JP3794282B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G2215/00548Jam, error detection, e.g. double feeding

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レーザプリンタなどの画像形成装置には、感光ドラムと、その感光ドラムの周りに、帯電器、スキャナ装置、現像ローラおよび転写ローラとが、感光ドラムの回転方向に従って順次設けられているプロセスユニットが備えられている。感光ドラムの表面は、その感光ドラムの回転に伴なって、まず、帯電器により一様に帯電された後、スキャナ装置からのレーザービームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。一方、このプロセスユニットには、現像ローラに供給するためのトナーが収容されており、現像ローラには、そのトナーが供給されて、薄層として現像ローラ上に担持されている。そのため、現像ローラの回転により、その現像ローラ上に担持されているトナーが、感光ドラムと対向する時に、感光ドラムの表面上に形成されている静電潜像に供給され、選択的に担持されることによって可視像が形成される。その後、感光ドラムの表面上に担持された可視像は、転写ローラと対向して、用紙が感光ドラムと転写ローラとの間を通る間に、その用紙に転写される。
【0003】
また、このような画像形成装置において、感光ドラムの回転方向における転写ローラの下流側に、用紙に転写された後に感光ドラム上に残存するトナーを回収するためのクリーニングローラを備えているものが知られている。
すなわち、このクリーニングローラは、所定の回転速度で感光ドラムと接触するとともに、感光ドラムに対して所定のバイアスが印加されており、画像形成時には、感光ドラム上の残存トナーを、回転接触しながら電気的に回収するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、このような画像形成装置において、画像形成時にプロセスユニット内において用紙のジャムが発生した場合には、転写されない多量のトナーが感光ドラム上に残存するので、クリーニングローラには、そのような多量に発生するトナーであっても回収できるような所定の回転速度および印加バイアスが設定されている。
【0005】
しかし、通常の画像形成動作において、そのような回転速度および印加バイアスの設定条件でクリーニングローラを作動させることは不要であり、また、通常の画像形成動作において、そのような回転速度および印加バイアスの設定条件でクリーニングローラを作動させると、却って、感光ドラム上にトナーを擦り付けてしまい、感光体のフィルミングを生じて、画像品質の低下や、感光ドラムの寿命の低下を招くという不具合を生じる。
【0006】
本発明は、このような不具合に鑑みなされたもので、その目的とするところは、記録媒体の搬送不良時に発生する多量の現像剤を良好に回収することができるとともに、画像品質の低下や像担持体の寿命の低下が生じにくい画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、現像剤を収容する現像カートリッジと、現像剤からなる可視像を担持する像担持体と、前記像担持体に対向配置され、記録媒体に可視像を転写するための転写部材と、前記像担持体に接触状に対向配置され、前記像担持体上の現像剤を回収するためのクリーニングローラとを備える画像形成装置において、記録媒体の搬送不良が生じた場合に、その搬送不良の処理の終了後に、前記クリーニングローラに対する印加バイアスおよび/または前記クリーニングローラの回転速度を通常の作動条件より増加させるとともに、前記転写部材に現像剤の帯電極性と同極性のバイアスを印加するように制御する搬送不良後制御手段を備え、前記搬送不良後制御手段は、前記現像カートリッジの交換時から記録媒体の搬送不良が生じるまでに累積された記録媒体の画像形成枚数に対応させて、前記作動条件を変化させることを特徴としている。
【0008】
このような構成によると、クリーニングローラは、通常の画像形成時には通常の作動条件で作動されるので、通常の画像形成時に搬送不良時に対応した作動条件で作動することはなく、たとえば、クリーニングローラの像担持体に対する過度の摺擦を防止することができる。そのため、それに起因する画像品質の低下や像担持体の寿命の低下を有効に防止することができる。一方、記録媒体の搬送不良を生じた時には、搬送不良後制御手段によって、その搬送不良の処理の終了後に、クリーニングローラの印加バイアスおよび/または回転速度が通常の作動条件より増加される。そのため、像担持体上に多量の現像剤が残存しても、より回収能力が向上されたクリーニングローラによって確実に回収することができる。しかも、この搬送不良後制御手段によれば、搬送不良の処理の終了後には、転写部材に現像剤の帯電極性と同極性のバイアスが印加されるので、搬送不良によって多量に残存する現像剤が転写部材に付着することも防止される。そのため、より一層確実に搬送不良時に発生する多量の現像剤を、クリーニングローラによって回収することができる。
【0009】
また、画像形成装置では、記録媒体の画像形成枚数が増加すると、通常、それに伴なって現像剤や各部材が劣化して、画像形成濃度が上昇する。そのため、記録媒体の搬送不良時には、現像カートリッジの交換時から記録媒体の搬送不良が生じるまでに累積された画像形成枚数に従って像担持体上に残存する現像剤の量が増加する。
【0010】
しかし、このような構成によると、記録媒体の画像形成枚数の増加に起因して、像担持体上に残存する現像剤の量が増加しても、搬送不良後制御手段が、記録媒体の画像形成枚数に対応させて作動条件を変化させるので、画像形成枚数にかかわらず、常に、像担持体上に残存する現像剤を、クリーニングローラによって良好に回収することができる。
【0011】
また、請求項に記載の発明は、現像剤を収容する現像カートリッジと、現像剤からなる可視像を担持する像担持体と、前記像担持体に対向配置され、記録媒体に可視像を転写するための転写部材と、前記像担持体に接触状に対向配置され、前記像担持体上の現像剤を回収するためのクリーニングローラとを備える画像形成装置において、記録媒体の搬送不良が生じた場合に、その搬送不良の処理の終了後に、前記像担持体を通常の作動条件より低減された回転速度に変化させて作動させるとともに、前記転写部材に現像剤の帯電極性と同極性のバイアスを印加するように制御する搬送不良後制御手段を備え、前記搬送不良後制御手段は、前記現像カートリッジの交換時から記録媒体の搬送不良が生じるまでに累積された記録媒体の画像形成枚数に対応させて、前記作動条件を変化させることを特徴としている。
【0012】
このような構成によると、記録媒体の搬送不良を生じた時には、搬送不良後制御手段によって、その搬送不良の処理の終了後に、像担持体の回転速度が通常の作動条件より低減されるように変化されるので、たとえば、像担持体上に多量の現像剤が残存しても、クリーニングローラによって良好に回収させることができる。しかも、この搬送不良後制御手段によれば、搬送不良の処理の終了後には、転写部材に現像剤の帯電極性と同極性のバイアスが印加されるので、搬送不良によって多量に残存する現像剤が転写部材に付着することも防止される。そのため、より一層確実に搬送不良時に発生する多量の現像剤を、クリーニングローラによって回収させることができる。
【0013】
また、画像形成装置では、記録媒体の画像形成枚数が増加すると、通常、それに伴なって現像剤や各部材が劣化して、画像形成濃度が上昇する。そのため、記録媒体の搬送不良時には、現像カートリッジの交換時から記録媒体の搬送不良が生じるまでに累積された画像形成枚数に従って像担持体上に残存する現像剤の量が増加する。
【0014】
しかし、このような構成によると、記録媒体の画像形成枚数の増加に起因して、像担持体上に残存する現像剤の量が増加しても、搬送不良後制御手段が、記録媒体の画像形成枚数に対応させて作動条件を変化させるので、画像形成枚数にかかわらず、常に、像担持体上に残存する現像剤を、クリーニングローラによって良好に回収することができる。
【0015】
また、請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記搬送不良後制御手段は、温湿度に対応させて、前記作動条件を変化させることを特徴としている。
画像形成装置では、温湿度が高くなると画像形成濃度が上昇し、温湿度が低くなると画像形成濃度が低下する。そのため、記録媒体の搬送不良時には、その搬送不良が生じた時の温湿度に従って像担持体上に残存する現像剤の量が変化する。
【0016】
しかし、このような構成によると、温湿度の変化に起因して、像担持体上に残存する現像剤の量が変化しても、搬送不良後制御手段が、温湿度に対応させて作動条件を変化させるので、温湿度にかかわらず、常に、像担持体上に残存する現像剤を、クリーニングローラによって良好に回収することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
【0018】
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ7と、給紙トレイ6に対して用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ8と、レジストセンサー31とを備えている。
用紙3は給紙ローラ7の回転によって1枚毎に給紙され、レジストローラ8に送られる。レジストローラ8は、1対のローラから構成されており、用紙3を所定のレジスト後に、画像形成部5に送るようにしている。
【0019】
レジストセンサー31は、用紙3の搬送方向において、レジストローラ8の上流側近傍に配設されており、そのアクチュエータに対する用紙3の当接の有無により、次に述べるプロセス部10における用紙3のジャムの発生の有無を検知するように構成されている。そして、後述する転写ジャム制御プログラムにおいて、レジストセンサー31は、そのアクチュエータに用紙3が当接すればオン状態となり、当接しなければオフ状態となる。
【0020】
画像形成部5は、スキャナユニット9、プロセス部10、定着部11などを備えている。
スキャナユニット9は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、反射鏡9aや図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラーおよび複数のレンズなどを備えている。そして、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡9aを介して通過あるいは反射させて、後述するプロセス部10の像担持体としての感光ドラム13の表面上に高速走査にて照射させている。
【0021】
プロセス部10は、スキャナユニット9の下方に配設され、現像カートリッジ12、感光ドラム13、帯電手段としてのスコロトロン型帯電器14、転写部材としての転写ローラ15およびドラムクリーニング部16を備えている。
現像カートリッジ12は、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ17、図示しない層厚規制ブレード、供給ローラおよびトナー収容部などを備えている。また、現像ローラ17には、後述する現像バイアス印加回路62(図2参照)によって、所定の現像バイアスが印加されている。
【0022】
感光ドラム13は、現像ローラ17の側方位置において、その現像ローラ17と接触するような状態で矢印方向(時計方向)に回転可能に配設されている。また、この感光ドラム13は、後述するメインモータ54(図2参照)によって駆動されるように構成されている。
スコロトロン型帯電器14は、感光ドラム13の上方に、感光ドラム13に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型帯電器14は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム13の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。なお、このスコロトロン型帯電器14の帯電は、後述する帯電制御回路59(図2参照)によって制御されている。
【0023】
そして、現像カートリッジ12のトナー収容部には、現像剤として、非磁性1成分の正帯電性のトナーが収容されており、そのトナーが供給ローラの回転によって、現像ローラ17に供給されると、層厚規制ブレードによって、一定の厚さの薄層として現像ローラ17上に担持される。一方、感光ドラム13の表面が、スコロトロン型帯電器14により一様に正帯電されると、次いで、その表面が、スキャナユニット9からのレーザビームの高速走査により露光され、所定のイメージデータに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ17の回転により、現像ローラ17上に担持されているトナーが、感光ドラム13に対向して接触する時に、感光ドラム13の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム13の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによって現像(可視像化)される。
【0024】
感光ドラム13の下方には、この感光ドラム13に対向する転写ローラ15が回転可能に配設されている。この転写ローラ15は、感光ドラム13の駆動に従動して回転し、転写時には、後述する転写バイアス印加回路60(図2参照)によって、感光ドラム13に対して所定の転写バイアスが印加されるように構成されている。そのため、感光ドラム13上に担持された可視像は、用紙3が感光ドラム13と転写ローラ15との間を通る間に用紙3に転写される。
【0025】
また、この転写ローラ15には、用紙3によるジャムの解除後のクリーニング処理時に、後述する逆転写バイアス印加回路61(図2参照)によって、感光ドラム13に対して所定の逆転写バイアスが印加されるように構成されている。そのため、ジャム解除後の感光ドラム13上に残留したトナーは、転写ローラ15に付着することが防止される。
【0026】
ドラムクリーニング部16は、クリーニングローラとしてのドラムクリーニングローラ18、2次クリーニングローラ19、クリーニングブレード20および廃トナータンク21を備え、感光ドラム13の回転方向における転写ローラ15の下流側で、かつ、スコロトロン型帯電器14の上流側に配置されている。
ドラムクリーニングローラ18は、感光ドラム13に接触状に対向配置されており、その表面は導電性の弾性体から形成されている。また、このドラムクリーニングローラ18には、後述するクリーニングバイアス印加回路58(図2参照)によって、感光ドラム13に対して所定のバイアスが印加されるように構成されている。
【0027】
2次クリーニングローラ19は、ドラムクリーニングローラ18の回転方向における感光ドラム13の下流側であって、ドラムクリーニングローラ18に対して感光ドラム13の反対側においてドラムクリーニングローラ18に接触状に対向配置されている。この2次クリーニングローラ19は、金属性のローラからなり、ドラムクリーニングローラ18に対して、所定のバイアスが印加されている。
【0028】
クリーニングブレード20は、2次クリーニングローラ19の回転方向におけるドラムクリーニングローラ18の下流側であって、2次クリーニングローラ19に対してドラムクリーニングローラ18の反対側において2次クリーニングローラ19に接触状に対向配置されている。このクリーニングブレード20は、薄板状の掻き取りブレードからなり、2次クリーニングローラ19の表面上に付着するトナーを掻き取るように構成されている。
【0029】
そして、用紙3への転写後に感光ドラム13上に残存するトナーは、感光ドラム13の回転によって、ドラムクリーニングローラ18と対向した時に、そのドラムクリーニングローラ18に電気的に捕捉され、さらに、その捕捉されたトナーは、ドラムクリーニングローラ18の回転によって、2次クリーニングローラ19と対向した時に、その2次クリーニングローラ19に電気的に捕捉され、その後、クリーニングブレード20によって掻き取られ、廃トナータンク21内に回収される。
【0030】
定着部11は、プロセス部10の側方下流側に配設され、加熱ローラ22、加熱ローラ22を押圧する押圧ローラ23、排紙センサー24、および、これら加熱ローラ22および押圧ローラ23の下流側に設けられる1対の搬送ローラ25を備えている。
加熱ローラ22は、金属製で加熱ローラ22を加熱するためのヒータ26を備えている。また、押圧ローラ23は、加熱ローラ22を押圧するために対向配置されている。そして、プロセス部10において用紙3上に転写されたトナーは、用紙3が加熱ローラ22と押圧ローラ23との間を通過する間に熱定着される。その後、用紙3は、搬送ローラ25によって、1対の排紙ローラ27に搬送され、その排紙ローラ27によって排紙トレイ28上に排紙される。なお、搬送ローラ25の下流側には、排紙センサー24が設けられており、用紙3の排紙を検知している。
【0031】
また、本体ケーシング2の前部には、開閉カバー32が、図1の仮想線で示すように開閉可能に設けられている。すなわち、この開閉カバー32は、本体ケーシング2の前部における上部および下部にそれぞれ設けられるヒンジ部29を支点として開閉され、プロセス部10において用紙3のジャムが発生した時には、この開閉カバー32のオープンにより用紙3を除去することができるように構成されている。
【0032】
図2は、プロセス部10の制御系を示すブロック図である。図2において、このレーザプリンタ1では、CPU51に、上記した、レジストセンサー31および排紙センサー24が接続されるとともに、スキャナユニット9内の図示しないレーザ発光部を発光制御する制御信号67と、スキャナモータ52を駆動制御するためのスキャナ駆動回路53と、メインモータ54を駆動制御するためのメイン駆動回路55と、クリーニングモータ56を駆動制御するためのクリーニング駆動回路57と、クリーニングバイアス印加回路58と、帯電制御回路59と、転写バイアス印加回路60と、逆転写バイアス印加回路61と、現像バイアス印加回路62とが接続されている。
【0033】
CPU51は、RAM64およびROM65を備え、各部の制御を実行する。RAM64には、レジストセンサー31、排紙センサー24などからの、各部を駆動制御するための一時的な数値が格納されている。ROM65には、図示しないレーザ発光部を発光制御する制御信号67、スキャナ駆動回路53、メイン駆動回路55、クリーニング駆動回路57、クリーニングバイアス印加回路58、帯電制御回路59、転写バイアス印加回路60、逆転写バイアス印加回路61および現像バイアス印加回路62を制御するための、メイン駆動制御プログラムおよび搬送不良後制御手段としての転写ジャム制御プログラムなどの各種の制御プログラムが格納されている。
【0034】
スキャナ駆動回路53には、スキャナモータ52が接続されており、このスキャナモータ52には、スキャナユニット9内の図示しないポリゴンミラーが連結されている。そして、画像形成時には、スキャナモータ52は、スキャナ駆動回路53を介して、CPU51のROM65内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、その駆動または停止が制御される。同様に、印刷データに基づいて、図示しないレーザ発光部を発光制御する制御信号67も、CPU51のROM65内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、その発光または停止が制御される。そのため、スキャナユニット9の各部は、画像形成時には、メイン駆動制御プログラムによって、そのレーザビームの発光および高速走査が制御される。
【0035】
メイン駆動回路55には、メインモータ54が接続されており、このメインモータ54には、図示しないギヤ列を介して、感光ドラム13および現像ローラ17が連結されている。そして、画像形成時には、メインモータ54は、メイン駆動回路55を介して、CPU51のROM65内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、その駆動または停止が制御される。そのため、感光ドラム13および現像ローラ17は、画像形成時には、メイン駆動制御プログラムによって、その回転の駆動または停止が制御される。
【0036】
クリーニング駆動回路57には、クリーニングモータ56が接続されており、このクリーニングモータ56には、図示しないギヤ列を介して、ドラムクリーニングローラ18が連結されている。そして、クリーニングモータ56は、画像形成時には、クリーニング駆動回路57を介して、CPU51のROM65内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、その駆動または停止が制御される。そのため、ドラムクリーニングローラ18は、画像形成時には、メイン駆動制御プログラムによって、その回転の駆動または停止が制御される。
【0037】
クリーニングバイアス印加回路58には、ドラムクリーニングローラ18のローラ軸が接続されている。そのため、画像形成時においては、ドラムクリーニングローラ18には、クリーニングバイアスが、クリーニングバイアス印加回路58を介して、CPU51のROM65内に格納されるメイン駆動制御プログラムのオン・オフ制御によって印加される。
【0038】
帯電制御回路59には、スコロトロン型帯電器14が接続されている。そのため、画像形成時においては、スコロトロン型帯電器14は、帯電制御回路59を介して、CPU51のROM65内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、その帯電のオン・オフが制御される。
転写バイアス印加回路60には、転写ローラ15のローラ軸が接続されている。そのため、画像形成時においては、転写ローラ15には、転写バイアスが、転写バイアス印加回路60を介して、CPU51のROM65内に格納されるメイン駆動制御プログラムのオン・オフ制御によって印加される。
【0039】
また、逆転写バイアス印加回路61は、次に述べる転写ジャム制御プログラムの制御によって転写バイアス印加回路60と選択的に、転写ローラ15のローラ軸が接続される。そのため、用紙3のジャムが発生した場合には、転写ローラ15には、逆転写バイアスが、逆転写バイアス印加回路61を介して、CPU51のROM65内に格納される転写ジャム制御プログラムのオン・オフ制御によって印加される。
【0040】
現像バイアス印加回路62には、現像ローラ17のローラ軸が接続されている。そのため、画像形成時においては、現像ローラ17には、現像バイアスが、現像バイアス印加回路62を介して、CPU51のROM65内に格納されるメイン駆動制御プログラムのオン・オフ制御によって印加される。
そして、このレーザプリンタ1では、通常の印刷時には、上記したように、メイン駆動制御プログラムにより、印刷処理が実行される一方で、プロセス部10、つまり、感光ドラム13と搬送ローラ25との間において、用紙3のジャムが発生した場合には、CPU51のROM65内に格納される転写ジャム制御プログラムが実行される。
【0041】
次に、図3に示すフロー図を参照して、転写ジャム制御プログラムによるジャムの検知およびプロセス部10の制御の手順を説明する。
なお、以下に示す用語において、通過時間(T0)は、正常な用紙3の搬送において、用紙3の先端から後端までがレジストセンサー31を通過するのに要する時間を示す。
【0042】
また、通常回転速度(A0)は、通常の印刷処理におけるドラムクリーニングローラ18の回転速度を示し、第1回転速度(A1)は、ドラムクリーニングローラ18のジャム解除後のクリーニング処理時における所定の回転速度を示す。また、このレーザプリンタ1において、第1回転速度(A1)は、装置および印刷条件により適宜決定されるが、通常回転速度(A0)よりも高速とされている。
【0043】
また、累積印刷枚数(N1)は、現像カートリッジ12の交換時からの累積印刷枚数を示す。
まず、図3に示すように、印刷処理が開始されると、印刷データの展開処理が実行され(S1)、前処理として、加熱ローラ22の定着温度の制御および感光ドラム13の帯電制御などが行なわれる(S2)。そして、ドラムクリーニングローラ18の回転数が通常回転速度(A0)にセットされた後(S3)、用紙3がピックアップされ(S4)、レジストセンサー31がオンになるまで待機する(S5:NO)。レジストセンサー31がオンされれば(S5:YES)、画像形成が開始され、ドラムクリーニングローラ18が作動されるとともに(S6)、第1タイマーT1がスタートされる(S7)。次に、第1タイマーT1の時間が通過時間(T0)を超えているか否かが判断される(S8)。第1タイマーT1が通過時間(T0)を超えていない時は(S8:NO)、レジストセンサー31の状態が判断され(S9)、レジストセンサー31がオンの時は(S9:NO)、再び第1タイマーT1の時間が通過時間(T0)を超えているか否かが判断される(S8)。第1タイマーT1が通過時間(T0)を超えていない状態で(S8:NO)、レジストセンサー31がオフになった時、すなわち、第1タイマーT1が通過時間(T0)になる(S8:NO)と同時にレジストセンサー31がオフになった時は(S9:YES)、後処理として、各種のモータおよび各種のバイアスがオフされ、ドラムクリーニングローラ18が停止されるとともに(S10)、累積印刷枚数(N1)に1が加算された後(S11)、終了する。
【0044】
すなわち、このような処理は、プロセス部10において用紙3によるジャムが発生しない状態での処理であって、印刷処理が開始されると、前処理が実行され、ドラムクリーニングローラ18が通常回転速度(A0)にセットされる。そして、用紙3がプロセス部10に搬送され、画像形成処理が開始されると、ドラムクリーニングローラ18によって、所定のクリーニング処理が実行される。そして、用紙3への転写終了後には、後処理が実行され、累積印刷枚数(N1)に1が加えられる。
【0045】
なお、この図3に示す処理では、用紙3の1枚毎の印刷処理を示しているが、連続印刷処理では、たとえば、ステップ10において、ドラムクリーニングローラ18は連続回転したままでもよい。
一方、レジストセンサー31がオン状態で(S9:NO)、第1タイマーT1が通過時間(T0)を超えた時には(S8:YES)、用紙3のジャムが発生したと判断され、ジャムクリーニングルーチン(S12)が実行される。すなわち、このようなジャムの発生と判断される状態とは、プロセス部10まで搬送されてきた用紙3が所定の時間(T0に相当する時間)を過ぎてもプロセス部10に依然として滞留している状態であって、このようなジャム状態と判断された時には、ジャムクリーニングルーチン(S12)が実行される。
【0046】
ジャムクリーニングルーチン(S12)では、画像形成中断処理として、メインモータ54およびクリーニングモータ56が停止され、スコロトロン帯電器14の帯電および転写バイアスおよび現像バイアスの印加がオフされる(S21)。そして、用紙3のジャムが解除されるまで待機し(S22:NO)、ジャムが解除されると(S22:YES)、ドラムクリーニングローラ18の回転速度が第1回転速度(A1)にセットされる(S23)。そして、ジャム後処理として、メインモータ54および第1回転速度(A1)にセットされたクリーニングモータ56が駆動され、ドラムクリーニングローラ18にクリーニングバイアスが印加されるとともに、転写ローラ15に転写逆バイアスが印加される(S24)。そして、所定の時間が経過した後に、ジャム後処理が終了され(S25)、ジャムクリーニングルーチン(S12)が終了する。ジャムクリーニングルーチン(S12)が終了した後は、再印刷指令が実行され(S13)、再び、ステップ2の前処理に戻る。
【0047】
なお、図4には、プロセス部10において用紙3のジャムが発生し、そのジャムの解除後、転写ジャム制御プログラムによって、各種モータの駆動や各種バイアスの印加が制御されている状態が、各部のタイミング図として示されている。
すなわち、図4において、印刷開始後、スキャナモータ52およびメインモータ54が駆動され、さらに、スコロトロン型帯電器14および現像バイアスがオンされる。そして、レーザー露光が開始され、用紙3が給紙されると、レジストセンサー31がオンになる。そして、クリーニングモータ56の駆動によって、ドラムクリーニングローラ18が通常回転速度(A0)で回転駆動されるとともに、転写ローラ15およびドラムクリーニングローラ18に、それぞれ転写バイアスおよびクリーニングバイアスが印加される。この後、通過時間(T0)を経過してもレジストセンサー31がオフにならず、用紙3のジャムが検知されると、メインモータ54およびクリーニングモータ56の駆動が停止され、スコロトロン型帯電器14の帯電、転写ローラ15への転写バイアスの印加、現像ローラ17への現像バイアスの印加およびドラムクリーニングローラ18へのクリーニングバイアスの印加がオフされる。その後、用紙3のジャムが解除されると、メインモータ54の再駆動により感光ドラム13が回転駆動されるとともに、転写ローラ15に逆転写バイアスが印加される。また、クリーニングモータ56が所定の回転数で駆動され、ドラムクリーニングローラ18が第1回転速度A1で回転駆動されるとともに、ドラムクリーニングローラ18には、クリーニングバイアスが印加される。
【0048】
すなわち、ジャム解除後においては、ドラムクリーニングローラ18が通常回転速度(A0)よりも高速の第1回転速度(A1)で駆動されるとともに、転写ローラ15には、トナーの帯電極性と同極性の逆転写バイアスが印加される。そして、所定のクリーニング時間が経過した後、メインモータ54およびクリーニングモータ56の駆動が停止され、逆転写バイアスおよびクリーニングバイアスの印加がオフされる。
【0049】
このような転写ジャム制御プログラムによると、ドラムクリーニングローラ18は、通常の画像形成時には通常の作動条件(すなわち通常回転速度(A0))で駆動されるので、通常の画像形成時にジャムに対応した作動条件で駆動することはなく、ドラムクリーニングローラ18の感光ドラム13に対する過度の摺擦を防止することができる。そのため、それに起因する画像品質の低下や感光ドラム13の寿命の低下を有効に防止することができる。
【0050】
一方、用紙3のジャムを生じた時には、転写ジャム制御プログラムによって、そのジャムの処理の終了後に、ドラムクリーニングローラ18が、その後処理に対応した通常の作動条件よりも高速回転(すなわち第1回転速度(A1))で駆動されるので、たとえば、ジャムによって多量のトナーが感光ドラム13上に残存しても、そのドラムクリーニングローラ18によって良好に回収することができる。しかも、この転写ジャム制御プログラムによれば、ジャムの処理の終了後には、転写ローラ15に、トナーの帯電極性と同極性のバイアスである逆転写バイアスが印加されるので、ジャムによって多量に残存するトナーが転写ローラ15に付着することも防止される。そのため、より一層確実にジャム発生時に発生する多量のトナーを、ドラムクリーニングローラ18によって捕捉回収することができる。
【0051】
また、トナーの帯電は時間の経過とともに低下するので、ジャム検知後、所定の時間が経過してもジャムが解除されなかった場合には、ドラムクリーニングローラ18にクリーニングバイアスを印加しても、トナーの帯電の低下に起因して良好な回収を図れない場合がある。そこで、この転写ジャム制御プログラムによって、ジャム検知後において所定の時間が経過してもジャムが解除されなかった場合には、その後のジャムが解除された時にスコロトロン帯電器14のオンによりトナーを再び帯電させるように制御してもよい。
【0052】
図5には、このような転写ジャム制御プログラムの手順が示されている。なお、以下に述べる図5の説明において、図3と同一のステップには、同一の符号を符し、その説明を省略する。
なお、以下に示す用語において、放置時間(T3)は、ジャムクリーニングルーチン(S12)において、スコロトロン帯電器14を再びオンするか否かを判断する基準時間を示し、このレーザプリンタ1においては、たとえば、5時間として設定されるが、トナーの特性などに応じて適宜設定すればよい。
【0053】
すなわち、このようなジャムクリーニングルーチン(S12)では、まず、画像形成中断処理として、メインモータ54およびクリーニングモータ56が停止され、スコロトロン帯電器14の帯電、転写バイアスおよび現像バイアスの印加がオフされ(S21)、第2タイマーT2がスタートされる(S31)。そして、用紙3のジャムが解除されるまで待機し(S22:NO)、ジャムが解除されると(S22:YES)、ドラムクリーニングローラ18の回転速度を第1回転速度(A1)にセットし(S23)、第2タイマーT2の時間が放置時間(T3)を超えているか否かが判断される(S32)。第2タイマーT2が放置時間(T3)を超えていない時は(S32:NO)、ジャム後処理としてメインモータ54および第1回転速度(A1)にセットされたクリーニングモータ56が駆動され、ドラムクリーニングローラ18にクリーニングバイアスが印加されるとともに、転写ローラ15に転写逆バイアスが印加される(S24)。そして、所定の時間が経過した後、ジャム後処理が終了される(S25)。
【0054】
一方、第2タイマーT2が放置時間(T3)を超えている時は(S32:YES)、スコロトロン型帯電器14がオンされた後(S33)、上記と同様に、ジャム後処理(S24)が実行され、所定の時間が経過した後、ジャム後処理が終了される(S25)。なお、ステップ33でスコロトロン型帯電器14がオンされた場合には、上記のジャム後処理の終了時に(S25)、スコロトロン型帯電器14がオフされる。
【0055】
このように、ジャムの処理の終了後において所定の時間(T3に相当する時間)が経過している場合に、スコロトロン型帯電器14をオンすれば、時間の経過により帯電の低下したトナーを再び帯電させて、ドラムクリーニングローラ18によって良好に回収することができる。
また、この転写ジャム制御プログラムでは、ドラムクリーニングローラ18の回転速度を複数設定し、累積印刷枚数(N1)に対応させて、回転速度を設定するようにしてもよい。
【0056】
図6には、このような転写ジャム制御プログラムの処理の手順が示されている。なお、以下に述べる図6の説明において、図3と同一のステップには、同一の符号を符し、その説明を省略する。
また、以下に示す用語において、第1印刷枚数(M1)、第2印刷枚数(M2)および第3印刷枚数(M3)は、ジャム解除後のクリーニング処理の切り替えの基準となる印刷枚数を示し、これらの印刷枚数はM1<M2<M3の関係として設定されている。より具体的には、このレーザプリンタ1においては、たとえば、それぞれ1000枚、3000枚、6000枚として設定されるが、トナーの特性などに応じて適宜設定すればよい。
【0057】
また、第2回転速度(A2)、第3回転速度(A3)、第4回転速度(A4)および第5回転速度(A5)は、ドラムクリーニングローラ18の所定の回転速度を示し、これらの速度は、A2<A3<A4<A5の関係として設定されている。
そして、このジャムクリーニングルーチン(S12)では、まず、画像形成中断処理として、メインモータ54およびクリーニングモータ56が停止され、スコロトロン帯電器14の帯電、転写バイアスおよび現像バイアスの印加がオフされると(S21)、用紙3のジャムが解除されるまで待機し(S22:NO)、ジャムが解除されると(S22:YES)、累積印刷枚数(N1)が第1印刷枚数(M1)を超えているか否かが判断される(S41)。累積印刷枚数(N1)が第1印刷枚数(M1)を超えている場合には(S41:YES)、累積印刷枚数(N1)が第2印刷枚数(M2)を超えているか否かが判断される(S42)。累積印刷枚数(N1)が第2印刷枚数(M2)を超えている場合には(S42:YES)、累積印刷枚数(N1)が第3印刷枚数(M3)を超えているか否かが判断される(S43)。累積印刷枚数(N1)が第3印刷枚数(M3)を超えている場合には(S43:YES)、ドラムクリーニングローラ18の回転速度が第5回転速度(A5)にセットされ(S44)、ジャム後処理として、メインモータ54および第5回転速度(A5)にセットされたクリーニングモータ56が駆動され、ドラムクリーニングローラ18にクリーニングバイアスが印加されるとともに、転写ローラ15に転写逆バイアスが印加される(S24)。そして、所定の時間が経過した後、ジャム後処理が終了される(S25)。
【0058】
すなわち、この転写ジャム制御プログラムにおいては、レーザプリンタ1の累積印刷枚数(N1)が第3印刷枚数(M3)を超えている場合には、クリーニングモータ56が所定の回転数に制御され、ドラムクリーニングローラ18が第5回転速度(A5)で回転駆動される。
一方、累積印刷枚数(N1)が第1印刷枚数(M1)を超えていない場合には(S41:NO)、ドラムクリーニングローラ18の回転速度が第2回転速度(A2)にセットされ(S45)、上記と同様にジャム後処理(S24)が実行され、所定の時間が経過した後、ジャム後処理が終了される(S25)。
【0059】
また、累積印刷枚数(N1)が第1印刷枚数(M1)を超えており(S41:YES)、かつ、第2印刷枚数(M2)を超えていない場合は(S42:NO)、ドラムクリーニングローラ18の回転速度が第3回転速度(A3)にセットされ(S46)、上記と同様にジャム後処理(S24)が実行され、所定の時間が経過した後、ジャム後処理が終了される(S25)。
【0060】
また、累積印刷枚数(N1)が第2印刷枚数(M2)を超えており(S42:YES)、かつ、第3印刷枚数(M3)を超えていない場合は(S43:NO)、ドラムクリーニングローラ18の回転速度が第4回転速度(A4)にセットされ(S47)、上記と同様にジャム後処理(S24)が実行され、所定の時間が経過した後、ジャム後処理が終了される(S25)。
【0061】
しかして、レーザプリンタ1では、用紙3の印刷枚数が増加すると、通常、それに伴なってトナーや各部材が劣化して、印刷濃度が上昇する。そのため、用紙3のジャムが発生した時には、そのジャムが発生した時の印刷枚数に従って感光ドラム13上に残存するトナーの量が増加する。
しかし、このように、転写ジャム制御プログラムによって、用紙3の印刷枚数に対応させて、ドラムクリーニングローラ18の回転速度を変更するように制御を行なえば、用紙3の印刷枚数の増加に起因して、感光ドラム13上に残存するトナーの量が増加しても、印刷枚数にかかわらず、常に、感光ドラム13上に残存するトナーを、ドラムクリーニングローラ18によって良好に回収することができる。
【0062】
また、上記ようなドラムクリーニングローラ18の回転速度を、このレーザプリンタ1が設置される環境に対応させて制御してもよい。
図7には、このような転写ジャム制御プログラムの手順が示されている。なお、以下に述べる図7の説明において、図3と同一のステップには、同一の符号を符し、その説明を省略する。
【0063】
また、以下に示す用語において、第6回転速度(A6)、第7回転速度(A7)および第8回転速度(A8)は、ドラムクリーニングローラ18の所定の回転速度を示し、これらの速度は、A8<A7<A6の関係として設定されている。
また、高温高湿環境値(H/H)および通常環境値(N/N)は環境判断基準であって、高温高湿環境値(H/H)は、たとえば、温度32℃、湿度80%、通常環境値(N/N)は、たとえば、温度23℃、湿度50%に設定されるが、トナーの特性などに応じて適宜設定すればよい。なお、このような高温高湿環境値(H/H)および通常環境値(N/N)の検知は、温湿度センサーを使用してもよいし、たとえば、転写バイアス印加回路60によって転写ローラ15を定電流制御して、その発生電圧に基づいて判断してもよい。すなわち、その発生電圧が高い場合には、通常環境値(N/N)と判断され、低い場合には、高温高湿環境値(H/H)と判断される。
【0064】
そして、このジャムクリーニングルーチン(S12)では、画像形成中断処理(S21)の後、用紙3のジャムが解除されると(S22:YES)、レーザプリンタ1の設置環境が高温高湿環境値(H/H)を超えているか否かが判断される(S51)。設置環境が高温高湿環境値(H/H)を超えていない時は(S51:NO)、レーザプリンタ1の設置環境が通常環境値(N/N)を超えているか否かが判断される(S52)。そして、設置環境が通常環境値(N/N)を超えていない時は(S52:NO)、ドラムクリーニングローラ18の回転速度が第8回転速度(A8)にセットされ(S53)、ジャム後処理(S24)が実行され、所定の時間が経過した後、ジャム後処理が終了される(S25)。
【0065】
一方、設置環境が高温高湿環境値(H/H)を超えている時は(S51:YES)、ドラムクリーニングローラ18の回転速度が第6回転速度(A6)にセットされ(S54)、その後、上記と同様に、ジャム後処理が実行され(S24)、所定の時間が経過した後、ジャム後処理が終了される(S25)。
また、設置環境が、高温高湿環境値(H/H)は超えていないが(S51:NO)、通常環境値(N/N)を超えている時は(S52:YES)、ドラムクリーニングローラ18の回転速度が第7回転速度(A7)にセットされ(S55)、その後、上記と同様に、ジャム後処理が実行され(S24)、所定の時間が経過した後、ジャム後処理が終了される(S25)。
【0066】
しかして、レーザプリンタ1は、温湿度が高くなると印刷濃度が上昇し、温湿度が低くなると印刷濃度が低下する。そのため、用紙3のジャム発生時には、そのジャムが生じた時の温湿度に従って感光ドラム13上に残存するトナーの量が変化する。
しかし、このように転写ジャム制御プログラムによって、温湿度に対応させて、ジャム解除後のクリーニング時のドラムクリーニングローラ18の回転速度を変化させるように制御すれば、温湿度の変化に起因して、感光ドラム13上に残存するトナーの量が変化しても、転写ジャム制御プログラムが、温湿度に対応させてクリーニング時のドラムクリーニングローラ18の回転速度を変化させるので、温湿度にかかわらず、常に、感光ドラム13上に残存するトナーを、ドラムクリーニングローラ18によって良好に回収することができる。
【0067】
また、このレーザプリンタ1においては、転写ジャム制御プログラムによってプロセス部10において用紙3のジャムが発生した後に、転写ローラ15に通常の転写時とは逆の逆転写バイアス、すなわち、トナーの帯電極性と同極性のバイアスを印加するとともに、ドラムクリーニングローラ18に、通常の画像形成時の通常クリーニングバイアス(B0)よりも高い、第1クリーニングバイアス(B1)を印加するように制御してもよい。
【0068】
図8は、このようなレーザプリンタ1におけるプロセス部10の制御系を示すブロック図である。なお、以下に述べる図8の説明において、図2と同一の部材には、同一の符号を符し、その説明を省略する。
すなわち、図8においては、図2に示すクリーニングバイアス印加回路58に代えて、CPU51には、第1クリーニングバイアス印加回路63と、第2クリーニングバイアス印加回路66とが接続されている。
【0069】
第1クリーニングバイアス印加回路63には、ドラムクリーニングローラ18のローラ軸が接続されている。そのため、画像形成時においては、ドラムクリーニングローラ18には、通常クリーニングバイアス(B0)が、第1クリーニングバイアス印加回路63を介して、CPU51のROM65内に格納されるメイン駆動制御プログラムのオン・オフ制御によって印加される。
【0070】
また、第2クリーニングバイアス印加回路66は、転写ジャム制御プログラムの制御によって選択的に、ドラムクリーニングローラ18のローラ軸が接続される。そのため、用紙3のジャムが発生した場合には、ドラムクリーニングローラ18には、第1クリーニングバイアス(B1)が、第2クリーニングバイアス印加回路66を介して、CPU51のROM65内に格納される転写ジャム制御プログラムのオン・オフ制御によって印加される。
【0071】
そして、図9には、このような転写ジャム制御プログラムの手順が示されている。なお、以下に述べる図9の説明において、図3と同一のステップには、同一の符号を符し、その説明を省略する。
すなわち、図9においては、まず、前処理(S2)の後、ドラムクリーニングローラ18に通常クリーニングバイアス(B0)がセットされるとともに、(S60)、ジャムクリーニングルーチン(S12)において、ジャム解除後に(S22:YES)、第1クリーニングバイアス(B1)がセットされる(S61)。これによって、ジャム後処理として、メインモータ54およびクリーニングモータ56が駆動され、ドラムクリーニングローラ18に第1クリーニングバイアス(B1)が印加されるとともに、転写ローラ15に転写逆バイアスが印加される(S24)。
【0072】
なお、図10には、このような制御において、プロセス部10において用紙3のジャムが発生し、そのジャム解除後、転写ジャム制御プログラムによって、各モータの駆動や各バイアスの印加が制御されている状態が、各部のタイミング図として示されている。
すなわち、図10においては、図4に示すジャム処理の前後において、クリーニングモータ56の回転数が変化せず、ドラムクリーニングローラ18の回転速度が同一(通常回転速度)とされる一方で、クリーニングバイアスがジャム解除後において、通常クリーニングバイアス(B0)よりも高い第1クリーニングバイアス(B1)として設定される。なお、図10において、その他の部材は図4と同じ制御であるため、説明を省略する。
【0073】
このように、用紙3のジャムを生じた時に、転写ジャム制御プログラムによって、そのジャムの処理の終了後に、ドラムクリーニングローラ18に印加するバイアスを通常のクリーニングバイアス(B0)よりも高い第1クリーニングバイアス(B1)に変更することによっても、上記と同様に、感光ドラム13上に多量に残存するトナーを、そのドラムクリーニングローラ18によって確実に回収することができる。
【0074】
また、このような転写ジャム制御プログラムにおいて、ドラムクリーニングローラ18のクリーニングバイアスを複数設定し、累積印刷枚数(N1)に対応させて、クリーニングバイアスを印加するようにしてもよい。
図11には、このような転写ジャム制御プログラムの処理の手順が示されている。なお、以下に述べる図11の説明において、図6と同一のステップには、同一の符号を符し、その説明を省略する。
【0075】
また、第2クリーニングバイアス(B2)、第3クリーニングバイアス(B3)、第4クリーニングバイアス(B4)および第5クリーニングバイアス(B5)は、ドラムクリーニングローラ18の所定の印加バイアスを示し、これらのバイアスは、B2<B3<B4<B5の関係として設定されている。
すなわち、図11においては、まず、前処理(S2)の後、ドラムクリーニングローラ18に通常クリーニングバイアス(B0)がセットされるとともに、(S60)、ジャムクリーニングルーチン(S12)において、ジャム解除後に(S22:YES)、累積印刷枚数(N1)が第3印刷枚数(M3)を超えている場合には(S43:YES)、ドラムクリーニングローラ18に第5クリーニングバイアス(B5)がセットされ、累積印刷枚数(N1)が第1印刷枚数(M1)を超えていない場合には(S41:NO)、ドラムクリーニングローラ18に第2クリーニングバイアス(B2)がセットされ(S75)、累積印刷枚数(N1)が第1印刷枚数(M1)を超えており(S41:YES)、かつ、第2印刷枚数(M2)を超えていない場合は(S42:NO)、ドラムクリーニングローラ18に第3クリーニングバイアス(B3)がセットされ(S76)、累積印刷枚数(N1)が第2印刷枚数(M2)を超えており(S42:YES)、かつ、第3印刷枚数(M3)を超えていない場合は(S43:NO)、ドラムクリーニングローラ18に第4クリーニングバイアス(B4)がセットされる(S77)。
【0076】
このように、転写ジャム制御プログラムによって、用紙3の印刷枚数に対応させて、ドラムクリーニングローラ18のクリーニングバイアスを変更するように制御を行なえば、用紙3の印刷枚数の増加に起因して、感光ドラム13上に残存するトナーの量が増加しても、印刷枚数にかかわらず、常に、感光ドラム13上に残存するトナーを、ドラムクリーニングローラ18によって良好に回収することができる。
【0077】
また、上記と同様に、上記ようなドラムクリーニングローラ18のクリーニングバイアスを、レーザプリンタ1の設置環境に対応させて制御してもよい。
図12には、このような転写ジャム制御プログラムの手順が示されている。なお、以下に述べる図1212の説明において、図7と同一のステップには、同一の符号を符し、その説明を省略する。
【0078】
また、第6クリーニングバイアス(B6)、第7クリーニングバイアス(B7)および第8クリーニングバイアス(B8)は、ドラムクリーニングローラ18の所定の印加バイアスを示し、これらのバイアスは、B8<B7<B6の関係として設定されている。
すなわち、図12においては、まず、前処理(S2)の後、ドラムクリーニングローラ18に通常クリーニングバイアス(B0)がセットされるとともに、(S60)、ジャムクリーニングルーチン(S12)において、ジャム解除後に(S22:YES)、レーザプリンタ1の設置環境が通常環境値(N/N)を超えていない場合は(S52:NO)、クリーニングバイアスが第8クリーニングバイアス(B8)にセットされ(S83)、また、設置環境が高温高湿環境値(H/H)を超えている場合は(S51:YES)、クリーニングバイアスが第6クリーニングバイアス(B6)にセットされ(S84)、さらに、設置環境が、高温高湿環境値(H/H)は超えていないが(S51:NO)、通常環境値(N/N)を超えている場合は(S52:YES)、クリーニングバイアスが第7クリーニングバイアス(B7)にセットされる(S85)。
【0079】
このように、転写ジャム制御プログラムによって、温湿度に対応させて、ジャム解除後のクリーニング時のドラムクリーニングローラ18のクリーニングバイアスを変化させるように制御すれば、温湿度の変化に起因して、感光ドラム13上に残存するトナーの量が変化しても、転写ジャム制御プログラムが、温湿度に対応させてクリーニング時のドラムクリーニングローラ18のクリーニングバイアスを変化させるので、温湿度にかかわらず、常に、感光ドラム13上に残存するトナーを、ドラムクリーニングローラ18によって良好に回収することができる。
【0080】
また、このレーザプリンタ1においては、転写ジャム制御プログラムによってプロセス部10において用紙3のジャムが発生した後に、転写ローラ15に通常の転写時とは逆の逆転写バイアス、すなわち、トナーの帯電極性と同極性のバイアスを印加するとともに、ドラムクリーニングローラ18の回転速度やクリーニングバイアスを変化させる代わりに、感光ドラム13の回転速度を変化させるように制御してもよい。
【0081】
図13には、このような転写ジャム制御プログラムの手順が示されている。なお、以下に述べる図1313の説明において、図3と同一のステップには、同一の符号を符し、その説明を省略する。
なお、以下に示す用語において、通常ドラム回転速度(C0)は、通常の印刷処理における感光ドラム13の回転速度を示し、第1ドラム回転速度(C1)は、感光ドラム13のジャム解除後のクリーニング処理時における所定の回転速度を示す。また、このレーザプリンタ1において、第1ドラム回転速度(C1)は、装置および印刷条件により適宜決定されるが、通常ドラム回転速度(C0)よりも低速とされている。
【0082】
すなわち、図13においては、まず、前処理(S2)の後、メインモータ54の回転速度が通常ドラム回転速度(C0)に設定されるとともに(S90)、ジャムクリーニングルーチン(S12)において、ジャム解除後に(S22:YES)、メインモータ54の回転速度が第1ドラム回転速度(C1)にセットされる(S91)。
【0083】
このような、転写ジャム制御プログラムによると、用紙3のジャムを生じた時には、そのジャムの処理の終了後に、感光ドラム13が、その後処理に対応した通常の作動条件(通常ドラム回転速度(C0))よりも低速回転(第1ドラム回転速度(C1))で駆動されるので、たとえば、ジャムによって多量のトナーが感光ドラム13に残存しても、ドラムクリーニングローラ18によって良好に捕捉回収させることができる。しかも、この転写ジャム制御プログラムによれば、ジャムの処理の終了後には、転写ローラ15にトナーの帯電極性と同極性のバイアスが印加されるので、ジャムによって多量に残存するトナーが転写ローラ15に付着することも防止される。そのため、より一層確実にジャム時に発生する多量のトナーを、ドラムクリーニングローラ18によって回収させることができる。
【0084】
なお、図13に示す、転写ジャム制御プログラムでは、ジャムクリーニングルーチン(S12)のジャム後処理(S24)においては、ドラムクリーニングローラ18によるトナーの良好な捕捉回収を図るべく、スコロトロン型帯電器14をオン状態としてもよい。
また、このような転写ジャム制御プログラムにおいて、感光ドラム13の回転速度を複数設定し、累積印刷枚数(N1)に対応させて、その回転速度を制御するようにしてもよい。
【0085】
図14には、このような転写ジャム制御プログラムの処理の手順が示されている。なお、以下に述べる図14の説明において、図6と同一のステップには、同一の符号を符し、その説明を省略する。
また、第2ドラム回転速度(C2)、第3ドラム回転速度(C3)、第4ドラム回転速度(C4)および第5ドラム回転速度(C5)は、感光ドラム13の所定の回転速度を示し、これらの回転速度は、C2>C3>C4>C5の関係として設定されている。
【0086】
すなわち、図14においては、まず、前処理(S2)の後、メインモータ54の回転速度が通常ドラム回転速度(C0)にセットされるとともに(S90)、ジャムクリーニングルーチン(S12)において、ジャム解除後に(S22:YES)、累積印刷枚数(N1)が第3印刷枚数(M3)を超えている場合には(S43:Y)、メインモータ54の回転速度が第5ドラム回転速度(C5)にセットされ(S104)、累積印刷枚数(N1)が第1印刷枚数(M1)を超えていない場合には(S41:NO)、メインモータ54の回転速度に第2ドラム回転速度(C2)がセットされ(S105)、累積印刷枚数(N1)が第1印刷枚数(M1)を超えており(S41:YES)、かつ、第2印刷枚数(M2)を超えていない場合は(S42:NO)、メインモータ54の回転速度に第3ドラム回転速度(C3)がセットされ(S106)、累積印刷枚数(N1)が第2印刷枚数(M2)を超えており(S42:YES)、かつ、第3印刷枚数(M3)を超えていない場合は(S43:NO)、ドラムクリーニングローラ18に第4クリーニングバイアス(B4)がセットされる(S107)。
【0087】
このように、転写ジャム制御プログラムによって、用紙3の印刷枚数に対応させて、感光ドラム13の回転速度を変更するように制御を行なえば、用紙3の印刷枚数の増加に起因して、感光ドラム13上に残存するトナーの量が増加しても、印刷枚数にかかわらず、常に、感光ドラム13上に残存するトナーを、ドラムクリーニングローラ18によって良好に回収することができる。
【0088】
また、上記と同様に、上記ような感光ドラム13の回転速度を、このレーザプリンタ1が設置される環境に対応させて制御してもよい。
図15には、このような転写ジャム制御プログラムの手順が示されている。なお、以下に述べる図1515の説明において、図7と同一のステップには、同一の符号を符し、その説明を省略する。
【0089】
また、以下に示す用語において、第6ドラム回転速度(C6)、第7ドラム回転速度(C7)および第8ドラム回転速度(C8)は、感光ドラム13の所定の回転速度を示し、これらの速度は、C8>C7>C6の関係として設定されている。
すなわち、図15においては、まず、前処理(S2)の後、メインモータ54の回転速度が通常ドラム回転速度(C0)にセットされるとともに(S90)、ジャムクリーニングルーチン(S12)において、ジャム解除後に(S22:YES)、レーザプリンタ1の設置環境が通常環境値(N/N)を超えていない場合は(S52:NO)、メインモータ54の回転速度が第8ドラム回転速度(C8)にセットされ(S113)、また、設置環境が高温高湿環境値(H/H)を超えている場合は(S51:YES)、メインモータ54の回転速度が第6ドラム回転速度(C6)にセットされ(S114)、さらに、設置環境が、高温高湿環境値(H/H)は超えていないが(S51:NO)、通常環境値(N/N)を超えている場合は(S52:YES)、メインモータ54の回転速度が第7ドラム回転速度(C7)にセットされる(S115)。
【0090】
このように、転写ジャム制御プログラムによって、温湿度に対応させて、ジャム解除後のクリーニング時の感光ドラム13の回転速度を変化させるように制御すれば、温湿度の変化に起因して、感光ドラム13上に残存するトナーの量が変化しても、転写ジャム制御プログラムが、温湿度に対応させてクリーニング時の感光ドラム13の回転速度を変化させるので、温湿度にかかわらず、常に、感光ドラム13上に残存するトナーを、ドラムクリーニングローラ18によって良好に回収することができる。
【0091】
また、このレーザプリンタ1においては、転写ジャム制御プログラムによってプロセス部10において用紙3のジャムが発生した後に、転写ローラ15に通常の転写時とは逆の逆転写バイアス、すなわち、トナーの帯電極性と同極性のバイアスを印加するとともに、ドラムクリーニングローラ18を、通常の画像形成時の通常回転速度(A0)よりも高速の、第1回転速度(A1)で駆動し、かつ、同じくクリーニングローラ18に、通常の画像形成時の通常クリーニングバイアス(B0)よりも高い、第1クリーニングバイアス(B1)を印加するように制御してもよい。
【0092】
図16は、このような転写ジャム制御プログラムの手順が示されている。なお、以下に述べる図16の説明において、図3と同一のステップには、同一の符号を符し、その説明を省略する。
すなわち、図16においては、まず、前処理(S2)の後、ドラムクリーニングローラ18の回転数が通常回転速度(A0)にセットされるとともに、同じくドラムクリーニングローラ18に通常クリーニングバイアス(B0)がセットされる(S120)。また、ジャムクリーニングルーチン(S12)において、ジャム解除後に(S22:YES)、ドラムクリーニングローラ18の回転速度が第1回転速度(A1)にセットされるとともに、第1クリーニングバイアス(B1)がセットされる(S123)。これによって、ジャム後処理として、メインモータ54および第1回転速度(A1)にセットされたクリーニングモータ56が駆動され、ドラムクリーニングローラ18に第1クリーニングバイアス(B1)が印加されるとともに、転写ローラ15に転写逆バイアスが印加される(S24)。
【0093】
このような転写ジャム制御プログラムによると、ドラムクリーニングローラ18は、通常の画像形成時には通常の作動条件(すなわち通常回転速度(A0)および通常のクリーニングバイアス(B0))で駆動されるので、通常の画像形成時にジャムに対応した作動条件で駆動することはなく、ドラムクリーニングローラ18の感光ドラム13に対する過度の摺擦を防止することができる。そのため、それに起因する画像品質の低下や感光ドラム13の寿命の低下を有効に防止することができる。
【0094】
一方、用紙3のジャムを生じた時には、転写ジャム制御プログラムによって、そのジャムの処理の終了後に、ドラムクリーニングローラ18が、その後処理に対応した通常の作動条件よりも高速回転(すなわち第1回転速度(A1))で駆動されるとともに、通常のクリーニングバイアス(B0)よりも高いクリーニングバイアス(すなわち第1クリーニングバイアス(B1))が印加されるので、たとえば、ジャムによって多量のトナーが感光ドラム13上に残存しても、そのドラムクリーニングローラ18によって、より一層良好に回収することができる。
【0095】
また、この転写ジャム制御プログラムでは、ドラムクリーニングローラ18の回転速度を複数設定するとともに、同じくドラムクリーニングローラ18のクリーニングバイアスを複数設定し、ジャム処理の終了後に、ドラムクリーニングローラ18の回転速度およびクリーニングバイアスを、累積印刷枚数(N1)および/またはこのレーザプリンタ1が設置される環境に対応させて制御してもよい。
【0096】
また、以上に述べた、転写ジャム制御プログラムにおいては、上記のようなドラムクリーニングローラ18に対する回転速度および/またはクリーニングバイアスの制御とともに、上記した感光ドラム13の回転速度の制御を組み合わせてもよい。
なお、以上に述べた、転写ジャム制御プログラムにおいて、ジャム後処理(S24)の時間は、少なくとも感光ドラム13における現像ローラ17によって現像される部分がドラムクリーニングローラ18に到達するまでの時間であるが、感光ドラム13の表面のトナーの均一な除去を図るべく、その時間に感光ドラム13の整数倍の回転分の時間を加えた時間に設定することが好ましい。
【0097】
また、このレーザプリンタ1においては、像担持体として、感光ドラム13が用いられているが、本発明の像担持体としては、感光ベルトなどであってもよい。
また、このレーザプリンタ1においては、転写部材として、転写ローラ15が用いられているが、本発明の転写部材としては、中間転写体であってもよい。
【0098】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、通常の画像形成時において、画像品質の低下や像担持体の寿命の低下を有効に防止することができるとともに、記録媒体の搬送不良を生じた時には、搬送不良によって多量の現像剤が像担持体上に残存しても、より回収能力が向上されたクリーニングローラによって確実に回収することができる。また、画像形成枚数にかかわらず、常に、像担持体上に残存する現像剤を、クリーニングローラによって良好に回収することができる。
【0099】
請求項に記載の発明によれば、記録媒体の搬送不良を生じた時には、搬送不良によって多量の現像剤が像担持体上に残存しても、クリーニングローラによって良好に回収させることができる。また、画像形成枚数にかかわらず、常に、像担持体上に残存する現像剤を、クリーニングローラによって良好に回収することができる。
【0100】
請求項に記載の発明によれば、温湿度にかかわらず、常に、像担持体上に残存する現像剤を、クリーニングローラによって良好に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置としての、レーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】 図1に示すレーザプリンタのプロセス部における制御系のブロック図である。
【図3】 図1に示すレーザプリンタの転写ジャム制御プログラム(ジャム処理後のドラムクリーニングローラの回転速度を変化させる)のフロー図である。
【図4】 図3に示す転写ジャム制御プログラムにおける各部のタイミング図である。
【図5】 図1に示すレーザプリンタの転写ジャム制御プログラムの他の実施形態(ジャム処理後に所定の時間が経過した時に、スコロトロン型帯電器をオンする)のフロー図である。
【図6】 図3に示す転写ジャム制御プログラムの他の実施形態(累積印刷枚数に対応させて、ドラムクリーニングローラの回転速度を変更する)のフロー図である。
【図7】 図3に示す転写ジャム制御プログラムの他の実施形態(設置環境に対応させて、ドラムクリーニングローラの回転速度を変更する)のフロー図である。
【図8】 図1に示すレーザプリンタのプロセス部における制御系の他の実施形態(第1クリーニングバイアス印加回路と第2クリーニングバイアス印加回路とを選択的に切り替える)のブロック図である。
【図9】 図1に示すレーザプリンタの転写ジャム制御プログラムの他の実施形態(ジャム処理後のクリーニングバイアスを変化させる)のフロー図である。
【図10】 図9に示す転写ジャム制御プログラムにおける各部のタイミング図である。
【図11】 図9に示す転写ジャム制御プログラムの他の実施形態(累積印刷枚数に対応させて、クリーニングバイアスを変更する)のフロー図である。
【図12】 図9に示す転写ジャム制御プログラムの他の実施形態(設置環境に対応させて、クリーニングバイアスを変更する)のフロー図である。
【図13】 図1に示すレーザプリンタの転写ジャム制御プログラムの他の実施形態(ジャム処理後の感光ドラムの回転速度を変化させる)のフロー図である。
【図14】 図13に示す転写ジャム制御プログラムの他の実施形態(累積印刷枚数に対応させて、感光ドラムの回転速度を変更する)のフロー図である。
【図15】 図13に示す転写ジャム制御プログラムの他の実施形態(設置環境に対応させて、感光ドラムの回転速度を変更する)のフロー図である。
【図16】 図1に示すレーザプリンタの転写ジャム制御プログラムの他の実施形態(ジャム処理後のドラムクリーニングローラの回転速度およびクリーニングバイアスを変化させる)のフロー図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ
3 用紙
13 感光ドラム
14 スコロトロン型帯電器
15 転写ローラ
18 ドラムクリーニングローラ

Claims (3)

  1. 現像剤を収容する現像カートリッジと、現像剤からなる可視像を担持する像担持体と、前記像担持体に対向配置され、記録媒体に可視像を転写するための転写部材と、前記像担持体に接触状に対向配置され、前記像担持体上の現像剤を回収するためのクリーニングローラとを備える画像形成装置において、
    記録媒体の搬送不良が生じた場合に、その搬送不良の処理の終了後に、前記クリーニングローラに対する印加バイアスおよび/または前記クリーニングローラの回転速度を通常の作動条件より増加させるとともに、前記転写部材に現像剤の帯電極性と同極性のバイアスを印加するように制御する搬送不良後制御手段を備え、
    前記搬送不良後制御手段は、前記現像カートリッジの交換時から記録媒体の搬送不良が生じるまでに累積された記録媒体の画像形成枚数に対応させて、前記作動条件を変化させることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 現像剤を収容する現像カートリッジと、現像剤からなる可視像を担持する像担持体と、前記像担持体に対向配置され、記録媒体に可視像を転写するための転写部材と、前記像担持体に接触状に対向配置され、前記像担持体上の現像剤を回収するためのクリーニングローラとを備える画像形成装置において、
    記録媒体の搬送不良が生じた場合に、その搬送不良の処理の終了後に、前記像担持体を通常の作動条件より低減された回転速度に変化させて作動させるとともに、前記転写部材に現像剤の帯電極性と同極性のバイアスを印加するように制御する搬送不良後制御手段を備え、
    前記搬送不良後制御手段は、前記現像カートリッジの交換時から記録媒体の搬送不良が生じるまでに累積された記録媒体の画像形成枚数に対応させて、前記作動条件を変化させることを特徴とする、画像形成装置。
  3. 前記搬送不良後制御手段は、温湿度に対応させて、前記作動条件を変化させることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
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