JP3787709B2 - 貯槽の解体工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鋼製円筒形の側板周壁を有する大型の貯槽、例えばガソリン、原油等を貯蔵する貯槽の解体工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋼製円筒形の側板周壁を有する大型の貯槽は、一部を切り欠いて示した正面説明図の図6に、その概略構造を示したように、有底円筒形貯槽31の周壁32の上部全周に亙って、その周壁32が強風等で変形したり、座屈したりしないように、外方に延出して形成した鍔状補強材のウィンドガーダー33が、ブラケット34で支持されかつ周壁32に溶接固着されている。図6の貯槽31は、1個のウィンドガーダー33を有する浮屋根式貯槽を例示したもので、ガソリン、原油等の貯蔵物を貯蔵する円筒形貯槽31の内部に、貯蔵物の蒸発を抑制しかつ雨水の侵入を防止する浮蓋の浮屋根が貯蔵物の上に浮かばせて設けられている。これらの貯槽のうち、建設後長い年月を経過し老朽化した貯槽は、安全のために解体する必要が生じている。また、貯槽の用途変更や立地条件等の変更によって、建て替えや解体撤去などの必要も生じている。
【0003】
これらの貯槽を解体する場合、従来解体工法の第1番目の一般的な工法としては、図示は省略するが、まず円筒形貯槽の側板周壁の外周全体に総足場を仮設し、その足場上で作業者が、側板周壁及びウィンドガーダー等をガス切断等で切断してブロック化し、そのブロック化した側板周壁及びウィンドガーダー等を吊り下げ装置やクレーン等の重機で降下し、高所より順次下部に向かって繰り返して解体し、上記仮設した総足場は、この解体作業に従って順次撤去していくという解体工法が採用されている。
【0004】
また、第2番目の従来解体工法として、同じく図示を省略するが、周壁の最上部からクレーン等の上で、周壁を渦巻き状ラインに沿って所定幅に順次切断していく切断工程と、切断工程の後又はこれに並行して、前記切断した部位の上部周壁から渦巻き状に連続した切断帯を順次下方へ引き下げつつ、地上所定位置にて連続した細長い切断帯を所定間隔の短冊状に裁断していく工程により、あたかもリンゴの皮を剥いていくように周壁を所定幅で引き剥がしつつ、その先端部を地上で短く裁断し解体していく方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来解体工法においては、第1番目の一般的な従来工法では、解体する貯槽の全周に亙って総足場を仮設して側板周壁を切断撤去して解体しなければならないので、大掛かりで部材数の多い複雑な足場を必要とし、総足場の組立て仮設作業及び解体撤去作業が繁雑で、時間もかかり作業能率の低下を余儀なくされ、また、貯槽周壁の解体作業と足場の解体撤去作業等が並行するため、作業の安全性にもかなりの配慮が必要となった。
【0006】
また、第2番目のリンゴの皮剥きのように切断する従来解体工法は、クレーン等の上で切断作業を行う場合は、貯槽全周に亙ってクレーン等重機の移動する広い場所が必要で、周囲が狭い場合や周囲に他の設備が隣接している場合は施工が困難になる問題、クレーン等を常駐させるためその費用が多くかかる問題、クレーン等の上での不安定な切断作業のため安全性の問題等があった。
【0007】
この発明は、上述のような従来技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、解体する貯槽周壁の全周に亙って大掛かりで、組立てと解体が繁雑な総足場を仮設する必要がなく、また貯槽の全周に亙るクレーン等重機が移動する広い場所の必要がなく、クレーン等の重機上での不安定な作業もなく、かつ作業能率が低下することもないように、解体する貯槽のウィンドガーダーを解体用の作業足場に有効利用した貯槽の解体工法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る貯槽の解体工法は、解体する貯槽の側板上部全周、或は複数に分割した所定範囲に隔接間隔をもって複数の引掛けサポートを取付け、かつ解体する貯槽側板に固着されているウィンドガーダーの上面に上記引掛けサポートと対応させて複数の吊りピースを取付け、その吊りピースと上記引掛けサポートとの間に吊り下げ機を取付けてウィンドガーダーを吊り下げ支持し、その吊り下げ支持状態のウィンドガーダーと上記解体する貯槽側板との固着部を切断分離し、その切断分離したウィンドガーダーは全周、或は複数に分割して下降可能な作業足場に形成し、この作業足場を利用して、上記複数の引掛けサポートのうちの一つ又は幾つかを側板上部から取り外し、その引掛けサポートが取り外された所の側板部を部分切断撤去する工程と、その側板部が部分切断撤去された後の側板の上部に、上記取り外しておいた上記引掛けサポートを掛け替え、その引掛けサポートと元の吊りピースとの間に吊り下げ間隔を縮めて元の吊り下げ機を戻し取付けてウィンドガーダーを元の吊り下げ支持状態に復旧する工程を施工した後、上記吊り下げ機を操作して上記吊り下げ支持状態のウィンドガーダーを所定高さ分だけ降下させ、その降下したウィンドガーダーを再び作業足場に利用して、上記工程の繰り返しによって、円周方向水平リング状、或は垂直方向に進行して上方から下方に向けて順次側板を解体するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明に係る貯槽の解体工法の実施形態の一例の概要を、図1及至図5に基づいて説明する。例示した貯槽1は、鋼製の有底直立円筒形に形成され、この貯槽1の側板2の上部全周に亙って、外方に延出した鍔状のウィンドガーダー3が固着されている。このウィンドガーダー3の下部は、隔接間隔をおいた複数個のブラケット4によって支持されている。
【0010】
図1に示すように、貯槽1の側板2を解体するにあたり、側板2の上端縁部全周に、隔接間隔をもって複数の引掛けサポート5を取付ける。また、解体する側板2に固着されている既設のウィンドガーダー3の上面には、上記の各引掛けサポート5と対応させて複数の吊りピース6を取付け、その吊りピース6と引掛けサポート5との間に吊り下げ機7を懸け渡し取付ける。続いて、ウィンドガーダー3と側板2との固着部11、及びブラケット4と側板2との固着部21を切断して側板2から分離し、上記吊り下げ機7でウィンドガーダー3及びブラケット4等の全荷重を吊り下げ支持状態にする。このように支持されたウィンドガーダー3は、側板2の上部から吊り下げられた下降可能な作業足場8となる。
【0011】
上記作業足場8の上にて、側板2の上部全周に亙って設けた複数の引掛けサポート5,5・・・の内の一つの引掛けサポート5A(図の一点鎖線で示す)を側板2上部から取り外し、その引掛けサポート5Aが取り外された所の側板部9(図の一点鎖線で示す)を部分切断し、この側板部9を矢印で示すように貯槽1の内部に降下し撤去する。次に上記取り外しておいた引掛けサポート5Aは、上記部分切断撤去された後の側板部9下部位置の側板2上端部に再度掛け替え、その引掛けサポート5Aと元の吊りピース6との間に吊り下げ間隔を縮めて元の吊り下げ機7を戻し取付けて、ウィンドガーダー3の作業足場8を元の吊り下げ支持状態に復旧する。
【0012】
なお、図1及び後述する図4では、切断する側板部9一箇所に対応して引掛けサポート5を一つ取付けた場合を示したが、ウィンドガーダー3の荷重の大小、或は側板部9の幅の大小などに応じて、隣合う引掛けサポート5,5の間隔は広くするか又は狭める。また、側板部9の切断においても、引掛けサポート5,5間をさらに複数の側板部9,9に分けて切断するか、或は隣接する複数の引掛けサポート5,5・・・を取り外しその部分の側板部9を大きく切断し、作業能率の向上が図れるように施工する。これらの作業はウィンドガーダー3上を作業足場8として、貯槽1の上部側板2の水平方向全周に亙って順次繰り返して行う。
なおこの切断作業は、貯槽1の外側から行うので、切断火花や切断片等は貯槽1内部に向けて落ちるため、貯槽1外部周辺に切断火花等が飛散することがなく、例え周囲に他の設備等が隣接していても、より安全な解体作業を行うことができる。
【0013】
図1の一部を拡大した図2に基づいて、ウィンドガーダー3を下降可能な作業足場8に形成する手順等についてさらに詳述する。図2に例示するように、側板2上端のトップアングル等の補強材や付属部材などを除去した側板上端縁10に、引掛けサポート5を取付け固定する。この引掛けサポート5は、図2のように引掛けサポート5に平行な溝を設け、この溝に側板上端縁10を平行に挿入し引掛け固定する構造に形成する。なお、引掛けサポート5は、クランプ等による締付け構造、ボルト・ナット等の螺着構造等で形成し、着脱が簡単自在で、かつ使用中に外れることのない丈夫な構造で形成した取付け部材を使用してもよい。上記の引掛けサポート5には吊り用の貫通穴や突起部等を設け、この貫通穴等に対応して、その直下でウィンドガーダー3の上面に、吊り用の貫通穴や突起部等を設けた角コマやリングなどで形成した吊りピース6を固着し、この引掛けサポート5と吊りピース6の各穴等の間に、吊り下げ機7上下の各鉤状フック等を係合し吊り下げ機7を取付ける。この吊り下げ機7は手動で個別に操作するチェーンブロック等の手動巻き上げ機を使用するか、或は電動ウインチ、電動ホイスト等で一括操作する連動索引装置を使用する。この吊り下げ機7でウィンドガーダー3や作業者等の荷重を支えて吊り下げ支持状態にした後に、ウィンドガーダー3と側板2との固着部11、及びブラケット4と側板2との固着部21をそれぞれ切断分離する。
【0014】
この切断分離作業は、図2に示すように、ウィンドガーダー3と側板2との固着部11(一点鎖線で示す)は、ウィンドガーダー3の上方からガウジングやガス切断等で行い、ブラケット4と側板2との固着部21(密なハッチングで示す)は、ウィンドガーダー3に架設したゴンドラ17等を使用して、ウィンドガーダー3の下方からガウジング等で行うようにする。なお、このゴンドラ17は、図2に例示するように、ウィンドガーダー3の鍔状の上端縁部を走行用のガイドレール14に使用し、このガイドレール14にゴンドラ17上方の湾曲した上部アーム18先端部の上部動輪15を当接係合させ、また側板2にゴンドラ17下方の湾曲した下部支端縁19の下部動輪16を当接させる。このように架設したゴンドラ17を、ウィンドガーダー3に沿って貯槽1の側板2の周方向に沿って移動し、内部の作業床20を使用して、上記ブラケット4と側壁2との固着部21を切断分離する。また図3に示すように、ブラケット4の固着部下端縁21Aに下部ガイドローラー13を取付ける場合には、その取付け作業等にもこのゴンドラ17を使用する。
【0015】
図3に示した作業足場8の事例は、ウィンドガーダー3を吊り下げ機7によって降下する際に、側板2にウィンドガーダー3が当たって大きな摩擦抵抗を生じないように、上記切り離した固着部端縁11Aの近傍でウィンドガーダー3の上端部に、側板2と当接する上部ガイドローラー12を取付け、またブラケット4の固着部下端縁21Aに、側板2と当接する下部ガイドローラー13を取付けた場合を示す。このように形成した作業足場8は、作業足場8全体を一斉に降下させる際に、上部ガイドローラー12と下部ガイドローラー13によって、水平維持され、一層円滑に行うことができる。なお、ウィンドガーダー3上部外周縁に手摺が設けられていない場合には、図のように手摺22等を設けて、作業足場8上での作業の安全を図る。
【0016】
図4は、図1乃至図3で詳述したように、ウィンドガーダー3を連続した一体の作業足場8に形成し、その作業足場8上で、貯槽1の側板2上部を周方向に向かって順次切断除去している状態、つまり図4の一点鎖線で示す側板部9を切断分離し貯槽1の内側に降下解体している状態を示している。この切断作業は、引掛けサポート5、吊りピース6、並びに吊り下げ機7等の設置個数及び設置間隔と強度、作業足場8の平衡バランス、作業能率、或は安全性などを配慮して、図4のように側板2の外周一方向に向かって順次施工するか、一つ又は幾つか置き毎に施工するか、或は円周対称位置の複数個所で同時施工するようにする。
【0017】
図5は、図4の側板2上部全周に亙って切断除去終了した後の状態を示す。さらに続いて、図5の一体の作業足場8上で全部の吊り下げ機7,7・・・を一斉に操作し、上記吊り下げ支持状態のウィンドガーダー3全体を、図5の一点鎖線に示す所定の高さ位置まで水平かつ円滑に一斉降下させる。この一斉降下したウィンドガーダー3を、再び作業足場8に利用し、上記降下させた所定高さ分の側板2上部の切断除去作業を再び側板2全周に亙って行う。このように図4に示す工程と図5に示す工程を、貯槽1の上方から下方に亙って順次繰り返して貯槽1の側壁2を解体していく。
【0018】
この図4及び図5に示す解体手順のように、側板2上部を外周水平方向リング状に一括切断した後、ウィンドガーダー3を分割することなく全体として水平一体の作業足場8に使用し、次いでこの作業足場8の全体を一斉降下して使用する解体工法は、水平方向リング状に移動しながら一連の解体作業が行われ、次に一斉降下して同様の作業が行われ、水平リング状に一括施工するので作業が統一され円滑でやり易くなり、また水平に連続した作業足場8上での水平移動作業のため上下の作業が交錯することなく安全性が向上する。
【0019】
また、上記図4及び図5に示すようなウィンドガーダー3全体を水平一体の作業足場として使用する方法ではなく、ウィンドガーダー3を複数分割し複数の作業足場8に使用する場合には、各左右に隣接する作業足場8上の解体作業に制約されることなく独立任意に垂直方向に作業を進行することができるので、短期間に効率よく解体することができる。なお、配管等の付属部材がある側板2の部分については、それらの解体撤去作業を先行して施工すれば、作業順序や施工時期などが適宜調整されてさらに効率良く短期間に施工することが可能となる。
【0020】
【発明の効果】
叙述のように、この発明に係る貯槽の解体工法は、解体する貯槽の側板上部全周、或い は複数に分割した所定範囲に隔接間隔をもって複数の引掛けサポートを取付け、この引掛けサポートと吊り下げ機でウィンドガーダーを吊り下げ支持し、これらの掛け替えにより作業足場を下降可能に形成して使用するので、作業足場を固定するための治具等の仮設、解体撤去などの繁雑な作業がないので、効率良くかつ安全に下降移動して解体作業施工ができる。
【0021】
上記吊り下げ支持したウィンドガーダーを分割することなく、全体として円周方向水平一体に連続した下降可能な作業足場に使用した場合には、水平方向リング状に同じ高さ位置を移動しながら解体作業を行い、次に一斉にウィンドガーダーの作業足場を降下させるので、作業が水平リング状に一括施工で統一され円滑でやり易く、かつ作業足場に断続個所がないので作業の安全性が図れる。
【0022】
また、上記吊り下げ支持したウィンドガーダーを複数に分割して所定範囲、各個別の下降可能な作業足場に使用した場合には、各左右に隣接する作業足場上の解体作業に制約されることなく、独立任意に垂直方向に解体作業を進行させて作業個所を多くすることができ、かつ付属品設置個所の施工時期などを適宜調整することができ、効率良く短期間に施工することが可能となる。
【0023】
このように、ウィンドガーダーを貯槽の側板から切断分離し、全周、或いは複数に分割して下降可能な解体用の作業足場に使用し、その作業足場上で円周方向水平リング状、或は垂直方向に進行して上方から下方に向けて側板を切断撤去し、順次この作業足場を降下させながら貯槽を解体していくので、解体する貯槽周壁の全周に亙って大掛かりで繁雑な総足場を仮設する必要がなく、作業足場を降下させる際にも、下降可能な作業足場は側板から分離し降下作業が容易であるため使用し易い作業足場となる。
【0024】
また、新たな作業足場や解体用の大型機械装置を常設する必要がないので、仮設機材の費用が少ない上、作業効率が良く解体施工が短期間にできる。また、貯槽の全周に亙って広い作業場所を必要としない。
なお、上記側板の切断作業は貯槽の外側から行うので、切断火花等は貯槽内部に落ちるため、貯槽外部の周辺に飛散することがなく、例え周囲に他の設備が隣接していても、安全な切断解体撤去作業ができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る貯槽の解体工法の実施形態例の概要を示す一部を欠除した斜視説明図である。
【図2】 ウィンドガーダーにゴンドラを架設した状態を示す概略説明図である。
【図3】 図1の側板上部の一部を示し、ウィンドガーダーの作業足場にガイドローラーを設けた場合の側断面概略説明図である。
【図4】 図1乃至図3の全体の概略を示す正面説明図である。
【図5】 図4に続く工程の概略を示す正面説明図である。
【図6】 貯槽の一部を切り欠いて概略構造を示した正面説明図である。
【符号の説明】
1 貯槽
2 側板
3 ウィンドガーダー
4 ブラケット
5,5A 引掛けサポート
6 吊りピース
7 吊り下げ機
8 作業足場
9 側板部
10 側板上端縁
11 固着部
11A 固着部端縁
12 上部ガイドローラー
13 下部ガイドローラー
14 ガイドレール
15 上部動輪
16 下部動輪
17 ゴンドラ
18 上部アーム
19 下部支端縁
20 作業床
21 固着部
21A 固着部下端縁
22 手摺
31 貯槽
32 周壁
33 ウィンドガーダー
34 ブラケット

Claims (1)

  1. 解体する貯槽の側板上部全周、或は複数に分割した所定範囲に隔接間隔をもって複数の引掛けサポートを取付け、かつ解体する貯槽側板に固着されているウィンドガーダーの上面に上記引掛けサポートと対応させて複数の吊りピースを取付け、その吊りピースと上記引掛けサポートとの間に吊り下げ機を取付けてウィンドガーダーを吊り下げ支持し、その吊り下げ支持状態のウィンドガーダーと上記解体する貯槽側板との固着部を切断分離し、その切断分離したウィンドガーダーは全周、或は複数に分割して下降可能な作業足場に形成し、この作業足場を利用して、上記複数の引掛けサポートのうちの一つ又は幾つかを側板上部から取り外し、その引掛けサポートが取り外された所の側板部を部分切断撤去する工程と、その側板部が部分切断撤去された後の側板の上部に、上記取り外しておいた上記引掛けサポートを掛け替え、その引掛けサポートと元の吊りピースとの間に吊り下げ間隔を縮めて元の吊り下げ機を戻し取付けてウィンドガーダーを元の吊り下げ支持状態に復旧する工程を施工した後、上記吊り下げ機を操作して上記吊り下げ支持状態のウィンドガーダーを所定高さ分だけ降下させ、その降下したウィンドガーダーを再び作業足場に利用して、上記工程の繰り返しによって、円周方向水平リング状、或は垂直方向に進行して上方から下方に向けて側板を解体することを特徴とする貯槽の解体工法。
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