JP3799759B2 - 自動販売機のキャビネット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、外扉に商品見本を陳列するディスプレイ室を有する自動販売機のキャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、頭記した自動販売機の構成概要を図3,図4に示す。各図において、1は自動販売機の本体ケース、2はその前面外扉である。ここで、本体ケース1は断熱筐体としてなり、庫内には商品収納ラック(例えばサーペンタイン式商品収納ラック)3、および商品保冷用の冷却器(冷凍機のエバポレータ),商品加温用のヒータを搭載し、その前面を断熱内扉4で覆っている。
【0003】
一方、外扉2には、その上半部に画成した販売商品のディスプレイ室5、コインメック6a,ビルバリデータ6bなどを装備した操作パネル6,および商品取出口7を備えている。ここで、ディスプレイ室5はその前面を透明な前面パネルで覆い、室内には商品見本8を陳列する商品展示台9,照明用の蛍光灯(図示せず)などを組み込み、商品見本8と個々に対応する商品選択釦10が前面パネルの前面に設置されている。また、外扉2の裏面側にはディスプレイ室5の背面を覆って前記した商品展示台9を取付けた鋼板製の片開き式中扉11を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の自動販売機には次記のような問題点がある。すなわち、
(1) 自動販売機のロケーション先でディスプレイ室5の清掃,商品見本の付け替え,蛍光灯交換などのメンテナンス作業を行う場合には、外扉2を開放した上で中扉11を後方に開き、この状態で作業者(ルートマン)が外扉2と中扉11との間に入って作業を行うようにしている。
【0005】
この場合に、自動販売機の周囲スペースの制約から外扉2,中扉11を半開状態で作業する場合が多く、このような状態で作業者が中腰,あるいは屈んだ姿勢での作業中に立ち上がると、鋼板製になる中扉11の尖った角部に背中,腰が突き当たって思わぬ怪我をすることがある。
(2) ディスプレイ室5の背面を覆う中扉11は薄鋼板で作られているが、その面積はかなり大きく、しかも中扉11には商品展示台9を取付けているためにその重量加重が加わるなどして、板面に撓み,反りが生じることが多い。
【0006】
この場合に、中扉11はその一側縁をドアヒンジを介して外扉2に結合し、反対側の側縁は簡単なラッチ金具を設けて外扉に掛け止めするようにしており、このために中扉11に前記した撓み,反りがあると、ドアヒンジと反対側の側縁部分が外扉に密着せず、この部分に隙間が生じてディスプレイ室5の体裁を損なうほか、隙間からディスプレイ室内に塵埃,虫などが入り易くなる。
【0007】
この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は簡単な部品を追加装備することで前記課題の解決を図った自動販売機のキャビネットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、商品収納ラックを搭載した断熱内扉付き本体ケースと、本体ケースの前面に配した外扉とからなり、外扉に商品見本を陳列するディスプレイ室を画成するとともに、外扉の裏面側にディスプレイ室の背面を覆って商品展示台を支持する中扉を備えた自動販売機のキャビネットにおいて、
前記中扉の反ヒンジ側の下端角部に、当該下端角部を覆い、かつ、前記中扉とその背後に並ぶ断熱内扉との間に、外扉を閉じた状態で中扉を外扉の裏面に押し付ける弾性材質のスペーサを取付る。(請求項 1 )。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1(a),(b) ,および図2(a),(b) に示す実施例で説明する。なお、各実施例の図中で、図3,図4に対応する同一部材には同じ符号が付してある。
図1(a),(b) は請求項1に対応する発明の実施の原理を示すものである。この実施例においては、自動販売機の基本構造は図3,図4と同様であるが、特に外扉2の裏面側に配してディスプレイ室5の背面を覆う中扉11に対して、次に記す部品が新たに追加装備されている。すなわち、第1の部品は、中扉11のドアヒンジ11aと反対側の下端角部を覆ってこの部分に被着した怪我防止用パッド12、第2の部品は中扉の背面に取付けた中扉押圧用スペーサ13である。
【0011】
ここで、前記の怪我防止用パッド12は鋼板製の中扉11に較べて軟質なプラスチックなどで作られたもので、中扉11の下端側コーナー部分をカバーしてこの部分にねじ止め,両面粘着テープ,あるいは接着剤で固定されている。また、中扉押圧用スペーサ13はゴムなどの弾性材質で作られたもので、中扉11の板面にねじ止め,両面粘着テープ,あるいは接着剤で固定されており、外扉2を閉じた状態で中扉11とその背後に並ぶ断熱内扉4との間に圧縮状態に挟まれ、その反力で中扉11を外扉2に押圧するようなに厚さ寸法に設定されている。なお、スペーサ13は図示例のように中扉11に取付ける代わりに、断熱内扉4の前面に取付けて実施することもできる。
【0012】
上記の構成で、怪我防止用パッド12は、外扉2,中扉11を開いた状態でメンテナンス作業を行っている作業者が中腰,屈め姿勢から立ち上がる際に体(背中,腰など)が中扉11の尖った角部に直接突き当たるのを防止して怪我をしないように保護する役目を果たす。
また、中扉押圧用スペーサ13は、外扉2を閉じた状態で中扉11を外扉2の裏面に押しつけ、先述した中扉11の撓み,反りが原因でディスプレイ室5の背面側で中扉11と外扉2の間に隙間が生じるのを防ぐ役目を果たす。
【0013】
図2(a),(b) はこの発明の請求項1に対応するに対応する実施例を示すものである。この実施例においては、先記実施例1で述べた怪我防止用パッド12と中扉押圧用スペーサ13の機能を兼ね備えた単一の部品として、ゴムなどのクッション性がある弾性材質で作られたスペーサ14が、図1に示したパッド12と同じ箇所に同様な固定手段で取付けてある。
【0014】
この実施例では、単一部品で怪我防止と中扉の隙間発生防止の役目を果たすので、実施例1のように各機能部品を別々に装着した構成と較べて部品点数,取付け工数が少なくて済む。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の構成によれば、次記の効果を奏する。
(1) 外扉の裏面側にディスプレイ室の背面を覆って商品展示台を支持する中扉を備えた自動販売機のキャビネットにおいて、前記中扉の反ヒンジ側の下端角部を覆ってこの部分に怪我防止用パッドを被着したことにより、ロケーション先で行う機内のメンテナンス作業中に誤って作業者が開放している中扉の角部に背中,腰などをぶつけて怪我するのを防止して安全性を高めることができる。
【0016】
(2) 中扉とその背後に並ぶ断熱内扉との間に、外扉を閉じた状態で中扉を外扉に押し付ける弾性材質の中扉押圧用スペーサを介装したことにより、外扉を閉じた状態で中扉の撓み,反りに起因してディスプレイ室の背面側で外扉と中扉の間に外見上での見栄えを損なう隙間が生じるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に対応する発明の実施の原理の構成図であり、(a) は中扉の背面図、(b) は(a) 図の中扉を組み込んだ自動販売機のキャビネットの断面側視図
【図2】 この発明の請求項1に対応する実施例の構成図であり、(a) は中扉の背面図、(b) は(a) 図の中扉を組み込んだ自動販売機のキャビネットの断面側視図
【図3】この発明の実施対象となる自動販売機の正面図
【図4】図3の自動販売機における外扉および断熱内扉を開放した状態の斜視図
【符号の説明】
1 本体ケース
2 外扉
3 商品収納ラック
4 断熱内扉
5 ディスプレイ室
8 商品見本
9 商品展示台
11 中扉
12 怪我防止用パッド
13 中扉押圧用スペーサ
14 怪我防止用パッド,中扉押圧用スペーサを兼ねたスペーサ
Claims (1)
- 商品収納ラックを搭載した断熱内扉付き本体ケースと、本体ケースの前面に配した外扉とからなり、外扉に商品見本を陳列するディスプレイ室を画成するとともに、外扉の裏面側にディスプレイ室の背面を覆って商品展示台を支持する中扉を備えた自動販売機のキャビネットにおいて、
前記中扉の反ヒンジ側の下端角部に、当該下端角部を覆い、かつ、前記中扉とその背後に並ぶ断熱内扉との間に、外扉を閉じた状態で中扉を外扉の裏面に押し付ける弾性材質のスペーサを取付けたことを特徴とする自動販売機のキャビネット。
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Family Applications (1)
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