JP3795337B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置である電子写真システムプロセスの放電を利用した帯電ローラを配置するコピー、プリンタ、ファックス等の画像形成装置に関わる、さらに詳細には、帯電ローラと像担持体表面の距離を非接触で一定に保ち、帯電を長期にわたり安定して行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスは、感光体を一様に帯電させる帯電部など各部でコロナ放電を利用する場合が多いが、このコロナ放電により放電生成物が生成される。例えば、オゾン、窒素酸化物があげられる。オゾンは、例えば、明珍 寿史他による“オゾンによる感光体劣化軽減のためのコロナチャージャの開発”、電子写真学会誌、第31、1、1992等に挙げられているように、高濃度で画像形成装置内に滞留すると、感光体表面を酸化し、感光体光感度の低下や帯電能の劣化を生じさせ、形成画像を悪化させることが知られている。また、感光体以外の部材の劣化が促進され、部品寿命が低下する等の不具合もある。
【0003】
また、窒素酸化物は、以下のよう不具合を生じる。放電により、窒素酸化物が発生することが知られているが、窒素酸化物は空気中の水分と反応して硝酸が、また金属などと反応して金属硝酸塩が生成される。これらの生成物は低湿環境下では高抵抗であるが、高湿環境下では空気中の水と反応し、低抵抗となる。よって、感光体表面に硝酸または硝酸塩による薄い膜が形成されると、画像が流れたような異常画像が発生する。これは硝酸、硝酸塩が吸湿することで低抵抗となり、感光体表面の静電潜像が壊れてしまうためである。
さらに、窒素酸化物は放電後も空気中に分解されずにその場に留まっているため、窒素酸化物から生成された化合物の感光体表面への付着は、帯電を行っていないとき、すなわち、プロセスの休止期間中にも生じる。そして、この化合物は、時間が経過するにつれて、感光体の表面から内部に浸透していく。このため、静電潜像の劣化の一因となっている。
【0004】
感光体表面の付着物は、クリーニング時に感光体を少しずつ削りとることで除去するといった方法が取られている。しかしながら、コスト上昇や経時による劣化問題が起こり、本質的な解決策とはなっていない。
ところで、帯電部材を感光体に接触(近接)させて感光体を帯電させる接触帯電装置が提案、実用化されている。例えば、ローラ状の帯電部材を感光体上に接触従動させて感光体の帯電を行うものが知られている。この接触帯電方式は、従来用いられているコロナ帯電方式に比べて、オゾンの発生量が極めて少ない、印加電圧が低いため電源のコストが小さくなる、電気絶縁の設計が行いやすい等の利点を有している。もちろん、上記のオゾン、NOxなどによる不具合も低減する。
【0005】
例えば、特開昭63−7380号公報に開示されているように、ローラ状の帯電部材を感光体上に接触従動させて感光体の帯電を行うものが知られている。しかしながら、帯電部材がゴム材であるため、長期間、コピー機を停止させた場合、感光体に接した状態にあるローラが変形する可能性がある。また、ゴムは吸水しやすい材料であるため環境の変化に伴う電気抵抗変動が大きい。
さらに、ゴムはその弾性を発揮させるためや劣化防止のため数種の可塑剤や活性剤を必要としており、導電性顔料を分散させるためには分散補助剤を用いることも少なくない。つまり、感光体の表面はポリカーボネートやアクリルといった非晶性樹脂であるため、上述の可塑剤や活性剤および分散補助剤に対し非常に弱い。
【0006】
また、接触帯電方式では帯電部材と感光体との間に異物を巻き込み、帯電部材が汚染されて帯電不良が発生する、直接感光体にローラが触れているために長期保存した場合に感光体が汚染され、そのために横スジ等の画像不良を生じることがある。
したがって、帯電ローラを感光体に対し、非接触で配置することで、上記の感光体汚染、ローラの変形などの問題を解決する方法も提案されている。
非接触帯電ローラのDC帯電を行った場合、帯電電位は、印加バイアスだけではなく、帯電ローラと感光体とのギャップ距離にも依存することが知られている。
ギャップ距離の変化で帯電電位が変化し、異常画像となってしまうという課題を解決するために、特開平7−287433号公報では、帯電器の放電面に微小な凹凸を設けることで、安定放電を行う技術が提案されている。これにより、ギャップの変動があった場合でも、異常画像の生じない均一帯電を可能としている。
しかし、特開平7−287433号公報では、放電の安定性のために微小な凹凸を必要としている。この凹凸は、放電という過酷な条件にさらされているなど、経時で変化する可能性がある。凹凸がなくなると、所期の効果を得ることができず、均一帯電が出来なくなる。つまり、長期にわたり均一帯電を行うことが難しい可能性がある。さらに、均一帯電可能な微小な凹凸の範囲が限定されているため、生産工程が難しくなり、コストが上昇する可能性もある。
【0007】
ところで、印加バイアス方式には、DC電圧とAC重畳タイプがある。感光体へのダメージでは、AC電圧の方が大きいことが知られている。感光体は、帯電部での放電によりコロナチャージャと同様に、放電生成物が生成される。AC重畳タイプのローラ帯電の方が、この生成物の量が多い。これは、AC重畳タイプが逆放電を帯電ローラと感光体との間で起こしているため、DC放電より放電回数が格段に多いためだと考えられる。
DC電圧を印加する方式は、ギャップ変動による帯電電位のばらつき、放電の安定性などの問題により、実用化の上で難しい。このため、AC重畳タイプが、非接触の場合には、適した方式だと考えられる。
しかし、AC重畳方式も、DC電圧方式に比べギャップ変動に対して帯電電位の安定性、放電の安定性に関して強いとはいえ、変動が大きくなりすぎると、安定性がなくなり、異常画像の原因となってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、電子写真方式の画像形成装置において、像担持体の帯電電位の均一に帯電させ、異常帯電のない画像形成装置を提供することである。
さらに、非接触の帯電方式で、長期にわたり、像担持体とのギャップを一定に保持することができ、均一な帯電をすることができる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明は、スペーサ部材を用いて、像担持体に対して非接触で帯電ローラを配置し、帯電ローラに電圧を印加し、放電により像担持体を帯電させる帯電方法において、前記スペーサ部材の表面に固着した異物を除去する手段は、スペーサ部材の表面を研磨する手段であり、帯電ローラに接続された電源には、帯電ローラに流れる電流を検出する手段を備えており、この検出された電流によって、スペーサ部材の表面を研磨するための手段の動作を決定する画像形成装置とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した画像形成装置1の一例である。図1(a)は、単色の画像形成装置の例で、図1(b)は、4色のトナーを重ね合わせて画像形成する、所謂、フルカラー画像形成装置である。
図1に示すように、画像形成装置1は、図示しない本体筐体内に、図1中時計方向に回転駆動される感光体2が収納されており、感光体2の周囲に、帯電部3、書込部4、現像部5、転写部6、紙分離部14、クリーニング部7及び感光体除電部8等が配設されている。
【0011】
画像形成装置1は、図示しないが複数枚の記録紙を収納する給紙カセットを備えており、給紙カセット内の記録紙は、図示しない給紙ローラにより1枚ずつ図示しないレジストローラ対でタイミング調整された後、転写部6と感光体2の間に送り出される。
画像形成装置1は、感光体2を図1中時計方向に回転駆動して、感光体2を帯電部3で一様に帯電した後、書き込み部4により画像データで変調されたレーザを照射して感光体2に静電潜像を形成し、静電潜像の形成された感光体2に現像部5でトナーを付着させて現像する。画像形成装置1は、現像部5でトナーを付着してトナー画像を形成した感光体2を、転写部6で感光体2と転写部6との間に搬送されてきた記録紙に転写させ、トナー画像の転写された記録紙を定着部10に搬送する。
定着部10は、内蔵ヒータにより所定の定着温度に加熱される定着ローラ11と、定着ローラ11に所定圧力で押圧される加圧ローラ12とを備え、転写部6から搬送されてきた記録紙を加熱、加圧して、記録紙上のトナー画像を記録紙に定着させた後、図示しない排紙トレー上に排出する。
【0012】
一方、画像形成装置1は、転写部6でトナー画像を記録紙に転写した感光体2をさらに回転して、クリーニング部7で感光体表面に残留するトナーをブレード13により掻き落として除去した後、感光体除電部8で除電する。画像形成装置1は、感光体除電部8で除電した感光体2を帯電部3で一様に帯電させた後、上記同様に、次の画像形成を行う。なお、クリーニング部7は、ブレード13で感光体2上の残留トナーを掻き落とすものに限るものではなく、例えばファーブラシで感光体2上の残留トナーを掻き落とすものであってもよい。
【0013】
図2は、帯電ローラの構成の一例である。帯電ローラ3は、導電性基体201とその周囲の抵抗層202を備えている。導電性基体201は、直径が8〜20mm、のSUSの円筒である。また、抵抗層202は、エピクロルヒドリンゴム層とその表面を覆う樹脂の表面層からなる。または、4フッ化エチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、4フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等のフッ素樹脂を主成分とした、厚み30〜700μm、表面粗さRzが0.2〜2μm程度の樹脂チューブを用いてもよい。その他の均一な帯電を行うことが可能な材料を用いてもよい。
【0014】
帯電ローラ3は、その表面が感光ドラム1の表面にと同じ方向移動する。帯電ローラ3は、その長手方向(軸方向)の寸法が最大画像幅A4横(約290mm)よりも少し長く設定されている。帯電ローラ3は、その長手方向両端部にスペーサが設けてあり、これらスペーサを感光ドラム2両端部の非画像形成領域に当接させることで、感光ドラム2表面の被帯電面と帯電ローラ3表面の帯電面との間の空隙Hを、その最近接部での距離が5〜100μmになるように保持している。この最近接距離は、さらに好ましくは、10〜70μmに設定するとよい。なお、本実施例では、60μmに設定した。
帯電ローラ3には、帯電用の電源が接続されている。これにより、感光ドラム2表面の被帯電面と、帯電ローラ3表面の帯電面との間の空隙Hで放電により、被帯電面を均一に帯電する。印加バイアスは、定電流制御されたDC電圧を用いる。DC電圧印加時のほうがAC重畳タイプに比較して、放電生成物の発生量は少ないのでDC電圧を印加して帯電を行うのが良い。もちろん、印加バイアスは、必要に応じてAC重畳タイプを用いてもよい。
帯電ローラの硬度は、本実施例ではJIS−Aで30〜80度程度であるが、感光ドラムに接触させる必要がないので、その耐久性を考慮すると、60〜80度もしくはこれ以上の硬度でもよい。
【0015】
図3〜7は、本発明のスペーサクリーニング部材を非接触の帯電ローラに配置した例である。図3は、固定のスペーサクリーニング部材301aを配置した場合である。
スペーサ部材は、帯電ローラの両端部にフィルム302aを巻きつけた。このスペーサ302aは、感光体の感光面に接触させ、帯電ローラと感光体の画像領域にある一定のギャップを得るようになっている。印加バイアスは、DCもしくはAC重畳タイプの電圧を印加して、帯電ローラと感光体とのギャップに生じる放電により、感光体を帯電させる。スペーサ302aには、スペーサクリーニング部材301aが押し当ててある。このスペーサクリーニング部材301aは、フェルトなど、トナーなどの微粉体をふき取り保持しやすい材料を用いる。
【0016】
図4は、スペーサクリーニング部材401aが回転可能な場合の一例である。
スペーサクリーニング部材は、SUSの金属棒402aの周りに実際にクリーニングを行うフェルト403aなどを巻きつける。そして、帯電ローラと同様に回転可能にする。これにより、スペーサをクリーニングする。
ところで、スペーサクリーニング部材と帯電ローラのそれぞれの周長は、たがいに整数倍にならないようにするのがよい。整数倍だと、スペーサクリーニング部材と帯電ローラの同じ位置同士が接触するので、劣化が特定の面に集中してしまい、スペーサのクリーニング性が低下してしまう。
【0017】
図5は、スペーサクリーニング部材と帯電ローラのクリーニング部材501aを一体化させた場合である。図4の場合と同様に、スペーサクリーニング部材は、SUSの金属棒502aの周りに実際にクリーニングを行うフェルト503aなどを巻きつける。そして、帯電ローラと同様に回転可能にする。これにより、帯電ローラをクリーニングすると同時に、スペーサをクリーニングする。
【0018】
図6は、スペーサクリーニング部材601aを、帯電ローラ3の軸方向に往復運動させるための機構を備えた場合の一例である。図5の帯電ローラのクリーニング部材とスペーサのクリーニング部材を一体化したものをさらに改良している。このために例えば、ギア602aに固定604aしたアーム603aをスペーサクリーニング部材601aに接続する。ギアを回転させることにより、スペーサクリーニング部材601aが軸方向に往復運動する。これにより、スペーサクリーニング部材のクリーニング性が一部だけ性能が低下したり、スペーサ上にトナーが残り、ギャップが変動することを防止することが可能となる。
【0019】
図7は、帯電ローラ3、現像器72、像担持体クリーニング部材73の長手方向の最適な位置関係を示したものである。帯電ローラのスペーサ部材74の位置を、図7とする。現像器5の現像有効幅は、帯電ローラのスペーサ部材74よりも内側になるようなっている。像担持体クリーニング部材73の有効クリーニング幅は、帯電ローラのスペーサ部材よりも外側まである。
まず、現像有効幅よりもスペーサ部材が外側にあるため、現像領域はスペーサ部材の内側のみとなる。よって、現像されたトナーが、スペーサ部分と接触する像担持体上に付着することがない。
【0020】
そして、像担持体の有効クリーニング幅は、スペーサ部材より長いため、像担持体のクリーニングは、スペーサ部材の接触部分まで行なわれる。つまり、像担持体上のスペーサ部材の接触部分にトナーや紙粉などの異物が付着したとしても、像担持体のクリーニング部で除去される。よって、帯電ローラのスペーサ部材の表面に異物が付着することがない。
このように帯電ローラ3、現像器72、像担持体クリーニング部材73を配置することで、トナー、紙粉などがスペーサ部材に侵入し、スペーサ部材の表面に付着することがなくなる。
【0021】
(比較実験1)
帯電ローラのスペーサに異物が付着することで、どのような不具合が起きるか以下のような実験を行った。
仕様機材は、以下のものである。
コピー機:imagio4570改造機
スペーサ部材:テフロンシート
ローラと感光体とのギャップ:70μm(静止時)
印加バイアス:定電圧方式のDCバイアス(約−1.8kVに設定)
まず、テフロンシートにトナーなどが付着していないことを確かめた。そして、上記の条件で、コピー画像を出力した。このときの画像には、通常の画像と変わらないものであった。
【0022】
次に、テフロンシートにトナーが付着しやすい状況を作り、先ほどと同様にコピー画像の出力を行った。すると、コピー画像の地肌部分にも少量ではあるがトナーが付着した画像となった。また、画像のハーフトーン部分には、帯電の不均一性が原因の画像ムラが発生した。
このときの帯電ローラの様子を観察した。テフロンシートには、もちろんトナーが薄く付着していた。そこで、ローラと感光体とのギャップを測定すると、トナーが付着していないときに比べ、静止時のギャップが10〜25μm広くなっていた。つまり、ギャップが広がったことにより帯電時の表面電位が下がったため、コピー画像の地肌部分のトナー付着が発生したのである。また、ギャップが広がったことにより、ローラと感光体との間で異常放電が発生し、帯電が不均一となり、画像のハーフトーン部分に画像ムラが発生したのである。
【0023】
ギャップと帯電電位の関係は、パッシェンの法則によって説明することができる。
特に、ギャップがある範囲のときは、放電開始電圧Vth(V)とギャップd(μm)は、経験による式(1)によってあらわされる。
Vth=6.2×d+312:40 ≦d≦ 120 (μm)……式(1)
式(1)より、ギャップが変動することにより放電開始電圧が変動する。式から変動幅は、ギャップdが1μm変動することにより、放電開始電圧Vthが6.2V変化することがわかる。さらに、帯電電位Vは、印加電圧V0をとすると、
V=V0−Vth……式(2)
とあらわされる。
式(1)と式(2)より、ギャップが変動すると帯電電位が変動し、その変動幅は、6.2V/μmであることがわかる。これを今回の結果に当てはめると、ギャップが20μm変動したとすると、帯電電位は、20×6.2=124(V)変動することになる。実際に、スペーサのトナー汚れの有無でそれぞれの帯電電位を測定すると、トナーで汚れてギャップが広がったときのほうが、帯電電位が、100Vくらい低かった。
【0024】
(比較実験2)
比較実験1と同じ装置を用い、帯電ローラのスペーサ部材にフェルトのクリーニングパッドを押し当てられるようにした。
そして、テフロンシートにトナーが付着しやすい状況を作り、先ほどと同様にコピー画像の出力を行った。
今回は比較実験1と異なり、出力画像には異常は見られなかった。つまり、帯電ローラのスペーサをクリーニングすることにより、ギャップが変動しなくなり、均一な帯電を行うことができるのである。
【0025】
図8〜12は、本発明のスペーサ表面を研磨するための部材を非接触の帯電ローラに配置した例である。
図8は、固定のスペーサ表面を研磨するための部材301bを配置した場合である。スペーサ部材302bは、帯電ローラの両端部にフィルムを巻きつけて、スペーサとした。このスペーサ302bは、感光体の感光面に接触させ、帯電ローラと感光体の画像領域にある一定のギャップを得るようになっている。印加バイアスは、DCもしくはAC重畳タイプの電圧を印加して、帯電ローラと感光体とのギャップに生じる放電により、感光体を帯電させる。スペーサ302bには、スペーサ表面を研磨するための部材301bが押し当ててある。このスペーサ表面を研磨するための部材301bは、粗面加工した金属表面を持つ部材、研磨テープを貼りつけた部材を用いる。
さらに、このスペーサ表面を研磨するための部材301bは、脱着でき、交換することができる。これにより、スペーサ表面を研磨するための部材301bが劣化しても、新品のスペーサ表面を研磨するための部材301bを用いることで、常にスペーサ表面にトナーが固着してしまうことがない。
【0026】
図9は、帯状の研磨テープを配置した場合である。
スペーサ302b研磨するための研磨テープ401bは、帯状をしており、ローラ402bに巻きつけてある。端部は、もう1個のローラ403bに巻きつくようになっている。この研磨テープ401bは、帯電ローラのスペーサを研磨する部分で、研磨テープ401bの研磨面がスペーサに、ローラ404bで押し当てられている。このローラ404bによって研磨テープ401bがスペーサの表面に密着性よく、ある程度の力がかかるようになっているので、スペーサの表面を研磨可能となるのである。
また、研磨テープは、2本のローラに巻きついており、一方のローラからもう一方のローラに巻き取ることが可能となっている。このため、研磨テープの研磨面が劣化してきたら、研磨テープを巻き取ることで、常に劣化していない面で、スペーサを研磨することができ、スペーサ表面にトナーが固着してしまうことがない。さらに、このローラつきのスペーサの表面を研磨するための部材を交換できるようにしてもよい。
【0027】
図10は、スペーサ表面を研磨するための部材20が回転可能な場合の一例である。スペーサクリーニング部材は、SUSの金属棒502bの表面の一部(スペーサ表面と接触する面)を粗面処理503bしてある。そして、帯電ローラと同様に回転可能にする。これにより、スペーサを研磨する。
スペーサ表面を研磨するための部材と帯電ローラのそれぞれの周長は、たがいに整数倍にならないようにするのがよい。整数倍だと、スペーサ表面を研磨するための部材と帯電ローラの同じ位置同士が接触するので、劣化が特定の面に集中してしまい、スペーサの研磨性能が低下してしまう。
【0028】
図11は、スペーサ表面を研磨するための部材601bを、帯電ローラ3の軸方向に往復運動させるための機構を備えた場合の一例である。このために例えば、ギア602bに固定604bしたアーム603bをスペーサ表面を研磨するための部材601bに接続する。ギアを回転させることにより、スペーサ表面を研磨するための部材601bが軸方向に往復運動する。これにより、スペーサ表面を研磨するための部材の研磨性が一部だけ性能が低下したり、スペーサ上にトナーが固着し、ギャップが変動することを防止することが可能となる。
【0029】
図12は、スペーサ表面を研磨するための部材20を帯電ローラから接離させるための機構を備えた場合の一例である。スペーサ表面を研磨するための部材20は、アーム701bに接続されており、そのアームの先端で705b振動防止部材20を帯電ローラに押さえつけることができるようになっている。このアーム701bを可動し、振動防止部材を帯電ローラが接触した状態から、離した状態にすることができるようにする。このために例えば、アーム端部のスペーサ表面を研磨するための部材20と接続されたほうと反対側を、ギア702bに固定704bする。そして、このギア702bを回転させることで、支点703bを中心にアーム701bの位置が動く。図12(a)は、スペーサ表面を研磨するための部材20が帯電ローラ3に接した状態で、ギア702bを止めており、図12(b)は、スペーサ表面を研磨するための部材20が帯電ローラ3から離れた状態で、ギア702bを止めた場合である。ギア702bを回転させることで、両方の状態に可変となるのである。
ところで、この接離機構の動作タイミングは、帯電ローラを流れる電流を検知することで判別できる。
【0030】
図13は、帯電ローラに流れる電流をオシロスコープで検出した結果である。図13(a)は、出力画像に異常がない場合、つまり、均一帯電を行なっている場合の波形である。そして、図13(b)は、帯電が原因となって出力画像に異常があった場合、つまり、異常放電が生じた場合の波形である。異常放電が生じたとき、帯電ローラのスペーサ部材の表面を観察すると、その表面にトナーなどの固着が生じ、ギャップが広くなっている。
図13(a)の波形は、測定上のノイズ801しか観察されていないが、図13(b)の異常放電があらわれた場合には、パルス状の電流802が観察される。つまり、この電流パルスを検出することで、出力画像に異常が発生し始める兆候を知ることができる。この電流パルスであるが、発生しはじめのときには、出力画像には、ほとんど異常が見られず、スペーサの表面に固着したトナーも多いというわけではない。そして、はっきりと異常画像と確認できるようになるためには、パルス状の電流が発生し、ある程度の時間が経過した後である。
【0031】
よって、図14のように、帯電ローラと電源の間に電流の検出装置として、例えば電流計901を配置し、その出力値902によって、接離機構を動作させればよい。つまり、ある一定以上の電流パルスを検知したときには、プロコン903により、接離機構を動作させ、スペーサ表面を研磨するための部材をスペーサに押し当て、スペーサ表面を研磨するモード(図12(a))にすればよい。これにより、帯電ローラのスペーサの表面にトナーが固着したときだけ、スペーサの表面を研磨することができるので、スペーサ表面を削り取ってしまうという不具合を生じないのである。
さらに、帯電プロセスを行なっているとき、つまり帯電ローラ3が回転しているときは、スペーサ表面を研磨するための部材20は、図12(a)の状態にあり、帯電プロセスを行なっていないときは、図12(b)の状態になるようにする。このように、スペーサ表面を研磨するための部材20の接離を行なうことで、スペーサ表面を研磨するための部材20と帯電ローラ3が接した状態でコピーが長期にわたり休止し、振動防止部材または、帯電ローラが変形することがない。帯電ローラに変形が生じてしまうと、帯電ムラを生じてしまう可能性がある。
ところで、固着トナーを研磨しているため、研磨したトナーが微紛となり周囲に飛び散っている。そこで、図15にあるように、ファン1000を設け、この微紛トナーを吸引できるようにするのが良い。ファンには、微紛を吸引しやすいように、ガイド1002を設けるのがよい。吸引場所は、書込みプロセスや現像プロセスに悪影響を与えないように、帯電の下流側から微紛トナーを吸引するのがよい。
【0032】
(比較実験3)
帯電ローラのスペーサにトナーが固着することで、どのような不具合が起きるかを、比較実験1と同様に、以下のような実験を行った。
使用機材は、以下のものである。
コピー機:imagio4570改造機
スペーサ部材:テフロンシート
ローラと感光体とのギャップ:70μm(静止時)
印加バイアス:定電圧方式のDCバイアス(約−1.8kVに設定)
まず、テフロンシートにトナーが固着していないことを確かめた。そして、上記の条件で、コピー画像を出力した。このときの画像には、通常の画像と変わらないものであった。次に、コピー機の感光体のクリーニング工程が、働かないようにした。そして、連続してコピー出力を行なった。しばらくすると、コピー画像の地肌部分にも少量ではあるがトナーが付着した画像となった。また、画像のハーフトーン部分には、帯電の不均一性が原因と思われる画像ムラが発生した。このとき、帯電ローラと、スペーサ部材であるテフロンシートを観察した。
【0033】
テフロンシートには、トナーが固着していた。そこで、ローラと感光体とのギャップを測定すると、トナーが付着していないときに比べ、静止時のギャップが10〜25μm広くなっていた。つまり、ギャップが広がったことにより帯電時の表面電位が下がったため、コピー画像の地肌部分のトナー付着が発生したのである。また、ギャップが広がったことにより、ローラと感光体との間で異常放電が発生し、帯電が不均一となり、画像のハーフトーン部分に画像ムラが発生したのである。
上述したように、ギャップと帯電電位の関係は、パッシェンの法則によって説明することができる。したがって、これを今回の結果に当てはめると、ギャップが20μm変動したとすると、帯電電位は、20×6.2=124(V)変動することになる。
実際に、スペーサのトナー汚れの有無でそれぞれの帯電電位を測定すると、トナーで汚れてギャップが広がったときのほうが、帯電電位が、100Vくらい低かった。
【0034】
(比較実験4)つぎに、帯電ローラに流れる電流をオシロスコープで観察した。テフロン(登録商標)シートにトナーが固着していない状態では、図12(a)の電流波形が観察された。これに対し、トナーが固着した状態では、図12(b)のパルス状の電流がオシロスコープ上で観察された。この電流パルスは、この測定系で、波高の絶対値が0.7mAもの大きさがあった。よって、帯電ローラに流れる電流を検知することで、スペーサ部材であるテフロン(登録商標)テープにトナーが固着したか否かを、判断することが可能であることが分かる。
【0035】
(比較実験5)
帯電ローラのスペーサの表面に固着したトナーを研磨するために、表面を粗面処理したSUSのブロックを、図3にあるように配置できるようにした。このとき、粗面処理した面がスペーサに接触可能なようにした。
比較実験3と同じ実験条件で、スペーサ表面にトナーを固着させた。そして、先ほどの粗面処理をしたSUSをスペーサ表面に押し当てた。この状態でコピー動作を行ない、その後、スペーサ表面を観察した。すると、スペーサ表面には、固着トナーはなかった。
つまり、スペーサ表面を研磨するための部材により、トナーの固着したスペーサの表面が研磨されることが分かった。これにより、帯電ローラと感光体との間のギャップを常に一定に保つことができるのである。
【0036】
(比較実験6)次に、比較実験5で用いたスペーサ表面を研磨するための部材を、強めに帯電ローラに押し当てた状態にして、連続してコピー動作を行なった。感光体のクリーニングプロセスは、特に注意して、正常に働くようにした。そして、20分後にコピー動作を停止させた。このとき、帯電ローラのスペーサを観察すると、スペーサの表面が削れていた。このことより、スペーサ表面を研磨するための部材を押し当てたままにすると、特に強く押し当てていると、スペーサ表面が削れてしまうことがわかる。つまり、経時で帯電ローラと感光体のギャップを一定に保てない可能性があるといえる。このことより、接離機構を設け、スペーサ研磨を適当な間隔で行うことが、長期にわたって安定させるために必要であることが分かる。
【0039】
【発明の効果】
請求項3に記載の画像形成装置では、スペーサ表面に異物が固着することがないので、帯電ローラと感光体間のギャップが一定に保たれるようになり、放電が安定する。また、感光体の帯電電位は、帯電ローラと感光体間のギャップで変化するが、ギャップは一定であるので、非接触ローラで、特にDCバイアスを印加した場合でも、均一帯電が可能となる。また、異常放電も生じない。請求項3に記載の画像形成装置では、スペーサ表面を研磨することにより、スペーサ表面に固着したトナーを除去可能となり、ギャップを一定に保ち、均一帯電を行なうことができる。請求項3又は4に記載の画像形成装置では、スペーサ部材表面を研磨するための部材と帯電ローラのそれぞれの周長が、たがいに整数倍にならないようにすること、又はスペーサ部材表面を研磨するための部材は、2本のローラに巻きついており、一方のローラからもう一方のローラに巻き取ることにより、スペーサの表面を研磨する部材のある部分だけ劣化することがなくなる。よって、スペーサの表面を研磨する部材の寿命を長くすることができる。請求項4に記載の画像形成装置では、スペーサの表面を研磨する部材を交換するという、必要最低限の部品交換により、長期にわたりスペーサの表面にトナーを固着させないことができる。
【0040】
請求項6に記載の画像形成装置では、スペーサの表面を研磨する部材がスペーサと接触しないようにするための接離機構を設け、必要なとき以外は、研磨作用がスペーサに働かないようにする。これにより、スペーサ自身を削り、ギャップが狭くなる、帯電ローラが感光体と接触してしまうということがなくなり、所定の電圧に感光体を帯電することができる。請求項1に記載の画像形成装置では、ギャップが広がり、異常放電が生じると、帯電ローラに流れる電流に、波高が通常の数十倍以上の電流パルスが発生する。画像には現われないような異常放電が発生したときにも、この電流パルスは発生している。よって、この電流パルスを検知し、この検知を合図として、スペーサの表面を研磨する部材によってスペーサを研磨すすることにより、適当な間隔をもってスペーサを研磨することができる。請求項2に記載の画像形成装置では、スペーサ表面へのトナーの固着は、作像プロセスを行なうとすぐに発生するものではなく、徐々に成長していくものである。よって、帯電ローラに流れる電流の検知を、作像プロセス20枚に1回行なうようにすることで、パフォーマンスを低下させることことがなくなる。請求項7に記載の画像形成装置では、用紙ジャムが発生した後は、強制的にスペーサ表面を研磨するための手段を動作させ、スペーサ表面を研磨することで、未然にギャップが広がることを防ぐことができる。
【0041】
請求項8に記載の画像形成装置では、気流を発生させ、研磨によって生じたトナー微紛を吸引することで、トナー画像、感光体に悪影響を与えることがなくなる。請求項9に記載の画像形成装置では、スペーサ表面を研磨する部材により、スペーサを研磨することで、トナーがスペーサ表面に固着しないようにすることができ、ギャップが一定となる。よって、均一に、そして、常に安定した帯電電位で感光体を帯電することができる。このことにより、転写部で逆転写が生じないので、多色現像を必要とするカラー画像形成装置などで、高品位の画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置1の一例で、図1(a)は、単色の画像形成装置の例で、図1(b)は、4色のトナーを重ね合わせて画像形成する、所謂、フルカラー画像形成装置である。
【図2】帯電ローラの構成の一例である。
【図3】本発明のスペーサクリーニング部材を非接触の帯電ローラに配置した例で、固定のスペーサクリーニング部材を配置した場合である。
【図4】本発明のスペーサクリーニング部材を非接触の帯電ローラに配置した例で、スペーサクリーニング部材が回転可能な場合の一例である。
【図5】本発明のスペーサクリーニング部材を非接触の帯電ローラに配置した例で、スペーサクリーニング部材と帯電ローラのクリーニング部材を一体化させた場合である。
【図6】本発明のスペーサクリーニング部材を非接触の帯電ローラに配置した例で、スペーサクリーニング部材を、帯電ローラの軸方向に往復運動させるための機構を備えた場合の一例である。
【図7】帯電ローラ、現像器、像担持体クリーニング部材の長手方向の最適な位置関係を示したものである。
【図8】本発明のスペーサ表面を研磨するための部材を非接触の帯電ローラに配置した例で、固定のスペーサ表面を研磨するための部材を配置した場合である。
【図9】本発明のスペーサ表面を研磨するための部材を非接触の帯電ローラに配置した例で、帯状の研磨テープを配置した場合である。
【図10】本発明のスペーサ表面を研磨するための部材を非接触の帯電ローラに配置した例で、スペーサ表面を研磨するための部材が回転可能な場合の一例である。
【図11】本発明のスペーサ表面を研磨するための部材を非接触の帯電ローラに配置した例で、スペーサ表面を研磨するための部材を、帯電ローラの軸方向に往復運動させるための機構を備えた場合の一例である。
【図12】本発明のスペーサ表面を研磨するための部材を非接触の帯電ローラに配置した例で、スペーサ表面を研磨するための部材を帯電ローラから接離させるための機構を備えた場合の一例である。
【図13】帯電ローラに流れる電流をオシロスコープで検出した結果である。
【図14】帯電ローラと電源の間に電流の検出装置の例である。
【図15】本発明の画像形成装置でファンを設けた一例である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 感光体
3 帯電部(帯電ローラ)
4 書込部
5 現像部
6 転写部
7 クリーニング部
8 感光体除電部
10 定着部
11 定着ローラ
12 加圧ローラ
13 ブレード
14 紙分離部
20 スペーサ表面を研磨するための部材
72 現像器
73 像担持体クリーニング部材
74 スペースクリーニング部材
201 導電性基体
202 抵抗層
301a、401a、501a、601a スペースクリーニング部材
302a フィルム
402a 金属棒
403a フェルト
602a ギア
603a アーム
604a 固定
301b、601b スペーサ表面を研磨するための部材
302b スペーサ部材
401b 研磨テープ
402b、403b、404b ローラ
602b ギア
603b アーム
604b 固定
701b アーム
702 金属棒
702b 振動防止材
703b 支点
704b 固定
801 ノイズ
802 電流
901 電流計
902 出力値
Claims (9)
- スペーサ部材を用いて、像担持体に対して非接触で帯電ローラを配置し、帯電ローラに電圧を印加し、放電により像担持体を帯電させる帯電方法において、前記スペーサ部材の表面に固着した異物を除去する手段は、スペーサ部材の表面を研磨する手段であり、
帯電ローラに接続された電源には、帯電ローラに流れる電流を検出する手段を備えており、この検出された電流によって、スペーサ部材の表面を研磨するための手段の動作を決定することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、電流の検知は、一定時間間隔で行なわれることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
スペーサ部材表面を研磨するための部材と帯電ローラのそれぞれの周長が、たがいに整数倍にならないようにする
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
スペーサ部材表面を研磨するための部材は、2本のローラに巻きついており、一方のローラからもう一方のローラに巻き取る
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記スペーサ部材の表面を研磨する手段は、交換可能であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記スペーサ部材の表面を研磨する手段は、スペーサ部材に対して接離可能であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、用紙ジャム検知後は必ず、スペーサ部材の表面を研磨する手段を動作させることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、強制的に気流を発生させ、スペーサ部材付近の雰囲気空気を吸引することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、トナーを複数回重ね合わせて画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置。
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