JP2628261B2 - 車両用扉の戸締め装置 - Google Patents
車両用扉の戸締め装置Info
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Description
に、人や物が挟まったことを検知して、扉を閉じる力を
弱める安全機能を備えた戸締め装置に関する。
330号のものがある。これは、扉駆動用流体圧シリン
ダに、扉を閉鎖するときに圧力流体が供給される閉作動
給排管路の途中に減圧弁を設けた構成となっており、閉
扉時に戸閉じ力が開扉時の戸開き力よりも弱くなるよう
に減圧弁を設定してあるため、閉扉時に人などが挟まれ
ても強い衝撃力を受けず容易に脱出できるというもので
ある。
は常に扉駆動用流体圧シリンダの圧力を通常の5kg/cm
2 の半分の2.5kg/cm2 まで減圧するので閉扉力が弱
くなり、例えば車両が乗客で満員の場合にこの乗客が扉
に当接する圧力等で扉の閉じ速度が減少し、扉が全閉位
置に達するのに時間がかかり、車両の運行が遅れる原因
となっていた。
排により駆動シリンダを制御して扉を開閉させる駆動制
御部と、駆動シリンダに設けられたエンコーダからのパ
ルスにより扉の戸挟み状態を検知する戸挟み検知制御部
とを備えた車両用扉の戸締め装置であって、前記駆動制
御部の圧力流体源と駆動シリンダとの間の管路途中に、
この管路と並列に、圧力流体源からの流体圧を減圧して
出力する減圧弁を有する分岐管路を設けるとともに、こ
の管路と分岐管路とのいずれかを選択して前記駆動シリ
ンダに接続する切換電磁弁を設け、前記戸挟み検知制御
部に、前記エンコーダからのパルスにより扉の移動速度
を検出する速度検出手段と、前記速度検出手段からの速
度データと戸挟み時のしきい値を設定された速度設定部
からの設定データとを比較して減圧指令信号を出力する
速度比較部と、この減圧指令に基いて前記分岐管路を駆
動シリンダに接続するよう前記切換電磁弁に切換信号を
出力する減圧指令出力部と、を設けたことを特徴とす
る。
たときのみ、駆動シリンダを減圧弁が設けられた分岐管
路に接続して、その時点で駆動シリンダの駆動力を減少
させて人や物の戸挟み状態からの脱出を可能とする。戸
挟み状態を検出するまでは駆動シリンダに通常の閉扉力
を生じる圧力流体が供給されているので、満員の乗客が
扉に当接しても扉の閉じ速度はある程度確保される。
装置は、扉の開閉駆動のための駆動制御部1に関連し
て、戸挟み検知制御部2、減圧弁3、切換電磁弁4等を
設けてある。
力流体の給排により駆動シリンダ12を制御して扉13
を開閉させる。すなわち、圧力流体源10から管路14
を介して供給される圧力流体を扉の開閉方向切換弁15
によって切換供給することにより扉13が開閉する。開
閉方向切換弁15の切換はその切換部のパイロット圧を
オン・オフする電磁弁16に電気信号を与えることによ
って行う。
に設けられたエンコーダ17からのパルスにより扉13
の戸挟み状態、つまり扉13に人や物が挟まった状態を
検知するようになっており、その戸挟み状態を検知した
とき、後述する切換電磁弁4に切換信号を与えるように
なっている。
に、位置検知手段18、戸挟み検知設定部19、速度検
出手段21、速度設定部22、速度比較部24、タイマ
ー25、減圧指令出力部26等からなる。位置検知手段
18は、エンコーダからのパルスに基いて扉13の移動
位置を検知するものである。戸挟み検知設定部19は、
戸開指令信号、戸閉スイッチ信号、減圧モード信号(戸
挟み検知を行うか否かを選択するモード信号)が入力さ
れて、戸挟み検知状態か否かを判断するものである。戸
挟み検知設定部19は、戸挟み検知領域を設定するもの
で、扉13が全開位置からある程度閉じるまでの間(例
えば人の幅よりも大きい開口幅の間)戸挟み検知を行わ
ない不感領域を設定するためのつまみ20Aが設けられ
ている。また、扉の反転時に反転位置から扉の閉速度が
ある程度以上となるまでの間も誤動作防止のために戸挟
み検知を行わない反転不感領域を有しており、本実施例
では3mmに設定されている。この戸挟み検知設定部1
9は位置検知手段18からの信号に基いて扉13が戸挟
み不感領域に位置するか否かを判断し、戸挟み検知状態
でかつ扉13が戸挟み不感領域でないときに、戸挟み検
知領域を示す戸挟みオン信号を速度比較部24に出力す
るようになっている。速度比較部24は、戸挟みオン信
号が入力されているときのみ、速度検出手段21からの
扉13の移動速度としきい値設定つまみ23により速度
設定部22に戸挟み検知速度しきい値として設定される
基準速度とを比較した結果に基いて減圧指令信号を出力
するものである。
分岐管路30に設けられている。そして、切換電磁弁4
が、管路14と減圧弁3のある分岐管路30とのいずれ
かを選択し、駆動制御部1を介して前記駆動シリンダ2
に接続するように設けられている。切換電磁弁4は、戸
挟み検知制御部2から出力される減圧指令信号によって
分岐管路30を駆動シリンダ2に接続するように切り換
えられる。
の閉じ行程において戸挟みを検知した場合に、圧力流体
源10からの空気圧力を、例えば、5kg/cm2 から1.
5〜2kg/cm2 に下げる。これによって、人または物が
戸挟み状態から抜け出せる。
まず、速度検出手段21がエンコーダ17からのパルス
信号により扉13の移動速度を検出し、速度比較部24
でこの移動速度と、しきい値設定つまみ23により速度
設定部22に設定された基準速度とが比較され、この移
動速度が基準速度よりも遅く、かつ戸挟み検知設定部1
9より戸挟み検知領域であることを示す戸挟みオン信号
が出力されているときに、戸挟み状態が検知されて減圧
指令信号が出力される。前記基準速度V1は、図2、図
3に点線で示す戸挟み検知速度しきい値であり、停止し
た状態に近い値に設定される。図2の曲線Vcは戸挟み
状態でない扉13の閉扉方向の移動速度を示し、図3の
曲線Vcxは戸挟み状態でない扉13の閉扉方向移動の
途中で停止してもしくは開方向へ移動してから閉じる反
転位置からの閉扉方向移動速度を示す。いずれにしても
閉じ始めの加速位置では速度V1以下のところがあり、
これを戸挟み状態と検出しないように速度0から始まる
ときは扉が3mm移動するまでの間を不感領域として設
定する。
置からある程度閉じた位置までのあいだを、不感領域と
して設定する。これは、戸挟み状態は扉が閉じて行って
から残りの開口幅が人の大きさ以下になったときに発生
するものであるから、それより大きい開口幅で扉速度が
極端に低下するのは戸挟み状態でなく、満員の乗客の圧
力であるとして、図2、図3に示すような不感領域(可
変)を設けている。
なって戸挟み状態として検出されるから、これを除くた
めに戸閉スイッチがオンしたとき以後のストロークを不
感領域とする。
が検出されたとき、減圧指令出力部26から切換信号が
出力される。この切換信号は切換電磁弁4に与えられ、
切換電磁弁4を図1に示す状態から切り換えて、圧力空
気源10を管路30とその減圧弁3を介して駆動シリン
ダ12に接続する。駆動シリンダ12に供給される空気
圧力は5kg/cm2 から1.5〜2.0kg/cm2 に減圧さ
れ、扉に作用する力は例えば51kgf から15〜20kg
f に低下する。この値は人が戸挟み状態となったときに
抜け出すことができる大きさである。この切換電磁弁4
が切り換えられる時間は、設定時間(1)つまみ20B
により設定される。これは戸挟み状態が発生したときに
人が脱出に要する時間であり、前記設定時間(1)つま
み20Bによりタイマー25を設定する。そして切換電
磁弁4がもとの状態に切換えられると、その後の所定時
間戸挟み検知を行わない。これは戸挟み状態の人または
物が脱出したかどうかを判断するためであり、その時間
後に戸挟み検知を再開し、扉の移動速度が基準速度以上
になっておればそのまま全閉し、扉の移動速度が基準速
度以下であれば戸挟み状態が継続しているので再度切換
信号が出力される。この時間は設定時間(2)つまみ2
0Cによりタイマ25に設定されるものであり、脱出確
認時間である。
2の動作をより具体的に示すフローチャートである。こ
れについて説明すると、ステップ31で電源投入される
と、ステップ32で閉位置が検知され、ステップ33で
初期設定が行われつまり設定値が読み込まれ、ステップ
34で扉13が開行程か閉行程かを判断して開行程のと
きはステップ35へ移行し、閉行程のときはステップ3
6へ移行する。ステップ35からはステップ34に戻
る。ステップ36では扉13が閉行程であるので、以下
のステップ37〜41における判断の結果、すなわち戸
閉スイッチがオンでなく、減圧可能モードであり、扉移
動位置が不感領域外であり、扉速度がしきい値より小さ
いという判断の結果、戸挟み状態であるとして、ステッ
プ42に移行して切換信号の出力が開始される。切換信
号により、切換電磁弁4が切換状態となり前述の駆動シ
リンダ12に対して減圧空気供給状態となり、ステップ
43で前記タイマー25に設定してある一定時間、すな
わち脱出所要時間が経過するまで切換信号の出力を継続
し、その時間経過後にステップ44に移行して切換信号
の出力が停止され電磁弁4が元の状態に切り換わり高い
圧力空気の供給状態となる。切換信号の出力が停止され
るとステップ45に移行して前記タイマー25に設定し
てある一定時間、すなわち脱出確認時時間が経過すると
ステップ34に戻り、戸挟み状態を検知する状態とな
り、戸挟み状態が検知されると前記と同様な経過を辿
る。
たときのみこれを検知して扉の駆動力を低下させるよう
に駆動用圧力源からの流体の圧力を低下させて扉駆動部
に供給し、人または物が扉に挟まれていないときは通常
の高い圧力で扉駆動部に供給するようにしてあるから、
従来の駆動用流体圧力が常に閉扉時に減圧して供給され
るものに比べて、戸挟み状態が発生してから全閉するま
での時間が短縮される。その時間短縮は車両の駅におけ
る停車時間の短縮となる効果を奏する。従って、都市部
の過密路線の車両に適用して極めて有効である。
る。
至る迄の扉速度をと戸挟み検知速度しきい値との関係を
示すグラフである。
を経て前閉位置に至る迄の扉速度をと戸挟み検知速度し
きい値との関係を示すグラフである。
ためのフローチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧力流体の給排により駆動シリンダを制
御して扉を開閉させる駆動制御部と、駆動シリンダに設
けられたエンコーダからのパルスにより扉の戸挾み状態
を検知する戸挟み検知制御部とを備えた車両用扉の戸締
め装置であって、前記駆動制御部の圧力流体源と駆動シ
リンダとの間の管路途中に、この管路と並列に、圧力流
体源からの流体圧を減圧して出力する減圧弁を有する分
岐管路を設けるとともに、この管路と分岐管路とのいず
れかを選択して前記駆動シリンダに接続する切換電磁弁
を設け、前記戸挟み検知制御部に、前記エンコーダから
のパルスにより扉の移動速度を検出する速度検出手段
と、前記速度検出手段からの速度データと戸挟み時のし
きい値を設定された速度設定部からの設定データとを比
較して減圧指令信号を出力する速度比較部と、この減圧
指令に基いて前記分岐管路を駆動シリンダに接続するよ
う前記切換電磁弁に切換信号を出力する減圧指令出力部
と、を設けたことを特徴とする車両用扉の戸締め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4258973A JP2628261B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 車両用扉の戸締め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4258973A JP2628261B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 車両用扉の戸締め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681538A JPH0681538A (ja) | 1994-03-22 |
JP2628261B2 true JP2628261B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=17327591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4258973A Expired - Fee Related JP2628261B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 車両用扉の戸締め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2628261B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04777Y2 (ja) * | 1985-07-12 | 1992-01-10 | ||
JP2587723B2 (ja) * | 1990-11-26 | 1997-03-05 | 株式会社ナブコ | 車両用扉の再開閉制御装置 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP4258973A patent/JP2628261B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0681538A (ja) | 1994-03-22 |
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