JP3798128B2 - コネクタにおけるテンションメンバ固定構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコネクタにおいて、ケーブル(ファイバ)の引張りや捩れ応力に対応するためのテンションメンバの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコネクタは、ケーブル(ファイバ)をフェルール等に結線した後、この結線部分に直接力が加わらないようにクランプサドルを用いてケーブル(ファイバ)を左右から挾みねじによって固定する。或いはクランプナットを用いて、ケーブル(ファイバ)をケーブルパッキンに通した後締付具を螺合してパッキンのゴム弾性を利用して止める等して、ケーブルクランプ、クランプサドル、ケーブルパッキン等で力を受け、ケーブル(ファイバ)が引張られた時や捩れによって応力の発生したとき、断線等のトラブルを防ぐようにしていた。
【0003】
また、テンションメンバホルダにテンションメンバを通して固定する方法も接着剤等で固定し、テンションメンバホルダが、エンドベルの内側に設けたフランジに当たるように配し、ファイバの張力に対応する構造であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の前記ケーブル(ファイバ)の固定方法では、クランプサドルやクランプナットだけによる固定では、捩れ応力に対して弱く、長期放置するとファイバ等に捩れ等が起り応力によって断線することがある。またファイバ等に引張り力が加わった時結線部に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0005】
また、テンションメンバをテンションメンバホルダに通しエンドベルの内周に設けたフランジに接するように配する構造だと引張られた時の力には強いが、捩れに対して弱いところがある。本発明の課題は前記従来の欠点を除き結線部に直接応力、張力が伝わらず、組付作業も容易に行われるテンションメンバ固定構造を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記実情に鑑み、これ等の課題を解決するために創案したもので、即ち、ファイバをフェルールに結線した後、テンションメンバも一定の長さで切り、テンションメンバをテンションメンバホルダの貫通孔に挿込み両端からねじ軸で挾み固定し、その後フェルールをインシュレータに装着し、更にインシュレータとバレルを取り付け、インシュレータと2分割した半円筒状ホルダケースの片方のホルダケースの係止部をインシュレータに嵌めて固定し、更に、他方のホルダケースをインシュレータに嵌めてテンションメンバホルダを挾むようにして固定してエンドベル内に嵌め、エンドベルをバレルと螺合する等で結合して取り付け、この時エンドベル内周に設けたフランジがテンションメンバホルダを押えて上下左右を固定するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、コネクタにおいて引張り、捩れに対応するための、テンションメンバ固定構造で、その一実施例を図面に基いて具体的に説明する。
【0008】
図1は光コネクタのプラグで、1はテンションメンバホルダを示し、このテンションメンバホルダ1は図5に示すように正面から見ると長方形となり、また一部は曲面にした形状で、その正面からの中央にケーブル(ファイバ)2のテンションメンバ2aを挿入する貫通孔1aと、この貫通孔1aに挿入したテンションメンバ2aを固定するためのねじ軸3を螺合するねじ孔1bを前記貫通孔1aに直交させて設け、貫通孔1aに挿入したテンションメンバ2aを両方からのねじ軸3により挾持して固定するようにしてある。
【0009】
4はホルダケースで、このホルダケース4は2つに分割された半円筒体からなり、各々の半円形ホルダケース14、14の一端側には、後記リアインシュレータ5に設けた切欠5aの凹部に嵌まる係止突起14aを複数設けると共に、このホルダケース4の係止突起14a側の外周にはエンドベル6に設けるバレル7の端部を係止する段部14bと、半円形ホルダケース14の他端側の内面側には相対して、前記テンションメンバホルダ1を嵌める切欠14cで構成する嵌合部と、テンションメンバホルダ1を受止める受部14dを設けて、分割した半円形ホルダケース14、14を対向させ組付けた時に前記切欠14cが溝状の嵌合部となって、この溝状嵌合部中に端部からテンションメンバホルダ1を嵌め、受部14dにより受止めるようになっている。
【0010】
前記バレル7内には前記リアインシュレータ5とフロントインシュレータ8の2枚からなるインシュレータ5、8を有し、夫々のインシュレータ5、8にはフェルール9を挿入する貫通孔5b、8aを有し、更に貫通孔5b、8aには内周にフランジ5c、8bを設け、更にフェルール9の外周にはフランジ9aを設けてある。
【0011】
またフェルール9のフランジ9aと、リアインシュレータ5のフランジ5cの間には弾性体10を介装し、更に、フロントインシュレータ8のフランジ8bにはフェルール9を嵌めたスリーブ9bを受止めるようにしてあり、前記フェルール9を前記弾性体10の付勢によりインシュレータI内に固定できるようになっている。
【0012】
更に、この組付けは、テンションメンバ2aをテンションメンバホルダ1の貫通孔1aに挿入してねじ軸3によって固定し、またファイバコード2はフェルール9に接続された後ホルダケース4の分割した一方の半円形状のホルダケース14先端に設けた係止突起14aをバレル7内に設けたリアインシュレータ5の切欠5aとバレル7の間に設けた凹部に嵌めた後他方の半円形状のホルダケース14の係止突起14aをリアインシュレータ5の凹部に嵌め、この両半円形状のホルダケース14を組合せて固定したホルダケース4の端部からテンションメンバホルダ1を切欠からなる嵌合部に向けて嵌合させると共に受部14dで受止めホルダケース4で嵌合挾持した後エンドベル6に向けて挿嵌してインシュレータ8を取付けたバレル7とエンドベル6を螺合により結合する。この時エンドベル6の内周のフランジ6aがテンションメンバホルダ1を押えるような寸法にしてある。
【0013】
従ってテンションメンバホルダ1を上下左右で固定できる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上述した構成によってなるもので、ケーブル(ファイバ)が捩れた時テンションメンバホルダ及びホルダケースが応力を受け、エンドベルの内周フランジをホルダケースの他端面に合わせて押えるようになっているので、上下左右どの方向からもテンションメンバを押えるので結線部に直接応力及び張力等が伝わらない。またホルダケースは半円形状で2分割となっていて組み込むので結線組付作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクタにおけるテンションメンバ固定構造の一実施例を示した光コネクタのプラグの半部を判断で示した側面図である。
【図2】テンションメンバホルダとホルダケース及びリアインシュレータの関係を示したインシュレータ側からの正面図である。
【図3】図2のX−X´線の断面図である。
【図4】図2の背面図である。
【図5】テンションメンバホルダの斜視図である。
【図6】分割したホルダケースの一方の斜視図である。
【図7】リアインシュレータの斜視図である。
【符号の説明】
1 テンションメンバホルダ
1a 貫通孔
1b ねじ孔
2 ケーブル(ファイバ)
2a テンションメンバ
2b ファイバコート
3 ねじ軸
4 ホルダケース
14 2分割半円形状ホルダケース
14a 係止突起
14b 段部
14c 切欠
14d 受部
5 リアインシュレータ
5a 切欠
5b、8a 貫通孔
5c、8b フランジ
6 エンドベル
6a フランジ
7 バレル
8 フロントインシュレータ
9 フェルール
9a フランジ
9b スリーブ
10 弾性体
I インシュレータ
Claims (1)
- エンドベル内部に結線部から取り出し口へ向かい、テンションメンバを挿通する貫通孔と、その貫通孔に直交させたテンションメンバを押圧固定するねじ軸を螺合するねじ孔を設けたテンションメンバホルダを有し、テンションメンバホルダは、半円形状に2分割すると共に、その夫々の一端に突出した係止部と、他方にテンションメンバホルダが嵌まる、切欠溝と受部を設けて、左右から挾み固定するホルダケースをインシュレータに取り付け、更に、ホルダケースをエンドベル内のフランジがテンションメンバホルダを押えるように組立てテンションメンバホルダを上下左右から固定することを特徴とするコネクタにおけるテンションメンバ固定構造。
Priority Applications (1)
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JP25043297A JP3798128B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | コネクタにおけるテンションメンバ固定構造 |
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JP25043297A JP3798128B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | コネクタにおけるテンションメンバ固定構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1195064A JPH1195064A (ja) | 1999-04-09 |
JP3798128B2 true JP3798128B2 (ja) | 2006-07-19 |
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ID=17207802
Family Applications (1)
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1997
- 1997-09-16 JP JP25043297A patent/JP3798128B2/ja not_active Expired - Fee Related
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