JP3797661B2 - 姿勢角度検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジャイロ、加速度センサ、磁気センサを用いた小型の姿勢角度検出装置に関する。これら姿勢角度検出装置は、ゲームパッド、HMD、携帯電話などに用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来、飛行機や船舶の姿勢計測・制御に用いられてきた姿勢角度検出装置ではジャイロが3つ、加速度センサが3つ、磁気センサが3つという構成であった。本来は、姿勢角度検出装置が傾いたときには方位角度を求めるために3軸の磁気センサ出力が必要となる。それぞれのセンサを低価格なものを選択することによって、ある程度、低価格化ができるが、価格が最重要視されるゲームや携帯電話などの民生用途では、さらなる低価格化が求められる。特開平11-211474には、磁気センサが2軸の構成における姿勢角度の計算方法が下記のように記述されている。
【0003】
仮想磁気Z方向成分Mzを以下の方法で算出する。
1)姿勢角度検出装置を90度傾けて磁気センサXあるいは磁気センサYがZ軸に向くようにする。
2)ボタンを押すなどして、そのときのZ軸に向いているセンサの値をMz(0)としてメモリに格納する。
3)姿勢角度検出装置を原点位置に戻し、もう一度ボタンを押すなどし、磁気センサX、Yの値をMx(0)、My(0)としてメモリに格納する。
4)Mx(0)、My(0)、Mz(0)を用いて、地磁気の大きさHtを次の式1により求める。
【0004】
Ht=[Mx(0)2+My(0)2+Mz(0)2]1/2・・・式1
【0005】
5)仮想磁気Z方向成分Mzの大きさは数1により求まる。
【0006】
【数1】
Figure 0003797661
【0007】
ここでは、原点における地磁気のZ方向成分Mz(0)をあらかじめ求めているが、地磁気の俯角θを求めておいても地磁気の大きさHtを式2によって求めることができる。
【0008】
Ht=[Mx(0)2+My(0)2]1/2/cosθ・・・式2
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の方法を用いる場合、実際に使用する環境において地磁気の俯角を測定しておく必要がある。この測定はユーザーが使用する前に行うもので、煩わしい作業がユーザーの負担になる。また、ユーザーが測定を誤ると、実際とは異なる俯角が保存されてしまうので、このデータを用いて前記の計算を行うと、仮想磁気Z方向成分Mzに誤差を生じる、従って最終的に方位角度αにも誤差を生じる。
【0010】
従って、本発明は、ユーザーの煩わしい作業負担をなくしても、またはユーザーが測定を怠っても、仮想磁気Z方向成分Mzの誤差を自動的に補正する姿勢角度検出装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の姿勢角度検出装置の問題点の解消を図るもので、与えられた地磁気の俯角が誤っていても使用中に自動的に補正され、最終的には実際の地磁気の俯角に収束するアルゴリズムである。このアルゴリズムによって、誤った地磁気の俯角が与えられたり、途中で使用環境が変わったりしても常に実際の地磁気の俯角が得られ、精度の良い理想的な姿勢角度検出装置を提供するものである。
【0012】
即ち、本発明は、水平面内で直交するX軸、Y軸、及びそのX軸、Y軸に直交するZ軸が形成する基準座標系において、少なくともY軸回りの傾斜角度とZ軸回りの方位角度を検出する姿勢角度検出装置において、少なくともY軸回り及びZ軸回りの角速度を検出するジャイロと、X−Y平面で互いに直交する2軸の加速度を検出する加速度センサと、X−Y平面で互いに直交する2軸の地磁気を検出する磁気センサと、前記ジャイロ、加速度センサ及び磁気センサのオフセット電圧値及び検出感度を保存している記憶手段と、前記ジャイロの出力と前記記憶手段に保存されているデータに基づいて単位時間に移動した角度を演算する運動角検出装置と、前記加速度センサ及び地磁気センサの出力と、前記記憶手段に保存されているデータと、あらかじめ与えられている地磁気の俯角とに基づいて、Y軸及びZ軸回りの静止角を演算する静止角演算装置と、前記与えられている地磁気の俯角と実際の地磁気の俯角との誤差を自動的に補正する俯角自動補正装置と、静止角演算装置による演算結果の真偽を判別する判別装置と、該判別装置の判断に応じて、運動角演算装置と静止角演算装置の演算結果から出力するべき姿勢角を演算する姿勢角演算装置から構成されることを特徴とする姿勢角度検出装置である。
【0013】
また、本発明は、前記姿勢角度検出装置において、前記俯角自動補正装置はZ軸回りの姿勢角度をα、Z軸回りの静止角をφ、Y軸回りの姿勢角度をβ、前記静止角演算装置によって求められるZ軸方向の地磁気の大きさMzとすると、
(1)(φ−α)×α×β×Mzの符号を計算する、
(2)負の場合は与えられている地磁気の俯角を減らす、
(3)正の場合は与えられている地磁気の俯角を増やす、
の手順に従って、与えられている地磁気の俯角を増減する姿勢角度検出装置である。
【0014】
また、本発明は、前記姿勢角度検出装置において、前記与えられている地磁気への俯角の増減は、一定値Cだけ加減する姿勢角度検出装置である。
【0015】
また、本発明は、前記姿勢角度検出装置において、前記与えられている地磁気への俯角の増減は一定率kだけ加減する姿勢角度検出装置である。
【0016】
また、本発明は、前記姿勢角度検出装置において、前記記憶手段は地磁気の俯角を保存しており、前記俯角自動補正装置によって地磁気の俯角が補正された後に記憶手段に補正されたデータを保存する姿勢角度検出装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態による姿勢角度検出装置について、以下に説明する。なお、今回は姿勢角度検出装置の出力が2軸のもの[X軸回りの傾斜角度(ロール角)は常に0と考える]を説明するが、3軸のものについても同様に適応できる。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態による姿勢角度検出装置のセンサ郡の構成図であり、基準座標系(X−Y−Z系)とセンサ座標系(Xs−Ys−Zs系)が一致している場合について示す。図1に示すように、水平面で直交する軸をX軸、Y軸とし、そのX軸、Y軸それぞれに直交する軸をZ軸とするとき、これら互いに直交するX軸、Y軸、Z軸が形成する基準座標系において、Y軸回りの傾斜角度をピッチ角β、Z軸回りの方位角度をヨー角αと記す。このとき、基準座標の+X軸は北方向とする。
【0019】
図1には、本発明の姿勢角度検出装置におけるジャイロ、加速度センサ、磁気センサの配置を示す。図1で示すセンサ座標系において、互いに直交する2軸(Ys軸及びZs軸)の回りの角速度を検出するための第1のジャイロ11、及び第2のジャイロ12は、Ys軸及びZs軸に平行に、すなわち互いに直交して、配置されている。第1の加速度センサ13と第2の加速度センサ14は、互いに直交する2軸、Xs軸及びYs軸に平行に配置されている。同様に、第1の磁気センサ15と第2の磁気センサ16は、互いに直交する2軸、Xs軸及びYs軸に平行に配置されている。
【0020】
図2は、本発明の実施の形態における姿勢角度検出装置の全体構成の説明図である。ジャイロ22、加速度センサ23、及び磁気センサ24からは、それぞれ角速度(ωy,ωz)、加速度(Ax,Ay)、磁気(Mx,My)が出力される。
【0021】
運動角演算装置26aは、ジャイロから出力される角速度(ωy,ωz)とEEPROM25に保存されているジャイロのオフセット電圧値、検出感度から単位時間に移動した姿勢角度である運動角(Δα,Δβ)を演算し出力する。静止角演算装置26bは、加速度センサから出力される加速度(Ax,Ay)と、磁気センサから出力される磁気(Mx,My)と、EEPROM25に保存されている加速度センサ及び磁気センサのオフセット電圧値、検出感度、地磁気の俯角から仮の姿勢角度である静止角(φ,P)を演算し出力する。このように、記憶手段としてEEPROMを利用するのが適当であるが、他の例として通常のROMも利用できる。
【0022】
判別装置27は、運動角と静止角を比較して静止角が正しいかどうかを判別し、姿勢角検出装置に結果を出力する。姿勢角検出装置27cは、運動角(Δα,Δβ)、静止角(φ,P)と判別装置の出力から最終的に出力する姿勢角度(α,β)を演算し、外部に出力する。
【0023】
俯角自動補正装置28は、静止角検出装置から得られる仮の方位角度φ、仮想磁気Z方向成分Mz、地磁気の俯角θと、姿勢角検出装置の出力(α,β)から地磁気の俯角θを補正し、静止角演算装置に戻す。静止角演算装置は、プログラム終了時に記憶手段に補正された地磁気の俯角θを書き込む。
【0024】
最初に、運動角演算装置の内容を説明する。姿勢角度検出装置に加わる角速度に応じた各ジャイロの出力(ωy,ωz)は、座標変換を行って、演算する単位時間で1単位時間過去の出力β(n−1)とから、次の式3、式4の如く、基準座標系における現在の移動角度(運動角)(Δα,Δβ)に変換される。
【0025】
Δα(n)=ωz/cosβ(n−1)・・・・式3
【0026】
Δβ(n)=ωy ・・・・・・・式4
【0027】
図3は、本発明の実施の形態による姿勢角度検出装置における静止角演算装置の説明図である。先の図1に示す第1の加速度センサ13は、センサ座標系での重力加速度のXs成分分力Ax(n)を検出するように配置されている。また、図1に示す第1の磁気センサ15、第2の磁気センサ16は、それぞれXs、Ys軸上の地磁気分力Mx(n)、My(n)を検出するように配置されている。
【0028】
加速度センサの出力Ax(n)は、ピッチ角演算手段にて式5により、基準座標系の水平面(XY平面)との傾斜角である仮のピッチ角P(n)を算出する。このときロール角Rは、常に0と仮定する。
【0029】
P(n)=sin−1Ax(n) ・・・・・・・・式5
【0030】
基準座標系での仮のヨー角φ(n)は、基準座標系での地磁気成分を用いて、式6で表される。ただし、φ(0)は原点時の方位角である。
【0031】
φ(n)=−tan-1[HY(n)/HX(n)]−φ(0)・・・式6
【0032】
姿勢角度検出装置が水平面上で回転する場合は、磁気センサの出力Mx(n)及びMy(n)が、それぞれ、HX(n)及びHY(n)に等しく、式7が成り立つ。
【0033】
φ(n)=−tan-1[My(n)/Mx(n)]−φ(0)・・・・式7
【0034】
しかし、姿勢角度検出装置がピッチ角Pを持ち、水平でないときには、式8、式9の関係式から、仮のピッチ角P(n)を用いて座標変換を行い、基準座標系での地磁気成分[HX(n),HY(n)とする]を求めて、式6に代入し、求める。その際、仮想磁気Z方向成分Mz(n)が必要となる。
【0035】
HX=cos[P(n)]×Mx+sin[P(n)]×Mz・・・・式8
【0036】
HY=My ・・・・・・式9
【0037】
以下の方法で仮想的にMzを算出する。まず、地磁気の俯角θの初期値を記憶手段に保存しておく、この初期値は姿勢角度検出装置の使用場所において測定することが望ましいが、適当な値を保存しておけばよい。例えば、東京の付近では地磁気の俯角は48度くらいなので、この値にしておいてもよい。地磁気の俯角θは、後に示す俯角自動補正装置によって随時補正される。
【0038】
次に、地磁気Htを以下の手順で求める。姿勢角度検出装置(被測定物)を原点位置(水平)にし、何らかの信号を送り、例えば、キーやボタンを押すなどをし、磁気センサMx、Myの値をMx(0)、My(0)としてメモリに格納する。Mx(0)、My(0)、θを用いて、Htは式10から求まる。
【0039】
Ht=[Mx(0)2+My(0)2]1/2/cosθ・・・・式10
【0040】
次に、姿勢角度検出装置(被測定物)の北方向成分傾斜角から仮想磁気Mzの符号を判別する。静止角演算装置にて算出した、演算する単位時間で、1単位時間過去の仮のヨー角φ(n−1)及び同様に姿勢角演算装置にて算出したβ(n−1)をバックアップメモリに記憶しておき、この仮のヨー角φ(n−1)とピッチ角β(n−1)から、北方向成分傾斜角演算手段で、姿勢角度検出装置(被測定物)の北方向成分傾斜角θ2を以下の手順で求める。基準座標X−Z平面とセンサ座標Xs−Ys平面とが交差する直線の方向ベクトルを(aa,0,cc)とすると、
aa=sin[β(n−1)]×cos[φ(n−1)+φ(0)]、
cc=cos[β(n−1)]、
となり、北方向成分傾斜角θ2は、
θ2=sin-1(aa/aa2+c2)1/2
と求められる。−90度≦θ2≦θであれば、仮想磁気Mz符号はマイナス、θ<θ2≦90度であれば、仮想磁気Mz符号はプラスと判別する。
【0041】
次に、仮想磁気Mzの絶対値を求める。地磁気の絶対値Htと磁気センサの出力Mx(n)、My(n)の値から仮想磁気Mzの絶対値を数1により算出する。
【0042】
以上のように、仮想磁気Mzが求まったことにより、前述したHX、HYが求まり、従ってφ(n)を求めることができる。
【0043】
次に、本発明の姿勢角度検出装置における、判別装置を説明する。加速度センサの出力Ax、Ayは、重力加速度のXs、Ys軸方向成分と運動加速度のXs、Ys軸方向成分との合成ベクトルとなるために、運動加速度がある場合には静止角演算装置によって算出された仮のピッチ角Pは正しいピッチ角にはならない。また、仮のヨー角φについても磁場環境によって正しいヨー角にならない場合がある。判別装置は、静止角演算装置の出力であるφ(n)、P(n)が正しいかどうかを判別するものである。
【0044】
演算する単位時間で、1単位時間に変化したφ、PをΔφ、ΔPとし、これらを運動角演算装置の出力Δα、Δβと比較する。微小定数εを用いて、数2が成立するならば、それぞれφ、Pは正しいと判断する。
【0045】
【数2】
Figure 0003797661
【0046】
次に、上記判別装置の判別結果に応じて、運動角演算装置の出力と静止角演算装置の出力を演算して最終的な出力を得る姿勢角演算装置で行われる演算方法について説明する。判別装置においてφ、Pが正しいと判断された場合には、
α(n)=α(n−1)+Δα−k[α(n−1)+Δα−φ(n)]、
β(n)=β(n−1)+Δβ−k[β(n−1)+Δβ−P(n)]、
により姿勢角度を演算し、判別装置においてφ、Pが誤っていると判断された場合には、
α(n)=α(n−1)+Δα、β(n)=β(n−1)+Δβ、
により姿勢角度を演算する。
【0047】
最後に、本発明における俯角自動補正装置について説明する。静止角演算装置では、あらかじめ記憶手段に保存されている地磁気の俯角θを用いて演算を行っているが、最初に保存した地磁気の俯角が誤っていた場合や、移動などによって周囲の磁場環境が変化して、地磁気の俯角が変わったときには、実際の地磁気の俯角と演算に使われる地磁気の俯角とに誤差を生じる。この誤差は、地磁気の絶対値Ht、仮想磁気Mz、基準座標系での地磁気成分HX、HY、仮のヨー角φへと順番に影響し、最終的には姿勢角演算装置の出力α(n)に誤差を生じる。
【0048】
この地磁気の俯角θの誤差による仮のヨー角φ(n)の誤差は、単純な比例の関係にはならないが、その符号は(φ−α)、α、β、Mzのそれぞれの符号によって反転することがわかっている。すなわち、(φ−α)×α×β×Mzの符号が正の時には、φ(n)の誤差はマイナス、逆に(φ−α)×α×β×Mzの符号が負の時には、φ(n)の誤差はプラスとなる。従って、(φ−α)×α×β×Mzの符号を計算し、正であれば、φを一定量あるいは一定率増やし、負であれば、φを一定量あるいは一定率減らすことによって、自動的に正しい地磁気の俯角に収束することになる。
【0049】
さらに、姿勢角度検出装置の動作を終了するときに補正された地磁気の俯角θを記憶手段に保存することによって、次に使用するときには初めから正しい地磁気の俯角で計算ができ、精度良く出力できるようになっている。
【0050】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、地磁気センサを従来の3軸から2軸に減らし、低価格化を進めるとともに、俯角自動補正装置を備えていることによって、あらかじめ記憶手段に保存されている地磁気の俯角θが誤っている場合、あるいは移動する用途に使用し、周囲の磁場環境が変化した場合でも、常に正しい地磁気の俯角に補正し、従って、誤差の少ない姿勢角度検出装置を提供できる。また、姿勢角度検出装置の出荷時に記憶手段に適当な地磁気の俯角、例えば、東京の48度を保存しておけば、ユーザーが使用前に調整を行う必要がなく、ユーザーに負担がかからない製品が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による姿勢角度検出装置のセンサ群の構成図。
【図2】本発明の実施の形態による姿勢角度検出装置の全体構成に関する説明図。
【図3】本発明の実施の形態による姿勢角度検出装置における静止角演算装置の説明図。
【符号の説明】
11 第1のジャイロ
12 第2のジャイロ
13 第1の加速度センサ
14 第2の加速度センサ
15 第1の磁気センサ
16 第2の磁気センサ
22a ジャイロY
22b ジャイロZ
23a 加速度センサX
23b 加速度センサY
24a 磁気センサX
24b 磁気センサY
25 EEPROM
26a 運動角演算装置
26b 静止角演算装置
26c 姿勢角演算装置
27 判別装置
27c 姿勢角検出装置
28 俯角自動補正装置
29 出力

Claims (4)

  1. 水平面内で直交するX軸、Y軸、及びそのX軸、Y軸に直交するZ軸が形成する基準座標系において、少なくともY軸回りの傾斜角度とZ軸回りの方位角度を検出する姿勢角度検出装置において、少なくともY軸回り及びZ軸回りの角速度を検出するジャイロと、X−Y平面で互いに直交する2軸の加速度を検出する加速度センサと、X−Y平面で互いに直交する2軸の地磁気を検出する磁気センサと、前記ジャイロ、加速度センサ及び磁気センサのオフセット電圧値及び検出感度を保存している記憶手段と、前記ジャイロの出力と前記記憶手段に保存されているデータに基づいて単位時間に移動した角度を演算する運動角検出装置と、前記加速度センサ及び地磁気センサの出力と、前記記憶手段に保存されているデータと、あらかじめ与えられている地磁気の俯角とに基づいて、Y軸及びZ軸回りの静止角を演算する静止角演算装置と、前記与えられている地磁気の俯角と実際の地磁気の俯角との誤差を自動的に補正する俯角自動補正装置と、静止角演算装置による演算結果の真偽を判別する判別装置と、該判別装置の判断に応じて、運動角演算装置と静止角演算装置の演算結果から出力するべき姿勢角を演算する姿勢角演算装置から構成される姿勢角度検出装置であって、前記俯角自動補正装置はZ軸回りの姿勢角度をα、Z軸回りの静止角をφ、Y軸回りの姿勢角度をβ、前記静止角演算装置によって求められるZ軸方向の地磁気の大きさMzとすると、(1)(φ−α)×α×β×Mzの符号を計算する、(2)負の場合は与えられている地磁気の俯角を減らす、(3)正の場合は与えられている地磁気の俯角を増やす、の手順に従って、与えられている地磁気の俯角を増減することを特徴とする姿勢角度検出装置。
  2. 請求項1記載の姿勢角度検出装置において、前記与えられている地磁気への俯角の増減は、一定値Cだけ加減することを特徴とする姿勢角度検出装置。
  3. 請求項1記載の姿勢角度検出装置において、前記与えられている地磁気への俯角の増減は一定率kだけ加減することを特徴とする姿勢角度検出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の姿勢角度検出装置において、前記記憶手段は地磁気の俯角を保存しており、前記俯角自動補正装置によって地磁気の俯角が補正された後に記憶手段に補正されたデータを保存することを特徴とする姿勢角度検出装置。
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