JP3797877B2 - アクティブマトリックス駆動型有機led表示装置 - Google Patents

アクティブマトリックス駆動型有機led表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄膜トランジスタを利用したアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、有機LED表示装置においては、単純マトリックス駆動法で動画表示を行う技術が知られている(特開平2−37385号公報等に開示)。
しかし、上記の駆動方法では、各走査線に対して順次駆動を行うので、走査線数が数百本と多い場合には、必要とされる瞬間輝度が数十万〜数百万cd/m2 にも達してしまい、下記のような問題が生じる。
(1)駆動電圧が高くなり、配線での電圧降下が大きくなる。
(2)高輝度側の発光効率が低い領域での駆動を強いられる為、消費電力が大きくなる。
【0003】
そこで、上記の問題を解決する為、薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス駆動を行う有機LED表示装置が開発されている(特開平7−111341号公報、特開平7―122360号公報、特開平7―122361号公報、特開平7―153576号公報、特開平8―241047号公報、特開平8―227276号公報および「IDW‘99」第177項等に開示)。
このようなアクティブマトリクス駆動を行う有機LED表示装置は、単純マトリックス駆動に比べて、低電圧駆動が可能であり、発光効率の高い領域での駆動ができるので、消費電力を大幅に低減できるなどの極めて優れた特徴がある。
【0004】
また、画素の開口率を向上する目的で、薄膜トランジスタ上にも絶縁膜を介し、有機LED素子部を配置し、基板の逆側から発光を取り出す構造の有機LED表示装置も提案されている(特開平10−189252号公報等に開示)。
一方、有機層のパターン化の方法としては、マスク蒸着法(特開平8−227276号公報に開示)、インクジェット法(特開平10−12377号公報に開示)、転写法(特開平10−208881号公報、特開平11−260549号公報に開示)、印刷法(特開平11−273859号公報に開示)等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、有機LED表示装置は、通常、作動の安定性等から電流駆動型の発光制御が行われる場合が多いので、電圧駆動型の液晶表示装置の場合とは異なり、各画素に電流を供給するための電流供給線が別途必要になる。
また、有機LED表示装置は電流駆動型の発光素子であるため、この電流供給線に大電流を流す必要があり、電流供給線での電圧降下に伴う消費電力の上昇が、非常に深刻な問題となる。
【0006】
また、従来より、高精細の有機LED表示装置の場合には1本の電流供給線を細くするとともに、画素数の多い表示装置の場合には1本の電流供給線に流す電流を大きくする必要があり、前記の電圧降下は特に深刻な問題となる。
電流供給線での抵抗を減らす方法としては、電流供給線の高さを高くする方法もある。
また、有機LED表示装置の場合に必要とされるスイッチング用薄膜トランジスタ、電流制御用薄膜トランジスタ、信号線、走査線、コンデンサおよび電流供給線による開口率の低下も問題となる。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、消費電力の少ないアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
本発明によれば、基板上に、少なくともスイッチング用薄膜トランジスタ、電流制御用薄膜トランジスタ、信号線、走査線、電流供給線及びコンデンサと、前記電流制御用薄膜トランジスタを介して前記電流供給線に接続された画素電極、画素を形成する少なくとも1層の有機発光層を有する有機LED層および対向電極から構成される有機LED素子とを有する有機LED表示装置であって、前記有機LED素子がほぼ同一面積を有する赤、緑および青に発光させるそれぞれ有機発光層およびそれに積層された画素電極を有し、前記各有機発光層に電流を供給するそれぞれの電流供給線の幅は、少なくとも1つが他と異なり、前記スイッチング用薄膜トランジスタ、電流制御用薄膜トランジスタ、信号線、走査線、電流供給線及びコンデンサの上に平坦化膜を形成し、前記平坦化膜上に前記画素電極を形成したことを特徴とするアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置が提供される。
【0009】
本発明により、各有機発光層に電流を供給する電流供給線の幅は、少なくとも1つの電流供給線の抵抗を下げることができるので、有機LED素子がほぼ同一面積を有する赤、緑および青に発光させるそれぞれ有機発光層およびそれに積層された画素電極を備える構成の場合に、赤色LED素子、青色LED素子、緑色LED素子の発光輝度バランスを向上させ、かつ消費電力の上昇を抑制することが可能となる。特に高精細の表示装置および画素数の多い表示装置にこの効果は顕著になる。
また本発明は、赤、緑および青の有機発光層がほぼ同一面積を有するので、有機発光層を形成するマスクを少なくすることができ、最も少なくする場合は3つの色を1つのマスクで形成することができる。
また本発明は、基板上に、スイッチング用薄膜トランジスタ、電流制御用トランジスタ、信号線、走査線、電流供給線およびコンデンサに上に平坦化膜を形成し、前記平坦化膜上に前記画素電極を形成したので、各有機発光層の開口率をほぼ均一にすることができる。さらにコンデンサが電流供給線と信号線、走査線とが互いに立体的に配置しているので、電流供給線の線幅を信号線や走査線と独立して単独に設定することができ、発光色ごとに効果的に電流供給線の線幅を設定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施の形態によって限定されない。
【0011】
図1および図2を参照しながら、本発明のアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置の基本構成を説明する。
図1は本発明の有機LED表示装置における画素駆動回路を示し、図2は図1に示した回路を備えた本発明の表示装置における一断面を示す。
図1において、1画素の駆動回路は、各LED素子10、すなわち、赤色,緑色または青色の各発光画素となる各有機LED層8を有する各LED素子25,26,27、信号線21、走査線20、電流供給線22、コンデンサ23、スイッチング用および電流制御用の各薄膜トランジスタ2および3から主に構成される。
【0012】
スイッチング用薄膜トランジスタ2は、信号線21および走査線20に接続され、走査線20の信号によりオンオフされる。
電流制御用薄膜トランジスタ3は、コンデンサ23、電流供給線22および前記LED素子10の1つに接続され、コンデンサ23の電圧により電流供給線22から各有機LED素子10に電流を供給するように構成されている。
コンデンサ23は、スイッチング用薄膜トランジスタ2および電流供給線22に接続され、スイッチング用薄膜トランジスタ2がオン時に信号線21からの信号により充電され、スイッチング用薄膜トランジスタ2がオフ時には電圧を維持するよう構成されている。
【0013】
なお、コンデンサ23は、スイッチング用薄膜トランジスタ2と走査線20、もしくは、接地間に接続されていてもよく、信号線21からスイッチング用薄膜トランジスタ2を介してコンデンサ23に入力される信号は、アナログ信号でも、デジタル信号でもよい。また、ここでは、1画素を、2つの薄膜トランジスタ2,3を用いて駆動しているが、薄膜トランジスタ2,3の電気的特性のバラツキに伴う、有機LED素子10の輝度のバラツキを抑制するため、1画素内に2つ以上の薄膜トランジスタを配置してもよい。
【0014】
また、このアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置は、信号線21と走査線20に信号パルスを入力することにより前記薄膜トランジスタ2をスイッチ動作させることで、前記薄膜トランジスタ2に電気的に結合している単位画素中の有機LED素子10が発光または発光停止して、動画及び静止画の画像表示を行う。
【0015】
図2に示すように、本発明のアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置は、基板1あるいはデバイスの絶縁膜17上に形成される前記デバイスおよび接続配線を薄膜として順次積層してなる。基板1あるいは絶縁膜17上には、電流制御用薄膜トランジスタ3、ゲート絶縁膜4、層間絶縁膜5、平坦化膜6が順次積層され、この上に、画素電極7、有機LED層8および対向電極9からなるLED素子10が積層される。画素電極7はコンタクトホール12を介して電流制御用薄膜トランジスタ3に接続されている。
さらに、LED素子10上には、偏光板16および封止膜(あるいは封止基板)19が積層される。
【0016】
以下に、上記の有機LED表示装置の積層構造における各部材の構成及び形成方法について説明する。
本発明で使用される基板1としては、特に限定されるものではなく、例えば、ガラス,石英等の無機材料,ポリエチレンテレフタレート等のプラスティックあるいはアルミナ等のセラミックスからなる絶縁性基板や、アルミニウム,鉄等の金属基板にSiO2 ,有機絶縁材料等の絶縁物をコートした基板や、アルミニウム等の金属基板の表面を陽極酸化等の方法で絶縁化処理を施した基板が挙げられる。
低温プロセスで形成したポリシリコンTFTを用いた薄膜トランジスタを形成する場合には、500℃以下の温度で融解せず、かつ、歪みが生じない基板が好ましい。また、高温プロセスで形成したポリシリコンTFTを用いた薄膜トランジスタを形成する場合には、1000℃以下の温度で融解せず、かつ、歪みが生じない基板が好ましい。
【0017】
本発明で使用されるスイッチング用薄膜トランジスタ2、電流制御用薄膜トランジスタ3等の薄膜トランジスタ(TFT)は、特に限定されるものではなく、従来の薄膜トランジスタを用いることが可能である。
前記の薄膜トランジスタは、公知の材料、構造、及び、成膜方法を用いて形成することが可能である。例えば、薄膜トランジスタの活性層の材料としては、非晶質シリコン,多結晶シリコン,微結晶シリコン,セレン化カドミウム等の無機半導体材料、または、チオフエンオリゴマー,ポリ(p−フェリレンビニレン)等の有機半導体材料を使用することができる。
【0018】
薄膜トランジスタの構造としては、例えば、スタガ型,逆スタガ型,トップゲート型,コプレーナ型を使用することができる。
また、シングルゲート構造、ダブルゲート構造及びゲート電極を3つ以上有するマルチゲート構造であってもよい。
【0019】
なお、本発明では、1画素を駆動するために、少なくともスイッチング用薄膜トランジスタ2および電流制御用薄膜トランジスタ3の両者が必要であるが、1画素を3つの薄膜トランジスタにより駆動してもよいし、4つの薄膜トランジスタにより駆動してもよい(いずれもIDW‘99、177項に記載)。また、5つ以上の薄膜トランジスタで駆動してもよい。
【0020】
薄膜トランジスタの活性層の成膜方法としては、例えば、アモルファスシリコンをプラズマCVD法により積層し、イオンドーピングする方法や、SiH4 ガスを用いてLPCVD法によりアモルファスシリコンを形成し、固相成長法によりアモルファスシリコンを結晶化してポリシリコンを得た後、イオン打ち込み法によりイオンドーピングする方法や、Si2 6 ガスを用いたLPCVD法、または、SiH4 ガスを用いたPECVD法によりアモルファスシリコンを形成し、エキシマレーザー等のレーザーによりアニールし、アモルファスシリコンを結晶化してポリシリコンを得た後、イオンドーピング法によりイオンドーピングする方法(低温プロセス)が挙げられる。
【0021】
また、減圧CVD法またはLPCVD法によりポリシリコンを積層し、1000℃以上で熱酸化してゲート絶縁膜4を形成し、その上に、n+ポリシリコンのゲート電極を形成し、その後、イオン打ち込み法によりイオンドーピングする方法(高温プロセス)等が用いることもできる。
【0022】
本発明で使用されるゲート絶縁膜4としては、特に限定されるものではなく、従来の材料を用いることができる。
ゲート絶縁膜4の製造方法としては、PECVD、LPCVD法により形成されたSiO2 、ポリシリコン膜を熱酸化して得られるSiO2 が挙げられる。また、フォトリソグラフィー法によるパターン化で製造することも可能である。
【0023】
本発明の走査線20、信号線21、電流供給線22には、従来の導電性材料を使用することができ、特に限定されるものではない。これらの導電性材料としては、Ta、Al、Cu等が挙げられる。
【0024】
本発明で使用される層間絶縁膜5としては、特に限定されるものではなく、従来の材料を用いることが可能であり、例えば、アクリル樹脂、ポリイミド等の樹脂材料、フタロシアニン、キナクロドン等の顔料やカーボンブラック等の無機材料をポリイミド等の樹脂に分散した物、SiO2 、NiX ZnY Fe2 4 等の無機絶縁材料や感光性材料が挙げられる。
また、これらの材料を、CVD、真空蒸着等のドライプロセス、スピンコート等のウエットプロセスにより形成することが可能であり。また、フォトリソグラフィー法によりパターン化を行うことも可能である。
【0025】
本発明で使用される平坦化膜6としては、特に限定されるものではなく、例えば、SiO2、スピンオンガラス、SiN(Si34)、TaO(Ta25)、NixZnyFe24等の無機材料、アクリル樹脂、レジスト材料、ブラックマトリックス材料等の有機材料が挙げられる。
【0026】
平坦化膜6は、これらの材料を、CVD,真空蒸着等のドライプロセス、スピンコート等のウエットプロセスを使用して形成することが可能である。また、フォトリソグラフィー法によりパターン化を行うことも可能である。しかし、平坦化膜6の膜厚は、少なくとも薄膜トランジスタ2,3の膜厚より厚くすることが好ましい。
【0027】
本発明で使用されるコンデンサ23としては、特に限定されるものではなく、例えば、絶縁膜として用いられるSiO2 、SiN等をコンデンサ23の誘電体層として用いることができる。
コンデンサ23の一方の電極は、電流制御用薄膜トランジスタ3のゲート電極13に電気的に接続されている必要があるが、他方の電極は、電流供給線22または信号線21に接続されていてもよいし、コンデンサ用電極線24(図7および図8)に電気的に接続されていてもよい。
コンデンサ23の電極を透明電極で形成することにより、透明画素電極7と基板1との間にコンデンサ23をおいても開口率を減少させることがなくコンデンサ23を配置できる。
【0028】
本発明で使用されるコンタクトホール12は、平坦化膜6または絶縁膜17に設けられる。コンタクトホール12には、従来の導電性材料を使用することができ、特に限定されるものではない。
前記コンタクトホール12の形成方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、平坦化膜として感光性材料を用い、フォトリソグラフィー法によりコンタクトホール12を開口する方法や、平坦化膜上に感光性材料をフォトリソグラフィー法によりパターン化して、エッチングを行うことによりコンタクトホール12を開口する方法や、レーザー照射によりコンタクトホール12を開口する方法が挙げられる。
【0029】
コンタクトホール12の形状は、特に限定されるものではないが、例えば、コンタクトホール12の断面形状を、基板1側より画素側で開口部が広くなる形状とすることにより、断線を起すことなくコンタクトホール12内に接続配線を効果的に形成することが可能となる。
コンタクトホール12の数は1つでもよいし、複数個でもよい。
【0030】
コンタクトホール12が形成される開口位置は、特に限定されないが、基板1側から発光を取り出す場合には、開口率を大きくする必要性からコンタクトホール12の数は少ない方が好ましく、薄膜トランジスタ上、もしくは、薄膜トランジスタ近傍に設けることが好ましい。しかし、基板1と反対側から発光を取り出す場合には、開口率がコンタクトホール12に依存しないので、画素電極7に均一に電流が流れ込むようにコンタクトホール12を開口することが好ましい。
【0031】
本発明で使用される有機LED素子10は、画素電極7、少なくとも1層の有機発光層を有する有機LED層8および対向電極9から構成されている。
【0032】
有機LED層8は、特に限定されるものではないが、有機発光層の単層構造、あるいは、電荷輸送層と有機発光層の多層構造であってもよく、例えば下記の構成が挙げられる。
▲1▼有機発光層
▲2▼正孔輸送層/有機発光層
▲3▼有機発光層/電子輸送層
▲4▼正孔輸送層/有機発光層/電子輸送層
▲5▼正孔注入層/正孔輸送層/有機発光層/電子輸送層
▲6▼バッファー層/正孔輸送層/有機発光層/電子輸送層
【0033】
ここで、上記有機発光層は、1層であってもよいし、多層構造であってもよい。また、有機発光層に使用できる発光材料としては、有機LED用の公知の発光材料が使用可能であるが、特に限定されるものではない。
有機発光層に使用できる発光材料としては、例えば、低分子発光材料(例えば、4,4’−ビス(2,2’−ジフェニルビニル)−ビフェニル(DPVBi)等の芳香族ジメチリデェン化合物、5−メチル−2−[2−[4−(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリル)フェニル]ビニル]ベンゾオキサゾール等のオキサジアゾール化合物、3−(4−ビフェニルイル)−4−フェニル−5−t−ブチルフェニル−1,2,4−トリアゾール(TAZ)等のトリアゾ−ル誘導体、1,4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼン等のスチリルベンゼン化合物、チオピラジンジオキシド誘導体、ベンゾキノン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導体、ジフェノキノン誘導体、フルオレノン誘導体等の蛍光性有機材料、アゾメチン亜鉛錯体、(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム錯体(Alq3)等の蛍光性有機金属化合物等)、高分子発光材料(例えば、ポリ(2−デシルオキシ−1,4−フェニレン)DO−PPP、ポリ[2,5−ビス−[2−(N,N,N−トリエチルアンモニウム)エトキシ]−1,4−フェニル−アルト−1,4−フェニルレン]ジブロマイド(PPP−NEt3+)、ポリ[2−(2’−エチルヘキシルオキシ)−5−メトキシ−1,4−フェニレンビニレン](MEH−PPV)、ポリ[5−メトキシ−(2−プロパノキシサルフォニド)−1,4−フェニレンビニレン](MPS−PPV)、ポリ[2,5−ビス−(ヘキシルオキシ)−1,4−フェニレン−(1−シアノビニレン)](CN−PPV)、(ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン))(PDAF)等)、高分子発光材料の前駆体(例えば、PPV 前駆体、PNV 前駆体あるいはPPP 前駆体等)等が挙げられる。
【0034】
また、上記有機発光層は、前記した発光材料のみから構成されてもよいし、正孔輸送材料、電子輸送材料、添加剤(ドナー、アクセプター等)、または、発光性のドーパントが含有されていてもよい、これらが、高分子材料中、もしくは、無機材料中に分散されていてもよい。
【0035】
ここで、電荷輸送層は、1層であってもよいし、多層構造であってもよい。また、電荷輸送層に使用できる電荷輸送材料としては、有機LED 用、有機光導電体用の公知の電荷輸送材料が使用可能であるが、特に限定されるものではない。
【0036】
上記の電荷輸送材料としては、正孔輸送材料(例えば、無機p型半導体材料、ポルフィリン化合物、N,N ’‐ビス‐(3‐メチルフェニル)‐N,N ’‐ビス‐(フェニル)‐ベンジジン(TPD)、N,N ’‐ジ(ナフタレン‐1‐イル)‐N,N ’‐ジフェニル‐ベンジジン(NPD)等の芳香族第三級アミン化合物、ヒドラゾン化合物、キナクリドン化合物、スチリルアミン化合物等の低分子材料、ポリアニリン(PANI)、3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンサルフォネイト(PEDT/PSS)、ポリ[トリフェニルアミン誘導体](Poly−TPD)、ポリビニルカルバゾール(PVCz)等の高分子材料、ポリ(p−フェニレンビニレン)前駆体(Pre−PPV)、ポリ(p−ナフタレンビニレン)前駆体(Pre−PNV)等の高分子材料前駆体等)、電子輸送材料(例えば、無機n型半導体材料、オキサジアゾ−ル誘導体、トリアゾ−ル誘導体、チオピラジンジオキシド誘導体、ベンゾキノン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導体、ジフェノキノン誘導体、フルオレノン誘導体などの低分子材料、ポリ[オキサジアゾール[(Poly−OXZ)などの高分子材料等)が挙げられる。
【0037】
また、上記電荷輸送層は、前記した電荷輸送材料のみから構成されてもよいし、添加剤等を含有してもよいし、前記電荷輸送材料が高分子材料中、または、無機材料中に分散されていてもよい。
また、これらの材料は、スピンコ−ティング法、ディッピング法、ドクターブレード法、等の塗布法、インクジェット法、印刷法等のウエットプロセス、もしくは、真空蒸着法、レーザー転写法等のドライプロセスで形成することができるが、大面積化、生産性および作製速度等を考慮すると、印刷法またはレーザー転写法が好ましい。
【0038】
本発明の画素電極7としては、従来の電極材料を用いることが可能であり、対向電極9と対で、陽極または陰極として用いることができる。
上記の陽極として用いる場合は、仕事関数が高い金属(Au、Pt、Ni等)、もしくは、透明電極(ITO、IDIXO、SnO2 等)を電極材料に用いることができる。
上記の陰極として用いる場合は、仕事関数の低い金属を少なくとも含有するもの(Ca、Ce、Al、Mg:Ag合金、Li:Al合金)、もしくは、薄膜の絶縁層と金属電極を組み合わせたもの(LiF/Al等)を電極材料に用いることができる。
【0039】
画素電極7側から発光を取り出す場合には、画素電極7として透明電極を用いることが好ましい。しかし、この透明電極の電極材料は、特に限定されるものではない。
また、画素電極7は、前記の材料を用いて、EB、スパッタ、抵抗加熱蒸着法、もしくはレーザー転写法で形成することが可能であるが、特に限定されるものではない。また、フォトリソグラフィー法によりパターン化を行うことも可能である。
【0040】
本発明の対向電極9としては、従来の電極材料を用いることが可能であり、画素電極7と対で、陽極または陰極として用いることができる。つまり、対向電極9を陽極として用いた場合は、画素電極7は陰極となり、対向電極9を陰極として用いた場合には、画素電極7は陽極となる。
対向電極9側から発光を取り出す場合には、対向電極9として透明電極を用いることが好ましい。しかし、この透明電極の電極材料は、特に限定されるものではない。
また、対向電極9は、前記の材料を用いて、EB、スパッタ、抵抗加熱蒸着法、レーザー転写法またはD.C.リアクティブスパッタ法で形成することが可能であるが、特に限定されるものではない。しかし、有機LED層8への熱的ダメージを考慮すると、抵抗加熱蒸着法、レーザー転写法またはD.C.リアクティブスパッタ法が好ましい。
【0041】
前記のように、対向電極9が透明電極であれば、対向電極9側から発光を効率よく取り出すことが可能となり、かつ、対向電極9側から発光を取り出すことで、開口率を考慮することなく、スイッチング用薄膜トランジスタ、電流制御用薄膜トランジスタ、信号線、走査線、電流供給線、コンデンサを基板上に配置することが可能となる。さらに、画素電極7を反射電極とすることにより、発光を効率よく取り出すことが可能となる。
【0042】
本発明の絶縁膜17は、画素電極7のエッジでの電界集中による素子の劣化を防止する目的で設けられる。
絶縁膜17の材料としては、従来の材料を用いることが可能であり、例えば、SiO2、スピンオンガラス、SiN(Si34)、TaO(Ta25)、NixZnyFe24等の無機材料、アクリル樹脂、レジスト材料、ブラックマトリックス材料等の有機材料を使用することができるが、特に限定されるものではない。
上記絶縁膜17は、前記の材料を用いて、CVD、真空蒸着等のドライプロセス、スピンコート等のウエットプロセスにより形成することが可能である。またフォトリソグラフィー法によりパターン化を行うことも可能である。
【0043】
本発明で用いることができる偏光板16としては、従来の直線偏向板と1/4 λ板を組み合わせたものであればよい。これにより、コントラストを向上させることが可能である。
【0044】
封止膜または封止基板19は、従来の素子封止用の材料と従来の封止方法を用いて形成することが可能であるが、特に限定されるものではない。
例えば、窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガスをガラス、金属等で封止する方法や、不活性ガス中に酸化バリウム等の吸湿剤等を混入する方法が使用できる。また、対向電極9上に樹脂を直接スピンコートで、もしくは、樹脂を貼り合わせて封止膜19としてもよい。これにより、外部からの酸素、水分が素子内に混入するのを防止できるので、寿命の向上を図ることができる。
【0045】
図3から図10を参照しながら、本発明のアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置の実施の形態1〜5で説明するが、本発明はこれらの実施の形態に限定されない。
これらの実施の形態では、それぞれの有機LED表示装置の積層構造が、各部材の位置関係を透視的に示す説明図と、この説明図における一部の断面図で示されるため、図示ができない部材があることを付言する。
なお、以下の実施の形態1〜4で説明する有機LED表示装置は、有機LED素子10が前記した赤色、緑色、青色のLED素子25,26,26のいずれか1つである。
【0046】
〔実施の形態1〕
図3は実施の形態1における画素駆動回路部分を含む有機LED表示装置100を平面的にみた透視説明図であり、図4は図3のA−A’断面図である。
有機LED表示装置100における1画素の駆動回路は、信号線21と、走査線20と、信号線21と走査線20の幅よりも広い幅を有する電流供給線22と、信号線21および走査線20に接続されたスイッチング用薄膜トランジスタ2と、コンデンサ23と、コンデンサ23と電流供給線22と有機LED素子10に接続された電流制御用薄膜トランジスタ3とから構成されている。
コンデンサ23は、スイッチング用薄膜トランジスタ2および電流供給線22に接続され、電流供給線22と基板1との間に設けられている。
実施の形態1では、有機LED素子が、赤,緑,青に発光させるそれぞれの有機LED層8を有し、これらの各有機LED層8に電流を供給するそれぞれの電流供給線22の幅は、赤>青>緑の関係になる。
電流供給線22と信号線21と走査線20とは、互いに立体的に配置されている。
また、画素電極7が透明電極であり、対向電極9が反射電極である。
【0047】
有機LED表示装置100は、以下のように製造することができる。
【0048】
ガラス基板1上に、Si2 6 の分解によるLP−CDV法により、膜厚50nmのα−Si膜を成膜し、その後、エキシマレーザアニールにより、α−Siを多結晶化した。次いで、チャンネル部およびソース・ドレイン部からなるPoly−Si膜をエッチング加工した。ゲート絶縁膜4として、SiO2 を50nm形成した後、ゲート電極13としてAlをスパッタリングで成膜した。
【0049】
次いで、ゲート電極13をパターニングすると同時に、信号線21と電流供給線22のパターニングを行った。コンデンサ23の下部電極を加工した後、ゲート電極13の側面を陽極酸化し、オフセット部を形成した。その後、ソース・ドレイン部にイオンドーピング法によりPを高濃度にドープした。走査線20を形成した後、ソース、ドレインメタル、コンデンサ23の上部電極を形成し、低温プロセスにてPoly−Si TFTを形成した。
【0050】
ここで、信号線21および走査線20の各幅は4μmである。
所望の輝度を得るために必要な電流値は、赤色LED素子25が最も大きく、次いで、青色LED素子27、緑色LED素子26の順であるため、赤色LED素子25に接続される電流供給線22の幅を青色および緑色の発光素子のよりも広い幅である20μmとし、次いで、青色LED素子27に接続される電流供給線22の幅を16μmとし、緑色LED素子26に接続される電流供給線22の幅を14μmとしてそれぞれを形成した。
【0051】
次いで、平坦化膜6としてSiO2 を膜厚3μmで形成した。次に、この平坦化膜6上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィー法によりコンタクトホール12(図示しない)の部分が貫けたパターンを形成した後、エッチングを行うことでコンタクトホール12を開口し、レジストを洗い流した。
次に、スパッタ法によりAlを4μm成膜し、研磨することにより、ゲート絶縁膜4上に形成されたAlを除去すると同時に、ゲート絶縁膜4と前記コンタクトホール12中の接続配線を同時に平坦化した。
【0052】
次いで、前記の平坦化された膜上に前記コンタクトホール12を介してドレイン電極と電気的に接続させるための画素電極となるITOをスパッタ法により膜厚150nmになるように成膜した。ここで、スパッタ時における基板1の温度を300℃とした。
その後、エッチングにより画素電極7とした。成膜された透明電極は、面抵抗が<10Ω/□、透過率が>87%(550nm)、平坦性が±2%であった。次いで、フォトリソグラフィー法により画素電極7を所定の形状にパターン化した。
【0053】
次に、絶縁膜としてSiO2 を膜厚200nmで形成した。その上にレジストを塗布し、所定の形状にパターン化した。次に、ドライエッチにより画素間にテーパー状にSiO2 をエッチングし、絶縁膜を画素間に形成した。
これにより画素電極7のエッジ部での電界集中による素子の劣化を防止することができ、かつ、テーパー状にすることにより、印刷法で有機LED層8を形成した場合にも、印刷機の転写基板1が基板1にほぼ完全に密着するので、有機LED層8の転写されない部分を生ずるのを防止できる。
【0054】
次に、PEDT/PSS水溶液を用い、スピンコート法により前記ITO上に膜厚50nmの正孔輸送層を形成した。
青色発光材料としてのPDAF1gと、レベリング剤としてのKF96L−1(信越シリコーン社製)0.0001gとを100mlのトリメチルベンゼン溶媒に溶かし、青色発光層形成用塗液とした。
次に、市販の凸版印刷機を用いて、上記青色発光層形成用塗液を正孔輸送層上に転写して青色発光層を形成した。
また、緑色発光材料としてのPre−PPV1gと、レベリング剤としてのKF96L−1(信越シリコーン社製)0.0001gとを100mlのメタノール:エチレングリコール(7:3)混合溶媒に溶かし、緑色発光層形成用塗液とした。
【0055】
次に、市販の凸版印刷機を用いて、上記緑色発光層形成用塗液を正孔輸送層上に転写して緑色発光層を形成した。
赤色発光材料としてのMEH−PPV1gと、レベリング剤としてのKF96L−1(信越シリコーン社製)0.0001gとを100mlのトリメチルベンゼン溶媒に溶かし、赤色発光層形成用塗液とした。
次に、市販の凸版印刷機を用いて、上記赤色発光層形成用塗液を正孔輸送層上に転写して赤色発光層を形成した。ここで転写基板としては、APR(ショアA硬度 55)を用い、印圧を0.1mmとした。ここで、印刷装置Bは、アニロックスロールとして、300線/inchのものを用いた。
【0056】
次に、窒素雰囲気下で120℃、2時間のアニールを行った後、セシウムを膜厚50nmで、さらにその上に、銀を膜厚200nmでそれぞれ真空蒸着法によりマスク蒸着して対向電極9とした。
次いで、基板1上にコントラストを向上させる目的で、偏光板16を貼り合わせ、窒素ガス中で封止用ガラス基板を、UV硬化型樹脂を用いて前記基板1に貼り合わせた。
以上の様にして作製した有機LED表示装置100の電流供給線22に外部から電流供給電源を接続し、信号線21に外部から映像信号を、走査線20に走査信号を印加した。その結果、全画素から、発光ムラのない発光が観測された。
【0057】
〔実施の形態2〕
信号線21と走査線20と電流供給線22の幅を同じ幅(4μm)とし、走査線20の厚さを300nmとし、信号線21と電流供給線22の厚さを800nmとしたこと以外は、実施の形態1と同様にして、有機LED表示装置100を作製した。
以上の様にして作製した有機LED表示装置100の電流供給線22に外部から電流供給電源を接続し、信号線21に外部から映像信号を、走査線20に走査信号を印加した。その結果、全画素から、発光ムラのない発光が観測された。
【0058】
〔実施の形態3〕
図5は実施の形態3における画素駆動回路部分を含む有機LED表示装置200を平面的にみた説明図であり、図6は図5のA−A’断面図である。
有機LED表示装置200における1画素の駆動回路は、信号線21と、走査線20と、信号線21と走査線20の幅よりも広い幅を有する電流供給線22と、信号線21および走査線20に接続されたスイッチング用薄膜トランジスタ2と、コンデンサ23と、コンデンサ23と電流供給線22と有機LED素子10に接続された電流制御用薄膜トランジスタ3とから構成されている。
コンデンサ23は、前記スイッチング用薄膜トランジスタ2および電流供給線22に接続され、電流供給線22と基板1との間に設けられている。
実施の形態2では、電流供給線22と信号線21と走査線20とは、互いに立体的に配置されている。
また、対向電極9が透明電極であり、画素電極7が反射電極である。
【0059】
有機LED表示装置200は、以下のように製造することができる。
【0060】
基板1として膜厚:2.0mmのアルミナ基板を用いた。この基板1上に、SiH4 の分解によるLP−CDV法により、膜厚50nmのα−Si膜を成膜し、その後、固層成長法により、α−Siを多結晶化した。次に、チャンネル部、ソース・ドレイン部からなるPoly−Si膜をエッチング加工し、ゲート絶縁膜4としてp−Siを1000℃以上で熱酸化して膜厚100nmのSiO2 を形成した。この後、ゲート電極13としてAlをスパッタリングで成膜した。次いで、ゲート電極13をパターニングすると同時に、信号線21と電流供給線22をパターニングした。また、コンデンサ23の下部電極を加工した。
【0061】
次いで、ゲート電極13の側面を陽極酸化してオフセット部を形成し、その後、ソース・ドレイン部にイオン打ち込み法によりリンを高濃度にドープした。次いで、走査線20を形成した後、ソース、コンデンサ23の上部電極を形成し、高温プロセスでPoly−Si TFTを形成した。
ここで、信号線21および走査線20の幅は、4μmであり、各色のLED素子25,26,27に接続される各電流供給線22の幅は20μmであった。
【0062】
次いで、平坦化膜6としてSiO2 を膜厚3μmで形成した。次に、この平坦化膜6上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィー法によりコンタクトホール12の部分を貫通するパターンを形成した後、エッチングを行って基板1側より画素側で開口部が広い形状をもつコンタクトホール12(図示しない)を画素の中央部近傍に開口した。これにより、画素に均等に電流を供給することができる。
【0063】
次に、スパッタ法により、平坦化膜6上にAlを膜厚3μmで成膜した。次に、これを4μmの厚み分だけ研磨することで平坦化膜6とコンタクトホール12を含めて平坦化した。
次に、画素電極7として銀を抵抗蒸着法により膜厚100nmで成膜し、その上にフッ化リチウムを抵抗加熱蒸着法により膜厚1nmで成膜し、レーザーでパターン化した。
【0064】
次に、絶縁膜としてSiO2 を膜厚200nmで形成し、次いで、表面を研磨することで、画素電極7間にのみ絶縁膜を残し、かつ前記絶縁膜と画素電極7とを同時に平坦化した。これにより画素電極7のエッジ部における電界集中による素子の劣化を防止することができ、かつ、転写法により有機LED層8を形成した場合にも、ベースフィルムが完全に基板1に密着するので、有機LED層8が転写されない部分が生ずるのを防止できる。
【0065】
この上に、Alq3 を抵抗加熱蒸着法により50nmの膜厚になるように成膜し、電子輸送層とした。
次に、赤色発光画素の部分だけ開口した金属マスクを基板1に密着させ、Alq3 とDCM2 を抵抗加熱蒸着法により共蒸着することで膜厚が30nmになるように赤色有機LED層8を成膜した。
次に、緑色発光素子の部分だけ開口してある金属マスクを基板1に密着させてAlq3 を抵抗加熱蒸着法により膜厚が30nmになるように蒸着させて緑色有機LED層8を成膜した。
【0066】
次に、青色発光画素の部分だけ開口してある金属マスクを基板1に密着させ、DPVBiを抵抗加熱蒸着法により膜厚が30nmになるように蒸着させて青色有機LED層8を成膜した。
次に、赤色、緑色および青色の各有機LED層8が形成されている上に、抵抗加熱蒸着法により正孔輸送層としてNPDを膜厚40nmで蒸着した。
【0067】
次に、正孔輸送層転写基板のベースフィルムとして膜厚0.1mmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、レーザー光を熱に変換する層としてカーボン粒子を混合した熱硬化型エポキシ樹脂を、前記フィルム上に膜厚5μmでコーティングした後、室温硬化させる。次に、ポリαメチルスチレン膜を膜厚1μmでコーティングして熱伝播および剥離層を形成した後、その上に正孔注入層としてPEDT/PSS水溶液をマイクログラビアコーターを用いて膜厚が60nmになるように成膜した。次いで、この基板を1×10-3Torrの真空下で、80℃、1時間のベークを行った。
【0068】
次に、有機LED層8が形成された基板1に、正孔注入層転写基板を貼り付け、13WのYAGレーザーで所望の位置を走査することにより、有機LED層8が形成された基板1上に正孔輸送層転写基板の正孔輸送層のパターン転写を行った。
次に、この基板を80℃で5分間のベークを行った後、対向電極9として、IDIXOを全面に150nmの膜厚になるようにスパッタ法により室温で成膜し、透明電極からなる対向電極9を形成した。
ここで、成膜した透明電極は、面抵抗が<30Ω/□、透過率が>80%(550nm)、平坦性が±2%であった。
この対向電極9上の全体に、エポキシ樹脂を膜厚が1μmになるようにスピンコートして偏光板16とし、この上に封止膜19を設けた。
【0069】
以上の様にして作製した有機LED表示装置200の電流供給線22に外部から電流供給電源を接続し、信号線21に外部から映像信号を、走査線20に走査信号を印加した。その結果、全画素から、発光ムラのない発光が観測された。
【0070】
〔実施の形態4〕
図7は実施の形態4における画素駆動回路部分を含む有機LED表示装置300を平面的にみた説明図である。また、図7のA−A’断面は、前記の図2に示す。
有機LED表示装置300における1画素の駆動回路は、信号線21と、走査線20と、信号線21と走査線20の幅よりも広い幅を有する電流供給線22と、信号線21および走査線20に接続されたスイッチング用薄膜トランジスタ2と、スイッチング用薄膜トランジスタ2と画素電極7と基板1との間に設けられたコンデンサ23と、コンデンサ23と電流供給線22と有機LED素子10に接続された電流制御用薄膜トランジスタ3とから構成されている。
実施の形態3では、コンデンサ23が、電流供給線22および画素電極7と互いに立体的に配置される。コンデンサ23の一方の電極は、電流制御用薄膜トランジスタ3のゲート電極13に電気的に接続され、他方の電極は、コンデンサ用電極線24に接続されている。
電流供給線22と信号線21と走査線20とは、互いに立体的に配置されている。
また、対向電極9が透明電極であり、画素電極7が反射電極である。
【0071】
有機LED表示装置300は、以下のように製造することができる。
【0072】
基板1として膜厚2.0mmのAl基板を用いた。次に、このAl基板の両面をSiO2 からなる絶縁膜を膜厚1μmとなるように成膜した。ここで、Al基板は、最終的に電流供給線22として使用される。この基板1上に、SiH4 の分解によるLP−CDV法により、膜厚50nmのα−Si膜を成膜し、その後、固層成長法によりα−Siを多結晶化した。
【0073】
次に、チャンネル部、ソース・ドレイン部からなるPoly−Si膜をエッチング加工し、ゲート絶縁膜4としてp−Siを1000℃以上で熱酸化して膜厚100nmのSiO2 を形成した。この後、ゲート電極13としてAlをスパッタリングで成膜した。そして、ゲート電極13をパターニングすると同時に、信号線21をパターニングした。また、コンデンサ23の下部電極を加工した。
【0074】
次いで、ゲート電極13の側面を陽極酸化し、オフセット部を形成し、その後、ソース・ドレイン部にイオン打ち込み法によりリンを高濃度にドープした。次いで、走査線電極20を形成した。さらに、ソース、コンデンサ23の上部電極を形成し、高温プロセスにてPoly−Si TFTを形成した。ここで、信号線21、走査線20の幅は、4μmであり、各色のLED素子10に接続される電流供給線22の幅は、それぞれ20μmであった。
【0075】
次に、フォトリソグラフィー法によりAl基板に達するコンタクトホール12を開口した。次いで、コンタクトホール12内にAlを成膜した。
この後、平坦化膜6としてSiO2 を膜厚3μmで膜を形成した。次に、この平坦化膜6上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィー法によりコンタクトホール12の部分が貫通したパターンを形成した後、エッチングを行うことで、基板1側より画素側で開口部が広い形状をもつコンタクトホール12を画素の略中央部に開口した。これにより、画素に均等に電流を供給することができる。
【0076】
次に、この絶縁膜上に、スパッタ法によりAlを膜厚3μmで成膜した。次に、これを4μmの厚み分研磨することで前記絶縁膜とコンタクトホール12を含めて平坦化した。
次に、画素電極7として銀を抵抗蒸着法により100nm成膜し、レーザーでパターン化した後、絶縁膜17として、SiO2 を膜厚200nmに形成した。次に、表面を研磨することで、画素電極7間にのみ絶縁膜を残し、かつ、前記絶縁膜と画素電極7とを同時に平坦化した。これにより画素電極7のエッジ部での電界集中による素子の劣化を防止することが可能となり、かつ、転写法により有機LED層8を形成した場合にも、ベースフィルムが完全に基板1に密着するので、有機LED層8の転写されない部分が生ずるのを防止できる。
【0077】
次に、赤色発光層転写基板として、ベースフィルムとして膜厚0.1mmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、このフィルムにレーザー光を熱に変換する層としてカーボン粒子を混合した熱硬化型エポキシ樹脂を5μmの膜厚コーティングして室温硬化した。次に、熱伝播および剥離層として、ポリαメチルスチレン膜を膜厚1μmにコーティングして形成した。
最初に、この基板1上に、正孔輸送層としてPEDT/PSS水溶液をマイクログラビアコーターを用いて膜厚が60nmになるようにしたものを成膜し、80℃で10分間ベークした。
【0078】
次に、赤色有機LED層8としてCN−PPV溶液をマイクログラビアコーターを用いて膜厚が60nmになるように成膜した後、80℃で10分間ベークした。 次に、巻き取り式蒸着装置を用いてカルシウムを膜厚30nmに成膜した。
次に、緑色発光層転写基板として、ベースフィルムとして0.1mm膜厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、このフィルムにレーザー光を熱に変換する層としてカーボン粒子を混合した熱硬化型エポキシ樹脂を膜厚5μmにコーティングして室温硬化した。次に熱伝播および剥離層として、ポリαメチルスチレン膜を膜厚1μmにコーティングして形成した。
【0079】
まず、この基板1上に、正孔輸送層としてPEDT/PSS水溶液をマイクログラビアコーターを用いて膜厚が60nmになるようにしたものを成膜し、80℃で10分間ベークした。
次に、青色有機LED層8としてPre−PPV溶液をマイクログラビアコーターを用いて膜厚が60nmになるように成膜した後、120℃で3時間ベークしてPre−PPVをPPVに変換した。次に、巻き取り式蒸着装置を用いてカルシウムを膜厚30nmに成膜した。
【0080】
次に、青色発光層転写基板として、ベースフィルムとして0.1mm膜厚のポリエレテレフタレートフィルムを用い、このフィルムにレーザー光を熱に変換する層としてカーボン粒子を混合した熱硬化型エポキシ樹脂を膜厚5μmにコーティングして室温硬化した。次に熱伝播および剥離層として、ポリαメチルスチレン膜を1 μmの膜厚にコーティングして形成した。
【0081】
まず、この基板1上に、マイクログラビアコーターを用いて正孔輸送層としてPEDT/PSS水溶液を膜厚60nmになるように成膜し、80℃で10分間ベークした。
次に、赤色有機LED層8としてマイクログラビアコーターを用いてPDF溶液を膜厚が60nmになるように成膜した後、80℃で10分間ベークした後、巻き取り式蒸着装置を用いてカルシウムを膜厚30nmに成膜した。
【0082】
次に、薄膜トランジスタが形成された基板1に、赤色発光層転写基板を貼り付け、13WのYAGレーザーで所望の位置を走査することで、赤色LED素子25を基板1上にパターン転写を行った。次に、赤色発光層転写基板を剥がし、緑色発光層転写基板を貼り付け、前記と同様の工程により、緑色LED素子26を基板1上にパターン転写を行った。次に、緑色発光層転写基板を剥がし、青色発光層転写基板を貼り付け、前記と同様の工程により、青色LED素子27を基板1上にパターン転写を行った。なお、上記の転写工程は、窒素雰囲気下で行った。
【0083】
次に、この基板1を80℃で5分間ベークを行った後、対向電極9として、IDIXOを全面に150nmの膜厚になるようにスパッタ法により室温で成膜し、透明電極からなる対向電極9を形成した。
ここで、成膜した透明電極は、面抵抗が<30Ω/□、透過率が>80%(550nm)、平坦性が±2%であった。この対向電極9上全体にエポキシ樹脂を膜厚が1μmになるようにスピンコートして偏光板16とし、この上に封止膜19を設けた。
【0084】
以上の様にして作製した有機LED表示装置300の電流供給線22に外部から電流供給電源を接続し、信号線21に外部から映像信号を、走査線20に走査信号を印加した。その結果、全画素から、発光ムラのない発光が観測された。
【0085】
〔実施の形態5〕
図8は実施の形態5における画素駆動回路部分を含む有機LED表示装置400を平面的にみた説明図であり、図9は図8のA−A’断面図である。
有機LED表示装置400における1画素の駆動回路は、信号線21と、走査線20と、電流供給線22と、信号線21と前記走査線20に接続されたスイッチング用薄膜トランジスタ2と、スイッチング用薄膜トランジスタ2および電流供給線22に接続されたコンデンサ23と、コンデンサ23と電流供給線22と各有機LED素子10(25,26,27)に接続された電流制御用薄膜トランジスタ3とから構成されている。
【0086】
この有機LED表示装置400では、基板1と逆側から発光を取り出すことが可能である。
実施の形態4では、コンデンサ23が、電流供給線22および画素電極7と互いに立体的に配置される。コンデンサ23の一方の電極は、電流制御用薄膜トランジスタ3のゲート電極13に電気的に接続され、他方の電極は、コンデンサ用電極線24に接続されている。
また、電流供給線22は、信号線21と走査線20とに対して立体的に配置されている。
なお、有機LED表示装置400の製造方法は、実施の形態3と共通するので説明を省略する。
【0087】
図10は本発明の有機LED表示装置における画素駆動回路の他の実施の形態を示す。この回路は、図1の等価回路であるため、説明を省略する。
【0088】
【発明の効果】
本発明では、電流供給線の抵抗を下げることができるので、高精細の表示装置および画素数の多い表示装置の場合でも、電圧降下に伴う消費電力の上昇を抑制することが可能となる。
【0089】
有機LED素子が赤、緑および青に発光させるそれぞれの有機発光層を有し、前記各有機発光層に電流を供給するそれぞれの電流供給線の幅は、少なくとも1つが他と異なる。すなわち、各色の発光画素に所望の輝度を与えるには、各色の発光画素に供給する電流量が異なるため、それぞれの画素に電流を供給する電流供給線の幅を最小に最適化することが可能となり、開口率の減少を抑えることが可能となる。
【0090】
コンデンサが、電流供給線または画素電極と互いに立体的に配置されたことにより、コンデンサによる開口率の低下を低減することが可能となる。
電流供給線と信号線と走査線とが互いに立体的に配置されたので、電流供給線での電圧降下を激減することが可能となる。
【0091】
画素電極と対向電極は、これらのうちの一方が透明電極であり、他方が反射電極であるので、画素電極側から発光を効率よく取り出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置の画素駆動回路図である。
【図2】図1に示した回路を備えた本発明の有機LED表示装置の一断面を示す断面図である。
【図3】実施の形態1における画素駆動回路部分を含む有機LED表示装置の一部を平面的にみた透視説明図である。
【図4】図3のA−A’断面図である。
【図5】実施の形態3における画素駆動回路部分を含む有機LED表示装置の一部を平面的にみた透視説明図である。
【図6】図5のA−A’断面図である。
【図7】実施の形態4における画素駆動回路部分を含む有機LED表示装置の一部を平面的にみた透視説明図である。
【図8】実施の形態5における画素駆動回路部分を含む有機LED表示装置の一部を平面的にみた透視説明図である。
【図9】図8のA−A’断面図である。
【図10】本発明のアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置における画素駆動回路の他の実施の形態を示す回路図である。
【符号の説明】
1 基板
2 スイッチング用薄膜トランジスタ
3 電流制御用薄膜トランジスタ
4 ゲート絶縁膜
5 層間絶縁膜
6 平坦化膜
7 画素電極
8 有機LED層
9 対向電極
10 有機LED素子
12 コンタクトホール
13 ゲート
16 偏光板
17 絶縁膜
19 封止基板(封止膜)
20 走査線
21 信号線
22 電流供給線
23 コンデンサ
24 コンデンサ用電極線
25 赤色LED素子
26 緑色LED素子
27 青色LED素子

Claims (2)

  1. 基板上に、少なくともスイッチング用薄膜トランジスタ、電流制御用薄膜トランジスタ、信号線、走査線、電流供給線及びコンデンサと、前記電流制御用薄膜トランジスタを介して前記電流供給線に接続された画素電極、画素を形成する少なくとも1層の有機発光層を有する有機LED層および対向電極から構成される有機LED素子とを有する有機LED表示装置であって、前記有機LED素子がほぼ同一面積を有する赤、緑および青に発光させるそれぞれ有機発光層およびそれに積層された画素電極を有し、前記各有機発光層に電流を供給するそれぞれの電流供給線の幅は、少なくとも1つが他と異なり、前記スイッチング用薄膜トランジスタ、電流制御用薄膜トランジスタ、信号線、走査線、電流供給線及びコンデンサの上に平坦化膜を形成し、前記平坦化膜上に前記画素電極を形成したことを特徴とするアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置。
  2. 前記赤、青、緑に発光させる有機発光層に電流を供給するそれぞれの電流供給線の幅は、赤>青>緑の関係であることを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリックス駆動型有機LED表示装置。
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