JP3787958B2 - 給湯装置 - Google Patents

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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯の開始時に早く湯を供給することのできる給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の給湯装置には、図20に示すようなものがあった(例えば特公平4−9972号公報)。同図において1は瞬間給湯機であり、給湯口2と瞬間給湯機1は給湯管3で結ばれている。給湯口2の手前には給湯弁4が設けられており、給湯管3の給湯弁4の上流側から排水管5が分岐しており、この排水管5には排水弁6が設けられている。また、排水管5の給湯管3からの分岐部には温度検出部7が設けられていて、温度設定器8の設定温度とこの温度検出部7の温度を比較して給湯制御部9が給湯弁4と排水弁6を制御している。
【0003】
そして、給湯要求時に温度検出部7により検出された湯水の温度が温度設定器8の設定温度の許容範囲内の場合、給湯弁4を開き給湯口2に給湯管3内の湯水を供給するとともに、許容範囲外の場合、排水弁6を開き給湯管3内の湯水を排水管5を経て排水口から捨て、常に許容範囲内の温度の湯水を給湯口2から供給するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記したような従来の給湯装置では、出湯要求時に湯水の温度が許容範囲外、例えば低い場合、排水弁6を開き給湯管3内の湯水を排水口から捨てる動作をするため、給湯口2から湯が供給される迄の時間は大幅に改善することができないという課題を有していた。また給湯弁4,排水管5,排水弁6,温度検出部7などを現場で配管工事や配線工事を行って取り付ける必要があり、設置が大変であるとともに、通常の給湯装置では必要ない給湯弁4,排水管5,排水弁6 ,温度検出部7等の部材を必要とするという課題もあった。
【0005】
本発明は上記した課題を解決するものであり、給湯装置自身の改善により、給湯の開始時に早く、かつ安全に湯を供給できる給湯装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、給水管と給湯管が接続された熱交換器と、前記熱交換器を加熱する加熱手段と、前記加熱手段による加熱を調節する加熱調節手段と、前記熱交換器近傍の温度を検出する温度検出手段と、水の流動を検出する流動検出手段と、前記熱交換器内の空気噛みを熱交換器出口近傍に設けたサーミスタで検出するようにした空気検出手段と、前記流動検出手段で水の流動を検出していない時に前記温度検出手段で検出される温度が所定温度以下になったら前記加熱調節手段を制御して前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を開始し、予め設定した時間あるいは温度に達したら加熱を停止するとともに、前記空気検出器で空気噛みを検出した時は、前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を行わない停止時制御部とを具備し、前記空気検出手段は、サーミスタへの一時的な通電によって自己発熱させ、この自己発熱停止後、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返し、サーミスタ温度Ts と経過時間tの測定結果よりサーミスタ温度時間的変化率dTs/dtを求め、予め設定された水空気判別サーミスタ温度時間的変化率cと比較して、dTs/dt≦cの場合は空気噛み状態と判定し、dTs/dt>cの場合は水があると判定するようにして給湯の停止時に熱交換器が冷却されることを防止し、再給湯時に端末への湯の供給を早く行えるようにするとともに、空気検出器で空気噛みを検出している時は、熱交換器の加熱を行わないことにより、から焚きを防止し熱交換器内に蒸気が満たされ給湯開始時に使用者に危険及ぼすことや、異常温度上昇による危険等を防止しているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の発明における給湯装置は、給水管と給湯管が接続された熱交換器と、前記熱交換器を加熱する加熱手段と、前記加熱手段による加熱を調節する加熱調節手段と、前記熱交換器近傍の温度を検出する温度検出手段と、水の流動を検出する流動検出手段と、前記熱交換器内の空気噛みを熱交換器出口近傍に設けたサーミスタで検出するようにした空気検出手段と、前記流動検出手段で水の流動を検出していない時に前記温度検出手段で検出される温度が所定温度以下になったら前記加熱調節手段を制御して前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を開始し、予め設定した時間あるいは温度に達したら加熱を停止するとともに、前記空気検出器で空気噛みを検出した時は、前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を行わない停止時制御部とを具備し、前記空気検出手段は、サーミスタへの一時的な通電によって自己発熱させ、この自己発熱停止後、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返し、サーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタ温度時間的変化率dTs/dtを求め、予め設定された水空気判別サーミスタ温度時間的変化率cと比較して、dTs/dt≦cの場合は空気噛み状態と判定し、dTs/dt>cの場合は水があると判定するようにした。
【0008】
そして、給湯の停止後に熱交換器への水の流動が停止していることを流動検出手段で検出して、温度検出手段で検出される温度が所定温度以下になったら加熱手段による熱交換器の加熱を開始し、予め定めた時間あるいは温度に達したら加熱を停止することにより、給湯の停止時に熱交換器が冷却されることを防止し、再給湯時に給湯時の端末への湯の供給を早く行えるようにするとともに、空気検出器で空気噛みを検出している時は、加熱手段による熱交換器の加熱を開始する動作を行わないことにより、設置初期時や凍結防止のための水抜きの後など熱交換器内に空気が噛んでいる時に加熱を行い、熱交換器が空焚きされることを防止しているものである。
【0009】
加えて、空気検出開始後、サーミスタへの一時的な通電を行い自己発熱させ自己発熱停止後、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返しサーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタ温度時間的変化率dTs/dtを求め予め設定された水空気判別サーミスタ温度時間的変化率cと比較しdTs/dt≦cの場合は空気噛み状態と判定しdTs/dt>cの場合は水があると判定する。そして、熱交換器内の水の有無を確実に判定できるので空焚きを防止することができる。
【0010】
また、本発明の第2の発明における給湯装置は、サーミスタへの通電、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返しサーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタの蓄熱熱量∫ t0 dTs・dtを求め予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量eと比較し∫ t0 dTs・dt>eの場合は空気噛み状態と判定し∫ t0 dTs・dt≦eの場合は水があると判定する。そして、熱交換器内の水の有無を確実に判定できるので空焚きを防止することができる。
【0011】
また、本発明の第3の発明における給湯装置は、サーミスタへの一時的な通電を行い自己発熱させ自己発熱停止後、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返しサーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタの蓄熱熱量∫ t0 dTs・dtを求め予め設定された 水空気判別サーミスタ蓄熱熱量fと比較し∫ t0 dTs・dt>fの場合は空気噛み状態と判定し∫ t0 dTs・dt≦fの場合は水があると判定する。そして、熱交換器内の水の有無を確実に判定できるので空焚きを防止することができる
【0012】
また、本発明の第4の発明における給湯装置は、熱交換器出口近傍に設けたサーミスタを用い、サーミスタへの一時的な通電を行い自己発熱させ自己発熱終了前後の一定時間ΔFの間サーミスタ温度Tsの検出を繰り返しサーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタの蓄熱熱量∫Δ F0 dTs・dtを求め予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量gと比較し∫Δ F0 dTs・dt>gの場合は空気噛み状態と判定し∫Δ F0 dTs・dt≦gの場合は水があると判定する。そして、熱交換器内の水の有無を確実に判定できるので空焚きを防止することができる。
【0013】
以下、本発明の実施例を説明する前に参考実施例を図面に基づいて説明する
【0014】
(参考実施例1)
図1において、熱交換器10には、給水管11と給湯管12が接続されている。給水管11には、熱交換器10への水の流入を検出する流動検出手段である水量検出器13、水温を検出する水温検出器14が設けられている。熱交換器10の出口のパイプには、空気噛みを検出するサーミスタを利用した空気検出器15が設けられている。
【0015】
また、熱交換器10を迂回し給水管11と給湯管12を連絡するバイパス管16が設けられ、このバイパス管16には、熱交換器10からの湯とバイパス管16からの水の混合比を調節する水比例弁17が設けられている。
【0016】
この水比例弁17は、ソレノイドへの電流の調節によって水圧に対してバランスを取った弁が、バイパス管16の開度を調節し通過する水量を調節するもので、電流の停止により全開状態で保持されるノーマルオープン型となっている。熱交換器10の近傍の給湯管12には湯温検出器18が設けられ、また、バイパス管16の合流点以降に水量制御弁19,混合水温検出器20が設けられている。
【0017】
給湯管12は更に給湯装置本体21外の給湯管22に接続され、端末に設けた湯水混合栓23に連通している。制御器24にはタイマー25をしており、各種センサーの信号が取り込まれ、また各種アクチュエータへの信号や操作出力が出力されている。
【0018】
そして、制御器24にはボリュームで構成された湯温設定器25や停止時制御部26が設けられている。熱交換器10は、加熱手段であるガスバーナ27で加熱され、このガスバーナ27へのガス量を調節する加熱調節手段の一部としてガス比例弁28が設けられている。また、ガスのオン,オフは加熱調節手段の別の一部を構成する元電磁弁29により行われる。なお、本実施例では燃料をガスで説明しているが石油等の他の燃料でも良い。
【0019】
空気検出器15の実装部は図2に示すように構成されている。空気検出器15は保護管30で保護されたサーミスタ31が充填剤32で充填され、リード線33を外に臨ませて構成されており、固定具34によりシール材35でシールされて熱交換器10の出口の水管36に取りつけられている。
【0020】
そして、サーミスタ31に一時的に温度検出時とは異なる高い電圧を加えて加熱し、温度的に安定した後にサーミスタ31の抵抗を測定し、加熱前後の抵抗値の変化から周囲に介在するものが水か空気か判断をしている。
【0021】
次にこの実施例の動作を説明する。動作については、図3のフローチャートにその要部を示している。電源スイッチがオン操作され〈S1〉、かつ加熱スイッチがオン操作されていると〈S2〉、給湯の停止時において熱交換器10を加熱できるモードに入る。
【0022】
この状態で水量検出器13で検出される水の流量が所定値(例えば21/min)を越えると、端末の湯水混合栓23が開けられたと判断して通常の給湯モードに入り〈S3〉、設定された温度の湯を供給する。また、湯温検出器18で検出される出湯温度と設定の温度が比較され、水温検出器14の水温と水量検出器13の値が取り込まれ、水比例弁17と水量制御弁17,ガス比例弁28が調節されて、所望の温度の湯が給湯管22から供給される〈S4〉。
【0023】
水量検出器13で検出される水の流量が所定値(例えば1.51/min)以下の場合、あるいは給湯の停止時においては〈S3〉、給湯停止時の熱交換器10への加熱モードが可能となる。
【0024】
ここで、空気検出器15が空気噛みを検出している時は、制御を止める加熱停止モードに移行し、バーナ27による熱交換器10への加熱を行わない〈S5〉。通電加熱後、十分時間が経過した後は、周囲温度の検出もでき、熱交換器10の温度が異常に上昇した場合に補完的に温度検出を行っている。
【0025】
空気検出器15が空気噛みを検出していない時は、湯温検出器18で検出される温度が所定温度として定めた下限値を下回ると〈S6〉、給湯装置全体が冷えていると停止時制御部26が判断して流動停止時に於ける加熱モードを進める。
【0026】
湯温検出器18と比較される下限値は、50℃前後とし、湯温検出器18で検出される温度がこの下限値以下であると、流動停止時に於ける加熱モードの次のステップに進む〈S6〉。湯温検出器18で検出される温度が下限値を下回ったら、まず、タイマー25の設定された加熱時間を読み込む〈S7〉。
【0027】
次に、前回給湯を行った時のメモリーされた水温検出器14で検出された水温と現在の水温を読み込む〈S8〉。これは、給水温度が何度であるかを判断し加熱時間や加熱開始温度を補正するためであり、水温が高い場合は時間は短目に温度は低目に、水温が低い場合は時間は長目に温度は高目になるように熱交換器10を加熱する時間を補正する〈S9〉。そして、再出湯時に給湯管12を経て極力、設定温度に近い温度の湯を供給することに役立てている。
【0028】
次に、元電磁弁29を開け〈S11〉、同時にタイマー25が計時を開始し〈S12〉、ガス比例弁28の開度を点火し易い開度1の状態にまで開けて点火を行う〈S13〉。次に、着火を確認しガス比例弁28の開度を開度2の状態にまで絞る〈S14〉。この開度は、通常の給湯が行われている状態での最小の開度に相当しており、この最小開度で加熱しても負荷が小さいため、熱交換器10の温度は、次第に上昇して行く。
【0029】
なお、給湯装置として最少加熱量が極めて低く取れる場合は、湯温検出器18で検出される温度を一定に保つ方法も可能である。
【0030】
熱交換器10の加熱中に湯温検出器18で検出される温度が異常な変化勾配を示す時は、熱交換器10への空気噛み、あるいは加熱異常と判断して加熱を停止する〈S15〉。加熱の開始を判断する所定値である下限値は、T1=50℃である。そして上限値T2を人が万一触れても火傷をしない程度の60℃に定めている。
【0031】
加熱時間は標準状態(水温15℃,混合水温40℃)で5秒間となっており、前述のように、水温に応じて補正がされている。なお、タイマー25が所定時間(5秒または5秒の補正値)を越えたら、タイムアップと見なし、停止動作に入る〈S16〉。万が一、タイマー25が故障したり、ガスバーナ27の能力制御が故障して、湯温検出器18で検出される温度が上限値(70℃)を越えた場合は、直ちに温度優先で元電磁弁29を閉成する停止動作に入る〈S17〉。
【0032】
また、補完的に空気検出器15で検出される温度が上限値(70℃)を越えた場合も、直ちに温度優先で元電磁弁29を閉成する停止動作に入る〈S18〉。加熱の停止に当たっては、元電磁弁29が閉じられ〈S19〉、以後、加熱の停止した後は、湯温検出器18で検出される温度が所定温度である下限値以下になる迄は燃焼は停止している。
【0033】
以上のような動作により、給湯停止時の湯の温度を一定値に保持し即出湯体制にしている。したがって一般の家庭用の給湯装置を想定すると、従来の給湯装置では配管長が5m程度のシステムで、端末の蛇口をひねってから約15秒位かかって湯が供給されることが普通であったものが、本発明実施例品によれば5秒程度に短縮可能である。
【0034】
従来の給湯装置は、保有水量等に起因する給湯装置自身の立ち上がりの時間が10秒程度、また配管の保有水量を押し出す時間が5秒程度かかっていたが、本実施例品では給湯装置自身の立ち上がりの時間が短縮できるため、配管の滞留水の押し出し時間だけで済む結果となる。
【0035】
(参考実施例2)
図4,図5に第2の実施例を示す。図4は空気噛みの検出動作原理図、図5は空気噛み検出のフローチャート図である。まず、基準温度T0を検出した(1)後、サーミスタに電圧を通常より上げて通電を数秒間行いサーミスタで自己発熱を行う。通電を断った直後、サーミスタの抵抗値を測定し自己発熱停止後温度T1を求め(2)、空気噛み判別値ΔT=T1−T0を算出し、予め器具の特性によって決めておいた水空気判別値ΔTaより大きい場合は空気、小さい場合は水と判定する。
【0036】
原理的には水がある場合はサーミスタが発熱しても水に放熱されるためサーミスタの昇温が小さく、空気がある場合はサーミスタが発熱すると空気で断熱されるためサーミスタからの放熱が少なく温度上昇が大きくなることを利用している。水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0037】
なお、サーミスタ通電加熱時間はサーミスタ周囲の温度が高くなるに従ってサーミスタ通電加熱時間を長くし、加熱温度を上げることでサーミスタ周囲温度の影響を少なくしている。よってサーミスタ周囲の温度によりサーミスタ通電加熱時間を変化させる方が空気噛み判別値ΔTを精度良く算出できる。我々の実験では次の表のごとく最適なサーミスタ通電加熱時間を設定している。
【0038】
【表1】
Figure 0003787958
【0039】
(参考実施例3)
図6,図7に第3の実施例を示す。図6は空気噛みの検出動作原理図、図7は空気噛み検出のフローチャート図である。まず、基準温度T0を検出した(1)後、サーミスタに電圧を通常より上げて通電を数秒間行いサーミスタで自己発熱を行う。通電を断った後、ΔL経過した時点のサーミスタの抵抗値を測定しサーミスタ温度T1を求め(2)、空気噛み判別値ΔT=T1−T0を算出し、予め器具の特性によって決めておいた水空気判別値ΔTaより大きい場合は空気、小さい場合は水と判定する。
【0040】
原理的には水がある場合はサーミスタが発熱しても一定時間ΔLの間に水に即座に冷却され、空気がある場合はサーミスタが発熱した後空気で断熱されるため一定時間ΔLの間のサーミスタからの放熱が少なく温度降下が水に比べ小さいことを利用している。
【0041】
水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0042】
なお、サーミスタ通電加熱時間は実施例2と同様にサーミスタ周囲の温度が高くなるに従ってサーミスタ通電加熱時間を長くし、加熱温度を上げることでサーミスタ周囲温度の影響を少なくし空気噛み判別値ΔTを精度良く算出できるようにしている。
【0043】
(参考実施例4)
図8,図9に第4の参考実施例を示す。図8は空気噛みの検出動作原理図、図9は空気噛み検出のフローチャート図である。
【0044】
空気噛み検出スタート(経過時間t=0)よりサーミスタ温度Tsを測定、サーミスタ通電加熱を予め設定しておいた設定時間tpを越えるまでn回繰り返し行い、その後計測したTsとtの関係よりサーミスタの加熱時温度勾配、すなわちサーミスタ温度時間的変化率dTs/dtを算出し、予め器具の特性によって決めておいた水空気判別サーミスタ温度時間的変化率bより大きい場合は空気、小さい場合は水と判定する。
【0045】
原理的には水がある場合はサーミスタが発熱しても水に冷却されるため温度勾配は小さく、空気がある場合はサーミスタが発熱し空気で断熱されるため温度勾配が大きいことを利用している。水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0046】
なお、サーミスタ通電加熱時間は実施例2と同様にサーミスタ周囲の温度が高くなるに従ってサーミスタ通電加熱時間を長くし、加熱温度を上げることでサーミスタ周囲温度の影響を少なくしサーミスタ温度時間的変化率dTs/dtを精度良く算出できるようにしている。
【0047】
(参考実施例5)
図18に参考実施例5を示す。図18は空気検出器の構成図である。
【0048】
空気検出器15は一定の距離を置いた2本の電極37と取付台38よりなりシール材39でシールされて水管40に取り付けられている。そして、空気噛み検出時は電極37に電圧を加え、抵抗値hを検出し予め設定された水空気判別抵抗値iと比較しh>iの場合は空気噛み状態と判定しh≦iの場合は水があると判定する。水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。
【0049】
空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0050】
(参考実施例6)
図19に参考実施例6を示す。図19は空気検出器の構成図である。
【0051】
空気検出器15は水管41内の中央部42に位置させた1本の電極43と取付台44よりなりシール材45でシールされて水管41に取り付けられている。そして、空気噛み検出時は電極43と水管41の間に電圧を加え、抵抗値jを検出し予め設定された水空気判別抵抗値kと比較しj>kの場合は空気噛み状態と判定しj≦kの場合は水があると判定する。
【0052】
水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0053】
次に本発明の実施例を説明する。
【0054】
(実施例1)
図10,図11に実施例1を示す。図10は空気噛みの検出動作原理図、図11は空気噛み検出のフローチャート図である。
【0055】
まず、サーミスタに電圧を通常より上げて通電を数秒間行いサーミスタで自己発熱を行う。通電を断った後、サーミスタ温度Tsの計測を開始し(経過時間t=0)、予め設定しておいた設定時間tqを越えるまでn回繰り返し行い、その後計測したTsとtの関係よりサーミスタの放熱時温度勾配、すなわちサーミスタ温度時間的変化率dTs/dtを算出し、予め器具の特性によって決めておいた空気水判別サーミスタ温度時間的変化率cより大きい場合は空気、小さい場合は水と判定する。原理的には水がある場合はサーミスタが発熱後、水に冷却されるため温度勾配は小さく、空気がある場合はサーミスタが発熱後、空気で断熱されるため放熱が少なく温度勾配が大きいことを利用している。
【0056】
水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0057】
なお、サーミスタ通電加熱時間は実施例2と同様にサーミスタ周囲の温度が高くなるに従ってサーミスタ通電加熱時間を長くし、加熱温度を上げることでサーミスタ周囲温度の影響を少なくしサーミスタ温度時間的変化率dTs/dtを精度良く算出できるようにしている。
【0058】
(実施例2)
図12,図13に実施例2を示す。図12は空気噛みの検出動作原理図、図13は空気噛み検出のフローチャート図である。
【0059】
空気噛み検出スタート(経過時間t=0)よりサーミスタ温度Tsを測定、サーミスタ通電加熱を予め設定しておいた設定時間trを越えるまでn回繰り返し行い、その後計測したTsとtの関係よりサーミスタの加熱時の蓄熱熱量∫tr0dTs・dtを求め、予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量eより大きい場合は空気、小さい場合は水と判定する。
【0060】
原理的には水がある場合はサーミスタが発熱しても水に冷却されるためサーミスタの加熱時の蓄熱熱量は小さく、空気がある場合はサーミスタが発熱し空気で断熱されるためサーミスタの加熱時の蓄熱熱量が大きいことを利用している。水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0061】
なお、サーミスタ通電加熱時間は実施例2と同様にサーミスタ周囲の温度が高くなるに従ってサーミスタ通電加熱時間を長くし、加熱温度を上げることでサーミスタ周囲温度の影響を少なくしサーミスタの蓄熱熱量∫tr0dTs・dtを精度良く算出できるようにしている。
【0062】
(実施例3)
図14,図15に実施例3を示す。図14は空気噛みの検出動作原理図、図15は空気噛み検出のフローチャート図である。
【0063】
まず、サーミスタに電圧を通常より上げて通電を数秒間行いサーミスタで自己発熱を行う。通電を断った後、サーミスタ温度Tsの計測を開始し(経過時間t=0)、予め設定しておいた設定時間tsを越えるまでn回繰り返し行い、その後計測したTsとtの関係よりサーミスタの放熱時に蓄熱熱量∫tS0dTs・dtを求め、予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量fより大きい場合は空気、小さい場合は水と判定する。
【0064】
原理的には水がある場合はサーミスタが発熱後、水に冷却されるためサーミスタの蓄熱熱量は小さく、空気がある場合はサーミスタが発熱後、空気で断熱されるため放熱が少なく蓄熱熱量が大きいことを利用している。
【0065】
水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0066】
なお、サーミスタ通電加熱時間は実施例2と同様にサーミスタ周囲の温度が高くなるに従ってサーミスタ通電加熱時間を長くし、加熱温度を上げることでサーミスタ周囲温度の影響を少なくしサーミスタの蓄熱熱量∫tr0dTs・dtを精度良く算出できるようにしている。
【0067】
(実施例4)
図16,図17に第7の実施例を示す。図16は空気噛みの検出動作原理図、図17は空気噛み検出のフローチャート図である。
【0068】
まず、サーミスタへの一時的な通電を行い自己発熱させ自己発熱終了前後の一定時間ΔFの間サーミスタ温度Tsの検出を繰り返す。
【0069】
図17の例ではサーミスタ通電終了時間より1/2・ΔF前をサーミスタ温度計測の開始時(t=0)とし残りのサーミスタ計測時間1/2・ΔFはサーミスタ通電終了時間後となる。
【0070】
一定時間ΔF経過後、サーミスタ温度tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタの蓄熱熱量∫ΔF0dTs・dtを求め予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量gと比較しgより大きい場合は空気噛み状態と判定し、小さい場合は水があると判定する。
【0071】
原理的には実施例6と実施例7を融合した形となり温度変化が最も激しいサーミスタ加熱終了前後のみのサーミスタへの蓄熱熱量により水の有無を判定するため、より精度の高い判定ができる。水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。
【0072】
空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0073】
なお、サーミスタ通電加熱時間は実施例2と同様にサーミスタ周囲の温度が高くなるに従ってサーミスタ通電加熱時間を長くし、加熱温度を上げることでサーミスタ周囲温度の影響を少なくしサーミスタの蓄熱熱量∫ΔF0dTs・dtを精度良く算出できるようにしている。
【0074】
以上の各参考実施例、および各実施例の技術的意義をまとめれば以下の通りである。
【0075】
(1)給湯の停止時に熱交換器への水の流動が停止していることを流動検出手段で検出して、温度検出手段で検出される温度が所定温度以下になったら加熱調節手段で加熱手段による熱交換器の加熱を開始し、予め定めた時間あるいは温度に達したら加熱を停止することにより、給湯の停止時に熱交換器が冷却されることを防止し、再給湯時に熱交換器内の保有水を加熱する時間を節約して、給湯装置本体だけで給湯時の端末における湯の供給を早く行える。また、空気検出器で空気噛みを検出している時は、加熱手段による熱交換器の加熱を行わないので、設置初期時や凍結防止のための水抜きの後などに熱交換器内に空気が噛んでいる時に加熱を行い、熱交換器が空焚きされることを防止して安全性の向上と耐久性維持を図ることができる。
【0076】
(2)空気検出手段は、サーミスタを用い、空気検出開始後、基準温度T0を測定した後サーミスタへの一時的な通電を行い自己発熱させ自己発熱停止直後、再度自己発熱後温度T1を測定し自己発熱後温度T1と基準温度T0との差ΔTを予め設定された水空気判定温度差ΔTaと比較しΔT>ΔTaの場合は空気噛み状態と判定しΔT≦ΔTaの場合は水があると判定するので熱交換器内の水の有無を確実に判断し水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0077】
(3)空気検出手段は、サーミスタを用い、空気検出開始後、基準温度T0を測定した後サーミスタへの一時的な通電を行い自己発熱させ自己発熱停止後、一定時間ΔL経過した後、再度自己発熱後温度T1を測定し自己発熱後温度T1と基準温度T0との差ΔTを予め設定された水空気判定温度差ΔTaと比較しΔT>ΔTaの場合は空気噛み状態と判定しΔT≦ΔTaの場合は水があると判定するので熱交換器内の水の有無を確実に判断し水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制 にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0078】
(4)空気検出手段は、サーミスタを用い、空気検出開始後、サーミスタへの通電、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返しサーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタ温度時間的変化率dTs/dtを求め予め設定された水空気判別サーミスタ温度時間的変化率bと比較しdTs/dt>bの場合は空気噛み状態と判定しdTs/dt≦bの場合は水があると判定するので熱交換器内の水の有無を確実に判定し水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0079】
(5)空気検出手段は、サーミスタを用い、空気検出開始後、サーミスタへの一時的な通電を行い自己発熱させ自己発熱停止後、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返しサーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタ温度時間的変化率dTs/dtを求め予め設定された水空気判別サーミスタ温度時間的変化率cと比較しdTs/dt≦cの場合は空気噛み状態と判定しdTs/dt>cの場合は水があると判定するので熱交換器内の水の有無を確実に判断し水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0080】
(6)空気検出手段は、サーミスタを用い、空気検出開始後、サーミスタへの通電、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返しサーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタの蓄熱熱量∫ t 0 dTs・dtを求め予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量eと比較し∫ t 0 dTs・dt>eの場合は空気噛み状態と判定し∫ t 0 dTs・dt≦eの場合は水があると判定するので熱交換器内の水の有無を確実に判断し水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0081】
(7)空気検出手段は、サーミスタを用い、空気検出開始後、サーミスタへの一時的な通電を行い自己発熱させ自己発熱停止後、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返しサーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタの蓄熱熱量∫ t 0 dTs・dtを求め予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量fと比較し∫ t 0 dTs・dt>fの場合は空気噛み状態と判定し∫ t 0 dTs・dt≦fの場合は水があると判定するので熱交換器内の水の有無を確実に判断し水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0082】
(8)空気検出手段は、サーミスタを用い、空気検出開始後、サーミスタへの一時的な通電を行い自己発熱させ自己発熱終了前後の一定時間ΔFの間サーミスタ温度Tsの検出を繰り返しサーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタの蓄熱熱量∫Δ F 0 dTs・dtを求め予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量gと比較し∫Δ F 0 dTs・dt>gの場合は空気噛み状態と判定し∫Δ F 0 dTs・dt≦gの場合は水があると判定するので熱交換器内の水の有無を確実に判断し水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0083】
(9)空気検出手段は、熱交換器出口近傍の水管内に2本の電極を設け、電極に電圧を 加えて抵抗値hを検出し予め設定された水空気判別抵抗値iと比較しh>iの場合は空気噛み状態と判定しh≦iの場合は水があると判定するので熱交換器内の水の有無を確実に判断し水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる。
【0084】
(10)空気検出手段は、熱交換器出口近傍の水管内の中央部に1本の電極を設け、電極と水管の間に電圧を加えて抵抗値jを検出し予め設定された水空気判別抵抗値kと比較しj>kの場合は空気噛み状態と判定しj≦kの場合は水があると判定するので熱交換器内の水の有無を確実に判断し水が有ると判定された場合は加熱モードへ進みバーナによる加熱が開始され、即出湯体制にはいる。空気噛みと判定された場合は加熱停止モードに進みバーナによる加熱は中止され、熱交換器の空焚きを防止することができる
【0085】
【発明の効果】
このように本発明によれば、給湯の開始時に早く、かつ安全に湯を供給でき、その使い勝手を大いに向上できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考実施例1における給湯装置の構成図
【図2】 同給湯装置に用いた空気検出器の切り欠き断面図
【図3】 同給湯装置の要部動作のフローチャート
【図4】 本発明の参考実施例2における給湯装置の要部動作の説明図
【図5】 同給湯装置の要部動作のフローチャート
【図6】 本発明の参考実施例3における給湯装置の要部動作の説明図
【図7】 同給湯装置の要部動作のフローチャート
【図8】 本発明の参考実施例4における給湯装置の要部動作の説明図
【図9】 同給湯装置の要部動作のフローチャート
【図10】 本発明の実施例1における給湯装置の要部動作の説明図
【図11】 同給湯装置の要部動作のフローチャート
【図12】 本発明の実施例2における給湯装置の要部動作の説明図
【図13】 同給湯装置の要部動作のフローチャート
【図14】 本発明の実施例3における給湯装置の要部動作の説明図
【図15】 同給湯装置の要部動作のフローチャート
【図16】 本発明の実施例4における給湯装置の要部動作の説明図
【図17】 同給湯装置の要部動作のフローチャート
【図18】 本発明の参考実施例5における給湯装置の空気検出器の切り欠き断面図
【図19】 本発明の参考実施例6における給湯装置の空気検出器の切り欠き断面図
【図20】 従来の給湯装置の構成図
【符号の説明】
10 熱交換器
11 給水管
12 給湯管
13 水量検出器
15 空気検出器
18 湯温検出器
24 制御器
26 停止時制御部
27 ガスバーナ
28 ガス比例弁(加熱調節手段)
29 元電磁弁
31 サーミスタ
37,43 電極

Claims (4)

  1. 給水管と給湯管が接続された熱交換器と、前記熱交換器を加熱する加熱手段と、前記加熱手段による加熱を調節する加熱調節手段と、前記熱交換器近傍の温度を検出する温度検出手段と、水の流動を検出する流動検出手段と、前記熱交換器内の空気噛みを熱交換器出口近傍に設けたサーミスタで検出するようにした空気検出手段と、前記流動検出手段で水の流動を検出していない時に前記温度検出手段で検出される温度が所定温度以下になったら前記加熱調節手段を制御して前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を開始し、予め設定した時間あるいは温度に達したら加熱を停止するとともに、前記空気検出器で空気噛みを検出した時は、前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を行わない停止時制御部とを具備し前記空気検出手段は、サーミスタへの一時的な通電によって自己発熱させ、この自己発熱停止後、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返し、サーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタ温度時間的変化率dTs/dtを求め、予め設定された水空気判別サーミスタ温度時間的変化率cと比較して、dTs/dt≦cの場合は空気噛み状態と判定し、dTs/dt>cの場合は水があると判定するようにした給湯装置。
  2. 給水管と給湯管が接続された熱交換器と、前記熱交換器を加熱する加熱手段と、前記加熱手段による加熱を調節する加熱調節手段と、前記熱交換器近傍の温度を検出する温度検出手段と、水の流動を検出する流動検出手段と、前記熱交換器内の空気噛みを熱交換器出口近傍に設けたサーミスタで検出するようにした空気検出手段と、前記流動検出手段で水の流動を検出していない時に前記温度検出手段で検出される温度が所定温度以下になったら前記加熱調節手段を制御して前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を開始し、予め設定した時間あるいは温度に達したら加熱を停止するとともに、前記空気検出器で空気噛みを検出した時は、前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を行わない停止時制御部とを具備し、前記空気検出手段は、サーミスタへの通電、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返し、サーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタの蓄熱熱量∫ t0 dTs・dtを求め、予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量eと比較して∫ t0 dTs・dt>eの場合は空気噛み状態と判定し、∫ t0 dTs・dt≦eの場合は水があると判定する給湯装置。
  3. 給水管と給湯管が接続された熱交換器と、前記熱交換器を加熱する加熱手
    段と、前記加熱手段による加熱を調節する加熱調節手段と、前記熱交換器近傍の温度を検出する温度検出手段と、水の流動を検出する流動検出手段と、前記熱交換器内の空気噛みを熱交換器出口近傍に設けたサーミスタで検出するようにした空気検出手段と、前記流動検出手段で水の流動を検出していない時に前記温度検出手段で検出される温度が所定温度以下になったら前記加熱調節手段を制御して前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を開始し、予め設定した時間あるいは温度に達したら加熱を停止するとともに、前記空気検出器で空気噛みを検出した時は、前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を行わない停止時制御部とを具備し、前記空気検出手段は、サーミスタへの一時的な通電を行って自己発熱させ、自己発熱停止後、サーミスタ温度Tsの検出を繰り返し、サーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタの蓄熱熱量∫ t0 dTs・dtを求め、予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量fと比較して、∫ t0 dTs・dt>fの場合は空気噛み状態と判定し、∫ t 0 dTs・dt≦fの場合は水があると判定する給湯装置。
  4. 給水管と給湯管が接続された熱交換器と、前記熱交換器を加熱する加熱手段と、前記加熱手段による加熱を調節する加熱調節手段と、前記熱交換器近傍の温度を検出する温度検出手段と、水の流動を検出する流動検出手段と、前記熱交換器内の空気噛みを熱交換器出口近傍に設けたサーミスタで検出するようにした空気検出手段と、前記流動検出手段で水の流動を検出していない時に前記温度検出手段で検出される温度が所定温度以下になったら前記加熱調節手段を制御して前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を開始し、予め設定した時間あるいは温度に達したら加熱を停止するとともに、前記空気検出 器で空気噛みを検出した時は、前記加熱手段による前記熱交換器の加熱を行わない停止時制御部とを具備し、前記空気検出手段は、サーミスタへの一時的な通電を行って己発熱させ、自己発熱終了前後の一定時間ΔFの間サーミスタ温度Tsの検出を繰り返し、サーミスタ温度Tsと経過時間tの測定結果よりサーミスタの蓄熱熱量∫Δ F0 dTs・dtを求め、予め設定された水空気判別サーミスタ蓄熱熱量gと比較して、∫Δ F0 dTs・dt>gの場合は空気噛み状態と判定し、∫Δ F0 dTs・dt≦gの場合は水があると判定する給湯装置。
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