JP3795063B2 - 紙シートに接着されたicタグの分離回収方法並びに分離回収システム及び分離回収装置 - Google Patents

紙シートに接着されたicタグの分離回収方法並びに分離回収システム及び分離回収装置 Download PDF

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Description

本発明は、物流等の分野において用いられるICタグを再使用するための技術に関し、詳しくは、紙シートに接着されたICタグを紙シートから分離して回収する方法並びにシステム及び装置に関する。
近年、情報の記録媒体として、ICチップとアンテナとが薄いシート基材で挟まれた構造のICタグが用いられている。ICタグは、多くの情報を記録できる点や非接触で情報を読み取れる点等、利点が多く、これらの利点から商品管理や物流管理等の現場において広く利用されている。
ICタグを商品管理や物流管理等において使用する場合、通常、糊や両面テープ等の接着剤によってICタグを管理対象の物品に貼り付けることで、その物品とICタグに記録された情報との紐付けが行われている。このため、ICタグを剥がして他の物品に貼り替えた場合には、物品と情報との対応が損なわれてしまう。そこで、例えば特許文献1に記載された技術では、一度物品に貼り付けたICタグを剥離した場合には、そのICタグが破壊されるようにすることで、物品と情報との対応が損なわれないようにしている。
特開2001−167240号公報
上記の従来技術はICタグを再利用できなくしたものであり、ICタグを使い捨てにすることを前提としている。しかしながら、ICタグは古い情報を消去して新たな情報を記録し直すことで何度でも使用できるものであるから、再使用せずに使い捨てにすることは無駄なコストを発生させることになる。そして、ICタグの一枚一枚は安価であるとしても、多大な枚数を使用する場合には、全てを使い捨てにするとそのコストは無視できないものになる。このため、ユーザーによっては、コストを重視して使用済みのICタグを回収して再利用したいという要望もある。
ICタグを回収するには、ICタグをそれが貼り付けられている物品から分離する必要がある。通常、ICタグは物品そのものではなく、その包装紙や段ボール容器、或いは台紙等、紙シートに接着されている場合が多い。従来、ICタグを紙シートから分離する作業は人手により行われており、一枚一枚、紙シートとの接着面からICタグを剥がしていた。また、上記の従来技術のように無理やり剥離させると壊れる構造のICタグの場合には、ICタグを壊さないように慎重に剥がしていく必要があった。
このように人手作業によって分離回収を行なう場合、一人当たりの処理枚数には限界があるため、大量のICタグを分離回収するためには、それだけ多くの人員が必要になる。ところが、人員を増やすとそれだけ人件費もかさむため、ICタグを回収して再利用することによるコスト上のメリットが相殺されてしまう。このため、ICタグを回収して再利用したいユーザーからは、人手作業によることなく、大量のICタグをそれが接着されている紙シートから効率良く分離回収するための方法が求められていた。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、ICタグが接着されている大量の紙シートからICタグを効率良く分離回収できるようにした、方法並びにシステム及び装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、ICタグ接着された紙シートから上記ICタグを分離して該ICタグを再使用するために回収する方法であって、上記紙シートを浸漬用液体中に浸漬させ、上記紙シートと上記ICタグとの接着面に上記浸漬用液体の水流を作用させて上記ICタグを上記紙シートから剥離させる剥離工程と、剥離された上記ICタグを上記浸漬用液体及び上記ICタグから剥離された上記紙シートと分別する分別工程とを有することを特徴としている。
なお、請求項1における請求項記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記分別工程に先立って、上記剥離工程において上記ICタグが剥離された上記紙シートを浸漬用液体中に浸漬させ、上記浸漬用液体の水流により分解又は破砕して上記浸漬用液体中に分散させる破砕工程を有することを特徴としている。
求項における請求項記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記分別工程は、上記水流により上記紙シートの紙成分が分散した懸濁液をスクリーンに通すことで上記の剥離されたICタグを他の物質と分別することを特徴としている。
また、請求項のいずれか1項における請求項記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記水流のパターンを変化させることを特徴としている。例えば、上記水流としては、容器内で鉛直方向に流動する旋回流や、容器内で水平方向に流動する旋回流や、これら旋回流が複合した旋回流が考えられ、これらの水流(旋回流)の旋回方向を正転に対して逆転することを可能にして、これら正転・逆転を切り替えて上記水流の旋回方向を切り替えることによって、上記水流のパターンを変化させることができる。
なお、請求項1〜のいずれか1項における請求項記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記紙シートから剥離された上記ICタグを洗浄して、上記ICタグに付着したままの紙及び/又は接着剤を除去する洗浄工程を有することを特徴としている。
さらに、請求項1〜のいずれか1項における請求項記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記剥離工程前に、上記紙シートに紙及び/又は接着剤に対して溶解作用を有する膨潤用液体を含ませて膨潤させる前処理工程を有することを特徴としている。
また、請求項又はにおける請求項記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記前処理工程及び/又は上記洗浄工程において、酵素により上記ICタグに付着した上記接着剤を分解することを特徴としている。
なお、請求項1又は2項における請求項記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記分別工程において、上記紙シートの紙成分が分散した懸濁液中から上記ICタグを取り上げて回収することを特徴としている。
また、請求項における請求項記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記懸濁液を容器に入れて上記懸濁液中の上記ICタグを上記容器の底に沈殿させるとともに、上記容器内に微細な気泡を含む液流を供給することで、上記紙成分に気泡を付着させて液面に浮かび上がらせることを特徴としている。
なお、請求項又はにおける請求項10記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記浸漬用液体及び/又は上記膨潤用液体を加温することを特徴としている。
さらに、請求項1〜10のいずれか1項における請求項11記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記ICタグが接着された複数枚の上記紙シートを一束としたバッチ処理によって上記各工程での処理を連続して行なうことを特徴としている。
なお、請求項3,4,8,9のいずれか1項における請求項12記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記分別工程での上記ICタグの回収後は、上記懸濁液から液体を搾り取り、上記液体が搾り取られた残滓を紙原料として使用することを特徴としている。
また、請求項12における請求項13記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法は、上記各工程で同一の液体を用い、上記分別工程での上記ICタグの回収後は、上記懸濁液から液体を搾り取り、搾り取った上記液体を上記各工程において再使用することを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項14記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収システムは、ICタグ接着された紙シートから上記ICタグを分離して回収するシステムであって、上記紙シートを浸漬用液体中に浸漬させることで上記紙シートに紙及び/又は接着剤に対して溶解作用を有する上記浸漬用液体を含ませて膨潤させる膨潤装置と、膨潤された上記紙シートと上記ICタグとの接着面に上記浸漬用液体の水流を作用させて上記ICタグを上記紙シートから剥離させる剥離装置と、剥離された上記ICタグを他の物質と分別する分別装置とをそなえたことを特徴としている。
なお、請求項14における請求項15記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収システムは、上記紙シートから剥離された上記ICタグを洗浄して、上記ICタグに付着したままの紙及び/又は接着剤を除去する洗浄装置をそなえることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項16記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収装置は、ICタグ接着された紙シートから上記ICタグを分離して回収する装置であって、上記ICタグが接着された上記紙シートを浸漬させる液体が貯留される分離容器と、上記分離容器内部に装備され、該分離容器内で上記のICタグ接着された紙シートを収容するとともに、互いに分離した上記紙シートと上記ICタグとを分別するフィルタとして機能する立体型スクリーンと、上記分離容器内の上記液体を攪拌して該分離容器内に上記液体の水流を発生させる攪拌装置と、上記分離容器の側面及び/又は底面に設けられ、上記攪拌装置による上記水流によって、上記立体型スクリーン内において、上記ICタグが剥離され破砕された上記紙シートの紙成分のうち上記立体型スクリーンを通過した紙成分を上記分離容器の外部へ排出して分離するための排出口とをそなえていることを特徴としている。
なお、請求項16における請求項17記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収装置は、上記の立体型スクリーンを通過した紙成分を含んだ懸濁液を収納して該懸濁液を紙成分と液体とに分離する紙成分処理容器と、上記分離容器の上記排出口から上記紙成分処理容器に上記懸濁液を供給する懸濁液流路と、上記紙成分処理容器で上記紙成分を除去された上記液体を上記分離容器に戻す戻し流路と、上記の両流路を通じて上記の両容器間で上記液体を循環させる循環ポンプとをそなえることを特徴としている。
また、請求項16又は17における請求項18記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収装置は、上記攪拌装置が、インペラと該インペラを回転駆動する駆動装置とをそなえて構成されることを特徴としている。
さらに、請求項1618のいずれか1項における請求項19記載の本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収装置は、上記攪拌装置は、上記分離容器内で上記液体の旋回流を正転方向に発生させる第1の作動態様と逆転方向に発生させる第2の作動態様とをそなえ、上記の攪拌にあたって、上記の第1の作動態様と第2の作動態様とが所定のサイクルで切り替えられることを特徴としている。
なお、上記の攪拌にあたって、上記の第1の作動態様と第2の作動態様との切り替え時に、上記攪拌装置を所定時間停止してもよい。
上述した本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法によれば、ICタグを紙シートから効率良く分離回収することができる。
また、上述した本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収システムによれば、紙シートに紙及び/又は接着剤に対して溶解作用を有する液体を含ませることでICタグと紙シートとを剥離しやすい状態にすることができ、この状態で接着面に外力を作用させることでICタグを紙シートから容易に剥離させることができるので、ICタグを紙シートから効率的に分離して回収することが可能である。
また、上述した本発明の紙シートに接着されたICタグの分離回収装置によれば、攪拌装置による水流によって、立体型スクリーン内で紙シートからICタグが剥離され、破砕された紙シートの紙成分を、立体型スクリーンを通過させて排出口から分離容器の外部へ排出させることにより、紙シートとICタグとを確実に、且つ、効率的に分離することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明すると、図1は本発明の第1実施形態としての分離回収方法を処理フロー図で示したものである。図1に示すように、ICタグ1は、台紙(紙シート)2に接着された状態で回収されてくる。以下、ICタグ1が台紙2に接着されたものを分離前ICタグ3という。なお、本実施形態及び後述する第2実施形態において、ICタグ1を台紙2に接着する接着剤として、澱粉系の糊を使用したものを用いて説明するが、この接着剤としては、例えば化学系の糊でもよく、また、接着剤の使用形態も両面テープ等の貼着シール等の形態としてもよく、ICタグ1を台紙2に接着しうるものであればよい。
分離前ICタグ3は、まず、第1の工程(前処理工程)での処理に回される。本実施形態では、第1工程として分離前ICタグ3を水中に浸漬させる。本実施形態では、ICタグ1を台紙2に接着する接着剤として、澱粉系の糊を使用しているため、ここでは、糊を分解する酵素を水に加えるとともに、水の温度を酵素が働きやすい温度(例えば、5〜90℃、望ましくは40〜60℃)にする。なお、水に加える酵素の種類は、接着剤の種類によって決める。例えば、接着剤が澱粉系の糊の場合には、アミラーゼ系の酵素を用いることができる。また、水の加温温度は、酵素の種類に応じて酵素の分解能力が最も活性化する温度範囲に設定する。
ここで、図2は、図1に示す分離回収方法を実施するためのシステム(分離回収システム)の概略構成を示す模式図である。図2に示すように、本実施形態の分離回収システムは、膨潤装置10、剥離装置13、分別装置16、及び固液分離装置19から構成され、各装置10,13,16,19に図1に示す工程が割り当てられている。上記の第1工程は、膨潤装置10において実施される。
膨潤装置10は、水がゆっくりと流れるように緩やかな勾配がつけられた蛇行した流路11を備え、流路11の最上流部に酵素が加えられた温水が連続して給水されている。分離前ICタグ3は、流路の最上流部にコンベヤ12によって逐次投入され、給水された温水とともに流路10内をゆっくりと流れていく。流路10内を流れる間に台紙2は水を含んで膨潤していき、水がICタグ1と台紙2との糊付け面(接着面)まで浸透することで、糊付け面の糊は次第に水に溶けていくとともに酵素の作用によって分解されていく。分離前ICタグ3が流路10内を通過する時間、すなわち、第1工程での処理時間は、水が台紙2に浸透して酵素が糊に作用するまでの時間を考慮して設定する。
第1工程での処理が終わると、分離前ICタグ3は第2の工程(剥離工程)での処理に回される。第1工程での処理によって糊によるICタグ1と台紙2との間の接着力は非常に弱くなっており、ICタグ1と台紙2とは剥離しやすい状態になっている。この状態の分離前ICタグ3に対し、第2工程では、その糊付け面に外力を加えることでICタグ1と台紙2とを剥離させる。このとき加える外力は大きな力である必要はなく、ICタグ1と台紙2との間の接着力は既に十分に弱められているので、弱い力であっても時間をかけて処理することで容易に剥離させることができる。図2に示すシステムでは、剥離装置13に第2工程が割り当てられている。
剥離装置12は膨潤装置10の流路11の出口に接続された流路(第2流路)14を備えており、流路10を流れる温水は分離前ICタグ3とともにそのまま第2流路14に流れ込む。第2流路14には気泡を含む噴流を噴出する噴流装置15が設けられており、噴流を水流中に噴出することで、第2流路14内を流れる分離前ICタグ3を攪拌する。攪拌されることによってICタグ1と台紙2との糊付け面には外力が作用する。このとき糊付け面に作用する外力は極めてソフトなものであるが、水への溶解や酵素の分解作用によって糊の接着力は弱められているので、このソフトな外力によってICタグ1はゆっくりと台紙2から剥がれていく。そして、剥離されたICタグ1は、温水中の酵素の作用によってその表面に残っている糊を分解されて綺麗な状態にされていき、台紙2は、水の紙に対する溶解作用と噴流の力とによって次第に繊維状の紙成分に分解されていく。
第2工程での処理が終わると、剥離されたICタグ1と台紙2とは第3の工程(分別工程)での処理に回される。この段階では、台紙2は既に繊維状の紙成分に分解して水中に分散しており、紙成分が分散した懸濁液中にICタグ1が沈んだ状態になっている。第3工程では、懸濁液中のICタグ1を他の物質と分別して取り出し、回収する。図2に示すシステムでは、この第3工程の処理は、分別装置16において行われる。
分別装置16は、第2流路14の出口に設けられた分別タンク17を備えており、第2流路14を流れる懸濁液はICタグ1とともにそのまま分別タンク17内に投入される。分別タンク17の底部には、微細な気泡を含む水流を噴出する噴流装置18が設けられており、分別タンク17の底部からは微細な気泡が液面に向けて発生している。水とICタグ1との比重の差により、ICタグ1は分別タンク17の底に沈殿する。一方、懸濁液中の紙成分は、水との比重との差が小さいために、通常の状態では分別タンク17内を浮遊するが、分別タンク17の底部から発生する気泡が付着することによって水よりも軽くなり、分別タンク17の液面に浮かび上がっていく。これにより、紙成分とICタグ1とは分別タンク17の上下に分別され、分別タンク17の底部を引き上げることでICタグ1を回収することができる。また、分別タンク17から溢れ出る水を回収することで紙の濃度の高い懸濁液を得ることができる。
第3工程での処理が終わると、回収されたICタグ1は乾燥されて再使用に回される。前述のようにICタグ1の表面の糊は酵素によって綺麗に分解されているので、回収したICタグ1は速やかに再使用に回すことができる。一方、懸濁液は第4の工程(搾水工程)での処理に回される。第4工程では、懸濁液から水分を搾り取り、その残滓である固形分を紙原料として再使用に回す。また、搾り取った水は第1工程に回して再利用する。このように、本分離回収方法においては、ICタグ以外の物質も再利用することで資源の無駄を可能な限り抑えるようにしている。また、仮に搾水した水分を廃水として排出する場合でも、糊の分解に酵素を利用しているので、環境への影響は最小限に抑えることができる。図2に示すシステムでは、第4工程の処理は固液分離装置19において実施される。
固液分離装置19は、固体と液体とを分離する装置であり、具体的にはドラムフィルターやスクリュープレス等を用いることができる。分別タンク17から回収された紙の濃度の高い懸濁液は固液分離装置19に投入されて搾水される。そして、その残滓である固形分は、台紙2が分解された紙成分(紙繊維)であることから、紙原料(ウェットパルプ)として扱われる。一方、搾水した水分は、膨潤装置10に環流され、膨潤装置10において台紙2を膨潤させるための水として再利用される。
このように、本実施形態の分離回収方法及び分離回収システムによれば、第1工程での静的な処理と第2工程での動的な処理の2段階の処理によってICタグ1を台紙2から効率的に分離することができる。しかも台紙2からICタグ1を無理やり剥がすのではなく、ICタグ1は極めて自然に近いかたちで台紙2から剥がれていくので、仮に壊れやすい構造のICタグ1であっても壊してしまうことはない。また、ICタグ1の表面の糊は酵素によって分解されているので、後処理で糊を除去する手間を省くことができ、速やかに再使用に回すことができる。さらに、台紙2は紙原料として回収され、水は第1工程に循環して再使用されるので、ICタグ1以外の資源の無駄も抑えることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明すると、図3〜図9は本発明の第2実施形態としての分離回収装置もしくは分離回収方法を示すもので、図3はその模式的な側面断面図、図4は分離前ICタグを模式的に示す図、図5はその排出口を模式的に示す図、図6はその攪拌装置により分離容器内に発生する正転方向の旋回流を説明するための図、図7はその攪拌装置により分離容器内に発生する逆転方向の旋回流を説明するための図、図8はその処理フロー図、図9はその攪拌装置の運転方法を示すタイムチャートである。
図3に示すように、本実施形態の紙シートに接着されたICタグの分離回収装置(以下、単に分離回収装置ともいう)は、分離容器20と立体型スクリーン30と攪拌装置40とをそなえた分離装置50と、紙成分処理容器60と懸濁液流路70と戻し流路71と循環ポンプ72とをそなえた固液分離装置80とをそなえて構成されている。
まず、分離装置50を説明すると、分離装置50の分離容器20は、液体(水等)を貯留するとともに、図4に示すICタグ1が台紙(紙シート)2に糊付け(接着)された分離前ICタグ3を収納するものである。なお、ICタグ1は、PET等の樹脂フィルム内にICチップ1aやこのICタグ1aに接続されたアンテナ1bを密封したものである。
分離容器20は、円筒形状に形成された上層部と、この上層部の側面と分離容器20の底面とを結ぶ傾斜した側面を有する下層部とから構成されており、分離容器20は架台24上に設置されている。
また、図5に示すように、分離容器20には、後述する立体型スクリーン30を通過した物質(後述する紙成分が分散した懸濁液等)を分離容器20の外部へ排出する排出口21,22,23が設けられている。排出口21は分離容器20の底面部に設けられ、排出口22,23は分離容器20の上層部側面に設けられている。排出口23は分離容器20の側面から上記物質を外部へ排出するものであり、分離容器20の側面から上記物質を確実に排出すべく、分離容器20の側面に縦方向に伸びる形状をしている。排出口22は、分離容器20上部の上記液体の水位位置に設けられており、分離容器20における上記液体に浮遊した上記物質を外部へ排出するように構成されている。
立体型スクリーン30は、分離容器20の内部に装備され、分離容器20内でICタグ1及び台紙2(分離前紙シート3)を外部(即ち、分離容器20と立体型スクリーン30との隙間)に飛び出さないように収納するとともに、所定の大きさの物質のみを通過させるフィルタとして機能するものであり、網目状の金網等で構成され、円筒形状の籠型に形成されている。また立体型スクリーン30は、分離容器20の壁面に対して所定の隙間が設けられるように設置されている。
攪拌装置40は、分離容器20内の液体を攪拌して分離容器20内に水流を発生させるものであり、攪拌装置40は、回転することにより水流を発生するインペラ41と、このインペラ41に回転力を伝達するシャフト42と、分離容器20の底部を貫通するシャフト42と分離容器20の貫通穴との間に介装されたパッキン43と、シャフト42に固設されるとともに駆動モータ等からなる駆動装置(図示略)に接続されてシャフト42を回転駆動する駆動力伝達部44とをそなえて構成されている。なお、駆動装置には、インペラ41の回転を制御する制御装置(図示略)が接続されている。そして、攪拌装置40は、インペラ41を正転・逆転の両方向に回転駆動できるように構成されている。
さらに、攪拌装置40のインペラ41は、分離容器20の底面の中心軸線上で、且つ、分離装置20と立体型スクリーン30との上記隙間内で立体型スクリーン30に接近した位置に設けられている。もちろん、立体型スクリーン30とは接触しないで分離容器20の底面から所定距離の間隔が設けられるように配置されている。
このような構成により、分離装置50では、攪拌装置40のインペラ41が正転方向に回転されることで、図6に示すように、分離容器20内に分離容器20の中心部が上方向に上昇(流動)する旋回流(正転方向の旋回流)が発生する(第1の作動態様)。また、攪拌装置40のインペラ41が逆転方向に回転されることで、図7に示すように、分離容器20内に分離容器20の中心部が下方向に降下(流動)する旋回流(逆転方向の旋回流)が発生する(第2の作動態様)。
なお、これらの正転・逆転方向の各旋回流には、当然ながらインペラ41回転方向の旋回流(シャフト42の軸心線を中心とする水平面内での旋回流)の旋回成分も含まれ、図6,図7に示す旋回流を中心とした複合的な旋回流が形成される。これら正転・逆転方向の旋回流は、インペラ41が分離容器20の底面から所定距離の間隔を置いて設置されていることや、分離容器20が上記下層部の傾斜した側面をそなえることによって、より確実に且つより強く発生するようになっている。
次に、固液分離装置80について説明すると、固液分離装置80の紙成分処理容器60は、後述する立体型スクリーン30を通過した台紙2の紙成分を含んだ懸濁液を収納して、この懸濁液を紙成分と液体とに固液分離するものであり、少なくとも2層以上に区分され(ここでは2層)、上層部61には、懸濁液をろ過して紙成分を回収して液体(水分)のみを下層部62へ通過させる回収フィルタ63をそなえて構成されている。なお、紙成分処理容器60は架台64上に設置されている。
懸濁液流路70は、分離容器20の排出口21,22,23から紙成分処理容器60に懸濁液を供給するものであり、排出口21,22,23に接続され、紙成分処理容器60の最上部から懸濁液を供給すべく、紙成分処理容器60の上面に接続されている。
戻し流路71は、紙成分処理容器60で紙成分を除去された液体を、分離容器20に戻すための流路であり、紙成分処理容器60の底面に接続され、分離容器20の上面及び側面に接続されている。
循環ポンプ72は、懸濁液流路70及び戻し流路71を通じて、分離容器20と紙成分処理容器60との間で液体(水分)を循環させるためのものである。
なお、図3において、供給通路70上の矢印は供給通路70内を流れる液体の方向を示している。また、図3において、戻し流路71は、図の簡略化のため実線で示しているが、実際は、供給通路70と同様パイプ,弁等により構成される。
次に、本分離回収装置による紙シート2に糊付け(接着)されたICタグ1の分離回収方法について説明する。図8に示すように、本実施形態の分離回収方法では、まず、前処理工程が行なわれる。この前処理工程では、分離容器20内に水及び糊を分解する酵素を貯留し、分離容器20内部の立体型スクリーン30内に分離前ICタグ3複数枚(例えば、数百〜数千枚)を一束として収納して、分離前ICタグ3を上記水及び酵素が混ざった液体(膨潤用液体)に一定時間浸漬させることにより、分離前ICタグ3に膨潤用液体を膨潤させて、ICタグ1と台紙2とを剥離しやすい状態にする。なお、膨潤用液体を分離前ICタグ3に浸漬させる時間は、膨潤用液体が台紙2に浸透して酵素が糊(接着剤)に作用するまでの時間を考慮して設定する。また、ここでは、水の温度を酵素が働きやすい温度(例えば、5〜90℃、望ましくは40〜60℃)にし、水に加える酵素の種類は、ICタグ1と台紙2との接着に用いている糊(接着剤)の種類によって決める。
前処理工程が終わると、次いで剥離工程が行なわれる。剥離工程では、前処理工程が行なわれた状態から、攪拌装置40を起動して分離容器20内に貯留された液体(浸漬用液体)を攪拌して旋回流を発生させ、この旋回流によってICタグ1と台紙2との糊付け面(接着面)に外力を作用させる。その結果、ICタグ1を台紙2から剥離する。
そして、分離容器20内の立体型スクリーン30内において、剥離工程でICタグ1が剥離された台紙2に対して、上記旋回流がさらに作用することにより、台紙2は分解又は破砕されて台紙2の紙成分が液体中に分散される破砕工程が行われる。
さらに、上記旋回流によって、上記の紙成分が分散された液体(以下、懸濁液という)のみが、立体型スクリーン30を通過し、分離容器20に設けられた排出口21,22,23から分離容器20の外部へ排出されることにより、立体型スクリーン30内のICタグ1が他の物質(即ち、懸濁液)と分別される分別工程が行なわれる。
このように、本実施形態の分離回収装置における分離回収方法では、立体型スクリーン30に収容された分離前ICタグ3毎に剥離工程,破砕工程,分別工程が順に行なわれる。もちろん、分離容器20内では、ある時点で、ある分離前ICタグ3は分別工程まで進んでも、他の分離前ICタグ3は剥離工程中であったり破砕工程中であったりすることもあり、上記各工程は、各分離前ICタグ3毎に進行するものである。
そして、分別工程が終わると、洗浄工程が行なわれる。この洗浄工程では、上記旋回流によって、立体型スクリーン30内において、台紙2から剥離されたICタグ1に付着したままの紙や糊をICタグ1から除去する。なお、この洗浄工程は、前述の剥離工程,破砕工程,分別工程と同様に、分離前ICタグ3毎に順に行なってもよいし、立体型スクリーン30内に収納された全ての分離前ICタグ3が分別工程を完了してから行なうようにしてもよい。
洗浄工程での処理が終わると、回収されたICタグ1は乾燥されて再利用される。前述のようにICタグ1は酵素及び洗浄工程によって綺麗に洗浄されているので、回収したICタグ1は速やかに再使用に回すことができる。
一方、排出口21,22,23から排出された懸濁液は固液分離工程での処理に回される。この固液分離工程では、排出口21,22,23から排出された懸濁液が固液分離装置80の懸濁液流路70を介して紙成分処理容器60の上層部61へ上部から供給される。そして、懸濁液が回収フィルタ63を通過することにより、懸濁液がろ過されて、懸濁液中の紙成分を除去した水分のみが下層部62へ通過することで固液分離処理が行なわれる。
さらに、固液分離工程では、固液分離処理で得た上記水分を戻り流路71を介して分離容器20へ返還するようになっている。つまり、本分離回収装置では、分離装置50と固液分離装置80との間で水を循環する。一方、回収フィルタ63により回収された懸濁液中の紙成分は、回収フィルタ63から回収されて再利用される。
ところで、攪拌装置40のインペラ41を正転させて、分離容器20内に一定な正転方向の旋回流(図6参照)をある程度の期間発生させると、立体型スクリーン30内に収納された複数枚のICタグ1及び台紙2もしくは分離前ICタグ3(以下、ICタグ1及び台紙2もしくは分離前ICタグ3を区別しない場合は、単にICタグ及び紙という)が、立体型スクリーン30の側面に張り付いてしまう。これと同様に、攪拌装置40のインペラ41を逆転させて、分離容器20内に一定な逆転方向の旋回流(図7参照)をある程度の期間発生させると、ICタグ1及び台紙2もしくは分離前ICタグ3が、立体型スクリーン30の底面に張り付いてしまう。
このように、ICタグ及び紙が立体型スクリーン30の側面もしくは底面(以下、側面と底面とを区別しない場合には、単に壁面という)に張り付いてしまうと、立体型スクリーン30のフィルタとしての機能が著しく低下してしまうとともに、張り付いたICタグ及び紙には上記旋回流による外力が作用しにくくなり、剥離工程,破砕工程,分別工程での各処理が効率的に行なわれない。さらに、ICタグ1もしくは分離前ICタグ3が立体スクリーン30の壁面に張り付く際の衝撃で、ICタグ1のICチップ1aやアンテナ1bが壊れてしまう恐れもある。
そこで、本実施形態の分離回収方法では、攪拌装置40を図9に示すように運転して、上記旋回流を正転・逆転方向で切り替える、即ち、第1の作動態様と第2の作動態様とを切り替えることにより、上述した課題を解決して剥離工程,破砕工程,分別工程を効率的に行なうようになっている。
図9に示すように、本実施形態の分離回収方法では、剥離工程,破砕工程,分別工程さらには洗浄工程において、攪拌装置40(インペラ41)を、正転(TF),停止(TS),逆転(TB),停止(TS)を1サイクルとして、このサイクルを連続的に行なうように回転制御する。正転(TF)運転期間では、この正転(TF)運転期間をT1,T2,T3に区分し、各期間で運転パターン(回転トルク又は回転数)を変更している。つまり、T1期間でインペラ41の正転トルクをVRF1まで増大し、次いでT2期間でインペラ41の正転トルクをVRF2まで減少し、最後にT3期間でインペラ41の正転トルクをVRF3まで増大する(VRF2<VRF3<VRF1)。なお、逆転(TB)運転期間では、インペラ41の逆転トルクをVRBまで増大する。
これにより、分離容器20内では、剥離工程,破砕工程,分別工程,洗浄工程において、正転(TF)運転期間に、分離容器20の中央部の水流が上昇する正転方向の旋回流(図6参照)が発生し(第1の作動態様)、T1〜T3期間で運転パターンが変更されるため、正転(TF)運転期間中は、ランダムな正転方向の旋回流が発生される。次いで、停止(TS)期間で、攪拌装置40の運転が停止され、分離容器20内の正転方向の旋回流がある程度弱まった後に、逆転(TB)運転期間でインペラ41の回転方向が正転から逆転に切り替えられ、分離容器20内に、分離容器20の中央部の水流が下降する逆転方向の旋回流(図7参照)が発生される(第2の作動態様)。即ち、第1の作動態様から第2の作動態様に切り替えられることにより、分離容器20内の旋回流の回転方向が、正転方向から逆転方向へ切り替えられる。さらに、逆転(TB)運転期間後、停止(TS)期間が設けられ、逆転方向の旋回流がある程度弱まってから次のサイクルに移行して、正転(TF)運転期間において、分離容器20内の旋回流の回転方向が、逆転方向から正転方向へ切り替えられる。
このように、分離容器20内において旋回流の水流パターンが頻繁に変化されるため、立体型スクリーン30内において、ICタグ及び紙は停滞することなく常に流動する。したがって、ICタグ及び紙が立体型スクリーン30の壁面に張り付くようなことが抑制される。さらに、上記旋回流が一定ではないため、ICタグ及び紙に様々な方向及び強さの外力が加えられることになり、剥離工程におけるICタグ1の剥離効果、破砕工程における台紙2の破砕効果、分別工程における分別効果、洗浄工程におけるICタグ1の洗浄効果がそれぞれ向上し、各工程において効率的な処理が実現する。
また、仮にICタグ及び紙が立体型スクリーン30の壁面に張り付いたとしても、停止(TS)期間に攪拌装置40が停止され、分離容器20内の旋回流が弱まることで張り付いたICタグ及び紙がかかる壁面から剥がれ落ち、さらに旋回流の旋回方向の正転・逆転が切り替えられるため、ICタグ及び紙が立体型スクリーン30の壁面に張り付くことがより確実に抑止される。
さらに、分離容器20内の旋回流が、正転・逆転方向で切り替えられる(攪拌装置40が第1の作動態様と第2の作動態様とを切り替える)際には、分離容器20内に複雑な水流が発生する。この複雑な水流により、前述した各工程における効果がより一層向上される。
このように、本実施形態の分離回収方法及び分離回収装置によれば、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では、分離容器20内の立体型スクリーン30において、複数枚で一束とした分離前ICタグ3に対して、前処理工程から洗浄工程まで(特に、剥離工程から分別工程まで)を一貫して行なうため、台紙2に糊付け(接着)されたICタグ1を効率的に分離回収することができる。つまり、本実施形態では、一つの容器内で、剥離工程から分別工程までを各分離前ICタグ3毎に順に行なうため、全体として(複数枚の分離前ICタグ3に対して)は、各工程を並行して行なうことになり、特に剥離工程から分別工程における処理を効率的に行なうことができる。
また、本実施形態では、攪拌装置40が第1の作動態様と第2の作動態様とを切り替えることにより、分離容器20内に発生する水流のパターンが変化される、特に、旋回流の旋回方向の正転・逆転が切り替えられるため、立体型スクリーン30にICタグ及び紙が張り付くことなく、各工程の処理効果を向上することができる。
なお、本実施形態では、分離容器20内に攪拌装置40のインペラ41の回転方向の旋回流を含んだ正転・逆転方向の旋回流が発生することによっても、各工程の処理を確実に行なうことができる。
さらに、攪拌装置40によって分離容器20内に発生された気泡が、懸濁液に含まれる紙成分に付着することによって、かかる紙成分が分離容器20の上層部に浮遊しやすくなるが、本実施形態では、分離容器20の上層部の側面に排出口22,23が設けられているため、分別工程において、立体型スクリーン30を通過した懸濁液を効率的に分離容器20の外部へ排出することができる。つまり、排出口22,23により、分離容器20内の紙成分の除去率を向上することができ、分別工程における処理効率を向上することができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の第1実施形態に示す分離回収システムは、回収されてきた分離前ICタグを逐次的に処理するように構成されているが、複数枚の分離前ICタグを一束としたバッチ処理によって処理するように構成してもよい。バッチ処理を行なうことで、大量のICタグをより効率的に処理することが可能になる。
また、上述の第1,第2実施形態では、第3工程(分別工程)において分別回収したICタグをそのまま乾燥して再使用に回しているが、回収されたICタグについて糊が完全に除去されているか検査する検査工程を設けてもよい。そして、糊(接着剤)が除去されているもの(合格品)については乾燥させて再使用に回し、糊(接着剤)が残っているもの(不合格品)については再び第1工程(前処理工程)に回す。例えば図2のシステムの場合には、不合格品を新たな分離前ICタグ3とともに膨潤装置10に投入し、酵素の作用によって残存している糊(接着剤)を分解する。或いは、上述の第1実施形態では、図2のシステムにおける分別装置16の下流側に、ICタグを洗浄してICタグに付着したままの紙及び/又は糊(接着剤)を除去する洗浄装置を設けて、洗浄液によって不合格品を洗浄することで残存している糊(接着剤)を除去する洗浄工程を新たに設けてもよい。
また、上述の第1,第2実施形態では、接着剤として澱粉系の糊を使用しているため、この糊を分解させるために水に酵素を加えているが、酵素は補助的なものであって必須ではない。すなわち、接着剤が澱粉系等の糊である場合には、水は糊に対して溶解作用を有しているので、台紙に水を含ませて膨潤させるだけでも、糊は水に次第に溶けていき、ICタグと台紙とは剥離しやすい状態になるからである。ただし、この場合はICタグから綺麗に糊を除去することは難しいので、分離回収したICタグを洗浄液で洗浄する等の後処理を行なう必要がある。なお、第1工程(前処理工程)において台紙に含ませて膨潤させる液体としては、水に限定されず、接着剤の種類に応じて決定すればよい。例えば、水に接触させると接着性を消失する水浸漬溶解解離型接着剤の場合は水でよいが、アルカリ水溶液に接触すると接着性を消失するアルカリ浸漬溶解解離型接着剤の場合は、アルカリ水溶液を用いてもよい。また、有機溶媒に溶けやすい接着剤の場合には、有機溶媒を用いてもよい。
また、上述の第2実施形態では、分離回収装置が固液分離装置80をそなえ、分離回収方法において固液分離工程を行なうように構成されているが、本発明の分離回収装置及び分離回収方法において固液分離装置及び固液分離工程は必須ではない。したがって、これら固液分離装置及び固液分離工程は省いてもよい。
また、上述の第2実施形態では、分離容器20において前処理工程を行なうようにしたが、分離容器20とは別の装置で前処理工程を行なうようにしてもよいし、前処理工程を行なわなくてもよい。この場合、剥離工程において、水(もしくは水に酵素を加えたもの;浸漬用液体)に分離前ICタグ3を十分浸漬させることが必要になる。
また、上述の第2実施形態において、分離回収装置の攪拌装置40がインペラ41をそなえ、このインペラ41を回転駆動することにより分離容器20内に水流を発生させるものとしたが、本発明の分離回収装置における攪拌装置はこれに限定されるものではなく、少なくとも、分離容器20内に正転・逆転方向の旋回流を発生しうるものであればよい。
また、上述の第1実施形態では、第3工程(分別工程)において、ICタグ1が分別タンク17の底に沈殿し、一方、懸濁液中の紙成分に気泡が付着することにより分別タンク17の液面に浮かび上がり、これにより紙成分とICタグ1とを分別するようにしたが、これに限定されるものではない。つまり、水とICタグ1との比重の関係により、ICタグ1が、分別タンク17の底部から発生する気泡が付着することによって水よりも軽くなり、分別タンク17の液面に浮かび上がっていくことにより、浮かび上がったICタグ1を分別タンク17から取り出すことで、懸濁液中に浮遊したままの紙成分とICタグ1とを分別するように構成してもよい。
また、上述の第2実施形態においても、分別工程において、懸濁液中の紙成分のみが分離容器20の液面に浮かび上がる場合のみについて説明したが、ICタグ1に気泡が付着することによりICタグ1自体が分離容器20の液面に浮かび上がる場合も考えられるが、この実施形態では立体型スクリーン30により、ICタグ1と紙成分とを確実に分離することができるため、分離容器20内でのICタグ1の浮遊の有無は、ICタグ1と紙成分との分離には何ら影響しない。これと同様に、紙成分が懸濁液中に浮遊したままでICタグ1のみが分離容器20の液面に浮かび上がる場合でも、ICタグ1と紙成分とを確実に分離することができ、上述した第2実施形態と同様の作用効果を奏する。
また、上述の第1,第2実施形態では、ICタグ1接着された紙シート2(分離前ICタグ3)として、当該紙シート2の表面にICタグ1接着されたものを例にあげて説明したが、もちろん、ICタグ1紙シート2の裏面に接着したものを対象としてもよく、さらには、ICタグ1の表面、裏面それぞれに紙シートが接着され、紙シートの間にICタグ1が挟まれたような形態のものを対象としてもよい。
以上のように、本発明によれば、ICタグが接着されている紙シートから、ICタグを効率良く分離回収することができ、ICタグを紙シートに接着して用いるシステムにおいて、ICタグを再利用する場合に広く適用できる。
特に、本発明は、例えば、物流等の分野においては、ICタグを伝票(紙シート)に接着して用いる場合があるが、このような場合に、ICタグを再使用するために用いて好適であり、その有用性は極めて高いものと考えられる。
図1は本発明の第1実施形態としての分離回収方法を処理フロー図で示したものである。 図2は図1に示す分離回収方法を実施するためのシステムの概略構成を示す模式図である。 図3は本発明の第2実施形態としての分離回収装置を模式的に示す側面断面図である。 図4は本発明の第2実施形態における分離前ICタグを模式的に示す図である。 図5は本発明の第2実施形態としての分離回収装置の排出口を模式的に示す図である。 図6は本発明の第2実施形態としての分離回収装置の攪拌装置により分離容器内に発生する正転方向の旋回流を説明するための図である。 図7は本発明の第2実施形態としての分離回収装置の攪拌装置により分離容器内に発生する逆転方向の旋回流を説明するための図である。 図8は本発明の第2実施形態としての分離回収方法を示す処理フロー図である。 図9は本発明の第2実施形態としての分離回収装置の攪拌装置の運転方法を示すタイムチャートである。

Claims (19)

  1. ICタグ接着された紙シートから上記ICタグを分離して該ICタグを再使用するために回収する方法であって、
    上記紙シートを浸漬用液体中に浸漬させ、上記紙シートと上記ICタグとの接着面に上記浸漬用液体の水流を作用させて上記ICタグを上記紙シートから剥離させる剥離工程と、
    剥離された上記ICタグを上記浸漬用液体及び上記ICタグから剥離された上記紙シートと分別する分別工程とを有することを特徴とする、紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  2. 上記分別工程に先立って、上記剥離工程において上記ICタグが剥離された上記紙シートを浸漬用液体中に浸漬させ、上記浸漬用液体の水流により分解又は破砕して上記浸漬用液体中に分散させる破砕工程を有することを特徴とする、請求項記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  3. 上記分別工程は、上記水流により上記紙シートの紙成分が分散した懸濁液をスクリーンに通すことを特徴とする、請求項記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  4. 上記水流のパターンを変化させることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  5. 上記紙シートから剥離された上記ICタグを洗浄して、上記ICタグに付着したままの紙及び/又は接着剤を除去する洗浄工程を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  6. 上記剥離工程前に、上記紙シートに紙及び/又は接着剤に対して溶解作用を有する膨潤用液体を含ませて膨潤させる前処理工程を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  7. 上記前処理工程及び/又は上記洗浄工程において、酵素により上記ICタグに付着した上記接着剤を分解することを特徴とする、請求項又は記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  8. 上記分別工程において、上記紙シートの紙成分が分散した懸濁液中から上記ICタグを取り上げて回収することを特徴とする、請求項1又は2記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  9. 上記懸濁液を容器に入れて上記懸濁液中の上記ICタグを上記容器の底に沈殿させるとともに、上記容器内に微細な気泡を含む液流を供給することで、上記紙成分に気泡を付着させて液面に浮かび上がらせることを特徴とする、請求項記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  10. 上記浸漬用液体及び/又は上記膨潤用液体を加温することを特徴とする、請求項又は記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  11. 上記ICタグが接着された複数枚の上記紙シートを一束としたバッチ処理によって上記各工程での処理を連続して行うことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  12. 上記分別工程での上記ICタグの回収後は、上記懸濁液から液体を搾り取り、上記液体が搾り取られた残滓を紙原料として使用することを特徴とする、請求項3,4,8,9のいずれか1項に記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  13. 上記各工程で同一の液体を用い、上記分別工程での上記ICタグの回収後は、上記懸濁液から液体を搾り取り、搾り取った上記液体を上記各工程において再使用することを特徴とする、請求項12記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収方法。
  14. ICタグ接着された紙シートから上記ICタグを分離して該ICタグを再使用するために回収するシステムであって、
    上記紙シートを浸漬用液体中に浸漬させることで上記紙シートに紙及び/又は接着剤に対して溶解作用を有する上記浸漬用液体を含ませて膨潤させる膨潤装置と、
    膨潤された上記紙シートと上記ICタグとの接着面に上記浸漬用液体の水流を作用させて上記ICタグを上記紙シートから剥離させる剥離装置と、
    剥離された上記ICタグを上記浸漬用液体及び上記ICタグから剥離された上記紙シートと分別する分別装置とをそなえたことを特徴とする、紙シートに接着されたICタグの分離回収システム。
  15. 上記紙シートから剥離された上記ICタグを洗浄して、上記ICタグに付着したままの紙及び/又は接着剤を除去する洗浄装置をそなえたことを特徴とする、請求項14記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収システム。
  16. ICタグ接着された紙シートから上記ICタグを分離して該ICタグを再使用するために回収する装置であって、
    上記ICタグが接着された上記紙シートを浸漬させる液体が貯留される分離容器と、
    上記分離容器内部に装備され、該分離容器内で上記のICタグ接着された紙シートを収容するとともに、互いに分離した上記紙シートと上記ICタグとを分別するフィルタとして機能する立体型スクリーンと、
    上記分離容器内の上記液体を攪拌して該分離容器内に上記液体の水流を発生させる攪拌装置と、
    上記分離容器の側面及び/又は底面に設けられ、上記攪拌装置による上記水流によって、上記立体型スクリーン内において、上記ICタグが剥離され破砕された上記紙シートの紙成分のうち上記立体型スクリーンを通過した紙成分を上記分離容器の外部へ排出して分離するための排出口とをそなえていることを特徴とする、紙シートに接着されたICタグの分離回収装置。
  17. 上記の立体型スクリーンを通過した紙成分を含んだ懸濁液を収納して該懸濁液を紙成分と液体とに分離する紙成分処理容器と、
    上記分離容器の上記排出口から上記紙成分処理容器に上記懸濁液を供給する懸濁液流路と、
    上記紙成分処理容器で上記紙成分を除去された上記液体を上記分離容器に戻す戻し流路と、
    上記の両流路を通じて上記の両容器間で上記液体を循環させる循環ポンプとをそなえることを特徴とする、請求項16記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収装置。
  18. 上記攪拌装置が、インペラと該インペラを回転駆動する駆動装置とをそなえて構成されていることを特徴とする、請求項16又は17記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収装置。
  19. 上記攪拌装置は、上記分離容器内で上記液体の旋回流を正転方向に発生させる第1の作動態様と逆転方向に発生させる第2の作動態様とをそなえ、上記の攪拌にあたって、上記の第1の作動態様と第2の作動態様とが所定のサイクルで切り替えられることを特徴とする、請求項1618項のいずれか1項に記載の紙シートに接着されたICタグの分離回収装置。
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