(5kgf/cm2 )をシリンダ20の圧力室31、
32に給排することによってシリンダ20を動作させる
ようになっており、図1に回路図で示すように、また図
2には概略構造図として示すように、電磁パイロット弁
33及び切換弁34で構成されている。電磁パイロット
弁33には、車掌室からの開閉信号が与えられるように
なっており、開信号が与えられると(ソレノイド33a
が励磁されると)図示の状態から切り換わり、切換弁3
4にパイロット圧が供給されて切換弁34も切り換わ
る。これによってシリンダ20が動作して扉29、30
が開く。電磁パイロット弁33に閉信号(ソレノイド3
3a消磁)が与えられると図示の状態に切り換わり、扉
29、30が閉じる。図1中、35は排気消音器であ
り、シリンダ20から排出される圧力空気が大気中に排
出される。
圧力空気(5kgf/cm2 )をシリンダ20の圧力室31、
32に給排することによってシリンダ20を動作させる
ようになっており、図1に回路図で示すように、また図
2には概略構造図として示すように、電磁パイロット弁
33及び切換弁34で構成されている。電磁パイロット
弁33には、車掌室からの開閉信号が与えられるように
なっており、開信号が与えられると(ソレノイド33a
が励磁されると)図示の状態から切り換わり、切換弁3
4にパイロット圧が供給されて切換弁34も切り換わ
る。これによってシリンダ20が動作して扉29、30
が開く。電磁パイロット弁33に閉信号(ソレノイド3
3a消磁)が与えられると図示の状態に切り換わり、扉
29、30が閉じる。図1中、35は排気消音器であ
り、シリンダ20から排出される圧力空気が大気中に排
出される。
【0018】圧力切換電磁弁装置14は、戸閉力減少手
段であり、前記戸閉電磁弁13と前記圧力流体源15と
の間に設けてあり、ばね付き逆止弁36と減圧用電磁弁
37とで構成されている。そのばね付き逆止弁36は入
口圧力が所定設定圧(例えば1.5kgf/cm2 )に低下す
るまで開弁して圧力流体を出口側へ排出するようにばね
圧を設定してあり、出口側を前記排気消音器35に接続
する排出通路38に接続してある。減圧用電磁弁37は
前記戸閉電磁弁13側に接続する供給通路39を戸閉力
減少指令(減圧指令であり、ソレノイド37aを励磁)
により圧力流体源15に接続する状態からばね付き逆止
弁36の入口に接続する状態に切り換える。これによっ
て供給通路39の圧力が1.5kgf/cm2 まで低下する。
つまり、シリンダ20に供給される空気の圧力が減圧さ
れ、戸閉力が減少する。
段であり、前記戸閉電磁弁13と前記圧力流体源15と
の間に設けてあり、ばね付き逆止弁36と減圧用電磁弁
37とで構成されている。そのばね付き逆止弁36は入
口圧力が所定設定圧(例えば1.5kgf/cm2 )に低下す
るまで開弁して圧力流体を出口側へ排出するようにばね
圧を設定してあり、出口側を前記排気消音器35に接続
する排出通路38に接続してある。減圧用電磁弁37は
前記戸閉電磁弁13側に接続する供給通路39を戸閉力
減少指令(減圧指令であり、ソレノイド37aを励磁)
により圧力流体源15に接続する状態からばね付き逆止
弁36の入口に接続する状態に切り換える。これによっ
て供給通路39の圧力が1.5kgf/cm2 まで低下する。
つまり、シリンダ20に供給される空気の圧力が減圧さ
れ、戸閉力が減少する。
【0019】制御部16は、戸挟みを検知して戸閉力減
少制御を行う部分と、戸挟み時の扉の開方向への逆行を
検知して戸閉力減少制御を行う部分と、扉の全閉を検知
して戸閉力減少制御を行う部分とを備えている。戸挟み
を検知して戸閉力減少制御を行う部分は、扉29、30
の戸挟み状態、つまり扉29、30の間に人や物が挟ま
った状態を検知するようになっており、その戸挟み状態
を検知したとき、減圧用電磁弁37に戸閉力減少指令
(減圧指令)を与えるようになっている。そして、戸挟
み時の扉の開方向への逆行を検知して戸閉力減少制御を
行う部分は、逆行中であるか否かを検出し、つまり乗客
が扉29、30を押し開いているか否かを検出し、少な
くとも扉を押し開いている開動作期間中は、減圧用電磁
弁37に戸閉力減少指令(減圧指令)を与えるようにな
っている。また、扉の全閉を検知して戸閉力減少制御を
行う部分は、戸閉スイッチの戸閉信号が入力されてか
ら、車両が所定速度、例えば5Km/h、に達するまでの
間、減圧用電磁弁37に戸閉力減少指令(減圧指令)を
与えるようになっている。
少制御を行う部分と、戸挟み時の扉の開方向への逆行を
検知して戸閉力減少制御を行う部分と、扉の全閉を検知
して戸閉力減少制御を行う部分とを備えている。戸挟み
を検知して戸閉力減少制御を行う部分は、扉29、30
の戸挟み状態、つまり扉29、30の間に人や物が挟ま
った状態を検知するようになっており、その戸挟み状態
を検知したとき、減圧用電磁弁37に戸閉力減少指令
(減圧指令)を与えるようになっている。そして、戸挟
み時の扉の開方向への逆行を検知して戸閉力減少制御を
行う部分は、逆行中であるか否かを検出し、つまり乗客
が扉29、30を押し開いているか否かを検出し、少な
くとも扉を押し開いている開動作期間中は、減圧用電磁
弁37に戸閉力減少指令(減圧指令)を与えるようにな
っている。また、扉の全閉を検知して戸閉力減少制御を
行う部分は、戸閉スイッチの戸閉信号が入力されてか
ら、車両が所定速度、例えば5Km/h、に達するまでの
間、減圧用電磁弁37に戸閉力減少指令(減圧指令)を
与えるようになっている。
【0020】戸挟みを検知して戸閉力減少制御を行う部
分の構成は、図1において、位置検知手段42、戸挟み
検知または全閉検知設定部43、速度検出手段44、速
度設定部45、速度比較部46、タイマー47、戸閉力
減少指令出力部48等からなる。位置検知手段42は、
戸閉機械12のプーリ25の支持軸に設けられたロータ
リエンコーダ41からのパルスに基いて扉29、30の
移動位置を検知するものである。戸挟み検知または全閉
検知設定部43は、開指令信号、戸閉スイッチ信号、減
圧モード信号(戸挟み検知を行うか否かを選択するモー
ド信号)が入力されて、戸挟み検知状態(戸挟みを検知
する状態)であるかか否かを判断する。また、戸挟み検
知または全閉検知設定部43は、扉の移動範囲内の戸挟
み検知領域を設定するもので、扉29、30が全開位置
からある程度閉じるまでの間(例えば人の幅よりも大き
い開口幅の間)戸挟み検知を行わない不感領域(図3参
照)を設定するためのつまみ50Aが設けられている。
また、車掌操作による扉の反転時に反転位置から扉の閉
速度がある程度以上となるまでの間も誤動作防止のため
に戸挟み検知を行わない反転不感領域を有しており、本
実施例では3mmに設定されている。
分の構成は、図1において、位置検知手段42、戸挟み
検知または全閉検知設定部43、速度検出手段44、速
度設定部45、速度比較部46、タイマー47、戸閉力
減少指令出力部48等からなる。位置検知手段42は、
戸閉機械12のプーリ25の支持軸に設けられたロータ
リエンコーダ41からのパルスに基いて扉29、30の
移動位置を検知するものである。戸挟み検知または全閉
検知設定部43は、開指令信号、戸閉スイッチ信号、減
圧モード信号(戸挟み検知を行うか否かを選択するモー
ド信号)が入力されて、戸挟み検知状態(戸挟みを検知
する状態)であるかか否かを判断する。また、戸挟み検
知または全閉検知設定部43は、扉の移動範囲内の戸挟
み検知領域を設定するもので、扉29、30が全開位置
からある程度閉じるまでの間(例えば人の幅よりも大き
い開口幅の間)戸挟み検知を行わない不感領域(図3参
照)を設定するためのつまみ50Aが設けられている。
また、車掌操作による扉の反転時に反転位置から扉の閉
速度がある程度以上となるまでの間も誤動作防止のため
に戸挟み検知を行わない反転不感領域を有しており、本
実施例では3mmに設定されている。
【0021】この戸挟み検知または全閉検知設定部43
は、位置検知手段42からの信号に基いて扉29、30
が戸挟み不感領域に位置するか否かを判断し、戸挟み検
知状態でかつ扉29、30が戸挟み不感領域でないとき
に、戸挟み検知領域を示す戸挟みオン信号を速度比較部
46に出力するようになっている。速度比較部46は、
戸挟みオン信号が入力されているときのみ、速度検出手
段44からの扉29、30の移動速度としきい値設定器
49により速度設定部45に戸挟み検知速度しきい値と
して設定される基準速度とを比較した結果しきい値より
も小さいと、戸挟み戸閉力減少指令信号をタイマー47
に出力するものである。その戸挟み検知速度しきい値と
平常の扉速度(閉扉方向の速度)との関係の一例を図3
に示す。同図において扉速度が全閉位置近くで低下して
いる範囲はクッション領域であり、これに対応してしき
い値は低く決められている。高い方をしきい値(1)、
低い方をしきい値(2)とする。なお、同図の戸閉スイ
ッチオン領域は不感領域とする。これは扉が全閉位置に
達すると速度が0となって戸挟み状態として検出される
からである。しかし、次に述べる全閉減圧が行われる場
合は、自動戸閉力減少領域となるから特に不感領域とす
る必要はない。
は、位置検知手段42からの信号に基いて扉29、30
が戸挟み不感領域に位置するか否かを判断し、戸挟み検
知状態でかつ扉29、30が戸挟み不感領域でないとき
に、戸挟み検知領域を示す戸挟みオン信号を速度比較部
46に出力するようになっている。速度比較部46は、
戸挟みオン信号が入力されているときのみ、速度検出手
段44からの扉29、30の移動速度としきい値設定器
49により速度設定部45に戸挟み検知速度しきい値と
して設定される基準速度とを比較した結果しきい値より
も小さいと、戸挟み戸閉力減少指令信号をタイマー47
に出力するものである。その戸挟み検知速度しきい値と
平常の扉速度(閉扉方向の速度)との関係の一例を図3
に示す。同図において扉速度が全閉位置近くで低下して
いる範囲はクッション領域であり、これに対応してしき
い値は低く決められている。高い方をしきい値(1)、
低い方をしきい値(2)とする。なお、同図の戸閉スイ
ッチオン領域は不感領域とする。これは扉が全閉位置に
達すると速度が0となって戸挟み状態として検出される
からである。しかし、次に述べる全閉減圧が行われる場
合は、自動戸閉力減少領域となるから特に不感領域とす
る必要はない。
【0022】タイマー47は、設定時間(1)つまみ5
0B、設定時間(2)つまみ50Cを有している。つま
み50Bは戸閉力減少指令出力部48に戸挟み戸閉力減
少指令信号を出力する時間T1を設定し、設定時間
(2)つまみ50Cは時間T1の経過後に戸挟み検知を
行わない時間T2を設定するものである。戸閉力減少指
令出力部48はこのタイマー47に従って戸閉力減少指
令(減圧指令)を減圧用電磁弁37に与える。この戸閉
力減少指令(減圧指令)無しでは通常戸閉力指令(増圧
指令)となる。時間T1は、戸閉力減少を行っている時
間で、戸挟み状態が発生した時に人または物が脱出する
に要する時間である。図4に示すように、この時間T1
の経過後は元の増圧状態に戻るが、その後の時間T2の
間は戸挟み検知を行わない。これは戸挟み状態の人また
は物が脱出したかどうかを判断するためであり、その時
間T2の経過後に戸挟み検知を再開し、扉の速度が基準
速度以上になっておればそのまま全閉し、扉の移動速度
が基準速度以下であれば戸挟み状態が継続しているので
戸閉力減少指令が出される。
0B、設定時間(2)つまみ50Cを有している。つま
み50Bは戸閉力減少指令出力部48に戸挟み戸閉力減
少指令信号を出力する時間T1を設定し、設定時間
(2)つまみ50Cは時間T1の経過後に戸挟み検知を
行わない時間T2を設定するものである。戸閉力減少指
令出力部48はこのタイマー47に従って戸閉力減少指
令(減圧指令)を減圧用電磁弁37に与える。この戸閉
力減少指令(減圧指令)無しでは通常戸閉力指令(増圧
指令)となる。時間T1は、戸閉力減少を行っている時
間で、戸挟み状態が発生した時に人または物が脱出する
に要する時間である。図4に示すように、この時間T1
の経過後は元の増圧状態に戻るが、その後の時間T2の
間は戸挟み検知を行わない。これは戸挟み状態の人また
は物が脱出したかどうかを判断するためであり、その時
間T2の経過後に戸挟み検知を再開し、扉の速度が基準
速度以上になっておればそのまま全閉し、扉の移動速度
が基準速度以下であれば戸挟み状態が継続しているので
戸閉力減少指令が出される。
【0023】戸挟み時の扉の開方向への逆行を検知して
戸閉力減少制御を行う部分の構成は、位置検知手段4
2、速度検出手段44、戸挟み検知または全閉検知設定
部43等からなる。戸挟み検知または全閉検知設定部4
3は、位置検知手段42、速度検出手段44からの信号
に基いて、戸挟みによる扉停止を検知し、その停止位置
を記憶し、扉の逆行を検知して扉の逆行中は戸挟み逆行
戸閉力減少指令信号を戸閉力減少指令出力部48に与え
る。タイマー47からの信号が途切れた時にこの戸挟み
逆行戸閉力減少指令信号が未だ発生していれば、継続し
て戸閉力減少指令出力部48から戸閉力減少指令を出力
する。すなわち、図4に示すように、タイマー47によ
る設定時間T1では戸挟み解消のための戸閉力減少時間
(減圧時間)が不足するときに時間Txを延長するよう
になっている。
戸閉力減少制御を行う部分の構成は、位置検知手段4
2、速度検出手段44、戸挟み検知または全閉検知設定
部43等からなる。戸挟み検知または全閉検知設定部4
3は、位置検知手段42、速度検出手段44からの信号
に基いて、戸挟みによる扉停止を検知し、その停止位置
を記憶し、扉の逆行を検知して扉の逆行中は戸挟み逆行
戸閉力減少指令信号を戸閉力減少指令出力部48に与え
る。タイマー47からの信号が途切れた時にこの戸挟み
逆行戸閉力減少指令信号が未だ発生していれば、継続し
て戸閉力減少指令出力部48から戸閉力減少指令を出力
する。すなわち、図4に示すように、タイマー47によ
る設定時間T1では戸挟み解消のための戸閉力減少時間
(減圧時間)が不足するときに時間Txを延長するよう
になっている。
【0024】扉の全閉を検知して減圧制御を行う部分の
構成は、図1において、前記戸挟み検知または全閉検知
設定部43、前記減圧指令出力部48からなる。戸挟み
検知または全閉検知設定部43は、前記機能とは別に、
戸閉スイッチの戸閉信号(戸閉検知信号)を受け、車掌
室から扉の開閉指令(戸開指令、戸閉指令)を受け、速
度検出部から車速検知信号を受けて、減圧指令出力部4
8に全閉戸閉力減少信号を出力し、減圧用電磁弁37に
戸閉力減少指令(減圧指令)を与えるようになってい
る。戸挟み検知または全閉検知設定部43は、図4に示
すように、戸閉スイッチ信号が入力されてから、車両が
発車して所定速度、例えば5km/h、に達するまでの間前
記全閉戸閉力減少信号を出力する。但し、戸閉スイッチ
がオンでなくなる事態を生じたときは、つまり、指や小
さい物が挟まれそれを脱出させるために戸閉スイッチが
オフとなるまで扉が無理に開かれたときは、減圧タイマ
ーにより2秒間だけ減圧状態を持続してから全閉戸閉力
減少(全閉減圧)を中断し、一旦増圧してから全閉減圧
をやり直すようになっている。
構成は、図1において、前記戸挟み検知または全閉検知
設定部43、前記減圧指令出力部48からなる。戸挟み
検知または全閉検知設定部43は、前記機能とは別に、
戸閉スイッチの戸閉信号(戸閉検知信号)を受け、車掌
室から扉の開閉指令(戸開指令、戸閉指令)を受け、速
度検出部から車速検知信号を受けて、減圧指令出力部4
8に全閉戸閉力減少信号を出力し、減圧用電磁弁37に
戸閉力減少指令(減圧指令)を与えるようになってい
る。戸挟み検知または全閉検知設定部43は、図4に示
すように、戸閉スイッチ信号が入力されてから、車両が
発車して所定速度、例えば5km/h、に達するまでの間前
記全閉戸閉力減少信号を出力する。但し、戸閉スイッチ
がオンでなくなる事態を生じたときは、つまり、指や小
さい物が挟まれそれを脱出させるために戸閉スイッチが
オフとなるまで扉が無理に開かれたときは、減圧タイマ
ーにより2秒間だけ減圧状態を持続してから全閉戸閉力
減少(全閉減圧)を中断し、一旦増圧してから全閉減圧
をやり直すようになっている。
【0025】また、前記戸挟み検知または全閉検知設定
部43はインターロック回路を有している。インターロ
ック回路は減圧用電磁弁37のソレノイド37aに対す
るもので、インターロック解除状態で全閉減圧指令を出
すことが可能であり、インターロックセット状態では全
閉減圧指令を出すことができない。このインターロック
回路は、開指令が出たことでインターロックが解除さ
れ、その後車両速度が5Km/hを越えたことでセットされ
るが、一旦電源が切れた後電源を再投入した際、仮に扉
が全閉状態(戸閉スイッチがオン状態)であっても減圧
しないためと、車両発車後次の駅に到着したときあるい
は赤信号で車両速度が5Km/h以下となっても減圧しない
ためである。図1において、51は減圧モード切換部で
あり、前記戸挟み検知または全閉検知設定部43のモー
ドを、戸挟み減圧モードと、全閉減圧モード、戸挟み減
圧および全閉減圧モードとに切り換えるものである。
部43はインターロック回路を有している。インターロ
ック回路は減圧用電磁弁37のソレノイド37aに対す
るもので、インターロック解除状態で全閉減圧指令を出
すことが可能であり、インターロックセット状態では全
閉減圧指令を出すことができない。このインターロック
回路は、開指令が出たことでインターロックが解除さ
れ、その後車両速度が5Km/hを越えたことでセットされ
るが、一旦電源が切れた後電源を再投入した際、仮に扉
が全閉状態(戸閉スイッチがオン状態)であっても減圧
しないためと、車両発車後次の駅に到着したときあるい
は赤信号で車両速度が5Km/h以下となっても減圧しない
ためである。図1において、51は減圧モード切換部で
あり、前記戸挟み検知または全閉検知設定部43のモー
ドを、戸挟み減圧モードと、全閉減圧モード、戸挟み減
圧および全閉減圧モードとに切り換えるものである。
【0026】このように構成した車両用戸締め装置は、
減圧モード切換部51が戸挟み減圧および全閉減圧モー
ドとしてあるとき、次のように動作する。扉29、30
が閉じ行程において戸挟み状態となった場合、制御部1
6において前述のように戸挟み検知戸閉力減少制御(減
圧)が行われ、切換信号の戸閉力減少指令(減圧指令)
が出される。この指令によって切換電磁弁装置14の減
圧用電磁弁37が切換動作してシリンダ20に供給して
いる空気圧を5Kgf/cm2 から1.5Kgf/cm2 に減圧す
る。これによって戸閉作用力が弱まるから戸挟み状態と
なっている人または物は容易に脱出できるようになる。
この時の減圧は、図4に示す時間T1行われ、この間に
脱出が完了していない場合には時間T2後に再度行われ
て、脱出が完了するまで減圧と増圧とが繰り返し行われ
る。しかし、戸閉力が減少している間に扉が押し開かれ
ている状態が時間T1の範囲を越えてある時は、その越
えている時間Txの間戸挟み逆行戸閉力減少指令信号に
より戸閉力減少指令(減圧指令)が出されて、戸閉力減
少状態が継続する。
減圧モード切換部51が戸挟み減圧および全閉減圧モー
ドとしてあるとき、次のように動作する。扉29、30
が閉じ行程において戸挟み状態となった場合、制御部1
6において前述のように戸挟み検知戸閉力減少制御(減
圧)が行われ、切換信号の戸閉力減少指令(減圧指令)
が出される。この指令によって切換電磁弁装置14の減
圧用電磁弁37が切換動作してシリンダ20に供給して
いる空気圧を5Kgf/cm2 から1.5Kgf/cm2 に減圧す
る。これによって戸閉作用力が弱まるから戸挟み状態と
なっている人または物は容易に脱出できるようになる。
この時の減圧は、図4に示す時間T1行われ、この間に
脱出が完了していない場合には時間T2後に再度行われ
て、脱出が完了するまで減圧と増圧とが繰り返し行われ
る。しかし、戸閉力が減少している間に扉が押し開かれ
ている状態が時間T1の範囲を越えてある時は、その越
えている時間Txの間戸挟み逆行戸閉力減少指令信号に
より戸閉力減少指令(減圧指令)が出されて、戸閉力減
少状態が継続する。
【0027】扉29、30が戸閉スイッチがオンとなる
全閉状態になった場合、制御部16において前述のよう
に全閉検知戸閉力減少制御(減圧制御)が行われ、戸挟
み状態の有無に係わらず戸閉力減少指令(減圧指令)が
出される。この指令によって同様にシリンダ20に供給
している空気圧を減圧するから、戸閉作用力が弱まり、
戸挟み状態となっている人または物が有る場合にはそれ
が容易に脱出できるようになる。この減圧は、図4に示
すように、戸閉スイッチオンから電車が発車して車速が
5Km/hになるまで行われ、減圧指令が無くなることによ
り、つまり増圧信号が与えられてシリンダ20に供給し
ている空気圧を5Kgf/cm2 に増圧する。なお、この全閉
検知減圧制御が行われている途中に、戸挟み状態を脱出
するために扉29、30が戸閉スイッチがオフとなるほ
ど押し開かれたときは、図示していない減圧タイマーに
より2秒間減圧状態を持続してから一旦増圧して全閉検
知減圧制御がやり直される。
全閉状態になった場合、制御部16において前述のよう
に全閉検知戸閉力減少制御(減圧制御)が行われ、戸挟
み状態の有無に係わらず戸閉力減少指令(減圧指令)が
出される。この指令によって同様にシリンダ20に供給
している空気圧を減圧するから、戸閉作用力が弱まり、
戸挟み状態となっている人または物が有る場合にはそれ
が容易に脱出できるようになる。この減圧は、図4に示
すように、戸閉スイッチオンから電車が発車して車速が
5Km/hになるまで行われ、減圧指令が無くなることによ
り、つまり増圧信号が与えられてシリンダ20に供給し
ている空気圧を5Kgf/cm2 に増圧する。なお、この全閉
検知減圧制御が行われている途中に、戸挟み状態を脱出
するために扉29、30が戸閉スイッチがオフとなるほ
ど押し開かれたときは、図示していない減圧タイマーに
より2秒間減圧状態を持続してから一旦増圧して全閉検
知減圧制御がやり直される。
【0028】図5、図6、図7は、制御部16の動作を
より具体的に示すフローチャートであり、これについて
説明する。ステップS1で電源投入されると、ステップ
S2で戸閉スイッチがオンであるか否かを判断してオン
であるときステップS3に移行し、ステップS3で全閉
を検知してストローク0を設定する。次のステップS4
で初期設定が行われ、ステップS5で設定値が読み込ま
れ、ステップS6で減圧モード切換部51の設定モード
が、戸挟み検知減圧モード(戸挟み検知して減圧するモ
ード)であるか、全閉検知減圧モード(全閉を検知して
減圧するモード)であるか、戸挟み検知および全閉検知
減圧モードであるかを判断し、戸挟み検知モードである
ときと、戸挟み検知および全閉検知減圧モードであると
きはステップS7へ移行し、全閉検知モードであるとき
はステップS32へ移行する。
より具体的に示すフローチャートであり、これについて
説明する。ステップS1で電源投入されると、ステップ
S2で戸閉スイッチがオンであるか否かを判断してオン
であるときステップS3に移行し、ステップS3で全閉
を検知してストローク0を設定する。次のステップS4
で初期設定が行われ、ステップS5で設定値が読み込ま
れ、ステップS6で減圧モード切換部51の設定モード
が、戸挟み検知減圧モード(戸挟み検知して減圧するモ
ード)であるか、全閉検知減圧モード(全閉を検知して
減圧するモード)であるか、戸挟み検知および全閉検知
減圧モードであるかを判断し、戸挟み検知モードである
ときと、戸挟み検知および全閉検知減圧モードであると
きはステップS7へ移行し、全閉検知モードであるとき
はステップS32へ移行する。
【0029】ステップS7では開指令か閉指令かを判断
し開指令が出ているときはステップS8に移行し開設定
とインターロック解除が行われてステップS7へ戻り、
閉指令が出ているときはステップS9へ移行する。ステ
ップS9では閉設定が行われ、ステップS10へ移行す
る。ステップS10で戸閉スイッチオンか否かを判断し
てスイッチオンならステップS11へ移行し全閉減圧を
行うか否かを判断する。ステップS11で全閉減圧を行
わないと判断した時はステップS12へ移行してインタ
ーロックをセットしてステップS5に戻る。ステップS
11で全閉減圧を行うと判断した時はステップS32へ
移行する。ステップS10で戸閉スイッチがオンでない
と判断したときはステップS13へ移行する。ステップ
S13〜ステップS15で、インターロック解除であ
り、ストローク不感領域でなく、閉じ始めより3mm以
内でないと判断したときステップS16に移行する。ス
テップS16では、クッション領域であるときはステッ
プS17に移行してしきい値(2)が設定されて、クッ
ション領域でないときはステップS18に移行してしき
い値(1)が設定されて、いずれも次のステップS19
に移行する。ステップS13でインターロック解除でな
いとき、ステップS14でストローク不感領域であると
き、ステップS15で閉じ始めより3mm以内であると
きはいずれもステップS7に戻る。
し開指令が出ているときはステップS8に移行し開設定
とインターロック解除が行われてステップS7へ戻り、
閉指令が出ているときはステップS9へ移行する。ステ
ップS9では閉設定が行われ、ステップS10へ移行す
る。ステップS10で戸閉スイッチオンか否かを判断し
てスイッチオンならステップS11へ移行し全閉減圧を
行うか否かを判断する。ステップS11で全閉減圧を行
わないと判断した時はステップS12へ移行してインタ
ーロックをセットしてステップS5に戻る。ステップS
11で全閉減圧を行うと判断した時はステップS32へ
移行する。ステップS10で戸閉スイッチがオンでない
と判断したときはステップS13へ移行する。ステップ
S13〜ステップS15で、インターロック解除であ
り、ストローク不感領域でなく、閉じ始めより3mm以
内でないと判断したときステップS16に移行する。ス
テップS16では、クッション領域であるときはステッ
プS17に移行してしきい値(2)が設定されて、クッ
ション領域でないときはステップS18に移行してしき
い値(1)が設定されて、いずれも次のステップS19
に移行する。ステップS13でインターロック解除でな
いとき、ステップS14でストローク不感領域であると
き、ステップS15で閉じ始めより3mm以内であると
きはいずれもステップS7に戻る。
【0030】ステップS19では、扉の速度がしきい値
以下であると判断されたとき、これは人や物が扉に挟ま
れて戸挟み状態となったときであり、ステップS20に
移行して扉の停止位置を記憶し、タイマーがスタート
し、ステップS21に移行して減圧指令(戸閉力減少指
令)が出されて減圧用電磁弁37が切換動作して供給通
路39をばね付き逆止弁36に接続し、シリンダ20の
減圧が行われて戸閉力が減少する。従って、戸挟み状態
となっている人や物を脱出させることができるようにな
る。ステップS19で速度がしきい値以下でないときは
ステップS7に戻る。ステップS21からはステップS
22に移行して減圧時間(図4のT1)完了か否かを判
断し、完了していないときはステップS23に移行し、
開指令が出ている時はステップS24に移行し増圧指令
(戸閉力減少指令無し)が出されて増圧が行われ、ステ
ップS7に戻る。ステップS23で閉指令が出ていると
きはステップS22に戻る。ステップS22で減圧時間
完了のときはステップS25に移行して記憶している停
止位置より開いたかどうかが判断される。開いたときは
ステップS26に移行くして押し開き中であるか否かを
判断し、押し開き中でなくなると(図4のTxが終わる
と)ステップS27に移行する。ステップS27では閉
動作または停止となりステップS28に移行する。ステ
ップS28で減圧が完了し、ステップS29で増圧指令
(戸閉力減少指令無し、すなわち減圧指令無し)が出さ
れるとともにタイマーがスタートして増圧が行われる。
次のステップS30では増圧時間(図4のT2)完了か
否かを判断し、完了していないときはステップS31に
移行し開指令が出ているときはステップS7に戻る。ス
テップS31で閉指令が出ているときはステップS30
に戻る。
以下であると判断されたとき、これは人や物が扉に挟ま
れて戸挟み状態となったときであり、ステップS20に
移行して扉の停止位置を記憶し、タイマーがスタート
し、ステップS21に移行して減圧指令(戸閉力減少指
令)が出されて減圧用電磁弁37が切換動作して供給通
路39をばね付き逆止弁36に接続し、シリンダ20の
減圧が行われて戸閉力が減少する。従って、戸挟み状態
となっている人や物を脱出させることができるようにな
る。ステップS19で速度がしきい値以下でないときは
ステップS7に戻る。ステップS21からはステップS
22に移行して減圧時間(図4のT1)完了か否かを判
断し、完了していないときはステップS23に移行し、
開指令が出ている時はステップS24に移行し増圧指令
(戸閉力減少指令無し)が出されて増圧が行われ、ステ
ップS7に戻る。ステップS23で閉指令が出ていると
きはステップS22に戻る。ステップS22で減圧時間
完了のときはステップS25に移行して記憶している停
止位置より開いたかどうかが判断される。開いたときは
ステップS26に移行くして押し開き中であるか否かを
判断し、押し開き中でなくなると(図4のTxが終わる
と)ステップS27に移行する。ステップS27では閉
動作または停止となりステップS28に移行する。ステ
ップS28で減圧が完了し、ステップS29で増圧指令
(戸閉力減少指令無し、すなわち減圧指令無し)が出さ
れるとともにタイマーがスタートして増圧が行われる。
次のステップS30では増圧時間(図4のT2)完了か
否かを判断し、完了していないときはステップS31に
移行し開指令が出ているときはステップS7に戻る。ス
テップS31で閉指令が出ているときはステップS30
に戻る。
【0031】ステップS6またはステップS11からス
テップS32へ移行すると、開指令か閉指令かを判断
し、開指令が出ているときはステップS33に移行して
開設定し、インターロック解除されてステップS6に移
行する。ステップS32で閉指令であるときはステップ
S34に移行して閉設定し、次のステップS35でイン
ターロック解除であるとき、そして次のステップS36
で戸閉スイッチオンであるとき、ステップS37で減圧
指令(戸閉力減少指令)が出される。この指令によって
図4の全閉位置付近の減圧が行われる。従って、指や薄
い物等が戸挟み状態となっていても脱出させることがで
きる。ステップS35でインターロック解除がされてい
ないとき、またステップS36で戸閉スイッチがオンで
ないときは、テップS32に戻る。ステップS37の次
のステップS38では戸閉スイッチオンか否かを判断
し、オンであるときはステップS42に移行し、戸閉ス
イッチがオンでないときは、すなわち、小さいものの戸
挟みによりこれを脱出させるために扉が戸閉スイッチが
オフになるまで開かれたときは、ステップS39に移行
して減圧タイマーをスタートさせる。ステップS39の
次のステップS40では開指令か閉指令かを判断し、閉
指令であればステップS41へ移行し、ステップS41
で減圧タイマー完了か否かを判断し、完了していなけれ
ばステップS40へ戻る。ステップS40で開指令であ
るとき、またステップS41で減圧タイマー完了(2秒
経過)のときはステップS46を通ってステップS32
に戻る。つまり、全閉減圧をやり直す。
テップS32へ移行すると、開指令か閉指令かを判断
し、開指令が出ているときはステップS33に移行して
開設定し、インターロック解除されてステップS6に移
行する。ステップS32で閉指令であるときはステップ
S34に移行して閉設定し、次のステップS35でイン
ターロック解除であるとき、そして次のステップS36
で戸閉スイッチオンであるとき、ステップS37で減圧
指令(戸閉力減少指令)が出される。この指令によって
図4の全閉位置付近の減圧が行われる。従って、指や薄
い物等が戸挟み状態となっていても脱出させることがで
きる。ステップS35でインターロック解除がされてい
ないとき、またステップS36で戸閉スイッチがオンで
ないときは、テップS32に戻る。ステップS37の次
のステップS38では戸閉スイッチオンか否かを判断
し、オンであるときはステップS42に移行し、戸閉ス
イッチがオンでないときは、すなわち、小さいものの戸
挟みによりこれを脱出させるために扉が戸閉スイッチが
オフになるまで開かれたときは、ステップS39に移行
して減圧タイマーをスタートさせる。ステップS39の
次のステップS40では開指令か閉指令かを判断し、閉
指令であればステップS41へ移行し、ステップS41
で減圧タイマー完了か否かを判断し、完了していなけれ
ばステップS40へ戻る。ステップS40で開指令であ
るとき、またステップS41で減圧タイマー完了(2秒
経過)のときはステップS46を通ってステップS32
に戻る。つまり、全閉減圧をやり直す。
【0032】ステップS38からステップS42へ移行
したときは開指令か閉指令かを判断し、開指令のときは
ステップS46を通ってステップS32に戻り、閉指令
のときはステップS43に移行する。ステップS43で
は電車が発車して車速が5Km/hに達したか否かを判断
し、5Km/hに達していなければステップS38に戻り、
5Km/hに達していればステップS44に移行して増圧
(戸閉力減少指令無し)する。次のステップS45では
インターロックがセットされステップS5に戻る。
したときは開指令か閉指令かを判断し、開指令のときは
ステップS46を通ってステップS32に戻り、閉指令
のときはステップS43に移行する。ステップS43で
は電車が発車して車速が5Km/hに達したか否かを判断
し、5Km/hに達していなければステップS38に戻り、
5Km/hに達していればステップS44に移行して増圧
(戸閉力減少指令無し)する。次のステップS45では
インターロックがセットされステップS5に戻る。
【0033】上記実施例において、制御部16の減圧モ
ード切換部51を戸挟み減圧および全閉減圧モードとし
て説明したが、戸挟み減圧モードまたは全閉減圧モード
とした場合は戸挟み検知減圧制御のみまたは全閉検知減
圧制御のみとなる。制御部16としては、場合によって
は戸挟み検知減圧制御のみ、すなわち戸挟み検知戸閉力
減少制御のみを行う戸挟み検知制御部とすることが考え
られ、必要に応じてそのようにしてもよい。また、上記
実施例は、戸閉機械が圧力流体を使用するものである
が、電力を使用する電気モータであってもよい。例えば
直流モータでは、電圧を変えることによってトルクが変
わるから、戸閉力減少手段には、供給する電力の電圧を
低下させる変圧手段を適用すればよい。これによって本
発明は電気モータ式戸閉機械を備えた戸締め装置にも適
用できる。
ード切換部51を戸挟み減圧および全閉減圧モードとし
て説明したが、戸挟み減圧モードまたは全閉減圧モード
とした場合は戸挟み検知減圧制御のみまたは全閉検知減
圧制御のみとなる。制御部16としては、場合によって
は戸挟み検知減圧制御のみ、すなわち戸挟み検知戸閉力
減少制御のみを行う戸挟み検知制御部とすることが考え
られ、必要に応じてそのようにしてもよい。また、上記
実施例は、戸閉機械が圧力流体を使用するものである
が、電力を使用する電気モータであってもよい。例えば
直流モータでは、電圧を変えることによってトルクが変
わるから、戸閉力減少手段には、供給する電力の電圧を
低下させる変圧手段を適用すればよい。これによって本
発明は電気モータ式戸閉機械を備えた戸締め装置にも適
用できる。
【0034】上記実施例において、説明は省略したが、
戸挟み状態は扉が閉じるときのみでなく、扉が開くとき
にも扉と戸袋との間において生じることがある。このよ
うな戸挟み状態に対応するには、戸閉機械の戸開力を通
常の戸開の際に作用する戸開力よりも十分に小さくなる
ように減少させる戸開力減少手段を設け、戸挟み検知に
基いて、あるいは全開検知に基いて、戸開力減少指令を
出力して戸開力減少手段を制御する制御部を設けた構成
とすればよい。その戸開力減少手段、制御部、及びこれ
らに関連する構成は、上記実施例において説明した構成
をそのままあるいは若干改変して適用すればよい。
戸挟み状態は扉が閉じるときのみでなく、扉が開くとき
にも扉と戸袋との間において生じることがある。このよ
うな戸挟み状態に対応するには、戸閉機械の戸開力を通
常の戸開の際に作用する戸開力よりも十分に小さくなる
ように減少させる戸開力減少手段を設け、戸挟み検知に
基いて、あるいは全開検知に基いて、戸開力減少指令を
出力して戸開力減少手段を制御する制御部を設けた構成
とすればよい。その戸開力減少手段、制御部、及びこれ
らに関連する構成は、上記実施例において説明した構成
をそのままあるいは若干改変して適用すればよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、戸挟み状
態が生じたとき、戸挟みの原因となった戸閉力または戸
開力が減少せしめられるから、戸挟み状態からの脱出が
可能となり、通常の戸閉力または戸開力で乗客を締めつ
け続けるようなことを防止できる効果を奏する。請求項
2記載の発明によれば、戸挟み状態が生じたとき、戸閉
力が減少せしめられてから戸挟み状態を解消するための
乗客による開動作終了までの期間中は戸閉力減少状態を
持続するから、従来のタイマーのみで余裕をもたせた所
定時間の戸閉力を減少するよりは、その時の戸挟み状態
を解消するための実状に即して確実に戸挟み状態を解消
できる戸閉力減少時間となる。従って、無駄な戸閉力減
少時間をなくすることができるから、それだけ列車の停
車時間を短くできて列車の発車遅延を防止する効果を奏
する。また、従来のタイマーによる設定時間終了後に未
だ戸挟み状態であるのに戸閉力が通常に戻り乗客を締め
つけるようなことを防止できる。
態が生じたとき、戸挟みの原因となった戸閉力または戸
開力が減少せしめられるから、戸挟み状態からの脱出が
可能となり、通常の戸閉力または戸開力で乗客を締めつ
け続けるようなことを防止できる効果を奏する。請求項
2記載の発明によれば、戸挟み状態が生じたとき、戸閉
力が減少せしめられてから戸挟み状態を解消するための
乗客による開動作終了までの期間中は戸閉力減少状態を
持続するから、従来のタイマーのみで余裕をもたせた所
定時間の戸閉力を減少するよりは、その時の戸挟み状態
を解消するための実状に即して確実に戸挟み状態を解消
できる戸閉力減少時間となる。従って、無駄な戸閉力減
少時間をなくすることができるから、それだけ列車の停
車時間を短くできて列車の発車遅延を防止する効果を奏
する。また、従来のタイマーによる設定時間終了後に未
だ戸挟み状態であるのに戸閉力が通常に戻り乗客を締め
つけるようなことを防止できる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、扉が閉じた
際に戸閉スイッチがオンしてから車両が所定速度に達す
るまでの間は、戸閉機械に供給する圧力流体を減圧して
人や物の戸挟み状態からの脱出を可能としてあるから、
戸閉スイッチがオンとなるような小さいものが挟まれて
いるときに、戸挟みからの脱出が可能となる。従って、
戸閉スイッチがオンとなると、車両は力行可能となるた
め戸挟み状態で、車両に引きずられる事故を防げる。請
求項4記載の発明によれば、圧力切換電磁弁装置をばね
付き逆止弁を用いる構成としたことにより、従来の減圧
弁を用いる構成のものよりもばね付き逆止弁を用いる構
成の方が小型で流量を大きくできる点で、設置場所に大
きな制限を受ける車両用の戸閉装置のユニット化に有利
となる効果が得られる。
際に戸閉スイッチがオンしてから車両が所定速度に達す
るまでの間は、戸閉機械に供給する圧力流体を減圧して
人や物の戸挟み状態からの脱出を可能としてあるから、
戸閉スイッチがオンとなるような小さいものが挟まれて
いるときに、戸挟みからの脱出が可能となる。従って、
戸閉スイッチがオンとなると、車両は力行可能となるた
め戸挟み状態で、車両に引きずられる事故を防げる。請
求項4記載の発明によれば、圧力切換電磁弁装置をばね
付き逆止弁を用いる構成としたことにより、従来の減圧
弁を用いる構成のものよりもばね付き逆止弁を用いる構
成の方が小型で流量を大きくできる点で、設置場所に大
きな制限を受ける車両用の戸閉装置のユニット化に有利
となる効果が得られる。
【0037】請求項5記載の発明によれば、人または物
が扉に挟まれたときのみこれを検知してその時点で閉扉
力を低下させるように戸閉機械に供給する圧力流体を減
圧し、人や物の戸挟み状態からの脱出を可能とし、戸挟
み状態を検出するまでは閉扉力を減少させないで通常の
閉扉力を生じる圧力流体が供給されているので、戸挟み
状態となるまでは通常の扉速度が確保される。従って、
従来の圧力流体が閉扉時に常に減圧して供給されるもの
と比べて、戸挟み状態が生じたとしても戸閉時間は従来
よりも短縮される。この短縮時間は列車の駅における発
車遅延防止効果が有り、都市部の過密路線の車両に適用
して車両運行の遅れを防止する効果が得られる。
が扉に挟まれたときのみこれを検知してその時点で閉扉
力を低下させるように戸閉機械に供給する圧力流体を減
圧し、人や物の戸挟み状態からの脱出を可能とし、戸挟
み状態を検出するまでは閉扉力を減少させないで通常の
閉扉力を生じる圧力流体が供給されているので、戸挟み
状態となるまでは通常の扉速度が確保される。従って、
従来の圧力流体が閉扉時に常に減圧して供給されるもの
と比べて、戸挟み状態が生じたとしても戸閉時間は従来
よりも短縮される。この短縮時間は列車の駅における発
車遅延防止効果が有り、都市部の過密路線の車両に適用
して車両運行の遅れを防止する効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例の概略の構成を示す構成図で
ある。
ある。
【図2】同実施例の戸閉装置の概略の構造を示す部分断
面正面図である。
面正面図である。
【図3】同実施例の扉位置に対する平常の戸閉速度と戸
挟み検知速度しきい値との関係を示すグラフである。
挟み検知速度しきい値との関係を示すグラフである。
【図4】同実施例の戸挟み制御状態を説明するための扉
が全閉位置から閉じるときの時間経過に対する扉の推力
の変化を示すグラフである。
が全閉位置から閉じるときの時間経過に対する扉の推力
の変化を示すグラフである。
【図5】同実施例の制御部の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】同実施例の図5に続くフローチャートである。
【図7】同実施例の図5に続くフローチャートである。
【図8】従来の戸締め装置の制御回路の1例を示す回路
図である。
図である。
11 戸閉装置 12 戸閉機械 13 戸閉電磁弁 14 圧力切換電磁弁装置(閉扉力減少手段) 15 圧力流体源 16 制御部 20 駆動シリンダ 29 右扉 30 左扉 36 ばね付き逆止弁 37 減圧用電磁弁 38 排出通路 39 供給通路 41 ロータリエンコーダ
Claims (5)
- 【請求項1】 扉を開閉する戸閉機械を有する車両用扉
の戸締め装置において、前記戸閉機械の戸開閉力を通常
の戸開閉の際に作用する戸開閉力よりも十分に小さくな
るように減少させる戸開閉力減少手段を設け、扉の開閉
工程中の戸挟み検知もしくは扉の全閉検知または全開検
知に基いて戸開閉力減少指令を出力して前記戸開閉力減
少手段を制御する制御部を設けたことを特徴とする車両
用扉の戸締め装置。 - 【請求項2】 扉を開閉する戸閉機械を有する車両用扉
の戸締め装置において、前記戸閉機械の戸閉力を通常の
戸閉の際に作用する戸閉力よりも十分に小さくなるよう
に減少させる戸閉力減少手段を設け、戸閉動作期間中の
戸挟み検知に基いてその検知時から少なくとも扉が戸閉
力に抗して押し開かれている開動作期間中は戸閉力減少
状態を持続するように戸閉力減少指令を出力して前記戸
閉力減少手段を制御する制御部を設けたことを特徴とす
る車両用扉の戸締め装置。 - 【請求項3】 扉を開閉する戸閉機械を有する車両用扉
の戸締め装置において、前記戸閉機械の戸閉力を通常の
戸閉の際に作用する戸閉力よりも十分に小さくなるよう
に減少させる戸閉力減少手段と、扉が全閉位置に達した
ことを検知する戸閉スイッチと、その戸閉スイッチから
の検知信号が入力されてから車両が所定速度に達するま
での期間前記戸閉力減少手段に戸閉力減少指令を出力す
る全閉検知制御部とを具備することを特徴とする車両用
扉の戸締め装置。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3記
載の車両用扉の戸締め装置において、前記戸閉機械が、
圧力流体源からの圧力流体を戸閉電磁弁を介して給排さ
れることにより扉を開閉する構成であり、前記戸閉力減
少手段が、入口圧力が所定設定圧に低下するまで開弁し
て圧力流体を出口側へ排出するばね付き逆止弁と、前記
戸閉の際に圧力流体供給側となる通路を前記戸閉力減少
指令により前記圧力流体源に接続する状態から前記ばね
付き逆止弁の入口に接続する状態に切り換える減圧用電
磁弁とで構成されていることを特徴とする車両用扉の戸
締め装置。 - 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3、または
請求項4記載の車両用扉の戸締め装置において、前記制
御部を前記戸閉機械に設けたエンコーダからのパルスに
基いて前記戸閉力減少指令を出力するように構成したこ
とを特徴とする車両用扉の戸締め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5303402A JPH07127331A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 車両用扉の戸締め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5303402A JPH07127331A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 車両用扉の戸締め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07127331A true JPH07127331A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17920597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5303402A Withdrawn JPH07127331A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 車両用扉の戸締め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07127331A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016211316A (ja) * | 2015-05-13 | 2016-12-15 | アトミック株式会社 | 自動ドア装置 |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP5303402A patent/JPH07127331A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016211316A (ja) * | 2015-05-13 | 2016-12-15 | アトミック株式会社 | 自動ドア装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |