JP3798346B2 - 距離リレ−方式及び距離リレ−装置 - Google Patents

距離リレ−方式及び距離リレ−装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3798346B2
JP3798346B2 JP2002183238A JP2002183238A JP3798346B2 JP 3798346 B2 JP3798346 B2 JP 3798346B2 JP 2002183238 A JP2002183238 A JP 2002183238A JP 2002183238 A JP2002183238 A JP 2002183238A JP 3798346 B2 JP3798346 B2 JP 3798346B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
failure
voltage
distance relay
function
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002183238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004032859A (ja
Inventor
重遠 尾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002183238A priority Critical patent/JP3798346B2/ja
Publication of JP2004032859A publication Critical patent/JP2004032859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3798346B2 publication Critical patent/JP3798346B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、送電線上に直列コンデンサを有する電力系統を保護する距離リレ−方式、及び送電線上に直列コンデンサを有する電力系統の保護に適用できる距離リレ−装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7〜図11は、例えば特公昭53−26295号公報に示される従来の距離リレ−方式及び距離リレ−装置を示す図で、図7は誤動作防止対策回路を示す図、図8は距離リレ−装置の背後故障における誤動作説明図、図9は誤動作対策の説明図、図10は距離リレ−装置の前方故障における誤不動作となる系統構成を示す図、図11は距離リレ−装置の前方故障における誤不動作の説明図である。
【0003】
図7〜図11において、1は電源、2及び3は送電線、4は直列コンデンサ、5は母線、6は計器用変圧器、7は計器用変流器、8は距離リレ−、9は故障点、10は前記距離リレ−8の動作領域、11は入力端子、12は記憶回路、13は位相比較回路、14は前記位相比較回路13の出力信号、15は入力電圧、16は前記記憶回路12の出力電圧、17はNOT回路、18はAND回路、19はリレ−出力、20は相手端の第2の電源、21は前記距離リレ−8の前方の直列コンデンサ、22は前記直列コンデンサ21直後の故障点である。
【0004】
なお、前記距離リレ−8は、前記送電線2を保護するためのものであり、その保護領域は、例えばモ−リレ−とすると図8に示すように横軸を抵抗分R、縦軸をリアクタンス分Xとして10で示す円内となる。ここで、前記送電線2の方向が図8の第1象限である。
【0005】
次に図7〜図11によって動作について説明する。図7において、送電線2上の背後(距離リレ−の後方)方向で且つ直列コンデンサ4の母線5と反対側で故障9が発生した場合、故障点9の位置は、図8におけるX軸上に見ることになり、距離リレ−8の動作特性内に入る場合があり、誤動作に至る。従来技術におけるこの誤動作防止対策の考え方は図9(a)(b)に示されている。
【0006】
図9(a)(b)において、V1は電源1の電圧、V5は母線5における電圧とする。電力系統の健全時には、図9(a)に示すように、前記電圧V1,V5は或る程度の電圧位相差を持っており、この電圧位相差に対応した電力が前記電源1から母線5の方に流れている。即ち、電圧V1と電圧V5の各頂点を結ぶ線上に送電線各部の電圧ベクトルがあると見ることができる。
【0007】
ところが、図7における地点9に故障が発生すると、図9(b)に示すように、直列コンデンサ4の為に母線5の電圧V5は極性が反転してしまう。前記母線5の電圧V5の極性が反転したときには距離リレ−8から見て背後故障であるとして出力をロックするという手段で誤動作を防ぐ。即ち、図7において、電圧位相を記憶する記憶回路12の出力16と電圧入力(計器用変圧器6の出力)15とが比較回路13に入力され、前記記憶回路12の出力16に対し前記電圧入力(計器用変圧器6の出力)15の位相が反転しておれば、前記比較回路13は出力する。この比較回路13の出力14を次段のNOT回路17で反転して、次段のAND回路18をロックする。即ち、距離リレ−8の動作出力があっても、比較回路13の出力14が出力しておれば、リレ−出力端子19からリレ−動作信号(通常は遮断器トリップ信号)が出力されないようにロックし、距離リレ−装置は正不動作となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の距離リレ−方式及び距離リレ−装置は、前述のように構成されているので、前述のように背後故障での誤動作を防ぐことはできるが、例えば図10のように、電源1の相手端に第2の電源20があり、直列コンデンサ21が距離リレ−8の前方にもある場合には、直列コンデンサ21の直後の地点22で故障が発生した場合には、距離リレ−8の見るインピ−ダンスが図11に示すように、距離リレ−8の動作領域10外にくるために、前方故障(内部故障)に対して正動作できないという不具合が生じる。
【0009】
この発明は前述のような課題を解決するためになされたものであり、外部故障に対する正不動作と内部故障に対する正動作ができる距離リレ−方式及び距離リレ−装置を得ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明に係る距離リレ−方式は、電力送電線上に直列にコンデンサを有する電力系統における故障前の定常電圧を検出するとともに前記電力系統における故障発生時の電圧を検出し、前記故障前の定常電圧と前記故障発生時の電圧との位相差の程度に応動する距離リレ−装置を前記電力系統に設け、前記距離リレ−装置により前記電力系統を保護する距離リレ−方式であって、前記距離リレ−装置が、前記電力系統における故障を検出する故障検出機能と、故障前の定常電圧を記憶し前記故障検出機能の出力に応動して前記故障の数サイクル前の故障前定常電圧をベクトル電圧V pol として出力し続ける記憶機能と、故障発生時の距離リレー動作電圧V op を得る機能と、前記故障発生の複数サイクル前の定常電圧V pol と前記故障発生時の距離リレー動作電圧V op との位相差が所定角以上の場合に内部故障と判定する距離リレー動作判定機能とを備えているものである。
【0011】
請求項2に記載の発明に係る距離リレ−装置は、電力系統における故障を検出する故障検出機能と、故障前の定常電圧を記憶し前記故障検出機能の出力に応動して前記故障の数サイクル前の故障前定常電圧をベクトル電圧V pol として出力し続ける記憶機能と、故障発生時の距離リレー動作電圧V op を得る機能と、前記故障発生の複数サイクル前の定常電圧V pol と前記故障発生時の距離リレー動作電圧V op との位相差が所定角以上の場合に内部故障と判定する距離リレー動作判定機能とを備えているものである。
【0012】
請求項3に記載の発明に係る距離リレ−装置は、請求項2に記載の距離リレ−装置において、前記故障検出機能は、電圧変化幅または電流変化幅から前記故障を検出するものである。
【0013】
請求項4に記載の発明に係る距離リレ−装置は、力系統における故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転しない系統故障に応動する第1の動作領域を有する第1の距離リレー動作判定機能、電力系統における故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転する系統故障に応動する第2の動作領域を有する第2の距離リレー動作判定機能および前記故障前の定常電圧に対する故障発生時の電圧の位相の反転の有無を検出する位相反転検出機能を備え、前記故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転した場合は、前記位相反転検出機能の出力により、前記第1の距離リレー動作判定機能から前記第2の距離リレー動作判定機能に切り換えられて前記第2の距離リレー動作判定機能の出力がリレー出力となるものである。
【0014】
請求項5に記載の発明に係る距離リレ−装置は、電力系統における故障前の定常電圧に対する故障発生時の電圧の位相の反転の有無を検出する位相反転検出機能、および前記故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転した場合は、前記位相反転検出機能の出力により、故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転しない系統故障に応動する第1の動作領域から、電力系統における故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転する系統故障に応動する第2の動作領域に、動作領域を調整する動作領域調整機能、を備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1の一例を図1〜図3に基づいて説明する。図1は接続図、図2は記憶機能による電圧記憶時間を示す図、図3は図1の動作説明図である。なお、前述の従来技術を示す図7〜図11と同一又は相当する部分には図7〜図11と同一符号を付し、その構成、機能の説明は割愛する。
【0016】
図1〜図3において、8Dは距離リレ−装置で、後述の乗算回路(乗算機能)101と後述の動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)102と後述の故障検出回路(故障検出機能)103と後述の記憶回路(記憶機能)104と後述の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)105とで構成されている。101は乗算回路(乗算機能)で、入力電流I(計器用変流器7の出力電流I)にモ−特性の動作整定値を乗算する機能を有しており、距離リレ−特性を設定するものである。102は動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)で、電圧入力(計器用変圧器6の出力V)と前記乗算回路(乗算機能)101の出力とをベクトル除算して動作電圧ベクトルVop(Vop=V−Z・I)を生成するものである。103は故障検出回路(故障検出機能)で、電圧変化幅検出リレ−要素(図示省略)とタイマ−要素(図示省略)とで構成され、電圧Vの変化(故障発生)から、少なくとも故障が解除されるまで、出力103oを継続するように構成されている。
【0017】
104は記憶回路(記憶機能)で、常時数サイクル分の電圧波形を記憶し、前記故障検出回路(故障検出機能)103の出力103oをトリガ−信号として受けて、例えば図2に示すように、故障発生前複数サイクル前(この実施の形態1では3サイクル前を例示)の1サイクル間の定常電圧の電圧波形1CVWのデ−タを出力Vpolとするものである。この故障発生前複数サイクル前の1サイクル間の電圧波形デ−タは、後段回路での演算処理において故障終了まで繰り返し使用される。
【0018】
なお、故障発生の複数サイクル前(この実施の形態1では3サイクル前を例示)の1サイクル間の定常電圧の電圧波形1CVWのデ−タを出力Vpolとする理由は、例えば故障発生直前の電圧波形は、デ−タの取り方によっては故障時波形を含んでしまう可能性があったり、正確な定常電圧とならない可能性があり、従って、正確な定常電圧を得るためには故障発生の複数サイクル前の定常電圧デ−タをVpolとした方が好ましい。
【0019】
105は距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)で、前記動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)102の出力Vop(Vop=V−Z・I)と前記記憶回路(記憶機能)104の出力Vpolとから得られるベクトルからモ−特性の動作領域を構成する回路(機能)で、ベクトルVopとベクトルVpolとのなす角が、例えば90°以上で動作するように構成することでモ−特性を得るものである。つまり、距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)105の動作判定は、例えば、∠( pol,V-ZI)<90°⇒ 不動作、∠( pol,V-ZI)≧90°⇒ 動作、と設定されている。
【0020】
次に動作について説明する。図1の地点9での故障(距離リレ−8の外部故障)の場合には、図3(a)に示すように、前記記憶回路(記憶機能)104の出力Vpolは故障前3サイクル前の電圧位相であり、一方、前記動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)102の出力VopはV−Z・I(Vは現在の距離リレ−入力電圧(計器用変圧器6の出力電圧)、Iは現在の距離リレ−入力電流(計器用変流器7の出力電流))であるので、これら両電圧Vpol,Vop間のベクトル位相差の程度は90°未満となり、動作外となる。つまりリレ−出力19からリレ−動作出力は出ない。
【0021】
一方、地点22での故障(距離リレ−8の内部故障)の場合には、図3(b)に示すように、前記記憶回路(記憶機能)104の出力Vpolは故障前3サイクル前の電圧位相であり、一方、前記動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)102の出力VopはV−Z・I(Vは現在の距離リレ−入力電圧(計器用変圧器6の出力電圧)、Iは現在の距離リレ−入力電流(計器用変流器7の出力電流))であるので、これら両電圧Vpol,Vop間のベクトル位相差の程度は90°以上となり、動作する。つまりリレ−出力19からリレ−動作出力が出る。リレ−出力19からリレ−動作出力が出れば、電力系統における距離リレ−8の保護区間の両端遮断器(図示省略)がトリップして、電力系統から保護区間が切り離され所期の系統保護が行われる。
【0022】
なお、図3(a)と図3(b)とで、前記距離リレ−入力電圧(計器用変圧器6の出力電圧)Vが逆位相になるのは、故障地点9(図3(a))の場合の距離リレ−入力電流(計器用変流器7の出力電流)Iの方向と、故障地点22(図3(b))の場合の距離リレ−入力電流(計器用変流器7の出力電流)Iの方向とが逆位相となるので、図3(a)および図3(b)においてリレ−入力電流IをR軸方向にとると、故障地点22(図3())は後方故障であるので前記VはR軸から90°進みの電圧ベクトルとなり、故障地点9(図3(a))は前方故障であるので前記VはR軸から90°遅れの電圧ベクトルとなる。
【0023】
また、図3(a)(故障地点9)と図3(b)(故障地点22)において、前記記憶回路(記憶機能)104の出力Vpolは、故障前3サイクル前の1サイクル間の定常時電圧を記憶した電圧であるので電圧ベクトル方向自体は同じであるが、図3(a)および図3(b)では電流をR軸方向に固定してあり、且つ、故障後の電流Iは直列コンデンサ4,21の影響で故障前と逆極性になるので、図3(a)および図3(b)では、Vpol電圧位相が逆になっているように見える。
【0024】
また、前記記憶回路(記憶機能)104の出力、つまり、前記記憶回路(記憶機能)104に記憶されたデ−タを故障中に使用するデ−タは、例えば、故障発生時の時刻をt、距離リレ−装置8Dの電圧サンプリングが30度電気角毎、30度電気角に相当する時間をT、デ−タは故障前2-3サイクル前のデ−タとすれば、V(t-36T)、V(t-35T)、V(t-34T)、・・・、V(t-25T)の12サンプルデ−タとなる。
【0025】
この12サンプルデ−タを、
V(t) → V(t−36T)
V(t+1T) → V(t−35T)
V(t+2T) → V(t−34T)
V(t+3T) → V(t−33T)
・・・・・・・・・・・・・・
V(t+12T) → V(t−36T)
V(t+13T) → V(t−35T)
V(t+14T) → V(t−34T)
V(t+15T) → V(t−33T)
・・・・・・・・・・・・・・
V(t+24T) → V(t−36T)
V(t+25T) → V(t−35T)
V(t+26T) → V(t−34T)
V(t+27T) → V(t−33T)
のように繰り返し、故障が終了するまで、故障発生前電圧Vpolとして前記記憶回路(記憶機能)104は出力する。
【0026】
尚、前記故障検出回路(故障検出機能)103は、前述同様に例えば、故障発生時の時刻をt、距離リレ−装置8Dの電圧サンプリングが30度電気角毎、30度電気角に相当する時間をT、とすれば、|V(t)−V(t−12T)|>dV1の式を演算して当該式を満足することで故障検出し、復帰タイマ−でその出力を継続する。なお、dV1は電圧変化幅設定値、| |は演算後実行値処理計算することを意味する。
【0027】
このように、この発明の実施の形態1においては、コンデンサを有する電力系統における故障発生の複数サイクル定常電圧Vpolと故障発生時動作電圧Vop(V−Z・I)との位相差が所定角以上の場合に内部故障と判定(∠( pol,V-ZI)<90°⇒ 不動作、∠( pol,V-ZI)≧90°⇒ 動作)する距離リレ−装置を設け、前記距離リレ−装置により前記電力系統を保護する距離リレ−方式としたものであり、また、電力系統における故障発生の複数サイクル定常電圧Vpolと故障発生時動作電圧Vop(V−Z・I)との位相差が所定角以上の場合に内部故障と判定(∠( pol,V-ZI)<90°⇒ 不動作、∠( pol,V-ZI)≧90°⇒ 動作)して前記電力系統を保護する距離リレ−装置としたものであり、更に具体的には、電力系統における故障を検出する故障検出機能103、故障前定常電圧を記憶し前記故障検出機能の出力に応動して前記故障の数サイクル前の故障前定常電圧をベクトル電圧Vpolとして出力し続ける記憶機能104、及び前記ベクトル電圧Vpolと故障発生時動作電圧Vop(V−Z・I)との位相差が所定角以上の場合に内部故障と判定(∠( pol,V-ZI)<90°⇒ 不動作、∠( pol,V-ZI)≧90°⇒ 動作)する距離リレ−動作判定機能105を備え、前記距離リレ−動作判定機能105の判定結果により前記電力系統を保護する距離リレ−装置としたものであり、前述のように、コンデンサ4,21を含む電力系統の保護に適用した場合、外部故障(故障点9)に対する正不動作、内部故障(故障点22)に対する正動作、を確実に行うことができる。
【0028】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2は、前述の実施の形態1における電圧変化幅dVを検出する故障検出回路(機能)103に代えて、図4に示すように電流変化幅dIを検出する故障検出回路(機能)106を使用した場合の一例を示す。前記故障検出回路(機能)103は、前述のように、電力系統の故障を検出して前記記憶回路(機能)に対しその記憶デ−タから故障発生数サイクル前の1サイクル間のデ−タをVpolとして出力させるトリガ−機能であり、従って、この機能は、前述の実施の形態1における電圧変化幅dVを検出する故障検出回路(機能)103(図1)に限られるものではなく、実施の形態2のように電流変化幅dIを検出する故障検出回路(機能)106(図4)としても良く、更には、不足電圧検出要素、過電流検出要素、等であっても、また、それらの組み合わせであっても、前述の実施の形態1の場合と同様な効果が得られる。なお、距離リレ−装置8Dは、乗算回路(乗算機能)101と動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)102と記憶回路(記憶機能)104と距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)105と故障検出回路(故障検出機能)106とで構成されている。なお、前述の図1〜図3、及び前述の従来技術を示す図7〜図11と同一又は相当する部分には図1〜図3、及び図7〜図11と同一符号を付し、その構成、機能の説明は割愛してある。
【0029】
実施の形態3.
以下にこの発明の実施の形態3の一例を図5に基づいて説明する。図5において、前述の図1〜図4、及び前述の従来技術を示す図7〜図11と同一又は相当する部分には図1〜図4、及び図7〜図11と同一符号を付し、その構成、機能の説明は割愛する。
【0030】
図5において、81は第1の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)で、直列コンデンサ4,21による位相反転が生じてない系統故障に応動する第1の動作領域を有する第1の距離リレ−特性を有するものである。82は第2の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)で、直列コンデンサ4,21による位相反転が生じる系統故障に的確に応動する第2の動作領域を有する第2の距離リレ−特性、即ち地点22の故障(内部故障)には応動するが地点9の故障(外部故障)には応動しない距離リレ−特性を有するものである。
【0031】
108は位相反転検出回路(位相反転検出機能)で、記憶回路(記憶機能)104の出力Vpolと、計器用変圧器6の出力Vとを入力し、両出力Vpol,Vを比較して前記計器用変圧器6の出力Vの位相が反転した場合に出力するものである。109はAND回路、110はOR回路である。なお、距離リレ−装置8Dは、前記第1の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)81と前記第2の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)82と故障検出回路(故障検出機能)103と記憶回路(記憶機能)104と位相反転検出回路(位相反転検出機能)108とNOT回路17とAND回路18とAND回路109とOR回路110とで構成されている。
【0032】
次に動作について説明する。位相反転検出回路(位相反転検出機能)108は、前記記憶回路(記憶機能)104の出力Vpolと、前記計器用変圧器6の出力Vとを比較し、故障発生に伴って前記計器用変圧器6の出力Vの電圧位相が反転した場合に動作出力して、NOT回路17を介して、第1の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)81のリレ−出力をロックし、第2の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)82のリレ−出力をAND回路109及びOR回路110を介して最終出力としてリレ−出力19に出力する。即ち、地点22の故障(内部故障)には応動するが地点9の故障(外部故障)には応動しない前述の実施の形態1及び実施の形態2と同様に正動作、正不動作を確実に行う。
【0033】
一方、位相反転検出回路(位相反転検出機能)108は、前記記憶回路(記憶機能)104の出力Vpolと、前記計器用変圧器6の出力Vとを比較し、故障発生に伴って前記計器用変圧器6の出力Vの電圧位相が反転していない場合には動作出力を出さないので、NOT回路17にはロック信号は入らない。従って、第1の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)81のリレ−出力をAND回路18及びOR回路110を介して最終出力としてリレ−出力19に出力する。
【0034】
即ち、前述の実施の形態3では、故障前電圧位相と故障発生後の電圧位相とを比較して、故障発生後の電圧の位相反転の有無によって、第1の動作領域(第1の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)81)と第2の動作領域(第2の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)82)の判定出力を自動的に切り替えるリレ−回路構成にすることによって、外部故障、内部故障に対して前述の実施の形態1及び実施の形態2と同様に正不動作、正動作を確実に行うものである。
【0035】
実施の形態4.
以下にこの発明の実施の形態4の一例を図6に基づいて説明する。図6において、前述の図1〜図5、及び前述の従来技術を示す図7〜図11と同一又は相当する部分には図1〜図5、及び図7〜図11と同一符号を付し、その構成、機能の説明は割愛する。
【0036】
図6において、111はZ設定制御回路(Z設定制御機能)で、例えば前述の実施の形態3における第1の動作領域(第1の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)81)に設定するベクトルインピ−ダンスZの整定値として(Z1,θ1)を有するとともに、例えば前述の実施の形態3における第2の動作領域(第2の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)82)に設定するベクトルインピ−ダンスZの整定値としてとして(Z2,θ2)を有している。
【0037】
112は選択Z乗算回路で、前記Z設定制御回路(Z設定制御機能)111から選択的に出力されたベクトルインピ−ダンスZ1の整定値(Z1,θ1)またはベクトルインピ−ダンスZ2の整定値(Z2,θ2)を乗算するものである。113は動作領域調整回路(動作領域調整機能)で、動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)102と、前記Z設定制御回路(Z設定制御機能)111と、前記選択Z乗算回路(選択Z乗算機能)112とで構成されている。なお、距離リレ−装置8Dは、選択Z乗算回路(選択Z乗算機能)112と動作電圧生成回路(動作電圧生成機能102と距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)105と故障検出回路(故障検出機能)103と記憶回路(記憶機能)104と
位相反転検出回路(位相反転検出機能)108とZ設定制御回路(Z設定制御機能)111とで構成されている。
【0038】
次に動作について説明する。位相反転検出回路(位相反転検出機能)108が、前述の実施の形態3と同様に機能して、系統故障検出に伴い計器用変圧器6の電圧位相が反転していないことによりその動作出力を出さない場合は、Z設定制御回路(Z設定制御機能)111はベクトルインピ−ダンスZ1の整定値(Z1,θ1)を選択して出力する。この出力は前記選択Z乗算回路(乗算機能)112の入力となり、動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)102は、前記Z設定制御回路(Z設定制御機能)111からの前記選択的出力に応じて、電圧入力(計器用変圧器6の出力V)と前記選択Z乗算回路(乗算機能)112の出力とをベクトル除算して、動作電圧ベクトルVop1(Vop=V−Z1・I)を生成し、その結果、距離リレ−8は、例えば前述の実施の形態3における第1の動作領域(第1の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)81)に設定される。
【0039】
次に、位相反転検出回路(位相反転検出機能)108が、前述の実施の形態3と同様に機能して、系統故障検出に伴い計器用変圧器6の電圧位相が反転していることによりその動作出力を出した場合は、Z設定制御回路(Z設定制御機能)111はベクトルインピ−ダンスZ2の整定値(Z2,θ2)を選択して出力する。この出力は前記選択Z乗算回路(乗算機能)112の入力となり、動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)102は、前記Z設定制御回路(Z設定制御機能)111からの前記選択的出力に応じて、電圧入力(計器用変圧器6の出力V)と前記選択Z乗算回路(乗算機能)112の出力とをベクトル除算して、動作電圧ベクトルVop2(Vop=V−Z2・I)を生成し、その結果、距離リレ−8は、例えば前述の実施の形態3における第2の動作領域(第2の距離リレ−動作判定回路(距離リレ−動作判定機能)82)に設定される。
【0040】
即ち、前述の実施の形態4では、故障前電圧位相と故障発生後の電圧位相とを比較して、故障発生後の電圧の位相反転の有無によって、前記Z設定制御回路(Z設定制御機能)111がベクトルインピ−ダンスZの整定値を選択して、後段の動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)102で生成する動作電圧ベクトルVop(Vop=V−Z・I)におけるベクトルインピ−ダンスZを自動的に制御することよって、外部故障、内部故障に対して前述の実施の形態1〜実施の形態3と同様に正不動作、正動作を確実に行うものである。なお、この実施の形態4においては、動作電圧生成回路(動作電圧生成機能)102で生成する動作電圧ベクトルVop(Vop=V−Z・I)におけるベクトルインピ−ダンスZを切替変更するだけであるので、演算処理の負担は軽くなる。
【0041】
なお、前述の実施の形態1〜実施の形態4において、それらの一例としてH/W回路的に図示(図1、図4〜図6)してあるが、各図における各機能をS/Wで実行するようにしても前述の実施の形態1〜実施の形態4と同様な機能、効果を奏し、この出願の発明に包含される。
【0042】
【発明の効果】
請求項1に記載の距離リレ−方式の発明は、電力送電線上に直列にコンデンサを有する電力系統における故障前の定常電圧を検出するとともに前記電力系統における故障発生時の電圧を検出し、前記故障前の定常電圧と前記故障発生時の電圧との位相差の程度に応動する距離リレ−装置を前記電力系統に設け、前記距離リレ−装置により前記電力系統を保護する距離リレ−方式であって、前記距離リレ−装置が、前記電力系統における故障を検出する故障検出機能と、故障前の定常電圧を記憶し前記故障検出機能の出力に応動して前記故障の数サイクル前の故障前定常電圧をベクトル電圧V pol として出力し続ける記憶機能と、故障発生時の距離リレー動作電圧V op を得る機能と、前記故障発生の複数サイクル 前の定常電圧V pol と前記故障発生時の距離リレー動作電圧V op との位相差が所定角以上の場合に内部故障と判定する距離リレー動作判定機能とを備えている距離リレ−方式としたので、電力送電線上に直列にコンデンサを有する電力系統であっても、外部故障に対する正不動作、内部故障に対する正動作、を確実に行うことができる効果がある。
【0043】
請求項2に記載の距離リレ−装置の発明は、電力系統における故障を検出する故障検出機能と、故障前の定常電圧を記憶し前記故障検出機能の出力に応動して前記故障の数サイクル前の故障前定常電圧をベクトル電圧V pol として出力し続ける記憶機能と、故障発生時の距離リレー動作電圧V op を得る機能と、前記故障発生の複数サイクル前の定常電圧V pol と前記故障発生時の距離リレー動作電圧V op との位相差が所定角以上の場合に内部故障と判定する距離リレー動作判定機能とを備えているので、この発明の距離リレ−装置を電力送電線上に直列にコンデンサを有する電力系統の保護に適用した場合や、この発明の距離リレ−装置を使用した電力系統の電力送電線上に直列にコンデンサを設置した場合でっても、外部故障に対する正不動作、内部故障に対する正動作、を確実に行うことができる距離リレ−装置を実現する具体的構成の距離リレ−装置を提供できる効果がある。
【0044】
請求項4に記載の距離リレ−装置の発明は、電力系統における故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転しない系統故障に応動する第1の動作領域を有する第1の距離リレー動作判定機能、電力系統における故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転する系統故障に応動する第2の動作領域を有する第2の距離リレー動作判定機能および前記故障前の定常電圧に対する故障発生時の電圧の位相の反転の有無を検出する位相反転検出機能を備え、前記故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転した場合は、前記位相反転検出機能の出力により、前記第1の距離リレー動作判定機能から前記第2の距離リレー動作判定機能に切り換えられて前記第2の距離リレー動作判定機能の出力がリレー出力となるので、この発明の距離リレ−装置を電力送電線上に直列にコンデンサを有する電力系統の保護に適用した場合や、この発明の距離リレ−装置を使用した電力系統の電力送電線上に直列にコンデンサを設置した場合であっても、前記請求項の発明と具体的構成が異なる構成でありながら、外部故障に対する正不動作、内部故障に対する正動作、を確実に行うことができる距離リレ−装置を実現する具体的構成の距離リレ−装置を提供できる効果がある。
【0045】
請求項5に記載の距離リレ−装置の発明は、電力系統における故障前の定常電圧に対する故障発生時の電圧の位相の反転の有無を検出する位相反転検出機能、および前記故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転した場合は、前記位相反転検出機能の出力により、故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転しない系統故障に応動する第1の動作領域から、電力系統における故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転する系統故障に応動する第2の動作領域に、動作領域を調整する動作領域調整機能、を備えているので、この発明の距離リレ−装置を電力送電線上に直列にコンデンサを有する電力系統の保護に適用した場合や、この発明の距離リレ−装置を使用した電力系統の電力送電線上に直列にコンデンサを設置した場合であっても、前記請求項及び請求項4の発明と具体的構成が異なる構成でありながら、外部故障に対する正不動作、内部故障に対する正動作、を確実に行うことができる距離リレ−装置を実現する具体的構成の距離リレ−装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の一例を示す接続図。
【図2】 図1における記憶機能による電圧記憶時間を示す図。
【図3】 図1の動作説明図。
【図4】 この発明の実施の形態2の一例を示す接続図。
【図5】 この発明の実施の形態3の一例を示す接続図。
【図6】 この発明の実施の形態3の一例を示す接続図。
【図7】 従来技術における誤動作防止対策回路を示す図。
【図8】 従来技術における距離リレ−装置の背後故障における誤動作説明図。
【図9】 従来技術における誤動作対策の説明図。
【図10】 従来技術における距離リレ−装置の前方故障における誤不動作となる系統構成を示す図。
【図11】 従来技術における距離リレ−装置の前方故障における誤不動作の説明図。
【符号の説明】
Vpol 故障前の定常電圧、 Vop 故障発生時の電圧(V−Z・I)、
4 コンデンサ、 8 距離リレ−、
8D 距離リレ−装置、 9 故障点(外部故障)、
19 リレ−出力、 21 コンデンサ、
22 故障点(内部故障)、
81 第1の動作領域(第1の距離 リレ−動作判定回路(機能))、
82 第2の動作領域(第2の距離 リレ−動作判定回路(機能))、
103 故障検出機能、 104 記憶機能、
105 距離リレ−動作判定機能、 108 位相反転検出機能、
112 動作領域調整機能。

Claims (5)

  1. 電力送電線上に直列にコンデンサを有する電力系統における故障前の定常電圧を検出するとともに前記電力系統における故障発生時の電圧を検出し、前記故障前の定常電圧と前記故障発生時の電圧との位相差の程度に応動する距離リレ−装置を前記電力系統に設け、前記距離リレ−装置により前記電力系統を保護する距離リレ−方式であって、前記距離リレ−装置が、前記電力系統における故障を検出する故障検出機能と、故障前の定常電圧を記憶し前記故障検出機能の出力に応動して前記故障の数サイクル前の故障前定常電圧をベクトル電圧V pol として出力し続ける記憶機能と、故障発生時の距離リレー動作電圧V op を得る機能と、前記故障発生の複数サイクル前の定常電圧V pol と前記故障発生時の距離リレー動作電圧V op との位相差が所定角以上の場合に内部故障と判定する距離リレー動作判定機能とを備えている距離リレ−方式。
  2. 電力系統における故障を検出する故障検出機能と、故障前の定常電圧を記憶し前記故障検出機能の出力に応動して前記故障の数サイクル前の故障前定常電圧をベクトル電圧V pol として出力し続ける記憶機能と、故障発生時の距離リレー動作電圧V op を得る機能と、前記故障発生の複数サイクル前の定常電圧V pol と前記故障発生時の距離リレー動作電圧V op との位相差が所定角以上の場合に内部故障と判定する距離リレー動作判定機能とを備えている距離リレ−装置。
  3. 請求項2に記載の距離リレ−装置において、前記故障検出機能は、電圧変化幅または電流変化幅から前記故障を検出することを特徴とする距離リレ−装置。
  4. 電力系統における故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転しない系統故障に応動する第1の動作領域を有する第1の距離リレー動作判定機能、電力系統における故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転する系統故障に応動する第2の動作領域を有する第2の距離リレー動作判定機能および前記故障前の定常電圧に対する故障発生時の電圧の位相の反転の有無を検出する位相反転検出機能を備え、前記故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転した場合は、前記位相反転検出機能の出力により、前記第1の距離リレー動作判定機能から前記第2の距離リレー動作判定機能に切り換えられて前記第2の距離リレー動作判定機能の出力がリレー出力となる距離リレ−装置。
  5. 電力系統における故障前の定常電圧に対する故障発生時の電圧の位相の反転の有無を検出する位相反転検出機能、および前記故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転した場合は、前記位相反転検出機能の出力により、故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転しない系統故障に応動する第1の動作領域から、電力系統における故障前の定常電圧に対して故障発生時の電圧の位相が反転する系統故障に応動する第2の動作領域に、動作領域を調整する動作領域調整機能、を備えた距離リレ−装置。
JP2002183238A 2002-06-24 2002-06-24 距離リレ−方式及び距離リレ−装置 Expired - Fee Related JP3798346B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002183238A JP3798346B2 (ja) 2002-06-24 2002-06-24 距離リレ−方式及び距離リレ−装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002183238A JP3798346B2 (ja) 2002-06-24 2002-06-24 距離リレ−方式及び距離リレ−装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004032859A JP2004032859A (ja) 2004-01-29
JP3798346B2 true JP3798346B2 (ja) 2006-07-19

Family

ID=31179517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002183238A Expired - Fee Related JP3798346B2 (ja) 2002-06-24 2002-06-24 距離リレ−方式及び距離リレ−装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3798346B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7085910B2 (ja) * 2018-06-14 2022-06-17 三菱電機株式会社 保護継電装置、および故障検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004032859A (ja) 2004-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2565870B2 (ja) 差動継電装置
CN1331290C (zh) 用于保护继电器的零序电压极化方向元件
JP3790053B2 (ja) 距離継電器
JP2006517781A (ja) Sspc式配電システム用アーク故障検知
JP5921785B1 (ja) 地絡過電圧継電装置
KR101823140B1 (ko) 인버터 고장 진단 방법 및 그 장치
KR102057201B1 (ko) 고장 판정 장치, 및 보호 계전 장치
KR20040005603A (ko) 거리 계전 장치
JP3798346B2 (ja) 距離リレ−方式及び距離リレ−装置
US5790418A (en) Adaptive polarizing memory voltage time constant
JP6935044B1 (ja) 零相電流差動リレー
JP2003199244A (ja) 母線保護リレ−
JP3716385B2 (ja) Pcmキャリアーリレー
JP3745596B2 (ja) 地絡距離リレー
JP3305493B2 (ja) 電力系統故障時の電気量情報収集方法
JP4979339B2 (ja) ディジタル形方向継電器
JP2004364376A (ja) 地絡距離リレー
JPH06253448A (ja) 調相設備分路リアクトル保護リレー
JPH11191922A (ja) ディジタル形地絡距離継電装置
JP2979813B2 (ja) 距離継電器
JP3833821B2 (ja) 母線保護継電装置
JP3719848B2 (ja) 同期機の電気量検出装置
JP3880941B2 (ja) ディジタル保護継電装置
JP3784961B2 (ja) 母線保護継電装置
JP3254765B2 (ja) 調相設備分路リアクトル保護リレー

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040810

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060419

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees