JP3788024B2 - 可動端子の組込み装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電磁接触器、電磁継電器等のコンタクタに組込まれるような可動端子の組込み装置に関し、さらに詳しくは円滑な自動組込みを可能にした可動端子の組込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の可動端子は可動レバーに一体に組込まれ、この可動レバーの動きに伴ってケース本体の固定端子と接離動作する接点構造を有している。
【0003】
図12は可動端子121を可動レバー122に組込んだ一例を示し、これは可動レバー122の長尺方向に沿って設けられる箱形状の各収納空間部123…に、コイルバネ124で接点方向に付勢保持させた可動端子121の複数個を組込んでいる。
【0004】
ところで、可動端子121を可動レバー122に組込む場合、作業者が可動レバー122の収納空間部123に対し、その側面開口部125より可動端子121を押込んで装填し、また上面開口部126よりコイルバネ124を押込んで装填することにより可動端子121を可動レバー122に弾性保持して組込んでいる。
【0005】
しかし、このような可動端子やバネは小部品のため取扱い難く、細かな手作業で一部品ずつ定位置に組込むため熟練を要し、ことに可動端子の組込み時には装填時の遊びが僅かのため引っ掛かって組込み難く、この組込みに多くの作業労力を要して手間がかかり、また作業者がバネの組込みを忘れたり不完全な組込みが発生するなど信頼性の低い非能率的な問題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、取扱いの難しい小部品の可動端子を組込む際、この組込みに適した独特の動きや細かな動きが容易に得られる自動組込みを行うことにより信頼性の高い組込み及び省力化を図った可動端子の組込み装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、可動レバーに組込まれる可動端子の組込み装置であって、上記可動端子を挿入許容する端子挿入口を備えた可動レバーと、この可動レバーの端子挿入口より可動端子を挿入させる端子挿入手段と、この端子挿入手段より挿入された可動端子を、可動レバーの移動に基づいて組込み位置に移動させる組込み手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、ケース本体の固定端子に可動レバーの可動端子を接離許容させて保持する可動端子の組込み装置であって、上記可動端子を傾斜させて側方より挿入許容する端子挿入口を備えた可動レバーと、この可動レバーの端子挿入口より可動端子を傾斜させて挿入する端子挿入手段と、この端子挿入手段より傾斜挿入された可動端子を、可動レバーの移動に基づいて正規の起立した組込み位置に移動させる組込み手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、組込まれた可動端子の後方にバネを組込むバネ組込み空間を形成した組込み手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、可動端子の組込み装置をコンタクタに適用したことを特徴とする。
【0011】
【発明の作用及び効果】
この発明によれば、可動端子を可動レバーに組込む際、端子挿入手段により可動レバーの端子挿入口より可動端子を挿入させた後、組込み手段が可動レバーを移動させることに基づいて挿入された可動端子を組込み位置に移動させて自動的に組込む。このように、可動端子の自動組込みを行うことにより、小部品の可動端子の組込みに適した独特の動きや細かな動きが容易に得られ、円滑な組込みを確保して信頼性の高い自動組込みと、これに伴う省力化を図ることができる。
【0012】
同じく、可動端子を可動レバーに組込む際、可動レバーの側方に開口した端子挿入口より端子挿入手段が可動端子を挿入に適した傾斜状態にして挿入させ、この傾斜挿入された可動端子を組込み手段により可動レバーの移動に基づいて正規の起立した組込み位置に移動させて自動的に組込む場合は、可動端子と可動レバーとの双方の独特な動きを複合させた組込みに適した動きが得られるため、可動端子は可動レバーに引っ掛からず、可動端子を短時間に能率よく組込むことができる。
【0013】
また、組込まれた可動端子の後方にバネを組込むバネ組込み空間を形成した場合は、これに連動させてバネを同時に自動組込みでき、可動接点部分に必要な可動端子とバネとの一対を完全自動化して組込むことができる。
【0014】
さらに、このような可動端子の組込み装置を電磁接触器、電磁継電器等のコンタクタに適用した場合は、信頼性の高い接点機能を有して利用することができる。
【0015】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1は電磁継電器等に適用されるコンタクタ11の内部構造の一例を示し、このコンタクタ11はケース本体12の内部空間に配設される各固定端子13…に、可動レバー14の各可動端子15…を接離許容させて設けている。
【0016】
この場合、コンタクタ11に内蔵される可動レバー14は、安定した接触性を得るため可動端子15をコイルバネ16で接点方向に弾性保持した状態で組込み、この組込み動作を自動化した可動端子の組込み装置を次に説明する。
【0017】
図2は可動端子の組込み装置21を示し、この可動端子の組込み装置21は一側に配設した端子自動組込み装置22と他側に配設したバネ自動組込み装置23とから構成され、一側の端子自動組込み装置22は端子組込み台24と第1〜第5シリンダC1 〜C5 を有し、バネ自動組込み装置23はバネ組込み台25と第6〜第9シリンダC6 〜C9 を有して構成している。
【0018】
上述の端子組込み台24は、図3にも示すように、長尺形状の可動レバー14を収納保持する凹形状のワーク26を設け、このワーク26を長手方向にスライド許容して受入れるワークスライド溝27と、このワークスライド溝27と直交する方向に可動端子15を側面方向からの挿入に適した60°程度に傾斜形成した3列の傾斜セット面28…とを上面に有している。
【0019】
第1シリンダC1 は、ワーク26上面の押え位置と退避位置とに旋回して移動許容し、かつワーク押え用に上下動作する。
第2シリンダC2 は、3列の傾斜セット面28…に対応する3本の押圧ロッドL1 〜L3 を有して、傾斜セットされた可動端子挿入用に前後方向に進退動作する。
第3シリンダC3 は、前進時にワーク26を直接押してスライドさせるワークスライド用に左右方向に進退動作する。
第4シリンダC4 は、端子組込み台24を搭載するベース29の全体を移動許容させるベーススライド用に前後方向に進退動作する。
第5シリンダC5 は、第3シリンダC3 の反対側より端子組込み台24を押圧する端子組込み台24スライド用に左右方向に進退動作する。
【0020】
このように構成された端子自動組込み装置22を用いて可動端子15を組込む時は、先ず、図3に示すように、端子組込み台24の上面に搭載されたワーク26上に可動レバー14をセットし、また3列の傾斜セット面28…上に3個の可動端子15…を横長の傾斜状態に載せてセットし、この傾斜セット状態で、図4に示すように、第2シリンダC2 の押圧ロッドL1 〜L3 を手前側から定位置まで前進させて、傾斜状態にセットされた各可動端子15…を可動レバー14の側面開口部14aより傾斜させたまま挿入させる。
【0021】
この可動端子15…の挿入後は、第3シリンダC3 を駆動して、図5に示すように、ワーク26を定位置(図中左側から右側)まで前進させ、これに伴ってワーク26とその内部の可動レバー14がスライド移動し、これに基づいて可動レバー14に直交状態に傾斜挿入されている各可動端子15…は立上げられて起立し、この起立後は、第4シリンダC4 を動作させてベース29毎、ベースレール30に沿って第1シリンダC1 の位置に導き、ここで第1シリンダC1 によりワーク26を押えた状態で、図6に示すように、第5シリンダC5 を駆動して端子組込み台24を定位置まで前進させると、ワーク26とその内部の可動レバー14は端子組込み台24上で元の位置に復帰する。
【0022】
この復帰時に起立状態の各可動端子15…は正規の前方の位置に移動し、この結果、各可動端子15…の後方にはコイルバネ16を収納許容する各バネ組込み空間部14b…が形成される。
【0023】
このように、可動端子15の組込み時には、可動端子15を傾斜させて挿入することにより、可動レバー14の側面開口部14aに引っ掛かることなく円滑に挿入することができ、また挿入後にあっても引っ掛かりやすい可動端子15を傾斜したままの自由状態で支えて移動させず、可動レバー14を停止させ、端子組込み台24を移動させることで正規の位置に起立セットすることができる。
【0024】
また、この自動組込みを行うことにより、可動端子15と可動レバー14との双方の独特な動きを複合させた組込みに適した細かな動きが容易に得られるため、小部品の可動端子を短時間に能率よく組込むことができる。
【0025】
ところで、端子組込み台24はコイルバネ組込み側に移動可能な平板状のベース29に搭載されており、可動端子組込み途中に第4シリンダC4 を動作させてベース29毎、ベースレール30に沿ってコイルバネ組込み側に移動させる。
【0026】
他側のバネ自動組込み装置23に設けられるバネ組込み台25は、図7及び図8にも示すように、上面に開口してコイルバネ16を上方から落下させて受入れ許容する3個のバネ受入口31…と、これに連通する内部の各バネ供給通路32…と、各バネ供給通路32…の終端部と連通して下面に開口するバネ装填口33と、このバネ装填口33毎に垂設される装填ガイド板34とを備えて構成される。
【0027】
第6シリンダC6 は、バネ組込み台25毎上下動させ、コイルバネ装填時に下動させる。
第7シリンダC7 は、コイルバネスライド用に左右方向に進退動作し、バネ受入口31に受入れられたコイルバネ16を装填方向に初期移動させ、装填側への移動完了時点では対向壁面との間で装填に適した圧縮状態にする。
第8シリンダC8 は、コイルバネスライド用に前後方向に進退動作し、第7シリンダC7 により導かれた各コイルバネ16…を各バネ組込み空間部14b…と対応する装填対応位置に移動させる。
第9シリンダC9 は、コイルバネ装填用に上下方向に進退動作し、上方のバネ組込み台25側から下方のバネ組込み空間部14b側へとコイルバネ16を押圧して自動組込みする。
【0028】
このように構成されたバネ自動組込み装置23を用いてコイルバネ16を組込む時は、先ず、第6シリンダC6 を下動させて、図7に示すように、バネ組込み台25の下側に端子組込み台24に搭載された可動レバー14を導いて、各バネ装填口33…と可動レバー14の各上面開口部14c…とを対応させ、装填ガイド板34が可動レバー14のバネ組込み空間部14bに臨んだ状態にセットされる。このような可動レバー14の対応動作に並行してコイルバネ16の装填動作を行い、この可動レバー14のセット動作完了時点でコイルバネ16を装填するようにタイミングをとって能率よく組込み動作する。
【0029】
今、3個の並列するバネ受入口31…に各コイルバネ16…を略同時に投入させると、図8に示すように、第7シリンダC7 を駆動して、コイルバネ16を左右方向のバネ供給通路32に沿って移動させ、図9に示すように、個々に装填位置が異なる定位置まで移動させ、このときコイルバネ16は圧縮されて装填に適した圧縮状態となり、続いて図10に示すように、第8シリンダC8 を駆動して、圧縮されたコイルバネ16を前後方向のバネ供給通路32に沿ってバネ装填口33の位置まで移動させ、このバネ装填口33の位置まで移動させると、最後に図11に示すように、第9シリンダC9 を下向きに駆動して、バネ装填口33に位置するコイルバネ16を下方に押圧移動させ、この下方に対向する可動レバー14の上面開口部14c…よりバネ組込み空間部14bへと押し下げて正規の収納位置に装填する。このコイルバネ16の装填後は第6シリンダC6 を上動退避させて元の位置に戻し、これにより可動レバー14には可動端子15及びコイルバネ16が正規の位置に自動組込みされて組込みが完了する。
【0030】
上述のように、可動端子を可動レバーに組込む際、可動レバーの側面開口部より可動端子を挿入させた後、可動レバーを移動させたり、その逆方向から端子組込み台を移動させるなど可動端子を直接動かさずに挿入された可動端子を正規の組込み位置に移動させて自動的に組込むことができるため、可動端子の自動組込みが行え、この小さな可動端子の組込みに適した独特の動きや細かな動きが容易に得られ、円滑な組込みを確保して信頼性の高い自動組込みと、これに伴う省力化を図ることができる。
【0031】
特に、可動端子を挿入に適した傾斜状態にして挿入させ、この傾斜挿入された可動端子を可動レバーの移動に基づいて正規の起立した組込み位置に移動させて自動組込みすれば、可動端子と可動レバーとの双方の独特な動きを複合させた動きが容易に得られるため、可動端子が可動レバーに引っ掛からず可動端子を短時間に能率よく組込むことができる。また、組込まれた可動端子の後方にバネ組込み空間部を形成することにより、これに連動してバネを自動組込みでき、可動接点部分に必要な可動端子とバネとを完全自動化して組込むことができる。さらに、このような可動端子の組込み装置をコンタクタに適用することにより、信頼性の高い接点機能を有して利用することができる。
【0032】
この発明と、上述の一実施例の構成との対応において、
この発明の端子挿入口は、実施例の側面開口部14aに対応し、
以下同様に、
端子挿入手段は、端子自動組込み装置22の傾斜セット面28及び第2シリンダC2 に対応し、
組込み手段は、端子自動組込み装置22のワーク26、ワークスライド溝27、第3シリンダC3 、第5シリンダC5 及びバネ自動組込み装置23に対応し、
バネは、コイルバネ16に対応し、
バネ組込み空間は、バネ組込み空間部14bに対応するも、
この発明は、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のコンタクタの内部構造の一例を示す要部斜視図。
【図2】 この発明の可動端子の組込み装置を示す概略斜視図。
【図3】 この発明の端子自動組込み装置の初期セット状態を示す要部斜視図。
【図4】 この発明の端子自動組込み装置の可動端子の挿入状態を示す要部斜視図。
【図5】 この発明の端子自動組込み装置の可動端子の起立状態を示す要部斜視図。
【図6】 この発明の端子自動組込み装置の可動端子の正規の起立セット状態を示す要部斜視図。
【図7】 この発明のバネ自動組込み装置のコイルバネ初期セット状態を示す要部斜視図。
【図8】 この発明のバネ自動組込み装置の左右送り開始状態を示す要部斜視図。
【図9】 この発明のバネ自動組込み装置の左右送り終了状態を示す要部斜視図。
【図10】 この発明のバネ自動組込み装置の整列送り状態を示す要部斜視図。
【図11】 この発明のバネ自動組込み装置のコイルバネ装填動作状態を示す要部斜視図。
【図12】 従来の可動端子とコイルバネの組込み状態を示す斜視図。
【符号の説明】
11…コンタクタ
12…ケース本体
13…固定端子
14…可動レバー
14a…側面開口部
14b…バネ組込み空間部
15…可動端子
16…コイルバネ
21…可動端子の組込み装置
22…端子自動組込み装置
23…バネ自動組込み装置
24…端子組込み台
25…バネ組込み台
26…ワーク
27…ワークスライド溝
28…傾斜セット面
C1 〜C9 …第1〜第9シリンダ
【発明の属する技術分野】
この発明は、電磁接触器、電磁継電器等のコンタクタに組込まれるような可動端子の組込み装置に関し、さらに詳しくは円滑な自動組込みを可能にした可動端子の組込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の可動端子は可動レバーに一体に組込まれ、この可動レバーの動きに伴ってケース本体の固定端子と接離動作する接点構造を有している。
【0003】
図12は可動端子121を可動レバー122に組込んだ一例を示し、これは可動レバー122の長尺方向に沿って設けられる箱形状の各収納空間部123…に、コイルバネ124で接点方向に付勢保持させた可動端子121の複数個を組込んでいる。
【0004】
ところで、可動端子121を可動レバー122に組込む場合、作業者が可動レバー122の収納空間部123に対し、その側面開口部125より可動端子121を押込んで装填し、また上面開口部126よりコイルバネ124を押込んで装填することにより可動端子121を可動レバー122に弾性保持して組込んでいる。
【0005】
しかし、このような可動端子やバネは小部品のため取扱い難く、細かな手作業で一部品ずつ定位置に組込むため熟練を要し、ことに可動端子の組込み時には装填時の遊びが僅かのため引っ掛かって組込み難く、この組込みに多くの作業労力を要して手間がかかり、また作業者がバネの組込みを忘れたり不完全な組込みが発生するなど信頼性の低い非能率的な問題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、取扱いの難しい小部品の可動端子を組込む際、この組込みに適した独特の動きや細かな動きが容易に得られる自動組込みを行うことにより信頼性の高い組込み及び省力化を図った可動端子の組込み装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、可動レバーに組込まれる可動端子の組込み装置であって、上記可動端子を挿入許容する端子挿入口を備えた可動レバーと、この可動レバーの端子挿入口より可動端子を挿入させる端子挿入手段と、この端子挿入手段より挿入された可動端子を、可動レバーの移動に基づいて組込み位置に移動させる組込み手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、ケース本体の固定端子に可動レバーの可動端子を接離許容させて保持する可動端子の組込み装置であって、上記可動端子を傾斜させて側方より挿入許容する端子挿入口を備えた可動レバーと、この可動レバーの端子挿入口より可動端子を傾斜させて挿入する端子挿入手段と、この端子挿入手段より傾斜挿入された可動端子を、可動レバーの移動に基づいて正規の起立した組込み位置に移動させる組込み手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、組込まれた可動端子の後方にバネを組込むバネ組込み空間を形成した組込み手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、可動端子の組込み装置をコンタクタに適用したことを特徴とする。
【0011】
【発明の作用及び効果】
この発明によれば、可動端子を可動レバーに組込む際、端子挿入手段により可動レバーの端子挿入口より可動端子を挿入させた後、組込み手段が可動レバーを移動させることに基づいて挿入された可動端子を組込み位置に移動させて自動的に組込む。このように、可動端子の自動組込みを行うことにより、小部品の可動端子の組込みに適した独特の動きや細かな動きが容易に得られ、円滑な組込みを確保して信頼性の高い自動組込みと、これに伴う省力化を図ることができる。
【0012】
同じく、可動端子を可動レバーに組込む際、可動レバーの側方に開口した端子挿入口より端子挿入手段が可動端子を挿入に適した傾斜状態にして挿入させ、この傾斜挿入された可動端子を組込み手段により可動レバーの移動に基づいて正規の起立した組込み位置に移動させて自動的に組込む場合は、可動端子と可動レバーとの双方の独特な動きを複合させた組込みに適した動きが得られるため、可動端子は可動レバーに引っ掛からず、可動端子を短時間に能率よく組込むことができる。
【0013】
また、組込まれた可動端子の後方にバネを組込むバネ組込み空間を形成した場合は、これに連動させてバネを同時に自動組込みでき、可動接点部分に必要な可動端子とバネとの一対を完全自動化して組込むことができる。
【0014】
さらに、このような可動端子の組込み装置を電磁接触器、電磁継電器等のコンタクタに適用した場合は、信頼性の高い接点機能を有して利用することができる。
【0015】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1は電磁継電器等に適用されるコンタクタ11の内部構造の一例を示し、このコンタクタ11はケース本体12の内部空間に配設される各固定端子13…に、可動レバー14の各可動端子15…を接離許容させて設けている。
【0016】
この場合、コンタクタ11に内蔵される可動レバー14は、安定した接触性を得るため可動端子15をコイルバネ16で接点方向に弾性保持した状態で組込み、この組込み動作を自動化した可動端子の組込み装置を次に説明する。
【0017】
図2は可動端子の組込み装置21を示し、この可動端子の組込み装置21は一側に配設した端子自動組込み装置22と他側に配設したバネ自動組込み装置23とから構成され、一側の端子自動組込み装置22は端子組込み台24と第1〜第5シリンダC1 〜C5 を有し、バネ自動組込み装置23はバネ組込み台25と第6〜第9シリンダC6 〜C9 を有して構成している。
【0018】
上述の端子組込み台24は、図3にも示すように、長尺形状の可動レバー14を収納保持する凹形状のワーク26を設け、このワーク26を長手方向にスライド許容して受入れるワークスライド溝27と、このワークスライド溝27と直交する方向に可動端子15を側面方向からの挿入に適した60°程度に傾斜形成した3列の傾斜セット面28…とを上面に有している。
【0019】
第1シリンダC1 は、ワーク26上面の押え位置と退避位置とに旋回して移動許容し、かつワーク押え用に上下動作する。
第2シリンダC2 は、3列の傾斜セット面28…に対応する3本の押圧ロッドL1 〜L3 を有して、傾斜セットされた可動端子挿入用に前後方向に進退動作する。
第3シリンダC3 は、前進時にワーク26を直接押してスライドさせるワークスライド用に左右方向に進退動作する。
第4シリンダC4 は、端子組込み台24を搭載するベース29の全体を移動許容させるベーススライド用に前後方向に進退動作する。
第5シリンダC5 は、第3シリンダC3 の反対側より端子組込み台24を押圧する端子組込み台24スライド用に左右方向に進退動作する。
【0020】
このように構成された端子自動組込み装置22を用いて可動端子15を組込む時は、先ず、図3に示すように、端子組込み台24の上面に搭載されたワーク26上に可動レバー14をセットし、また3列の傾斜セット面28…上に3個の可動端子15…を横長の傾斜状態に載せてセットし、この傾斜セット状態で、図4に示すように、第2シリンダC2 の押圧ロッドL1 〜L3 を手前側から定位置まで前進させて、傾斜状態にセットされた各可動端子15…を可動レバー14の側面開口部14aより傾斜させたまま挿入させる。
【0021】
この可動端子15…の挿入後は、第3シリンダC3 を駆動して、図5に示すように、ワーク26を定位置(図中左側から右側)まで前進させ、これに伴ってワーク26とその内部の可動レバー14がスライド移動し、これに基づいて可動レバー14に直交状態に傾斜挿入されている各可動端子15…は立上げられて起立し、この起立後は、第4シリンダC4 を動作させてベース29毎、ベースレール30に沿って第1シリンダC1 の位置に導き、ここで第1シリンダC1 によりワーク26を押えた状態で、図6に示すように、第5シリンダC5 を駆動して端子組込み台24を定位置まで前進させると、ワーク26とその内部の可動レバー14は端子組込み台24上で元の位置に復帰する。
【0022】
この復帰時に起立状態の各可動端子15…は正規の前方の位置に移動し、この結果、各可動端子15…の後方にはコイルバネ16を収納許容する各バネ組込み空間部14b…が形成される。
【0023】
このように、可動端子15の組込み時には、可動端子15を傾斜させて挿入することにより、可動レバー14の側面開口部14aに引っ掛かることなく円滑に挿入することができ、また挿入後にあっても引っ掛かりやすい可動端子15を傾斜したままの自由状態で支えて移動させず、可動レバー14を停止させ、端子組込み台24を移動させることで正規の位置に起立セットすることができる。
【0024】
また、この自動組込みを行うことにより、可動端子15と可動レバー14との双方の独特な動きを複合させた組込みに適した細かな動きが容易に得られるため、小部品の可動端子を短時間に能率よく組込むことができる。
【0025】
ところで、端子組込み台24はコイルバネ組込み側に移動可能な平板状のベース29に搭載されており、可動端子組込み途中に第4シリンダC4 を動作させてベース29毎、ベースレール30に沿ってコイルバネ組込み側に移動させる。
【0026】
他側のバネ自動組込み装置23に設けられるバネ組込み台25は、図7及び図8にも示すように、上面に開口してコイルバネ16を上方から落下させて受入れ許容する3個のバネ受入口31…と、これに連通する内部の各バネ供給通路32…と、各バネ供給通路32…の終端部と連通して下面に開口するバネ装填口33と、このバネ装填口33毎に垂設される装填ガイド板34とを備えて構成される。
【0027】
第6シリンダC6 は、バネ組込み台25毎上下動させ、コイルバネ装填時に下動させる。
第7シリンダC7 は、コイルバネスライド用に左右方向に進退動作し、バネ受入口31に受入れられたコイルバネ16を装填方向に初期移動させ、装填側への移動完了時点では対向壁面との間で装填に適した圧縮状態にする。
第8シリンダC8 は、コイルバネスライド用に前後方向に進退動作し、第7シリンダC7 により導かれた各コイルバネ16…を各バネ組込み空間部14b…と対応する装填対応位置に移動させる。
第9シリンダC9 は、コイルバネ装填用に上下方向に進退動作し、上方のバネ組込み台25側から下方のバネ組込み空間部14b側へとコイルバネ16を押圧して自動組込みする。
【0028】
このように構成されたバネ自動組込み装置23を用いてコイルバネ16を組込む時は、先ず、第6シリンダC6 を下動させて、図7に示すように、バネ組込み台25の下側に端子組込み台24に搭載された可動レバー14を導いて、各バネ装填口33…と可動レバー14の各上面開口部14c…とを対応させ、装填ガイド板34が可動レバー14のバネ組込み空間部14bに臨んだ状態にセットされる。このような可動レバー14の対応動作に並行してコイルバネ16の装填動作を行い、この可動レバー14のセット動作完了時点でコイルバネ16を装填するようにタイミングをとって能率よく組込み動作する。
【0029】
今、3個の並列するバネ受入口31…に各コイルバネ16…を略同時に投入させると、図8に示すように、第7シリンダC7 を駆動して、コイルバネ16を左右方向のバネ供給通路32に沿って移動させ、図9に示すように、個々に装填位置が異なる定位置まで移動させ、このときコイルバネ16は圧縮されて装填に適した圧縮状態となり、続いて図10に示すように、第8シリンダC8 を駆動して、圧縮されたコイルバネ16を前後方向のバネ供給通路32に沿ってバネ装填口33の位置まで移動させ、このバネ装填口33の位置まで移動させると、最後に図11に示すように、第9シリンダC9 を下向きに駆動して、バネ装填口33に位置するコイルバネ16を下方に押圧移動させ、この下方に対向する可動レバー14の上面開口部14c…よりバネ組込み空間部14bへと押し下げて正規の収納位置に装填する。このコイルバネ16の装填後は第6シリンダC6 を上動退避させて元の位置に戻し、これにより可動レバー14には可動端子15及びコイルバネ16が正規の位置に自動組込みされて組込みが完了する。
【0030】
上述のように、可動端子を可動レバーに組込む際、可動レバーの側面開口部より可動端子を挿入させた後、可動レバーを移動させたり、その逆方向から端子組込み台を移動させるなど可動端子を直接動かさずに挿入された可動端子を正規の組込み位置に移動させて自動的に組込むことができるため、可動端子の自動組込みが行え、この小さな可動端子の組込みに適した独特の動きや細かな動きが容易に得られ、円滑な組込みを確保して信頼性の高い自動組込みと、これに伴う省力化を図ることができる。
【0031】
特に、可動端子を挿入に適した傾斜状態にして挿入させ、この傾斜挿入された可動端子を可動レバーの移動に基づいて正規の起立した組込み位置に移動させて自動組込みすれば、可動端子と可動レバーとの双方の独特な動きを複合させた動きが容易に得られるため、可動端子が可動レバーに引っ掛からず可動端子を短時間に能率よく組込むことができる。また、組込まれた可動端子の後方にバネ組込み空間部を形成することにより、これに連動してバネを自動組込みでき、可動接点部分に必要な可動端子とバネとを完全自動化して組込むことができる。さらに、このような可動端子の組込み装置をコンタクタに適用することにより、信頼性の高い接点機能を有して利用することができる。
【0032】
この発明と、上述の一実施例の構成との対応において、
この発明の端子挿入口は、実施例の側面開口部14aに対応し、
以下同様に、
端子挿入手段は、端子自動組込み装置22の傾斜セット面28及び第2シリンダC2 に対応し、
組込み手段は、端子自動組込み装置22のワーク26、ワークスライド溝27、第3シリンダC3 、第5シリンダC5 及びバネ自動組込み装置23に対応し、
バネは、コイルバネ16に対応し、
バネ組込み空間は、バネ組込み空間部14bに対応するも、
この発明は、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のコンタクタの内部構造の一例を示す要部斜視図。
【図2】 この発明の可動端子の組込み装置を示す概略斜視図。
【図3】 この発明の端子自動組込み装置の初期セット状態を示す要部斜視図。
【図4】 この発明の端子自動組込み装置の可動端子の挿入状態を示す要部斜視図。
【図5】 この発明の端子自動組込み装置の可動端子の起立状態を示す要部斜視図。
【図6】 この発明の端子自動組込み装置の可動端子の正規の起立セット状態を示す要部斜視図。
【図7】 この発明のバネ自動組込み装置のコイルバネ初期セット状態を示す要部斜視図。
【図8】 この発明のバネ自動組込み装置の左右送り開始状態を示す要部斜視図。
【図9】 この発明のバネ自動組込み装置の左右送り終了状態を示す要部斜視図。
【図10】 この発明のバネ自動組込み装置の整列送り状態を示す要部斜視図。
【図11】 この発明のバネ自動組込み装置のコイルバネ装填動作状態を示す要部斜視図。
【図12】 従来の可動端子とコイルバネの組込み状態を示す斜視図。
【符号の説明】
11…コンタクタ
12…ケース本体
13…固定端子
14…可動レバー
14a…側面開口部
14b…バネ組込み空間部
15…可動端子
16…コイルバネ
21…可動端子の組込み装置
22…端子自動組込み装置
23…バネ自動組込み装置
24…端子組込み台
25…バネ組込み台
26…ワーク
27…ワークスライド溝
28…傾斜セット面
C1 〜C9 …第1〜第9シリンダ
Claims (4)
- 可動レバーに組込まれる可動端子の組込み装置であって、
上記可動端子を挿入許容する端子挿入口を備えた可動レバーと、
上記可動レバーの端子挿入口より可動端子を挿入させる端子挿入手段と、
上記端子挿入手段より挿入された可動端子を、可動レバーの移動に基づいて組込み位置に移動させる組込み手段を備えた
可動端子の組込み装置。 - ケース本体の固定端子に可動レバーの可動端子を接離許容させて保持する可動端子の組込み装置であって、
上記可動端子を傾斜させて側方より挿入許容する端子挿入口を備えた可動レバーと、
上記可動レバーの端子挿入口より可動端子を傾斜させて挿入する端子挿入手段と、
上記端子挿入手段より傾斜挿入された可動端子を、可動レバーの移動に基づいて正規の起立した組込み位置に移動させる組込み手段を備えた
可動端子の組込み装置。 - 組込み手段は、組込まれた可動端子の後方にバネを組込むバネ組込み空間を形成したことを特徴とする
請求項1または2記載の可動端子の組込み装置。 - 可動端子の組込み装置をコンタクタに適用したことを特徴とする
請求項1、2または3記載の可動端子の組込み装置。
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-
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