JP3800311B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体送り用モータにより駆動される記録媒体送り装置と、前記記録媒体送り用モータを共通の駆動源とするポンプ装置とを備えて成る記録装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ等の記録装置は、記録用紙を先方と後方の両方に進退搬送できる構成の記録媒体送り装置と、記録を実行する記録部と、これらの駆動を制御する駆動制御部を大略で備えている。そして、小型化の観点から記録媒体送り用モータを記録媒体送り装置だけでなく、それとは別のポンプ装置の駆動源として共通に利用する構成が採用されている。ここで、ポンプ装置の具体例を、インクジェットプリンタを例にして説明すると、それはインクジェットプリンタのフラッシング動作用のインク貯留タンクからインクを排出するためのポンプである。このポンプは、前記動力の正転および逆転により、チューブをポンプケーシングとの間で扱くポンプ作用と、チューブを加圧しないレリース作用とが切り替えられるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来は、ポンプ装置は、記録媒体送り用モータと、選択的に動力伝達できる構造ではなかったため、紙送り時に負荷がその分だけ増し、またポンプレリース負荷ばらつき等も原因となって紙送り精度の低下や高速送り化への対応が難しくなるという問題があった。また、紙送り停止時にポンプ側のバネクラッチにより紙送り輪列が戻され、停止精度が低下する問題があった。
【0004】
本発明の課題は、ポンプ装置を記録媒体送り用モータから選択的に動力伝達できるようにして紙送り動作時の負荷を低減し、紙送り精度の向上と高速送り化への対応をし易くし、更に停止精度を向上できる記録装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、記録媒体送り用モータにより駆動される記録媒体送り装置と、前記記録媒体送り用モータを共通の駆動源とするポンプ装置とを備えて成る記録装置であって、前記記録媒体送り用モータと前記ポンプ装置とは動力伝達切換装置を介して連結され、該ポンプ装置は前記動力伝達切換装置によって駆動状態と非駆動状態が選択的に切換可能に構成され、前記動力伝達切換装置は、記録媒体送り用モータの動力によって駆動されるローラ軸に固定された太陽歯車と、前記ローラ軸に該軸の回りに回動可能に摩擦固定された遊星レバーと、前記太陽歯車と歯合した状態で前記遊星レバーに取り付けられ、該遊星レバーの回動によって一緒に円周軌道上を移動する遊星歯車と、前記遊星レバーの回動を第1の位置および第2の位置で規制してロックする遊星レバーロック手段と、を備え、前記遊星レバーが前記第1の位置でロック状態にあるときに、前記ポンプ装置を駆動する歯車に当該遊星歯車が連結され、前記第1の位置を外れているときは、前記ポンプへの連結が解除されるように構成され、前記遊星レバーロック手段が、記録媒体に記録を行う記録部を備えたキャリッジの底部に設けられる第1のストッパ部と係合可能に構成され、且つ、前記キャリッジが記録領域にある場合には、前記係合状態が解除されて前記遊星レバーの回動を規制可能なロックオン状態に置かれ、前記キャリッジがホームポジションにある場合には、前記係合状態となって前記遊星レバーの自由回動を許可するロックオフ状態に置かれるように設けられていることを特徴とするものである。
【0006】
本発明によれば、前記記録媒体送り用モータと前記ポンプ装置とは動力伝達切換装置を介して連結され、該ポンプ装置は前記動力伝達切換装置によって駆動状態と非駆動状態が選択的に切換可能に構成されているので、紙送り動作時の負荷を低減し、紙送り精度の向上と高速送り化への対応をし易くし、更に停止精度を向上できる。
また、前記遊星レバーが前記第1の位置でロック状態にあるときに、前記ポンプ装置を駆動する歯車に当該遊星歯車が連結され、前記第1の位置を外れているときは、前記ポンプへの連結が解除されるように構成されているので、構造簡単にして、該ポンプ装置を当該動力伝達切換装置によって駆動状態と非駆動状態のいずれかの状態を選択的に切換て動作させることができる。
また、遊星レバーロック手段をキャリッジ底部に設けられる第1のストッパ部と係合可能に構成し、キャリッジの動作によって遊星レバーロック手段を動作させることとしたので、特別な機構を設けることなく安価に遊星レバーロック手段の切替機構を構成することができる。尚、ここでの“ロックオン”状態とは、遊星レバーロック手段が、遊星レバーをロック可能な状態にあることを意味し、“ロックオフ”状態とは、遊星レバーロック手段が、遊星レバーをロック不可能な状態にあることを意味する。
【0010】
また、本願請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記キャリッジの底部に設けられる第2のストッパ部と係合することにより前記キャリッジをホームポジションにロックするキャリッジロック位置と、該ロックを解除するキャリッジ非ロック位置とを変位可能なキャリッジロックレバーを備え、前記ローラ軸が、記録部によって記録が行われた記録媒体を排出する排紙ローラ軸であって、前記キャリッジロックレバーが前記遊星レバーと共に前記排紙ローラ軸に摩擦固定され、前記排紙ローラ軸の回動によって前記ロック位置と非ロック位置とを変位することを特徴とする。本発明によれば、遊星レバーとキャリッジロックレバーを共に排紙ローラ軸に摩擦固定し、該排紙ローラ軸の回動によって各々を同時に回動させることとしたので、遊星レバー及びキャリッジロックレバーの取り付け構造の共通化によって安価に遊星レバー及びキャリッジロックレバーを配設することが可能となる。即ち、遊星レバー及びキャリッジロックレバーは、変位することによってその機能を切り替えるようになっているので、これらを変位させる機構が必要となるが、本発明によれば排紙ローラ軸に双方を取り付け、該排紙ローラ軸の回動によってその機能を切り替えるので、駆動伝達系を増やすことなく安価に双方の部品を配設することができる。
【0011】
また、本願請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記摩擦固定が、ばねクラッチによって実現されていることを特徴とする。本発明によれば、摩擦固定がばねクラッチによって実現されているので、安価に且つ簡易に摩擦固定を行うことができる。
【0012】
また、本願請求項4に記載の発明は、請求項2または3において、前記キャリッジロックレバーが前記ロック位置から前記非ロック位置へと回動する回動角度αと、前記遊星レバーが前記第2の位置から前記第1の位置へと回動する回動角度βとの間に、α<βなる関係が成り立つ様に前記キャリッジロックレバー及び前記遊星レバーが構成されていることを特徴とする。本発明によれば、キャリッジロックレバーが回動すべき回動角度αと、遊星レバーが回動すべき回動角度βとの間にα<βなる関係が成り立つので、両者の機能の切り替え動作を独立に行うことができ、以て以下のような作用効果を奏する。即ち、キャリッジロックレバーをロック位置から非ロック位置に変位させて、そしてキャリッジを退避させて記録動作を行いたいが、しかし紙送り負荷の関係上ポンプ装置を駆動させたくない様な場合、キャリッジロックレバー及び遊星レバーが回動すべき角度が同じであると、キャリッジロックレバーがキャリッジの非ロック位置まで回動した状態において、遊星レバーも回動して遊星歯車がポンプ装置に連結されてしまい、ポンプ装置が駆動状態となって紙送り負荷が発生する。しかし、本発明によればキャリッジロックレバーの回動角度αと遊星レバーの回動角度βとの間にはα<βなる関係があるので、この様な問題を回避することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
[インク・ジェット・プリンタの概略構成]
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る、記録装置としてのインク・ジェット・プリンタ(以下「プリンタ」と略称する)100の斜視図である。先ず、図1を参照しつつ、該プリンタ100の概略構成について説明する。プリンタ100はサイドフレーム107,108及びメインフレーム109によってその基体が構成されていて、更に、サイドフレーム107,108の間には排紙フレーム112が、該排紙フレーム112の下部には中フレーム111が配設され、これらフレームにプリンタ100の各構成要素が配設されている。尚、符号110は、後述するポンプ装置116を取り付けるポンプフレームを示している。
【0014】
用紙Pは図示を省略する給紙装置(プリンタ100の後部に設置されている)によって装置後方から給送され、装置中程に位置する搬送ローラ114によって一定ピッチでキャリッジ101の底部に設置された記録ヘッド部(図示せず)へと送られる。記録ヘッド部(図示せず)によって記録の行われた用紙Pは排紙ローラ(図示せず)によって装置前方に向かって排出される。尚、符号113は、排紙ローラを取り付ける排紙ローラ軸を示していて、該排紙ローラ軸113は、図示の如く排紙フレーム112の下部に配置されている。
【0015】
キャリッジ101はインク・カートリッジ102を積載し、該インク・カートリッジ102から前記記録ヘッド部にインクが供給される。キャリッジ101はサイドフレーム107,108間に掛架されるキャリッジ軸117にガイドされつつ主走査方向に往復動する。尚、図1において示す、メインフレーム109に設置されたキャリッジ・モータ103,該キャリッジ・モータ103の回動軸に取り付けられた駆動プーリ105,自由回動可能な従動プーリ106,駆動プーリ105及び従動プーリ106との間に掛架される駆動ベルト104は、キャリッジ101を主走査方向に往復動させる為の駆動系を構成している。
【0016】
ところで、搬送ローラ114を駆動する「記録媒体送り用モータ」としての駆動モータ115はフレーム108に取り付けられ、該フレーム108側において図示を省略する歯車機構によって搬送ローラ114に動力を伝達しているが、該歯車機構は、排紙ローラ軸113へも動力を伝達するようになっている。駆動モータ115によって動力伝達される排紙ローラ軸113は、更に、中フレーム111の右側に位置する空間部111aに設置される動力伝達切替装置(図1では図示せず:後に詳述する)によってポンプ装置116へも動力を伝達するようになっている。換言すれば、ポンプ装置116は、前記動力伝達切替装置を介して、駆動モータ115と連結され得る状態となっている。従って、搬送ローラ114,排紙ローラ軸113及びポンプ装置116は、駆動モータ115を共通の駆動源としている。
【0017】
このポンプ装置116はポンプフレーム110の右側に取り付けられ、また、キャッピングユニット118と接続して、記録ヘッド部(図示せず)の目詰まりを解消させる機能を有している。即ち、キャリッジ101がホームポジションにある場合に、キャッピングユニット118が記録ヘッド部(図示せず)を封止し、その状態でポンプ装置116から負圧の供給を受けることにより、インク充填時或いは目詰まり時に記録ヘッド部(図示せず)からインクを強制的に吐出させるようになっている。尚、ポンプ装置116は、駆動状態において、排紙ローラ軸113の正転/逆転、即ち、駆動モータ115の正転/逆転によって、前記ポンプ作用とレリース作用を行う様になっている。
[動力伝達切替装置の構成]
本発明に係るプリンタ100のポンプ装置116は、動力伝達切替装置によって駆動状態と非駆動状態とを選択的に切替可能に構成されていて、これにより、ポンプ装置116を駆動することによる駆動モータ115の負荷を低減して、搬送ローラ114による紙送り精度の向上や高速紙送りへの対応、或いは、搬送ローラ114の停止精度を向上させることが可能となっている。以下、この機能を実現する前記動力伝達切替装置(以下「切替装置」と略称する)の構成を、図2乃至図6を参照しつつ詳述する。図2は切替装置の正面図(図1における、中フレーム111の、x方向矢視図)であり、図3は切替装置を構成する歯車の展開図(図1における、中フレーム111及びポンプフレーム110の、z方向矢視図:但し、符号4〜7で示す歯車を展開している)である。また、図4は後述する「遊星レバー」の動作説明図であり、図5は切替装置の要部部品展開斜視図であり、図6は「遊星ロックレバー」の動作説明図である。尚、図4以降においては、図面の簡略化及び説明の便宜の為、切替装置の構成要素を一部抜き出して描いている。
【0018】
切替装置は、排紙ローラ軸113と、該排紙ローラ軸113によって回動・噛合する歯車群と、該歯車群の一部の歯車の回動を規制する「遊星レバーロック手段」と、から大略構成される。まず、前記歯車群について図2及び図3を参照しつつその大略を説明する。切替装置は、前述の様に駆動モータ115(以下「PFモータ」と言う)の動力を受けて回動する排紙ローラ軸113から更に動力を受け、歯車機構を介して、ポンプ装置116の駆動軸(図示せず)に取付固定されているポンプ駆動歯車7に動力を伝達し、これによってポンプ装置116(以下、単に「ポンプ装置」と言う)を駆動する。これを詳しく説明すると、排紙ローラ軸113には太陽歯車2が取付固定されていて、排紙ローラ軸113の回動によって太陽歯車2が回動する。一方、排紙ローラ軸113には遊星レバー3が摩擦固定(後に詳述する)され、該遊星レバー3には遊星歯車4が太陽歯車2と常に噛合する状態で取り付けられ、該遊星歯車4が遊星レバー3の回動によって一緒に円周軌道上を移動するようになっている。また、中フレーム111には遊星歯車4と噛合可能なポンプ伝達歯車5及び、該ポンプ伝達歯車5と一体となって動く減速歯車6が取付られている。従って、ポンプ装置へ動力が伝達される場合、太陽歯車2,遊星歯車4,ポンプ伝達歯車5,減速歯車6,ポンプ駆動歯車7の順に歯車が噛合して、動力伝達が行われる。即ち、遊星歯車4が、ポンプ駆動歯車7に連結されて、PFモータからの動力伝達が行われる。
【0019】
次に、遊星レバー3の構成及び動作について図4を参照しつつ説明する。遊星レバー3には前述の様に遊星歯車4が取り付けられている。遊星レバー3それ自体は、太陽歯車2の手前側(図1におけるx方向側)に配設され、後述するばねクラッチによって、排紙ローラ軸113の回動に従って回動する様に摩擦固定されている。遊星レバー3が回動すると、遊星歯車4はその位置を変位させ、これによってポンプ伝達歯車5との噛合位置/非噛合位置とを切替える。図4は当該切替の様子を示すものであり、(A)がポンプ伝達歯車5と遊星歯車4との噛合状態、(B)が非噛合状態を示している。即ち、同図(A)に示す遊星歯車4の噛合状態がポンプ装置の駆動状態であり、これが、遊星レバー3の「第1の位置」となる。また、同図(B)に示す遊星歯車4の非噛合状態がポンプ装置の非駆動状態であり、これが、遊星レバー3の「第2の位置」となる。
尚、遊星歯車4がポンプ伝達歯車5と非噛合状態にある第2の位置(図4(B)の状態)において、該遊星歯車4が他の駆動系の歯車と噛合するようにすれば、その駆動系に動力を伝達することもできる。
【0020】
遊星レバー3の外周には図示の如く第1係止凹部3a及び第2係止凹部3bが形成されている。第1係止凹部3a及び第2係止凹部3bは、後述する「遊星レバーロック手段」としての遊星ロックレバー12と係合し、該遊星ロックレバー12によって遊星レバー3の回動をロックする役割を果たす。尚、遊星レバー3は、遊星歯車4の噛合状態を示す同図(A)における第1係止凹部3aの位置に、第2係止凹部3bが位置するまで同図における時計方向に一定量回動した状態(同図(B)の状態)の、当該一定量の回動角度βだけ回動する様に、後述する制御シーケンスによって制御される。
【0021】
次に、図2及び図3に戻って、キャリッジロックレバー8の構成及び動作について説明する。キャリッジロックレバー(以下「CRロックレバー」と略称する)8は、遊星レバー3の手前側(図1におけるx方向側)に配設される。CRロックレバー8は回動中心としての排紙ローラ軸113から両外側に向かって延びる様なレバー形状をなしていて、後述するばねクラッチによって前述した遊星レバー3と共に排紙ローラ軸113の回動に従って回動する様に摩擦固定される。CRロックレバー8は、回動によってキャリッジ101をホームポジションにロックするロック位置と、該ロックを解除する非ロック位置とを変位する。即ち、キャリッジ101の底部にはCRロックレバー8と係合する「第2のストッパ部」としてのストッパ部101aが形成されていて(主走査方向におけるストッパ部101aの形成位置は図1参照)、CRロックレバー8は、排紙フレーム112から上方に突出することによってストッパ部101aと係合し、キャリッジ101をホームポジションにロックする。従って、図2はCRロックレバー8がキャリッジ101をホームポジションにロックするロック位置にある状態を示していて、該ロック位置からCRロックレバー8が反時計方向に回動し、排紙フレーム112からの突出状態が解消されることによって前記ロックを解除する非ロック位置となる。
【0022】
次に、図5を参照しつつ、遊星レバー3,遊星ロックレバー12,CRロックレバー8の取り付け構造、特に、ばねクラッチによる摩擦固定について詳説する。図5に示す様に、排紙ローラ軸113の突端は細径となっていて、該細径部113aにCRロックレバー8,遊星レバー3,太陽歯車2がEリング11によって脱落しない様に取り付けられる。この中で、前述の通り太陽歯車2のみが排紙ローラ軸113に固定された状態で取り付けられ、排紙ローラ軸113が回動すると必ず回動する様になっている。即ち、太陽歯車2は、排紙ローラ軸113の突端部に形成された半月状部113bと太陽歯車2の半月状孔2aが嵌合することにより、確実に排紙ローラ軸113の回動トルクが伝達される様になっている。一方で、CRロックレバー8及び遊星レバー3においては、排紙ローラ軸113の細径部113aが挿通孔8a,3cにそれぞれ挿通し、且つ、該挿通孔8a,3c内で細径部113aが空転可能に取り付けられている。
【0023】
CRロックレバー8と遊星レバー3との間には、皿ばね9が配設される。皿ばね9はCRロックレバー8と遊星レバー3との間に排紙ローラ軸113の軸方向離間力を発生させ、これによってばねクラッチ機構を構成している。即ち、遊星レバー3は、皿ばね9によって、太陽歯車2の方向に押し付けられている。太陽歯車2は排紙ローラ軸113の回動によって必ず回動する為、該押し付け力により、太陽歯車2の回動力が遊星レバー3に伝達される。一方、皿ばね9は遊星レバー3の回動に従って回動し、その回動力をCRロックレバー8に伝達する。従ってCRロックレバー8は遊星レバー3及び皿ばね9に従って回動する様になっている。しかし、これらはあくまでも皿ばね9の押し付け力による回動力の伝達であるので、CRロックレバー8及び遊星レバー3の双方は、回動を規制する手段によって一旦回動が止められれば、以降は排紙ローラ軸113の回動に従って回動はせず、挿通孔8a及び3cにおいて細径部113aが空転するのみとなる。従って、これが皿ばね9の押し付け力、即ちばねクラッチ効果による摩擦固定となる。
尚、このようなばねクラッチ効果を発揮させ得る摩擦手段(弾性手段)としては、皿ばね9に限らず、例えば、符号9aで示す様な圧縮コイルばねであっても良いし、或いは、ワッシャ10,10の間に符号9bで示す様な弾性材料(例えば、スポンジ、ゴム等)を挟む様なものであっても良い。
【0024】
次に、「遊星レバーロック手段」としての遊星ロックレバー12の構成及び動作について図5及び図6を参照しつつ説明する。図2において示した様に、遊星ロックレバー12は排紙ローラ軸113からプリンタ100のやや前方側に配置される。遊星ロックレバー12の取付は、図5に示す様に中フレーム111から突出する様に形成された取付突起111a,111aの内側に遊星ロックレバー12の下部を挟入させ、遊星ロックレバー12側に形成されている回動突起13,13を、取付突起111a,111aに形成されている嵌合孔111b,111bに嵌合させることによって行う。従って、これにより遊星ロックレバー12は回動突起13,13を回動支点として、上部が揺動(中フレーム111に対して接近/離間)する様になっている。尚、遊星ロックレバー12には戻しばね16の一端を引っ掛けるフック15が形成され、また、戻しばね16の他端は中フレーム111に引っ掛けられ、これによって遊星ロックレバー12は常に中フレーム111側に戻されるばね力を受ける様に取り付けられている。また、符号17は戻しばね16による遊星ロックレバー12の中フレーム111側への回動を規制する為の突出部であり、該突出部17が中フレーム111に当接することによって遊星ロックレバー12の回動が止められる様になっている(図6(B)参照)。
【0025】
遊星ロックレバー12には、中フレーム111に取り付けられた際に、上部が遊星レバー3側に向かって延びる様なアーム部12aが形成されていて、該アーム部12aの先端部にはロックピン14が図示の如く形成されている。このロックピン14は、前述した遊星レバー3の第1係止凹部3a或いは第2係止凹部3bに嵌合するものであり、該嵌合によって遊星レバー3の自由回動が規制される様になっている。また、アーム部12aの中程には上方に向かって突出する様な突起部18が形成されている。この突起部18は、キャリッジ底部の「第1のストッパ部」としてのストッパ部101aと係合するものである。図6はこの様子を示したものであり、(A)は突起部18とストッパ部101aとが係合し、遊星ロックレバー12が図示の如く中フレーム111から離間する側に押し倒された状態を示している。尚、(A)はキャリッジ101がホームポジションに位置している状態を示すものであり、左側が印字領域となっている。
【0026】
図6(A)の様に遊星ロックレバー12が押し倒された状態の場合、ロックピン14は遊星レバー3の外周に形成された第1係止凹部3a或いは第2係止凹部3bとの係合を解除し、遊星レバー3は自由回動を許可された状態となる。一方で、図6(B)の様にキャリッジ101が印字領域側に移動し、ストッパ部101aと突起部18との係合状態が解かれた状態においては、ロックピン14は遊星レバー3の外周に形成された第1係止凹部3a或いは第2係止凹部3bとの係合状態をなすことができ、これによって遊星レバー3の回動をロックする様になっている。以下、ロックピン14の第1係止凹部3a或いは第2係止凹部3bへの嵌合の如何を問わず、遊星ロックレバー12がキャリッジ101(ストッパ部101a)に押し倒された状態を「ロックオフ状態」、キャリッジ101(ストッパ部101a)に押し倒されず、戻しばね16のばね力によって中フレーム111側に引き寄せられた状態を「ロックオン状態」と言うこととする。
【0027】
ところで、キャリッジ101の底部に設けられるストッパ部101aは、CRロックレバー8が係合する「第2のストッパ部」と、遊星ロックレバー12が係合する「第1のストッパ部」の双方を兼用するものである。従って、各々の専用のストッパ部をキャリッジ101の底部に設けないのでこれによってキャリッジ101のコストを低減させている。尚、本実施形態の様にストッパ部101aを設けず、キャリッジ101の本体の一部(例えば、側壁)を利用することも可能である。
以上が、切替装置の構成及び各構成要素の動作概略である。
【0028】
[制御シーケンス]
次に、図7乃至図12を参照しつつ、適宜図2をも参照しながら、プリンタ100の各種制御シーケンスについて説明する。図7乃至図10は各種制御シーケンスのフローチャートであり、それぞれ、キャリッジ101のロックシーケンス、キャリッジ101のロック解除シーケンス、ポンプ装置の駆動モードへの移行シーケンス、ポンプ装置の駆動モード解除シーケンスを示している。また、図11は図10に示すポンプ装置の駆動モード解除シーケンスを説明する為の切替装置の要部正面図(動作推移図)であり、図12は、ポンプ装置の駆動モード解除シーケンス実行時の、各構成要素のタイミングチャートである。尚、図7乃至図10に示す制御シーケンスは、プリンタ100の制御部(図示せず)を構成するROM(図示せず)に格納され、適宜実行可能な状態に置かれている。
【0029】
始めに、図7を参照しつつキャリッジ101のロックシーケンスについて説明する。先ず、ステップ201においてCRロックセットフラグのOn/Offを判断する。CRロックセットフラグとは、キャリッジ101が現在ホームポジションにロックされているか否かを示すフラグであり、当該フラグがOffであれば、キャリッジ101は印字領域にあると判断される。CRロックセットフラグがOffであれば、ステップ202においてキャリッジ101をホームポジションへ移動させる。次に、PFモータをmステップ逆転させる。ここで、PFモータはステッピングモータであって、mステップ回転時のモータ駆動軸の回動角度は、各ステッピングモータの仕様に依存する。本実施形態では、PFモータは0.405deg/stepの回動を行い、m=125を採用している。また、“逆転”とは、CRロックレバー8をロック位置に変位させる為の回動方向であり、即ち、PFモータが“逆転”することによって排紙ローラ軸113がCRロックレバー8をロック位置に変位させる回動方向である。従って、図2における時計方向回転が“逆転”となり、反時計方向回転が“正転”となる。以下、全ての制御シーケンスにおいて、“正転”及び“逆転”は当該回転方向を言うものとする。
ステップ203においてPFモータが逆転すると、CRロックレバー8が排紙フレーム112上に突出した状態(図2の状態)となり、キャリッジ101がホームポジションにロックされる。そして、ステップ204において、CRロックセットフラグをOnとし、キャリッジロックが完了する。
【0030】
一方、キャリッジロックを解除するには、図8に示すシーケンスを実行する。先ず、ステップ301においてCRロックセットフラグのOn/Offを判断する。CRロックセットフラグがOnであれば、CRロックレバー8が排紙フレーム112から突出した状態であると判断し、ステップ302において念のためキャリッジ101のホームポジションへの移動動作を行った上で、ステップ303においてPFモータをmステップ正転させる。PFモータの正転により、排紙ローラ軸113が図2に示す反時計方向に回動し、CRロックレバー8が非ロック位置に変位する。そして、CRロックセットフラグをOffとし、キャリッジロック解除が完了する。
【0031】
次に、図9を参照しつつポンプ装置の駆動モードへの移行シーケンスを説明する。印字動作中においては、ポンプ装置は非駆動状態に切り換えられていて、これによってPFモータへの負荷を低減し、より確実な搬送動作を行うようになっている。この状態から、ポンプ装置の駆動モードへの移行は、以下の様に行う。先ず、ステップ401においてPumpモードフラグがOnか否かを判断する。Pumpモードフラグとは、ポンプ装置が現在駆動状態であるか非駆動状態であるかを示すフラグであり、PumpモードフラグがOffであれば、ポンプ装置が非駆動状態であると判断し、ステップ402においてキャリッジ101をホームポジションに移動させた後、ステップ403においてPFモータをnステップ正転させる。ここで、キャリッジ101をホームポジションに移動させるのは、キャリッジ101の底部に形成されたストッパ部101aによって、遊星ロックレバー12をロックオフ状態とし、遊星レバー3の自由回動を許可する為である。そして、当該状態においてPFモータを正転させることにより、遊星レバー3が図2に示す反時計方向に回転し、遊星歯車4がポンプ伝達歯車5と噛合して、PFモータの回動力がポンプ装置に伝達される。尚、本実施形態においては、n=250となっている。そして、ステップ404においてPumpモードフラグをOnにセットした後、ステップ405においてキャリッジ101を印字領域側に退避させる。これにより、図6(B)に示した様な、遊星ロックレバー12のロックオン状態となり、ロックピン14が遊星レバー3の第1係止凹部3aに嵌合してポンプ駆動モードに固定される。
【0032】
次に、図10に示すフローチャートを参照しつつ、適宜、図11に示す動作推移図及び図12に示すタイミングチャートを参照しながら、前記ポンプ装置の駆動モード解除シーケンスについて説明する。尚、該ポンプ装置の駆動モード解除シーケンスは、ポンプ装置の駆動モードを解除し、PFモータの負荷を低減させた状態で紙送り動作を行う為の動作である。
【0033】
先ず、ステップ501においてキャリッジ101をホームポジションへ移動させ、遊星ロックレバー12を確実にロックオフ状態とした上で、ステップ502においてPFモータをkステップ逆転させる(図12(1)の区間)。kステップ逆転させた後の切替装置要部の状態は、図11(A)の様になる。このときの各構成要素の動作は、図12の(1)の区間で示す様に、遊星レバー3が回動し、遊星レバー3において鉛直上方に位置していた第1係止凹部3aが下方に変位し、第2係止凹部3bが上方に変位して、第2係止凹部3bが遊星ロックレバー12によりロックされるべき位置となる(図4(B)の状態)。つまり、ポンプ装置へ動力を伝達する遊星歯車4がポンプ伝達歯車5との噛合状態を解除し、そしてCRロックレバー8は非ロック位置からロック位置へと回動する。尚、本実施形態においては、k=400としている。
【0034】
次に、ステップ503においてCRロックセットフラグをOnにした上で、ステップ504においてCRロック解除シーケンスを実行する。このステップ504のCRロック解除シーケンスは、前述した図8に示す一連のシーケンスである。即ち、PFモータをmステップ正転させる。このステップ504を終了した状態が図11(B)に示す状態であり、図示の如くCRロックレバー8が回動してキャリッジ101のロックを解除した状態となる。このとき、図12の(2)の区間に示す様に、CRロックレバー8が回動すると遊星レバー3も同時に回動するが、CRロックレバー8がキャリッジ101の非ロック状態に切り替わった時点において、遊星レバー3は第2の状態から第1の状態へは切り替わっておらず、その変位過程の途中で停止した状態となる。これは、CRロックレバー8がキャリッジ101のロック位置から非ロック位置へと変位する為に必要な回動角α(図11(A)の状態から(B)の状態まで回動する角度)が、遊星レバー3が第2の位置から第1の位置へと変位する為に必要な回動角βよりも小なる様にCRロックレバー8及び遊星レバー3が構成され、そして取り付けられているからである。これによって、後のステップでキャリッジ101を印字領域側へ退避させ、遊星ロックレバー12をロックオン状態としても、遊星レバー3が、遊星歯車4とポンプ伝達歯車5との噛合位置(第1の位置)でロックされず、従ってキャリッジ101が印字動作に移ってもポンプ装置が駆動状態のままとなることが無い。
【0035】
この状態から、ステップ505においてキャリッジ101を印字領域側へ退避させる。図11(C)は、キャリッジ101を退避させた後の状態を示すものである。図示の如く、キャリッジ101を退避させると、これによって遊星ロックレバー12がロックオン状態となり、遊星ロックレバー12のロックピン14が遊星レバー3に当接し、突起部18が排紙フレーム12の上方にまで突出変位した状態となる。但し、この状態においては、図11(C)に示す様にロックピン14は遊星レバー3のいずれの係止凹部とも係合せず、単に遊星レバー3のロック可能な状態(ロックオン状態)となっている。尚、このときのタイミングチャートは、図12の(3)の区間となる。
【0036】
そして、この状態から、ステップ506においてPFモータをjステップ逆転させる。PFモータを逆転させた後の状態が、図11(D)に示す状態となる。図示の如く、PFモータの逆転によりCRロックレバー8が再びロック位置に変位すると共に、遊星レバー3が回動して第2係止凹部3bにロックピン14が係合し、遊星レバー3がロックされた状態となる。従ってこれにより、印字動作中においても遊星歯車4がポンプ伝達歯車5と噛合すること無く、PFモータの負荷を低減させることができる。尚、このときのタイミングチャートは、図12の(4)の区間となる。また、本実施形態においてはj=145としている。
【0037】
次に、ステップ507においてPFモータをmステップ正転させ、CRロックレバー8を非ロック位置に変位させた上で(図12の(5)の区間)、ステップ508においてキャリッジ101をホームポジションに戻し(図12の(6)の区間)、ステップ509においてPumpモードフラグをOffとして、ポンプ装置の駆動モード解除シーケンスを終了する。
尚、本実施形態において示した各制御シーケンスはあくまで一例であり、適宜最適な制御シーケンスを採用可能であることは言うまでも無い。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、前記記録媒体送り用モータと前記ポンプ装置とは動力伝達切換装置を介して連結され、該ポンプ装置は前記動力伝達切換装置によって駆動状態と非駆動状態が選択的に切換可能に構成されているので、紙送り動作時の負荷を低減し、紙送り精度の向上と高速送り化への対応をし易くし、更に停止精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインク・ジェット・プリンタの斜視図である。
【図2】動力伝達切替装置の正面図である。
【図3】動力伝達切替装置を構成する各歯車を展開した状態を示す、当該動力伝達切替装置の平面図である。
【図4】(A)は遊星歯車とポンプ伝達歯車の噛合状態を、(B)は同非噛合状態を示す、動力伝達切換装置要部の正面図である。
【図5】動力伝達切替装置要部の、部品展開斜視図である。
【図6】(A)は遊星レバーロック手段が非ロック位置にある状態を、(B)は同ロック位置にある状態を示す、動力伝達切替装置要部の側面図である。
【図7】キャリッジのロックシーケンスを示すフローチャートである。
【図8】キャリッジのロック解除シーケンスを示すフローチャートである。
【図9】ポンプ装置の駆動モードへの移行シーケンスを示すフローチャートである。
【図10】ポンプ装置の駆動モード解除シーケンスを示すフローチャートである。
【図11】図10における各ステップ終了後の動力伝達切替装置要部の状態を示す正面図である。
【図12】ポンプ装置の駆動モード解除シーケンス実行時の各構成要素のタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 太陽歯車
3 遊星レバー
3a 第1係止凹部
3b 第2係止凹部
4 遊星歯車
5 ポンプ伝達歯車
6 減速歯車
7 ポンプ駆動歯車
8 CRロックレバー
9 皿ばね
12 遊星ロックレバー
14 ロックピン
16 戻しばね
18 突起部
100 インク・ジェット・プリンタ
101 キャリッジ
101a ストッパ部
110 ポンプフレーム
111 中フレーム
112 排紙フレーム
113 排紙ローラ軸
115 駆動モータ(PFモータ)
116 ポンプ装置

Claims (4)

  1. 記録媒体送り用モータにより駆動される記録媒体送り装置と、前記記録媒体送り用モータを共通の駆動源とするポンプ装置とを備えて成る記録装置であって、前記記録媒体送り用モータと前記ポンプ装置とは動力伝達切換装置を介して連結され、該ポンプ装置は前記動力伝達切換装置によって駆動状態と非駆動状態が選択的に切換可能に構成され、
    前記動力伝達切換装置は、記録媒体送り用モータの動力によって駆動されるローラ軸に固定された太陽歯車と、
    前記ローラ軸に該軸の回りに回動可能に摩擦固定された遊星レバーと、
    前記太陽歯車と歯合した状態で前記遊星レバーに取り付けられ、該遊星レバーの回動によって一緒に円周軌道上を移動する遊星歯車と、
    前記遊星レバーの回動を第1の位置および第2の位置で規制してロックする遊星レバーロック手段と、を備え、
    前記遊星レバーが前記第1の位置でロック状態にあるときに、前記ポンプ装置を駆動する歯車に当該遊星歯車が連結され、前記第1の位置を外れているときは、前記ポンプへの連結が解除されるように構成され、
    前記遊星レバーロック手段が、記録媒体に記録を行う記録部を備えたキャリッジの底部に設けられる第1のストッパ部と係合可能に構成され、且つ、前記キャリッジが記録領域にある場合には、前記係合状態が解除されて前記遊星レバーの回動を規制可能なロックオン状態に置かれ、前記キャリッジがホームポジションにある場合には、前記係合状態となって前記遊星レバーの自由回動を許可するロックオフ状態に置かれるように設けられていることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1において、前記キャリッジの底部に設けられる第2のストッパ部と係合することにより前記キャリッジをホームポジションにロックするキャリッジロック位置と、該ロックを解除するキャリッジ非ロック位置とを変位可能なキャリッジロックレバーを備え、
    前記ローラ軸が、記録部によって記録が行われた記録媒体を排出する排紙ローラを取り付ける排紙ローラ軸であって、
    前記キャリッジロックレバーが前記遊星レバーと共に前記排紙ローラ軸に摩擦固定され、前記排紙ローラ軸の回動によって前記ロック位置と非ロック位置とを変位することを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2において、前記摩擦固定が、ばねクラッチによって実現されていることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項2または3において、前記キャリッジロックレバーが前記ロック位置から前記非ロック位置へと回動する回動角度αと、前記遊星レバーが前記第2の位置から前記第1の位置へと回動する回動角度βとの間に、α<βなる関係が成り立つ様に前記キャリッジロックレバー及び前記遊星レバーが構成されていることを特徴とする記録装置。
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