JP3798778B2 - 平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法 - Google Patents

平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法に関する。
電界放出型ディスプレイ(FED)は、従来の陰極線管(CRT)を応用した自発光型の平面パネルディスプレイとして知られている。FEDは多くの陰極(電界放出素子)を二次元状に配列してなる陰極構造体を備えており、減圧環境下において陰極から放出される電子を、各蛍光画素領域に衝突させて発光画像を形成している。なお、蛍光画素領域は燐層を含んでいる。
この平面パネルディスプレイは、陰極構造体を有する背板と、燐層が堆積された蛍光画素領域を有するガラス面板とを備えている。このような平面パネルディスプレイの一例は特許文献1に記載されている。
さらに、ガラス面板は背板から0.1mm〜1mm乃至2mm離間されている。そして、このガラス面板と背板との間には壁体からなる短冊状のスペーサが垂直に介在している。
このような背板とガラス面板とスペーサとを有する平面パネルディスプレイでは、通常、陰極から放出される電子を加速するために、背板とガラス面板との間には1kV以上の高電圧が印加されている。このとき、スペーサの比抵抗が低すぎると過電流が流れて熱暴走状態となり、また、逆にスペーサの比抵抗が高すぎると電気がスペーサに溜まり、帯電によって電子軌道が偏向されるため、平面パネルディスプレイ用スペーサは適切な導電性を示す比抵抗を有していなければならないことが知られている。
米国特許第5541473号明細書
しかしながら、同一の作製工程の中で得られた複数のスペーサにおいて、比抵抗にばらつきが生じる傾向があった。特に、目的範囲よりも低い比抵抗を有するスペーサが作製されてしまうことが多く、歩留り低下の原因になっていた。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、スペーサの比抵抗におけるばらつきを低減できる平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を提供することを目的とする。
発明者らは鋭意研究を行った。その結果、比抵抗が所望の範囲であるスペーサと、比抵抗が所望の範囲よりも低いスペーサとを比較したところ、後者のスペーサの粒界付近には、前者のスペーサにはほとんど含まれない固体炭素粒が存在していることが明らかになった。このような固体炭素粒はスペーサの比抵抗を低下させるものと考えられる。そしてこの固体炭素粒は、スペーサの製造工程において粉末の混合性や成形性等を良くするために用いる有機溶剤に由来することを見出し本発明に想到するに至った。
本発明に係る平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法は、Al粉末、TiC粉末及び有機溶剤を含む混合物を成形し成形体を得る成形工程と、成形体を焼結し焼結体を得る焼結工程とを有するスペーサの製造方法において、成形工程と焼結工程との間に、酸素含有雰囲気下において成形体を50℃以上、200℃以下の温度範囲内に24時間以上維持する熱処理工程を有し、また、有機溶はエタノール又はIPAであることを特徴とする。
本発明の平面パネルディスプレイ用スペーサによれば、熱処理工程によって成形体に含まれる有機溶剤が好適に気化され成形体から除去されるので、焼結工程後に得られる焼結体中において、有機溶剤に由来する成分である固体炭素粒が減少する。そのため、このような固体炭素粒によってスペーサの比抵抗が低下することを未然に防ぐことができ、スペーサの比抵抗のばらつきを低減することができる。
ここで、熱処理工程における温度範囲は有機溶剤の沸点よりも低いことが好ましい。これにより、有機溶剤によるTiCの酸化を低減することができる。
ここでまた、熱処理工程において上記の温度範囲内に40〜60時間維持することが好ましい。これにより、有機溶剤に由来する固体炭素粒の発生を充分に抑制することができ、スペーサの比抵抗のばらつきをより低減することができる。
ここでさらに、熱処理工程を常圧よりも減圧された環境下で行うことが好ましい。これにより、有機溶剤が速く気化するので、有機溶剤に由来する固体炭素粒の発生をより抑制することができる。
このような平面パネルディスプレイ用スペーサにおいては、混合物はTiO粉末を含んでいることが好ましい。これにより、TiO粉末の混合量によってスペーサの比抵抗を容易に調節できるため、より平面パネルディスプレイに好適な比抵抗を有するスペーサを作製することができる。
本発明によれば、スペーサの比抵抗におけるばらつきを低減できるため、スペーサの製造においての歩留りを向上させることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
まず、本実施形態に係る平面パネルディスプレイの概要について説明する。
図1は平面パネルディスプレイの平面図、図2は平面パネルディスプレイのII−II矢印断面図である。
本実施形態に係る平面パネルディスプレイは、いわゆる、FED(電界放出型ディスプレイ)であり、主として、面板101、背板201、及び、多数の平面パネルディスプレイ用スペーサ103を有している。
面板101はガラス製であり、この面板101上には、格子状のブラックマトリクス構造体102、及び、ブラックマトリクス構造体102の格子内に設けられ燐層を含む複数の蛍光画素領域105を有している。蛍光画素領域105の燐層は図2における図示下方から高エネルギー電子が衝突すると、光を放出して可視ディスプレイを形成する。蛍光画素領域105から発した光は、ブラックマトリクス構造体102を介して外部(図示上方)に出力される。ブラックマトリクス構造体102は、互いに隣接する蛍光画素領域105からの光の混合を抑制するための格子状黒色構造体として機能する。
背板201はガラス板であり、背板201上には陰極構造体202が形成されている。この陰極構造体202は電子を放出するための突起を含む陰極(電界(電子)放出素子)206を複数有している。
背板201における陰極構造体202の形成領域は背板201の面積よりも小さい。また、面板101におけるブラックマトリクス構造体102の形成領域は面板101の面積よりも小さい。面板101の外周領域と背板201の外周領域との間にはガラスシール203が介在しており、中央部に密閉室250を提供している。この密閉室250内は電子が飛行可能な程度に減圧されている。ガラスシール203は融解ガラスフリットによって形成される。
面板101のブラックマトリクス構造体102と、背板201の陰極構造体202との間には、これらの表面に対して垂直に立設された壁体である平面パネルディスプレイ用スペーサ103が所定間隔で多数取り付けられている。この平面パネルディスプレイ用スペーサ103の詳細については後述する。
これらの平面パネルディスプレイ用スペーサ103は、面板101と背板201との間の間隔を均等に保持している。また、この密閉室250内には、陰極構造体202、ブラックマトリクス構造体102及び平面パネルディスプレイ用スペーサ103が配置されることとなる。ここで、面板101及び背板201の厚みは、例えば、各々300μm、1000μm程度である。
続いて、本実施形態に係る平面パネルディスプレイ100の平面パネルディスプレイ用スペーサ103について詳細に説明する。
図3は、本発明に係る平面パネルディスプレイ用スペーサ103を示す斜視図である。この平面パネルディスプレイ用スペーサ103は、概ね板状の直方体であり、主面50A、50Bと、長手方向に延びる側面50C、50Dと、長手方向の両端の端面50E,50Fを有している。
この平面パネルディスプレイ用スペーサ103は、焼結セラミックス製の矩形平板状のベース(焼結体)50と、ベース50の側面50C上に形成された金属膜42aと、ベース50の側面50D上に形成された金属膜40aとを有している。また、ベース50の主面50A上にはパターニングされた金属膜65が形成されている。この金属膜65は平面パネルディスプレイ用スペーサ103の長手方向にそって延在し、また、金属膜65は、金属膜42aや金属膜40aとは離間されて互いに絶縁されている。また、金属膜65は、長手方向に複数に分割されている。この平面パネルディスプレイ用スペーサ103のベース50の外形形状は、具体的には、例えば、0.08mm×1.2mm×120mm程度である。
ここで、金属膜40a及び42aは、背板201の陰極構造体202や、面板101のブラックマトリクス構造体102との接触抵抗の面内不均一性を低減させる。また、金属膜65は、平面パネルディスプレイ用スペーサ103の内部電界分布を好適にするためのものである。
この平面パネルディスプレイ用スペーサ103は、図4に示すように、その長手方向の両端に設けられた接着剤301,302によって面板101、背板201に固定されている。本例の接着剤301,302の材料はUV硬化性ポリイミド接着剤であるが、熱硬化性接着剤または無機接着剤を使用することができる。なお、接着剤301,302はブラックマトリクス構造体102、陰極構造体202の外側に配置される。このとき、平面パネルディスプレイ用スペーサ103の金属膜40a,42aが、背板201の陰極構造体202、面板101のブラックマトリクス構造体102に各々接触するように配置される。
そして、本実施形態における平面パネルディスプレイ用スペーサ103のベース50は、Al(アルミナ)、TiC(炭化チタン)及びTiO(チタニア)を含む複合セラミクス焼結体から形成されている。そのため、平面パネルディスプレイ用スペーサ103は高硬度の導電性セラミクスであるアルティック(AlTiC)の性質を示し、高い強度を有している。
通常、平面パネルディスプレイ100内は減圧されており、大気圧によって平面パネルディスプレイ用スペーサ103に大きな荷重が加えられているが、本実施形態の平面パネルディスプレイ用スペーサ103はそのような圧縮力による変形に耐えることができ、面板101と背板201との間隔を所定の間隔に維持することができる。
なお、ベース50はTiOを特に含まなくてもよく、又、MgO(酸化マンガン)等の他の金属化合物又は金属を含んでいてもよい。ベース50がTiOを有する場合、後述のTiO粉末の混合量によってスペーサの比抵抗を調節できるため、より平面パネルディスプレイに好適な比抵抗を有するスペーサを作製することができる。
次に、このような平面パネルディスプレイ用スペーサ103の製造方法について説明する。
まず、図5に示すように、平面パネルディスプレイ用スペーサの一部となる、Al(アルミナ)、TiC(炭化チタン)及びTiO(チタニア)の複合セラミクス焼結体の板10を作製する。
このような板10は、Al粉末、TiC粉末、及び、TiO粉末を混合し、成形し、成形体を所定の温度で焼成し、放冷することにより得られる。なお、板10はTiO粉末を特に含まなくてもよく、又、MgO粉末等の他の金属化合物又は金属を含んでいてもよい。
まず、原料となる、Al粉末、TiC粉末、及び、TiO粉末を用意する。ここで、原料のAl粉末は微粉であることが好ましく、平均粒子径が0.1〜1μm、特に0.4〜0.6μmであることが好ましい。また、TiC粉末は微粉であることが好ましく、平均粒子径が0.1〜3μm、特に0.5〜1.5μmであることが好ましい。また、TiO粉末は微粉であることが好ましく、平均粒子径が0.1〜3μm、特に0.5〜1μmであることが好ましい。
そして、これらの粉末を、例えば、エタノール、IPA、95%変性エタノール等の有機溶剤中で混合し、混合粉末を得る。なお、水を溶媒として使用すると、溶媒とTiCとが化学反応を起こしてTiC粉末が酸化してしまうため、水は使用できない。ここで、Al粉末、TiC粉末及びTiO粉末の全重量に対して、TiC粉末が6.5〜10重量%含まれるようにこれらの粉末を混合することが好ましい。また、Al粉末、TiC粉末及びTiO粉末の全重量に対して、TiO粉末が1.0〜2.5重量%含まれるようにこれらの粉末を混合することが好ましい。
ここで、粉末の混合は、ボールミルやアトライター中で行うことが好ましい。また、10〜100時間程度混合することが好ましい。なお、ボールミルやアトライター中の混合メディアとしては、例えば、直径1〜20mm程度の、アルミナボールや、ジルコニアボールを使用することが好ましい。
次に、混合された混合粉末をスプレー造粒する。ここでは、例えば、酸素をほとんど含まない窒素やアルゴン等の不活性ガスの、60〜200℃程度の温風中で噴霧乾燥すればよく、これによって、上記の組成の混合粉末の造粒物が得られる。ここで、例えば、造粒物の粒径は、50μm〜200μm程度が好ましい。
次に、必要に応じて上述の有機溶剤を添加して造粒物の液体含有量の調節を行い、0.1〜10重量%程度、造粒物中に有機溶剤が含まれるようにする。液体含有量の調節に用いる有機溶剤としては、例えば、エタノール、IPA、95%変性エタノール等の有機溶剤が挙げられ、通常、粉末の混合の際に用いた有機溶剤が使用される。なおここでも、水を溶媒として使用すると、溶媒とTiCとが化学反応を起こしてTiC粉末が酸化してしまうため、水は使用できない。
次に、この造粒物を所定の型内に充填し、冷間プレスにより一次成形を行って成形体を得る。ここでは、例えば、内径150mmの円板形成用の金属製あるいはカーボン製の型内に造粒物を充填し、例えば、5〜15MPa(50〜150kgf/cm)程度の圧力で冷間プレスすればよい。
続いて、本発明の実施形態においては、一次成形された成形体を50℃以上、200℃以下の温度範囲内に24時間以上維持する熱処理工程を行う。
この熱処理工程を行うことにより、成形体に含まれる有機溶剤が好適に気化され成形体から除去される。このため、後述の工程で成形体を焼結して得た焼結体において、有機溶剤に由来する固体炭素粒が生成しにくくなる。したがって、このような固体炭素粒によってスペーサの比抵抗が低下することを未然に防ぐことができ、スペーサの比抵抗のばらつきを低減することができる。
このとき、熱処理工程を50℃よりも低い温度で行うと上述の固体炭素粒を多く含むことになるため、スペーサの比抵抗のばらつきが大きくなる。また、熱処理工程を200℃よりも高い温度で行うと、有機溶剤や雰囲気中の酸素等によってTiCが酸化されやすくなるため、スペーサの比抵抗が急激に上昇するとともに、スペーサの比抵抗のばらつきが大きくなる。なお、時間の上限は特にはないが、経済性の観点から200時間以内が好ましい。また、TiCの雰囲気中の酸素による酸化を防ぐべく窒素やアルゴン等の不活性ガス中で熱処理工程を行うことが好ましい。
ここで、温度範囲は成形体に含まれる有機溶剤の沸点よりも低いことがより好ましい。これによって、有機溶剤によるTiCの酸化をより低減することができる。
ここでまた、上述の温度範囲内に成形体を維持する時間が40〜60時間であると、スペーサの比抵抗のばらつきが充分に低減され好ましい。
さらに、熱処理工程を減圧された環境で行うと有機溶剤が速く気化するので、例えば常圧よりも20Torr程度減圧して行うことが好ましい。
続いて、熱処理工程を経た成形体をホットプレスし焼結体を得る。ここで、例えば、焼成温度を1200〜1700℃、圧力を10〜50MPa(100〜500kgf/cm)、雰囲気を真空、窒素、アルゴン中とすることが好ましい。なお、非酸化性雰囲気とするのは、TiCの酸化を抑制するためである。また、カーボン製の型を用いることが好ましい。焼結時間は1〜3時間程度が好ましい。
そして、外観等を検査した後に、ダイヤモンド砥石等によって機械仕上げ加工を行い、平面パネルディスプレイ用スペーサの材料となる板10が完成する。最終的な板10の具体的形状は、図5に示すように、縦134mm、横67mm、厚み2.5mmの矩形平板状である。なお、例えば、直径6インチ、厚み2mm程度の円板状の基板であってもよい。
次に、このような板10から平面パネルディスプレイ用スペーサ103用のベース50を切り出す工程について説明する。まず、この板10は、矩形平板であり主面10A,10B、長手方向に平行な側面10C,10D、及び、長手方向に直交する端面10E,10Fを有しているものとする。
まず、図6(a)に示すように、板10の主面10Aに対して垂直、かつ、板10の側面10C,10Dに平行な複数の第一切断面91に沿って、複合セラミクス焼結体の板10を所定間隔で切断する。これによって、図6(b)に示すように、第一の切片530が形成される。この第一の切片530は、板10の主面10A,10Bに各々対応する主面530A,530B、各第二切断面92に対応する側面530C,530D、及び、複合セラミクス焼結体の板10の端面10E,10Fに対応する端面530E、530Fを有している。続いて、第一の切片530の側面530C、530Dを研磨する。
次に、図7に示すように、第一の切片530を、第一の切片530の主面530Aに平行な複数の第二切断面92に沿って所定間隔で切断して、図7(b)に示すように第二の切片560を得る。
ここで、第二の切片560は、第二切断面92に対応する主面560A、560Bと、長手方向に延びる側面560C、560Dと、長手方向の両端の端面560E、560Fを有する。また、第二の切片560の主面560Aと主面560Bとの間隔560Wを、第一の切片530の幅530Wよりも狭くなるように第一の切片530を切断する。
次に、図8に示すように、第二の切片560の主面560A上に、端面560Eから端面560Fまで側面560C,560Dの延在方向に平行に延びる溝570を所定間隔で複数形成する。ここで、溝570間の距離W2、側面560Dに最も近い溝570と側面560Dとの間の距離W3、及び、側面560Cに最も近い溝570と側面560Cとの間の距離W1は、何れも同じ距離とされている。また、各溝570は、側面560Dと平行な側壁570A及び側壁570Bと、側壁570Aと側壁570Bとの下端同士を接続する底面570Cとによって形成され、断面矩形状を呈している。この溝570は、所定の幅WS、所定の深さDを有する。例えば、幅WSは10〜200μm程度、深さDは、100〜200μm程度とすることができる。
次に、図9に示すように、Ti,Au,Cr,Pt等の金属原子や金属微小粒子等を、第二の切片560で溝570が形成された主面560A側から吹き付ける。これにより、第二の切片560の側面560C、560D、主面560A、溝570内の各表面にわたって膜厚が数nm〜1.0μmの金属膜580が形成される。
次に、図10に示すように、金属膜580の内、第二の切片560の主面560A上に対応する面上にフィルムレジスト590を加熱圧着する。そして、所定のマスクでフィルムレジスト590を露光、現像することにより、フィルムレジスト590を図11に示すようにパターニングしてレジストパターン591を形成し、金属膜580の一部を露出させる。
そして、イオンミリング等によって、パターニングされたレジストパターン591をマスクとして、図12に示すように、金属膜580を所定の厚み除去する。ここで、この所定の厚みは、金属膜580のうちで主面560A上に形成された部分を完全に除去できるように設定する。これによって、同時に、金属膜580で溝570の底面570C上に設けられた部分も除去される。そして、これによって、第二の切片560の側面560C上に金属膜580Cが、側面560D上に金属膜580Dが、溝570の側壁570Aには金属膜40aが、溝570の側壁570Bには金属膜42aが各々形成される。また、第二の切片560の主面560A上には、パターニングされた金属膜65が形成される。
次に、第二の切片560の裏面、すなわち、主面560B側から、第二の切片560を、溝570に達するまで研磨し、図13に示すように、この第二の切片560を複数に分割して、平面パネルディスプレイ用スペーサ103を得る。ここでは、この研磨の過程で、金属膜580Cが金属膜42aとなり、金属膜580Dが金属膜40aとなり、また、第二の切片560は分割されてベース50となる。
そして、このような平面パネルディスプレイ用スペーサ103を、面板101のブラックマトリクス構造体102と、背板201の陰極構造体202との間に、これらの表面に対して垂直に立設させて接着等することにより上述の平面パネルディスプレイ100を作製できる。ここで、ブラックマトリクス構造体102を有する面板101や、陰極構造体202を有する背板201は、公知の方法で作成することができる。
次に、本実施形態に係る実施例について説明する。
(実施例1)
まず、Al23粉末(平均粒径0.5μm、純度99.9%)、TiC粉末(平均粒径0.5μm、純度99%、炭素含有量19%以上でその1%以下は遊離黒鉛である)、TiO2粉末(平均粒径0.1μm)を各々所定量秤量し、ボールミル中でIPA(イソプロピルアルコール;沸点82.4℃)と共に30分粉砕混合し、窒素中で150℃でスプレー造粒し造粒物を得た。ここで、Al23粉末、TiC粉末、及び、TiO2粉末を合わせた全重量に対して、Al23粉末の含有量が91.3重量%、TiC粉末の含有量が7.2重量%、TiO2粉末の含有量が1.5重量%となるように混合の組成を調整した。また、必要に応じてIPAを添加して造粒物の液体含有量の調節を行い、造粒物全体の5重量%程度、IPAが含まれるようにした。
続いて、得られた造粒物を各々約0.5MPa(50kgf/cm2)で一次成形し、その後、常圧より20Torr減圧された70℃の恒温槽に入れて48時間放置し、さらにホットプレス法によって真空雰囲気で1時間、焼結温度1600℃、プレス圧力約30MPa(約300kgf/cm2)で焼成しスペーサ用の板を得た。これを切り出し、実施例1について0.08mm×1.2mm×120mmのスペーサ用のベースを50個得た。
(実施例2〜4)
恒温槽における放置時間を24時間とする以外は、実施例1と同様にして、実施例2のスペーサ用のベースを得た。また、恒温槽における放置時間を100時間とする以外は、実施例1と同様にして、実施例3のスペーサ用のベースを得た。また、恒温槽における放置時間を200時間とする以外は、実施例1と同様にして、実施例4のスペーサ用のベースを得た。
(比較例1)
恒温槽における放置時間を12時間とする以外は、実施例1と同様にして、比較例1のスペーサ用のベースを得た。
(実施例5〜8)
恒温槽の温度を50℃とする以外は、実施例1と同様にして、実施例5のスペーサ用のベースを得た。また、恒温槽の温度を80℃とする以外は、実施例1と同様にして、実施例6のスペーサ用のベースを得た。また、恒温槽の温度を100℃とする以外は、実施例1と同様にして、実施例7のスペーサ用のベースを得た。また、恒温槽の温度を200℃とする以外は、実施例1と同様にして、実施例8のスペーサ用のベースを得た。
(比較例2〜3)
恒温槽の温度を30℃とする以外は、実施例1と同様にして、比較例2のスペーサ用のベースを得た。また、恒温槽の温度を300℃とする以外は、実施例1と同様にして、比較例3のスペーサ用のベースを得た。
(比較例4)
恒温槽に入れて放置する工程を実施しない以外は、実施例1と同様にして、比較例4のスペーサ用のベースを得た。
(実施例9)
ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノール(沸点78.32℃)とする以外は、実施例1と同様にして、実施例9のスペーサ用のベースを得た。
(実施例10〜12)
ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、恒温槽における放置時間を24時間とする以外は、実施例1と同様にして、実施例10のスペーサ用のベースを得た。また、ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、恒温槽における放置時間を100時間とする以外は、実施例1と同様にして、実施例11のスペーサ用のベースを得た。また、ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、恒温槽における放置時間を200時間とする以外は、実施例1と同様にして、実施例12のスペーサ用のベースを得た。
(比較例5)
ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、恒温槽における放置時間を12時間とする以外は、実施例1と同様にして、比較例5のスペーサ用のベースを得た。
(実施例13〜16)
また、ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、恒温槽の温度を50℃とする以外は、実施例1と同様にして、実施例13のスペーサ用のベースを得た。また、ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、恒温槽の温度を80℃とする以外は、実施例1と同様にして、実施例14のスペーサ用のベースを得た。また、ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、恒温槽の温度を100℃とする以外は、実施例1と同様にして、実施例15のスペーサ用のベースを得た。また、ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、恒温槽の温度を200℃とする以外は、実施例1と同様にして、実施例16のスペーサ用のベースを得た。
(比較例6〜7)
ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、恒温槽の温度を30℃とする以外は、実施例1と同様にして、比較例5のスペーサ用のベースを得た。また、ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、恒温槽の温度を300℃とする以外は、実施例1と同様にして、比較例6のスペーサ用のベースを得た。
(比較例8)
ボールミル中で粉砕混合する有機溶剤をエタノールとし、又、恒温槽に入れて放置する工程を実施しない以外は、実施例1と同様にして、比較例8のスペーサ用のベースを得た。
実施例16及び比較例1〜8のスペーサ用のベース、各50個の比抵抗の数値範囲を図14に示す。なお、比抵抗は、アドバンテスト製デジタルマルチメータを使用し、8000V/mmの電界をスペーサ用のベースに印加することにより測定した。
さらに、有機溶媒がIPAである場合において、実施例1〜4、比較例1,4による、熱処理時間と、ベースの比抵抗の数値範囲の最大値及び最小値との関係を図15に示し、実施例1,5〜8、比較例2,3による、恒温槽の温度と、ベースの比抵抗の数値範囲の最大値及び最小値との関係を図16に示す。
図15から明らかなように、恒温槽での放置時間が24時間以上では最大値の最小値に対する比率が1.15〜1.53であるのに対して、12時間では比率が31.0、0時間では比率が4.0であり、放置時間が24時間以上の時に比べて比率が増大していることが分かる。これは、放置時間を12時間又は0時間にして作成したベースの中には、IPAによる固体炭素粒が多く存在したベースが含まれていることを示している。またさらに、放置時間が48時間の時、特に比率が1.15となるとなることから、放置時間を40〜60時間程度とすることがより好適であると推定される。
また、図16から明らかなように、恒温槽の温度が50〜200℃では最大値の最小値に対する比率が1.15〜1.60であるのに対して、30℃では比率が20.7であり、恒温槽の温度が50〜200℃の時に比べて比率が増大していることが分かる。これは、恒温槽の温度を30℃にして作成したベースの中には、IPAによる固体炭素粒が多く存在したベースが含まれていることを示している。また、恒温槽の温度が300℃では最大値が測定困難なほど高い値を示し、比率を算出できなかった。これは、恒温槽の温度を300℃にして作成したベースでは、有機溶媒や雰囲気中の酸素等によってTiCが酸化されたために比率が大きくなったものと考えられる。またさらに、恒温槽の温度がIPAの沸点82.4℃よりも低い場合は、最小値が低く抑えられている。これは有機溶媒等によるTiCの酸化が低減されていることを示している。
また、有機溶媒がエタノールである場合において、実施例9〜12、比較例5,8による、熱処理時間と、ベースの比抵抗の数値範囲の最大値及び最小値との関係を図17に示し、実施例9,13〜16、比較例6,7による、恒温槽の温度と、ベースの比抵抗の数値範囲の最大値及び最小値との関係を図18に示す。
図17から明らかなように、恒温槽での放置時間が24時間以上では最大値の最小値に対する比率が1.30〜1.66であるのに対して、12時間では比率が3.30、0時間では比率が70.0であり、放置時間が24時間以上の時に比べて比率が増大していることが分かる。これは、放置時間を12時間又は0時間にして作成したベースの中には、IPAによる固体炭素粒が多く存在したベースが含まれていることを示している。またさらに、放置時間が48時間の時、特に比率が1.30となるとなることから、放置時間を40〜60時間程度とすることがより好適であると推定される。
また、図18から明らかなように、恒温槽の温度が50〜200℃では最大値の最小値に対する比率が1.18〜1.50であるのに対して、30℃では比率が11.1であり、恒温槽の温度が50〜200℃の時に比べて比率が増大していることが分かる。これは、恒温槽の温度を30℃にして作成したベースの中には、IPAによる固体炭素粒が多く存在したベースが含まれていることを示している。また、恒温槽の温度が300℃では最大値が測定困難なほど高い値を示し、比率を算出できなかった。これは、恒温槽の温度を300℃にして作成したベースでは、有機溶媒や雰囲気中の酸素等によってTiCが酸化されたために比率が大きくなったものと考えられる。またさらに、恒温槽の温度がエタノールの沸点78.32℃よりも低い場合は、最小値が低く抑えられている。これは有機溶媒等によるTiCの酸化が低減されていることを示している。
また、実施例1で得た50個のスペーサ用のベースの中で平均的な比抵抗を有するベースAと、比較例4で得た50個のスペーサ用のベースの中で最も低い比抵抗を有するベースBとを抽出し、オージェ電子分光分析を行った。ここで、これらの分析にはFE−SAM Model 680(PHI社製)を使用し、加速電圧3kV、照射電流10nA、試料傾斜60度、試料面:破断面(Arエッチングなしの最表面)で、定性分析(分析エネルギー:30〜2030eV、ステップ幅:1eV、計測時間:20msec、積算回数:5回)及び、炭素(C)、チタン(Ti)、酸素(O)のマッピング分析(ピーク、バックの2点分析、計測時間:1msec、積算回数:炭素、チタンは10回、酸素は5回、計測データは規格化[規格化=(P−B)/B]、観察視野倍率は5000倍、電子線ドリフト補正機能使用)を実施した。なお、分析面は走査透過型電子顕微鏡(STEM)を使用して画像を撮影した。
図19にベースBの破断面のSTEM明視野像を示し、この領域での炭素及びチタンの分布図を図20に示す。図19の囲み部分1及び2の粒界領域に注目すると、図20(a)の炭素の分布図から、炭素の存在が顕著に示されていることがわかるが、図20(b)のチタンの分布図から、チタンの存在はほとんど示されていないことがわかる。このことから図19の囲み部分1及び2の粒界領域に、TiCに起因しない炭素、すなわち固体炭素粒が存在しているものと推定される。
一方、ベースAの破断面のSTEM明視野像においては、このような固体炭素粒を確認することができなかった。さらに、この破断面におけるチタンのマッピング分析と炭素のマッピング分析とを比較すると、チタン分布と炭素分布がほぼ一致した。したがって、ベースA及びベースBの分析結果を比較すると、固体炭素粒の影響によりベースBの比抵抗が低下しているものと推測できる。また、このような固体炭素粒はベースAとベースBとの作製工程の相違から、スペーサの製造工程で使用した有機溶剤、すなわちIPAに由来する成分であると考えられ、具体的にはIPAの熱分解により形成されたものと推定される。
図1は、本実施形態に係る平面パネルディスプレイの一部破断模式図である。 図2は、図1の平面パネルディスプレイのII−II矢視断面図である。 図3は、図1の平面パネルディスプレイ用スペーサの斜視図である。 図4は、図1の平面パネルディスプレイのIV−IV矢視図である。 図5は、平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を示す図である。 図6(a)は平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を示す図5に続く斜視図、図6(b)は平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を示す図6(a)に続く斜視図である。 図7(a)は本実施形態に係る製造方法を説明するための図6(b)に続く斜視図、図7(b)は平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を示す図7(a)に続く斜視図である。 図8は平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を説明するための図7(b)に続く斜視図である。 図9は平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を説明するための図8に続く斜視図である。 図10は平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を説明するための図9に続く斜視図である。 図11は平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を説明するための図10に続く斜視図である。 図12は平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を説明するための図11に続く斜視図である。 図13は平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法を説明するための図12に続く斜視図である。 図14は実施例1〜16、比較例1〜8について、平面パネルディスプレイ用スペーサのベース、各50個の比抵抗の数値範囲を示す表である。 図15は実施例1〜4、比較例1,4による、有機溶媒をIPAとした場合の熱処理時間と、平面パネルディスプレイ用スペーサのベース、各50個の比抵抗の数値範囲の最大値及び最小値との関係を示す図である。 図16は実施例1,5〜8、比較例2,3による、有機溶媒をIPAとした場合の恒温槽の温度と、平面パネルディスプレイ用スペーサのベース、各50個の比抵抗の数値範囲の最大値及び最小値との関係を示す図である。 図17は実施例9〜12、比較例5,8による、有機溶媒をエタノールとした場合の熱処理時間と、平面パネルディスプレイ用スペーサのベース、各50個の比抵抗の数値範囲の最大値及び最小値との関係を示す図である。 図18は実施例9,13〜16、比較例6,7による、有機溶媒をエタノールとした場合の恒温槽の温度と、平面パネルディスプレイ用スペーサのベース、各50個の比抵抗の数値範囲の最大値及び最小値との関係を示す図である。 図19は比較例4で得られた平面パネルディスプレイ用スペーサのベースBにおいての破断面のSTEM明視野像を示す図である。 図20(a)は図15のSTEM視野像の領域における炭素の分布図、図20(b)は図19のSTEM視野像の領域におけるチタンの分布図である。
符号の説明
10…板、50…ベース(焼結体)、100…平面パネルディスプレイ、101…面板、102…ブラックマトリクス構造体、103…平面パネルディスプレイ用スペーサ、105…蛍光画素領域、201…背板、202…陰極構造体。

Claims (4)

  1. Al粉末、TiC粉末及び有機溶剤を含む混合物を成形し成形体を得る成形工程と、前記成形体を焼結し焼結体を得る焼結工程とを有する平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法において、
    前記成形工程と前記焼結工程との間に、酸素含有雰囲気下において前記成形体を50℃以上、200℃以下の温度範囲内に24時間以上維持する熱処理工程を有し、
    前記有機溶剤はエタノール又はIPAであることを特徴とする平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法。
  2. 前記熱処理工程における前記温度範囲は前記有機溶剤の沸点よりも低いことを特徴とする請求項に記載の平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法。
  3. 前記熱処理工程を常圧よりも減圧された環境下で行うことを特徴とする請求項1又は2記載の平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法。
  4. 前記混合物はTiO粉末を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法。
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