JP3794095B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、集塵室のエアータイトを兼ねた電気掃除機のバンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機を図8,図9を用いて説明する。
【0003】
図8に示すように、掃除機本体11の前部に構成した集塵室10は本体下11と集塵室蓋12とで形成され、また、本体下11に取り付けたバンパー13の一部で本体下11と集塵室蓋12の接合部のエアタイトがなされていた。前記バンパー13は、図9のように外部に露出したクッション部14と上記エアタイトをなすパッキン15と両者を一体的につなぐ連結部16で構成され、本体11の外周縁11a並びに集塵室10の開口縁10aに固着されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バンパー13のクッション部14と、バンパー取り付け部との位置関係がタイトに固定されており、従来の電気掃除機にあっては、本体形状が変わり、集塵室の開口縁10aと本体上下の分割ラインが変わると、バンパー13が合わなくなり、その都度その形状に合わせバンパー13を新規に形成しなければならなかった。
【0005】
本発明は、以上のような従来の課題を解決しようというものであって、特に本体下に集塵室壁を設けたタイプにおいて、バンパーの共用化を図り、安価な電気掃除機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、本体上と本体下を結合して構成した掃除機本体と、前記本体下に形成した集塵室と、集塵室の上方開口部を開閉する集塵室蓋と、本体上下の結合部を覆うように取り付けられ外部からの衝撃を吸収するためのクッション部と、集塵室の開口縁に取り付けられ集塵室の開口縁と集塵室蓋間の全周囲のエアタイトを行う弾性体からなるパッキンとを具備し、前記パッキンとクッション部をアーム部で一体的に連結させ、このアーム部はパッキンの一部に連結するとともに前記本体下の集塵室を形成する壁と本体下の外壁との間の間隔より長い寸法として伸縮自在とすることにより前記集塵室の開口縁と本体上下の分割ラインとの位置関係を吸収する構成としてあり、集塵室の開口縁と本体上下の分割ラインが変わり、パッキンとクッション部との位置関係が変わったとしても、このアーム部がその位置の違いを吸収し、多少本体形状が変わっても同一のバンパーを共用化することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明によれば、本体上と本体下を結合して構成した掃除機本体と、前記本体下に形成した集塵室と、集塵室の上方開口部を開閉する集塵室蓋と、本体上下の結合部を覆うように取り付けられ外部からの衝撃を吸収するためのクッション部と、集塵室の開口縁に取り付けられ集塵室の開口縁と集塵室蓋間の全周囲のエアタイトを行う弾性体からなるパッキンとを具備し、前記パッキンとクッション部をアーム部で一体的に連結させ、このアーム部はパッキンの一部に連結するとともに前記本体下の集塵室を形成する壁と本体下の外壁との間の間隔より長い寸法として伸縮自在とすることにより前記集塵室の開口縁と本体上下の分割ラインとの位置関係を吸収する構成としてあり集塵室の開口縁と本体上下の分割ラインが変わり、パッキンとクッション部との位置関係が変わったとしても、このアーム部がその位置の違いを吸収し、多少本体形状が変わっても同一のバンパーを共用化することができる。
【0008】
本発明の請求項2記載の発明によれば、上記請求項1においてクッション部に本体下との係合部を少なくとも2カ所設けたことにより、本体下の幅が大きいときはクッション部の外側で係合させ、本体下の幅が狭いときはクッション部の内側で係合させることができる。この様に、本体下の幅が異なる場合においても同一のバンパーで対応することができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例を、図1〜6を用いて説明する。
【0010】
図1において、1は本体下であり、本体上2と結合して掃除機の本体を構成する。本体は、吸引用の電動送風機(図示せず)を後部に配置し、その前部には集塵室蓋4で覆われた集塵室5を設けている。この集塵室蓋4は、本体上2に後方を軸支されて開閉自在となっている。また、前記本体上2,本体下1と集塵室蓋4との接合部は弾性体からなるバンパー6を介して結合されている。
【0011】
次に、バンパー6の詳細について図2および図3を用いて説明する。バンパー6は、本体外部に露出し衝撃を吸収するためのクッション部7と、本体下1の集塵室5の開口縁5aに取り付けられ、集塵室5と集塵室蓋4との間のエアタイトを行うパッキン8と、前記パッキン8とクッション部7とをつなぎ、かつ、本体上2,本体下1の外郭間で挟持されたときに、クッション部7の位置決めを行うための柔軟性を持ったアーム部9とで構成している。特に、このアーム部9を薄肉にし伸縮自在にすることで、パッキン8とクッション部7との間に柔軟性を持たせている。
【0012】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0013】
電動送風機の吸引により集塵室5内の圧力が下がり、集塵室蓋4も内側へと吸引される。したがって、パッキン8は集塵室蓋4の下縁4aの押圧で圧縮され、その反力でパッキン8と本体下1および集塵室蓋4は、より確実にエアタイトされる。また、本体外部に露出されたクッション部7は、本体上下の結合時の干渉材としての働きを持つとともに、本体が壁に当たった時に衝撃吸収材として機能している。そして、アーム部9は、肉厚を薄くし、パッキン8とクッション部7との間に柔軟性を持たせているので、集塵室5の開口縁と本体上下の分割ラインが変わり、パッキン8とクッション部7との位置関係が変わった場合でも、本体上2,本体下1を結合する際に、この柔軟性のあるアーム部9がその位置の違いを吸収し、本体上下の分割ラインに合わせ固定される。したがって、本体形状が多少異なっても同一のバンパー6を取り付けることができる。
【0014】
ここでは、アーム部に伸縮性を持たせるためにアーム部9の肉厚を薄くしたが、アーム部に伸縮性を持たせ、かつクッション部をしっかりと本体に固定するために図4のようにアーム部9の幅を帯状に広げクッション部の端から端まで設けたり、あるいは図5のように部分的に複数のアーム部9を設けたり、また図6のようにアーム部を長くし、たるませた状態で固定しても同様の効果を得ることは云うまでもない。
【0015】
(実施例2)
次に本発明の第2の実施例を、図7を用いて説明する。なお上記第1の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0016】
電気掃除機のバンパー構成において、本体外部に露出し衝撃を吸収するためのクッション部7と、本体下1の集塵室5の開口縁5aに取り付け集塵室5と集塵室蓋4との間のエアタイトを行うパッキン8と、前記パッキン8とクッション部7とをつなぎ、かつ、本体上2,本体下1の外郭間で挟持されたときに、クッション部7の位置決めを行うための柔軟性を持ったアーム部9とで構成している。さらに、前記クッション部7に本体下1との係合用に第1係合部7a,第2係合部7bを設けたことである。
【0017】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0018】
本体下1の幅が広いときはクッション部7の外側の第2係合部7bを本体下1の開口縁1aに係合させ、本体下1の幅が狭いときはクッション部7の内側の第1係合部7aを本体下1の開口縁1aに係合させることができる。この様に、本体下1の幅が異なる場合においても同一のバンパー6で対応することができる。また、本体下1とクッション部7との係合位置によってクッション部7の露出する部分が変わり、同一のバンパー6でありながらデザイン的にも変化を付けることができる。
【0019】
また、本発明におけるバンパー6は、本体下側のみに複数の係合部を設けたが、本体上側、あるいは本体上下両方に複数の係合部を設けた形状のバンパー6についても容易に推測できるものである。
【0020】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明によれば、パッキンとクッション部を伸縮自在のアーム部で一体的に連結し、パッキンとクッション部との間に柔軟性を持たせたことにより、集塵室の開口縁と本体上下の分割ラインが変わり、パッキンとクッション部との位置関係が変わった場合でも、本体上下を結合する際に、この柔軟性のあるアーム部がその位置の違いを吸収し、本体上下の分割ラインに合わせ固定させることができる。したがって、本体形状が多少異なっても同一のバンパーを取り付けることができる。
【0021】
本発明の請求項2記載の発明によれば、上記バンパーのクッション部において本体下との係合部を少なくとも2カ所設けることにより、本体下の幅が広いときはクッション部の外側で係合させ、本体下の幅が狭いときはクッション部の内側で係合させることができる。したがって、本体下の幅が異なる場合においても同一のバンパーで対応することができる。また、本体下とクッション部との係合位置によってクッション部の露出する部分が変わり、同一のバンパーでありながらデザイン的にも変化を付けることができ、多機種にわたり同一のバンパーを共用化することができ、安価な電気掃除機を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の全体斜視図
【図2】 同電気掃除機の要部断面図
【図3】 同電気掃除機のバンパー斜視図
【図4】 他のバンパーの例を示す斜視図
【図5】 他のバンパーの例を示す斜視図
【図6】 他のバンパーの例を示す斜視図
【図7】 (a)本発明の第2の実施例を示す電気掃除機の要部断面図
(b)同電気掃除機の他の組立例を示す要部断面図
【図8】 従来の電気掃除機を示す全体斜視図
【図9】 同電気掃除機の要部断面図
【符号の説明】
1 本体下
2 本体上
4 集塵室蓋
5 集塵室
6 バンパー
7 クッション部
8 パッキン
9 アーム部
Claims (2)
- 本体上と本体下を結合して構成した掃除機本体と、前記本体下に形成した集塵室と、集塵室の上方開口部を開閉する集塵室蓋と、本体上下の結合部を覆うように取り付けられ外部からの衝撃を吸収するためのクッション部と、集塵室の開口縁に取り付けられ集塵室の開口縁と集塵室蓋間の全周囲のエアタイトを行う弾性体からなるパッキンとを具備し、前記パッキンとクッション部をアーム部で一体的に連結させ、このアーム部はパッキンの一部に連結するとともに前記本体下の集塵室を形成する壁と本体下の外壁との間の間隔より長い寸法として伸縮自在とすることにより前記集塵室の開口縁と本体上下の分割ラインとの位置関係を吸収する電気掃除機。
- クッション部に本体下との係合部を少なくとも2カ所設けた請求項1記載の電気掃除機。
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JPH10248765A JPH10248765A (ja) | 1998-09-22 |
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Family Applications (1)
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JP05893997A Expired - Fee Related JP3794095B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 電気掃除機 |
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JP (1) | JP3794095B2 (ja) |
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1997
- 1997-03-13 JP JP05893997A patent/JP3794095B2/ja not_active Expired - Fee Related
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